JP2001240833A - 感圧接着剤組成物およびそれを用いた情報担持用シート - Google Patents
感圧接着剤組成物およびそれを用いた情報担持用シートInfo
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Abstract
強く、印刷機やプリンターなどを走行中に接着剤が摩耗
したり、脱落しない感圧接着剤組成物の提供。および、
そのような感圧接着剤組成物を用いた情報担持用シート
の提供。 【解決手段】 メタクリル酸メチルグラフト共重合天然
ゴム系粘着剤固形分100質量部に、スチレン・アクリ
ル共重合体エマルジョンをその固形分が5〜50質量部
となるように配合してなる接着剤基剤100質量部に対
して、この接着剤基剤に対し非親和性を示す微粒状充填
剤を100〜250質量部配合した感圧接着剤組成物を
用いる。
Description
およびそれを用いた情報担持用シートに関し、さらに詳
しくは、折り重ねや切り重ねにより重ね合わせた面を情
報担持面としてなる折り畳みシート、重ね合わせシート
のような親展性を有する情報伝達用シートや、寸法拡大
可能な整理シート、複写用紙などの事務用シートなどの
情報伝達用シート、およびこれに使用する感圧接着剤組
成物に関するものである。
報担持用シートにおいては、その重ね合わせ面同士が接
着するように、通常、重ね合わせた際に対接するような
パターンで、重ね合わせ面の全面や特定部分、あるいは
線状に感圧接着剤の接着層が設けられている。この感圧
接着剤は自接着性感圧接着剤とも言われ、その接着層同
士を対接させた状態で強圧をかけることにより、互いの
高分子が自己拡散により密着するタイプものであって、
組成物の種類や加圧の程度により、永久接着性や再剥離
接着性を具現するものである。
れる感圧接着剤の主成分は、一般にメタクリル酸メチル
グラフト共重合天然ゴム系粘着剤やメタクリル酸メチル
・スチレングラフト共重合天然ゴム系粘着剤を主成分と
して含むものである。しかし、メタクリル酸メチルグラ
フト共重合天然ゴム系粘着剤を主成分として含む感圧接
着剤は、紙への定着性、接着剤皮膜の凝集力がともに弱
く、印刷機やプリンターなどを走行中に接着剤が摩耗
し、脱落するという問題があった。
は、従来の問題を解決したメタクリル酸メチルグラフト
共重合天然ゴム系粘着剤を主成分として含む感圧接着剤
組成物であって、紙への定着性、接着剤皮膜の凝集力が
ともに強く、印刷機やプリンターなどを走行中に接着剤
が摩耗したり、脱落することのない感圧接着剤組成物を
提供することであり、本発明の第2の目的は、そのよう
な感圧接着剤組成物を用いた情報担持用シートを提供す
ることである。
解決すべく鋭意研究を重ねた結果、メタクリル酸メチル
グラフト共重合天然ゴム系粘着剤に、スチレン・アクリ
ル共重合体エマルジョンを特定量配合した接着剤基剤に
対して、非親和性を示す微粒状充填剤を特定量配合した
感圧接着剤組成物を用いることにより課題を解決できる
ことを見出し、本発明を完成するに至った。
着剤組成物は、シートの重ね合わせ面に塗布され、乾燥
処理により通常状態では接着しない接着層を形成し、前
記重ね合わせ面同士を対接させ所定の圧力を付与するこ
とにより、その重ね合わせ面同士を剥離可能に接着させ
る感圧接着剤であって、メタクリル酸メチルグラフト共
重合天然ゴム系粘着剤固形分100質量部に、スチレン
・アクリル共重合体エマルジョンをその固形分が5〜5
0質量部となるように配合した接着剤基剤100質量部
に対して、この接着剤基剤に対し非親和性を示す微粒状
充填剤を100〜250質量部配合したことを特徴とす
る。
によれば、メタクリル酸メチルグラフト共重合天然ゴム
系粘着剤に、スチレン・アクリル共重合体エマルジョン
を特定量配合した接着剤基剤に対して、非親和性を示す
微粒状充填剤を特定量配合した感圧接着剤組成物を用い
たので、シートの重ね合わせ面に塗布し、乾燥処理によ
り通常状態では接着しない接着層を形成し、重ね合わせ
面同士を対接させた状態で強圧をかけて密着させて接着
した後、必要に応じて剥離する際は容易に剥離できる。
