JP2001240762A - アゾ化合物又はその塩及びそれらを含有する染料系偏光膜 - Google Patents

アゾ化合物又はその塩及びそれらを含有する染料系偏光膜

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JP2001240762A JP2000288262A JP2000288262A JP2001240762A JP 2001240762 A JP2001240762 A JP 2001240762A JP 2000288262 A JP2000288262 A JP 2000288262A JP 2000288262 A JP2000288262 A JP 2000288262A JP 2001240762 A JP2001240762 A JP 2001240762A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 偏光膜用として有用な黄色染料の提供等。 【解決手段】 式(I)で示されるアゾ化合物又はその
塩。 【化1】 (式中、A、Bはスルホ又は/及びカルボキシル置換フ
ェニル、或いは、スルホ置換ナフチル、R1〜R6は水
素、アルキル又はアルコキシ、Xは−N=N−又は−N
HCO−を表す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、染料、特に偏光膜
用の黄色染料として有用なアゾ化合物又はその塩及びそ
れらを含有してなる染料系偏光膜に関するものである。
【0002】
【従来の技術】偏光膜は、延伸配向したポリビニルアル
コール系のフィルム又は、ポリ塩化ビニルフィルムの脱
塩酸若しくはポリビニルアルコール系フィルムの脱水に
よりポリエンを生成して配向せしめたポリエン系のフィ
ルムなどの偏光膜基材に、偏光素子としてヨウ素や二色
性染料を含有させて製造される。これらのうち、ヨウ素
系偏光膜は、初期偏光性能には優れるものの、熱に対す
る耐久性や水に対する耐久性が劣るため、高温・高湿の
状態ではその性能が低下するという問題がある。このよ
うな耐久性を向上させるために、ホルムアルデヒド又は
ホウ酸を含む水溶液で処理する方法や、透湿度の低い高
分子フィルムを保護膜として用いる方法などが考えられ
ているが、未だ十分とはいえない。
【0003】一方、偏光素子として二色性染料を用いた
染料系偏光膜は、ヨウ素系偏光膜に比べて熱及び水に対
する耐久性に優れるものの、一般に初期偏光性能が劣る
傾向があり、特に初期偏光性能に優れた偏光膜用黄色染
料が要望されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、偏光膜製
造時の染色性が良好であり、偏光性能や、高温、高湿条
件における耐久性及び耐光性に優れ、且つ、高分子フィ
ルムに2種類以上の二色性染料を吸着配向させてなる液
晶プロジェクター用途等の偏光膜において、400〜5
00nmの範囲の比較的短波長の領域をカバーする黄色染
料を探索した結果、特定のアゾ化合物又はその塩が上記
目的を達成することを見出して、本発明を完成するに至
った。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、
(イ)下式(I)
【0006】
【化3】
【0007】(式中、A及びBは、同一又は相異なり、
スルホ及びカルボキシルから選ばれる1若しくは2個の
水溶性基を有するフェニル又は1〜3個のスルホを有す
るナフチルを表し、R1、R2、R3、R4、R5及びR
6は、同一又は相異なり、水素、低級アルキル又は低級
アルコキシを表し、Xは、−N=N−又は−NHCO−
を表す。)で示されるアゾ化合物又はその塩、並びに、
(ロ)上記(イ)のアゾ化合物又はその塩を偏光膜基材
に含有してなる染料系偏光膜を提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】上式(I)におけるA及びBは、
同一又は相異なり、スルホ及びカルボキシルから選ばれ
る1もしくは2個の水溶性基を有しているフェニル又は
1〜3個のスルホを有するナフチルである。上記フェニ
