JPH10232080A - 低温ショーケース - Google Patents
低温ショーケースInfo
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- JPH10232080A JPH10232080A JP3638997A JP3638997A JPH10232080A JP H10232080 A JPH10232080 A JP H10232080A JP 3638997 A JP3638997 A JP 3638997A JP 3638997 A JP3638997 A JP 3638997A JP H10232080 A JPH10232080 A JP H10232080A
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- JP
- Japan
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- condenser
- air
- cooling case
- cooler
- cooling
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Abstract
(57)【要約】
【課 題】 陳列室の背面扉の結露を少ないランニン
グコストで防止することができる低温ショーケースを提
供する。 【解決手段】 低温ショーケースの冷却ケース部(1,
2)は、商品を陳列する陳列室(19)および、この陳
列室の背面の開口(23)を開閉自在に閉塞する背面扉
(26)を具備し、陳列室は冷却器(16)で冷却され
ている。この冷却ケース部の下側には、機械室(3)が
配され、この機械室には、冷却器とともに冷凍サイクル
を構成する凝縮器(56)および、この凝縮器を空冷す
るための凝縮器用送風機(57)が配設されている。ま
た、背面扉の下方には、機械室内の空気を上方に向かっ
て排気する排気口(68)が配されている。そして、凝
縮器用送風機が稼働すると、凝縮器を空冷した後の暖気
が排気口から排出されて、背面扉の後面に沿って上昇し
ている。
グコストで防止することができる低温ショーケースを提
供する。 【解決手段】 低温ショーケースの冷却ケース部(1,
2)は、商品を陳列する陳列室(19)および、この陳
列室の背面の開口(23)を開閉自在に閉塞する背面扉
(26)を具備し、陳列室は冷却器(16)で冷却され
ている。この冷却ケース部の下側には、機械室(3)が
配され、この機械室には、冷却器とともに冷凍サイクル
を構成する凝縮器(56)および、この凝縮器を空冷す
るための凝縮器用送風機(57)が配設されている。ま
た、背面扉の下方には、機械室内の空気を上方に向かっ
て排気する排気口(68)が配されている。そして、凝
縮器用送風機が稼働すると、凝縮器を空冷した後の暖気
が排気口から排出されて、背面扉の後面に沿って上昇し
ている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、陳列室の背面の開
口が背面扉で開閉自在に閉塞されている低温ショーケー
スに関する。
口が背面扉で開閉自在に閉塞されている低温ショーケー
スに関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の低温ショーケースは、たと
えば実公平5−19735号公報(F25D19/0
0)などに記載されており、内部には商品が陳列されて
いる陳列室が設けられ、陳列室の背面には商品取り出し
または収納用開口が形成されている。そして、この商品
取り出しまたは収納用開口は、背面扉で開閉自在に閉塞
され、陳列室は冷却器で冷却されている。
えば実公平5−19735号公報(F25D19/0
0)などに記載されており、内部には商品が陳列されて
いる陳列室が設けられ、陳列室の背面には商品取り出し
または収納用開口が形成されている。そして、この商品
取り出しまたは収納用開口は、背面扉で開閉自在に閉塞
され、陳列室は冷却器で冷却されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、陳列室が低
温であるので、背面扉の温度が低下し、背面扉の外側の
面すなわち後面には結露が発生し、結露水が床面に流れ
落ちることがある。すると、床が結露水で汚損するの
で、背面扉や背面扉の周囲などをヒーターで加熱して、
結露を防止している。この様にヒーターで加熱すると、
ヒーターに供給する電力が必要となり、消費電力が増大
してランニングコストが上昇する。
温であるので、背面扉の温度が低下し、背面扉の外側の
面すなわち後面には結露が発生し、結露水が床面に流れ
落ちることがある。すると、床が結露水で汚損するの