そして、本発明の請求項1記載の感圧接着剤組成物は、
紙への定着性、接着剤皮膜の凝集力がともに適度に強
く、印刷機やプリンターなどを走行中に接着剤が摩耗し
たり、脱落することがない。
は、基体シートの重ね合わせ面の所定部に請求項1記載
の感圧接着剤組成物の接着層を有してなることを特徴と
する。
ね合わせ面同士を対接させた状態で強圧をかけ密着させ
て接着すると十分な接着力が得られると共に、必要に応
じて剥離する際は容易に剥離できる。
本発明の感圧接着剤組成物は、通常状態では接着するこ
とがなく、加圧により接着し、かつ必要時に剥離しうる
接着層、いわゆる粘着層を形成する透明性を有するもの
であって、接着剤基剤として、メタクリル酸メチルグラ
フト共重合天然ゴム系粘着剤固形分100質量部に対し
てスチレン・アクリル共重合体エマルジョンをその固形
分が5〜50質量部となるように配合した混合物を用
い、これに当該接着剤基剤100質量部に対し非親和性
を示す微粒状充填剤を100〜250質量部を配合して
なる。
れるメタクリル酸メチルグラフト共重合天然ゴム系粘着
剤は、メタクリル酸メチルでグラフト重合した天然ゴム
系粘着剤(天然ゴム100重量部に対してメタクリル酸
メチル10〜40質量部程度グラフト化したもの)であ
り、従来、天然ゴム系粘着剤の基剤として慣用されてい
る天然ゴムラテックスを用いることができる。
れるスチレン・アクリル共重合体エマルジョンは、一般
に含浸、塗料、紙加工などの成分として慣用されている
合成ラテックスであり、スチレン・アクリル共重合体を
水性溶媒中に分散させたエマルジョンである。この際、
粒子を分散安定化させるためには乳化剤が必要である
が、この乳化剤としては、一般にロジンセッケン、ナフ
タレンスルホン酸塩、脂肪酸セッケン、アルキルベンゼ
ンスルホン酸塩などのアニオン系界面活性剤が用いられ
る。
れる市販のスチレン・アクリル共重合体エマルジョンの
具体例としては例えば、旭化成(株)製のポリトロンF
−2000、F−830、F−2430、F320、F
324、昭和高分子(株)製のポリゾールAM−230
0、AP−6730、AT−2000などを挙げること
ができる。
ム系粘着剤と上記のスチレン・アクリル共重合体エマル
ジョンの混合物に、必要に応じて合成樹脂エマルジョン
を混合することができる。合成樹脂エマルジョンとして
は、ポリ酢酸ビニル系エマルジョン、酢酸ビニル−エチ
レン共重合体系エマルジョン、ポリアクリル酸エステル
系エマルジョン、ポリ塩化ビニル系エマルジョンなどが
用いられる。これらの合成樹脂エマルジョンを分散安定
化するためには、前記乳化剤を用いることができる。こ
の合成樹脂エマルジョンとしては、ガラス転移点−20
℃ないし10℃のものが好適である。
の配合割合は、メタクリル酸メチルグラフト共重合天然
ゴム系粘着剤固形分100質量部に対してスチレン・ア
クリル共重合体エマルジョンの固形分が5〜50質量
部、好ましくは10〜50質量部となるように配合す
る。
重合したメタクリル酸メチルとスチレン・アクリル共重
合体エマルジョンの合計量が20〜60質量部(固形
分)の範囲になるようにスチレン・アクリル共重合体エ
マルジョンを配合することが好ましい。
ム系粘着剤とスチレン・アクリル共重合体エマルジョン
との配合割合は、接着層の接着力と、紙、合成紙等の素
材からなる基体シートへの定着性や接着層皮膜の凝集力
とのバランスに影響するため、適度に調整する必要があ
る。スチレン・アクリル共重合体エマルジョンの固形分
が5質量部未満でメタクリル酸メチルグラフト共重合天
然ゴム系粘着剤が過多の場合は、接着層の基体シート面
への定着性が低下するとともに耐摩耗性が劣り、逆にス
チレン・アクリル共重合体エマルジョンの固形分が50
質量部を超える場合は、重ね合わせ面における接着層同
士の接着力が低下し、適切な剥離性能が得られないとと
もに耐摩耗性が劣るので好ましくない。したがって、メ
タクリル酸メチルグラフト共重合天然ゴム系粘着剤とス
チレン・アクリル共重合体エマルジョンの配合割合は上
記の範囲にある必要がある。
ルグラフト共重合天然ゴム系粘着剤とスチレン・アクリ
ル共重合体エマルジョンとの混合物からなる接着剤基剤
