JP4971710B2 - ショーケース - Google Patents

ショーケース Download PDF

Info

Publication number
JP4971710B2
JP4971710B2 JP2006199267A JP2006199267A JP4971710B2 JP 4971710 B2 JP4971710 B2 JP 4971710B2 JP 2006199267 A JP2006199267 A JP 2006199267A JP 2006199267 A JP2006199267 A JP 2006199267A JP 4971710 B2 JP4971710 B2 JP 4971710B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
middle strut
machine room
duct
display chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006199267A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008025917A (ja
Inventor
秀樹 山口
弘司 玉山
聡 針生
諭 辻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2006199267A priority Critical patent/JP4971710B2/ja
Publication of JP2008025917A publication Critical patent/JP2008025917A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4971710B2 publication Critical patent/JP4971710B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Freezers Or Refrigerated Showcases (AREA)
  • Removal Of Water From Condensation And Defrosting (AREA)
  • Refrigerator Housings (AREA)

Description

本発明は、陳列室の前面開口を扉にて開閉自在に閉塞して成る低温ショーケースに関するものである。
この種の従来のショーケースは、例えばコンビニエンスストアやスーパーマーケットなどの店舗に設置されるものであって、内部に陳列室を構成する断熱箱体の前面開口は、扉(例えばガラス扉)にて閉塞している(例えば、特許文献1参照。)。また、断熱箱体外の下部には機械室を構成し、この機械室内に冷却装置の冷凍サイクルを構成する圧縮機、凝縮器、凝縮器用送風機などを設置すると共に、陳列室内には同じく冷凍サイクルを構成する冷却器を配設し、この冷却器によって陳列室内を所定の低温度に冷却していた。
また、陳列室の前面開口部には、中支柱が設けられている。この中支柱は、例えば観音開き式の扉の内面に取り付けられるガスケットと密着可能とするものであり、これにより、扉閉塞時における陳列室内の密閉性を維持を図っている。
しかしながら、陳列室内が冷却されると、中支柱自体も扉枠も冷気に晒される。そのため、中支柱の前面や当該中支柱に当接する扉内面やガスケットに結露が発生することとなる。係る結露が生じると、扉の開閉時に中支柱などに付着した結露水によって開閉する手指を濡らしてしまったり、開閉動作によって跳ねた結露水によって服などを濡らしてしまう不都合が生じる。更には、扉に付着した結露による水滴が落下することにより、設置床面を濡らしてしまうなどの不都合が生じる。
そこで、従来は、図11及び図12に示すように結露を防止するための機構を設けていた。図10は、従来のショーケース100の扉を取り除いた状態の斜視図、図11及び図12はそれぞれ図10のG−G断面図を示している。図10に示されるショーケース100は、前面に開口する断熱箱体101により本体が構成されており、当該断熱箱体101内には、陳列室102が形成されている。そして、この断熱箱体101の下方には、機械室が形成されており、当該機械室前面は、前面パネル103により開閉自在に閉塞されている。