で、背面扉や背面扉の周囲などをヒーターで加熱して、
結露を防止している。この様にヒーターで加熱すると、
ヒーターに供給する電力が必要となり、消費電力が増大
してランニングコストが上昇する。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めのもので、陳列室の背面扉の結露を少ないランニング
コストで防止することができる低温ショーケースを提供
することを目的とする。
めのもので、陳列室の背面扉の結露を少ないランニング
コストで防止することができる低温ショーケースを提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本出願の請求項1記載の
発明の低温ショーケースは、陳列室(19)および、こ
の陳列室の背面の開口(23)を開閉自在に閉塞する背
面扉(26)を具備する冷却ケース部(1,2)と、こ
の冷却ケース部の下側に配置されている機械室(3)
と、陳列室を冷却する冷却器(16)と、この冷却器と
ともに冷凍サイクルを構成し、かつ、機械室に配設され
ている凝縮器(56)と、この凝縮器を空冷するための
凝縮器用送風機(57)と、背面扉の下方に配されてい
るとともに、機械室内の空気を上方に向かって排気する
排気口(68)とを備えている。そして、凝縮器用送風
機が稼働すると、凝縮器を空冷した後の暖気が排気口か
ら排出されて、背面扉の後面に沿って上昇している。
発明の低温ショーケースは、陳列室(19)および、こ
の陳列室の背面の開口(23)を開閉自在に閉塞する背
面扉(26)を具備する冷却ケース部(1,2)と、こ
の冷却ケース部の下側に配置されている機械室(3)
と、陳列室を冷却する冷却器(16)と、この冷却器と
ともに冷凍サイクルを構成し、かつ、機械室に配設され
ている凝縮器(56)と、この凝縮器を空冷するための
凝縮器用送風機(57)と、背面扉の下方に配されてい
るとともに、機械室内の空気を上方に向かって排気する
排気口(68)とを備えている。そして、凝縮器用送風
機が稼働すると、凝縮器を空冷した後の暖気が排気口か
ら排出されて、背面扉の後面に沿って上昇している。
【0006】本出願の請求項2記載の発明の低温ショー
ケースは、冷却器(16)で冷却されている上部陳列室
(19)および、この上部陳列室の背面の開口(23)
を開閉自在に閉塞する背面扉(26)を具備する上冷却
ケース部(1)と、この上冷却ケース部の下側に配置さ
れているとともに、冷却器(47)で冷却されている下
部陳列室(51)を具備する下冷却ケース部(2)と、
下冷却ケース部の背面に配されている下冷却ケース部用
断熱後壁(31)と、下冷却ケース部の下側に配置され
ている機械室と、冷却器とともに冷凍サイクルを構成
し、かつ、機械室に配設されている凝縮器と、この凝縮
器を空冷するための凝縮器用送風機と、機械室の後端部
から下冷却ケース部用断熱後壁の後面に沿って上方に延
在する排気ダクト(66)と、この排気ダクトの上端に
形成されているとともに、機械室内の空気を上方に向か
って排気する排気口とを備えている。そして、凝縮器用
送風機が稼働すると、凝縮器を空冷した後の暖気が、排
気ダクトを通って排気口から排出され、背面扉の後面に
沿って上昇している。
ケースは、冷却器(16)で冷却されている上部陳列室
(19)および、この上部陳列室の背面の開口(23)
を開閉自在に閉塞する背面扉(26)を具備する上冷却
ケース部(1)と、この上冷却ケース部の下側に配置さ
れているとともに、冷却器(47)で冷却されている下
部陳列室(51)を具備する下冷却ケース部(2)と、
下冷却ケース部の背面に配されている下冷却ケース部用
断熱後壁(31)と、下冷却ケース部の下側に配置され
ている機械室と、冷却器とともに冷凍サイクルを構成
し、かつ、機械室に配設されている凝縮器と、この凝縮
器を空冷するための凝縮器用送風機と、機械室の後端部
から下冷却ケース部用断熱後壁の後面に沿って上方に延
在する排気ダクト(66)と、この排気ダクトの上端に
形成されているとともに、機械室内の空気を上方に向か
って排気する排気口とを備えている。そして、凝縮器用
送風機が稼働すると、凝縮器を空冷した後の暖気が、排
気ダクトを通って排気口から排出され、背面扉の後面に
沿って上昇している。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明における低温ショー
ケースの実施の一形態を図1ないし図3を用いて説明す
る。図1は本発明における低温ショーケースの斜視図で
ある。図2は図1の低温ショーケースの断面図である。
図3は背面から見た低温ショーケースの斜視図である。
ケースの実施の一形態を図1ないし図3を用いて説明す
る。図1は本発明における低温ショーケースの斜視図で
