JP7341930B2 - 消毒保管庫 - Google Patents

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Description

本発明は、庫内の収納室に収納した食器等の物品を加熱装置で加熱して消毒および乾燥した後、該収納室を冷却装置で冷却することで物品の温度を低下させる消毒保管庫に関するものである。
病院や学校その他レストラン等の厨房施設では、洗浄が終わり水滴の付着している食器や箸、ナイフやフォーク等(以下保管物という)を庫内に収納して消毒状態で乾燥させる消毒保管庫が好適に使用されている。すなわち消毒保管庫は、電気ヒータに代表される加熱装置と、該加熱装置により加熱された空気を強制的に庫内に循環させる送風ファンとを備えて、水滴の付いた保管物を熱風で高温に加熱して殺菌消毒と乾燥とを行うものである。
図8に示すように、一般的な消毒保管庫10には、断熱構造の筐体(断熱箱体)12の内部(庫内)に、送風ファン28が設けられた循環経路14と、保管物を収納する収納室16とが画成されている。循環経路14は、上部空間14aとこれに連通する側部空間14b,14bとからなり、上部空間14aが収納室16の天板22の上面側に画成されると共に、側部空間14b,14bが収納室16の幅方向に対向する両側板24,24の外側面側に画成されている。上部空間14aは、その中央部が、天板22に形成された吸込口22aを介して収納室16と連通している。また、側部空間14b,14bは、上部空間14aの両側部から下方に延在し、側板24,24に形成された複数の吹出口24aを介して収納室16と連通している。
循環経路14の上部空間14aには、吸入口22aとの対応位置に送風ファン28が配設され、この送風ファン28を周回するように加熱装置である電気ヒータ30が配置されている。送風ファン28は、収納室16の空気を吸込口22aから上部空間14aに吸い込み、その吸い込んだ空気を電気ヒータ30に接触させる。従って、送風ファン28の作動により収納室16側から上部空間14aに吸い込んだ空気は熱風となって側部空間14b,14bへと流入し、側板24の吹出口24aから収納室16に吹き出されて該収納室16の保管物を加熱する。なお、送風ファン28を駆動するファンモータ29は、筐体12の上部に画成された機械室18に配置されている。
また、消毒保管庫10には、循環経路14と庫外とを接続する排気ダクト32が設けられ、この排気ダクト32はダンパ34によって閉成または開放される構造となっている。すなわち、排気ダクト32を閉成し、収納室16内の湿気が外部に排出されない状態で保管物を加熱することで、当該保管物の消毒がなされる。また、排気ダクト32のダンパ34を開放し、収納室16内の湿気が外部に排出される状態で保管物を加熱することで、当該保管物の乾燥がなされる。
厨房施設では、加熱調理した食材(料理)を一旦チルド状態に冷却して食器への盛り付けを行い、該料理を提供するタイミングに合わせて再加熱を行う、といった料理保存・提供方法が用いられることがあり、この場合は料理の盛り付けを行う際に食器が充分に冷えていることが望ましい。これに対し、前述した消毒保管庫10では、消毒乾燥後の保管物が充分冷えるまでに時間がかかってしまい、冷たい食器等を速やかに用意できない点で問題がある。例えば扉を全開して収納室16内に庫外の空気を取り入れれば、保管物が冷えるまでの時間を短縮することはできるが、この場合は折角消毒した収納室16内の保管物に庫外からの空気が接触することになり、衛生面で問題が生じる。このような事情を考慮すれば、庫内を冷却する冷却装置を消毒保管庫10に設けることが好適である。
特開2003-310527号公報
消毒保管庫10に冷却装置を搭載する場合には、冷却装置の作動によって消毒乾燥後の高温状態の保管物を必要な温度まで速やかに冷却することができる。しかし、筐体12の外面には、庫内温度が低下する影響で冷え易い部位が存在しており、このような部位に結露が発生することが懸念される。
そこで本発明は、従来の消毒保管庫に内在する前記問題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、冷却運転に伴う結露の発生を低コストで抑止し得る消毒保管庫を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、請求項1の発明に係る消毒保管庫は、
