JP2020034212A - ショーケース - Google Patents

ショーケース Download PDF

Info

Publication number
JP2020034212A
JP2020034212A JP2018160189A JP2018160189A JP2020034212A JP 2020034212 A JP2020034212 A JP 2020034212A JP 2018160189 A JP2018160189 A JP 2018160189A JP 2018160189 A JP2018160189 A JP 2018160189A JP 2020034212 A JP2020034212 A JP 2020034212A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
machine room
showcase
base
blower fan
compressor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018160189A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7165905B2 (ja
Inventor
江原 光男
Mitsuo Ebara
光男 江原
利明 久保田
Toshiaki Kubota
利明 久保田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2018160189A priority Critical patent/JP7165905B2/ja
Publication of JP2020034212A publication Critical patent/JP2020034212A/ja
Priority to JP2022163848A priority patent/JP2022186779A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7165905B2 publication Critical patent/JP7165905B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】外観上、陳列室を広く見せることのできるショーケースを提供する。【解決手段】商品の陳列室30を構成し少なくとも前面ガラス22および側面ガラス23で覆われたケース部11と、機械室43を備えた基台10とを備え、機械室43の後方に、圧縮機50を配置し、機械室43とケース部11との間に形成されるダクト44に送風ファン62を配置し、送風ファン62は、送風ファン62の回転軸62aが上斜め後方に指向するように傾斜して配置されている。【選択図】図8