ある。図2は図1の低温ショーケースの断面図である。
図3は背面から見た低温ショーケースの斜視図である。
【0008】低温ショーケースは、上部に冷却ケース部
1、2が、下部に機械室3が配置されている。冷却ケー
ス部1、2は、上冷却ケース部1および、この上冷却ケ
ース部1の下側に配されている下冷却ケース部2からな
り、上冷却ケース部1はクローズドタイプであり、下冷
却ケース部2はオープンタイプである。
1、2が、下部に機械室3が配置されている。冷却ケー
ス部1、2は、上冷却ケース部1および、この上冷却ケ
ース部1の下側に配されている下冷却ケース部2からな
り、上冷却ケース部1はクローズドタイプであり、下冷
却ケース部2はオープンタイプである。
【0009】上冷却ケース部1は、上面の前部、前面の
上部および両側面の上部が、透明板であるガラス板6
で、上面の後部、前面の下部および両側面の下部が断熱
板8で、後面が上冷却ケース部用断熱後壁9で覆われて
いる。この断熱板8および上冷却ケース部用断熱後壁9
は、外側がステンレス板や塗装鋼板などの板材で覆われ
ている発泡合成樹脂たとえば硬質の発泡ポリウレタンな
どからなる断熱材で構成されている。また、上冷却ケー
ス部1と下冷却ケース部2との間には、ステンレス板な
どからなる隔壁12が配置されている。この上冷却ケー
ス部1の底壁である隔壁12の上方には、間隔を有して
底板13が配され、この底板13と隔壁12との間の空
間が、冷却室14となっている。この冷却室14には、
上冷却器16および上冷却器用送風機17が配置されて
いる。そして、底板13の前側には、吸い込み口14a
が、底板13の後側には、冷気吐出口14bが形成され
ている。
上部および両側面の上部が、透明板であるガラス板6
で、上面の後部、前面の下部および両側面の下部が断熱
板8で、後面が上冷却ケース部用断熱後壁9で覆われて
いる。この断熱板8および上冷却ケース部用断熱後壁9
は、外側がステンレス板や塗装鋼板などの板材で覆われ
ている発泡合成樹脂たとえば硬質の発泡ポリウレタンな
どからなる断熱材で構成されている。また、上冷却ケー
ス部1と下冷却ケース部2との間には、ステンレス板な
どからなる隔壁12が配置されている。この上冷却ケー
ス部1の底壁である隔壁12の上方には、間隔を有して
底板13が配され、この底板13と隔壁12との間の空
間が、冷却室14となっている。この冷却室14には、
上冷却器16および上冷却器用送風機17が配置されて
いる。そして、底板13の前側には、吸い込み口14a
が、底板13の後側には、冷気吐出口14bが形成され
ている。
【0010】また、ガラス板6、上面の断熱板8、上冷
却ケース部用断熱後壁9および底板13で囲まれている
空間が上部陳列室19となる。この上部陳列室19には
陳列棚21が着脱自在に設けられている。さらに、上冷
却ケース部用断熱後壁9には、上部陳列室19の商品を
取り出し、または収納する商品用開口23が形成され、
この商品用開口23には、背面扉である左右一対のガラ
ス扉26がスライド可能に設けられ、商品用開口23を
開閉自在に閉塞している。
却ケース部用断熱後壁9および底板13で囲まれている
空間が上部陳列室19となる。この上部陳列室19には
陳列棚21が着脱自在に設けられている。さらに、上冷
却ケース部用断熱後壁9には、上部陳列室19の商品を
取り出し、または収納する商品用開口23が形成され、
この商品用開口23には、背面扉である左右一対のガラ
ス扉26がスライド可能に設けられ、商品用開口23を
開閉自在に閉塞している。
【0011】下冷却ケース部2は、上面が下冷却ケース
部2の天壁である隔壁12で、後面が下冷却ケース部用
断熱後壁31で、下面が機械室3との間の断熱隔壁32
で、両側面がガラス板部を具備する断熱材からなる断熱
側板33で覆われており、前面には商品を取り出し、ま
たは収納する商品用開口36が形成されている。そし
て、下冷却ケース部用断熱後壁31および断熱隔壁32
は断熱材で構成されている。
部2の天壁である隔壁12で、後面が下冷却ケース部用
断熱後壁31で、下面が機械室3との間の断熱隔壁32
で、両側面がガラス板部を具備する断熱材からなる断熱
側板33で覆われており、前面には商品を取り出し、ま
たは収納する商品用開口36が形成されている。そし
て、下冷却ケース部用断熱後壁31および断熱隔壁32
は断熱材で構成されている。
【0012】また、下冷却ケース部用断熱後壁31は、
上側に配置されている上冷却ケース部1の上冷却ケース
部用断熱後壁9と一体に成形されているとともに、上冷
却ケース部用断熱後壁9よりも少し前側に位置してお
り、上冷却ケース部用断熱後壁9と下冷却ケース部用断
熱後壁31との境目には段部が形成されている。そし
