JP3270536B2 - 水溶性アゾ染料及び該染料を用いた偏光フィルム - Google Patents

水溶性アゾ染料及び該染料を用いた偏光フィルム

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JP3270536B2
JP3270536B2 JP28164092A JP28164092A JP3270536B2 JP 3270536 B2 JP3270536 B2 JP 3270536B2 JP 28164092 A JP28164092 A JP 28164092A JP 28164092 A JP28164092 A JP 28164092A JP 3270536 B2 JP3270536 B2 JP 3270536B2
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acid
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    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B56/00Azo dyes containing other chromophoric systems
    • C09B56/04Stilbene-azo dyes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B31/00Disazo and polyazo dyes of the type A->B->C, A->B->C->D, or the like, prepared by diazotising and coupling

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Polarising Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規アゾ化合物を含む
水溶性アゾ染料並びに該染料を高分子フィルムに二色性
色素として吸着、配向させた、高い偏光度を有する偏光
フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】偏光フィルムに使用される偏光素子とし
ては、従来、ヨウ素が用いられ、最近は有機系の染料の
使用も検討されている。しかしながら、従来使用されて
いるヨウ素は、高い偏光性能を有するが、昇華性が大き
いために偏光素子として偏光フィルムに含有せしめた
時、その耐熱性が劣るという欠点も有する。この欠点を
改良するために、特開平1−313568号公報及び特
開平3−12606号公報に、有機系染料を偏光素子と
した耐熱性を改良した偏光フィルムが提案されている。
かかる有機系染料は青色系染料である。しかし該染料は
青色としては短波長に吸収を有するので、黄色染料、赤
色染料と共にニュートラルフィルムを作成すると長波長
側に色抜けが生じてしまうという問題があった。
【0003】一方、特開昭59−145255号公報及
び特開昭60−168743号公報等に示されている偏
光フィルムは偏光性能の点で必ずしも満足できるもので
はないのが実情である。以上のことから、染料系偏光フ
ィルムでヨウ素系偏光フィルム並の偏光性能を示す青色
染料の開発が望まれている。
【0004】
【本発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、高
分子フィルムを基材とした偏光フィルムに、ニュートラ
ルフィルム作成時の青色色素として650〜700nm
の波長域においても吸収を有する水溶性アゾ染料、及び
該染料を配向して、含有せしめることにより、優れた偏
光性能および耐熱性能を有する高性能な偏光フィルムを
提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成するために鋭意検討した結果、染料を偏光素子と
して用いた偏光フィルムにおいて、偏光性能の高い偏光