Description

本発明は、ショーケースに係り、特に、陳列室内に商品を陳列するショーケースに関する。
従来から、コンビニエンスストアのカウンタなどに設置される小型の低温ショーケースが知られている。
従来、このようなショーケースとして、透明壁を備えた陳列室と、この陳列室の下方に構成された機械室と、この機械室内に配設された圧縮機、凝縮器、凝縮器用ファンなどからなる冷却ユニットとを備え、透明壁の下部に構成され、機械室内の凝縮器用ファンから吐出された空気を透明壁外面に向けて吹き出す吹出口と、この吹出口と透明壁外面との間に区画して構成され、当該透明壁外面を流下する結露水が流入する受水部とを備えるようにした技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−025888号公報
しかしながら、このようなショーケースでは、圧縮機の大きさが影響して、機械室の大きさ、特に高さ寸法を大きく確保する必要がある。このように機械室を大きく確保すると、陳列室が小さく見えてしまい、外観上、見栄えが悪くなってしまう。
本発明は前記した点に鑑みてなされたものであり、外観上、陳列室を広く見せることのできるショーケースを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、ショーケースは、商品の陳列室を構成し少なくとも前面ガラスおよび側面ガラスで覆われたケース部と、機械室を備えた基台とを備えたショーケースにおいて、前記機械室の後方に、圧縮機を配置し、前記機械室と前記ケース部との間に形成されるダクトに送風ファンを配置し、前記送風ファンは、前記送風ファンの回転軸が上斜め後方に指向するように配置されたことを特徴とする。
これによれば、高さ寸法の大きい圧縮機を機械室の後方に配置し、機械室とケース部との間に形成されるダクトに送風ファンを送風ファンの回転軸が上斜め後方に指向するように傾斜して配置することで、基台の前方に比較的自由な空間を形成することができる。これにより、基台の前方の高さ寸法を低く形成することが可能となる。
本発明によれば、基台の前方の高さ寸法を低く形成することが可能となる。その結果、基台の内部空間を確保しつつ、前面パネルの高さ寸法を小さくすることで、ケース部の前面ガラスを大きくすることができ、外観上、陳列室を広く見せることができる。
本発明に係るショーケースの実施の形態を示す正面図。 本実施の形態のショーケースの背面図。 本実施の形態のショーケースの平面図。 本実施の形態のショーケースの扉を開いた状態を示す平面図。 本実施の形態のショーケースの右側面図。 本実施の形態のショーケースの左側面図。 本実施の形態のショーケースの底面図。 本実施の形態のショーケースの側面断面図。 本実施の形態の基台部分の断面図。 本実施の形態の機械室部分の平面図。 本実施の形態のダクト部分の平面図。 本実施の形態の前面パネルの斜視図。 本実施形態の側面パネルの斜視図。
第1の発明は、商品の陳列室を構成し少なくとも前面ガラスおよび側面ガラスで覆われたケース部と、機械室を備えた基台とを備えたショーケースにおいて、前記機械室の後方に、圧縮機を配置し、前記機械室と前記ケース部との間に形成されるダクトに送風ファンを配置し、前記送風ファンは、前記送風ファンの回転軸が上斜め後方に指向するように傾斜して配置された構成を有している。
これによれば、高さ寸法の大きい圧縮機を機械室の後方に配置し、機械室とケース部との間に形成されるダクトに送風ファンを送風ファンの回転軸が上斜め後方に指向するように傾斜して配置することで、基台の前方に比較的自由な空間を形成することができる。これにより、基台の前方の高さ寸法を低く形成することが可能となる。その結果、基台の内部空間を確保しつつ、前面パネルの高さ寸法を小さくすることで、ケース部の前面ガラスを大きくすることができ、外観上、陳列室を広く見せることができる。
第2の発明は、前記機械室と前記ダクトとの間に、仕切り板を設け、前記仕切り板の後方に、立ち上げ部を形成し、前記立ち上げ部に対応する位置に前記圧縮機を配置した構成を有している。
これによれば、仕切り板の後方形成された立ち上げ部に対応する位置に圧縮機を配置したので、基台の内部において、仕切り板の下方に圧縮機を収容することができる。
第3の発明は、前記ダクトの後方に、前記仕切り板の立ち上げ部により斜め上方に曲折された傾斜部を形成し、前記傾斜部と前記立ち上げ部との間の空間に、前記送風ファンを配置した構成を有している。
これによれば、ダクトの後方に形成された傾斜部と立ち上げ部との間の空間に、送風ファンを配置したので、簡単に送風ファンを、空気の吹き出し方向が上斜め後方となるように傾斜して配置することができる。
第4の発明は、前記基台は、前記基台の前面および両側面を被覆する前面パネルおよび側面パネルを備え、前記前面パネルは、前記基台の背面の高さ寸法より短い高さ寸法に形成された構成を有している。
これによれば、前面パネルを、基台の背面の高さ寸法より短い高さ寸法に形成することで、基台の前方の高さ寸法を低く形成することができ、その結果、基台の内部空間を確保しつつ、ケース部の前面ガラスを大きくすることができ、外観上、陳列室を広く見せることができる。