陳列室102の前面開口には、観音開き式のガラス扉が設けられている。この扉の周縁部裏面には、磁性体(磁石)を備えたガスケットが取り付けられている。そして、陳列室102の前面開口104の例えば中央部に上下に渡って柱状に形成された中支柱105が立設されている。そして、ガラス扉のガスケット内に設けられた磁石によって、中支柱105の前面とガラス扉のそれぞれの開放側の側端部後面のガスケットが密着することにより、陳列室102内が閉塞されている。
ここで、中支柱105は、図11に示すように、上下に延在して形成される後パネル106と、前パネル(金属製)107と、これらパネル106、107間を連結する樹脂製のブレーカ108、108により構成されており、これらパネル106、107及びブレーカ108、108にて囲繞される空間には、断熱材109が発泡充填されている。
そして、ガラス扉の開放側の側端部後面が密着する前パネル107の後面には、電気ヒータ(コードヒータ)110が当接した状態で交熱的に配設されており、当該電気ヒータ110に通電を行うことによって、中支柱105の前パネル107を加熱し、ガラス扉や扉枠、更には、中支柱前面(前パネル107前面)への結露の発生を抑制していた。
尚、加熱手段としては電気ヒータ110に限られるものではなく、図12に示されるように、当該ショーケース100に設けられる冷却装置の高温冷媒が流通する冷媒配管(ホットパイプ)111を中支柱105の前パネル107の後面に、交熱的に配設することによっても、結露の発生を抑制していた。
特開平9−101075号公報
しかしながら、係る電気ヒータ110による加熱は、通常は常時通電を行うこととなるため、ショーケース自体の消費電力量が増加し、ランニングコストの高騰を招く問題があった。また、電気ヒータ110を中支柱105の断熱材109内に配設することから、作業工程中にヒータの断線などの不具合が発生した場合には、修理が不可能となる問題がある。他方、ホットパイプ111による加熱では、当該ホットパイプ111と、前パネル107との接触不良により十分な加熱を行うことができず、結果として中支柱表面に発生する結露を十分に抑制することができないという問題がある。
そこで、本発明は従来の技術的課題を解決するためになされたものであり、簡素な構成により、凝縮器等の暖気を利用することによって効果的に中支柱への結露を解消することができる低温ショーケースを提供することを目的とする。
本発明は、断熱壁内に構成された陳列室と、該陳列室の前面開口を開閉自在に閉塞する扉と、陳列室の開口部に設けられ、前面に扉が当接する中支柱と、陳列室下方の断熱壁外に構成された機械室と、該機械室内に配設された圧縮機、凝縮器、凝縮器用ファンなどから成る冷却ユニットと、機械室の前面に設けられ、扉の下方に位置する機械室カバーとを備えた低温ショーケースにおいて、中支柱前面に凹陥形成された上下に渡る溝と、該溝を閉塞し、当該溝内に中支柱ダクトを構成する中支柱ダクト部材と、機械室カバーの上面に構成され、凝縮器用ファンから吐出された空気を中支柱ダクト内に吹き出すための吹出部と、中支柱ダクト部材の下端に形成され、吹出部の前上方にまで延在して中支柱ダクトの下端開口を吹出部に対応させる指向面とを備えたものである。
請求項2の発明は、上記発明において、吹出部前側の機械室カバー上面に構成され、扉から滴下する結露水を受容する露受部を備え、指向面を露受部に指向させたものである。
本発明によれば、断熱壁内に構成された陳列室と、該陳列室の前面開口を開閉自在に閉塞する扉と、陳列室の開口部に設けられ、前面に扉が当接する中支柱と、陳列室下方の断熱壁外に構成された機械室と、該機械室内に配設された圧縮機、凝縮器、凝縮器用ファンなどから成る冷却ユニットと、機械室の前面に設けられ、扉の下方に位置する機械室カバーとを備えた低温ショーケースにおいて、中支柱前面に凹陥形成された上下に渡る溝と、該溝を閉塞し、当該溝内に中支柱ダクトを構成する中支柱ダクト部材と、機械室カバーの上面に構成され、凝縮器用ファンから吐出された空気を中支柱ダクト内に吹き出すための吹出部と、中支柱ダクト部材の下端に形成され、吹出部の前上方にまで延在して中支柱ダクトの下端開口を吹出部に対応させる指向面とを備えたので、中支柱ダクト内に吹き出された機械室内からの暖気によって、中支柱前面に設けられた中支柱ダクト部材や該中支柱が加熱されることとなり、これにより、中支柱表面に結露が発生し難くなる。
従って、中支柱表面に当接する扉裏面にも結露が生じ難くなり、扉の開閉動作時に手指を濡らしてしまう不都合や扉裏面に付着した水滴によって床面を濡らしてしまうなどの不都合を抑制することが可能となる。また、中支柱表面に結露水が付着し難くなることから、扉裏面との密着性の向上を図ることが可能となり、陳列室内の冷気の漏洩を抑制することが可能となる。
また、中支柱ダクトを構成する中支柱ダクト部材は、中支柱前面に形成された溝に設けられるものであるため、接着により取り付けることが可能となり、取付作業性の向上を図ることができる。更に、中支柱ダクト部材は、中支柱前面から突出しないように構成することが可能となるので、外観の向上を図ることが可能となる。
また、中支柱ダクト部材の下端に形成され、吹出部の前上方にまで延在して中支柱ダクトの下端開口を吹出部に対応させる指向面とを備えたので、中支柱ダクトを中支柱前面と面一に構成した場合であっても、機械室カバー上面に形成された吹出部からの排気を円滑に中支柱ダクト内に流入させることが可能となる。
請求項2の発明によれば、上記発明に加えて、吹出部前側の機械室カバー上面に構成され、扉から滴下する結露水を受容する露受部を備え、指向面を露受部に指向させたので、中支柱ダクト部材前面に結露が生じた場合にも露受部に流下させることができ、結露水によって設置床面を濡らしてしまう不都合を回避することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態として、第1の実施例と第2の実施例について詳述する。
先ず本発明の第1の実施例について図1乃至図5を参照して説明する。図1は第1の実施例の低温ショーケース1の斜視図、図2は図1の扉3を取り外した状態のショーケース1の斜視図、図3は図2のA−A縦断側面図、図4は図2のB−B断面図、図5は図3の円C部分の拡大断面図を示している。
本実施例のショーケース1はスーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの店舗に設置されて商品を冷却しながら陳列する低温ショーケースであり、前面に開口を有する断熱箱体(断熱壁)2より本体が構成されている。この断熱箱体2は前面に開口する鋼板製の外箱5と、この外箱5内に間隔を存して組み込まれた前面に開口する鋼板若しくは硬質合成樹脂製の内箱6と、外箱5及び内箱6間に発泡充填された発泡ポリウレタンから成る断熱材7とから構成されている。
そして、内箱6の内方には、前方に開口する陳列室8が形成され、当該前面開口(開口部)8Aは内部を透視可能とするガラス4を有する観音開き式の扉3、3によって開閉自在に閉塞される。各扉3は、ヒンジ部材11によって断熱箱体2の一側を中心に回動自在に枢支される。尚、扉3の詳細な構成については後述する。
陳列室8の後部には断熱箱体2の背面と所定間隔を存して仕切板9が取り付けられ、この仕切板9と断熱箱体2との間にダクト10が形成されている。このダクト10内に冷凍サイクルの周知の冷媒回路を構成する冷却器12が縦設されると共に、ダクト10の最下部は陳列室8の後下部に形成された吹出口13にて陳列室8に連通している。また、ダクト10の上部には、陳列室9内の冷気をダクト10内に吸い込むための冷却用ファン14が配設されると共に、当該冷却用ファン14に対応して図示しない冷気吸込口が形成されている。
これにより、陳列室8内の冷気は、冷却用ファン14によって陳列室8後上部に形成される冷気吸込口からダクト10内に吸引され、当該ダクト10内に配設される冷却器12と熱交換することで冷却された後、陳列室8後下部に形成される吹出口13より陳列室8内に吐出される循環を行う(図3では、白抜きの矢印にて示す)。これにより、陳列室8内には、冷気が循環されることで、所定の低温度に冷却される。
一方、断熱箱体2の下方には、断熱箱体2外に位置して前面に開口を有する機械室16が形成されている。この機械室16内には前記冷却器12と共に冷凍サイクルの冷媒回路を構成する圧縮機17と、凝縮器18等と、それらに送風する凝縮機用ファン19からなる冷却ユニットRが配設されている。
機械室16の前面には、複数の吸込口22が穿設された機械室カバー21により開閉自在に閉塞されている。この機械室カバー21は、機械室前面開口縁から前記扉3の下方にまで延在して形成されている。機械室カバー21の上面は、図5の部分拡大図に示すように、陳列室8の前面開口(開口部)8A下部に対応する位置に上方に開口する排気口(吹出部)23が左右(長手方向)に延在して複数、形成されていると共に、当該排気口23の前側には、当該排気口23の開口縁よりも低く形成される露受部24が形成されている。
また、機械室16内に配設される凝縮器用ファン19は、当該凝縮器用ファン19の前側(即ち、空気吸込側に相当する機械室カバー21側)に位置する凝縮器18の上端に渡ってファンケース25が取り付けられている。このファンケース25の前端は、機械室カバー21の吸込口22の上方に位置する裏面にまで渡って構成されており、これによって、吸込口22から吸い込まれ、凝縮器18の廃熱によって加熱された空気の一部がファンケース25と断熱箱体2の底壁2Aとの間に形成される排気ダクト26を介して排気口23から上方に排気される構成とされる。尚、本実施例では、ファンケース25は、機械室ケース21裏面にまで渡って形成されているものとしているが、これに限定されるものではなく、排気ダクト26を構成することができるものであれば、二部品以上の仕切板などによって構成しても良いものとする。また、本実施例における機械室16の後面にも排気口が形成されており、図3に示すように、排気口23から排出される一部の排気を除く残りの排気は、当該後面の排気口から外部に排出される。
他方、前記扉3は、例えば硬質合成樹脂にて構成される扉枠3Aと、当該扉枠3Aに嵌め込まれた透明複層ガラス4と、扉枠3Aの内面(陳列室8側を構成する面)周囲に取り付けられたガスケット30(図4のみ図示する)とから構成される。扉3の下辺を構成する扉枠3Aには、上下方向に内部を貫通する複数の図示しない通風孔が形成されており、当該通風孔は、ガラス4の外方側(陳列室8側とは反対側)に開口している。また、ガスケット30内には、磁性体としての磁石が設けられている。
そして、本実施例では、略同一寸法の観音開き式の扉3にて構成されているため、断熱箱体2の開口部8Aの略中央には、上下に渡って中支柱31が立設されている。係る中支柱31は、図4の断面図に示すように、上下に延在して形成される金属製の後パネル32と、前パネル33と、これらパネル32、33間を連結する樹脂製のブレーカ34、34により構成されており、これらパネル32、33、ブレーカ34、34にて囲繞される空間には、断熱材35が発泡充填されている。
金属製材料にて構成される前パネル33は、上下に渡って凹陥形成された溝36を有し、当該溝36の両側部には、各ブレーカ34の前端と略面一とされる扉当接面37とされている。また、ブレーカ34の前端には、内部中空とされる断熱空気層38が形成されている。
そして、この前パネル33により構成される中支柱31の前面には、前記溝36を前方から閉塞し、当該溝36内に中支柱ダクト39を構成する中支柱ダクト部材40が取り付けられる。
このとき、中支柱ダクト部材40は、溝36内に埋め込まれるため、当該ダクト部材40の前面は、中支柱31前面から突出しないように構成、本実施例では、前パネル33の扉当接面37、37と略面一とされる。これにより、外観の向上を図ることが可能となる。更に、中支柱ダクト部材40は、中支柱31前面に形成された溝36に設けられるものであるため、接着により取り付けることが可能となり、取付作業性の向上を図ることができる。
また、この中支柱ダクト部材40の上部前面には、排気口42が形成されている。そして、中支柱ダクト部材40の下端には、当該ダクト部材40によって形成される中支柱ダクト39の下端開口を前記機械室カバー21に形成される排気口23に対応させるため、前下方に指向させる指向面41が形成されている。この指向面41の下端部は、前記排気口23の開口縁よりも少許露受部24の上方にまで延在して形成されている。これにより、中支柱ダクト部材40の前面に付着した結露水を当該指向面41により、露受部24に指向させることが可能とされる。
係る構成により、扉3が閉じられた状態では、中支柱ダクト部材40が扉3の開閉の邪魔となることなく、扉3の内面周囲に取り付けられたガスケット30が中支柱31の前面に構成される扉当接面37、37に当接可能とされると共に、該ガスケット30内部に設けられる磁石の磁力によって扉当接面37に密着可能とされる。
そして、凝縮器用ファン19の運転によって機械室16前方の外気は、先ず、機械室カバー21の吸込口22を介してファンケース25にて囲繞された機械室16内に流入し、凝縮器18を空冷する。凝縮器18を空冷することによって温められた外気(暖気)の一部は、ファンケース25と断熱箱体2の底壁2Aにより形成される排気ダクト26内に流入し、機械室カバー21の上面に左右に渡って形成される排気口23より上方に吹き出される(図3において黒塗りの矢印で示す)。
排気口23より上方に吹き出された暖気の一部は、周囲空気に拡散されることなく中支柱ダクト部材40にて形成される中支柱ダクト39内に流入し、該ダクト39内を上昇する。これにより、中支柱ダクト39内が加熱されることによって、熱良導性の金属性材料にて形成される前パネル33や中支柱ダクト部材40が加熱され、これらの表面に結露が発生し難くなる。
従って、中支柱31表面(具体的には、扉当接面37)に当接する扉3のガスケット30にも結露が生じ難くなり、扉3の開閉動作時に手指を濡らしてしまう不都合や扉3裏面に付着した水滴によって床面を濡らしてしまうなどの不都合を抑制することが可能となる。また、中支柱31表面に結露水が付着し難くなることから、扉3裏面との密着性の向上を図ることが可能となり、陳列室8内の冷気の漏洩を抑制することが可能となる。
また、本実施例では、扉3はガラス4を備えているが、上述したように中支柱31前面が加熱されることによって伝達される熱や、排気口23から吹き出された暖気が扉3の下辺を構成する扉枠3Aの通風孔を介してガラス4の前面に吹き出されることによって、当該ガラス4の表面にも結露が生じ難くなり、くもりが発生してしまうことで陳列室8内の視認性が低下する不都合を抑制することが可能となる。
また、中支柱ダクト部材40の下端は、当該ダクト部材40によって形成される中支柱ダクト39の下端開口を前記機械室カバー21に形成される排気口23に対応させるため、前下方に指向させる指向面41が形成されているため、本実施例のように、中支柱ダクト39を中支柱31前面と面一に構成した場合であっても、機械室カバー21上面に形成された排気口23からの排気を円滑に中支柱ダクト39内に流入させることが可能となる。
尚、中支柱ダクト39内を上昇する暖気は、これら中支柱31表面や扉3等を加熱した後、上部に形成される排気口42より外部に排出される。
更に、当該指向面41は、下方の露受部24に指向されていることから、例えば、冷却運転の状況に応じて凝縮器用ファン19が停止してしまい、中支柱ダクト39内に暖気が送出されなくなった場合等において、中支柱ダクト部材40前面に結露が生じた場合にも露受部24に流下させることができ、結露水によって設置床面を濡らしてしまう不都合を回避することが可能となる。
次に、図6乃至図9を参照して本発明の第2の実施例について説明する。図6は第2の実施例としての扉3を取り外した状態のショーケース45の斜視図、図7は図6のD−D縦断側面図、図8は図6のE−E断面図、図9は図7の円F部分の拡大断面図を示している。尚、各図において図1乃至図5と同様の符号が付されているものは、略同一の構成及び効果を奏するものであるため、説明を省略する。
係る実施例における中支柱46は、上記実施例と同様に、観音開き式の扉3の閉鎖時に、当該扉3内面と当接するものであり、両扉3が略同一寸法にて構成されているため、断熱箱体2の開口部8Aの略中央に、上下に渡って立設されている。係る中支柱46は、図8の断面図に示すように、上下に延在して形成される金属製の後パネル32と、前パネル47と、これらパネル32、47間を連結する樹脂製のブレーカ34、34により構成されており、これらパネル32、47、ブレーカ34、34にて囲繞される空間には、断熱材35が発泡充填されている。
金属製材料にて構成される前パネル47は、両ブレーカ34の前端と略面一に構成される前面には、該前面との間に中支柱ダクト49を構成する中支柱ダクト部材50が取り付けられる。この中支柱ダクト部材50は、例えば鋼板性材料にて構成されており、断面略中央が前方に突出して形成される断面略三角を呈しており、両扉3側の面は、前部が対向する各扉3から離間するように傾斜する傾斜面52とされている。また、前パネル47側に位置する両端部は、外方に向けて延在するフランジ51が形成されている。本実施例では、当該フランジ51を前パネル47の前面に当接させ、例えばスパッタ溶接などによって当該中支柱ダクト部材50を前パネル47に固定する。
係る構成では、中支柱ダクト部材50によって、中支柱46の前面より前方に突出して上下に開口する中支柱ダクト49が構成されるため、中支柱ダクト49の下端は、前記機械室カバー21に形成される排気口23上方に位置することとなる。
これにより、扉3が閉じられた状態では、中支柱ダクト部材50が扉3の開閉の邪魔となることなく、扉3の内面周囲に取り付けられたガスケット30が中支柱46の前面の中支柱ダクト部材50両側に位置する扉当接面48に当接可能とされると共に、該ガスケット30内部に設けられる磁石の磁力によって扉当接面48に密着可能とされる。
