JP2001245759A - 低温ショーケース - Google Patents

低温ショーケース

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JP2001245759A JP2000063498A JP2000063498A JP2001245759A JP 2001245759 A JP2001245759 A JP 2001245759A JP 2000063498 A JP2000063498 A JP 2000063498A JP 2000063498 A JP2000063498 A JP 2000063498A JP 2001245759 A JP2001245759 A JP 2001245759A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 前ガラス扉への結露を防止すると共に後ガラ
ス扉へもより効果的に暖気が行き渡るようにし、ガラス
扉前面への結露防止効果を一段と向上させる。 【解決手段】 低温ショーケースSは、貯蔵室3の前面
開口2を引き戸式にて開閉自在に閉塞するガラス扉5
2、53と、前記貯蔵室3下方に位置して凝縮器用ファ
ン28を備えた機械室7と、この機械室7の前面に位置
する機械室カバー33とを備えたものであって、前側の
ガラス扉52側の機械室カバー33の上部には上方に吹
き出す吹出部39を、後側のガラス扉53側の機械室カ
バー33の上部には上方及び後方に吹き出す吹出部3
9、40をそれぞれ形成し、前記凝縮器用ファン28か
ら吐出された空気を前記吹出部39、40より前記ガラ
ス扉52、53の前面に向けて吹き出させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貯蔵室の前面開口
を引き戸式扉にて開閉自在に閉塞して成る低温ショーケ
ースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種低温ショーケースは、特
に飲料や食品などを陳列するショーケースは、例えば特
開平9−101075号公報に示される如く、貯蔵室を
有する断熱箱体の前面開口は透視可能なガラス扉により
開閉自在に閉塞し、断熱箱体外の下部には機械室を設置
し、この機械室内に冷却装置の冷凍サイクルを構成する
圧縮機、凝縮器、凝縮器用ファンなどを設置すると共
に、貯蔵室内には同じく冷凍サイクルを構成する冷却器
を設け、この冷却器によって貯蔵室内を所定の低温度に
冷却していた。
【0003】このように貯蔵室内が冷却されると、扉ガ
ラスの内面および扉枠も冷気に晒される。一方、ガラス
扉の断熱性には限界があるため、どうしても扉ガラスの
前面や扉枠に外気中の水分が結露となって凝結するよう
になる。係る結露が生じると、ガラス扉の視認性が損な
われたり、扉枠の結露による水滴の落下により床を濡ら
す等の損害を及ぼすため、従来では扉ガラスおよび扉枠
を電気ヒータなどにて加熱していた。
【0004】しかしながら、係るヒータによる加熱はシ
ョーケースの電気エネルギー消費の増大に繋がる。そこ
で、前記公報では機械室カバーの上面に吹出部を穿設
し、凝縮器用ファンからの暖気をこの吹出部から吹き出
すことにより、ガラス扉前面に結露し難いように考慮し
ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、係る従
来の構造では機械室カバーの上面に単に吹出部を穿設す
るのみであったため、吹出部より上昇する暖気は直ぐに
拡散してしまい、ガラス扉前面に行き渡らない。そのた
め、十分なる結露防止効果が得られない問題があった。
【0006】しかも、貯蔵室の前面開口を引き戸式ガラ
ス扉にて開閉自在に閉塞する低温ショーケースの場合に
は、特に後側のガラス扉は、前側のガラス扉に比較し吹
出部からの距離が遠くなり、またこの後側のガラス扉は
冷却されている貯蔵室の影響を強く受けるため、ガラス
面に対する十分なる結露防止効果が得られない問題があ
った。
【0007】また、前後のガラス扉間には、それらの移
動を円滑にするために間隔が形成されており、ガラス扉
を閉じたときに各ガラス扉の相互に重なる辺間には隙間
が空いてしまうため、この隙間から貯蔵室の冷気の漏
洩、或いは、貯蔵室への外気の侵入が生じ、ガラス面に
