JP2001133125A - 低温ショーケース - Google Patents

低温ショーケース

Info

Publication number
JP2001133125A
JP2001133125A JP30887999A JP30887999A JP2001133125A JP 2001133125 A JP2001133125 A JP 2001133125A JP 30887999 A JP30887999 A JP 30887999A JP 30887999 A JP30887999 A JP 30887999A JP 2001133125 A JP2001133125 A JP 2001133125A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass door
frame member
machine room
opening
space
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30887999A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Nakada
勝美 中田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP30887999A priority Critical patent/JP2001133125A/ja
Publication of JP2001133125A publication Critical patent/JP2001133125A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Freezers Or Refrigerated Showcases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 凝縮器用ファンからの空気を利用して効果的
にガラス扉への結露を解消できる冷却貯蔵庫を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 前面に開口2を有して内部に貯蔵室3を
備えた断熱箱体4と、この断熱箱体4の前面開口2を開
閉自在に閉塞するガラス扉22とを備えた低温ショーケ
ース1において、このガラス扉22の外周部には、前方
に突出した枠部材34を設け、この枠部材34は、相互
に連通した空間31を有するとともに、この空間31内
には、照明用ランプ40を配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貯蔵室の前面開口
をガラス扉にて開閉自在に閉塞して成る低温ショーケー
スに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種低温ショーケースは、特
に飲料や食品などを陳列するショーケースで、例えば特
開平9−101075号公報に示される如く、貯蔵室を
有する断熱箱体の前面開口は透視可能なガラス扉により
開閉自在に閉塞していた。また、断熱箱体外の下部には
機械室を設置し、この機械室内に冷却装置の冷凍サイク
ルを構成する圧縮機、凝縮器、凝縮器用ファンなどを設
置すると共に、貯蔵室内には同じく冷凍サイクルを構成
する冷却器を設け、この冷却器によって貯蔵室内を所定
の低温度に冷却していた。
【0003】このように貯蔵室内が冷却されると、扉ガ
ラスの内面および扉枠も冷気に晒される。一方、ガラス
扉の断熱性には限界があるため、どうしても扉ガラスの
前面や扉枠に外気中の水分が結露となって凝結するよう
になる。係る結露が生じると、ガラス扉の視認性が損な
われたり、扉枠の結露による水滴の落下により床を濡ら
す等の損害を及ぼすため、従来では扉ガラスおよび扉枠
を電気ヒータなどにて加熱していた。
【0004】しかしながら、係るヒータによる加熱はシ
ョーケースの電気エネルギー消費の増大に繋がる。そこ
で、前記公報では機械室カバーの上面に吹出部を穿設
し、凝縮器用ファンからの暖気をこの吹出部から吹き出
すことにより、ガラス扉前面を結露し難いように考慮し
ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、係る従
来の構造では機械室カバーの上面に単に吹出部を穿設す
るのみであったため、吹出部より上昇する暖気は直ぐに
拡散してしまい、ガラス扉前面に行き渡らない。そのた
め、十分なる結露防止効果が得られない問題があった。
【0006】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、凝縮器等の暖気または照
