JP4097381B2 - 低温ショーケース - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、開口を閉塞する透明扉を備え、貯蔵室にポップカード支持具を備えた低温ショーケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来この種低温ショーケースは、例えば特開平7−275094号公報に示されるように、貯蔵室に形成した開口は、ガラス等の引き戸式透明扉にて開閉自在に閉塞され、この貯蔵室内は冷却器によって所定の温度に冷却され、貯蔵室には食品やアイスクリームなどの商品が陳列保存される。係る低温ショーケースにおいて、天板下部にはポップカードがテープにより固定され、貯蔵室内の商品の宣伝や価格を表示していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、上述の如く、ポップカードを天井に設けた場合、貯蔵室内の商品から遠いために、購買者が商品とその価格とを対応させ難く、価格が知得されず、また宣伝効果も低減するという問題があった。
【0004】
また、低温ショーケースの貯蔵室内は所定の冷蔵、若しくは冷凍温度に冷却される。そして、一方のダクト板上端の吐出口から他方のダクト板上端の吸込口に向かって吐出された冷気は、そのほとんどはダクト内に吸い込まれるが、その一部は、上面板の上方を流れ、樹脂扉を冷却する。そのため、樹脂扉の外面には外気中の湿気が結露となって付着し、貯蔵室内の視認性を悪化させる問題があった。そこで、従来、樹脂扉の表面に電気ヒータを取り付け、このヒータによって扉表面を加熱して上記結露の発生を防止していたが、部品点数が増加して扉のコストが高騰すると共に、引き戸式の扉では採用が困難(事実上不可能)となる問題があった。
【0005】
本発明は、係る従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、簡単な構成のポップカード支持具によって、貯蔵室内の商品の宣伝や価格を見やすく表示することができ、しかも透明扉外面への結露を防止若しくは抑制することにより貯蔵室内の視認性を向上させることができる低温ショーケースを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明の低温ショーケースは、上面を開口し内部に貯蔵室を有する断熱箱体と、この断熱箱体の上部に立設し、上面の開口を傾斜して閉塞する透明扉と、前記断熱箱体の貯蔵室側の上部に設けられた上面板と、前記貯蔵室内を冷却する冷却装置とを備えたものであって、前記上面板の上面には、前記透明扉の傾斜角度に比較してより直立した角度の表示部を有するポップカード支持具が載置され、前記表示部の上部は前記透明扉に近接又は接触し、ポップカード支持具と透明扉と上面板にて断熱空間を形成したものである。
【0007】
請求項1の発明によれば、貯蔵室内の商品の宣伝や価格を見やすく表示することができるとともに、ポップカード支持具と透明扉と上面板にて断熱空間を形成してポップカード支持具の表示部及び透明扉外面への結露を防止若しくは抑制することにより貯蔵室内の視認性を向上させるがことができる。
【0008】
しかも、透明扉外面への結露は、その下部ほど結露し易く商品の見易さが阻害されるので、下部の結露を防止することによる効果は絶大なものとなる。
【0009】
請求項2の発明の低温ショーケースは、請求項1において、前記上面板の下面には、発熱体が設けられているものである。
【0010】
請求項2の発明によれば、前記上面板の下面に設けられた発熱体によりポップカード支持具と透明扉とにより形成される断熱空間が加熱されることにより、透明扉外面とポップカード支持具の透明扉側が加熱される。したがって、請求項1の発明に加えて、さらに、ポップカード支持具の透明扉側及び透明扉外面への結露を防止若しくは抑制し、しかも貯蔵室内の商品の宣伝や価格を見やすく表示することができ貯蔵室内の視認性を向上させるがことができる。
【0011】
また、従来の如き電気ヒータ等を扉に取り付ける必要が無くなるので、部品点数の削減とコストの著しい低減を図ることができるようになる。
【0012】