て、下冷却ケース部用断熱後壁31の厚みは、上冷却ケ
ース部用断熱後壁9の厚みよりも少し薄くなっている。
また、断熱側板33は、上冷却ケース部1の冷却室14
の側壁を構成する断熱板8と一体に成形されている。
上側に配置されている上冷却ケース部1の上冷却ケース
部用断熱後壁9と一体に成形されているとともに、上冷
却ケース部用断熱後壁9よりも少し前側に位置してお
り、上冷却ケース部用断熱後壁9と下冷却ケース部用断
熱後壁31との境目には段部が形成されている。そし
て、下冷却ケース部用断熱後壁31の厚みは、上冷却ケ
ース部用断熱後壁9の厚みよりも少し薄くなっている。
また、断熱側板33は、上冷却ケース部1の冷却室14
の側壁を構成する断熱板8と一体に成形されている。
【0013】そして、隔壁12、下冷却ケース部用断熱
後壁31および断熱隔壁32の内面より適当な間隔を有
して、塗装鋼板やステンレスなどの錆びない金属板から
なる区画天板41、区画壁板42および区画床板43が
配設されている。これら区画天板41、区画壁板42お
よび区画床板43と、隔壁12、下冷却ケース部用断熱
後壁31および断熱隔壁32との間の空間が冷気流路4
6となる。この冷気流路46には、下冷却器47および
下冷却器用送風機48が設けられている。そして、区画
天板41の前側には冷気吐出口46aが、区画床板43
の前側には吸い込み口46bが形成されている。また、
断熱側板33、区画天板41、区画壁板42および区画
床板43で囲まれた貯蔵室としての下部陳列室51に
は、商品陳列棚52が設けられている。
後壁31および断熱隔壁32の内面より適当な間隔を有
して、塗装鋼板やステンレスなどの錆びない金属板から
なる区画天板41、区画壁板42および区画床板43が
配設されている。これら区画天板41、区画壁板42お
よび区画床板43と、隔壁12、下冷却ケース部用断熱
後壁31および断熱隔壁32との間の空間が冷気流路4
6となる。この冷気流路46には、下冷却器47および
下冷却器用送風機48が設けられている。そして、区画
天板41の前側には冷気吐出口46aが、区画床板43
の前側には吸い込み口46bが形成されている。また、
断熱側板33、区画天板41、区画壁板42および区画
床板43で囲まれた貯蔵室としての下部陳列室51に
は、商品陳列棚52が設けられている。
【0014】機械室3には、凝縮器56、凝縮器用送風
機57および圧縮機(図示しない)などが設けられ、こ
の凝縮器56、圧縮機および前述の上冷却器16および
下冷却器47は、冷凍サイクルを構成している。この機
械室3は、両側面が側面パネル61で、前面が前面パネ
ル62で、背面が背面パネル63で覆われている。この
前面パネル62には吸気口62aが、背面パネル63に
は排気口63aが形成されている。
機57および圧縮機(図示しない)などが設けられ、こ
の凝縮器56、圧縮機および前述の上冷却器16および
下冷却器47は、冷凍サイクルを構成している。この機
械室3は、両側面が側面パネル61で、前面が前面パネ
ル62で、背面が背面パネル63で覆われている。この
前面パネル62には吸気口62aが、背面パネル63に
は排気口63aが形成されている。
【0015】そして、背面パネル63の上端は、機械室
3よりも上方に延在している。この背面パネル63の延
在部分63bは、下冷却ケース部用断熱後壁31の後面
と間隔を有し、延在部分63bと下冷却ケース部用断熱
後壁31との間に空間が形成され、この空間が排気ダク
ト66となっている。この排気ダクト66の上端は、下
冷却ケース部用断熱後壁31の上端付近まで延在し、か
つ、排気ダクト66の左右の横幅は、下冷却ケース部用
断熱後壁31の横幅と略同じであり、排気ダクト66は
下冷却ケース部用断熱後壁31の後面の略全面を覆って
いる。この排気ダクト66の下端は機械室3の後端部に
連通し、排気ダクト66の上端には、排気口68が形成
されている。この排気口68は、排気ダクト66の略左
右全幅にわたって形成され、空気を上方に排出する事が
できるように、上方に向かって開口している。
3よりも上方に延在している。この背面パネル63の延
在部分63bは、下冷却ケース部用断熱後壁31の後面
と間隔を有し、延在部分63bと下冷却ケース部用断熱
後壁31との間に空間が形成され、この空間が排気ダク
ト66となっている。この排気ダクト66の上端は、下
冷却ケース部用断熱後壁31の上端付近まで延在し、か
つ、排気ダクト66の左右の横幅は、下冷却ケース部用
断熱後壁31の横幅と略同じであり、排気ダクト66は
下冷却ケース部用断熱後壁31の後面の略全面を覆って
いる。この排気ダクト66の下端は機械室3の後端部に
連通し、排気ダクト66の上端には、排気口68が形成
されている。この排気口68は、排気ダクト66の略左
