JP3568390B2 - 冷蔵ショーケース - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、上面がガラス張りとされた冷蔵ショーケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の冷蔵ショーケースの一例として、寿司店等に設置されるねた陳列ケースが知られている。この陳列ケースは、図7に示すように、冷凍装置を装備した機械室aの上面側に、断熱構造でかつ前面から上面にかけて二重ガラスbが張られた陳列室cが設けられており、この陳列室cの上下並びに左右の側面にわたって循環状に設けられた冷気通路d,e(左右は図示せず)に、上記の冷凍装置で生成された冷気が流通されることで陳列室c内が間接冷却され、後面の出入口に配されたスライド扉fを開閉しつつ寿司ねたが出し入れされる構造となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この種のねた陳列ケースでは、ガラスbの上に料理の入った食器やビール瓶等を置くことが往々にしてあり、ガラスbの表面に傷が付いたり、置き方によってはガラスbの破損を招くおそれがあった。また、二重構造にしてあるとはいっても、条件によってはガラスbの表面に結露が生ずる可能性があり、そのままでは陳列室c内が見えにくくなるために、頻繁に結露を拭き取らねばならず、面倒であるという問題もあった。
本発明は上記した課題を一掃すべく完成されたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、上面がガラス張りとされた本体の内部が冷蔵室とされ、この冷蔵室は、冷蔵室内に循環状に配された冷気通路に冷気を流通させることで間接冷却されるようになっており、かつ前記上面のガラスの下面側に前記冷気通路の一部が配設された冷蔵ショーケースにおいて、前記ガラスの上面に、透明な軟質樹脂製のシートを敷いたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記本体を構成する両サイドパネルの上縁が互いに向き合う方向に屈曲され、前記ガラスの両端が両屈曲縁に係止されることで上方への抜け止め状態に張設されており、前記シートは、前記サイドパネルの両屈曲縁の間に緊密に嵌められて敷かれているところに特徴を有する。
【0005】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>
シートは透明であるので内部の採光の妨げとはならない。シートがガラスを保護し、かつシートは軟質樹脂を素材としていて衝撃力を吸収するので、ガラスに傷が付いたり破損することが防止できる。また樹脂はガラスに比べて熱伝導性が低く断熱効果に優れるので、表面に結露が生じにくい。
<請求項2の発明>
シートはサイドパネルの屈曲縁の間に緊密に嵌められた状態で敷かれているから、シートと屈曲縁との間に水分が溜まることが防止され、またシートの位置ずれもし難くなる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を寿司店等に備えるねたの陳列ケースに適用した実施形態を添付図面に基づいて説明する。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態を図1ないし図4によって説明する。
本実施形態の陳列ケース1は、全体として横長形状に形成されており、図3,4に示すように、上部側が寿司ねた等を陳列する陳列室2となっているとともに、下部側が冷凍装置の収容された機械室3となっている。陳列室2は、左右のサイドパネル5の内側に断熱板6A,6Bが配設されているとともに、前面から上面にかけてフロントパネルを構成する二重ガラス7が張られ、断熱構造となっている。両サイドパネル5の前縁から上縁にわたっては、互いに対向するように直角曲げされた屈曲部5Aが形成されていて、両サイドパネル5の屈曲部5Aと、ダクト27(後記)との間に二重ガラス7の端縁が挟持されて固定されている。陳列室2の背面には開口8が設けられている。
【0007】
機械室3内に設置された冷凍装置は、主には圧縮機10、凝縮器11及び冷却器(蒸発器)12を閉ループ状に配管接続したものであって、図4に示すように、機械室3の底面における横幅方向の一端側(背面から見て左側)に圧縮機10が、その側方に凝縮器11が設置されるとともに、他端側に、冷却器12と冷却ファン15が浅皿状の断熱ケース16内に収容されて設置されている。なお、凝縮器11の背面側には凝縮器ファン(図示せず)が設置されている。
凝縮器11の上面から図4における右側の縦向きの断熱板6Aの位置にわたって、断熱板18が張られており、この断熱板18には、冷却器12と冷却ファン15を逃がすための抜き孔19が形成され、その口縁が断熱ケース16の周縁に当てられている。したがって断熱板18により、凝縮器11の上面と、断熱ケース16の回りが覆われている。また、断熱板18の左端と、左側の縦向きの断熱板6Bの下端との間に、圧縮機10における同図の右上方の部分を覆うようにして、斜め姿勢の断熱板20が張られている。
【0008】
陳列室2には底板21が張られている。この底板21は、冷却器12の直上の位置において少し前下がりの姿勢で張られており、かつ圧縮機10の設置された端部側では、所定寸法高い高位面22の設けられた段付き状に形成されている。この底板21の上面には、図3に示すようにスノコ28が載せられて、その上に寿司ねた等が載せられるようになっている。このスノコ28は、水切りと寿司ねた等に対して直接に冷気の影響を及ぼさないように機能する。
そして、上記の底板21の下面と、断熱板18、断熱ケース16及び断熱板20との間に、冷却器12及び冷却ファン15を通る下部通路24が形成されている。また、底板21の左右両端部からは、それぞれ縦向きの断熱板6A,6Bとの間に所定の隙間を開けて側板23A,23Bが立ち上がって形成され、それぞれの隙間によって、上記の下部通路24と連通する側部通路25A,25Bが形成されている。
【0009】
二重ガラス7の天井面7Aの内側には、透明な樹脂板を素材として中空状に形成された上部通路26が配設されており、この上部通路26の両端部が、L字形のダクト27を介して、上記した左右の側部通路25A,25Bの上端部と連通されている。これにより、下部通路24、側部通路25B、上部通路26及び側部通路25Aを結んだ循環状の冷気通路が構成されている。
また上部通路26の下面は、図3に示すように、後面側に向けて少し下り勾配となった姿勢で設けられており、この下面の後縁側には露受け29が設けられている。
【0010】
陳列室2の背面側には上記した開口8が形成されており、この開口8は、仕切枠32(図1参照)で左右に分けられて2つの出入口33が形成され、それぞれにスライド扉35が設けられている。このスライド扉35は、図3に示すように、上下のレール36,37の間に一対のガラス戸38が引き違い形式で嵌められて構成されている。このスライド扉35における上側レール36と、二重ガラス7の天井面7Aの後縁との間には、二重ガラス7の天井面7Aと上部通路26との間の空隙を閉鎖すべくカバー47が着脱可能に設けられている。カバー47は、2本の挟持片48で二重ガラス7の天井面7Aの後縁を挟んでいる。
また、陳列室2の底板21における前縁側には、排水口41が開口され、その排水口41に接続された排水管42の下端が、断熱板18を貫通して機械室3内に突出し、排水管42の下端に接続されたホース43が、機械室3内を横切って背面から外部に導かれている。さらに、下部レール37の外壁の所定箇所には補助排水口45が開口されていて、補助排水口45の外側に対応して設けられた補助排水管46が上記のホース43に合流されている。
【0011】
さてこの実施形態では、図1に示すように、二重ガラス7の天井面7Aの上面に敷くことができるシート50が備えられている。このシート50は、例えば軟質塩化ビニル等の透明な軟質樹脂製である。
【0012】
この第1実施形態は上記のような構造であって、続いてその作用を説明する。シート50は、図2に示すように、二重ガラス7の天井面7Aの上に敷かれる。冷凍装置並びに冷却ファン15が駆動されると、図4の矢線に示すように、冷却ファン15により吸引された空気が冷却器12を通過することで冷気が生成され、その冷気が下部通路24,側部通路25B,上部通路26及び側部通路25Aを通りつつ陳列室2の回りを流通して、再び冷却器12側に吸引されるといった循環流通が生じ、もって陳列室2内が間接冷却される。そして、スライド扉35が開閉されつつ、陳列室2のスノコ28上に寿司ねた等が出し入れされる。
【0013】
この間、二重ガラス7の天井面7Aの上には、料理を盛った食器やビール瓶等が置かれることがあり得る。しかしながら、天井面7Aの上にはシート50が敷かれて保護された状態にあるので、二重ガラス7に傷が付くことが防がれる。また、食器等が乱暴に置かれても、シート50は軟質樹脂製であって衝撃力が吸収され、二重ガラス7が衝撃力を受けて破損するようなことも避けられる。なお、シート50に傷が付くおそれがあるが、ガラスに比べて安価であるから適宜に交換すればよいし、またシート50は単に敷いてあるだけなので、交換も簡単に行える。
【0014】
また、二重ガラス7の天井面7Aの下方には冷気が流通する上部通路26が配設されていることで、天井面7Aは冷却されやすい環境にある。しかしながら、シート50を構成している塩化ビニルの熱伝導率はガラスのそれよりも低い。ちなみに、塩化ビニルの熱伝導率(kcal/mhr℃) は、0.11〜0.18であり、ガラスのそれは0.68である。すなわち、シート50は熱伝導率が低く断熱機能を有するので、シート50の表面には結露しにくい。またシート50が断熱機能を保有することで陳列室2内の冷熱が逃げにくくなり、冷却能力が向上し、ひいては省エネルギに寄与し得る。
もちろん、シート50は透明であるので、陳列室2内の採光の妨げとはならず、内部を良く見ることができる。
【0015】
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態を図5及び図6によって説明する。
ここでは、シート50Aの大きさに限定が加えられている。すなわち第2実施形態のシート50Aは、その横幅が、両サイドパネル5の屈曲部5Aの間の間隔と等しくなるように形成されている。
その他の構造は前記第1実施形態と同様であって、同一部位には同一符号を付すことによって重複した説明は省略する。
【0016】
この第2実施形態では、シート50Aは、図5に示すように、その奥縁がカバー47の上側の挟持片48の手前にぴったりと嵌められ、また図6に示すように、左右の側縁がサイドパネル5の両屈曲部5Aの間にぴったりと嵌められた状態で、二重ガラス7の天井面7Aの上に敷かれる。
これにより、シート50Aと、二重ガラス7の天井面7Aあるいはサイドパネル5の屈曲部5Aとの間に隙間ができないから、その隙間に結露水等が溜まることが避けられる。また、シート50Aが位置ずれしにくく、天井面7Aからずり落ちることもない。
【0017】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)本発明は、寿司ねたの陳列ケースに限らず、少なくとも上面がガラス張りとされた冷蔵ショーケース全般に広く適用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るねた陳列ケースのシートを敷く前の斜視図
【図2】シートが敷かれた状態の陳列ケースの斜視図
【図3】陳列ケースの側断面図
【図4】その背面から見た断面図
【図5】第2実施形態に係る陳列ケースの側断面図
【図6】その背面から見た断面図
【図7】従来例の陳列ケースの側断面図
【符号の説明】
1…陳列ケース 2…陳列室 5…サイドパネル 5A…(サイドパネル5の)屈曲部 7…二重ガラス 7A…(二重ガラス7の)天井面 50…シート
50A…シート

Claims (2)

  1. 上面がガラス張りとされた本体の内部が冷蔵室とされ、この冷蔵室は、冷蔵室内に循環状に配された冷気通路に冷気を流通させることで間接冷却されるようになっており、かつ前記上面のガラスの下面側に前記冷気通路の一部が配設された冷蔵ショーケースにおいて、前記ガラスの上面に、透明な軟質樹脂製のシートを敷いたことを特徴とする冷蔵ショーケース。
  2. 前記本体を構成する両サイドパネルの上縁が互いに向き合う方向に屈曲され、前記ガラスの両端が両屈曲縁に係止されることで上方への抜け止め状態に張設されており、前記シートは、前記サイドパネルの両屈曲縁の間に緊密に嵌められて敷かれていることを特徴とする請求項1記載の冷蔵ショーケース。
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