第5の発明は、前記前面パネルおよび前記側面パネルの内側に、前記機械室の内部に連通し、前記前面ガラスおよび前記側面ガラスに対向する吹出スリットを形成した構成を有している。
これによれば、前面パネルおよび側面パネルの内側に、機械室の内部に連通し、前面ガラスおよび側面ガラスに対向する吹出スリットを形成したので、機械室の内部における放熱された暖かい空気を吹出スリットから前面ガラスおよび側面ガラスに吹き出すことができ、陳列室の内部が低温となることにより発生する結露を除去することができる。
第6の発明は、前記機械室の背面に、前記機械室の内部に外気を取り入れる冷却ファンを設けた構成を有している。
これによれば、機械室の背面に、機械室の内部に外気を取り入れる冷却ファンを設けたので、圧縮機からの放熱された空気や凝縮器の熱交換により放熱された空気を、機械室の内部に送ることができる。その結果、吹出スリットから前面ガラスおよび側面ガラスに放熱された暖かい空気を吹き出すことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は本発明に係るショーケースの実施の形態を示す正面図である。図2は本実施の形態のショーケースの背面図である。図3は、本実施の形態のショーケースの平面図である。図4は、本実施の形態のショーケースの扉を開いた状態を示す平面図である。図5は、本実施の形態のショーケースの右側面図である。図6は、本実施の形態のショーケースの左側面図である。図7は、本実施の形態のショーケースの底面図である。図8は、本実施の形態のショーケースの側面断面図である。図9は、基台部分の断面図である。図10は、機械室部分の平面図である。図11は、ダクト部分の平面図である。
本実施の形態のショーケース1は、コンビニエンスストアなどの店舗内において用いられ、例えば、店舗内のレジカウンタなどに据え付けられる小型の低温ショーケースである。
図1から図7に示すように、ショーケース1は、ショーケース1を支持する基台10と、この基台10の上方に設置されるケース部11とから構成されている。
基台10は、箱型に形成されており、前面パネル12と、左右両側の側面パネル13と、背面パネル14とから構成されている。基台10の上面には、基台10の内部とケース部11とを仕切るデッキパン15が配置されている。
ケース部11は、その角部にそれぞれ立設された支柱20を備えており、各支柱20の上端部には、天板21が設けられている。ケース部11は、各支柱20により支持された前面ガラス22と、左右両側の側面ガラス23とを備えており、ケース部11の背面側には、開口24が設けられている。開口24は、ケース部11の背面側に位置する支柱20と、天板21と、デッキパン15とにより囲まれた空間に形成されている。
図2に示すように、開口24には、2枚の扉25が設けられている。扉25は、四角枠状に形成された扉枠26を備え、扉枠26の内側には、背面ガラス29がはめ込まれている。各扉25は、天板21の後面およびデッキパン15の後面のそれぞれ両側部分に蝶番27を介して取り付けられており、各扉25は、蝶番27の軸芯を中心軸として観音開き式に開閉自在とされている。各扉枠26を形成する4つの辺のうち、両方の扉25を閉じた際に互いに近接する辺には、取っ手28が設けられている。
ケース部11の内部は、商品を陳列する陳列室30とされている。ケース部11に内側後方には、上下方向に延在する棚支柱31が設けられている。棚支柱31の前面には、多数の係合孔31aが上下方向に所定間隔で配列されている。
棚板32は、棚支柱31に取り付けられる一対の支持部材33を備えている。支持部材33の後端部には、棚支柱31の係合孔に係合されるフック33aが形成されている。
そして、支持部材33のフック33aを所定高さに位置する係合孔31aに係合させることにより、棚板32を任意の高さに固定することができるように構成されている。
本実施の形態においては、3段の棚板32が設けられており、これら各棚板32およびデッキパン15の上面に、商品が陳列される構成とされている。
図5および図6に示すように、側面ガラス23の後方には、上下方向に延在する化粧板34が設けられており、棚板32の後方部分を外部から被覆するように構成されている。
また、図8に示すように、天板21の前端部分には、凹部35が形成されており、この凹部35には、例えば、LEDなどからなる照明灯36が天板21の全幅に亘って取り付けられている。
図8および図9に示すように、基台10の内部には、基台10の内部空間を上下に仕切る仕切り板40が配置されている。仕切り板40は、略平面状の平面部41と、後端部に位置する立ち上げ部としての後部立ち上げ部42と、前端部に位置する前部立ち上げ部85とを備えている。基台10の内部における仕切り板40より下方の空間は、機械室43とされている。基台10の内部における仕切り板40の上方で、かつ、デッキパン15の下方の空間は、ダクト44とされている。
デッキパン15の後方には、仕切り板40の後部立ち上げ部42に対応するように斜め上方に曲折された傾斜部45が形成されている。ダクトの後方であって傾斜部45と後部立ち上げ部42との間の空間は、吹出口46とされており、ダクト44の前方であって前部立ち上げ部85とデッキパン15の先端部との間の空間は、吸込口47とされている。