右全幅にわたって形成され、空気を上方に排出する事が
できるように、上方に向かって開口している。
【0016】この様に構成されている低温ショーケース
の冷凍サイクルが稼働すると、上冷却器16および下冷
却器47が低温となり、周囲の空気を冷却する。そし
て、図2に図示するように、上冷却ケース部1において
は、上冷却器用送風機17が、上冷却器16で冷却され
た冷気を、冷気吐出口14bから上部陳列室19内に吐
出し、また、上部陳列室19内の空気を吸い込み口14
aから冷却室14内に吸い込んでいる。この様にして、
空気を強制循環させながら、上部陳列室19を冷却して
いる。
の冷凍サイクルが稼働すると、上冷却器16および下冷
却器47が低温となり、周囲の空気を冷却する。そし
て、図2に図示するように、上冷却ケース部1において
は、上冷却器用送風機17が、上冷却器16で冷却され
た冷気を、冷気吐出口14bから上部陳列室19内に吐
出し、また、上部陳列室19内の空気を吸い込み口14
aから冷却室14内に吸い込んでいる。この様にして、
空気を強制循環させながら、上部陳列室19を冷却して
いる。
【0017】また、下冷却ケース部2においては、下冷
却器用送風機48が、下冷却器47で冷却された冷気
を、冷気吐出口46aから下部陳列室51内に吐出して
いる。下部陳列室51内に吐出された冷気は、下冷却ケ
ース部2の商品用開口36に沿って流れてエアーカーテ
ン71を形成し、吸い込み口46bから冷気流路46内
に流入している。この様にして、空気を強制循環させな
がら、下部陳列室51を冷却している。
却器用送風機48が、下冷却器47で冷却された冷気
を、冷気吐出口46aから下部陳列室51内に吐出して
いる。下部陳列室51内に吐出された冷気は、下冷却ケ
ース部2の商品用開口36に沿って流れてエアーカーテ
ン71を形成し、吸い込み口46bから冷気流路46内
に流入している。この様にして、空気を強制循環させな
がら、下部陳列室51を冷却している。
【0018】機械室3においては、凝縮器用送風機57
が稼働すると、前面パネル62の吸気口62aから外気
を吸い込んで、凝縮器56を空冷し、凝縮器56で温ま
った空気すなわち暖気の一部を、背面パネル63の排気
口63aから後方に排気し、一方、暖気の残りを排気ダ
クト66を介して排気口68から上方に向けて排気して
いる。排気口68から排気された暖気は、ガラス扉26
の後面に沿って上方に流れている。この暖気の流れでガ
ラス扉26を加熱し、上冷却ケース部1のガラス扉26
における結露を防止している。したがって、従来のヒー
ターなどと相違して、メンテナンスやランニングコスト
などを削減することができる。
が稼働すると、前面パネル62の吸気口62aから外気
を吸い込んで、凝縮器56を空冷し、凝縮器56で温ま
った空気すなわち暖気の一部を、背面パネル63の排気
口63aから後方に排気し、一方、暖気の残りを排気ダ
クト66を介して排気口68から上方に向けて排気して
いる。排気口68から排気された暖気は、ガラス扉26
の後面に沿って上方に流れている。この暖気の流れでガ
ラス扉26を加熱し、上冷却ケース部1のガラス扉26
における結露を防止している。したがって、従来のヒー
ターなどと相違して、メンテナンスやランニングコスト
などを削減することができる。
【0019】また、背面パネル63の排気口63aは開
閉自在に構成されており、ガラス扉26の結露が発生し
やすい時、たとえば外気が温かく、かつ、湿度が高い時
には、背面パネル63の排気口63aを閉じて、排気ダ
クト66の排気口68からの排気量を増大させている。
一方、ガラス扉26の結露の発生のおそれが少ない時、
たとえば外気が低温でかつ、湿度が低い時には、背面パ
ネル63の排気口63aを開けて、排気ダクト66の排
気口68からの排気量を減少させている。この様に、排
気口63aを開閉自在に構成することにより、ガラス扉
26を必要以上に加熱することを防止することができ
る。
閉自在に構成されており、ガラス扉26の結露が発生し
やすい時、たとえば外気が温かく、かつ、湿度が高い時
には、背面パネル63の排気口63aを閉じて、排気ダ
クト66の排気口68からの排気量を増大させている。
一方、ガラス扉26の結露の発生のおそれが少ない時、
たとえば外気が低温でかつ、湿度が低い時には、背面パ
ネル63の排気口63aを開けて、排気ダクト66の排
気口68からの排気量を減少させている。この様に、排
気口63aを開閉自在に構成することにより、ガラス扉
26を必要以上に加熱することを防止することができ
る。
【0020】この様な低温ショーケースは、上部陳列室
19の温度と、下部陳列室51の温度とは略同じ値に設
定されており、上部陳列室19には、ケーキなどの乾燥