には、所望に応じて、粘着剤に慣用されている添加剤、
例えば粘着付与剤、粘度調整剤、老化防止剤、安定剤、
着色剤などを添加することができる。
着剤基剤に対して非親和性を示す微粒子充填剤を配合す
る。微粒子充填剤としては、接着剤基剤との親和力が小
さいものであって、接着層が透明性を阻害しないように
する必要から、粒子形状が規則的に整ったものを用いる
のがよい。このようなものとしては、例えば、各種デン
プン系、合成ゼオライト、微球状アクリル樹脂、微球状
メタクリル樹脂、微球状ポリエチレン、球状アルミナ、
ガラス粉末、シラスバルーン、活性白土などが挙げられ
る。これらの微粒子充填剤は、単独で用いてもよいし、
2種以上組み合わせて用いてもよい。しかしながら、従
来からこの種の感圧接着剤組成物の微粒子充填剤として
使用されているシリカ、酸化チタン、酸化亜鉛などは、
その粒子形状が不規則なため、接着層に光の乱反射作用
を促して透明性を損なうおそれがある。したがって、こ
れらは添加しないか、添加する場合でも、その添加量を
10質量%以下にするのがよい。なお、これらの微粒子
充填剤は、その平均粒子径が10μm以下、好ましくは
0.5μmの範囲にあるものが好適である。特に平均粒
子径0.1μm以下のコロイダルシリカ(シリカゲル)
を用いると、UVインキへの定着性を向上させることが
できるので有利である。
は、接着剤基剤100質量部に対して、この接着剤基剤
に対し非親和性を示す微粒子充填剤を100〜250質
量部、好ましくは130〜250質量部、より好ましく
は150〜200質量部の範囲で配合する。100質量
部未満で微粒子充填剤の配合量が少なすぎると、耐ブロ
ッキング性が低下したり、また、接着力が強すぎて剥離
しにくくなるし、また、250質量部を超えて多すぎる
と接着力が低くなりすぎ、十分な粘着性を示さなくな
る。
ーター、フレキソ、エアナイフコーター、バーコーター
などの塗布手段により基体シート面に塗布され、二つ折
り、三つ折り、切り重ね、あるいは別体同士の重ね合わ
せなど、各種の重ね合わせの形で、一時的には接着する
が、必要に応じて容易に剥離できる見開き面を有するハ
ガキ、各種帳票、通知書、各種カードなどに好適に利用
できる。
れる基体シートとしては、通常の紙の他に、合成紙、あ
るいはポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リプロピレン、塩化ビニルなどの合成フィルムを用いる
こともできる。これらの合成フィルムを用いる場合に
は、基体シートの表面をマット処理、コロナ処理などの
表面処理を施すのが好ましい。また、基体シート面への
感圧接着剤組成物の塗布量は、接着層の接着性、剥離
性、あるいは透明性維持のため、1〜30g/m2、好
ましくは3〜20g/m2 、さらに好ましくは5〜15
g/m2 とするのがよい。さらに、形成された剥離可能
な接着層を加圧ローラにて加圧することにより、耐ブロ
ッキング性をさらに向上させることができる。
ついて添付図面に基づき詳細に説明する。ここで、図1
は本発明の三つ折りハガキの表面展開図、図2はこのハ
ガキの裏面展開図、図3は図1のX−X線断面図、図4
は図1のハガキを折り込む際の状態説明図、図5は本発
明の二つ折りハガキの表面展開図、図6はこのハガキの
裏面展開図、図7は図5のハガキを折り込む際の状態説
明図、図8は本発明の部分二つ折りハガキの表面展開
図、図9はこのハガキの裏面展開図、図10は図8のハ
ガキを折り込む際の状態説明図である。
キ1は、定型ハガキサイズの3倍のサイズを有する基体
シート2から構成され、折り線3a、3bによって3つ
の領域に区画されるものである。左側区画領域Aの表面
には、郵便番号、宛て名、住所等の宛て先情報印刷4
が、また中央区画領域Bの表裏面及び右側区画領域Cの
表面には隠蔽情報印刷5が、基体シート2に直接印刷さ
れている。さらに、この印刷された基体シート2の区画
領域B及びCの表面全体と区画領域A及びBの裏面全体
に対し、本発明の感圧接着剤組成物が塗布されて剥離可
能な接着層6が形成されている。このように構成された