フィルムを得ることができ、本発明に至った。即ち、本
発明は、下記一般式(1)〜(6)(化8、化10〜
化14)で表される新規アゾ化合物、
【0006】
【化8】 (式中、R1 は水素原子、水酸基、炭素数1〜2のアル
キル基又は炭素数1〜2のアルコキシ基を、R2 及びR
4 は、各々独立に水素原子、ハロゲン原子、水酸基、炭
素数1〜2のアルキル基、炭素数1〜2のアルコキシ基
又は炭素数1〜2のアシルアミノ基を、R3 はメチル基
またはエチル基を示す。R5 はナフタレン環の1位又は
2位に結合している水酸基またはアミノ基を示し、R5
が1位に結合している時はアゾ基が2位又は4位に、R
5 が2位に結合している時はアゾ基が1位に結合してい
るものとする。R6 は水素原子、カルボキシル基、炭素
数1〜2のアルキル基又は炭素数1〜2のアルコキシ基
を、R7 は水素原子、水酸基、アミノ基、メチルアミノ
基、β- ヒドロキシエチルアミノ基、炭素数1〜2のア
シルアミノ基又はフェニル核がニトロ基、アミノ基、水
酸基、炭素数1〜2のアルキル基、カルボキシル基、ス
ルホン酸基又は塩素原子によって置換されてもよいフェ
ニルアミノ基又はフェニル核がニトロ基、アミノ基、水
酸基、炭素数1〜2のアルキル基、カルボキシル基、ス
ルホン酸基又は塩素原子によって置換されてもよいベン
ゾイルアミノ基を、l及びmは0又は1を、q は0又は
1を、rは0、1又は2を、Dは下記式(a)(化9)
で表されるスルホン酸含有のスチリル基を、Xは水素原
子、ナトリウム原子、カリウム原子、又はリチウム原子
をそれぞれ示す)
【0007】
【化9】 (式中、Yは水素原子、ハロゲン原子、水酸基、炭素数
1〜2のアルキル基、炭素数1〜2のアルコキシ基、シ
アノ基、カルボキシル基及びその塩、スルホン酸基及び
その塩、ニトロ基、アミノ基、炭素数1〜2のアシルア
ミノ基、ベンゾイルアミノ基、アルキルアミノ基、又は
ジアルキルアミノ基を、Xは一般式(1)と同じ意味を
表す)
【0008】
【化10】 (式中、Yは式(a)と、R3 、R4 、R5 、R6 、R
7 、q及びrは一般式(1)と同じ意味を表す)
【0009】
【化11】 (式中、Yは式(a)と、R3 、R4 及びXは一般式
(1)とそれぞれ同じ意味を表す)
【0010】
【化12】 (式中、R1 、R2 、R4 、R5 、R6 、R7 、l、
q、r及びXは、一般式(1)と同じ意味を表し、Dは
式(a)と同じ意味を表す。Mは遷移金属原子であっ
て、銅、ニッケル、亜鉛または鉄をそれぞれ示す)
【0011】
【化13】 (式中、Yは式(a)と、Mは一般式(4)と、R4
5 、R6 、R7 、q、r及びXは、一般式(1)とそ
れぞれ同じ意味を表す)
【0012】
【化14】 (式中、Yは式(a)と、Mは一般式(4)と、R4
びXは一般式(1)とそれぞれ同じ意味を表す。)
項記載の新規アゾ化合物を含む水溶性染料、 項
記載の新規アゾ化合物を含む偏光フィルム、 項記
載の水溶性染料で染色した高分子フィルムを2〜9倍の
延伸倍率で延伸することにより得られる項記載の偏光
フィルムの製造方法、 高分子フィルムが、ポリビニ
ルアルコール、ポリビニルホルマール、ポリビニルアセ
タール、ポリビニルブチラール、あるいはそれらをエチ
レン、プロピレン、アクリル酸、マレイン酸アクリルア
ミド等で変性したもの、セルロース樹脂からなる群より
選ばれた少なくとも1種である項記載の偏光フィルム
の製造方法に関する。
【0013】本発明の一般式(1)で表される新規アゾ
化合物は、通常のアゾ染料の製法に従い、公知のジアゾ
化、カップリング法で製造することが出来る。即ち、一
般式(7)(化15)
【0014】
【化15】 (式中、Dは式(a)と同じ意味を表す)で表される化
合物を公知の方法、例えば鉱酸中0〜40℃で亜硝酸ソ
ーダを用いてジアゾ化し、一般式(8)(化16)
【0015】
【化16】 (式中、R1 及びR2 は一般式(1)と同じ意味を表
す)で表されるアニリン類と温度0〜40℃、PH3〜5