を嫌うものが陳列されている。そして、購買客の注文に
応じて、店員がガラス扉26を開けて、商品を取り出し
ている。一方、下部陳列室51には、容器に入っている
プリンや、サンドイッチなどが陳列され、購買客など
が、商品用開口36から自由に取り出すことができる。
19の温度と、下部陳列室51の温度とは略同じ値に設
定されており、上部陳列室19には、ケーキなどの乾燥
を嫌うものが陳列されている。そして、購買客の注文に
応じて、店員がガラス扉26を開けて、商品を取り出し
ている。一方、下部陳列室51には、容器に入っている
プリンや、サンドイッチなどが陳列され、購買客など
が、商品用開口36から自由に取り出すことができる。
【0021】前述の様に、実施の形態では、排気ダクト
66は下冷却ケース部用断熱後壁31の後方を略全面に
渡って覆っており、暖気が流れているので、下冷却ケー
ス部用断熱後壁31における結露を、下冷却ケース部用
断熱後壁31の略全面にわたって防止することができ
る。したがって、下冷却ケース部用断熱後壁31の厚み
を、下冷却ケース部用断熱後壁31の略全面にわたって
薄くすることができる。その結果、断熱材の材料コスト
などを削減することができる。
66は下冷却ケース部用断熱後壁31の後方を略全面に
渡って覆っており、暖気が流れているので、下冷却ケー
ス部用断熱後壁31における結露を、下冷却ケース部用
断熱後壁31の略全面にわたって防止することができ
る。したがって、下冷却ケース部用断熱後壁31の厚み
を、下冷却ケース部用断熱後壁31の略全面にわたって
薄くすることができる。その結果、断熱材の材料コスト
などを削減することができる。
【0022】以上、本発明の実施の形態を詳述したが、
本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、
特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、
種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例を
下記に例示する。 (1)実施の形態においては、上冷却ケース部1はクロ
ーズドタイプで、下冷却ケース部2はオープンタイプで
あるが、上冷却ケース部1をオープンタイプとしたり、
下冷却ケース部2をクローズドタイプとしたりすること
も可能である。また、低温ショーケースは、冷蔵でも、
冷凍でも可能である。さらに、陳列する商品は、ケー
キ、プリンやサンドイッチなどに限定されることはな
く、適宜他の商品を陳列することが可能である。
本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、
特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、
種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例を
下記に例示する。 (1)実施の形態においては、上冷却ケース部1はクロ
ーズドタイプで、下冷却ケース部2はオープンタイプで
あるが、上冷却ケース部1をオープンタイプとしたり、
下冷却ケース部2をクローズドタイプとしたりすること
も可能である。また、低温ショーケースは、冷蔵でも、
冷凍でも可能である。さらに、陳列する商品は、ケー
キ、プリンやサンドイッチなどに限定されることはな
く、適宜他の商品を陳列することが可能である。
【0023】(2)実施の形態においては、上部陳列室
19の温度と、下部陳列室51の温度とを略同じ値に設
定しているが、異なる値とすることも可能である。 (3)実施の形態においては、背面扉(ガラス扉26)
は、一対のガラス板で構成されているが、その枚数や材
質は適宜選択可能である。たとえば樹脂などで構成する
ことも可能である。また、背面扉はスライド式である
が、たとえばヒンジ式など他の形式の扉とすることも可
能である。
19の温度と、下部陳列室51の温度とを略同じ値に設
定しているが、異なる値とすることも可能である。 (3)実施の形態においては、背面扉(ガラス扉26)
は、一対のガラス板で構成されているが、その枚数や材
質は適宜選択可能である。たとえば樹脂などで構成する
ことも可能である。また、背面扉はスライド式である
が、たとえばヒンジ式など他の形式の扉とすることも可
能である。
【0024】(4)冷却ケース部1、2は、上下に陳列
室が設けられているが、必ずしも、複数設ける必要はな
く、一個でも可能である。 (5)実施の形態においては、一個の凝縮器56が、上
冷却器16および下冷却器47の2個の冷却器と冷凍サ
イクルを構成しているが、凝縮器56を二個設け、一方
の凝縮器56が上冷却器16と冷凍サイクルを構成し、
他方の凝縮器56が下冷却器47と冷凍サイクルを構成