ルとしては、例えば、2−、3−又は4−スルホフェニ
ル、2−、3−又は4−カルボキシフェニル、2,4−
又は2,5−ジスルホフェニル、3,5−ジカルボキシ
フェニル、及び、2−カルボキシ−4−又は−5−スル
ホフェニルなどが挙げられる。又、上記ナフチルとして
は、例えば、5−、6−、7−又は8−スルホ−2−ナ
フチル、4−、5−、6−又は7−スルホ−1−ナフチ
ル、6,8−、4,8−、5,7−又は3,6−ジスル
ホ−2−ナフチル、3,6−又は4,6−ジスルホ−1
−ナフチル、及び、3,6,8−又は4,6,8−トリ
スルホ−2−ナフチル等が挙げられる。前記したフェニ
ルとしては、モノスルホフェニルが好ましい。又、前記
したナフチルとしては、ジスルホナフチルが好ましく、
ジスルホ−2−ナフチルが特に好ましい。
【0009】R1 、R2 、R3 、R4 、R5 及びR6
は、同一又は相異なり、水素、低級アルキル又は低級ア
ルコキシであり、該低級アルキル及び低級アルコキシと
しては、炭素数1〜4の直鎖もしくは分岐状のものが好
ましい。低級アルキルの具体例としては、メチル、エチ
ル及びプロピルなどが挙げられる。また、低級アルコキ
シの具体例としては、メトキシ、エトキシ及びプロポキ
シ等が挙げられる。上記のR1〜R6としては、二色性の
観点から、水素、メチル又はメトキシが特に好ましい。
又、上式(I)におけるXは、−N=N−又は−NHC
O−を表す。
【0010】本発明の偏光膜(ロ)は、上記(イ)のア
ゾ化合物又はその塩を偏光膜基材に含有してなるもので
ある。
【0011】偏光膜用染料としては、式(I)で示され
るアゾ化合物又はその塩に加えて、更に、極大吸収波長
が500〜650nmの範囲である染料を含有する組成物が好
ましく、極大吸収波長が500〜570nmの範囲である染料
を含有する組成物が特に好ましい。極大吸収波長が500
〜650nmの範囲である染料としては、下式(V)で示
されるアゾ化合物又はその塩が好ましい。
【0012】
【化4】
【0013】(式中、Dは、スルホ及びカルボキシルか
ら選ばれる1若しくは2個の水溶性基を有し、更に、低
級アルキル及び低級アルコキシから選ばれる1若しくは
2個の基を有していてもよいフェニル、又は1〜3個の
スルホを有するナフチルを表し、R7、R8、R9及びR
10は、互いに同一又は相異なり、水素、低級アルキル又
は低級アルコキシを表し、Eは、−NH−、−N=N−
又は−NHCO−を表し、Fは、ヒドロキシ、アミノ、
低級アルキル、低級アルコキシ及びスルホから選ばれる
1若しくは2個の基を有していてもよいフェニルを表
し、nは0又は1を表す。)
【0014】式(V)におけるDは、スルホ及びカルボ
キシルから選ばれる基を1もしくは2個有しており、更
に、低級アルキル及び低級アルコキシから選ばれる1若
しくは2個の基を有していてもよいフェニル、又は、ス
ルホを1〜3個有しているナフチルである。上記Dで示
されるフェニルとしては、例えば2−、3−又は4−ス
ルホフェニル、2−、3−又は4−カルボキシフェニ
ル、2,4−又は2,5−ジスルホフェニル、3,5−
ジカルボキシフェニル、2−カルボキシ−4−又は−5
−スルホフェニル、2−又は3−メチル−4−スルホフ
ェニル、2−又は3−メチル−4−カルボキシフェニ
ル、2,5−ジメチル−4−スルホフェニル、2,5−
ジメチル−4−カルボキシフェニル、2−又は3−メト
キシ4−スルホフェニル、2−又は3−メトキシ4−カ
ルボキシフェニル、2,5−ジメトキシ4−スルホフェ
ニル、及び、2,5−ジメトキシ4−カルボキシフェニ
ル等が挙げられる。又、上記Dで示されるナフチルとし
ては、例えば、5−、6−、7−又は8−スルホ−2−
ナフチル、4−、5−、6−又は7−スルホ−1−ナフ
チル、6,8−、4,8−、5,7−又は3,6−ジス
ルホ−2−ナフチル、3,6−又は4,6−ジスルホ−
1−ナフチル、及び、3,6,8−又は4,6,8−ト
リスルホ−2−ナフチル等が挙げられる。
【0015】上記のDで示されるフェニルとしては、モ
ノスルホフェニルが好ましい。又、上記のDで示される
ナフチルとしては、ジスルホナフチルが好ましく、ジス
ルホ−2−ナフチルが特に好ましい。
