JPH10220958A - ショーケース - Google Patents
ショーケースInfo
- Publication number
- JPH10220958A JPH10220958A JP2565097A JP2565097A JPH10220958A JP H10220958 A JPH10220958 A JP H10220958A JP 2565097 A JP2565097 A JP 2565097A JP 2565097 A JP2565097 A JP 2565097A JP H10220958 A JPH10220958 A JP H10220958A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- glass
- door frame
- frame
- partition member
- Prior art date
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- Pending
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Landscapes
- Refrigerator Housings (AREA)
- Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ガラス扉の変形やガタ付きを解消したショー
ケースを提供する。 【解決手段】 周囲に設けられた扉フレーム15に複層
ガラス18を嵌め込んだガラス扉14の扉フレーム15
の対向する辺間に渡って補強フレーム17を取り付け
る。補強フレーム17をショーケース1の仕切部材8に
対応する位置に設ける。仕切部材8の前面にガスケット
22を設ける。補強フレーム17と複層ガラス18間に
ディスプレイ部材20を取り付ける。
ケースを提供する。 【解決手段】 周囲に設けられた扉フレーム15に複層
ガラス18を嵌め込んだガラス扉14の扉フレーム15
の対向する辺間に渡って補強フレーム17を取り付け
る。補強フレーム17をショーケース1の仕切部材8に
対応する位置に設ける。仕切部材8の前面にガスケット
22を設ける。補強フレーム17と複層ガラス18間に
ディスプレイ部材20を取り付ける。
Description
【発明の属する技術分野】本発明は、庫内を仕切部材に
て複数の貯蔵室に区画すると共に、両室に渡るガラス扉
により、両室の開口を開閉自在に閉塞して成るショーケ
ースに関するものである。
て複数の貯蔵室に区画すると共に、両室に渡るガラス扉
により、両室の開口を開閉自在に閉塞して成るショーケ
ースに関するものである。
【従来の技術】従来よりこの種ショーケース(200)
は、例えば図8に示す如く縦長の庫内を仕切部材205
によって温蔵室201と冷蔵室202に区画し、温蔵室
201はヒータにより所定の温度に加熱すると共に、冷
蔵室202は冷却装置にて所定の温度に冷却している。
また、温蔵室201と冷蔵室202の各前面開口からの
熱移動を阻止するため、各室201、202の開口には
それぞれ開閉自在のガラス扉203、204が取り付け
られていたが、二枚のガラス扉203、204を設ける
ことは価格の著しい高騰を招いていた。そこで、一枚の
ガラス扉によって両室の開口を開閉するショーケースが
例えば実開平3−38630号公報(F25D23/1
2)に示されている。このショーケース100は図6、
図7に示す如く複数の透明壁にて形成された本体内に構
成された庫内107を、断熱性の仕切部材108により
上下に仕切り、仕切部材108の上側を温蔵室109、
仕切部材108の下側を冷蔵室110としている。そし
て、冷蔵室110内にはビールなどのコールド飲料など
収納され、本体下方に設けた冷却装置の冷却器より冷気
が供給されて所定の温度に冷却される。また、温蔵室1
09内には電気ヒータなどによって所定の温度に加熱さ
れるホットプレート109Aが設けられており、このホ
ットプレート109Aからの加熱によって内部に収納し
たコーヒーなどのホット飲料を所定の温度に加温する。
そして、これら温蔵室109と冷蔵室110の前面開口
は一枚のガラス扉114によって開閉自在に閉塞されて
いる。このガラス扉114の周囲にはアルミ若しくはス