明用ランプの熱源を利用することにより効果的にガラス
扉への結露を解消できる低温ショーケースを提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1の低
温ショーケースは、前面に開口を有して内部に貯蔵室を
備えた断熱箱体と、この断熱箱体の前面開口を開閉自在
に閉塞するガラス扉とを備えたものであって、このガラ
ス扉の外周部には、前方に突出した枠部材を設け、この
枠部材は、相互に連通した空間を有するとともに、この
空間内には、照明用ランプを配設したものである。
【0008】請求項1の発明によれば、前記枠部材の空
間内に設けられた照明用ランプの熱により、枠部材の空
間内が暖められ、枠部材に結露し難くなる。
【0009】この発明の請求項2の低温ショーケース
は、前面に開口を有して内部に貯蔵室を備えた断熱箱体
と、この断熱箱体の前面開口を開閉自在に閉塞するガラ
ス扉と、前記貯蔵室下方に位置して前記断熱箱体外に構
成された機械室と、この機械室内に設置された圧縮機、
凝縮器および凝縮器用ファンと、前記機械室の前面を開
閉自在に閉塞し、前記ガラス扉の下方に位置する機械室
カバーとを備えたものであって、前記ガラス扉の外周部
には、空間を有し、かつ前方に突出した枠部材を設ける
とともに、前記機械室カバーの上面に吹出部を形成し、
前記凝縮器用ファンから吐出された空気を前記吹出部か
ら前記枠部材の下枠の空間内に吹き出し、さらにこの下
枠に形成された吹出口から前記ガラス扉のガラスの前面
に向けて吹き出すものである。
【0010】請求項2の発明によれば、下枠から吹き出
した暖気がガラス扉前面に吹き出すことになり、ガラス
扉前面への結露防止効果を向上させることができるよう
になる。
【0011】この発明の請求項3の低温ショーケース
は、前面に開口を有して内部に貯蔵室を備えた断熱箱体
と、この断熱箱体の前面開口を開閉自在に閉塞するガラ
ス扉と、前記貯蔵室下方に位置して前記断熱箱体外に構
成された機械室と、この機械室内に設置された圧縮機、
凝縮器および凝縮器用ファンと、前記機械室の前面を開
閉自在に閉塞し、前記ガラス扉の下方に位置する機械室
カバーとを備えたものであって、前記ガラス扉の外周部
には、前方に突出した枠部材を設け、この枠部材は、相
互に連通した空間を有するとともに、前記機械室カバー
の上面に吹出部を形成し、前記凝縮器用ファンから吐出
された空気を前記吹出部から前記枠部材の下枠の空間内
に吹き出し、さらに枠部材に形成された1または2以上
の吹出口から前記ガラス扉のガラスの前面に向けて吹き
出すものである。
【0012】請求項3の発明によれば、ガラス扉前面に
1または2以上の吹出口から吹き出した暖気が行き渡る
ようになり、ガラス扉前面への結露防止効果をさらに向
上させることができるようになる。
【0013】この発明の請求項4の低温ショーケース
は、請求項2または請求項3において、前記枠部材の空
間内には、照明用ランプを配設したものである。
【0014】請求項4の発明によれば、請求項2または
請求項3の発明に加えて、照明ランプの発熱を利用する
ことができるので、吹出口からの暖気の温度がさらに上
昇し、ガラス扉前面への結露防止効果をより一層向上さ
せるとともに、照明ランプの過熱を防いで寿命を伸ばす
ことができるようになる。
【0015】この発明の請求項5の低温ショーケース
は、請求項2乃至請求項4において、略円柱状の筒体の
下部に空気の流入口を、上部に空気の流出口を形成する
とともに、この筒体の内径より少許小なる球体をこの筒
体の内部に設けた風量表示装置を前記枠部材の空間内に
備えたものである。
【0016】請求項5の発明によれば、請求項2乃至請
求項4の発明に加えて、風量表示装置により前記空間内
の風量を知ることができるので、凝縮器への埃の付着に
よる風量の減少や、凝縮器用ファンが止まっているか否
かを外部から観測することができ、ガラス扉に生じる結
露を事前に予測し、対処できる。したがって、ガラス扉
前面への結露防止効果を一定の状態に維持できるもので
ある。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明の低温ショーケース1の
正面図、図2は本発明の低温ショーケース1の右側面
図、図3は低温ショーケース1の平面図、図4は図1に
おけるA−A断面図、図5は図1におけるB−B断面
図、図6は図5におけるC部詳細図、図7は図4におけ
るD部詳細図、図8は図1におけるE−E断面図、図9
は図1におけるF−F断面図、図10は図1におけるG