でカップリングして、下記一般式(9)(化17)で表
されるモノアゾ化合物を得ることが出来る。
【0016】
【化17】 (式中、Dは式(a)と同じ意味を表し、R1 及びR2
は一般式(1)と同じ意味を表す)更に、上記の如く得
られた一般式(9)で表されるモノアゾ化合物を公知の
方法、例えば鉱酸中0〜40℃で亜硝酸ソーダを用いて
ジアゾ化し、一般式(10)(化18)
【0017】
【化18】 (式中、R3 及びR4 は一般式(1)と同じ意味を表
す)で表されるアニリン類と温度0〜40℃、PH3〜5
でカップリングして下記一般式(11)(化19)で表
されるジスアゾ化合物を得ることが出来る。
【0018】
【化19】 (式中、Dは式(a)と同じ意味を表し、R1 、R2
3 及びR4 は一般式(1)と同じ意味を表す)更に、
上記の如く得られた一般式(11)で表されるジスアゾ
化合物を公知の方法、例えば鉱酸中0〜40℃で亜硝酸
ソーダを用いてジアゾ化し、1−ヒドロキシ-6- アミノ
ナフタレン-3- スルホン酸(J酸と略す。)と温度0〜
40℃、PH3〜12でカップリングして下記一般式(1
2)(化20)で表されるトリスアゾ化合物を得ること
が出来る。
【0019】
【化20】 (式中、Dは式(a)と同じ意味を表し、R1 、R2
3 、R4 及びXは一般式(1)と同じ意味を表す)更
に、上記の如く得られたトリスアゾ化合物と、下記一般
式(13)(化21)
【0020】
【化21】 (式中、R5 、R6 、R7 、q、r及びXは一般式
(1)と同じ意味を表す)で表されるナフタレン類と温
度0〜40℃、PH3〜12でカップリングして目的とす
る一般式(1)で表されるアゾ化合物を得ることが出来
る。
【0021】本発明の一般式(1)で表される新規アゾ
化合物は、更に次の製法に従っても製造することが出来
る。即ち、1−ヒドロキシ−6−アミノナフタレン−3
−スルホン酸を公知の方法、例えば鉱酸中0〜40℃で
亜硝酸ソーダを用いてジアゾ化し、一般式(13)で表
されるナフタレン類と温度0〜40℃、PH3〜12でカ
ップリングして、一般式(14)(化22)
【0022】
【化22】 (式中、R5 、R6 、R7 、q、r及びXは一般式
(1)と同じ意味を表す)で表されるモノアゾ化合物を
得ることが出来る。更に、前記の如く得られた一般式
(11)で表されるジスアゾ化合物を公知の方法、例え
ば鉱酸中0〜40℃で亜硝酸ソーダを用いてジアゾ化
し、上記一般式(14)で表されるモノアゾ化合物と温
度0〜40℃、PH3〜12でカップリングすることによ
り、目的とする一般式(1)で表されるアゾ化合物を得
ることが出来る。勿論、一般式(1)で表されるアゾ化
合物は、これ以外の製造ルートによっても製造できる。
【0023】又、本発明の一般式(4)で表される新規
アゾ化合物は、以下の方法によって製造することができ
る。即ち、一般式(15)(化23)
【0024】
【化23】 (式中、Dは式(a)と同じ意味を表し、R1 、R2
3 、R4 、R5 、R6、R7 、l、q、r及びXは一
般式(1)と同じ意味を表す)で表されるアゾ化合物を
水又は/及び親水性溶媒中、例えばエチレングリコー
ル、エチルセルソルブ類と水との混合溶媒中に、溶解又
は分散し、アルカリ性において、好ましくはアンモニ
ア、又はモノエタノールアミン、ジエタノールアミンの
存在下に、50〜100℃好ましくは90℃以上の温度
において硫酸銅、塩化銅、テトラミン銅、酢酸銅、硫酸
ニッケル、塩化ニッケル、酢酸ニッケル、硫酸亜鉛、塩
化亜鉛、硫酸鉄、塩化鉄等の水溶液を作用させることに
よって、目的とする一般式(4)で表される遷移金属含
有アゾ染料を得ることができる。
【0025】本発明の一般式(1)〜一般式(6)で表
されるアゾ化合物は、通常ナトリウム塩として利用する
が、それらは遊離酸として、或いは、カリウム塩、リチ
ウム塩、アンモニウム塩、アルキルアミン類、エタノー
ルアミン類の塩としても利用することが出来る。
【0026】本発明において、一般式(8)で表される
アニリン類の具体的な例としては、p-クレシジン、2,5-