テンレス製の額縁状扉フレーム115が設けられてお
り、この扉フレーム115の内側には樹脂製の扉サッシ
ュ116を介して透明な複層ガラス118が嵌め込まれ
ている。そして、扉フレーム115の一辺は本体の一側
に回動自在に枢支され、扉フレーム115の、他辺の上
下間略中央には、ガラス扉114を開閉するための把手
119が溶接等により固定されている。そして、この把
手119によりガラス扉114は開閉される構成とされ
ている。一方、本体の前面周囲にはゴム等からなる弾力
性を有したガスケット(図示せず)が少許突出して取り
付けられ、このガスケットに扉フレーム115を密着さ
せて外気の侵入を遮断しているが、仕切部材108の前
面にもこのガスケットは設けられる。即ち、仕切部材1
08の前面にはガスケット保持具121が取り付けら
れ、このガスケット保持具121にガスケット122、
122が少許前方に突出し、上下二段で取り付けられて
いる。他方、この仕切部材108の前方に対応する部分
のガラス扉114内側には商品の広告やホット・コール
ドなどの表示が成されたディスプレイ部材120が設け
られる。この場合、ディスプレイ部材120の両端は扉
フレーム115と複層ガラス118の間の隙間に差し込
まれて固定されている。そして、ガラス扉114を閉じ
ると前記ガスケット122、122がこのディスプレイ
部材120に内側から密着し、温蔵室109と冷蔵室1
10の開口間の空気流通を防止して、両室109、11
0間の断熱を図っていた。
は、例えば図8に示す如く縦長の庫内を仕切部材205
によって温蔵室201と冷蔵室202に区画し、温蔵室
201はヒータにより所定の温度に加熱すると共に、冷
蔵室202は冷却装置にて所定の温度に冷却している。
また、温蔵室201と冷蔵室202の各前面開口からの
熱移動を阻止するため、各室201、202の開口には
それぞれ開閉自在のガラス扉203、204が取り付け
られていたが、二枚のガラス扉203、204を設ける
ことは価格の著しい高騰を招いていた。そこで、一枚の
ガラス扉によって両室の開口を開閉するショーケースが
例えば実開平3−38630号公報(F25D23/1
2)に示されている。このショーケース100は図6、
図7に示す如く複数の透明壁にて形成された本体内に構
成された庫内107を、断熱性の仕切部材108により
上下に仕切り、仕切部材108の上側を温蔵室109、
仕切部材108の下側を冷蔵室110としている。そし
て、冷蔵室110内にはビールなどのコールド飲料など
収納され、本体下方に設けた冷却装置の冷却器より冷気
が供給されて所定の温度に冷却される。また、温蔵室1
09内には電気ヒータなどによって所定の温度に加熱さ
れるホットプレート109Aが設けられており、このホ
ットプレート109Aからの加熱によって内部に収納し
たコーヒーなどのホット飲料を所定の温度に加温する。
そして、これら温蔵室109と冷蔵室110の前面開口
は一枚のガラス扉114によって開閉自在に閉塞されて
いる。このガラス扉114の周囲にはアルミ若しくはス
テンレス製の額縁状扉フレーム115が設けられてお
り、この扉フレーム115の内側には樹脂製の扉サッシ
ュ116を介して透明な複層ガラス118が嵌め込まれ
ている。そして、扉フレーム115の一辺は本体の一側
に回動自在に枢支され、扉フレーム115の、他辺の上
下間略中央には、ガラス扉114を開閉するための把手
119が溶接等により固定されている。そして、この把
手119によりガラス扉114は開閉される構成とされ
ている。一方、本体の前面周囲にはゴム等からなる弾力
性を有したガスケット(図示せず)が少許突出して取り
付けられ、このガスケットに扉フレーム115を密着さ
せて外気の侵入を遮断しているが、仕切部材108の前
面にもこのガスケットは設けられる。即ち、仕切部材1
08の前面にはガスケット保持具121が取り付けら
れ、このガスケット保持具121にガスケット122、
122が少許前方に突出し、上下二段で取り付けられて
いる。他方、この仕切部材108の前方に対応する部分
のガラス扉114内側には商品の広告やホット・コール
ドなどの表示が成されたディスプレイ部材120が設け
られる。この場合、ディスプレイ部材120の両端は扉
フレーム115と複層ガラス118の間の隙間に差し込
まれて固定されている。そして、ガラス扉114を閉じ