−G断面図、図11は図9におけるH部詳細図、図12
は図10におけるI部詳細図、図13は図12における
J−J断面図、図14は図4におけるK部詳細図をそれ
ぞれ示している。
【0018】実施例の低温ショーケース1は、図5に示
す如く、前面に開口2を有した貯蔵室3を内部に備えた
断熱箱体4と、前記貯蔵室3の下側の断熱箱体4外に形
成され、これも前面に開口6を有した機械室7などから
構成されている。前記貯蔵室3内の後下部には断熱箱体
4の背面と間隔を存して仕切板8が取り付けられ、この
仕切板8と断熱箱体4間にダクト11が形成されてい
る。
【0019】そして、このダクト11内に冷凍サイクル
の周知の冷媒回路を構成する冷却器13が縦設されると
共に、ダクト11の最上部は貯蔵室3の後下部に形成さ
れた吹出口14にて貯蔵室3に連通している。そして、
この貯蔵室3の下方には冷却用ファン16が設けられて
いる。仕切板8前方の貯蔵室3内には商品陳列用の棚1
7が複数段架設されており(図面には、最下段のみ示
す)、最下部の棚17下側に位置した冷却用ファン16
により貯蔵室3内の冷気が吸込まれる。これにより、貯
蔵室3内の冷気は冷却用ファン16によって吸引され、
冷却器13方向に吹き出され、冷却器13で冷却された
冷気は吹出口14から貯蔵室3内に吐出される循環を行
う。
【0020】また、貯蔵室3の前面開口2は透視可能な
複層ガラス21が嵌め込まれたガラス扉22にて開閉自
在に閉塞される。このガラス扉22は向かって右側上下
をヒンジ23、23にて、図4に示す如く断熱箱体4に
回動自在に枢支されている。
【0021】一方、図4および図5に示す如く、前記機
械室7内には前記冷凍サイクルの冷媒回路を構成する圧
縮機26や凝縮器27などが設置されると共に、更にそ
れらに送風する凝縮器用ファン28も設けられている。
冷却器13の除霜水を受ける露受皿20が凝縮器27の
下方に設けられ、圧縮機26および凝縮器27は、開口
6の左右方向に並設されて台脚29上に設置されると共
に、これらの後側に凝縮器用ファン28が設置されてい
る。尚、冷却用ファン16と凝縮器用ファン28とは、
同軸の電動機30に固定されており、電動機30は常時
連続運転をしている。
【0022】前記凝縮器用ファン28は吸引型のファン
であり、機械室7の後方下部から前方に延在するファン
ケース24の上面に開口した開口部25に位置して下向
きに取り付けられている。係る機械室7の後面上部は閉
塞板32により、また、ファンケース24の前方は台脚
29により閉塞され、ファンケース24の下方および後
方のみが開口している。これにより、凝縮器用ファン2
8が運転されると、機械室7の後方および下方の空気は
ファンケース24内に吸い込まれ、機械室7を経て前方
の圧縮機26、凝縮器27および露受皿20に吹き付け
られることになる。それによって、凝縮器27と圧縮機
26の放熱と、露受皿20内の除霜水の蒸発を促進させ
る。
【0023】機械室7の前面の開口6には機械室カバー
33が取り付けられ、上方のガラス扉22の下方に位置
している。この機械室カバー33は、硬質合成樹脂によ
り成型されており、前面は湾曲した形状を呈している。
更に、機械室カバー33の上部には、複数の図示しない
スリットにより吹出部37が形成され、後述する枠部材
34の下枠34Dの下部に形成された開口35に連通し
ている。尚、機械室カバー33の内側の領域は後面に全
て開放している。
【0024】ガラス扉22は、図6に示す如く、樹脂の
扉枠36とこの扉枠36に嵌め込まれた透明複層ガラス
21と、扉枠36の内面周囲に取付けられたガスケット
39と、扉枠36の外周部の前方に突出した枠部材34
とから成る。この枠部材34は、硬質合成樹脂により一
体成型されたもので、図1に示す如く、上枠34A、左
枠34B、右枠34Cおよび下枠34Dの4辺から成る
略ロ字状の形状であり、扉枠36以外の部分(ガラスの
部分)を透視可能とし、ガラス扉22の扉枠36に嵌合
し固定されている。そして、この4辺34A、34B、
34C、34Dの各断面ともに、略コ字状を呈してお
り、その内部に空間31を有している。この空間31
は、4辺34A、34B、34C、34D相互に連通し
ており、その上枠34Aには、蛍光ランプ40が取付け
られている。この枠部材34の下枠34Dの下部は、開
口35を有しており、前記機械室カバー33の吹出部3
7に連通している。この下枠34Dの上部にはスリット
を形成し、第1の吹出口43としている。上枠34Aの
下部には、図5および図7に示す如く、上枠34Aの一
部がガラス面に当接して開口が設けられ、第2の吹出口
