JPH09227847A - 感圧接着剤組成物およびこれを塗布してなる情報担持用シート - Google Patents

感圧接着剤組成物およびこれを塗布してなる情報担持用シート

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JPH09227847A
JPH09227847A JP5705096A JP5705096A JPH09227847A JP H09227847 A JPH09227847 A JP H09227847A JP 5705096 A JP5705096 A JP 5705096A JP 5705096 A JP5705096 A JP 5705096A JP H09227847 A JPH09227847 A JP H09227847A
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adhesive
pressure
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sensitive adhesive
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Tsutomu Sakai
努 酒井
Hiroshi Yamada
浩 山田
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Toppan Forms Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の剥離可能な接着剤皮膜を形成する感圧
接着剤組成物を、所定形状の彫刻パターンを施した転写
ロールを備えたグラビアオフセット方式の塗布機をもっ
て塗布する場合に、基体シート面への塗布適性を向上さ
せると共に形成された剥離可能な接着剤皮膜が適切な接
着力を付与できる感圧接着剤組成物と、これを塗布して
なる情報担持用シートの提供。 【課題の解決手段】 天然ゴム系粘着剤とアクリル系粘
着剤とを重量比1:9〜9:1にて混合してなる非剥離
性接着剤基剤に、当該接着剤基剤に対し非親和性を示す
微粒状充填剤を、当該接着剤基剤100重量部に対して
30〜100重量部配合してなる感圧接着剤組成物、お
よび、基体シート面に上記感圧接着剤組成物を塗布して
なる剥離可能な接着剤皮膜を有し、とりわけ、剥離可能
な接着剤皮膜の少なくとも一部が隠蔽情報記載面である
情報担持用シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐接着力劣化性が
改良された感圧接着剤組成物および基体シート面に当該
接着剤組成物が塗布されて剥離可能な接着剤皮膜を形成
し、一時的に接着するが、必要に応じて容易に剥離でき
る見開き面を有する折り畳みシート、重ね合わせシー
ト、例えば、情報隠蔽シート等の親展性を持つハガキ、
通知書、カード等の情報担持用シートに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、郵便法の改正に伴い、親展性を有
するハガキシステムが実用化され、普及し始めている。
この親展性を有するハガキシステムは、各種情報が記載
されたハガキを折り畳み、切り重ね、あるいは別体同志
の重ね合わせする等、各種の重ね合わせ態様で剥離可能
に接着し、当該情報を隠蔽した後、郵送し、受取人が重
ね合わせ面を再び剥離して隠蔽情報を読み取るものであ
る。
【0003】従来のハガキシステムで使用される情報担
持用シートは、例えば特開平4−59395号公報に
は、基体シートの重ね合わせ面に非剥離性接着剤基剤
と、その接着剤基剤に対して非親和性を示す微粒子充填
剤からなる接着剤組成物から形成された接着剤皮膜を設
ける技術が開示されている。また、本発明者らは特願平
7−188378号において、それまで接着剤組成物に
おける接着剤基剤を天然ゴム系粘着剤のみから構成して