結露することがあった。
【0008】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、凝縮器用ファンからの空
気を利用して特に後側の引き戸式ガラス扉への結露を効
果的に解消できる低温ショーケースを提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の低温シ
ョーケースは、断熱箱体内に構成された貯蔵室と、この
貯蔵室の前面開口を開閉自在に閉塞する引き戸式ガラス
扉と、前記貯蔵室下方に位置して前記断熱箱体外に構成
された機械室と、この機械室内に設置された圧縮機、凝
縮器及び凝縮器用ファンと、前記機械室の前面を開閉自
在に閉塞し、前記ガラス扉の下方に位置する機械室カバ
ーとを備えたものであって、前記ガラス扉のうち前側の
ガラス扉側の機械室カバーの上部には上方に吹き出す吹
出部を、後側のガラス扉側の機械室カバーの上部には上
方及び後方に吹き出す吹出部をそれぞれ形成し、前記凝
縮器用ファンから吐出された空気を前記吹出部より前記
ガラス扉の前面に向けて吹き出させたものである。
【0010】請求項1の発明によれば、凝縮器用ファン
からの空気を前側の引き戸式ガラス扉には上方向に吹き
出させ、一方、前側のガラス扉に比較し吹出し口からよ
り遠距離にある後側の引き戸式ガラス扉には斜め上後方
に指向させて吹き出させることができるため、前ガラス
扉への結露を防止すると共にこの後側のガラス扉への結
露をより効果的に解消できるものである。
【0011】請求項2の発明の低温ショーケースは、請
求項1において、前記後方に吹き出す吹出部は、ガラス
面が低温となる側の吹出し量を多くした吹出口により構
成されるものである。
【0012】請求項2の発明によれば、後側の引き戸式
ガラス扉方向へ向けて吹き出させる空気を低温となるガ
ラス面により多く吹き出させるため、この低温となるガ
ラス面(例えば冷却器の吹き出し口の前方に対応するガ
ラス面)付近が暖気によってより強く暖められることに
なり、より一層結露防止効果が得られることになる。
【0013】請求項3の発明の低温ショーケースは、請
求項1において、前記後方に吹き出す吹出部は、前記ガ
ラス扉が閉じた状態で前後に重なる各ガラス扉の略垂直
辺近傍における吹出し量を多くした吹出口により構成さ
れるものである。
【0014】請求項3の発明によれば、各ガラス扉を閉
じたときに各ガラス扉の相互に重なる辺間の隙間が生じ
ている引き戸式の扉のショーケースの場合にこの隙間か
ら貯蔵室の冷気の漏洩、或いは、貯蔵室への外気の侵入
が生じていることがあっても、ガラス扉が閉じた状態で
前後に重なる各ガラス扉の略垂直辺近傍における吹出し
量を多くしてあるので、ガラス面の結露を有効に低減若
しくは阻止することができるようになるものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明を適用する実施例として
の低温ショーケースSの斜視図、図2は低温ショーケー
スSの縦断側面図、図3は低温ショーケースSの機械室
カバー右上部の要部縦断側面図(図1のA−A断面)、
図4は低温ショーケースSの機械室カバー左上部の要部
縦断側面図(図1のB−B断面)、図5は本発明の他の
実施例としての低温ショーケースSの一部斜視図であ
る。
【0016】実施例の低温ショーケースSは、前面に開
口2を有した貯蔵室3を内部に備えた断熱箱体4と、前
記貯蔵室3の下側の断熱箱体4外に形成され、これも前
面に開口6を有した機械室7などから構成されている。
前記貯蔵室3内後部には断熱箱体4の背面と間隔を存し
て仕切板8が取り付けられ、この仕切板8と断熱箱体4
間にダクト11が形成されている。
【0017】そして、このダクト11内に冷却装置の冷
凍サイクルの周知の冷媒回路を構成する冷却器13が縦
設されると共に、ダクト11の最上部は貯蔵室3の上部
に形成された吐出口14にて貯蔵室3に連通している。
そして、この吐出口14の奥方のダクト11内には吐出
型の冷却用ファン16が設けられている。仕切板8前方
の貯蔵室3内には商品陳列用の棚17が複数段架設され
ており、最下部の棚17下側がダクト11下端の吸込口
18に連通している。これにより、吸込口18から貯蔵