【0016】R7、R8、R9及びR10で表される低級ア
ルキル及び低級アルコキシは、それぞれ、炭素数1〜4
の直鎖又は分岐状のものが好ましい。上記の低級アルキ
ルの具体例としては、メチル、エチル、プロピル等が挙
げられる。又、低級アルコキシの具体例としては、メト
キシ、エトキシ、プロポキシ等が挙げられる。R7〜R
10としては、二色性の観点から、水素、メチル又はメト
キシが特に好ましい。
【0017】式(V)において、Fで示されるフェニル
の置換基としての低級アルキル及び低級アルコキシは、
各々、炭素数1〜4の直鎖又は分岐状のものが好まし
い。上記低級アルキルの具体例としては、メチル、エチ
ル、プロピル等が挙げられる。又、上記低級アルコキシ
の具体例としては、メトキシ、エトキシ、プロポキシ等
が挙げられる。Fとしては、フェニル、4−アミノフェ
ニル及びヒドロキシフェニルが特に好ましい。
【0018】式(V)で示されるアゾ化合物又はその塩
としては、nが0であるものが好ましく、具体的には、
以下のものが例示される。
【0019】
【化5】
【0020】
【化6】
【0021】
【化7】
【0022】
【化8】
【0023】アゾ化合物(I)又はその塩は、例えば、
以下に述べる方法によって製造することができる。即
ち、先ず、下式(II) NH2−B (II) (式中、Bは前記の意味を表す。)で示される芳香族ア
ミン化合物を、水性溶媒中、常法によりクロロ炭酸フェ
ニルと反応させて、下式 (III)
【0024】
【化9】
【0025】(式中、Bは前記の意味を表す)で示され
るカルバメート化合物を得る。次いで、このカルバメー
ト化合物と、下式(IV)
【0026】
【0027】(式中、A、X、R1、R2、R3、R4、R
5及びR6は、前記の意味を表す。)で示されるアゾ中間
化合物とを、水性溶媒中、20〜60℃で反応させるこ
とにより、アゾ化合物(I)を得ることができる。
【0028】極大吸収波長が500〜650nmの範囲のアゾ
化合物(V)又はその塩は、例えば、以下に述べる方法
によって製造することができる。即ち、先ず、下式(V
I)
【0029】
【化10】
【0030】(式中、D、n、R7、R8、R9及びR10
は前記の意味を表す。)で示される化合物を、酸性の水
性媒体中で亜硝酸ナトリウムと反応させて、ジアゾ化す
る。得られたジアゾ化物を、下式(VII)
【0031】
【化11】
【0032】(式中、E及びFは前記の意味を表す。)
で示される化合物と、水性媒体中、5〜40℃、pH6
〜9の条件下で反応させることにより、式(V)で示さ
れるアゾ化合物又はその塩を得ることができる。
【0033】上記アゾ化合物(I)が塩の形で存在する
場合、その塩としては、リチウム塩やナトリウム塩、カ
リウム塩のようなアルカリ金属塩、アンモニウム塩、及
び、エタノールアミン塩やアルキルアミン塩のような有
機アミン塩等が挙げられる。アゾ化合物(I)を偏光膜
基材に含有させる場合は、ナトリウム塩の形で用いるの
が好ましい。
【0034】アゾ化合物(I)又はその塩を偏光膜基材
に含有させて偏光膜とする場合は、他の有機染料と併用
することにより、色相を補正し、偏光性能を向上させる
ことができる。この場合に用いられる有機染料として
は、二色性の高いものであればいかなる染料でもよい
が、特に耐光性に優れる染料を選択することにより、液
晶プロジェクター用途に適した偏光膜とすることができ
る。
【0035】本発明の染料系偏光膜(ロ)は、アゾ化合
物(I)又はその塩からなる、あるいは、さらに他の有
機染料を含んでなる二色性染料を、偏光膜基材である高
分子フィルムに公知の方法で含有させることによって、
製造することができる。この高分子フィルムとしては、
例えば、ポリビニルアルコール系の樹脂、ポリ酢酸ビニ
ル樹脂、エチレン/酢酸ビニル(EVA)樹脂、ナイロ
ン樹脂、ポリエステル樹脂などからなるものが利用され
る。ここでいうポリビニルアルコール系の樹脂には、ポ
リ酢酸ビニルの部分又は完全ケン化物であるポリビニル
アルコール自体のほか、ケン化EVA樹脂のような、酢
酸ビニルと他の共重合可能な単量体、例えば、エチレン
やプロピレンのようなオレフィン類、クロトン酸やアク