いたものを、天然ゴム系粘着剤とアクリル系粘着剤とを
特定比率で混合して構成することにより、形成された接
着剤皮膜の基材シートへの定着性を向上させる技術を発
明した。
【0004】このような感圧接着剤組成物においては、
微粒子充填剤の配合率が少な過ぎると接着剤皮膜に過度
の接着力が生じて耐ブロッキング性が劣り、反面多過ぎ
ると接着力が低くなり過ぎて好ましくないため、適切な
接着力を具現するためには非剥離性接着剤基剤と微粒子
充填剤との配合割合を適性に選ぶことが必要である。そ
して、従来、このような感圧接着剤組成物は、通常、エ
アーナイフ方式の塗布機にて基材シート面に塗布され剥
離可能な接着剤皮膜が形成されるものであり、この場合
の配合割合は、接着剤基剤100重量部に対して微粒子
充填剤が100〜300重量部であるのが最も好ましい
ものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、接着剤
皮膜の接着力は皮膜内における微粒子充填剤の分散状態
によっても影響を受け、適切な接着力を具現するために
は必ずしもエアーナイフ方式におけるような配合割合が
適性であるとは言えない。すなわち、所定形状の彫刻パ
ターンを施した転写ロールを備えたグラビアオフセット
方式の塗布機をもって接着剤皮膜を形成した場合には、
接着剤皮膜内に、ほぼ均等に凝集した微粒子充填剤の凝
集体が所定のパターン状態で存在するため、個々の微粒
子充填剤が分散状態にあって凝集体がほとんど存在しな
いエアーナイフ方式とは異なり、エアーナイフ方式にお
けるのと同様な配合割合で感圧接着剤組成物を調製した
場合には、塗布時における微粒子充填剤のミスチング問
題や形成された接着剤皮膜の接着力が低下するといった
不都合が生じた。
【0006】このような問題に鑑み、本発明は、従来の
剥離可能な接着剤皮膜を形成する感圧接着剤組成物を、
所定形状の彫刻パターンを施した転写ロールを備えたグ
ラビアオフセット方式の塗布機をもって塗布する場合
に、基体シート面への塗布適性を向上させると共に形成
された剥離可能な接着剤皮膜が適切な接着力を付与でき
る感圧接着剤組成物と、これを塗布してなる情報担持用
シートの提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、感圧接着
剤組成物における非剥離性接着剤基剤を天然ゴム系粘着
剤とアクリル系粘着剤とを特定比率で混合して構成する
と共に微粒子充填剤の配合比率を下げることにより上記
目的が達成できることを見い出し、本発明を想到した。
【0008】すなわち、本発明の感圧接着剤組成物は、
天然ゴム系粘着剤とアクリル系粘着剤とを重量比1:9
〜9:1にて混合してなる非剥離性接着剤基剤に、当該
接着剤基剤に対し非親和性を示す微粒状充填剤を、当該
接着剤基剤100重量部に対して30〜100重量部配
合してなることを特徴とする。
【0009】また、本発明の情報担持用シートは、基体
シート面に上記感圧接着剤組成物を塗布してなる剥離可
能な接着剤皮膜を有し、とりわけ、剥離可能な接着剤皮
膜の少なくとも一部が隠蔽情報記載面であることを特徴
とする。
【0010】
【発明の実施形態】本発明の感圧接着剤組成物は通常状
態で接着することなく、加圧により活性化する接着剤皮
膜を形成する。かかる組成物の処方内容につき言及する
と、先ず、非剥離性接着剤基剤における天然ゴム系粘着
剤とは、従来の感圧接着剤に慣用されているものから任
意に選択することができ、例えば、天然ゴム、天然ゴム
ラテックス等から好適に選択できるものである。特に、
各種処理を施した酸性ラテックス、解重合ラテックス、
加硫ラテックス等のラテックス系が好ましく、さらに好
ましくはグラフト共重合させて得たモノアルキルアクリ
レート系、多官能アクリレート系、エポキシ系、モノス
チレン系、アクリニトリル系、あるいは無水マレイン酸
系がよく、これらは耐ブロッキング性、耐熱性、耐摩耗
性等の点で優れた機能を発揮する。
【0011】また、これと混合するアクリル系粘着剤に
ついては従来から通常に使用されているものでよく、例
えば、アクリル酸エステルをトルエン、酢酸エチル等の
有機溶媒中で重合したものや、アクリル酸ブチル、アク
リル酸2−エチルヘキシル等のガラス転移点の低いモノ
マにガラス転移点の高い酢酸ビニル、水酸基モノマ、ス
チレン、不飽和カルボン酸等のモノマを共重合したもの
等から任意に選択できる。
【0012】天然ゴム系粘着剤とアクリル系粘着剤の混
合比率は、形成された接着剤皮膜の耐接着劣化性、剥離
性、耐熱性等の相互のバランスに影響するため、適度に
調整する必要がある。すなわち、非剥離性接着剤基剤に
占める天然ゴム系粘着剤の割合が90%以上の場合は、
従来の塗布適性上の問題が解消できず、また、形成され
た接着剤皮膜に期待された耐接着力劣化性が得られな
い。反面、アクリル系粘着剤の割合が90%を越える場
合は、重ね合わせ面における接着剤皮膜同志の接着力が
強固になり過ぎて適切な剥離性能が得られなかったり、
アクリル系粘着剤は加熱による接着劣化性や熱可塑性が
高いためヒートロールNIPで使用できないなどの不都
合が生じる。したがって、天然ゴム系粘着剤とアクリル
系粘着剤との混合比率は重量比で1:9〜9:1である
必要があり、この範囲において、微粒子充填剤の配合割
合や接着剤組成物の基体シートへの塗布量、あるいはグ
ラフト共重合率等の条件に応じ、その比率を調整するの
が好ましい。
【0013】上記非剥離性接着剤基剤に対して非親和性
を示す微粒子充填剤としては、上記接着剤基剤との親和
力が小さいものであって、粒子形状が規則的に整ったも
のがよく、その平均粒子径が1〜30μm、好ましくは
5〜10μmの範囲にあるものが好適である。例えば、
各種デンプン系、合成ゼオライト、微球状アクリル樹
脂、微球状メタクリル樹脂、微球状ポリエチレン、球状
アルミナ、ガラス粉末、シラスバルーン、活性白土等が
挙げられ、これらの材料は単独でも組み合わせてもよ
い。そして、グラビアオフセット方式の塗布機に備えら
れた転写ロールにおける所定の彫刻パターン、例えば、
正三角形、台形、あるいは正方形などの表面形状を有し
た溝穴が1インチ当たり90〜130程度連なる彫刻パ
ターンをもって、従来の塗布量と同様の1〜30g/m
2程度にて塗布した場合、接着剤基剤100重量部に対
して30重量部未満とすると剥離不能となり、反面、1
00重量部を越えると所望の目的を達成できない。した
がって、塗布適性を向上させると共に形成された剥離可
能な接着剤皮膜に適切な接着力を付与できるようにする
ためには、接着剤基剤に対する微粒子充填剤の配合割合
は、接着剤基剤に対する微粒子充填剤の配合割合は、接
着剤基剤100重量部に対して30〜100重量部であ
る必要があり、好ましくは50〜80重量部、さらに好
ましくは60〜70重量部である。
【0014】なお、当該接着剤基剤を塗布形成してなる
接着剤皮膜の耐水性、耐老化性、熱可塑性、密着性等の
向上のため、スチレン−ブタジエンゴム、ポリメチルメ
タクリレート等の粘着剤をさらに配合してもよく、ある
いは、接着層表面の滑り性を向上させ、ブロッキング現
象防止のため、ポリエチレンワックス、カウナバルワッ
クス等のワックス類を添加してもよく、その他、界面活
性剤、紫外線吸収剤等の添加剤をアプリケーションに応
じて添加してもよいものである。また、本発明の接着剤
組成物が塗布される基体シートは、通常紙の他に、合成
紙、あるいはポリエチレン、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリプロピレン、塩化ビニル等の合成フィルムであ
ってもよく、これらを用いる場合には、基体シートの表
面をマット処理、コロナ処理等の表面処理を施せばよ
い。また、形成された接着剤皮膜を加圧ローラーにて約
1〜10kg/cm2で加圧することにより、耐ブロッ
キング性をさらに向上させることができる。
【0015】以下、本発明の感圧接着剤組成物の具体的
な処方に関する実施例を列挙する。