筐体の内部に、物品を収納する収納室と、空気の循環経路とが画成され、該循環経路には、前記収納室の天板に形成された吸入口と連通する上部空間と、該上部空間の側部から下方に延在して前記収納室の側板に形成された吹出口と連通する側部空間とを有し、前記上部空間に配置された送風ファンの送風に伴い、加熱装置により加熱した空気を前記循環経路から前記収納室に導入可能な消毒保管庫において、
庫内を冷却可能な冷却装置を備え、該冷却装置により冷却した空気を前記循環経路から前記収納室に導入可能に構成されると共に、
前記上部空間を前記天板との間に画成する第1区画板と、
前記側部空間を前記側板との間に画成する第2区画板と、
前記筐体側面を構成して前記第2区画板を側方から覆うパネルとを備え、
前記パネルは、その上縁から前記第2区画板側に延出する上延出部を有し、該上延出部が接続フレームを介して前記第2区画板と接続され、
前記送風ファンからの空気を前記上部空間の側部から前記側部空間に誘導するエアガイドが、前記第1区画板および前記第2区画板により形成される前記循環経路の上角部を覆うように配設されていることを要旨とする。
請求項1に係る発明によれば、エアガイドによって第1区画板および第2区画板による循環経路の上角部を覆うことで、送風ファンからの空気が循環経路の上角部に直接当たるのを防止し、パネルの外面に対する結露の発生を抑止し得る。安価で取り付けも容易なエアガイドを利用することで、部品コストを抑えることができると共に、簡単な取付作業で対応することができる。
請求項2に係る発明では、
前記第1区画板より上方の機械室を側方から覆う別パネルが、前記パネルの上縁と近接するように配設され、
結露防止用ヒータが、前記パネルにおける前記第2区画板との対向面の上縁部に配設されていることを要旨とする。
請求項2に係る発明によれば、パネルに配設した結露防止用ヒータの加熱により、パネルのうち上縁近傍を温めることができる。また、結露防止用ヒータの加熱によりパネルの上延出部が温まるので、当該上延出部に近接する別パネルの下縁近傍の温度低下を抑制できる。従って、パネルや別パネルに対する結露の発生を抑止することができる。
請求項3に係る発明では、
前記パネルの下縁から延出する下延出部を有し、
前記第2区画板と前記パネルとの間に配設された補強板が、前記第2区画板の板面に沿う縦板部と、該縦板部の下縁から前記パネル側に延出する横板部とを有し、
前記横板部は、前記下延出部と相互に固定される固定部を有し、
前記横板部における複数の前記固定部の間に欠落部が設けられていることを要旨とする。
請求項3に係る発明によれば、横板部とパネル(下延出部)との接触面積や対向面積を減らすことができるので、パネルの温度低下を抑制でき、パネルの下縁近傍の範囲の外面における結露の発生を抑止することができる。また、欠落部が横板部における複数の固定部の間に設けられることで、欠落部の形成により固定部の数が減少することがなく、補強板による補強機能を充分に維持できる。
請求項4に係る発明では、
前記パネルの下縁から延出する下延出部を有し、
前記第2区画板と前記パネルとの間に配設された補強板が、前記第2区画板の板面に沿う縦板部と、該縦板部の下縁から前記パネル側に延出する横板部とを有し、
前記横板部は、前記下延出部と相互に固定される固定部を有し、
前記横板部と前記下延出部との間にスペーサが配設されていることを要旨とする。
請求項4に係る発明によれば、補強板の横板部と、パネルの下延出部との間にスペーサを配設することで、補強板からの影響によりパネルが冷えるのを抑制でき、パネルの下縁近傍の範囲の外面における結露の発生を抑止することができる。
本発明に係る消毒保管庫によれば、冷却運転に伴う結露の発生を低コストで抑止することができる。
実施例1に係る消毒保管庫の正面図である。 図1の消毒保管庫の上部の内部構造を示す縦断正面図である。 図2におけるX部の拡大図である。 循環経路の内部構造を簡略に示す説明図である。 図1の消毒保管庫の右側面図であり、コードヒータを破線で示してある。 (a)は、図1の消毒保管庫の右下部の内部構造を示す縦断正面図であり、(b)は、チャンネルの斜視図である。 実施例2に係る消毒保管庫の右下部の内部構造を示す縦断正面図である。 一般的な消毒保管庫の内部構造を示す説明図である。
次に、本発明に係る消毒保管装置につき、好適な実施例を挙げ、添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図8を参照して説明した消毒保管庫10と共通する構造に関しては同じ名称および参照符号を用い、詳細な説明を省略する。以下の記載では、図1のように消毒保管庫10を正面(前側)から見た状態に合わせて「左」、「右」を指称する。
(消毒保管庫10の全体構成)