図11に示すように、吹出口46には、基台10の幅方向に延在する吹出カバー80が設けられており、吹出カバー80には、多数の吹出スリット81が形成されている。吸込口47には、基台10の幅方向に延在する吸込カバー48が設けられており、吸込カバー48には、多数の吸込スリット49が形成されている。
図10に示すように、機械室43の内部後方であって後部立ち上げ部42に対応する位置あるいはそれよりも後方には、圧縮機50が収容されている。本実施の形態においては、圧縮機50は比較的小型のものが適用されているが、それでも圧縮機50の高さ寸法は、大きく形成されているため、仕切り板40の後部立ち上げ部42に対応する位置に圧縮機50を配置することにより、圧縮機50を設置するための高さ方向の空間を確保することができるように構成されている。
圧縮機50は、機械室43の一側(本実施の形態においては、背面側から見て左側)に配置されており、機械室43の内部であって圧縮機50の近傍には、凝縮器51が配置されている。
機械室43の背面には、冷却ファン52が設けられている。冷却ファン52を駆動することにより、機械室43の内部に外気を導入し、圧縮機50の冷却および凝縮器51による熱交換を促進するように構成されている。
機械室43の他側(本実施の形態においては、背面側から見て右側)には、図示しない下部ドレンパンが配置されている。下部ドレンパンには、多数の蒸発板が配列された蒸発装置(図示せず)が設けられている。機械室43の背面であって蒸発装置の設置位置に対応する位置には、排気カバー53が設けられており、排気カバー53には、多数の排気スリット54が形成されている。
機械室43の後方には、電源ユニット55が配置されている。電源ユニット55には、ショーケース1のON・OFFを行う電源スイッチ56や温度調整スイッチ57などが設けられている。
下部ドレンパンの上方には、図示しない電装箱が設置されている。
図11に示すように、ダクト44の内部には、蒸発器60が設置されている。前述の圧縮機50、凝縮器51および蒸発器60は、冷媒配管(図示せず)を介して接続されており、圧縮機50から凝縮器51および蒸発器60を循環して圧縮機50に戻る冷凍サイクルを構成している。
ダクト44の吹出口46の近傍には、送風ファン62が配置されている。送風ファン62は、傾斜部45と後部立ち上げ部42の基部、すなわち、後部立ち上げ部42と平面部41との境界部分との間に傾斜して配置されている。
送風ファン62は、送風ファン62の回転軸62aが上斜め後方に指向されるように傾斜して配置されるものであり、このように送風ファン62の回転軸62aを傾斜して配置することにより、送風ファン62による空気の吹き出し方向が上斜め後方となる。
蒸発器60により熱交換された空気は、送風ファン62により吹出口46から吹き出されるが、送風ファン62と蒸発器60とがあまりに近接していると送風効率が悪くなるため、送風ファン62と蒸発器60との間に空気溜りがあることが望まれる。
本実施の形態においては、送風ファン62を傾斜して配置することにより、蒸発器60を通過する空気の空気溜まりを確保しつつ、高さ寸法を低く配置することが可能となる。
このように高さ寸法の大きい圧縮機50を機械室43の後方に配置し、仕切り板40の後部立ち上げ部42の近傍に送風ファン62を傾斜して配置することにより、基台10の前方に比較的自由な空間を形成することができる。これにより、基台10の前方の高さ寸法を低く形成することが可能となる。
そのため、本実施の形態においては、前面パネル12の高さ寸法は、基台10の背面の高さ寸法より低く形成されており、側面パネル13は、の上端縁は、後方が高く前方に行くにつれて高さ寸法が低くなるように傾斜面13aが形成されている。
この場合に、側面パネル13には、傾斜面13aが形成されているが、図8および図9に示すように、基台10の内部空間、すなわち、デッキパン15により仕切られたダクト44の上部は、略水平状態に保たれており、ダクト44の空間は十分に確保されている。
これにより、基台10の内部空間を確保しつつ、前面パネル12の高さ寸法を小さくすることで、ケース部11の前面ガラス22を大きくすることができ、外観上、陳列室30を広く見せる効果が期待できる。
そして、圧縮機50、冷却ファン52および送風ファン62をそれぞれ駆動することにより、圧縮機50から吐出された冷媒が凝縮器51で熱交換され、その後、蒸発器60で熱交換されることで、ダクト44の内部を流れる空気を冷却し、吹出口46から陳列室30に吹き出させる。この冷却空気は、陳列室30の内部を循環し、吸込スリット49および吸込口47からダクト44の内部に吸い込まれる。この動作が連続して行われることで、陳列室30の内部を冷却することが可能となる。
また、仕切り板40の後部立ち上げ部42の基部には、平面部41の高さよりわずかに低く配置された上部ドレンパン63が設けられている。上部ドレンパン63は、蒸発器60に結露した水を回収して貯留するためのものである。
上部ドレンパン63の底面には、ドレン抜き64が設けられている。ドレン抜き64は、下部ドレンパンの上方に対応する位置に設けられており、ドレン抜き64により上部ドレンパン63から流れるドレンは、下部ドレンパンに貯留されるように構成されている。