することも可能である。
室が設けられているが、必ずしも、複数設ける必要はな
く、一個でも可能である。 (5)実施の形態においては、一個の凝縮器56が、上
冷却器16および下冷却器47の2個の冷却器と冷凍サ
イクルを構成しているが、凝縮器56を二個設け、一方
の凝縮器56が上冷却器16と冷凍サイクルを構成し、
他方の凝縮器56が下冷却器47と冷凍サイクルを構成
することも可能である。
【0025】(6)実施の形態においては、背面パネル
63には排気口63aが形成されているが、背面パネル
63の排気口63aを形成しないことも可能である。ま
た、排気口63aを閉鎖不能に構成することも可能であ
る。さらに、吸気口は、前面パネル62以外の箇所、た
とえば、側面パネル61などに設けることも可能であ
る。 (7)実施の形態においては、上部陳列室19は上冷却
器16で、下部陳列室51は下冷却器47で冷却されて
いるが、上部陳列室19と下部陳列室51とを一個の冷
却器で冷却することも可能である。
63には排気口63aが形成されているが、背面パネル
63の排気口63aを形成しないことも可能である。ま
た、排気口63aを閉鎖不能に構成することも可能であ
る。さらに、吸気口は、前面パネル62以外の箇所、た
とえば、側面パネル61などに設けることも可能であ
る。 (7)実施の形態においては、上部陳列室19は上冷却
器16で、下部陳列室51は下冷却器47で冷却されて
いるが、上部陳列室19と下部陳列室51とを一個の冷
却器で冷却することも可能である。
【0026】
【発明の効果】本出願の請求項1記載の発明によれば、
背面扉の下方には、機械室内の空気を上方に向かって排
気する排気口が設けられているので、凝縮器を冷却した
後の暖気が排気口から排出されて、背面扉の後面に沿っ
て上昇している。したがって、背面扉をヒーターなどで
温めなくても、排気口からの暖気で、陳列室の背面扉の
結露を防止することができる。その結果、ヒーターなど
に供給する電力が不要となり、ランニングコストを削減
することができる。
背面扉の下方には、機械室内の空気を上方に向かって排
気する排気口が設けられているので、凝縮器を冷却した
後の暖気が排気口から排出されて、背面扉の後面に沿っ
て上昇している。したがって、背面扉をヒーターなどで
温めなくても、排気口からの暖気で、陳列室の背面扉の
結露を防止することができる。その結果、ヒーターなど
に供給する電力が不要となり、ランニングコストを削減
することができる。
【0027】また、本出願の請求項2記載の発明によれ
ば、下冷却ケース部の断熱後壁の後面に沿って排気ダク
トが設けられ、機械室の暖気がこの排気ダクトを通っ
て、排気口から排出され、上部陳列室の背面扉の後面に
沿って上昇している。したがって、請求項1記載の発明
と同様に、背面扉の結露を、排気口からの暖気で防止す
ることができる。また、機械室の暖気は排気ダクトで導
かれており、暖気が機械室から背面扉まで流れる際に、
暖気が拡散することを防止することができる。さらに、
排気ダクトが下冷却ケース部用断熱後壁の後面に沿って
設けられており、下冷却ケース部用断熱後壁の結露も防
止することができる。その結果、断熱後壁の厚みを薄く
することができ、断熱材などの材料コストを削減するこ
とができる。
ば、下冷却ケース部の断熱後壁の後面に沿って排気ダク
トが設けられ、機械室の暖気がこの排気ダクトを通っ
て、排気口から排出され、上部陳列室の背面扉の後面に
沿って上昇している。したがって、請求項1記載の発明
と同様に、背面扉の結露を、排気口からの暖気で防止す
ることができる。また、機械室の暖気は排気ダクトで導
かれており、暖気が機械室から背面扉まで流れる際に、
暖気が拡散することを防止することができる。さらに、
排気ダクトが下冷却ケース部用断熱後壁の後面に沿って
設けられており、下冷却ケース部用断熱後壁の結露も防
止することができる。その結果、断熱後壁の厚みを薄く
することができ、断熱材などの材料コストを削減するこ
とができる。
【図1】図1は本発明における低温ショーケースの斜視
図である。
図である。
【図2】図2は図1の低温ショーケースの断面図であ
る。
る。
【図3】図3は背面から見た低温ショーケースの斜視図
である。
である。
1 上冷却ケース部 2 下冷却ケース部 3 機械室 16 上冷却器 19 上部陳列室 23 商品用開口 26 ガラス扉(背面扉) 31 下冷却ケース部用断熱後壁 47 下冷却器 51 下部陳列室 56 凝縮器 57 凝縮器用送風機 66 排気ダクト 68 排気口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井口 治信 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 陳列室および、この陳列室の背面の開口