前述したように、消毒保管庫10は、矩形箱状の筐体12の内部(庫内)に、消毒・乾燥の対象となる食器等の保管物(物品)を収納する収納室16が画成されていると共に、吸込口22aと吹出口24aとを繋ぐ循環経路14が画成されている。なお、実施例1の消毒保管庫10は、保管物を載せた食器カート(カート)を収納室16内に搬入し、電気ヒータ(加熱装置)30の作動によって食器カート上の保管物の消毒・乾燥を行う、所謂カートインタイプの消毒保管庫である。そして、消毒保管庫10には、蒸発管(冷却装置)36を有する冷凍機構Rが搭載されている。
冷凍機構Rは、圧縮機、凝縮器、膨張弁等と、冷却装置としての蒸発器36とを、冷媒配管で環状に接続したものであって、図2に示すように蒸発器36以外の大部分が機械室18に配設されている。この冷凍機構Rは、蒸発器36を複数(具体的には2つ)備えており、各蒸発器36は循環経路14の上部空間14a(より具体的には、送風ファン28を挟んだ左右両側)に配設されている。なお、上部空間14aの外周側に電気ヒータ30が設けられており、各蒸発器36は電気ヒータ30の内周側に位置している。
図2に示すように、循環経路14の上部空間14aは、収納室16の天板22と、その上方で左右方向に延在する第1区画板51との間に画成されている。また、循環経路14の側部空間14b,14bは、収納室16の側板24,24と、その外側方で上下方向に延在する第2区画板52との間に画成されている。
図1および図2に示すように、筐体12には、当該筐体12の左右の側面を構成する左右のサイドパネル50B,50Bが配設されている。各サイドパネル50B,50Bは、循環経路14や収納室16の高さ位置に対応する下パネル53と、機械室18の高さ位置に対応する上パネル54とによって構成され、第2区画板52を側方から近接位置で覆っている。
消毒保管庫10において冷却運転を行う場合、上部空間14aの中央に位置する送風ファン28から送出されて蒸発器36との接触により冷却された空気は、水平方向(図3に示す矢印Y1の方向)に進行して第2区画板52に当たり、第2区画板52に沿って側部空間14bを下方(図3に示す矢印Y2の方向)へと進行する。このため、第2区画板52が冷え、その影響でサイドパネル50Bも冷えるので、庫外に面するサイドパネル50Bの外面に結露が発生する。そこで、実施例1では、後述のエアガイド60およびコードヒータ(結露防止用ヒータ)65を追加すると共に、後述する補強板70に切欠き(欠落部)73を設けることで、サイドパネル50Bの外面の結露を防止している。
(下パネル53上部に関する構造)
図3に示すように、下パネル53の上縁53aには、第2区画板52側に延出する上延出部55が設けられている。一方、第2区画板52の上端部の外側面には、下パネル53より板厚が大きく剛性の高い金属製の接続フレーム59が設けられている。そして、上延出部55は、第1区画板51の側端部と接続フレーム59とで上下に挟み込まれる形で、ネジNにより固定されている。すなわち、下パネル53の上延出部55は、第2区画板52と間接的に(接続フレーム59を介して)接続されており、また第1区画板51の側端部と接している。
また、上パネル54は、その下縁54aに設けられる上パネル延出部57の下面を下パネル53における上延出部55の上面に接触させた状態で配設されている。そして、上パネル延出部57の延出端面が、第1区画板51の側端部に対向している。すなわち、上パネル54の上パネル延出部57は、下パネル53の上縁53a(上延出部55)と接していると共に、第1区画板51の側端部と近接している。
(エアガイド60)
ここで、送風ファン28からの空気を側部空間14bに誘導するエアガイド60について、図2~図4を参照しながら以下に説明する。なお、図2に示すように、消毒保管庫10の循環経路14の両側部にエアガイド60,60が夫々設けられている。左右の各エアガイド60,60は対称形状であるため、右側のエアガイド60(図3および図4参照)について主に説明し、左側のエアガイド60の説明は省略する。
図2に示すように、エアガイド60は、前後方向に長い板状部材であって(図4参照)、循環経路14(上部空間14a)の両側部に配設されている。なお、エアガイド60の前後寸法は、循環経路14(上部空間14a)の前後寸法に概ね等しくなっている。
エアガイド60は、図3に示すように、その上縁部を折り曲げて形成された上固定部61が、第1区画板51の下面の側端側に固定されていると共に、下縁部を折り曲げて形成された下固定部62が、第2区画板52の内側面の上端側に固定されている。この下固定部62は、前記接続フレーム59との間に第2区画板52を挟むように位置している。そして、エアガイド60のうち上固定部61および下固定部62の間の部分が、送風ファン28から送出された空気を受けて下方(側部空間14b)に誘導する風受部63として機能している。風受部63は、その上端から下端に近づくにつれて送風ファン28から離間する傾斜状に形成されている。