なお、ドレン抜き64は、例えば、上部ドレンパン63に所定量のドレンが溜まった場合に、上部ドレンパン63のドレンを下部ドレンパンに流すことができるようになっている。
デッキパン15の下面側には、吸水シート65が配置されている。吸水シート65は、蒸発器60の表面およびデッキパン15の下面に付着した水を吸水するものである。
このように吸水シート65を配置することで、ダクト44の内部を流れる空気を、吸水シート65に吸収された水分および上部ドレンパン63に貯留された水分により湿らせることができる。
これにより、蒸発器60で熱交換した空気の湿度を高めることができ、陳列室30の内部湿度を所定以上に保持することができる。陳列室30に陳列された商品を、一定以下の温度、所定の湿度に管理することで商品の乾燥を抑えることができ、その結果、商品を長持ちさせることができる。
図12は、基台10の前面パネル12を示す斜視図である。図13は、基台10の側面パネル13を示す斜視図である。
図12に示すように、前面パネル12は、その上端縁を内側(後方)に折曲してなる前面フランジ部70が形成されており、前面フランジ部70の後端縁には、下方に延在する前面吹出板71が形成されている。前面吹出板71には、多数の吹出スリット72が幅方向に配列されている。これらの吹出スリット72は、前面ガラス22の下方に対向するように配置される。
また、図13に示すように、側面パネル13は、その上端縁を内側(右方向)に折曲してなる側面フランジ部75が形成されており、側面フランジ部75の右端縁には、下方に延在する側面吹出板76が形成されている。側面吹出板76には、多数の吹出スリット77が幅方向に配列されている。これら吹出スリット77は、側面ガラス23の下方に対向するように配置される。
なお、図10においては、ショーケース1の前面側から見て左側の側面パネル13を示しているが、右側の側面パネル13についても、同様に、吹出スリット77が形成されるものである。
機械室43の前面および両側面は、開放されており、前面パネル12および両側面パネル13により被覆されている。
そのため、圧縮機50からの放熱された空気や凝縮器51の熱交換により放熱された空気は、機械室43の内部に充満する。この空気は、一部は、排気スリット54を介してショーケース1の外部に排気され、他の一部は、前面パネル12および側面パネル13の吹出スリット72,77から前面ガラス22および側面ガラス23に吹き出される。
これにより、前面ガラス22および側面ガラス23に対して暖かい空気が吹き付けられることになり、陳列室30の内部が低温となることにより発生する結露を除去することが可能となる。
次に、本実施形態の作用について説明する。
本実施形態のショーケース1においては、圧縮機50、送風ファン62および冷却ファン52を駆動することにより、蒸発器60とダクト44の内部を流れる空気とが熱交換されて冷却され、この冷却された空気が吹出口46を介して陳列室30に吹き出される。これにより、陳列室30の内部が所定温度に冷却される。
また、陳列室30の内部空気は、陳列室30の内部を循環した後、吸込口47を介してダクト44の内部に取り込まれ、再び、蒸発器60と熱交換が行われる。
また、ダクト44の内部を流れる空気は、吸水シート65に吸収された水分および上部ドレンパン63に貯留された水分により湿度を高めることができ、蒸発器60で熱交換した空気の湿度を高めた状態で、陳列室30に吹き出すことができる。
これにより、陳列室30の内部湿度を所定以上に保持することができる。陳列室30に陳列された商品を、一定以下の温度、所定の湿度に管理することで、商品の乾燥を抑えることができ、その結果、商品を長持ちさせることができる。
また、ショーケース1の場合、陳列室30の内部温度が低くなるので、陳列室30の前面ガラス22および側面ガラス23に結露が発生してしまい、陳列している商品が見にくくなることがある。
本実施の形態においては、機械室43の内部において、圧縮機50からの放熱された空気や凝縮器51の熱交換により放熱された空気が充満し、この空気の一部が、前面パネル12および側面パネル13の吹出スリットから前面ガラス22および側面ガラス23に吹き出される。
これにより、前面ガラス22および側面ガラス23に対して暖かい空気が吹き付けられることになり、陳列室30の内部が低温となることにより発生する結露を除去することが可能となる。
また、本実施の形態においては、高さ寸法の大きい圧縮機50を機械室43の後方に配置し、仕切り板40の後部立ち上げ部42の近傍に送風ファン62を傾斜して配置するようにしているので、基台10の前方に比較的自由な空間を形成することができる。これにより、基台10の前方の高さ寸法を低く形成することが可能となる。その結果、基台10の内部空間を確保しつつ、前面パネル12の高さ寸法を小さくすることで、ケース部11の前面ガラス22を大きくすることができ、外観上、陳列室30を広く見せることができる。
本実施の形態のショーケース1は、コンビニエンスストアなどの店舗内において用いられる小型の低温ショーケースであるが、一般的に、コンビニエンスストアなどの店舗内においては、温かい商品を温かい状態で保存し販売する温蔵ショーケースも設置されている。