を開閉自在に閉塞する背面扉を具備する冷却ケース部
と、 この冷却ケース部の下側に配置されている機械室と、 前記陳列室を冷却する冷却器と、 この冷却器とともに冷凍サイクルを構成し、かつ、前記
機械室に配設されている凝縮器と、 この凝縮器を空冷するための凝縮器用送風機と、 前記背面扉の下方に配されているとともに、機械室内の
空気を上方に向かって排気する排気口とを備え、 前記凝縮器用送風機が稼働すると、凝縮器を空冷した後
の暖気が前記排気口から排出されて、前記背面扉の後面
に沿って上昇していることを特徴とする低温ショーケー
ス。 - 【請求項2】 冷却器で冷却されている上部陳列室およ
び、この上部陳列室の背面の開口を開閉自在に閉塞する
背面扉を具備する上冷却ケース部と、 この上冷却ケース部の下側に配置されているとともに、
冷却器で冷却されている下部陳列室を具備する下冷却ケ
ース部と、 この下冷却ケース部の背面に配されている下冷却ケース
部用断熱後壁と、 前記下冷却ケース部の下側に配置されている機械室と、 前記冷却器とともに冷凍サイクルを構成し、かつ、前記
機械室に配設されている凝縮器と、 この凝縮器を空冷するための凝縮器用送風機と、 前記機械室の後端部から前記下冷却ケース部用断熱後壁
の後面に沿って上方に延在する排気ダクトと、 この排気ダクトの上端に形成されているとともに、機械
室内の空気を上方に向かって排気する排気口とを備え、 前記凝縮器用送風機が稼働すると、凝縮器を空冷した後
の暖気が、排気ダクトを通って前記排気口から排出さ
れ、前記背面扉の後面に沿って上昇していることを特徴
とする低温ショーケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3638997A JPH10232080A (ja) | 1997-02-20 | 1997-02-20 | 低温ショーケース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3638997A JPH10232080A (ja) | 1997-02-20 | 1997-02-20 | 低温ショーケース |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10232080A true JPH10232080A (ja) | 1998-09-02 |
Family
ID=12468504
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3638997A Pending JPH10232080A (ja) | 1997-02-20 | 1997-02-20 | 低温ショーケース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10232080A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018037012A1 (de) * | 2016-08-23 | 2018-03-01 | Aht Cooling Systems Gmbh | Kühltheke |
-
1997
- 1997-02-20 JP JP3638997A patent/JPH10232080A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018037012A1 (de) * | 2016-08-23 | 2018-03-01 | Aht Cooling Systems Gmbh | Kühltheke |
DE102016115604B4 (de) * | 2016-08-23 | 2020-10-01 | Aht Cooling Systems Gmbh | Kühltheke |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050117 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050125 |
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A521 | Written amendment |
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A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20050614 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |