JP2001220440A - ポリアルキレングリコールエーテルの製造方法 - Google Patents
ポリアルキレングリコールエーテルの製造方法Info
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Abstract
ことができる、ポリカルボン酸系共重合体の原料として
のポリアルキレングリコールエーテルを製造できる方法
を提供する。 【解決手段】 触媒とROH〔Rは、酸素原子で分断されて
いてもよい炭素数1〜18のアルキル基等を意味する。〕
で表される化合物とを含有する液体にアルキレンオキシ
ドを供給してセメント分散剤の原料用のポリアルキレン
グリコールエーテルを製造する際に、前記液体中の水分
量を前記化合物に対し3モル%以下とする。
Description
原料用として有用なポリアルキレングリコールエーテル
の製造方法に関する。
散剤として有用であり、それに関する種々の技術が提案
されている。例えば、特公昭59-18338号公報、特開平7-
223852号公報、特開平11-157897号公報、特開平11-7115
2号公報には、ポリアルキレングリコールモノ(メタ)
アクリル酸エステル系単量体及び(メタ)アクリル酸系
単量体、さらにこれらの単量体と共重合可能な単量体を
特定の比率で反応させることによって製造された共重合
体を含むものが開示され、特開昭63-285140号公報に
は、ポリアルキレングリコールアリルエーテル系単量体
とマレイン酸系単量体との共重合体を含むものが開示さ
れている。
性能に優れたセメント分散剤を得ることができる製造方
法に対する要望が高い。
は、酸素原子で分断されていてもよい炭素数1〜18のア
ルキル基もしくはアルケニル基、フェニル基又は炭素数
1〜9のアルキル基を有するアルキルフェニル基を意味
する。〕で表される化合物とを含有する液体(以下、液
体(A')という)にアルキレンオキシドを供給してセメン
ト分散剤の原料用のポリアルキレングリコールエーテル
を製造する方法であって、前記液体中の水分量が前記化
合物に対し3モル%以下である製造方法に関する。
子で分断されていてもよい炭素数1〜18のアルキル基も
しくはアルケニル基、フェニル基又は炭素数1〜9のア
ルキル基を有するアルキルフェニル基を意味する。〕で
表される化合物とを含有する液体にアルキレンオキシド
を供給してポリアルキレングリコールエーテル(A1)を
得、該ポリアルキレングリコールエーテル(A1)とカルボ
ン酸系単量体(A2)とを反応させてポリアルキレングリコ
ールエステル(A)を得、該ポリアルキレングリコールエ
ステル(A)とカルボン酸系単量体を含有する単量体(B)と
を共重合するセメント分散剤の製造方法であって、前記
液体中の水分量が前記化合物(Aa)に対し3モル%以下で
ある製造方法に関する。
ポリアルキレングリコールエーテル(A1)とカルボン酸系
単量体(A2)とを反応させて得られたポリアルキレングリ
コールエステル(A)と、カルボン酸系単量体を含有する
単量体(B)とを共重合して得られたセメント分散剤に関
する。
エーテルの製造方法 本発明のポリアルキレングリコールエーテルの製造方法
に用いられる化合物(Aa)は、アルコール性又はフェノー
ル性水酸基を有する化合物であり、反応時に液状のもの
はそのまま用いることができ、また、適当な溶剤、例え
ばトルエン、ベンゼン、キシレン等に溶解させた溶液を
用いることもできる。
し、水分量が前記化合物に対し3モル%以下、好ましく
は2モル%以下、より好ましくは0.01〜1モル%の液体
(A')を用いてAOと反応させる。水分量がこの範囲にある
ものを用いることで、セメント分散剤となるポリカルボ
ン酸系共重合体の分散性が良好となる。
チル酸メタノール溶液法に準じ測定を行い、得られた水
分値から化合物(Aa)に対するモル%を算出したものであ
る。
原子で分断されていてもよい炭素数1〜8のアルキル基
もしくはフェニル基のものが好ましく、特にメタノー
ル、エタノール、プロパノール、ブタノール、フェノー
ル、ジエチレングリコールモノメチルエーテルが好まし
い。化合物(Aa)は2種以上を用いることができる。
平均で1〜300、特に2〜200から選択できる。AOとして
は、エチレンオキシド(以下EOと表記する)、プロピレ
ンオキシド、ブチレンオキシド、スチレンオキシドが挙
げられ、好ましくはEOである。化合物(Aa)とAOの反応温
度や反応時間は公知の方法に準ずる。
は、アルカリ金属又はその水素化物もしくはアルコキサ
イドが好ましい。アルカリ金属としてはリチウム、ナト
リウム、カリウムが、アルカリ金属の水素化物としては
水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム
が、アルカリ金属のアルコキサイドとしては、炭素数1
〜18のアルコール又はフェノール類とリチウム、ナトリ
ウム又はカリウムのアルコキサイドが挙げられる。触媒
は2種以上を用いることができる。工業的スケールでの
操作上からアルカリ金属アルコキサイドが好ましい。好
ましくはメタノール、エタノールのナトリウム、カリウ
ムのアルコキサイド、特に好ましくはナトリウムメチラ
ート、ナトリウムエチラートである。使用する触媒量は