そして、凝縮器用ファン19の運転によって機械室16前方の外気は、先ず、機械室カバー21の吸込口22を介してファンケース25にて囲繞された機械室16内に流入し、凝縮器18を空冷する。凝縮器18を空冷することによって温められた外気(暖気)の一部は、ファンケース25と断熱箱体2の底壁2Aにより形成される排気ダクト26内に流入し、機械室カバー21の上面に左右に渡って形成される排気口23より上方に吹き出される(図7では黒塗りの矢印で示す)。
排気口23より上方に吹き出された暖気の一部は、周囲空気に拡散されることなく中支柱ダクト部材50にて形成される中支柱ダクト49内に流入し、該ダクト49内を上昇する。これにより、中支柱ダクト49内が加熱されることによって、熱良導性の金属性材料にて形成される前パネル47や中支柱ダクト部材50が加熱され、これらの表面に結露が発生し難くなる。
従って、中支柱46表面(具体的には、扉当接面48)に当接する扉3のガスケット30にも結露が生じ難くなり、扉3の開閉動作時に手指を濡らしてしまう不都合や扉3裏面に付着した水滴によって床面を濡らしてしまうなどの不都合を抑制することが可能となる。また、中支柱46表面に結露水が付着し難くなることから、扉3裏面との密着性の向上を図ることが可能となり、陳列室8内の冷気の漏洩を抑制することが可能となる。
また、中支柱ダクト部材50の下端は、当該ダクト部材50によって形成される中支柱ダクト49の下端開口が前記機械室カバー21に形成される排気口23に対応して形成されているため、格別に機械室16からの暖気を誘導するための手段を設けることなく、効率的に、機械室16からの暖気を中支柱ダクト49内に導入することが可能となる。
また、本実施例では、扉3はガラス4を備えているが、上述したように中支柱46前面が加熱されることによって伝達される熱や、排気口23から吹き出された暖気が扉3の下辺を構成する扉枠3Aの通風孔を介してガラス4の前面に吹き出されることによって、当該ガラス4の表面にも結露が生じ難くなり、くもりが発生してしまうことで陳列室8内の視認性が低下する不都合を抑制することが可能となる。
尚、中支柱ダクト49内を上昇する暖気は、これら中支柱46表面や扉3等を加熱した後、ダクト49上端開口より外部に排出されるものとする。
更に、本実施例における中支柱ダクト部材50は、中支柱46の前面に取り付けられることから、中支柱46の前面に当接する扉3を当該中支柱ダクト部材50の側面、本実施例では、傾斜面52によって保持することが可能となり、扉3の取り付けが緩み、扉3自体が傾いてしまった場合であっても、当該中支柱ダクト部材50によって支持することができる。特に、当該傾斜面52は、前部が扉3から離間するように傾斜しているので、傾いてしまった扉3を閉鎖方向に移動するに従い、徐々に正常な閉鎖位置に補正することが可能となる。これにより、扉3閉鎖時における扉3と中支柱46との密着性を維持することが可能となり、冷気の漏洩を抑制することが可能となる。
尚、上記構成では、中支柱ダクト49は、既存のショーケースに設けられる中支柱の前面に中支柱ダクト部材50を取り付けることで、構成することが可能であるため、中支柱の設計変更を行うことなく、本発明を実現することが可能となる。
ショーケースの斜視図である。 図1のショーケースの扉を外した状態の斜視図である(実施例1)。 図2のA−A断面図である(実施例1)。 図2のB−B断面図である(実施例1)。 図3の円C部分の拡大断面図である(実施例1)。 図1のショーケースの扉を外した状態の斜視図である(実施例2)。 図6のD−D断面図である(実施例2)。 図6のE−E断面図である(実施例2)。 図7の円F部分の拡大断面図である(実施例2)。 従来のショーケースの扉を取り外した状態の斜視図である。 図10のE−E断面図である。 図10のE−E断面図である。
1、45 ショーケース
2 断熱箱体
3 扉
4 ガラス
8 陳列室
8A 前面開口(開口部)
12 冷却器
16 機械室
17 圧縮機
18 凝縮器
19 凝縮器用ファン
21 機械室カバー
22 吸込口
23 排気口(吹出部)
25 ファンケース
26 排気ダクト
30 ガスケット
31、46 中支柱
33、47 前パネル
36 溝
37、48 扉当接面
39、49 中支柱ダクト
40、50 中支柱ダクト部材
41 指向面
52 傾斜面