ると前記ガスケット122、122がこのディスプレイ
部材120に内側から密着し、温蔵室109と冷蔵室1
10の開口間の空気流通を防止して、両室109、11
0間の断熱を図っていた。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、両室1
09、110を同時に一枚のガラス扉114にて開閉し
ようとすると、どうしてもガラス扉114の上下寸法が
拡張されるため、扉フレーム115に取り付けられた把
手119を持ってガラス扉114を開閉する際、扉フレ
ーム115が捻れてしまう。このため、扉フレーム11
5が変形してガタ付き等が発生する不具合があった。ま
た、ショーケース100の前面に設けられガラス扉11
4を閉じた際、扉フレーム115とディスプレイ部材1
20の段差により隙間C(図6)が生じてしまうため、
温蔵室109と冷蔵室110とが開口を介して連通して
しまう。このため、温蔵室109の温かい空気が冷蔵室
110に、冷蔵室110の冷えた空気が温蔵室109に
流入してしまい、温蔵室109の温蔵効率及び冷蔵室1
10の冷却効率が低下してしまう問題もあった。本発明
は、係る従来の技術的課題を解決するために成されたも
のであり、ガラス扉の変形やガタ付きを解消したショー
ケースを提供することを目的とする。本発明のもう一つ
の目的は、区画された貯蔵室間の断熱を著しく向上させ
たショーケースを提供することにある。
09、110を同時に一枚のガラス扉114にて開閉し
ようとすると、どうしてもガラス扉114の上下寸法が
拡張されるため、扉フレーム115に取り付けられた把
手119を持ってガラス扉114を開閉する際、扉フレ
ーム115が捻れてしまう。このため、扉フレーム11
5が変形してガタ付き等が発生する不具合があった。ま
た、ショーケース100の前面に設けられガラス扉11
4を閉じた際、扉フレーム115とディスプレイ部材1
20の段差により隙間C(図6)が生じてしまうため、
温蔵室109と冷蔵室110とが開口を介して連通して
しまう。このため、温蔵室109の温かい空気が冷蔵室
110に、冷蔵室110の冷えた空気が温蔵室109に
流入してしまい、温蔵室109の温蔵効率及び冷蔵室1
10の冷却効率が低下してしまう問題もあった。本発明
は、係る従来の技術的課題を解決するために成されたも
のであり、ガラス扉の変形やガタ付きを解消したショー
ケースを提供することを目的とする。本発明のもう一つ
の目的は、区画された貯蔵室間の断熱を著しく向上させ
たショーケースを提供することにある。
【課題を解決するための手段】即ち、請求項1の発明の
ショーケースは、庫内を仕切部材にて複数の貯蔵室に区
画すると共に、両室に渡る開閉自在のガラス扉を設けた
ものであって、ガラス扉は、周囲の扉フレームと、この
扉フレーム内に嵌め込まれたガラスと、扉フレームの対
向する辺間に渡って取り付けられた補強フレームを備
え、この補強フレームは仕切部材に対応する位置に設け
られているものである。また、請求項2の発明のショー
ケースは、庫内を仕切部材にて複数の貯蔵室に区画する
と共に、両室に渡る開閉自在のガラス扉を設けたもので
あって、ガラス扉は、周囲の扉フレームと、この扉フレ
ーム内に嵌め込まれたガラスと、扉フレームの対向する
辺間に渡って取り付けられた補強フレームを備え、この
補強フレームの庫外側には、ディスプレイ部材が取り付
けられているものである。また、請求項3の発明のショ
ーケースは、庫内を仕切部材にて複数の貯蔵室に区画す
ると共に、両室に渡る開閉自在のガラス扉を設けたもの
であって、ガラス扉は、周囲の扉フレームと、この扉フ
レーム内に嵌め込まれたガラスと、扉フレームの対向す
る辺間に渡って取り付けられた補強フレームを備え、こ
の補強フレームの近傍の扉フレームには把手が取り付け
られているものである。
ショーケースは、庫内を仕切部材にて複数の貯蔵室に区
画すると共に、両室に渡る開閉自在のガラス扉を設けた
ものであって、ガラス扉は、周囲の扉フレームと、この
扉フレーム内に嵌め込まれたガラスと、扉フレームの対
向する辺間に渡って取り付けられた補強フレームを備
え、この補強フレームは仕切部材に対応する位置に設け
られているものである。また、請求項2の発明のショー
ケースは、庫内を仕切部材にて複数の貯蔵室に区画する