室3内の冷気は冷却ファン16によって吸引され、冷却
器13方向に吸い込まれる。そして、冷却器13で冷却
された冷気は吐出口14から貯蔵室3内に吐出される循
環を行う。
【0018】前面開口2の上下には上レール枠54、下
レール枠55が設けられ、相互に所定の間隔を存してそ
れぞれ下方、上方に突出し、共に左右に渡る前後二条の
軌道58、59を形成している。
【0019】貯蔵室3の前面開口2は上レール枠54、
下レール枠55に嵌め込まれた引き戸式の前ガラス扉5
2と後ガラス扉53にて開閉自在に閉塞されている。
【0020】この前ガラス扉52と後ガラス扉53は、
それぞれ周囲の枠状サッシュ56、57と、このサッシ
ュ56、57内に嵌め込まれた透明複層ガラス21、2
1とから成るもので、前ガラス扉52を前側の軌道58
に、後ガラス扉53を後側の軌道59に左右方向移動自
在に取り付ける。このガラス扉52、53の左右移動に
よって貯蔵室3の開口2は開閉自在に閉塞されることに
なる。
【0021】そして、各ガラス扉52、53が閉じた状
態で、前ガラス扉52の左辺52Cのサッシュ56と後
ガラス扉53の右辺53Cのサッシュ57は前後に重な
る。そして、前ガラス扉52の左辺52Cのサッシュ5
6の後面と後ガラス扉53の右辺53Cのサッシュ57
の間には各ガラス扉52、53の移動時の接触を防止す
るため、多少の間隔が設けられている。尚、25は、前
ガラス扉52のサッシュ56と後ガラス扉53のサッシ
ュ57に設けられた把手である。
【0022】一方、前記機械室7内には前記冷凍サイク
ルの冷媒回路を構成する圧縮機26や凝縮器27などが
設置されると共に、更にそれらに送風する凝縮器用ファ
ン28も設けられている。この場合、凝縮器27が開口
6の左右方向の略中央部に位置して台脚29上に設置さ
れると共に、その後側に凝縮器用ファン28が設置さ
れ、更にその後側に圧縮機26が台脚29上に設置され
ている。
【0023】前記凝縮器用ファン28は吸引型の送風機
であり、凝縮器27から後方に延在するファンケース3
1の後端に取り付けられている。これにより、凝縮器用
ファン28が運転されると、凝縮器27の前側の空気は
凝縮器27内に吸い込まれ、当該凝縮器27及び凝縮器
用ファン28を経て後方の圧縮機26に吹き付けられる
ことになる。それによって、凝縮器27と圧縮機26の
放熱を促進させる。また、係る機械室7の後面は閉塞板
32により閉塞されると共に、機械室7の前面開口6に
は機械室カバー33が取り付けられ、上方の前ガラス扉
52,後ガラス扉53の下方に位置している。
【0024】この機械室カバー33は、前面が平板状の
鋼板製のもので、その前面には、吸込口44・・が穿設
されている。また、この機械室カバー33の下縁と台脚
29の前方下部にはヒンジ36が取付けられ、このヒン
ジ36により機械室カバー33が回動自在に枢支されて
いる。また、機械室カバー33の上方にはマグネット3
4が取付けられており、機械室カバー33を断熱箱体3
にその磁力により開閉可能に固定している。更に、機械
室カバー33の上部には、この機械室カバーの前面部の
上端から後方に少許高く傾斜した傾斜部37が形成され
ており、また、この傾斜部37から略垂直に下方に延在
した略垂直部38が断熱箱体3と間隔を存して形成され
ている。これにより、前ガラス扉52及び後ガラス扉5
3の前方側の略垂直部38の後部は、上方へ吹出す上方
吹出部39が機械室カバー33の幅略全体に渡って形成
される。また、後ガラス扉53の前方側の略垂直部38
には、さらに吹出孔40が穿設されて後方吹出口41が
形成されている。
【0025】係る機械室カバー33が機械室7の開口6
に取り付けられことによって、ファンケース31の前縁
は、機械室カバー33の吸込口44・・の上方に接触す
る。これによって、機械室7内は、凝縮器27及び凝縮
器ファン28を介して機械室カバー33の前方に連通す
ると共に、上方吹出部39及び後方吹出口41を介して
機械室カバー33上方に連通するかたちとなる。
【0026】以上の構成で、圧縮機26と凝縮器用ファ
ン28、冷却用ファン16が運転されると、冷却器13
が冷却作用を発揮し、それによって冷却された冷気は前
述の如く冷却用ファン16によって貯蔵室3内に循環さ
れる。これによって、貯蔵室3内は所定の低温度(冷蔵