45としている。
【0025】枠部材34の外観形状は、図2の右側面図
に示す如く、意匠性の面より、上部の蛍光ランプ40を
収容する部分と、機械室カバー33に連通する下部の部
分とが拡大され、一方その間がなだらかに凹み、逆S字
曲線状を呈している。尚、左側面図は、図2と対称に表
れる。左枠34Bおよび右枠34Cの凹んだ部分には、
図5および図11に示す如く、ガラス扉22の側に開口
した第3および第4の吹出口46、46を設けている。
また、扉枠36の下部の前面側には、上方に開口した露
受部47が左右に延在して形成され、この露受部47の
中央部の下部には、水滴が落下可能な小孔41が複数穿
設されている。尚、上枠34Aの前面には、窓孔が穿設
され、そこに乳白色の前面シェード50が接着固定され
ている。
【0026】次に、図12乃至図14に示す如く、枠部
材34には、略円柱状の透明な筒体51が左枠34Bの
右側面34Eの空間31側に接着固定されている。そし
て、この筒体51の下部および上部には、略円形の空気
の流入口52および流出口54がそれぞれ設けられてお
り、さらに、この筒体51の内部には筒体51の内径よ
り少許小なる直径で樹脂製の略球形の球体53を封入し
てあり、外部からこの球体53を観察できるようにして
ある。
【0027】以上の構成で、圧縮機26、凝縮器用ファ
ン28および冷却用ファン16が運転されると、冷却器
13が冷却作用を発揮し、それによって冷却された冷気
は前述の如く冷却用ファン16によって貯蔵室3内に循
環する。これによって、貯蔵室3内は所定の低温度(冷
蔵または冷凍)に冷却される。
【0028】他方、凝縮器用ファン28の運転によって
機械室7の後方および下方の外気は、先ずファンケース
24に流入し、凝縮器用ファン28を経て凝縮器27お
よび圧縮機26に吹き付けられ、それらを空冷する。こ
のように凝縮器27および圧縮機26を順次空冷して暖
かくなった外気(暖気)は、機械室7の後面およびファ
ンケース24前方が閉塞板32および台脚29によって
閉塞されている関係上、図5中矢印の如く機械室7から
前方に向かう。
【0029】そして、機械室カバー33の上部に設けら
れた吹出部37から枠部材34の下枠34Dの開口35
を経て下枠34Dの空間31に入り、一部は下枠34D
に設けられた第1の吹出口43から矢印の如く上方に吹
き出され、上方のガラス扉22の複層ガラス21前面に
向かって吹き出す。一方、残りの暖気は上下に延在する
左枠34B及び右枠34Cの空間31、31を点線矢印
の如く上方に進み、その一部は左枠34Bおよび右枠3
4Cの凹んだ部分に設けられた第3および第4の吹出口
46、46からガラス扉の中央側方向に図11の矢印の
如く吹き出す。残りの暖気は、さらに上方に進み、蛍光
ランプ40が収容されている上枠34Aの空間31内に
到達する。そして、蛍光ランプを冷却しつつ、この上枠
34Aの下部に設けられた第2の吹出口45から、図5
および図7の矢印の如く今度は下方に暖気が吹き出す。
【0030】したがって、枠部材34の4方向から暖気
が吹き出すので、より広い範囲に暖気が行き渡るように
なる。しかも、枠部材34は複層ガラス21面より前方
に突出しているため、暖気は、低温ショーケースの周囲
の外気により影響されず拡散し難いため、ガラス扉22
前面に行き渡るようになる。これによって複層ガラス2
1前面および枠部材34の表面への結露は効果的に防止
若しくは抑制される。また、上枠34Aに到達するまで
に多少枠部材34により、左枠34Bおよび右枠34C
の空間31、31を進んだ暖気は冷やされるが、上枠3
4Aに到達した暖気は蛍光ランプ40の発熱により再度
加熱され、上枠34Aから吹き出す暖気の温度が上昇す
るので、上記の結露をいっそう防止もしくは抑制するこ
とができる。一方、蛍光ランプ40は、この過程で冷却
されるため、その寿命を伸ばすことができる。
【0031】尚、枠部材34の左枠34Bの空間31に
進んだ暖気は、その一部が、略円柱状の透明な筒体51
の下部に設けられた略円形の空気の流入口52から流入
し、この筒体51の内部にある樹脂製の球体53を吹き
上げ、その後、上部の流出口54から再び左枠34Bの
空間31内に戻る。そのため、左枠34Bの空間31に
進んだ暖気の風量が減少した場合は、球体53が流入口
52付近に降下した状態となるので、凝縮器27への埃
の付着による風量の減少や、凝縮器用ファン28が止ま
っているか否かを外部から観測することができ、複層ガ
ラス21前面および枠部材34の表面に生じる結露を事
前に予測し、凝縮器27への埃を除去したり、凝縮器用
ファン28の点検をする等の対処ができる。したがっ