と共に、両室に渡る開閉自在のガラス扉を設けたもので
あって、ガラス扉は、周囲の扉フレームと、この扉フレ
ーム内に嵌め込まれたガラスと、扉フレームの対向する
辺間に渡って取り付けられた補強フレームを備え、この
補強フレームの庫外側には、ディスプレイ部材が取り付
けられているものである。また、請求項3の発明のショ
ーケースは、庫内を仕切部材にて複数の貯蔵室に区画す
ると共に、両室に渡る開閉自在のガラス扉を設けたもの
であって、ガラス扉は、周囲の扉フレームと、この扉フ
レーム内に嵌め込まれたガラスと、扉フレームの対向す
る辺間に渡って取り付けられた補強フレームを備え、こ
の補強フレームの近傍の扉フレームには把手が取り付け
られているものである。
【発明の実施の形態】次に、図面に基づき本発明のショ
ーケース1の実施の形態を詳述する。図1は本発明のシ
ョーケース1の斜視図、図2はガラス扉14の斜視図、
図3はガラス扉14の裏面斜視図、図4はガラス扉14
部分のショーケース1の平断面図、図5は仕切部材8近
傍のショーケース1の縦断側面図をそれぞれ示してい
る。ショーケース1は、下方の機械室6上四隅に立設さ
れた前支柱3、3及び後支柱4、4と、これら前後支柱
3、3、4、4に支持されたガラス製透明壁5、5、5
とにより上下に長い本体2が構成されており、この本体
2の前面には一枚のガラス扉14が設けられている。そ
して、そして、これら透明壁5、5、5及びガラス扉1
4内に庫内7が構成され、この庫内7は前支柱3、3及
び後支柱4、4の内側に設けられた断熱性の仕切部材8
により上下に仕切られ、仕切部材8の上側を温蔵室9
(貯蔵室)、仕切部材8の下側を冷蔵室10(貯蔵室)
とされている。この仕切部材8の前面には図5に示す如
くガスケット保持具21が取り付けられており、このガ
スケット保持具21にはゴム等からなる弾力性を有した
ガスケット22、22が水平方向に上下二段で且つ平行
に取り付けられている。また、本体2の前面周囲にはガ
スケット22と同等の図示しないガスケットが取り付け
られている。即ち、温蔵室9と冷蔵室10の前面開口周
縁部にこれらガスケット22、22が少許突出して取り
付けられている。前記仕切部材8の下側に形成された冷
蔵室10内には複数段の棚11・・が架設されている
が、上側に形成された温蔵室9内には上下二段のホット
プレート9A、9A(下段のホットプレート9Aは仕切
部材8上に設けられる)が設けられている。このホット
プレート9Aは電気ヒータなどにより所定の温度に加熱
されると共に、ホットプレート9A上にはコーヒーなど
のホット商品が陳列され、所定の温度に加温される。一
方、本体2下部の機械室6には冷却装置を構成する図示
しない圧縮機や凝縮器が設置されると共に、冷蔵室10
の最下部に構成された冷却室(図示せず)には前記冷却
装置に含まれる図示しない冷却器及び冷気循環用送風機
等が配設されている。前記冷蔵室10内の下端には上記
冷却室に連通した冷気吐出口12と、冷気吸込口13が
設けられており、前記冷却器によって冷却された冷気が
冷気循環用送風機によって冷気吐出口12から吹き出さ
れる。そして、冷蔵室10内を循環した冷気は冷気吸込
口13から吸い込まれ、これによって冷蔵室10内に収
納されたビールなどのコールド商品は所定の温度に冷却
するように構成されている。尚、ホットプレート9Aの
加熱を停止し、冷気を温蔵室9にも循環させる(仕切部
材8に開閉自在の連通孔を形成)ことによって温蔵室9
を冷蔵室としても使用することができる構造ともされて
いる。一方、ガラス扉14は両室9、10の前面を同時
に開閉するもので、アルミ或いはステンレス製の額縁状
扉フレーム15と、補強フレーム17と、扉フレーム1
5の内側に樹脂製の扉サッシュ116を介して嵌め込ま
れた透明複層ガラス18とから構成されている。そし
て、扉フレーム15の一側辺は本体2の一側(前支柱
3)に回動自在に枢支されている。また、扉フレーム1
5の他側辺には溶接或いはボルト等によりガラス扉14
を開閉するための把手19が固定されており、この把手
19は所定の屈曲形状とされている。また、補強フレー
ム17は扉フレーム15の強度を向上させて捻れなどの
変形を防止するためのもので、所定厚さ及び所定幅の鋼
板にて構成されている。この補強フレーム17はガラス
扉14の左右両側に位置する扉フレーム15の対向する