三つ折りハガキ1は、図4に示すように、各区画の重ね
合わせ面を折り線3a、3bにてZ型に折り込んで接着
層同士を対接させ、この状態でドライシーラーで加圧す
ることにより、その接着層6が活性化されて接着され
る。
11は、定型ハガキサイズの2倍のサイズを有する基体
シート2から構成され、中央部の折り線3によって2つ
の領域D及びEに区画されるものである。左側区画領域
Dの表面には、郵便番号、宛て名、住所等の宛て先情報
印刷4が、また区画領域D及びEの裏面には隠蔽情報印
刷5が、基体シート2に直接印刷されている。さらに、
この印刷された基体シート2の区画領域D及びEの裏面
全体に対し、本発明の感圧接着剤組成物が塗布されて剥
離可能な接着層6が形成されている。このように構成さ
れた二つ折りハガキ11は、図7に示すように、上記の
三つ折りハガキと同様に、左右区画裏面の接着層同士が
対接するように折り線3で折り込んで加圧することによ
り、その接着層6が活性化されて接着される。
ガキ21は、定型ハガキサイズの1.5倍のサイズを有
する基体シート2から構成され、折り線3によってサイ
ズの異なる左右2つの領域F及びGに区画されるもので
ある。左側区画領域Fの表面には、郵便番号、宛て名、
住所等の宛て先情報印刷4が、また右側区画領域Gの裏
面には隠蔽情報印刷5が、基体シート2に直接印刷され
ている。さらに、この印刷された基体シート2の区画領
域Gの裏面全体及び区画領域Gを折り線3で折り込んだ
際に重ね合わされる区画領域Fの一部裏面に対し、本発
明の感圧接着剤組成物が塗布されて剥離可能な接着層6
が形成されている。このように構成された部分二つ折り
ハガキ21は、図10に示すように、上記の二つ折りハ
ガキと同様に、左右区画裏面の接着層同士が対接するよ
うに折り線3で折り込んで加圧することにより、その接
着層6が活性化されて接着される。
される剥離可能な接着層は、それ自体印刷インキ及びト
ナーの受容性をも有するため、必要に応じ、さらにその
表面に通常の印刷装置あるいはノンインパクトプリンタ
で付加情報(図示せず)をプリントすることができる。
詳しく説明するが、本発明はこれら実施例に何ら制約さ
れるものではない。 (実施例1)メタクリル酸メチル(MMA)グラフト共
重合天然ゴム系粘着剤として、天然ゴム(NR)100
質量部とMMA10重量部とを混合してグラフト共重合
して得たMMAグラフト共重合天然ゴムエマルジョン1
00質量部(固形分)に対して、スチレン・MMA共重
合体エマルジョン[旭化成(株)製のポリトロンF−2
000、あるいはF−830)あるいは、昭和高分子
(株)製のポリゾールAP−6730]を固形分が10
質量部となるように配合した接着剤基剤100質量部に
対し、シリカゲル50質量部、スターチ125質量部配
合して本発明の感圧接着剤組成物を調製した。この本発
明の感圧接着剤組成物を連量110kgのコート紙にグ
ラビアオフセット方式により10g/m2 の割合で塗布
し、接着層を形成し、次いで、120℃、30秒間加熱
を行い、乾燥処理した。このようにして作った情報担持
用シートの製造直後の90°剥離(T型剥離)接着力、
耐ブロッキング性、耐摩耗性を下記の方法により評価
し、評価結果を表1に示す。
定方法;得られた情報担持用シートを、幅25mm、長
さ100mmに裁断して試料を作成し、この試料2枚を
25mmの長さで重ね合わせ9.8Paの荷重を加えて
圧着した。接着剤の剥離接着強さ試験方法JISK68
54に準じて、オートグラフAGS50(島津製作所
製)を用いて90°剥離(T型剥離)接着力を測定す
る。 ◎:100〜150(gf/25mm) ○:150〜200(gf/25mm)あるいは50〜
100(gf/25mm) △:200〜300(gf/25mm)あるいは30〜
50(gf/25mm) ×:300(gf/25mm)以上あるいは30(gf
/25mm)以下 ◎:優、○:良、△:可、×:不可
m2 の圧力を加え、50℃にて30分間放置後、剥離強
度を測定した。耐ブロッキング性(剥離強度)(g/c
m)が、2以下のものを◎、2〜5の範囲のものを○、
5〜10の範囲のものを△、10以上のものを×とし