ジメトキシアニリン、2,5-ジエトキシアニリン、o-アニ
シジン、m-アセチルアミノ-o- アニシジン、5-アセチル
アミノ-2- メトキシアニリン、5-アセチルアミノ-2- エ
トキシアニリン、o-トルイジン、m-トルイジン、p-キシ
リジン、m-アニシジン、m-アセチルアミノアニリン、m-
アセチルアミノ-o- アニシジン、アニリン等が挙げら
れ、一般式(10)で表されるアニリン類の具体的な例
としては、p-クレシジン、2,5-ジメトキシアニリン、2,
5-ジエトキシアニリン、o-アニシジン、m-アセチルアミ
ノ-o- アニシジン、5-アセチルアミノ-2-メトキシアニ
リン、5-アセチルアミノ-2- エトキシアニリン等が挙げ
られる。
【0027】又、一般式(13)で表されるナフタレン
類の具体的な例としては、1-ヒドロキシ-6- アミノナフ
タレン-3- スルホン酸(以下J酸と略す。)N-フェニル
J酸、N-メチルJ酸、N-アセチルJ酸、N-メチル-N- ア
セチルJ酸、N-ベンゾイルJ酸、N-(3- または4-カルボ
キシフェニル) J酸、N-(3- または4-スルホフェニル)
J酸、N-(4- アミノ-3- スルホフェニル) J酸、N-(4-
ヒドロキシ-3- カルボキシフェニル) J酸、N-(4- アミ
ノベンゾイル)J酸、N-(4- アミノ-3- スルホベンゾイ
ル) J酸、N-(4- ヒドロキシ-3- カルボキシベンゾイ
ル) J酸、N-(4-ニトロフェニル)J酸、N-(4- ニトロ
ベンゾイル) J酸、N-(4- アミノ-3- メチルベンゾイ
ル)J酸、N-(3または4- カルボキシベンゾイル)J
酸、N-(3- または4- カルボキシベンゾイル)J酸、N-
(3- または4- スルホベンゾイル)J酸、N-( β- ヒド
ロキシエチル)J酸、
【0028】1-ヒドロキシ-7- アミノナフタレン-3- ス
ルホン酸(以下γ酸と略す。)、N-フェニルγ酸、N-メ
チルγ酸、N-アセチルγ酸、N-メチル-N- アセチルγ
酸、N-ベンゾイルγ酸、N-(3- または4-カルボキシフェ
ニル) γ酸、N-(3- または4-スルホフェニル) γ酸、N-
(4- アミノ-3- スルホフェニル) γ酸、N-(4- ヒドロキ
シ-3- カルボキシフェニル) γ酸、N-(4- アミノベンゾ
イル)γ酸、N-(4- アミノ-3- スルホベンゾイル) γ
酸、N-(4- ヒドロキシ-3- カルボキシベンゾイル) γ
酸、N-(4- ニトロフェニル)γ酸、N-(4- ニトロベンゾ
イル) γ酸、N-(4- アミノ-3- メチルベンゾイル)γ
酸、N-(3または4- カルボキシベンゾイル)γ酸、N-(3
- または4- カルボキシベンゾイル)γ酸、N-(3- また
は4- スルホベンゾイル)γ酸、N-( β- ヒドロキシエ
チル)γ酸、1-ヒドロキシ-8- アミノナフタレン-3,6-
ジスルホン酸(以下H酸と略す。)、N-アセチルH酸、
N-ベンゾイルH酸、N-(p- トルエンスルホニル)H酸、
N-( ベンゼンスルホニル)H酸、N-(p- クロルベンゾイ
ル)H酸、1-ヒドロキシ-8- アミノナフタレン-3,5- ジ
スルホン酸(以下K 酸と略す。)、N-アセチルK酸、1-
ヒドロキシ-8- アミノナフタレン-5,7- ジスルホン酸、
1-ヒドロキシ-7- アミノナフタレン-3,6- ジスルホン
酸、N-(p−メチルフェニル)J酸、1-ナフトール-3,6-
ジスルホン酸等が挙げられる。
【0029】更に、一般式(2)におけるYに含まれる
アルキルアミノ基の具体的な例としては、メチルアミノ
基、エチルアミノ基、プロピルアミノ基、イソプロピル
アミノ基等が挙げられる。ジアルキルアミノ基の具体的
な例としては、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、
ジプロピルアミノ基、ジイソプロピルアミノ基等が挙げ
られる。更に、一般式(1)におけるスチリル基Dの具
体的な例としては(化24)、
【0030】