辺間に渡って取り付けられており、その両端部は扉フレ
ーム15と複層ガラス18の隙間に挿入され、スポット
溶接等で扉フレーム15の内側面に固定されている。扉
フレーム15から露出した補強フレーム17は複層ガラ
ス18の裏面より少許離間するように屈曲されており、
これによって、補強フレーム17と複層ガラス18間に
隙間を形成すると共に、補強フレーム17の裏面と扉フ
レーム15の裏面とを面一としている。また、補強フレ
ーム17は前記温蔵室9と冷蔵室10とを区画する仕切
部材8の前方に対応する位置に設けられると共に、実施
例では上段のホットプレート9Aの前方に対応する位置
にも同様の構造で取り付けられている。この場合、下方
の補強フレーム17は把手19の近傍に配置され、これ
によって、ガラス扉14の扉フレーム15の強度は大幅
に向上し、捻れ変形やガタ付きを防止することが可能と
なる。また、ガラス扉14の把手19が補強フレーム1
7の近傍に位置している関係上、把手19を持ってガラ
ス扉14を開閉する際の扉フレーム15の変形やガタ付
きは有効を解消される。そして、係る補強フレーム1
7、17と複層ガラス18間の隙間には、商品の広告や
ホット・コールドなどが掲載されたディスプレイ部材2
0が上から挿入され、突起20Aにて補強フレーム17
の庫外側に係止される。係る構造において、ガラス扉1
4を閉じると、扉フレーム15と補強フレーム17とは
面一にとなっているので、仕切部材8の前面に取り付け
られたガスケット22、22は殆ど隙間なく補強フレー
ム17裏面に密着する(図4)。これにより、温蔵室9
の温かい空気が開口から冷蔵室10に、冷蔵室10の冷
えた空気が開口から温蔵室9に流入する不都合も解消さ
れ、温蔵室9の温蔵効率及び冷蔵室10の冷却効率を大
幅に向上させることができる。また、ディスプレイ部材
20が挿入されることにより、補強フレーム17や仕切
部材8(ガスケット22)、上段のホットプレート9A
が隠蔽され、外観が向上する。
ーケース1の実施の形態を詳述する。図1は本発明のシ
ョーケース1の斜視図、図2はガラス扉14の斜視図、
図3はガラス扉14の裏面斜視図、図4はガラス扉14
部分のショーケース1の平断面図、図5は仕切部材8近
傍のショーケース1の縦断側面図をそれぞれ示してい
る。ショーケース1は、下方の機械室6上四隅に立設さ
れた前支柱3、3及び後支柱4、4と、これら前後支柱
3、3、4、4に支持されたガラス製透明壁5、5、5
とにより上下に長い本体2が構成されており、この本体
2の前面には一枚のガラス扉14が設けられている。そ
して、そして、これら透明壁5、5、5及びガラス扉1
4内に庫内7が構成され、この庫内7は前支柱3、3及
び後支柱4、4の内側に設けられた断熱性の仕切部材8
により上下に仕切られ、仕切部材8の上側を温蔵室9
(貯蔵室)、仕切部材8の下側を冷蔵室10(貯蔵室)
とされている。この仕切部材8の前面には図5に示す如
くガスケット保持具21が取り付けられており、このガ
スケット保持具21にはゴム等からなる弾力性を有した
ガスケット22、22が水平方向に上下二段で且つ平行
に取り付けられている。また、本体2の前面周囲にはガ
スケット22と同等の図示しないガスケットが取り付け
られている。即ち、温蔵室9と冷蔵室10の前面開口周
縁部にこれらガスケット22、22が少許突出して取り
付けられている。前記仕切部材8の下側に形成された冷
蔵室10内には複数段の棚11・・が架設されている
が、上側に形成された温蔵室9内には上下二段のホット
プレート9A、9A(下段のホットプレート9Aは仕切
部材8上に設けられる)が設けられている。このホット
プレート9Aは電気ヒータなどにより所定の温度に加熱
されると共に、ホットプレート9A上にはコーヒーなど
のホット商品が陳列され、所定の温度に加温される。一
方、本体2下部の機械室6には冷却装置を構成する図示
しない圧縮機や凝縮器が設置されると共に、冷蔵室10
の最下部に構成された冷却室(図示せず)には前記冷却
装置に含まれる図示しない冷却器及び冷気循環用送風機
等が配設されている。前記冷蔵室10内の下端には上記
冷却室に連通した冷気吐出口12と、冷気吸込口13が
設けられており、前記冷却器によって冷却された冷気が
冷気循環用送風機によって冷気吐出口12から吹き出さ