【0016】実施例1 メタクリル酸メチルで共重合(重合率25%)した天然
ゴムラテックス90部と、アクリル系粘着剤(T−22
5 レヂテックス製)10部を混合して接着剤基剤とし
た。次に、この接着剤基剤100部に微粒子充填剤とし
て、平均粒子径17μmの小麦でんぷん100部を配合
して感圧接着剤組成物を調製した。
【0017】実施例2 メタクリル酸メチルで共重合(重合率25%)した天然
ゴムラテックス75部と、実施例1と同様のアクリル系
粘着剤25部を混合して接着剤基剤とした。次に、この
接着剤基剤100部に微粒子充填剤として、平均粒子径
17μmの小麦でんぷん80部を配合して感圧接着剤組
成物を調製した。
【0018】実施例3 メタクリル酸メチルで共重合(重合率25%)した天然
ゴムラテックス50部と、実施例1と同様のアクリル系
粘着剤50部を混合して接着剤基剤とした。次に、この
接着剤基剤100部に微粒子充填剤として、平均粒子径
17μmの小麦でんぷん60部を配合して感圧接着剤組
成物を調製した。
【0019】実施例4 過酸化物で加硫した天然ゴム25部に、実施例1と同様
のアクリル系粘着剤75部を混合して接着剤基剤とし
た。次に、この接着剤基剤100部に、微粒子充填剤と
して平均粒子径17μmの小麦でんぷん45部を配合し
て感圧接着剤組成物を調製した。
【0020】実施例5 過酸化物で加硫した天然ゴム10部に、実施例1と同様
のアクリル系粘着剤90部を混合して接着剤基剤とし
た。次に、この接着剤基剤100部に、微粒子充填剤と
して平均粒子径17μmの小麦でんぷん30部を配合し
て感圧接着剤組成物を調製した。
【0021】次に、本発明の情報担持用シートの構成に
ついて添付図面に基づき詳細に説明する。ここで、図1
は本発明の三つ折りハガキの概略的表面展開図、図2は
図1の概略的な裏面展開図、図3は図1のX−X線断面
図、図4は図1の三つ折りハガキを折り込んだ状態の説
明図、図5は本発明の二つ折りハガキの概略的表面展開
図、図6は図5の概略的裏面展開図、図7は図5の二つ
折りハガキを折り込んだ状態の説明図、図8は本発明の
部分二つ折りハガキの概略的表面展開図、図9は図8の
概略的裏面展開図、図10は図8の部分二つ折りハガキ
を折り込んだ状態の説明図である。
【0022】先ず、図1ないし図3に示す三つ折りハガ
キ1は、定型ハガキサイズの3倍のサイズを有する基体
シート2から構成され、折り線3a、3bによって3つ
の領域に区画されるものである。左側区画領域Aの表面
には、郵便番号、宛名、住所等の宛先情報印刷4が、ま
た、中央区画領域Bの表裏面および右側区画領域Cの表
面には隠蔽情報印刷5が基体シート2に直接印刷されて
いる。
【0023】さらに、この印刷された基体シート2に対
し、本発明の感圧接着剤組成物をもって、区画領域B、
Cの表面全体と区画領域A、Bの裏面全体に剥離可能な
接着剤皮膜6が塗布形成されている。そして、このよう
な構成からなる三つ折りハガキ1は、図4に示すよう
に、各区画の重ね合わせ面を折り線3a、3bにてZ型
に折り込んで、接着剤皮膜6同志を対接させ、この状態
でドライシーラーにて加圧することにより、その接着剤
皮膜7が活性化して接着される。
【0024】次に、図5および図6に示す二つ折りハガ
キ11は、定型ハガキサイズの2倍のサイズを有する基
体シート2から構成され、中央部の折り線3によって左
右2つの領域D、Eに区画されるものである。左側区画
領域のDの表面には、郵便番号、宛名、住所等の宛先情
報印刷4が、また、区画領域D、Eの裏面には、隠蔽情
報印刷5が基体シート2に直接印刷されている。さら
に、この印刷された基体シート2に対し、本発明の感圧
接着剤組成物をもって、区画領域D、Eの裏面全体に剥
離可能な接着剤皮膜6が塗布形成されている。
【0025】このように構成された二つ折りハガキ11
は、図7に示すように、上記の三つ折りハガキと同様
に、左右区画裏面の接着剤皮膜6が対接するように折り
線13で折り込んで、加圧によりその接着剤皮膜6が活