【化24】 などのスルホン酸基含有のスチリル基などが挙げられ
る。
【0031】本願発明の水溶性染料を用いる用途として
は、セルロース繊維、ポリビニルアルコール、レーヨ
ン、皮革製品、絹、紙などを着色する際に用いることが
できる。その方法としては染料の水溶液(0.1〜10
重量%濃度)中に、繊維、フィルム等を浸漬して染色す
る方法あるいは染料水溶液(必要に応じて糊剤を0.1
〜5.0%含む)を繊維、フィルム等に適量のせ、加熱
する方法である。
【0032】本発明の偏光フィルムに用いる高分子フィ
ルムとしては、ポリビニルアルコール、ポリビニルホル
マール、ポリビニルアセタール、ポリビニルブチラー
ル、あるいはそれらをエチレン、プロピレン、アクリル
酸、マレイン酸アクリルアミド等で変性したもの、セル
ロース樹脂等が挙げられる。これらの高分子重合体は、
本発明の染料との相溶性も良好である上、製膜性に優
れ、且つ製膜後延伸配向させたときに本発明の染料が配
向し易い点で特に有用である。
【0033】上記の高分子重合体及び本発明の染料を用
いて、本発明の偏光フィルムを製造する方法としては、
高分子重合体を製膜してフィルムとした後染色する方
法、又は高分子重合体の溶液に本発明の染料を添加し原
液染色後製膜する方法等を挙げることができる。上記の
染色及び製膜並びに延伸は、一般的に下記の方法によっ
て行うことができる。本発明の染料を水1リットルに対
し0.01〜2.0g好ましくは0.1〜1.0g溶かし、
必要に応じて塩化ナトリウム、ボウ硝等の無機塩、界面
活性剤等の染色助剤を加えた染浴中に、20〜80℃、
好ましくは30〜50℃で1〜60分間、好ましくは3
〜20分間高分子フィルムを浸漬して染色し、次いで必
要に応じてホウ酸処理し、乾燥する。或いは、高分子重
合体を水及び/又はアルコール、グリセリン、ジメチル
ホルムアミド等の親水性有機溶媒に溶解し、本発明の染
料を添加して原液染色を行い、この染色原液を流延法、
溶液塗布法、押出法等により製膜して染色フィルムを製
造する。溶媒に溶解させる高分子重合体の濃度として
は、高分子重合体の種類によっても異なるが、5〜30
重量%、好ましくは10〜20重量%である。また、溶
媒に溶解する本発明の染料の濃度としては、高分子重合
体の種類、染料の種類、製膜したときのフィルム厚み、
あるいは偏光フィルムとしたときの要求性能等によって
変わるが、高分子重合体に対して0.001 〜5重量%、好
ましくは0.01〜2.5重量%程度である。
【0034】上記のようにして染色及び製膜して得られ
た未延伸フィルムは、適当な方法によって一軸方向に延
伸する。延伸処理することによって染料分子が配向し、
偏光性能が発現する。一軸に延伸する方法としては、湿
式法にて引っ張り延伸を行う方法、乾式法にて引っ張り
延伸を行う方法、乾式法にてロール間圧縮延伸を行う方
法等があり、いずれの方法を用いて行ってもよい。延伸
倍率は2〜9倍にて行われるが、ポリビニルアルコール
及びその誘導体を用いた場合は、2.5〜6倍の範囲が
好ましい。
【0035】延伸、配向処理したあとで、該延伸フィル
ムの耐水性向上と偏光性向上の目的でホウ酸処理を実施
する。ホウ酸処理により、偏光フィルムの光線透過率と
偏光度が向上する。ホウ酸処理の条件としては、用いる
親水性高分子重合体の種類、染料の種類によって異なる
が、一般的にはホウ酸濃度としては1〜15重量%、好
ましくは3〜10重量%、また処理温度としては30〜
80℃、好ましくは、40〜80℃の範囲にあることが
望ましい。ホウ酸濃度が1重量%以下、温度が30℃以
下の場合は処理効果が小さく、また、ホウ酸濃度が15
重量%以上、温度80℃以上の場合は偏光フィルムがも
ろくなり好ましくない。
【0036】一般式(1)〜一般式(6)のいずれかで
表される水溶性染料は、単独で又はそれら同志で混合し
て使用できる他、更にはこれらの染料と他の染料と配合
することにより、種々の色相に染色された高偏光度の偏
光フィルムを製造することができる。特に多用されるグ
レー又はブラック用の配合成分として、一般式(1)〜