た。剥離強度の測定には島津製作所社製の引張試験機オ
ートグラフAGS50型を使用した。 ◎:優、○:良、△:可、×:不可
表面を目視により判定し消耗度を調べた。その結果、試
験した面積のうち破壊された面積の割合が、 10%以下の場合:◎、 30%以下の場合:○、 50%以下の場合:△、 51%以上の場合:×とした。 ◎:優、○:良、△:可、×:不可
合割合とした以外は、実施例1と同様にして本発明の感
圧接着剤組成物を調製し、実施例1と同様にして得た情
報担持用シートの90°剥離(T型剥離)接着力、耐ブ
ロッキング性、耐摩耗性を評価し、評価結果を表1に示
す。
明の範囲の上限値より多くし、表2に示した各成分の配
合割合とした以外は、実施例1と同様にして比較の感圧
接着剤組成物を調製し、実施例1と同様にして得た情報
担持用シートの90°剥離(T型剥離)接着力、耐ブロ
ッキング性、耐摩耗性を評価し、評価結果を表2に示
す。
明の範囲の下限値より少なくし、表2に示した各成分の
配合割合とした以外は、実施例1と同様にして比較の感
圧接着剤組成物を調製し、実施例1と同様にして得た情
報担持用シートの90°剥離(T型剥離)接着力、耐ブ
ロッキング性、耐摩耗性を評価し、評価結果を表2に示
す。
エマルジョンの配合量を本発明の範囲の下限値より少な
くし、表2に示した各成分の配合割合とした以外は、実
施例1と同様にして比較の感圧接着剤組成物を調製し、
実施例1と同様にして得た情報担持用シートの90°剥
離(T型剥離)接着力、耐ブロッキング性、耐摩耗性を
評価し、評価結果を表2に示す。
明の範囲の上限値より多くし、表2に示した各成分の配
合割合とした以外は、実施例1と同様にして比較の感圧
接着剤組成物を調製し、実施例1と同様にして得た情報
担持用シートの90°剥離(T型剥離)接着力、耐ブロ
ッキング性、耐摩耗性を評価し、評価結果を表2に示
す。
明の範囲の下限値より少なくし、表2に示した各成分の
配合割合とした以外は、実施例1と同様にして比較の感
圧接着剤組成物を調製し、実施例1と同様にして得た情
報担持用シートの90°剥離(T型剥離)接着力、耐ブ
ロッキング性、耐摩耗性を評価し、評価結果を表2に示
す。
エマルジョンの配合量を本発明の範囲の上限値より多く
し、表2に示した各成分の配合割合とした以外は、実施
例1と同様にして比較の感圧接着剤組成物を調製し、実
施例1と同様にして得た情報担持用シートの90°剥離
(T型剥離)接着力、耐ブロッキング性、耐摩耗性を評
価し、評価結果を表2に示す。
明の感圧接着剤組成物は90°剥離(T型剥離)接着
力、耐ブロッキング性、耐摩耗性がいずれも優れている
が、それに対して比較例1〜6の感圧接着剤組成物はこ
れらのいずれか1つあるいは2つ以上が劣ることが判
る。
物は、メタクリル酸メチルグラフト共重合天然ゴム系粘
着剤を主成分として含む感圧接着剤組成物であって、紙
への定着性、接着剤皮膜の凝集力がともに適度に強く、
印刷機やプリンターなどを走行中に接着剤が摩耗した
り、脱落することがない顕著な効果を奏する。
は、重ね合わせ面同士を対接させた状態で強圧をかけ密
着させて接着すると十分な接着力が得られると共に、必
要に応じて剥離する際は、容易にできるといった効果を
奏する。
Claims (2)
- 【請求項1】 シートの重ね合わせ面に塗布され、乾燥
処理により通常状態では接着しない接着層を形成し、前
記重ね合わせ面同士を対接させ所定の圧力を付与するこ
とにより、その重ね合わせ面同士を剥離可能に接着させ
る感圧接着剤であって、メタクリル酸メチルグラフト共
重合天然ゴム系粘着剤固形分100質量部に、スチレン
・アクリル共重合体エマルジョンをその固形分が5〜5
0質量部となるように配合してなる接着剤基剤100質
量部に対して、この接着剤基剤に対し非親和性を示す微
粒状充填剤を100〜250質量部配合したことを特徴
とする感圧接着剤組成物。 - 【請求項2】 基体シートの重ね合わせ面の所定部に請
求項1記載の感圧接着剤組成物の接着層を有してなる情
報担持用シート。
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