従来の(エアガイド60がない)消毒保管庫10では、冷却運転中、送風ファン28からの空気(上部空間14aを移動する途中で蒸発器36に接触して冷やされた空気)によって循環経路14の上角部15(第1区画板51の側端部と第2区画板52の上端部とで構成される部分)が冷やされると、下パネル53のうち上縁53a近傍(第1範囲A1)や、上パネル54のうち下縁54a近傍(第2範囲A2)が冷え易く、結露が発生し易い。これに対し、実施例1の消毒保管庫10では、エアガイド60によって第1区画板51および第2区画板52による循環経路14の上角部15を覆うことで、送風ファン28から送出されて水平方向に移動する空気が循環経路14の上角部15に直接当たらないようになり、下パネル53の上延出部55や上パネル54の上パネル延出部57の温度低下を防止し得る。すなわち、サイドパネル50B(下パネル53および上パネル54)の外面(特に第1範囲A1や第2範囲A2)に対する結露の発生を抑止することができる。安価で取り付けも容易なエアガイド60を利用することで、部品コストを抑えることができると共に、簡単な取付作業で対応することができる。
(コードヒータ65)
次に、結露防止用ヒータとしてのコードヒータ65について、図3および図5を参照しながら以下に説明する。前述のように消毒保管庫10は、冷却運転に応じて庫内(収納室16)を冷却すると、循環経路14の上角部15が冷える影響でサイドパネル50Bの外面(特に第1範囲A1や第2範囲A2)も冷えて結露が発生し得る。そこで、実施例1では、結露防止用ヒータ(後述するコードヒータ65)を、左右のサイドパネル50Bの内面側に夫々設置している。
コードヒータ65は、曲げ変形が可能な線状の電気ヒータであり、前後方向に下パネル53の上縁53aに沿って(上延出部55に沿って)延在している(図5参照)。具体的に、コードヒータ65は、下パネル53の内側面(第2区画板52との対向面)の上縁部に貼付され(図3参照)、上側の水平部位66と、下側の水平部位67と、これらの水平部位66,67の左端部を繋ぐ曲がり部68とを形成している。なお、各水平部位66,67は上パネル54の前縁よりも前側まで延在しており、機械室18の前面を覆うフロントパネル50Aの下方位置に曲がり部68が位置している。
すなわち、実施例1の消毒保管庫10では、曲げ変形可能な線状の結露防止用ヒータであるコードヒータ65が、下パネルの内側面(第2区画板52との対向面)の上縁部に配設されているので、コードヒータ65の加熱により、下パネル53のうち上縁53a近傍(第1範囲A1)を温めることができる。また、コードヒータ65の加熱により下パネル53の上延出部55が温まり、この上延出部55からの熱伝導や熱放射により上パネル54の上パネル延出部57が温まることになるので、上パネル54のうち下縁54a近傍(第2範囲A2)の温度低下を抑制でき、サイドパネル50B,50Bの外面(第1範囲A1や第2範囲A2)に対する結露の発生を抑止することができる。
なお、コードヒータ65を前述の接続フレーム59に設置することもできる。しかしこの場合は、第2区画板52に接する接続フレーム59がコードヒータ65により直接温められることで、冷却運転による庫内の冷却速度に与える影響が大きくなり得る。すなわち、コードヒータ65を下パネル53に設置することで、接続フレーム59に設置する場合よりも冷却速度を維持し易くなる。
(下パネル53下部に関する構造)
図6(a)に示すように、下パネル53の下縁53bから下延出部56が水平に延出している。この下延出部56は、筐体12の下面を構成する下壁50Cの側端部に対してネジNにより固定されている。なお、右側の下パネル53に設けられた下延出部56のみ図示している(図6(a)参照)が、左側の下パネル53に設けられた下延出部56も同様の構成である。
ここで、消毒保管庫10は、循環経路14の側部空間14bを側方から覆う第2区画板52と、第2区画板52を近接位置で側方から覆う下パネル53とを、金属製の補強板70で接続することにより補強している。補強板70は、第2区画板52の外側面52aの下部に沿って上下方向に延在する縦板部71と、縦板部71の下縁から水平方向に延出して下パネル53の下延出部56に沿う横板部72とで構成されており、縦板部71が第2区画板52に対してネジNで固定されると共に、横板部72が下壁50Cに対し、下延出部56と共にネジNで固定されている。すなわち、補強板70の縦板部71が第2区画板52と接しており、補強板70の横板部72が下パネル53の下延出部56と接しているので、冷却運転により第2区画板52を介して補強板70が冷やされると、その影響で下パネル53が下延出部56から次第に冷やされ、下パネル53の下縁53b近傍(第3範囲A3)の外面に結露が発生し得る。そこで、実施例1では、補強板70の形状変更により、該補強板70と下延出部56との接触面積を減らしている。
(補強板70の切欠き73)
図6(b)に示すように、前述した補強板70の横板部72に、その延出端側から基端側に向けて凹む切欠き(欠落部)73が形成されている。この切欠き73は、横板部72に複数形成されて下延出部56と固定されるネジ孔(固定部)74を避け、当該複数のネジ孔74の間位置に形成されている。なお、実施例1では、図6(b)参照に示すように切欠き73が横板部72の延出端から縦板部71の位置に達し、横板部72が複数個に分断された状態となっている。これに対し、切欠き73を、横板部72の延出端から基端側に向けて途中位置まで凹む形状としてもよい。
このように、実施例1の消毒保管庫10では、第2区画板52と下パネル53との間に配設された補強板70の横板部72に切欠き73を設けることで、横板部72と下パネル53(下延出部56)との接触面積を減らすことができるので、補強板70の影響による下パネル53の温度低下を抑制でき、下パネル53の下縁53b近傍(第3範囲A3)の外面における結露の発生を抑止することができる。また、切欠き73が横板部72における複数のネジ孔74の間に設けられることで、切欠き73の形成によりネジ孔74の数が減少することがなく、補強板70による補強機能を充分に維持できる。
次に、実施例2に係る消毒保管庫10について、図7を参照して以下に説明する。なお、実施例1と相違する構成について基本的に説明を行い、実施例1と同じ構成には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
前述した実施例1では、補強板70の横板部72に切欠き73を設けることで、補強板70と下延出部56との接触面積を減少させ、これにより下パネル53の下縁53b近傍の範囲(第3範囲A3)の外面に対する結露の発生を防止した。これに対し、実施例2の消毒保管庫10は、後述するスペーサ80によって補強板70と下延出部56との接触面積を減少させている。
図7に示すように、消毒保管庫10は、補強板70の横板部72と、下パネル53の下延出部56との間に、合成樹脂材からなる平板状のスペーサ80を配置している。なお、スペーサ80は、横板部72(補強板70)および下延出部56(下パネル53)と同じネジNにより下壁50Cの側端部に固定されている。
すなわち、実施例2の消毒保管庫10では、補強板70横板部72と、下パネル53の下延出部56との間に合成樹脂製のスペーサ80を配設することで、補強板70からの影響により下パネル53が冷えるのを抑制でき、下パネル53の下縁53b近傍(第3範囲A3)の外面における結露の発生を抑止することができる。
〔変更例〕
本願は前述した実施例の構成に限定されるものではなく、例えば以下の構成を適宜に採用することができる。
(1) 実施例1,2では、消毒保管庫にエアガイドおよび結露防止用ヒータ(コードヒータ)の両方を備えるように構成したが、何れか一方のみを備えるようにしてもよい。なお、結露防止用ヒータは比較的高価であるので、特にエアガイドのみによって結露対策を行う場合には部品コストを抑制することができる。
(2) 実施例1,2では、結露防止用ヒータとして、曲げ変形可能な線状の電気ヒータ(コードヒータ)を配設したが、曲げ変形可能な帯状の電気ヒータや、曲げ変形が不可能な他の電気ヒータを結露防止用ヒータとして採用してもよい。
(3) 実施例1,2では、結露防止用ヒータ(コードヒータ)を、パネル(下パネル)における第2区画板との対向面(内側面)の上縁部に配設したが、これに代えて、またはこれに加えて、別パネル(上パネル)の下縁部に結露防止用ヒータを配設してもよい。
(4) 実施例1,2では、エアガイドの一端側(上固定部)を第1区画板に固定すると共に、エアガイドの他端側(下固定部)を第2固定板に固定するようにしたが、第1・第2区画板のうちの一方のみに対してエアガイドを固定する(上固定部および下固定部の何れか一方のみを備える)ようにしてもよい。
(5) 実施例1,2では、パネル(下パネル)の上延出部を、接続フレームを介して第2区画板と接続するようにしたが、第2区画板に剛性が確保されている場合は、上延出部を第2区画板と直接的に接続する(接続フレームを第2区画板の一部として備える)ようにしてもよい。