性化して接着される。また、図8および図9に示す部分
二つ折りハガキ21は定型ハガキサイズの1.5倍のサ
イズを有する基体シート2から構成され、折り線3によ
ってサイズの異なる左右2つの領域F、Gに区画される
ものである。左側区画領域Fの表面には郵便番号、宛
名、住所等の宛先情報印刷4が、また、右側区画領域G
の裏面には隠蔽情報印刷5が基体シート2に直接印刷さ
れている。
【0026】さらに、この印刷された基体シート2に対
し、本発明の感圧接着剤組成物をもって、区画領域Gの
裏面全面および区画領域Fの裏面における区画領域Gを
折り線3に折り込んだ際の重ね合わせ予定部に剥離可能
な接着剤皮膜6が塗布形成されている。そして、このよ
うに構成された部分二つ折りハガキ21は、図10に示
すように、上記の二つ折りハガキと同様に、左右区画裏
面の接着剤皮膜6が対接するように折り線3で折り込ん
で、加圧によりその接着剤皮膜6が活性化して接着され
る。
【0027】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の感圧接着剤組成物およびこれを塗布してなる情報担持
用シートによれば、所定形状の彫刻パターンを施した転
写ロールを備えたグラビアオフセット方式の塗布機をも
って塗布する場合の基体シート面への塗布適性を向上さ
せると共に、形成された剥離可能な接着剤皮膜が適切な
接着力を付与できるといった効果を泰する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の三つ折りハガキの概略的表面展開図。
【図2】図1の概略的な裏面展開図。
【図3】図1のX−X線断面図。
【図4】図1の三つ折りハガキを折り込んだ状態の説明
図。
【図5】本発明の二つ折りハガキの概略的表面展開図。
【図6】図5の概略的裏面展開図。
【図7】図5の二つ折りハガキを折り込んだ状態の説明
図。
【図8】本発明の部分二つ折りハガキの概略的表面展開
図。
【図9】図8の概略的裏面展開図。
【図10】図8の部分二つ折りハガキを折り込んだ状態
の説明図。
【符号の説明】
1 三つ折りハガキ 11 二つ折りハガキ 12 部分二つ折りハガキ 2、12、22 基体シート 3、3a、3b 折り線 5 隠蔽情報印刷 6 剥離可能な接着剤皮膜
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年10月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】
【発明の実施形態】本発明の感圧接着剤組成物は通常状
態で接着することなく、加圧により活性化する接着剤皮
膜を形成する。かかる組成物の処方内容につき言及する
と、先ず、非剥離性接着剤基剤における天然ゴム系粘着
剤とは、従来の感圧接着剤に慣用されているものから任
意に選択することができ、例えば、天然ゴム、天然ゴム
ラテックス等から好適に選択できるものである。特に、
各種処理を施した酸性ラテックス、解重合ラテックス、
加硫ラテックス等のラテックス系が好ましく、これらは
耐ブロッキング性、耐熱性、耐摩耗性等の点で優れた機
能を発揮する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】上記非剥離性接着剤基剤に対して非親和性
を示す微粒子充填剤としては、上記接着剤基剤との親和
力が小さいものであって、粒子形状が規則的に整ったも
のがよく、その平均粒子径が1〜30μm、好ましくは
5〜20μmの範囲にあるものが好適である。例えば、
各種デンプン系、合成ゼオライト、微球状アクリル樹
脂、微球状メタクリル樹脂、微球状ポリエチレン、球状
アルミナ、ガラス粉末、シラスバルーン、活性白土等が
挙げられ、これらの材料は単独でも組み合わせてもよ
い。そして、グラビアオフセット方式の塗布機に備えら
れた転写ロールにおける所定の彫刻パターン、例えば、
正三角形、台形、あるいは正方形などの表面形状を有し