温蔵ショーケースは、その下部にヒーターなどの発熱部品を備えるだけでよく、圧縮機などの大型部品は不要であるため、本実施の形態の基台10に対応する温蔵ショーケースの底部は、その高さが低い構成となっている。
上述したとおり、本実施の形態のショーケース1は、基台10の前方の高さ寸法を低く形成することが可能となるため、同一店舗内において本実施の形態のショーケース1と温蔵ショーケースとを並べて設置した場合であっても、特に正面から両ショーケースを見た際、両ショーケースの見た目のバランスを保つことができ、デザイン的な統一感を持たせることができる。
以上述べたように、本実施形態においては、商品の陳列室30を構成し少なくとも前面ガラス22および側面ガラス23で覆われたケース部11と、機械室43を備えた基台10とを備え、機械室43の後方に、圧縮機50を配置し、機械室43とケース部11との間に形成されるダクト44に送風ファン62を配置し、送風ファン62は、送風ファン62の回転軸62aが上斜め後方に指向するように傾斜して配置されている。
これにより、高さ寸法の大きい圧縮機50を機械室43の後方に配置し、機械室43とケース部11との間に形成されるダクト44に送風ファン62を送風ファン62の回転軸62aが上斜め後方に指向するように傾斜して配置することで、基台10の前方に比較的自由な空間を形成することができる。これにより、基台10の前方の高さ寸法を低く形成することが可能となる。その結果、基台10の内部空間を確保しつつ、前面パネル12の高さ寸法を小さくすることで、ケース部11の前面ガラス22を大きくすることができ、外観上、陳列室30を広く見せることができる。
また、本実施の形態においては、機械室43とダクト44との間に、仕切り板40を設け、仕切り板40の後方に、後部立ち上げ部42(立ち上げ部)を形成し、後部立ち上げ部42に対応する位置に圧縮機50を配置した。
これにより、仕切り板40の後方形成された後部立ち上げ部42に対応する位置に圧縮機50を配置したので、基台10の内部において、仕切り板40の下方に圧縮機50を収容することができる。
また、本実施の形態においては、ダクト44の後方に、仕切り板40の後部立ち上げ部42により斜め上方に曲折された傾斜部45を形成し、傾斜部45と後部立ち上げ部42との間の空間に、送風ファン62を配置した。
これにより、ダクト44の後方に形成された傾斜部45と後部立ち上げ部42との間の空間に、送風ファン62を配置したので、簡単に送風ファン62を、空気の吹き出し方向が上斜め後方となるように傾斜して配置することができる。
また、本実施の形態においては、基台10は、基台10の前面および両側面を被覆する前面パネル12および側面パネル13を備え、前面パネル12は、基台10の背面の高さ寸法より短い高さ寸法に形成されている。
これにより、前面パネル12を、基台10の背面の高さ寸法より短い高さ寸法に形成することで、基台10の前方の高さ寸法を低く形成することができ、その結果、基台10の内部空間を確保しつつ、ケース部11の前面ガラス22を大きくすることができ、外観上、陳列室30を広く見せることができる。
また、本実施の形態においては、前面パネル12および側面パネル13の内側に、機械室43の内部に連通し、前面ガラス22および側面ガラス23に対向する吹出スリットを形成した。
これにより、前面パネル12および側面パネル13の内側に、機械室43の内部に連通し、前面ガラス22および側面ガラス23に対向する吹出スリットを形成したので、機械室43の内部における放熱された暖かい空気を吹出スリットから前面ガラス22および側面ガラス23に吹き出すことができ、陳列室30の内部が低温となることにより発生する結露を除去することができる。
また、本実施の形態においては、機械室43の背面に、機械室43の内部に外気を取り入れる冷却ファン52を設けた。
これにより、機械室43の背面に、機械室43の内部に外気を取り入れる冷却ファン52を設けたので、圧縮機50からの放熱された空気や凝縮器51の熱交換により放熱された空気を、機械室43の内部に送ることができる。その結果、吹出スリットから前面ガラス22および側面ガラス23に放熱された暖かい空気を吹き出すことができる。
なお、本発明は、前記実施形態に記載のものに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更および応用が可能である。
以上のように、本発明に係るショーケースは、基台の内部空間を確保しつつ、前面パネルの高さ寸法を小さくすることで、外観上、陳列室を広く見せることのできるショーケースとして好適に利用可能である。
1 ショーケース
10 基台
11 ケース部
12 前面パネル
13 側面パネル
14 背面パネル
15 デッキパン
21 天板
22 前面ガラス
23 側面ガラス
30 陳列室
32 棚板
40 仕切り板
42 後部立ち上げ部
43 機械室
44 ダクト
45 傾斜部
46 吹出口
47 吸込口
50 圧縮機
51 凝縮器
52 冷却ファン
60 蒸発器
62 送風ファン
62a 回転軸
63 上部ドレンパン
65 吸水シート
71 前面吹出板
72 吹出スリット
76 側面吹出板
77 吹出スリット