れる。そして、冷蔵室10内を循環した冷気は冷気吸込
口13から吸い込まれ、これによって冷蔵室10内に収
納されたビールなどのコールド商品は所定の温度に冷却
するように構成されている。尚、ホットプレート9Aの
加熱を停止し、冷気を温蔵室9にも循環させる(仕切部
材8に開閉自在の連通孔を形成)ことによって温蔵室9
を冷蔵室としても使用することができる構造ともされて
いる。一方、ガラス扉14は両室9、10の前面を同時
に開閉するもので、アルミ或いはステンレス製の額縁状
扉フレーム15と、補強フレーム17と、扉フレーム1
5の内側に樹脂製の扉サッシュ116を介して嵌め込ま
れた透明複層ガラス18とから構成されている。そし
て、扉フレーム15の一側辺は本体2の一側(前支柱
3)に回動自在に枢支されている。また、扉フレーム1
5の他側辺には溶接或いはボルト等によりガラス扉14
を開閉するための把手19が固定されており、この把手
19は所定の屈曲形状とされている。また、補強フレー
ム17は扉フレーム15の強度を向上させて捻れなどの
変形を防止するためのもので、所定厚さ及び所定幅の鋼
板にて構成されている。この補強フレーム17はガラス
扉14の左右両側に位置する扉フレーム15の対向する
辺間に渡って取り付けられており、その両端部は扉フレ
ーム15と複層ガラス18の隙間に挿入され、スポット
溶接等で扉フレーム15の内側面に固定されている。扉
フレーム15から露出した補強フレーム17は複層ガラ
ス18の裏面より少許離間するように屈曲されており、
これによって、補強フレーム17と複層ガラス18間に
隙間を形成すると共に、補強フレーム17の裏面と扉フ
レーム15の裏面とを面一としている。また、補強フレ
ーム17は前記温蔵室9と冷蔵室10とを区画する仕切
部材8の前方に対応する位置に設けられると共に、実施
例では上段のホットプレート9Aの前方に対応する位置
にも同様の構造で取り付けられている。この場合、下方
の補強フレーム17は把手19の近傍に配置され、これ
によって、ガラス扉14の扉フレーム15の強度は大幅
に向上し、捻れ変形やガタ付きを防止することが可能と
なる。また、ガラス扉14の把手19が補強フレーム1
7の近傍に位置している関係上、把手19を持ってガラ
ス扉14を開閉する際の扉フレーム15の変形やガタ付
きは有効を解消される。そして、係る補強フレーム1
7、17と複層ガラス18間の隙間には、商品の広告や
ホット・コールドなどが掲載されたディスプレイ部材2
0が上から挿入され、突起20Aにて補強フレーム17
の庫外側に係止される。係る構造において、ガラス扉1
4を閉じると、扉フレーム15と補強フレーム17とは
面一にとなっているので、仕切部材8の前面に取り付け
られたガスケット22、22は殆ど隙間なく補強フレー
ム17裏面に密着する(図4)。これにより、温蔵室9
の温かい空気が開口から冷蔵室10に、冷蔵室10の冷
えた空気が開口から温蔵室9に流入する不都合も解消さ
れ、温蔵室9の温蔵効率及び冷蔵室10の冷却効率を大
幅に向上させることができる。また、ディスプレイ部材
20が挿入されることにより、補強フレーム17や仕切
部材8(ガスケット22)、上段のホットプレート9A
が隠蔽され、外観が向上する。
【発明の効果】請求項1の発明によれば、庫内を仕切部
材にて複数の貯蔵室に区画すると共に、両室に渡る開閉
自在のガラス扉を設けて成るショーケースにおいて、ガ
ラス扉を、周囲の扉フレームと、この扉フレーム内に嵌
め込まれたガラスと、扉フレームの対向する辺間に渡っ
て取り付けられた補強フレームによって構成したので、
ガラス扉の剛性を向上させ、ガラス扉の変形やガタ付き
を解消することができるようになる。特に、補強フレー
ムをショーケースの仕切部材に対応する位置に設けたの
で、仕切部材のガラス扉側にガスケットを設け、このガ
スケットを補強フレームに吸着させることにより、各貯
蔵室を温蔵室と冷蔵室にした場合には、当該温蔵室と冷
蔵室の断熱を著しく向上させることが可能となるもので
ある。請求項2の発明によれば、庫内を仕切部材にて複
数の貯蔵室に区画すると共に、両室に渡る開閉自在のガ
ラス扉を設けて成るショーケースにおいて、ガラス扉
を、周囲の扉フレームと、この扉フレーム内に嵌め込ま
れたガラスと、扉フレームの対向する辺間に渡って取り
付けられた補強フレームによって構成したので、ガラス
扉の剛性を向上させ、ガラス扉の変形やガタ付きを解消
することができるようになる。特に、補強フレームの庫
外側には、ディスプレイ部材を取り付けるようにしたの
で、このディスプレイ部材によって補強フレームが隠蔽
され、ショーケースの外観を向上させて著しい販売効果
の改善を図ることができるようになるものである。請求
項3の発明によれば、庫内を仕切部材にて複数の貯蔵室
に区画すると共に、両室に渡る開閉自在のガラス扉を設
けて成るショーケースにおいて、ガラス扉を、周囲の扉
フレームと、この扉フレーム内に嵌め込まれたガラス
と、扉フレームの対向する辺間に渡って取り付けられた
補強フレームによって構成したので、ガラス扉の剛性を
向上させ、ガラス扉の変形やガタ付きを解消することが
できるようになる。特に、補強フレームの近傍の扉フレ
ームには、把手を取り付けたので、把手を持って行う開
閉時にもガラス扉が歪んでしまう不都合を解消すること
ができるようになるものである。
材にて複数の貯蔵室に区画すると共に、両室に渡る開閉
自在のガラス扉を設けて成るショーケースにおいて、ガ
ラス扉を、周囲の扉フレームと、この扉フレーム内に嵌
め込まれたガラスと、扉フレームの対向する辺間に渡っ
て取り付けられた補強フレームによって構成したので、
ガラス扉の剛性を向上させ、ガラス扉の変形やガタ付き
を解消することができるようになる。特に、補強フレー
ムをショーケースの仕切部材に対応する位置に設けたの
で、仕切部材のガラス扉側にガスケットを設け、このガ
スケットを補強フレームに吸着させることにより、各貯
蔵室を温蔵室と冷蔵室にした場合には、当該温蔵室と冷
蔵室の断熱を著しく向上させることが可能となるもので
ある。請求項2の発明によれば、庫内を仕切部材にて複
数の貯蔵室に区画すると共に、両室に渡る開閉自在のガ
ラス扉を設けて成るショーケースにおいて、ガラス扉
を、周囲の扉フレームと、この扉フレーム内に嵌め込ま
れたガラスと、扉フレームの対向する辺間に渡って取り
付けられた補強フレームによって構成したので、ガラス
扉の剛性を向上させ、ガラス扉の変形やガタ付きを解消
することができるようになる。特に、補強フレームの庫
外側には、ディスプレイ部材を取り付けるようにしたの
で、このディスプレイ部材によって補強フレームが隠蔽
され、ショーケースの外観を向上させて著しい販売効果
の改善を図ることができるようになるものである。請求
項3の発明によれば、庫内を仕切部材にて複数の貯蔵室
に区画すると共に、両室に渡る開閉自在のガラス扉を設
けて成るショーケースにおいて、ガラス扉を、周囲の扉
フレームと、この扉フレーム内に嵌め込まれたガラス
と、扉フレームの対向する辺間に渡って取り付けられた
補強フレームによって構成したので、ガラス扉の剛性を
向上させ、ガラス扉の変形やガタ付きを解消することが
できるようになる。特に、補強フレームの近傍の扉フレ
ームには、把手を取り付けたので、把手を持って行う開
閉時にもガラス扉が歪んでしまう不都合を解消すること
ができるようになるものである。
【図1】本発明のショーケースの斜視図である。
【図2】ガラス扉の斜視図である。
【図3】ガラス扉の裏面斜視図である。
【図4】ガラス扉部分の本発明のショーケースの平断面
図である。
図である。
【図5】仕切部材近傍の本発明のショーケースの縦断側
面図である。
面図である。
【図6】従来のショーケースのガラス扉部分の平断面図
である。
である。
【図7】従来のショーケースの仕切部材近傍の縦断側面
図である。
図である。
【図8】もう一つの従来のショーケースの斜視図であ
る。
る。
1 ショーケース 2 本体 5 透明壁 6 機械室 8 仕切部材 9 温蔵室(貯蔵室) 9A ホットプレート 10 冷蔵室(貯蔵室) 14 ガラス扉 15 扉フレーム 17 補強フレーム 18 複層ガラス 19 把手 20 ディスプレイ部材 22 ガスケット
Claims (3)
- 【請求項1】 庫内を仕切部材にて複数の貯蔵室に区画
すると共に、両室に渡る開閉自在のガラス扉を設けて成
るショーケースにおいて、 前記ガラス扉は、周囲の扉フレームと、この扉フレーム
内に嵌め込まれたガラスと、前記扉フレームの対向する
辺間に渡って取り付けられた補強フレームを備え、この
補強フレームは前記仕切部材に対応する位置に設けられ