て、複層ガラス21表面への結露防止効果を一定の状態
に維持できる。
【0032】尚、複層ガラス21の前面に結露が生じた
場合、当該結露はその表面を伝って流下し、露受部47
に流入する。そして、その下側および前側を流れる暖気
によって蒸発処理され、蒸発しきれなかった一部の結露
水は露受部47に設けられた小孔41からその下方に設
置された露受皿20に導かれる。
【0033】以上の実施例では、枠部材34の4方向か
ら暖気を吹き出させて、より広い範囲に行き渡らせるよ
うにしているが、暖気を吹き出させる方向はこれに限ら
れず、例えば下枠34Dからのみ吹き出す場合や、下枠
34D、左枠34Bおよび右枠34Cから吹き出す場
合、上枠34Aからのみ吹き出す場合等の如く、吹出口
を穿設する組み合せを適宜組み合わせることにより、所
定の方向からガラス面に吹き出させることも、可能であ
り、いずれの場合もガラス面の結露等を効果的に防止で
きる。
【0034】次に、以上の実施例では、機械室7の暖気
をガラス扉22に吹き出させる例を示したが、例えば、
この機械室カバー33の上部が閉塞されてこの上部から
暖気が吹き出さず、枠部材34内の空間31に前記機械
室7の暖気を流さない構成の場合であっても、ガラス面
の結露等を防止できる。すなわち、この枠部材34の上
枠34A、左枠34B、右枠34Cおよび下枠34Dが
相互に連通した空間31を有しており、上枠34Aの空
間31内に蛍光ランプ40が配設してある場合は、蛍光
ランプ40の発熱により、上枠34A、左枠34B、右
枠34Cおよび下枠34D内の各空間31・・・の温度
が上昇し、枠部材34の表面への結露を効果的に防止若
しくは抑制することができるとともに、熱伝導により複
層ガラス21への結露も減少させることができる。尚、
この場合、機械室カバー33の前面を開口し、低温ショ
ーケース1の前面方向に機械室7の暖気を吐出させる等
の構造にすることはいうまでもない。
【0035】
【発明の効果】以上詳述した如く請求項1の発明によれ
ば、前記枠部材の空間内に設けられた照明用ランプの熱
により、枠部材の空間内が暖められ、枠部材に結露し難
くなる。
【0036】請求項2の発明によれば、下枠から吹き出
した暖気がガラス扉前面に吹き出すことになり、ガラス
扉前面への結露防止効果を向上させることができるよう
になる。
【0037】請求項3の発明によれば、ガラス扉前面に
1または2以上の吹出口から吹き出した暖気が行き渡る
ようになり、ガラス扉前面への結露防止効果をさらに向
上させることができるようになる。
【0038】請求項4の発明によれば、請求項2または
請求項3の発明に加えて、照明ランプの発熱を利用する
ことができるので、吹出口からの暖気の温度がさらに上
昇し、ガラス扉前面への結露防止効果をより一層向上さ
せるとともに、照明ランプの過熱を防いで寿命を伸ばす
ことができるようになる。
【0039】請求項5の発明によれば、請求項2乃至請
求項4の発明に加えて、風量表示装置により前記空間内
の空気の風量を知ることができるので、凝縮器への埃の
付着による風量の減少や、凝縮器用ファンが止まってい
るか否かを外部から観測することができ、ガラス扉に生
じる結露を事前に予測し、対処できる。したがって、ガ
ラス扉前面への結露防止効果を一定の状態に維持できる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の低温ショーケースの正面図である。
【図2】本発明の低温ショーケースの右側面図である。
【図3】低温ショーケースの平面図である。
【図4】図1におけるA−A断面図である。
【図5】図1におけるB−B断面図である。
【図6】図5におけるC部詳細図である。
【図7】図4におけるD部詳細図である。
【図8】図1におけるE−E断面図である。
【図9】図1におけるF−F断面図である。
【図10】図1におけるG−G断面図である。
【図11】図9におけるH部詳細図である。
【図12】図10におけるI部詳細図である。
【図13】図12におけるJ−J断面図である。
【図14】図4におけるK部詳細図である。
【符号の説明】
1 低温ショーケース 2、6 開口 3 貯蔵室 4 断熱箱体 7 機械室 13 冷却器 22 ガラス扉 26 圧縮機 27 凝縮器 28 凝縮器用ファン 31 空間 33 機械室カバー 34 枠部材 34A 上枠 34B 左枠 34C 右枠 34D 下枠 35 開口 36 扉枠 37 吹出部 40 蛍光ランプ 43 第1の吹出口 45 第2の吹出口 46 第3および第4の吹出口 51 筒体 52 流入口 53 球体 54 流出口