・冷凍)に冷却される。
【0027】他方、凝縮器用ファン28の運転によって
機械室カバー33前方の外気は吸込口44・・から吸引
され、先ず凝縮器27に流入して空冷する。次ぎに、凝
縮器用ファン28を経て圧縮機26に吹き付けられ、そ
れを空冷する。このように凝縮器27、圧縮機26を順
次空冷して暖かくなった外気(暖気)は、機械室7の後
面が閉塞板32によって閉塞されている関係上、図2中
矢印の如く機械室7内上部においてUターンし、前方に
向かう。
【0028】そして、ファンケース31の外側を前方に
向かう暖気は、前ガラス扉52の前方では、上方吹出部
39より図3中矢印の如く上方に吹き出される。一方、
後ガラス扉53の前方では、上方吹出部39及び後方吹
出口41より図4中矢印の如く斜め上後方に指向されて
吹き出される。これにより、吹き出された後の拡散が遅
延されると共に、前ガラス扉52、後ガラス扉53のガ
ラス21、21前面のより広い範囲に暖気が行き渡るよ
うになり、この暖気の上昇気流によって前ガラス扉5
2、後ガラス扉53前面への結露は効果的に防止若しく
は抑制される。
【0029】尚、前ガラス扉52、後ガラス扉53の前
面に結露が生じた場合、当該結露はそこを伝って流下
し、下レール枠55に流入する。そして、貯蔵室内の図
示しない排水口に流れ、機械室内の図示しないドレン皿
に導かれ、処理される。
【0030】次に、図5は、さらに、後方吹出口41と
してガラス21面が低温となる側に吹出孔40を多く穿
設することにより、低温となるガラス21面側の吹出し
量を多くしたものである。例えば冷却器13から吹出し
た冷気が直接当たるガラス21面(一般に冷却器13が
位置する貯蔵室3中央部の前方のガラス21面)は他の
部分より低温と成っているので、機械室カバー33から
後方に吹き出す吹出し量を多くすることにより、この低
温と成っているガラス21面により多く暖気を当てるこ
とができるため、後ガラス扉53前面への結露防止効果
をより一層向上させることができるようになる。
【0031】図5は、また、後方吹出口41として、前
後のガラス扉52、53が閉じた状態で前後に重なる各
ガラス扉52、53の略垂直辺52c、53c近傍であ
って、機械室カバー33の後ガラス扉53の前方側の略
垂直部38の吹出孔40を多く穿設することにより、ガ
ラス21面が低温となる付近の吹出し量を多くしたもの
でもある。前述の如く、各ガラス扉52、53が閉じた
状態で、前ガラス扉52の左辺52Cのサッシュ56の
後面と後ガラス扉53の右辺53Cのサッシュ57の間
には多少の間隔が設けられているので、この間隔から貯
蔵室3内の冷気が多少漏洩している。そのため、後ガラ
ス扉53の右辺53Cのサッシュ57付近のガラス面2
1は特に他の部分より低温と成っている。そこで、後方
吹出口41として、後ガラス扉53の右辺53Cのサッ
シュ57付近の機械室カバー33に吹出孔40をより多
く穿設し、後方に吹き出す吹出し量を多くすることによ
り、この低温と成っているガラス21面により多く暖気
を当てることができるため、後ガラス扉53の右辺53
Cのサッシュ57付近前面への結露防止効果をより一層
向上させることができるようになる。
【0032】また、この場合に、各ガラス扉52、53
が閉じた状態で、前ガラス扉52の左辺52Cのサッシ
ュ56の後面と後ガラス扉53の右辺53Cのサッシュ
57の間に設けられている間隔から貯蔵室内の冷気が多
少漏洩していることによって前ガラス扉52の左辺52
Cのサッシュ56付近のガラス面も、前記冷気の漏洩に
より冷却されて低温と成っている。そこで、後方吹出口
41として、後ガラス扉53の右辺53Cのサッシュ5
7付近の機械室カバー33の吹出孔40に加え、前ガラ
ス扉52の左辺52Cのサッシュ56付近の機械室カバ
ー33にも吹出孔40を多く穿設し、後方に吹き出す吹
出し量を多くすることにより、この低温と成っているガ
ラス21面により多く暖気を当てるようにした場合は、
上記に加えてより一層前ガラス扉52の左辺52Cのサ
ッシュ56付近前面への結露防止効果を向上させること
ができるようになる。
【0033】尚、機械室カバー33の傾斜部37から略
垂直に下方に延在した略垂直部38と断熱箱体3との間
に手指を差込める程度の間隔を存して形成されている場