リル酸、メタクリル酸、マレイン酸のような不飽和カル
ボン酸類、不飽和スルホン酸類、ビニルエーテル類など
との共重合体のケン化物、さらにはポリビニルアルコー
ルをアルデヒドで変性したポリビニルホルマールやポリ
ビニルアセタールなども包含される。偏光膜基材として
は、ポリビニルアルコール系のフィルム、特にポリビニ
ルアルコールフィルムが、染料の吸着性及び配向性の点
から、好適に用いられる。
【0036】このような高分子フィルムに二色性染料を
含有させるにあたっては、通常、高分子フィルムを染色
する方法が採用される。染色は、例えば次のようにして
行うことができる。まず、二色性染料を水に溶解して染
浴を調製する。染浴中の染料濃度は特に制限されない
が、通常は0.0001〜10重量%の範囲から選択さ
れる。また、必要により染色助剤を用いてもよく、例え
ば、芒硝を染浴中で1〜10重量%用いるのが好適であ
る。このようにして調製した染浴に高分子フィルムを浸
漬し、染色を行う。染色温度は、好ましくは40〜80
℃である。二色性染料の配向は、高分子フィルムを延伸
することによって行われる。延伸する方法としては、例
えば湿式法や乾式法など、公知のいずれの方法を採用し
てもよい。高分子フィルムの延伸は、染色の前に行って
も、染色の後に行ってもよい。
【0037】二色性染料を含有させ、配向させた高分子
フィルムは、必要に応じて、公知の方法によりホウ酸処
理などの後処理が施される。このような後処理は、偏光
膜の光線透過率、偏光度及び耐久性を向上させる目的で
行われる。ホウ酸処理の条件は、用いる高分子フィルム
の種類や用いる染料の種類によって異なるが、一般的に
は、ホウ酸水溶液のホウ酸濃度を1〜15重量%、好ま
しくは5〜10重量%の範囲とし、処理は30〜80
℃、好ましくは50〜80℃の温度範囲で行われる。さ
らには必要に応じて、カチオン系高分子化合物を含む水
溶液でフィックス処理を併せて行ってもよい。
【0038】このようにして得られる染料系偏光膜は、
その片面又は両面に、光学的透明性及び機械的強度に優
れる保護膜を貼合して、偏光板とすることができる。保
護膜を形成する材料は、従来から使用されているもので
よく、例えば、セルロースアセテート系フィルムやアク
リル系フィルムのほか、四フッ化エチレン/六フッ化プ
ロピレン共重合体のようなフッ素樹脂系フィルム、ポリ
エステル系フィルム、ポリオレフィン系フィルム、ポリ
アミド系フィルムなどが用いられる。
【0039】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらの例により、何ら限定される
ものではない。例中の「%」及び「部」は、特記ない限
り、重量%及び重量部である。
【0040】実施例1 スルファニル酸ナトリウム8部を水100部に溶解した
後、20〜25℃の温度で、15%炭酸ナトリウム水溶
液によりpH7〜8に調整しながら、クロロ炭酸フェニ
ル8部を30分かけて滴下した。滴下終了後、同温度及
び同pHで1時間攪拌後、析出した結晶を濾過して、下
式(1)で示される中間体を得た。
【0041】
【化12】
【0042】上記で得た中間体(1)の全量と、下式
(2)
【0043】
【化13】
【0044】で示されるトリスアゾ中間化合物7部を、
水100部及びN−メチルピロリドン100部の混合液
に加え、40〜45℃の温度で、15%炭酸ナトリウム
水溶液によりpH8〜9に調整しながら3時間攪拌し
た。不溶解物を濾過により除いた後、濾液にエタノール
300部を加えて結晶を析出させた。この析出した結晶
を濾過した後、得られたケーキを水220部とN−メチ
ルピロリドン80部の混合液に再度、溶解した。この液
に塩化ナトリウム30部を加え、析出した結晶を濾過す
ることにより、下式(Ia)で示されるトリスアゾ化合物
の塩を得、この塩は、水性媒体中でλmax 419nmを示
した。
【0045】
【化14】
【0046】実施例2 実施例1と同様にして中間体(1)を得、その全量と、
下式(3)
【0047】
【化15】
【0048】で示されるジスアゾ中間化合物7部を、水
100部及びN−メチルピロリドン100部の混合液に
加え、40〜45℃の温度で、15%炭酸ナトリウム水