Claims (6)

  1. 商品の陳列室を構成し少なくとも前面ガラスおよび側面ガラスで覆われたケース部と、機械室を備えた基台とを備えたショーケースにおいて、
    前記機械室の後方に、圧縮機を配置し、前記機械室と前記ケース部との間に形成されるダクトに送風ファンを配置し、
    前記送風ファンは、前記送風ファンの回転軸が上斜め後方に指向するように傾斜して配置されたことを特徴とするショーケース。
  2. 前記機械室と前記ダクトとの間に、仕切り板を設け、
    前記仕切り板の後方に、立ち上げ部を形成し、前記立ち上げ部に対応する位置に前記圧縮機を配置したことを特徴とする請求項1に記載のショーケース。
  3. 前記ダクトの後方に、前記仕切り板の立ち上げ部により斜め上方に曲折された傾斜部を形成し、前記傾斜部と前記立ち上げ部との間の空間に、前記送風ファンを配置したことを特徴とする請求項2に記載のショーケース。
  4. 前記基台は、前記基台の前面および両側面を被覆する前面パネルおよび側面パネルを備え、
    前記前面パネルは、前記基台の背面の高さ寸法より短い高さ寸法に形成されたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のショーケース。
  5. 前記前面パネルおよび前記側面パネルの内側に、前記機械室の内部に連通し、前記前面ガラスおよび前記側面ガラスに対向する吹出スリットを形成したことを特徴とする請求項4に記載のショーケース。
  6. 前記機械室の背面に、前記機械室の内部に外気を取り入れる冷却ファンを設けたことを特徴とする請求項5に記載のショーケース。
JP2018160189A 2018-08-29 2018-08-29 ショーケース Active JP7165905B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018160189A JP7165905B2 (ja) 2018-08-29 2018-08-29 ショーケース
JP2022163848A JP2022186779A (ja) 2018-08-29 2022-10-12 ショーケース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018160189A JP7165905B2 (ja) 2018-08-29 2018-08-29 ショーケース