また、請求項3の発明の低温ショーケースは、請求項1又は請求項2において、前記ポップカード支持具は、その表示部が回動自在のものである。
【0013】
請求項3の発明によれば、ポップカード支持具の表示部が回動し、貯蔵室側に倒れるので、通常は、貯蔵室内の商品の宣伝や価格を見やすく表示し、透明扉外面への結露を防止若しくは抑制することができるとともに、商品を貯蔵室から取り出す際には、その取り出しを阻害することがない。
【0014】
請求項4の発明の低温ショーケースは、請求項3において、前記ポップカード支持具は、前記透明扉の幅と略同等の長さの複数のものである
【0015】
請求項5の発明の低温ショーケースは、請求項3において、前記ポップカード支持具の表示部は、前記透明扉の幅と略同等の長さに分割されているものである。
【0016】
請求項4又は請求項5の発明によれば、商品を取り出す際には、透明扉の幅と略同等の長さのポップカード支持具の表示部のみが回動し、貯蔵室側に倒れるので、ポップカード支持具の当該表示部と透明扉とで形成する断熱空間は冷却されるが、他の断熱空間は冷却され難い。したがって、請求項3の発明に加えて、さらに有効に透明扉外面への結露を防止若しくは抑制することができる。
【0017】
【実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の実施例を詳述する。図1は本発明を適用する低温ショーケース1の斜視図、図2は低温ショーケース1の縦断側面図、図3は低温ショーケース1上部の縦断側面図をそれぞれ示している。各図において、低温ショーケース1は例えばコンビニエンスストア等において、アイスクリーム等を陳列保存するための冷凍ショーケースであり、上方に開放した横長矩形状の断熱箱体2から構成されている。この断熱箱体2は、金属製の外箱3と、この外箱3内に間隔を存して組み込まれた金属製の内箱6と、両箱3、6の上端を連結する樹脂製のブレーカ4と、これら両箱3、6及びブレーカ4間に現場発泡方式にて充填された発泡ポリウレタン等の断熱材7とから構成されている。
【0018】
前記内箱6の前後面内側には間隔を存してダクト板8、9が取り付けられており、このダクト板8、9の上端は内方に湾曲して折曲されている。更に、ダクト板8、9の下端間には底板11が着脱可能に架設され、これによって、内箱6の内側には底面から前後に立ち上がる一連のダクト12が構成されると共に、これらダクト板8、9と底板11の内側に貯蔵室22が画成される。一方、前記断熱箱体2の底壁13は前部に低位部13Aと、後部に高位部13Bを有した段差形状とされており、前記底板11は前記高位部13Bより上方に位置する。
【0019】
そして、前記低位部13Aの上面にはドレンパン14が設けられ、このドレンパン14の最も低い位置には断熱箱体2外下方に連通した排水孔16が形成されている。このドレンパン14上には前記ダクト12内に位置して冷却装置を構成する横長のプレートフィン型冷却器17が配設され、この冷却器17の前側に設けたファンケース18内には吸込型のプロペラファンから成る送風機19が取り付けられている。
【0020】
前記冷却器17の後側となる高位部13Bと低位部13Aの段差部分は上部が冷却器17から離間するように傾斜面13Cとされている。また、前記ダクト板9の上端は吐出口9A、ダクト板8の上端は吸込口8Aとされると共に、吐出口9Aには内側に湾曲した風向板21、21が所定間隔で取り付けられている。
【0021】
一方、断熱箱体2の下端前後には多数の透孔24・・が穿設されたキックプレート26、26が取り付けられ、このキックプレート26、26間に位置して断熱箱体2の下方には機械室27が構成されている。そして、前記高位部13B下方に位置する機械室27内には、前記冷却器17と共に冷却装置の周知の冷凍サイクルを構成する圧縮機(図示せず)、凝縮器29及び凝縮器用送風機31、電装箱(図示せず)等が配設されると共に、この機械室27の後面は複数枚のパネル36〜38にて開閉自在に閉塞され、更に、パネル37、38にはスリット39・・が複数形成されている。
【0022】
前記圧縮機及び送風機19、31が運転されると、冷却器17にて冷却された冷気は傾斜面13Cからダクト12内を後方に吹き上げられ、ダクト板9上端の吐出口9Aから貯蔵室22の上部に向かって吐出される。貯蔵室22内を循環した冷気はダクト板8上端の吸込口8Aからダクト12内に吸い込まれ、送風機19に帰還する循環(図2中破線矢印で示す)を行う。これによって、貯蔵室22内は例えば−20℃等の所定の冷凍温度に冷却される。
【0023】
他方、前記断熱箱体2の開口両側には透明アクリル樹脂の厚板から成る側板41、41が立設されている。この側板41、41は前後辺41A、41Bの上部が近接するように傾斜した略山型を呈しており、それらの上端部間には貯蔵室22のステンレス製天板42がこれもステンレス製の飾り43、43を介して側方からネジ止めされている。
【0024】
この天板42は側板41、41上部の形状に沿った断面山型形状を呈しており、その下面には前後のステンレス製上部支持板44、44を介してこれもステンレス製の反射板46が取り付けられている。尚、上部支持板44、44は反射板46の一部を構成するものとする。この上部支持板44、44は天板42下面と所定の間隔を存しており、その先端は側板41の前後辺41A、41Bの傾斜に略沿ってそれぞれ下方に低く傾斜している。
【0025】
前記反射板46の前後側面46A、46Aは図3及び図6に示す如く上部支持板44、44の下方に間隔を存して外側に向け低く傾斜しており、その下面はクランク状に屈曲されて、下方に開放した凹所47と、上方に開放した凹所48が前後に並設されている。そして、前記下方に開放した凹所47内にはジャケット49に挿入された横長の蛍光灯51が収納配設され、反射板46の下側に位置すると共に、前記上方に開放した凹所48内には蛍光灯51を点灯させるための安定器52が配設され、天板42と反射板46間に位置している。
【0026】
また、前記両上部支持板44、44の上端部、即ち、反射板46の天板42への取り付け基部には通路としての複数の透孔(長孔)53・・・が穿設されており、これによって、前記安定器52が収納された凹所48内(反射板46内)と上部支持板44、44外面(反射板46外)とは連通されている。
【0027】
一方、断熱箱体2の前後開口縁の内側には、吸込口8A及び吐出口9Aの上方に位置する上風向板56、56がブレーカ4内面にそれぞれ取り付けられており、各上風向板56、56の上側には間隔を存してステンレス製の上面板57、57がそれぞれ組み合わせられている。これら上風向板56、56及び上面板57、57間には上断熱材58、58が挿入され、この上断熱材58、58と上面板57、57間には結露防止ヒータ59、59が配設されている。
【0028】
前記上面板57、57の外側(各前後方向)は傾斜して降下し、略Z字状に折曲されながら、ブレーカ4の上面中央部まで延在している。また、上面板57、57の下側にはレール板61、61がそれぞれ挿入され、上面板57の先端から外側に向けて傾斜しながら立ち上がり、外端は再び降下するよう折曲されている。そして、このレール板61、61の外端には外箱3に渡る飾り板62が取り付けられている。
【0029】
前記各上面板57、57の外側部分は上述の如く略Z字状(図4に拡大して示す)に折曲されることにより、前記反射板46の側面46A、46A方向に面した左右に渡る内側レール面63Aを形成しており、前記レール板61、61はこの内側レール面63Aの外側に平行して前記上部支持板44、44方向に面した外側レール面63Bを形成している。内外側レール面63A、63Bはそれぞれ所定の幅を有しており、これら内外側レール面63A、63Bにて主レール63が構成される。そして、これら主レール63、63と前記天板42間において低温ショーケース1の貯蔵室22は前後に開放(開口64、64)する。
【0030】
係る構成により低温ショーケース1の貯蔵室22の前後開口64、64上縁は下縁よりも奥方に位置して斜め上方に開放しており、前記主レール63、63はこれら開口64、64の下縁に位置し、前記上部支持板44、44及び反射板46の側面46A、46Aは開口64、64の上縁に位置することになる。尚、66は内側レール面63Aの内側に位置する上面板57下端に穿設された結露水の排水孔である。
【0031】