溶液によりpH8〜9に調整しながら5時間攪拌した。
不溶解物を濾過により除いた後、濾液にエタノール30
0部を加えて結晶を析出させた。この析出した結晶を濾
過した後、得られたケーキを水100部とN−メチルピ
ロリドン100部の混合液に再度溶解した。この液にエ
タノール200部を加え、析出した結晶を濾過すること
により、下式(Ib)で示されるジスアゾ化合物の塩を得
た。この塩は、水性媒体中でλmax 404nmを示した。
【0049】
【化16】
【0050】実施例3 2−アミノナフタレン−6,8−ジスルホン酸12部を
水150部に加え、さらに20%苛性ソーダ水溶液を加
えてpH7にして溶解した後、20〜25℃の温度で、
15%炭酸ナトリウム水溶液によりpH7〜8に調整し
ながら、クロロ炭酸フェニル7部を30分かけて滴下し
た。滴下終了後、同温度及び同pHで1時間攪拌した
後、不溶解物を濾過して、下式(4)で示される中間体
の水溶液を得た。
【0051】
【化17】
【0052】得られた中間体(4)の水溶液全量に、下
式(5)
【0053】
【化18】
【0054】で示されるトリスアゾ中間化合物5部とN
−メチルピロリドン150部を加え、40〜45℃の温
度で、15%炭酸ナトリウム水溶液によりpH8〜9に
調整しながら4時間攪拌した後、反応液にエタノール3
00部を加えて結晶を析出させた。この析出した結晶を
濾過した後、得られたケーキを水30部とN−メチルピ
ロリドン70部の混合液に再度溶解した。この液にエタ
ノール100部を加え、析出した結晶を濾過することに
より、下式(Ic)で示されるトリスアゾ化合物の塩を得
た。この塩は、水性媒体中でλmax 413nmを示した。
【0055】
【化19】
【0056】実施例4 原料化合物を変更する以外は、実施例1〜3に準拠する
ことにより、それぞれ、下式(Id)、(Ie)、(If)及
び(Ig)で示されるアゾ化合物の塩を得た。
【0057】
【化20】
【0058】これらの塩は、水性媒体中で、各々、42
0nm、404nm、419nm及び410nmのλmax を示し
た。
【0059】実施例5 厚さ75μm のポリビニルアルコールフィルム[クラレ
ビニロン#7500、(株)クラレ製品]を縦一軸に5
倍延伸して、偏光膜基材とした。このポリビニルアルコ
ールフィルムを緊張状態に保ったまま、実施例1で得ら
れた式(Ia)で示されるトリスアゾ化合物の塩を0.0
25%、染色助剤である芒硝を2.0%の濃度とした7
0℃の水溶液に浸漬した。次に78℃の7.5%ホウ酸
水溶液に5分間浸漬したのち取り出して、20℃の水で
20秒間洗浄し、50℃で乾燥することにより、偏光膜
を得た。得られた偏光膜のλmax (膜の延伸方向の透過
率が最小となる波長)は450nmであり、この偏光膜は
高い偏光度を有し、高温・高湿の状態でも長時間にわた
る耐久性を示した。また、長時間暴露に対する耐光性に
も優れていた。
【0060】実施例6 実施例2で得られた式(Ib)で示されるジスアゾ化合物
の塩を用い、染色浴の温度を65℃に、またホウ酸処理
の温度を73℃に変更して、実施例5と同様の処理を施
すことにより偏光膜を得た。得られた偏光膜のλmax は
450nmであった。この偏光膜は高い偏光度を有し、高
温・高湿の状態でも長時間にわたる耐久性を示した。ま
た、長時間暴露に対する耐光性にも優れていた。
【0061】実施例7 用いるアゾ化合物の塩を、実施例3で得られた式(Ic)
で示される化合物の塩、又は実施例4で得られた式(I
d)、(Ie)、(If)若しくは(Ig)で示されるそれぞ
れの化合物の塩に変更して、実施例5と同様の方法によ
り偏光膜を得た。得られた偏光膜は、高い偏光度を有
し、高温・高湿の条件下での耐久性と長時間暴露に対す
る耐光性に優れていた。また、これらの偏光膜のλmax
は、それぞれ次のとおりであった。
【0062】アゾ化合物 偏光膜のλmax 式(Ic) 450nm 式(Id) 450nm 式(Ie) 450nm 式(If) 450nm 式(Ig) 450nm
【0063】実施例8 用いるアゾ化合物の塩とその濃度を、表1の第二欄に記
載の方法に変更した他は、実施例5と同様の方法により