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面に開口を有して内部に貯蔵室を備え
    た断熱箱体と、この断熱箱体の前面開口を開閉自在に閉
    塞するガラス扉とを備えた低温ショーケースにおいて、
    このガラス扉の外周部には、前方に突出した枠部材を設
    け、この枠部材は、相互に連通した空間を有するととも
    に、この空間内には、照明用ランプを配設したことを特
    徴とする低温ショーケース。
  2. 【請求項2】 前面に開口を有して内部に貯蔵室を備え
    た断熱箱体と、この断熱箱体の前面開口を開閉自在に閉
    塞するガラス扉と、前記貯蔵室下方に位置して前記断熱
    箱体外に構成された機械室と、この機械室内に設置され
    た圧縮機、凝縮器および凝縮器用ファンと、前記機械室
    の前面を開閉自在に閉塞し、前記ガラス扉の下方に位置
    する機械室カバーとを備えた低温ショーケースにおい
    て、前記ガラス扉の外周部には、空間を有し、かつ前方
    に突出した枠部材を設けるとともに、前記機械室カバー
    の上面に吹出部を形成し、前記凝縮器用ファンから吐出
    された空気を前記吹出部から前記枠部材の下枠の空間内
    に吹き出し、さらにこの下枠に形成された吹出口から前
    記ガラス扉のガラスの前面に向けて吹き出すことを特徴
    とする低温ショーケース。
  3. 【請求項3】 前面に開口を有して内部に貯蔵室を備え
    た断熱箱体と、この断熱箱体の前面開口を開閉自在に閉
    塞するガラス扉と、前記貯蔵室下方に位置して前記断熱
    箱体外に構成された機械室と、この機械室内に設置され
    た圧縮機、凝縮器および凝縮器用ファンと、前記機械室
    の前面を開閉自在に閉塞し、前記ガラス扉の下方に位置
    する機械室カバーとを備えた低温ショーケースにおい
    て、前記ガラス扉の外周部には、前方に突出した枠部材
    を設け、この枠部材は、相互に連通した空間を有すると
    ともに、前記機械室カバーの上面に吹出部を形成し、前
    記凝縮器用ファンから吐出された空気を前記吹出部から
    前記枠部材の下枠の空間内に吹き出し、さらに枠部材に
    形成された1または2以上の吹出口から前記ガラス扉の
    ガラスの前面に向けて吹き出すことを特徴とする低温シ
    ョーケース。
  4. 【請求項4】 前記枠部材の空間内には、照明用ランプ
    を配設したことを特徴とする請求項2または請求項3の
    低温ショーケース。
  5. 【請求項5】 略円柱状の筒体の下部に空気の流入口
    を、上部に空気の流出口を形成するとともに、この筒体
    の内径より少許小なる球体をこの筒体の内部に設けた風
    量表示装置を前記枠部材の空間内に備えたことを特徴と
    する請求項2乃至請求項4の低温ショーケース。
JP30887999A 1999-10-29 1999-10-29 低温ショーケース Pending JP2001133125A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30887999A JP2001133125A (ja) 1999-10-29 1999-10-29 低温ショーケース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30887999A JP2001133125A (ja) 1999-10-29 1999-10-29 低温ショーケース