一般式(6)のいずれかで表される水溶性染料を使用し
た場合、優れた偏光性能及び好ましい吸収特性を示す偏
光フィルムが得られる。また、その耐湿熱性も優れてい
る。
【0037】このようにして製造した偏光フィルムは、
種々の加工を施して使用することができる。例えば、フ
ィルム又はシートにしてそのまま使用する他、使用目的
によっては、トリアセテート、アクリル又はウレタン系
等のポリマーによりラミネーションして保護層を形成
し、或いは、偏光フィルムの表面に蒸着、スパッタリン
グまたは塗布法により、インジウム−スズ系酸化物等の
透明導電性膜を形成して実用に供する。
【0038】
【実施例】以下に本発明を実施例によって説明するが、
これらは例示的なものであり、本発明は、これらに限定
されるものではない。なお、本発明における二色比とは
次の方法によって測定した値である。即ち、2枚の偏光
フィルムを延伸方向が平行となるべく重ねて分光光度計
の光路におき測定した可視領域最大吸収波長での光線吸
光度(A//)および2枚の偏光フィルムを延伸方向が直
交すべく重ねて測定した同波長での光線吸光度(A⊥)
より次式(数1)を用いて二色比(CR)を算出した。
二色比(CR)は大きいほど高い偏光能を表す。
【0039】
【数1】 また2枚の偏光フィルムを延伸方向が直交すべく重ねて
測定した同波長での光線吸光度(A⊥)が大きくなると
二色比(CR)も高い値を示す傾向がある。実施例中、
構造式はすべて遊離酸の形で示し部は重量部を示す。
【0040】実施例1 4-アミノスチルベン-2,2'-ジスルホン酸36部を水72
0部に懸濁し、濃塩酸31部を加え、1時間攪拌後亜硝
酸ナトリウム7部を加えて25℃で2時間ジアゾ化を行
った。次いでスルファミン酸で過剰の亜硝酸を消去し
た。この中へp-クレシジン14部を塩酸水溶液にとかし
て加えた後、酢酸ナトリウムを加えてpH4まで中和して
2時間カップリングさせた。反応終了後、濾過して得た
プレスケーキを水1000部に懸濁し、濃塩酸31部を
加え、1時間攪拌後、亜硝酸ナトリウム7部を加えて2
5℃で2時間ジアゾ化を行った。次いでスルファミン酸
で過剰の亜硝酸を消去した。このジアゾニウム塩の水溶
液を、J酸24部を10%炭酸ナトリウム水溶液600
部に懸濁した液中に25℃で滴下してカップリングさせ
た。2時間かきまぜたのち塩化ナトリウム大過剰を加え
塩析し一夜かきまぜてから濾過した。こうして得たプレ
スケーキを更に水1100部に懸濁し、濃塩酸31部を
加え、1時間攪拌後、亜硝酸ナトリウム7部を加えて3
0℃で2時間ジアゾ化を行った。次いでスルファミン酸
で過剰の亜硝酸を消去した。このジアゾニウム塩の水溶
液を、H酸32部を10%炭酸ナトリウム水溶液600
部に懸濁した液中に30℃で滴下してカップリングさせ
た。2時間かきまぜたのち塩化ナトリウム大過剰を加え
塩析し一夜かきまぜてから濾過し、10%塩化ナトリウ
ム水溶液で洗浄し、乾燥して下記式(16)(化25)
で表されるアゾ化合物98部を得た。
【0041】
【化25】 このトリスアゾ染料の0.25g/lの染浴を調製し4
2℃に保持し、厚さ75μのポリビニルアルコールを浸
漬し6分間染色した。濡れたままの染色フィルムを3%
ホウ酸水溶液中で43℃で5倍に延伸し、この状態のま
ま水洗、乾燥して青緑色の偏光フィルムを製造した。該
偏光フィルムの吸収極大λmax での二色比CRを測定し
た結果、λmax は635nmで、A⊥が2.40の時CRは
37.3であった。
【0042】実施例2 実施例1に於いて4-アミノスチルベン-2,2'-ジスルホン
酸の代わりに4-アミノ4 ’−ニトロスチルベン-2,2'-ジ
スルホン酸45部を使用して、下記式(17)(化2
6)で表されるアゾ染料80部を得た。
【0043】
【化26】 このアゾ染料の水溶液を用い、実施例1と同様にしてポ
リビニルアルコールフィルムを処理し偏光フィルムを製
造した。該偏光フィルムの吸収極大λmax での二色比C
Rを測定した結果、λmax は605nmで、A⊥が2.