更に、この主レール63、63上にはレールとしてのステンレス製の補助レール71が着脱自在に載置して取り付けられている。この補助レール71は2枚のステンレス板を溶接することにより、略W字状に形成されており、それによって、前記主レール63の内外側レール面63A、63Bの幅よりも狭い幅を有した内外側レール面71A、71Bが形成されている。また、この補助レール71の表面にはフッ素系の樹脂(テフロン(登録商 標)等)が塗装、或いはコーティングされている。
【0032】
そして、図5に矢印で示す如く補助レール71は主レール63上に載置され、その状態で、前記内外側レール面71A、71Bは、主レール63の各レール面63A、63Bの上外側に位置して、それぞれ前記反射板46の側面46A、46A方向、及び、前記上部支持板44、44方向に面する。尚、各レール面71A、71Bの下端部にはこれも結露水の排水孔72、72が穿設されている。
【0033】
そして、係る補助レール71の内外側レール面71A、71B上には比較的厚さ寸法の薄い透明アクリル樹脂板から成る複数枚の引き戸式樹脂扉73・・が摺動自在に載置支持される。この場合、実施例では内外に2枚ずつ前後合わせて8枚の樹脂扉73が支持されると共に、内側レール面71Aに支持された樹脂扉73の上部は図6に示す如く前記反射板46側面46Aの外面に支持され、外側レール面71Bに支持された樹脂扉73の上部は前記上部支持板44の透孔53より下方における外面に支持される。そして、天板42の前後部は透孔53上方から側板41の前後辺41A、41Bの傾斜に沿って降下し、樹脂扉73・・の上方まで延在する。
【0034】
このとき、補助レール71の内外側レール面71A、71Bは狭幅であるため、樹脂扉73・・は蛇行し難くなっている。また、実施例では補助レール71の表面にフッ素系樹脂が塗装、或いはコーティングされており、更に、図4から明らかな如く、樹脂扉73の下端内側角部が内外側レール面71A、71Bに線接触し、図6から明らかな如く樹脂扉73の上端内側角部が上部支持板44或いは反射板46の側面46Aに線接触するように構成しているので、樹脂扉73と補助レール71、或いは上部支持板44、側面46Aとの摩擦抵抗は極めて低くなる。従って、樹脂扉73・・の横移動(摺動)を極めて円滑に行えるようになり、それによって樹脂扉73・・を極めて容易に開閉できるようになる。尚、図6に示す77、78はそれぞれ上部支持板44と反射板46の側面46Aに取り付けられた扉ストッパーである。
【0035】
また、補助レール71の内外側レール面71A、71Bは上述の如く主レール63の各レール面63A、63Bの上外側に位置してそれぞれ前記反射板46の側面46A、46A方向、及び、前記上部支持板44、44方向に面しているので、樹脂扉73・・の傾斜は側板41の前後面41A、41Bの傾斜に略合致するようになる。
【0036】
一方、前記蛍光灯51は点灯して上方から貯蔵室22内を照明し、内部に収納した商品を明るく照らし出すが、このとき、蛍光灯51及び安定器52は発熱する。この安定器52及び蛍光灯51(蛍光灯51からの熱は反射板46を介して)によって加熱された暖気は、図6中破線矢印で示す如く前後の透孔53、53から反射板46外に流出し、天板42に案内されて樹脂扉73・・外面に流出する。
【0037】
ここで、樹脂扉73・・は貯蔵室22内の冷気により冷却され、その外面には結露が生じ易くなっているが、前述の如く安定器52からの暖気を樹脂扉73・・の外面に導いているので、電気ヒータ等を用いること無く係る樹脂扉73・・外面への結露の付着を防止若しくは抑制し、樹脂扉73・・の視認性を良好に維持することができるようになる。また、安定器52自体の放熱が促進され、過熱による損傷の発生等も防止される。
【0038】
ここで、樹脂扉73・・の内側には側板41の後辺41Bの傾斜に沿い、白色塩化ビニル製のパイプ88が取り付けられている。このパイプ88は、前記機械室27内と反射板46上方の空間とを連通しており、このパイプ88内を通して前記蛍光灯51へのリード線(図示せず)を前記電装箱から反射板46上方に引き入れる。
【0039】