Claims (2)

  1. 断熱壁内に構成された陳列室と、該陳列室の前面開口を開閉自在に閉塞する扉と、前記陳列室の開口部に設けられ、前面に前記扉が当接する中支柱と、前記陳列室下方の断熱壁外に構成された機械室と、該機械室内に配設された圧縮機、凝縮器、凝縮器用ファンなどから成る冷却ユニットと、前記機械室の前面に設けられ、前記扉の下方に位置する機械室カバーとを備えた低温ショーケースにおいて、
    前記中支柱前面に凹陥形成された上下に渡る溝と、該溝を閉塞し、当該溝内に中支柱ダクトを構成する中支柱ダクト部材と
    前記機械室カバーの上面に構成され、前記凝縮器用ファンから吐出された空気を前記中支柱ダクト内に吹き出すための吹出部と
    前記中支柱ダクト部材の下端に形成され、前記吹出部の前上方にまで延在して前記中支柱ダクトの下端開口を前記吹出部に対応させる指向面とを備えたことを特徴とする低温ショーケース。
  2. 前記吹出部前側の前記機械室カバー上面に構成され、前記扉から滴下する結露水を受容する露受部を備え、前記指向面を前記露受部に指向させたことを特徴とする請求項1に記載の低温ショーケース。
JP2006199267A 2006-07-21 2006-07-21 ショーケース Active JP4971710B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006199267A JP4971710B2 (ja) 2006-07-21 2006-07-21 ショーケース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006199267A JP4971710B2 (ja) 2006-07-21 2006-07-21 ショーケース