67のときCRは38.4であった。
【0044】実施例3 実施例1に於いて合成したアゾ染料50部を水800部
に溶かし、モノエタノールアミン24部、アンモニア水
12部および硫酸銅13部を加えて90℃で9時間加熱
攪拌した。塩化ナトリウムを大過剰加え、塩析し、一夜
かきまぜてから濾過し、3%塩化ナトリウム水溶液で洗
浄し、乾燥して下記式(18)(化27)で表されるア
ゾ染料40部を得た。
【0045】
【化27】 このトリスアゾ染料の0.25g/lの染浴を調製し4
2℃に保持し、厚さ75μのポリビニルアルコールを浸
漬し6分間染色した。濡れたままの染色フィルムを3%
ホウ酸水溶液中で43℃で5倍に延伸し、この状態のま
ま水洗、乾燥して青緑色の偏光フィルムを製造した。該
偏光フィルムの吸収極大λmax での二色比CRを測定し
た結果、λmax は645nm、A⊥が2.38のとき、
二色比は、36.9であった。
【0046】実施例4 実施例2に於いて合成したアゾ染料51部を水800部
に溶かし、モノエタノールアミン24部、アンモニア水
12部および硫酸銅13部を加えて90℃で9時間加熱
攪拌した。塩化ナトリウムを大過剰加え、塩析し、一夜
かきまぜてから濾過し、3%塩化ナトリウム水溶液で洗
浄し、乾燥して下記式(19)(化28)で表されるア
ゾ染料42部を得た。
【0047】
【化28】 このジスアゾ染料の0.25g/lの染浴を調製し42
℃に保持し、厚さ75μのポリビニルアルコールを浸漬
し6分間染色した。濡れたままの染色フィルムを3%ホ
ウ酸水溶液中で43℃で5倍に延伸しこの状態のまま水
洗、乾燥して青緑色の偏光フィルムを製造した。該偏光
フィルムの吸収極大λmax での二色比CRを測定した結
果、λmax は660nm、A⊥が2.52のときCRは
38.1であった。
【0048】実施例5〜13 実施例1、2と同様な方法により、第1表(表1〜表
3)に示した一般式(1)の染料を製造し、偏光フィル
ムを作成した。表中、λmax 及び色相は共にPVAフィ
ルムを染色した時のものを示す。これらは全て同様に、
高い二色比を示した。
【0049】
【表1】
【0050】
【表2】
【0051】
【表3】
【0052】実施例14〜19 実施例3〜4と同様な方法により、第2表(表4〜表
5)に示した一般式(4)の染料を製造し、偏光フィル
ムを作成した。表中、λmax 及び色相は共にPVAフィ
ルムを染色した時のものを示す。これらは全て同様に、
高い二色比を示した。
【0053】
【表4】
【0054】
【表5】
【0055】比較例1 実施例4において合成した染料の代わりに特開昭59−
145255号公報、又は実施例3において公開されて
いる下記構造式(A)(化29)で表される染料を使用
する以外は、実施例1と同様にして偏光フィルムを得
た。λmax は660nm、A⊥が2.52の時CRは2
5.6であり、本発明の染料より劣っていた。
【0056】
【化29】
【0057】
【発明の効果】本発明の新規なアゾ化合物を含んだ水溶
性染料、及びこれを用いた偏光フィルムは、高い熱安定
性並びに高い偏光度を与えるものであり、従来のヨウ素
を用いた偏光フィルムに匹敵する光学特性を示す、とい
う工業的価値ある顕著な効果を奏するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C09B 31/20 C09B 31/20 31/30 31/30 G02B 5/30 G02B 5/30 (56)参考文献 特開 昭63−56573(JP,A) 特開 平5−53015(JP,A) 特開 平1−252904(JP,A) 特開 平1−93703(JP,A) 特開 昭60−168743(JP,A) 特開 平2−309302(JP,A) 特開 平1−313568(JP,A) 特開 昭59−145255(JP,A) 特開 昭63−189803(JP,A) 特開 昭62−89907(JP,A) 特開 昭60−156759(JP,A) 特開 平3−89203(JP,A) 特開 平3−12606(JP,A) 特開 平2−96102(JP,A) 特開 平2−89008(JP,A) Tinctoria,70(4),111 −3(1973) Am.Dyest.Rep.,78 (4),15−16,18−20,22,24,48 Tinctoria,71(6),189 −91(1974) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)(化1)で表される新
    規アゾ化合物。 【化1】 (式中、R1 は水素原子、水酸基、炭素数1〜2のアル