このとき、断熱箱体2上方は周囲を透明な側板41、41或いは扉73・・・にて囲繞されているが、パイプ88は前述の如く扉73の内側において、側板41の後辺41Bの傾斜に沿い設けられているので、外部から目立たなくなる。従って、低温ショーケース1の外観の悪化を最小限に抑えることが可能となる。
【0040】
次に、ポップカード支持具90について説明する。ポップカード支持具90は、ホルダー取付具91とポップカードホルダー92とから構成される。ホルダー取付具91は、硬質樹脂からなる載置部93と、この載置部93の先端から樹脂扉73・・より急な傾斜の傾斜部94とを有し、さらに、載置部93と傾斜部94との接合部95は軟質樹脂により一体に形成されている。一方、ポップカードホルダー92は、コ字状の挿入部96と、ポップカード98を挿入するための差込部97を有し、全体としてS字状の形状であり、押出成形加工により形成されるものである。
【0041】
ホルダー取付具91とポップカードホルダー92とは、共に略同一の幅寸法であり、断熱箱体2の開口64両側に立設されている側板41、41の内面間の長さと略同等である。そして、ホルダー取付具91の載置部93は、前記上面板57に載置された後、両面接着剤付きテープにより又はネジ止めにより固定されている。尚、このホルダー取付具91の傾斜部94はポップカードホルダー92のコ字状の挿入部96に挿入することにより、このホルダー取付具91の接合部95より上部は、ホルダー取付具91、ポップカードホルダー92及び後述するポップカード98とが全体として表示部100を構成する。そして、この状態で、ポップカードホルダー92は、このポップカードホルダー92の差込部97の上端が樹脂扉73・・の内面に接近し、略接触するような長さに設定されている。
【0042】
ポップカード支持具90に取り付けられるポップカード98は、商品の宣伝、価格などを印刷した樹脂板から成り、その表示部を低温ショーケース1の外側になるようにポップカードホルダー92の差込部97に差し込んで使用する。このポップカード98を差込部97に差し込むことにより、前下がりに傾斜し、ポップカード98の表示が見えやすくなる。
【0043】
以上の構成により、上面板57、樹脂扉73・・及びホルダー取付具91とは、略三角形の断熱空間99を構成する。
【0044】
ダクト板9上端の吐出口9Aからダクト板8上端の吸込口8Aに向かって吐出された冷気は、そのほとんどはダクト12内に吸い込まれるが、その一部は、ホルダー取付具91を冷却する。しかし、ホルダー取付具91の傾斜部94、ポップカードホルダー92の挿入部96及び差込部97は、幾重にも重なり断熱されているため、ポップカード98の差込部97は結露を防止又は抑制される。また、樹脂扉73・・の下部は、さらに、上面板57、樹脂扉73・・及びホルダー取付具91とにより構成される略三角形の断熱空間99により断熱されているため、いっそう結露が防止又は抑制される。
【0045】
また、上面板57の下面には結露防止ヒータ59が設けられているため、前記断熱空間99は尚いっそう加熱され、ポップカード98の差込部97と樹脂扉73・・の下部は、さらに結露が防止又は抑制される。
【0046】
さらに、ホルダー取付具91は、載置部93と傾斜部94との接合部95は軟質樹脂により一体に形成されているため、ポップカードホルダー92が回動し、貯蔵室22側に倒れるので、商品を貯蔵室22から取り出す際にその取り出しを阻害することがない。
【0047】
前記実施例では、ホルダー取付具91とポップカードホルダー92とは、断熱箱体2の開口64両側に立設されている側板41、41の内面間と略同等であるが、例えば、図8に示す如く、前記樹脂扉73・・の幅と略同等の長さのホルダー取付具91を、上面板57に直線状に複数並べて載置し、さらにこのホルダー取付具91と略同一の長さのポップカードホルダー92を、ホルダー取付具91に挿入することにより、ポップカード支持具90を構成した場合には、さらに次のようにも機能する。
【0048】