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022163848A Division JP2022186779A (ja) 2018-08-29 2022-10-12 ショーケース

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020034212A true JP2020034212A (ja) 2020-03-05
JP7165905B2 JP7165905B2 (ja) 2022-11-07

Family

ID=69667655

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018160189A Active JP7165905B2 (ja) 2018-08-29 2018-08-29 ショーケース
JP2022163848A Pending JP2022186779A (ja) 2018-08-29 2022-10-12 ショーケース

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022163848A Pending JP2022186779A (ja) 2018-08-29 2022-10-12 ショーケース

Country Status (1)

Country Link
JP (2) JP7165905B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0220076U (ja) * 1988-07-26 1990-02-09
JP2001245759A (ja) * 2000-03-08 2001-09-11 Sanyo Electric Co Ltd 低温ショーケース
JP2001280803A (ja) * 2000-03-31 2001-10-10 Sanyo Electric Co Ltd 冷蔵庫
JP2004150658A (ja) * 2002-10-29 2004-05-27 Sanyo Electric Co Ltd 低温ショーケース
US20060021368A1 (en) * 2004-07-30 2006-02-02 Sikander Jaffer Cooling apparatus
JP2008025888A (ja) * 2006-07-19 2008-02-07 Sanyo Electric Co Ltd 低温ショーケース

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0220076U (ja) * 1988-07-26 1990-02-09
JP2001245759A (ja) * 2000-03-08 2001-09-11 Sanyo Electric Co Ltd 低温ショーケース
JP2001280803A (ja) * 2000-03-31 2001-10-10 Sanyo Electric Co Ltd 冷蔵庫
JP2004150658A (ja) * 2002-10-29 2004-05-27 Sanyo Electric Co Ltd 低温ショーケース
US20060021368A1 (en) * 2004-07-30 2006-02-02 Sikander Jaffer Cooling apparatus
JP2008025888A (ja) * 2006-07-19 2008-02-07 Sanyo Electric Co Ltd 低温ショーケース

Also Published As

Publication number Publication date
JP7165905B2 (ja) 2022-11-07
JP2022186779A (ja) 2022-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7413328B2 (ja) 冷蔵商品陳列システム
AU2007203255B2 (en) Low-temperature showcase
US20080202149A1 (en) Refrigerator
JP5556208B2 (ja) ショーケース
US7305844B2 (en) Combined type air conditioner
JP5175512B2 (ja) ショーケース
JP3831568B2 (ja) ショーケース
JP7165905B2 (ja) ショーケース
JP2020125889A (ja) 冷凍・冷蔵ショーケース
JP2010063812A (ja) オープンショーケース
JP4895702B2 (ja) ショーケース
JP6931287B2 (ja) 物品陳列棚に組込み可能な冷凍・冷蔵ショーケース
JP5322411B2 (ja) オープンショーケース
JP6664112B2 (ja) ショーケース
JP2000028255A (ja) オープンショーケース
JP7341930B2 (ja) 消毒保管庫
JPH0610578B2 (ja) 冷蔵ショーケース
JPS6146382Y2 (ja)
JP2022107274A (ja) ショーケース
JP2011078652A (ja) ショーケース
JPH0784975B2 (ja) 低温庫
JP3735554B2 (ja) 貯蔵庫
BR102015028999A2 (pt) sistema de refrigeração para gabinetes e gabinete de refrigeração por ar forçado
JP3118367B2 (ja) 低温ショーケース
JPH0377434B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210412

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220315

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220512

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220913

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221013

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7165905

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151