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001133125A true JP2001133125A (ja) 2001-05-18

Family

ID=17986371

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30887999A Pending JP2001133125A (ja) 1999-10-29 1999-10-29 低温ショーケース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001133125A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006162191A (ja) * 2004-12-09 2006-06-22 Hoshizaki Electric Co Ltd 冷却貯蔵庫
EP1880644A1 (en) 2006-07-19 2008-01-23 Sanyo Electric Co., Ltd. Low-temperature showcase
JP2008025917A (ja) * 2006-07-21 2008-02-07 Sanyo Electric Co Ltd ショーケース
DE202008012058U1 (de) * 2008-07-17 2009-11-26 Liebherr-Hausgeräte Lienz Gmbh Kühl- und/oder Gefriergerät
CN106196848A (zh) * 2016-07-08 2016-12-07 青岛海尔特种电冰柜有限公司 立式冷柜防凝露装置及立式冷柜
CN107062734A (zh) * 2016-12-27 2017-08-18 青岛海尔特种电冰柜有限公司 立式制冷柜
CN108266938A (zh) * 2017-11-27 2018-07-10 中科美菱低温科技股份有限公司 一种可自动调节出风口的冰箱下前罩

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006162191A (ja) * 2004-12-09 2006-06-22 Hoshizaki Electric Co Ltd 冷却貯蔵庫
JP4504796B2 (ja) * 2004-12-09 2010-07-14 ホシザキ電機株式会社 冷却貯蔵庫
JP2008025888A (ja) * 2006-07-19 2008-02-07 Sanyo Electric Co Ltd 低温ショーケース
EP1880644A1 (en) 2006-07-19 2008-01-23 Sanyo Electric Co., Ltd. Low-temperature showcase
US8104302B2 (en) 2006-07-19 2012-01-31 Sanyo Electric Co., Ltd. Low-temperature showcase
AU2007203255B2 (en) * 2006-07-19 2013-08-22 Sanyo Electric Co., Ltd. Low-temperature showcase
JP2008025917A (ja) * 2006-07-21 2008-02-07 Sanyo Electric Co Ltd ショーケース
DE202008012058U1 (de) * 2008-07-17 2009-11-26 Liebherr-Hausgeräte Lienz Gmbh Kühl- und/oder Gefriergerät
CN101644517A (zh) * 2008-07-17 2010-02-10 利勃海尔-家用电器利恩茨有限责任公司 冰箱和/或冷冻机
CN101644517B (zh) * 2008-07-17 2016-01-13 利勃海尔-家用电器利恩茨有限责任公司 冰箱和/或冷冻机
CN106196848A (zh) * 2016-07-08 2016-12-07 青岛海尔特种电冰柜有限公司 立式冷柜防凝露装置及立式冷柜
CN107062734A (zh) * 2016-12-27 2017-08-18 青岛海尔特种电冰柜有限公司 立式制冷柜
CN107062734B (zh) * 2016-12-27 2024-01-12 青岛海尔特种电冰柜有限公司 立式制冷柜
CN108266938A (zh) * 2017-11-27 2018-07-10 中科美菱低温科技股份有限公司 一种可自动调节出风口的冰箱下前罩
CN108266938B (zh) * 2017-11-27 2024-03-15 中科美菱低温科技股份有限公司 一种可自动调节出风口的冰箱下前罩

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3707963B2 (ja) 冷蔵庫
JP2001133125A (ja) 低温ショーケース
JP3675910B2 (ja) 冷却貯蔵庫
JPH07146054A (ja) 冷蔵庫
JP2001033148A (ja) 冷却貯蔵庫
JPH10318655A (ja) 冷凍冷蔵庫
JP2001245759A (ja) 低温ショーケース
JP2005090924A (ja) 冷蔵庫
JP3640498B2 (ja) パススルー型冷蔵庫
JP2004309003A (ja) 冷却貯蔵庫
JP3863697B2 (ja) 冷却庫
JP2001056174A (ja) 冷蔵庫
JPH0942820A (ja) 冷蔵庫
JPH0791811A (ja) 冷蔵庫
JP3855143B2 (ja) 冷蔵庫
JPH09243234A (ja) 冷却貯蔵庫における除霜排水蒸発装置
CN215447023U (zh) 冰箱
JP2517488B2 (ja) 冷却貯蔵庫
JPH09243227A (ja) 冷却貯蔵庫
JP2005345060A (ja) 冷蔵庫
JP2003284629A (ja) 冷蔵庫
JP3802294B2 (ja) 低温ショーケース
JPH083910Y2 (ja) 冷蔵ショーケースの機械室排気構造
JP2008057900A (ja) 冷蔵庫
JPH08327210A (ja) オープンショーケース

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040603

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20051226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060314

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060511

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060912