ホルダー取付具91の、載置部93と傾斜部94との接合部95は軟質樹脂により一体に形成され、しかも樹脂扉73・・と略同等の長さであるため、購買者が樹脂扉73・・を開けて商品を取り出す際にこのポップカード支持具90に接触した場合に、樹脂扉73・・の幅と略同等の長さのポップカード支持具90が回動し貯蔵室22側に倒れるが、他のポップカード支持具90は倒れない。したがって、ポップカード支持具90の当該差込部と樹脂扉73・・とで形成する断熱空間99は冷却されるが、他の断熱空間99は冷却され難いので、ポップカード支持具90及び樹脂扉73・・外面への結露をさらに有効に防止若しくは抑制することができると共に、商品を貯蔵室22から取り出す際にその取り出しを阻害することがない。
【0049】
また、ホルダー取付具91とポップカードホルダー92を、断熱箱体2の開口64両側に立設されている側板41、41の内面間と略同等の長さとし、前記樹脂扉73・・の幅と略同等の長さに分割し、上面板57に載置し、さらにこの分割されているホルダー取付具91と略同一の長さのポップカードホルダー92を、ホルダー取付具91に挿入してポップカード支持具90を構成した場合にも、上記と同様に機能する。
【0050】
尚、前記実施例では、ポップカード支持具90は、低温ショーケース1の前面側の上面板57に載置されている場合について説明したが、後面側の上面板57に載置されている場合でも同様に機能する。
【0051】
また、前記実施例では、ホルダー取付具91の接合部95は軟質樹脂を使用して一体にしているが、例えば、この軟質樹脂の接合部95に代えてスプリング付きヒンジを複数使用し、載置部93と傾斜部94を連結してホルダー取付具91を構成した場合も上記と同様に機能する。
【0052】
【発明の効果】
以上詳述した如く、請求項1の発明によれば、簡単な構成のポップカード支持具によって、貯蔵室内の商品の宣伝や価格を見やすく表示することができ、しかも樹脂扉外面への結露を防止若しくは抑制することにより貯蔵室内の視認性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した低温ショーケースの斜視図である。
【図2】本発明を適用した低温ショーケースの縦断側面図である。
【図3】本発明を適用した低温ショーケース上部の縦断側面図である。
【図4】補助レールを取り付けた状態の断熱箱体開口部の拡大縦断側面図である。
【図5】補助レールの取り付け作業を説明する断熱箱体開口部の拡大縦断側面図である。
【図6】天板部分の拡大縦断側面図である。
【図7】上面板にポップカード支持具を載置した状態を示す断熱箱体開口部の拡大縦断側面図である。
【図8】ポップカード支持具を複数使用した場合に樹脂扉との寸法関係を示す図7のA−A線断面図である。
【符号の説明】
1 低温ショーケース
2 断熱箱体
22 貯蔵室
41 側板
42 天板
44 上部支持板
46 反射板
57 上面板
64 開口
73 樹脂扉
90 ポップカード支持具
91 ホルダー取付具
92 ポップカードホルダー
93 載置部
94 傾斜部
95 接合部
96 挿入部
97 差込部
98 ポップカード
99 断熱空間
100 表示部

Claims (5)

  1. 上面を開口し内部に貯蔵室を有する断熱箱体と、この断熱箱体の上部に立設し上面の開口を傾斜して閉塞する透明扉と、前記断熱箱体の貯蔵室側の上部に設けられた上面板と、前記貯蔵室内を冷却する冷却装置とを備えた低温ショーケースにおいて、前記上面板の上面には、前記透明扉の傾斜角度に比較してより直立した角度の表示部を有するポップカード支持具が載置され、前記表示部の上部は前記透明扉に近接又は接触し、ポップカード支持具と透明扉と上面板にて断熱空間を形成したことを特徴とする低温ショーケース。
  2. 前記上面板の下面には、発熱体が設けられていることを特徴とする請求項1の低温ショーケース。
  3. 前記ポップカード支持具は、その表示部が回動自在であることを特徴とする請求項1又は請求項2の低温ショーケース。
  4. 前記ポップカード支持具は、前記透明扉の幅と略同等の長さの複数のものであることを特徴とする請求項3の低温ショーケース。
  5. 前記ポップカード支持具の表示部は、前記透明扉の幅と略同等の長さに分割されていることを特徴とする請求項3の低温ショーケース。
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