た溝穴が1インチ当たり90〜130程度連なる彫刻パ
ターンをもって、従来の塗布量と同様の1〜30g/m
程度にて塗布した場合、接着剤基剤100重量部に対
して30重量部未満とすると剥離不能となり、反面、1
00重量部を越えると所望の目的を達成できない。した
がって、塗布適性を向上させると共に形成された剥離可
能な接着剤皮膜に適切な接着力を付与できるようにする
ためには、接着剤基剤に対する微粒子充填剤の配合割合
は、接着剤基剤に対する微粒子充填剤の配合割合は、接
着剤基剤100重量部に対して30〜100重量部であ
る必要があり、好ましくは50〜80重量部、さらに好
ましくは60〜70重量部である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】さらに、この印刷された基体シート2に対
し、本発明の感圧接着剤組成物をもって、区画領域B、
Cの表面全体と区画領域A、Bの裏面全体に剥離可能な
接着剤皮膜6が塗布形成されている。そして、このよう
な構成からなる三つ折りハガキ1は、図4に示すよう
に、各区画の重ね合わせ面を折り線3a、3bにてZ型
に折り込まれ、接着剤皮膜6同志を対接させ、この状態
でドライシーラーにて加圧することにより、接着剤6が
活性化して接着される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】このように構成された二つ折りハガキ11
は、図7に示すように、上記の三つ折りハガキと同様
に、左右区画裏面の接着剤皮膜6が対接するように折り
線3で折り込まれ、加圧によりその接着剤皮膜6が活性
化して接着される。また、図8および図9に示す部分二
つ折りハガキ21は定型ハガキサイズの1.5倍のサイ
ズを有する基体シート2から構成され、折り線3によっ
てサイズの異なる左右2つの領域F、Gに区画されるも
のである。左側区画領域Fの表面には郵便番号、宛名、
住所等の宛先情報印刷4が、また、右側区画領域Gの裏
面には隠蔽情報印刷5が基体シート2に直接印刷されて
いる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1 本発明の情報担持用シートの実施例である三つ折り
ハガキ 11 本発明の情報担持用シートの実施例である二つ折
りハガキ 21 本発明の情報担持用シートの実施例である部分二
つ折りハガキ 2、12、22 基体シート 3、3a、3b 折り線 5 隠蔽情報印刷 6 本発明の感圧接着剤組成物からなる剥離可能な接着
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09J 7/02 JJX C09J 7/02 JJX JKE JKE JKF JKF JKK JKK JLE JLE 133/06 JDC 133/06 JDC JDD JDD D21H 27/00 D21H 5/00 B

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天然ゴム系粘着剤とアクリル系粘着剤と
    を重量比1:9〜9:1にて混合してなる非剥離性接着
    剤基剤に、当該接着剤基剤に対し非親和性を示す微粒状
    充填剤を、当該接着剤基剤100重量部に対して30〜
    100重量部配合してなる感圧接着剤組成物。
  2. 【請求項2】 基体シート面に請求項1記載の感圧接着
    剤組成物を塗布してなる剥離可能な接着剤皮膜を有する
    情報担持用シート。
  3. 【請求項3】 前記剥離可能な接着剤皮膜の少なくとも
    一部が隠蔽情報記載面であることを特徴とする請求項2
    記載の情報担持用シート。
JP5705096A 1996-02-21 1996-02-21 感圧接着剤組成物およびこれを塗布してなる情報担持用シート Pending JPH09227847A (ja)

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