合にあっては、機械室カバー33の上部を掴んでヒンジ
36を支点として回動自在に容易に開閉し、機械室7内
のドレン皿のドレン水を廃棄することができる。
【0034】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の発明によ
れば、凝縮器用ファンからの空気を前側の引き戸式ガラ
ス扉には上方向に吹き出させ、一方、前側のガラス扉に
比較し吹出し口からより遠距離にある後側の引き戸式ガ
ラス扉には斜め上後方に指向させて吹き出させることが
できるため、前ガラス扉への結露を防止すると共にこの
後側のガラス扉への結露をより効果的に解消できるもの
である。
【0035】また、請求項2の発明によれば、後側の引
き戸式ガラス扉方向へ向けて吹き出させる空気を低温と
なるガラス面により多く吹き出させるため、この低温と
なるガラス面(例えば冷却器の吹き出し口の前方に対応
するガラス面)付近が暖気によってより強く暖められる
ことになり、より一層結露防止効果が得られることにな
る。
【0036】また、請求項3の発明によれば、各ガラス
扉を閉じたときに各ガラス扉の相互に重なる辺間の隙間
が生じている引き戸式の扉のショーケースの場合にこの
隙間から貯蔵室の冷気の漏洩、或いは、貯蔵室への外気
の侵入が生じていることがあっても、ガラス扉が閉じた
状態で前後に重なる各ガラス扉の略垂直辺近傍における
吹出し量を多くしてあるので、ガラス面の結露を有効に
低減若しくは阻止することができるようになるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する実施例としての低温ショーケ
ースの斜視図である。
【図2】本発明の低温ショーケースの縦断側面図であ
る。
【図3】本発明の図1のA−A断面を示す低温ショーケ
ースの機械室カバー右上部の要部縦断側面図である。
【図4】本発明の図1のB−B断面を示す低温ショーケ
ースの機械室カバー左上部の要部縦断側面図である。
【図5】本発明の他の実施例としての低温ショーケース
の一部斜視図である。
【符号の説明】
S 低温ショーケース 2、6 開口 3 貯蔵室 4 断熱箱体 7 機械室 13 冷却器 26 圧縮機 27 凝縮器 28 凝縮器用ファン 33 機械室カバー 39 上方吹出部 40 吹出孔 41 後方吹出口 44 吸込口 52 前ガラス扉 53 後ガラス扉 56 サッシュ(前ガラス扉) 57 サッシュ(後ガラス扉)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B110 AA07 BA04 BA07 CA07 CA19 EA08 3L045 AA02 AA04 BA01 CA02 DA02 EA01 KA01 PA04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱箱体内に構成された貯蔵室と、この
    貯蔵室の前面開口を開閉自在に閉塞する引き戸式ガラス
    扉と、前記貯蔵室下方に位置して前記断熱箱体外に構成
    された機械室と、この機械室内に設置された圧縮機、凝
    縮器及び凝縮器用ファンと、前記機械室の前面を開閉自
    在に閉塞し、前記ガラス扉の下方に位置する機械室カバ
    ーとを備えた低温ショーケースにおいて、前記ガラス扉
    のうち前側のガラス扉側の機械室カバーの上部には上方
    に吹き出す吹出部を、後側のガラス扉側の機械室カバー
    の上部には上方及び後方に吹き出す吹出部をそれぞれ形
    成し、前記凝縮器用ファンから吐出された空気を前記吹
    出部より前記ガラス扉の前面に向けて吹き出させたこと
    を特徴とする低温ショーケース。
  2. 【請求項2】 前記後方に吹き出す吹出部は、ガラス面
    が低温となる側の吹出し量を多くした吹出口により構成
    されることを特徴とする請求項1の低温ショーケース。
  3. 【請求項3】 前記後方に吹き出す吹出部は、前記ガラ
    ス扉が閉じた状態で前後に重なる各ガラス扉の略垂直辺
    近傍における吹出し量を多くした吹出口により構成され
    ることを特徴とする請求項1の低温ショーケース。
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