ていることを特徴とするショーケース。 - 【請求項2】 庫内を仕切部材にて複数の貯蔵室に区画
すると共に、両室に渡る開閉自在のガラス扉を設けて成
るショーケースにおいて、 前記ガラス扉は、周囲の扉フレームと、この扉フレーム
内に嵌め込まれたガラスと、前記扉フレームの対向する
辺間に渡って取り付けられた補強フレームを備え、この
補強フレームの庫外側には、ディスプレイ部材が取り付
けられていることを特徴とするショーケース。 - 【請求項3】 庫内を仕切部材にて複数の貯蔵室に区画
すると共に、両室に渡る開閉自在のガラス扉を設けて成
るショーケースにおいて、 前記ガラス扉は、周囲の扉フレームと、この扉フレーム
内に嵌め込まれたガラスと、前記扉フレームの対向する
辺間に渡って取り付けられた補強フレームを備え、この
補強フレームの近傍の前記扉フレームには把手が取り付
けられていることを特徴とするショーケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2565097A JPH10220958A (ja) | 1997-02-07 | 1997-02-07 | ショーケース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2565097A JPH10220958A (ja) | 1997-02-07 | 1997-02-07 | ショーケース |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10220958A true JPH10220958A (ja) | 1998-08-21 |
Family
ID=12171707
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2565097A Pending JPH10220958A (ja) | 1997-02-07 | 1997-02-07 | ショーケース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10220958A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009108517A (ja) * | 2007-10-26 | 2009-05-21 | Itoki Corp | ガラスドアのしなり防止機構 |
WO2009095329A3 (de) * | 2008-02-01 | 2009-10-15 | BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH | Kältegerät mit einem hohlprofilförmigen dichtelement |
JP2014214041A (ja) * | 2013-04-24 | 2014-11-17 | 旭硝子株式会社 | 複層ガラス構造体及び車両用表示機器及び冷蔵・冷凍装置用表示機器 |
US10132557B2 (en) * | 2016-11-29 | 2018-11-20 | Bsh Hausgeraete Gmbh | Home appliance device |
WO2024001291A1 (zh) * | 2022-07-01 | 2024-01-04 | 青岛海尔电冰箱有限公司 | 制冷设备 |
-
1997
- 1997-02-07 JP JP2565097A patent/JPH10220958A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US9528750B2 (en) | 2008-02-01 | 2016-12-27 | BSH Hausgeräte GmbH | Refrigeration device having a seal element in the form of a hollow profile |
JP2014214041A (ja) * | 2013-04-24 | 2014-11-17 | 旭硝子株式会社 | 複層ガラス構造体及び車両用表示機器及び冷蔵・冷凍装置用表示機器 |
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