    キル基又は炭素数1〜2のアルコキシ基を、R2 及びR
    4 は、各々独立に水素原子、ハロゲン原子、水酸基、炭
    素数1〜2のアルキル基、炭素数1〜2のアルコキシ基
    又は炭素数1〜2のアシルアミノ基を、R3 はメチル基
    またはエチル基を示す。R5 はナフタレン環の1位又は
    2位に結合している水酸基またはアミノ基を示し、R5
    が1位に結合している時はアゾ基が2位又は4位に、R
    5 が2位に結合している時はアゾ基が1位に結合してい
    るものとする。R6 は水素原子、カルボキシル基、炭素
    数1〜2のアルキル基又は炭素数1〜2のアルコキシ基
    を、R7 は水素原子、水酸基、アミノ基、メチルアミノ
    基、β- ヒドロキシエチルアミノ基、炭素数1〜2のア
    シルアミノ基又はフェニル核がニトロ基、アミノ基、水
    酸基、炭素数1〜2のアルキル基、カルボキシル基、ス
    ルホン酸基又は塩素原子によって置換されてもよいフェ
    ニルアミノ基又はフェニル核がニトロ基、アミノ基、水
    酸基、炭素数1〜2のアルキル基、カルボキシル基、ス
    ルホン酸基又は塩素原子によって置換されてもよいベン
    ゾイルアミノ基を、l及びmは0又は1を、q は0又は
    1を、rは0、1又は2を、Dは下記式(a)(化2)
    で表されるスチリル基を、Xは水素原子、ナトリウム原
    子、カリウム原子、又はリチウム原子をそれぞれ示す) 【化2】 (式中、Yは水素原子、ハロゲン原子、水酸基、炭素数
    1〜2のアルキル基、炭素数1〜2のアルコキシ基、シ
    アノ基、カルボキシル基及びその塩、スルホン酸基及び
    その塩、ニトロ基、アミノ基、炭素数1〜2のアシルア
    ミノ基、ベンゾイルアミノ基、アルキルアミノ基、又は
    ジアルキルアミノ基を、Xは一般式(1)と同じ意味を
    表す)
  2. 【請求項2】 下記一般式(2)(化3)で表される請
    求項1記載の新規アゾ化合物。 【化3】 (式中、Yは式(a)と、R3 、R4 、R5 、R6 、R
    7 、q及びrは一般式(1)と同じ意味を表す)
  3. 【請求項3】 下記一般式(3)(化4)で表される請
    求項2記載の新規アゾ化合物。 【化4】 (式中、Yは式(a)と、R3 、R4 及びXは一般式
    (1)とそれぞれ同じ意味を表す)
  4. 【請求項4】 下記一般式(4)(化5)で表される新
    規アゾ化合物。 【化5】 (式中、R1 、R2 、R4 、R5 、R6 、R7 、l、
    q、r及びXは、一般式(1)と同じ意味を表し、Dは
    式(a)と同じ意味を表す。Mは遷移金属原子であっ
    て、銅、ニッケル、亜鉛または鉄をそれぞれ示す)
  5. 【請求項5】 下記一般式(5)(化6)で表される請
    求項4記載の新規アゾ化合物。 【化6】 (式中、Yは式(a)と、Mは一般式(4)と、R4
    5 、R6 、R7 、q、r及びXは、一般式(1)とそ
    れぞれ同じ意味を表す)
  6. 【請求項6】 下記一般式(6)(化7)で表される請
    求項5記載の新規アゾ化合物。 【化7】 (式中、Yは一般式(2)と、Mは一般式(4)と、R
    4 及びXは一般式(1)とそれぞれ同じ意味を表す。)
  7. 【請求項7】 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の
    新規アゾ化合物を含むことを特徴とする水溶性染料。
  8. 【請求項8】 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の
    新規アゾ化合物を含むことを特徴とする偏光フィルム。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の水溶性染料で染色した高
    分子フィルムを2〜9倍の延伸倍率で延伸することによ
    り得られることを特徴とする請求項8記載の偏光フィル
    ムの製造方法。
  10. 【請求項10】 高分子フィルムが、ポリビニルアルコ
    ール、ポリビニルホルマール、ポリビニルアセタール、
    ポリビニルブチラール、あるいはそれらをエチレン、プ
    ロピレン、アクリル酸、マレイン酸アクリルアミド等で
    変性したもの、セルロース樹脂からなる群より選ばれた
    少なくとも1種である請求項9記載の偏光フィルムの製
    造方法。
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