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008025917A JP2008025917A (ja) 2008-02-07
JP4971710B2 true JP4971710B2 (ja) 2012-07-11

Family

ID=39116726

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006199267A Active JP4971710B2 (ja) 2006-07-21 2006-07-21 ショーケース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4971710B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104768428A (zh) * 2012-09-24 2015-07-08 开利公司 制冷销售柜
EP2880386B1 (en) * 2012-08-02 2018-07-04 Carrier Corporation Frame and refrigerating apparatus

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE202008012058U1 (de) * 2008-07-17 2009-11-26 Liebherr-Hausgeräte Lienz Gmbh Kühl- und/oder Gefriergerät
JP5372432B2 (ja) * 2008-08-21 2013-12-18 三洋電機株式会社 低温ショーケース
JP5441430B2 (ja) * 2009-02-18 2014-03-12 ホシザキ電機株式会社 冷却庫
JP5657301B2 (ja) * 2010-07-30 2015-01-21 三洋電機株式会社 低温ショーケース
CN103629886B (zh) * 2012-08-21 2018-05-11 开利公司 用于冷藏柜的柜体框架以及冷藏柜
KR200476910Y1 (ko) * 2013-07-11 2015-04-16 오텍캐리어냉장 유한회사 쇼케이스의 기계실 커버장치
JP6564241B2 (ja) * 2015-05-26 2019-08-21 ホシザキ株式会社 貯蔵庫
EP3393306B1 (en) * 2015-12-22 2020-09-16 Carrier Corporation Refrigerated sales furniture
KR102605443B1 (ko) * 2023-05-03 2023-11-23 (주)에코알앤에스 자동 온도 제어를 통해 에너지 효율을 높일 수 있는 쇼케이스

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6122518Y2 (ja) * 1979-09-11 1986-07-07
JPH0233116Y2 (ja) * 1985-03-08 1990-09-06
JPS63309207A (ja) * 1987-06-11 1988-12-16 三洋電機株式会社 冷蔵ショ−ケ−ス
JPS6488081A (en) * 1987-09-30 1989-04-03 Hitachi Ltd Refrigerator
JPH0688669A (ja) * 1992-09-09 1994-03-29 Hitachi Ltd 冷蔵庫
JPH07270051A (ja) * 1994-03-30 1995-10-20 Toshiba Corp 冷蔵庫
JPH10267501A (ja) * 1997-03-28 1998-10-09 Sanyo Electric Co Ltd 業務用冷蔵庫
JPH1151547A (ja) * 1997-08-04 1999-02-26 Sanyo Electric Co Ltd オープンショーケース
JP2000046461A (ja) * 1998-07-27 2000-02-18 Mitsubishi Electric Corp 断熱箱体
JP2001133125A (ja) * 1999-10-29 2001-05-18 Sanyo Electric Co Ltd 低温ショーケース

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2880386B1 (en) * 2012-08-02 2018-07-04 Carrier Corporation Frame and refrigerating apparatus
CN104768428A (zh) * 2012-09-24 2015-07-08 开利公司 制冷销售柜
US9980581B2 (en) 2012-09-24 2018-05-29 Carrier Corporation Refrigerated sales cabinet
US10285512B2 (en) 2012-09-24 2019-05-14 Carrier Corporation Refrigerated sales cabinet

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008025917A (ja) 2008-02-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4971710B2 (ja) ショーケース
JP5372432B2 (ja) 低温ショーケース
JP2008025888A (ja) 低温ショーケース
US5428968A (en) Refrigerator showcase
US20090320513A1 (en) Automatic ice making machine
WO2013021905A1 (ja) 加熱調理器
JP5384311B2 (ja) 冷却貯蔵庫の排水装置
AU2008203824B2 (en) Showcase
JP4036597B2 (ja) 低温ショーケース
JP2003287346A (ja) 冷却貯蔵庫
JP2001133125A (ja) 低温ショーケース
KR20030042713A (ko) 공기조화기의 에어가이드 조립체
JPH10253228A (ja) ショーケース
JP3011624B2 (ja) 扉装置
JPH10253227A (ja) ショーケース
JP4097381B2 (ja) 低温ショーケース
JPH09178340A (ja) 低温ショーケースの照明装置
JP3568390B2 (ja) 冷蔵ショーケース
JP3729703B2 (ja) ショーケース
JP2002288719A (ja) 自動販売機の商品搬出扉
JP4236263B2 (ja) コールドテーブル型の冷蔵庫
JP2003106746A (ja) 冷却ユニット
JP4693314B2 (ja) 冷却ユニット
JP4017428B2 (ja) 冷却貯蔵庫
JPH09178324A (ja) 低温ショーケース

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090701

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110601

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110712

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110909

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120313

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120406

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150413

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4971710

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150413

Year of fee payment: 3