(6) 実施例1では、第2区画板とパネル(下パネル)との間に配設される補強板における複数の固定部(ネジ孔)の間に、欠落部としての切欠きを設けるようにしたが、欠落部としての開口部を複数の固定部(ネジ孔)の間に設けるようにして、パネル(下パネル)における下延出部の温度低下を抑制するようにしてもよい。
(7) 実施例1,2では、カートインタイプの消毒保管庫について説明したが、食器等の保管物(物品)を載置する棚が収納室内に設けられて食器カートを搬入不可能な消毒保管庫に実施例の構成を適用することもできる。
12 筐体,14 循環経路,14a 上部空間,14b 側部空間,15 上角部,
16 収納室,22 天板,22a 吸込口,24 側板,24a 吹出口,
28 送風ファン,30 電気ヒータ(加熱装置),36 蒸発器(冷却装置),
51 第1区画板,52 第2区画板,53 下パネル(パネル),
54 上パネル(別パネル),55 上延出部,56 下延出部,59 接続フレーム,
60 エアガイド,65 コードヒータ(結露防止用ヒータ),70 補強板,
71 縦板部,72 横板部,73 切欠き(欠落部),74 ネジ孔(固定部),
80 スペーサ

Claims (4)

  1. 筐体(12)の内部に、物品を収納する収納室(16)と、空気の循環経路(14)とが画成され、該循環経路(14)には、前記収納室(16)の天板(22)に形成された吸入口(22a)と連通する上部空間(14a)と、該上部空間(14a)の側部から下方に延在して前記収納室(16)の側板(24)に形成された吹出口(24a)と連通する側部空間(14b)とを有し、前記上部空間(14a)に配置された送風ファン(28)の送風に伴い、加熱装置(30)により加熱した空気を前記循環経路(14)から前記収納室(16)に導入可能な消毒保管庫において、
    庫内を冷却可能な冷却装置(36)を備え、該冷却装置(36)により冷却した空気を前記循環経路(14)から前記収納室(16)に導入可能に構成されると共に、
    前記上部空間(14a)を前記天板(22)との間に画成する第1区画板(51)と、
    前記側部空間(14b)を前記側板(24)との間に画成する第2区画板(52)と、
    前記筐体(12)側面を構成して前記第2区画板(52)を側方から覆うパネル(53)とを備え、
    前記パネル(53)は、その上縁(53a)から前記第2区画板(52)側に延出する上延出部(55)を有し、該上延出部(55)が接続フレーム(59)を介して前記第2区画板(52)と接続され、
    前記送風ファン(28)からの空気を前記上部空間(14a)の側部から前記側部空間(14b)に誘導するエアガイド(60)が、前記第1区画板(51)および前記第2区画板(52)により形成される前記循環経路(14)の上角部(15)を覆うように配設されている
    ことを特徴とする消毒保管庫。
  2. 前記第1区画板(51)より上方の機械室(18)を側方から覆う別パネル(54)が、前記パネル(53)の上縁(53a)と近接するように配設され、
    結露防止用ヒータ(65)が、前記パネル(53)における前記第2区画板(52)との対向面の上縁部に配設されている請求項1記載の消毒保管庫。
  3. 前記パネル(53)の下縁(53b)から延出する下延出部(56)を有し、
    前記第2区画板(52)と前記パネル(53)との間に配設された補強板(70)が、前記第2区画板(52)の板面に沿う縦板部(71)と、該縦板部(71)の下縁から前記パネル(53)側に延出する横板部(72)とを有し、
    前記横板部(72)は、前記下延出部(56)と相互に固定される固定部(74)を有し、
    前記横板部(72)における複数の前記固定部(74)の間に欠落部(73)が設けられている請求項1または2記載の消毒保管庫。
  4. 前記パネル(53)の下縁(53b)から延出する下延出部(56)を有し、
    前記第2区画板(52)と前記パネル(53)との間に配設された補強板(70)が、前記第2区画板(52)の板面に沿う縦板部(71)と、該縦板部(71)の下縁から前記パネル(53)側に延出する横板部(72)とを有し、
    前記横板部(72)は、前記下延出部(56)と相互に固定される固定部(74)を有し、
    前記横板部(72)と前記下延出部(56)との間にスペーサ(80)が配設されている請求項1または2記載の消毒保管庫。
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