偏光膜を得た。得られた偏光膜は、高い偏光度を有し、
高温・高湿の条件下での耐久性と長時間暴露に対する耐
光性に優れていた。又、これらの偏光膜のλmax はそれ
ぞれ表1の第三欄に記載のとおりであった。
【0064】
【表1】
【0065】
【発明の効果】本発明のアゾ化合物(I)又はその塩
は、染料、特に偏光膜用染料として有用である。そし
て、この化合物を含有する染料系偏光膜は、ヨウ素を用
いた偏光膜に匹敵する高い偏光性能を示し、又、耐久性
と長時間暴露に対する耐光性に優れるので、各種液晶表
示体、なかでも高い偏光性能と耐光性を必要とする液晶
プロジェクター用途に好適である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 成年 大阪府高槻市塚原2丁目10番1号 住友化 学工業株式会社内 (72)発明者 太田 義輝 大阪市此花区春日出中3丁目1番98号 住 友化学工業株式会社内 Fターム(参考) 2H049 BA02 BA28 BA29 BA30 BB43

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下式(I) 【化1】 (式中、A及びBは、同一又は相異なり、スルホ及びカ
    ルボキシルから選ばれる1若しくは2個の水溶性基を有
    するフェニル又は1〜3個のスルホを有するナフチルを
    表し、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 及びR6 は、同一
    又は相異なり、水素、低級アルキル又は低級アルコキシ
    を表し、Xは、−N=N−又は−NHCO−を表す。)
    で示されるアゾ化合物又はその塩。
  2. 【請求項2】A及びBが、同一又は相異なり、モノスル
    ホフェニル又はジスルホナフチルである請求項1に記載
    のアゾ化合物又はその塩。
  3. 【請求項3】R1 、R2 、R3 、R4 、R5 及びR6
    が、同一又は相異なり、水素、メチル又はメトキシであ
    る請求項1又は2に記載のアゾ化合物又はその塩。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載のアゾ化合
    物又はその塩を偏光膜基材に含有してなる染料系偏光
    膜。
  5. 【請求項5】偏光膜基材が、ポリビニルアルコール系の
    樹脂からなるフィルムである請求項4に記載の染料系偏
    光膜。
  6. 【請求項6】更に、極大吸収波長が500〜650nmの
    範囲である染料を偏光膜基材に含有してなる請求項4又
    は5に記載の染料系偏光膜。
  7. 【請求項7】極大吸収波長が500〜650nmの範囲で
    ある染料が、下式(V) 【化2】 (式中、Dは、スルホ及びカルボキシルから選ばれる1
    若しくは2個の水溶性基を有し、更に、低級アルキル及
    び低級アルコキシから選ばれる1若しくは2個の基を有
    していてもよいフェニル、又は1〜3個のスルホを有す
    るナフチルを表し、R7、R8、R9及びR10は、同一又
    は相異なり、水素、低級アルキル又は低級アルコシキを
    表し、Eは−NH−、−N=N−又は−NHCO−を表
    し、Fは、ヒドロキシ、アミノ、低級アルキル、低級ア
    ルコキシ及びスルホから選ばれる1若しくは2個の基を
    有していてもよいフェニルを表し、nは0又は1を表
    す。)で示されるアゾ化合物又はその塩である請求項6
    に記載の染料系偏光膜。
  8. 【請求項8】Dが、モノスルホフェニル又はジスルホナ
    フチルである請求項7に記載の染料系偏光膜。
  9. 【請求項9】R7、R8、R9及びR10が、同一又は相異
    なり、水素、メチル又はメトキシである請求項7又は8
    に記載の染料系偏光膜。
  10. 【請求項10】Fが、ヒドロキシ又はアミノを有してい
    てもよいフェニルである請求項7〜9のいずれかに記載
    の染料系偏光膜。
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