原料中の化合物(Aa)に対し0.1〜30モル%、好ましくは
0.2〜20モル%であり、付加するAOの種類、組み合わせ
や目的とする付加モル数により決定を行う。
アルキルエーテル(A1)とカルボン酸系単量体(A2)の反応
によりポリアルキレングリコールエステル(A)を得る工
程(以下、エステル化工程という)と、 該ポリアルキレングリコールエステル(A)とカルボン
酸系単量体を含有する単量体(B)とを共重合する工程
(以下、共重合工程という)とを有する。
単量体(A2)としては、下記一般式(2)で表される化合物
の中から選ばれる一種類以上の化合物が好ましい。
り、X(CO)(CH2)m21-はCOX又は他のX(CO)(CH2)m21-と無
水物を形成していてもよい。 X:-OY(Yは水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基)
又はハロゲン m21:0〜2の整数 を表す。)。
(メタ)アクリル酸、クロトン酸等のモノカルボン酸系
単量体、マレイン酸、イタコン酸、フマル酸等のジカル
ボン酸系単量体、又はこれらの無水物もしくは酸ハライ
ド、低級(炭素数1〜4)アルキルエステル、好ましく
は(メタ)アクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸又
はこれらのメチルエステルであり、更に好ましくは(メ
タ)アクリル酸である。
体(A2)の比率は、ポリアルキレングリコールエーテル(A
1)に対して、0.7〜200モル倍が好ましい。
行うことができ、上記特定のポリアルキレングリコール
エーテル(A1)を用いる以外は公知の方法に準じて行うこ
とができる。反応温度は0〜160℃、特に40〜140℃が好
ましく、パラトルエンスルホン酸等のエステル化触媒や
公知のエステル交換触媒を用いてもよい。過剰に用いた
カルボン酸系単量体(A2)は減圧留去してもよいしそのま
ま次の共重合工程に用いてもよい。
に用いられるカルボン酸系単量体としては、下記一般式
(3)で表されるものが挙げられる。
あり、M2O(CO)(CH2)m21-はCOOM1又は他のM2O(CO)(CH2)
m21-と無水物を形成していてもよく、その場合、それら
の基のM1、M2は存在しない。 M1,M2:水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、
アンモニウム、水酸基が置換されていてもよいモノ、
ジ、トリアルキルアンモニウム m21:0〜2の整数 を表す。)。
(メタ)アクリル酸、クロトン酸等のモノカルボン酸系
単量体、マレイン酸、イタコン酸、フマル酸等のジカル
ボン酸系単量体、又はこれらの無水物もしくは塩、具体
的にはアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニ
ウム塩、水酸基が置換されていてもよいモノ、ジ、トリ
アルキル(炭素数2〜6が好ましい)アンモニウム塩が
好ましく、より好ましくは(メタ)アクリル酸、マレイ
ン酸、無水マレイン酸又はこれらのアルカリ金属塩であ
り、更に好ましくは(メタ)アクリル酸又はこれらのア
ルカリ金属塩である。
は、5〜100重量%、更に20〜100、特に30〜100重量%
が好ましい。
コールエステル(A)と、カルボン酸系単量体を含有する
単量体(B)中のカルボン酸系単量体(B')との共重合比率
は、流動性、流動保持性、セメントの粘性の観点から、
モル比で(A)/(B')=90/10〜3/97が好ましく、より
好ましくは70/30〜5/95である。
な単量体としては、例えば、アクリロニトリル、アクリ
ルアミド、メタクリルアミド、スチレン、水酸基が置換
していてもよい炭素数1〜4のアルキル(メタ)アクリ
ル酸エステル、スチレンスルホン酸、メタリルスルホン
酸又はこれらの金属塩等が挙げられる。しかしながら、
本発明のポリアルキレングリコールエステルとカルボン
酸系単量体が全単量体中の50重量%以上、特に80重量%
以上を占めることが好ましい。特に好ましくは、実質的
に本発明のポリアルキレングリコールエステルとカルボ
ン酸系単量体とを用いることである。
単量体(B)との共重合反応は、公知の方法に準じて行う
ことができ、回分式でも連続式でも行うことができる。
これら単量体は、重合開始剤と共に反応装置に滴下する
ことが好ましい。その際の反応温度は40〜150℃が好ま
しい。
単量体(B)との共重合反応では、重合開始剤や連鎖移動
剤を使用する。重合開始剤としては、有機過酸化物、無
機過酸化物、ニトリル系化合物、アゾ系化合物、ジアゾ
系化合物、スルフィン酸系化合物等が挙げられ、少なく
とも1種が過硫酸塩またはアゾ化合物であることが好ま
しい。重合開始剤の添加量は、全単量体に対して0.1〜5
0モル%が好ましい。また、連鎖移動剤としては、低級
アルキルメルカプタン、低級メルカプト脂肪酸、チオグ
リセリン、チオリンゴ酸、2−メルカプトエタノール等
のチオール類が挙げられ、チオール類が好ましい。連鎖
移動剤の添加量は、全単量体に対して0.1〜30モル%が
好ましい。
は、酸型のままでもセメント用分散剤として適用するこ
とができるが、酸性によるエステルの加水分解を抑制す
る観点から、アルカリによる中和によって塩の形にする
ことが好ましい。このアルカリとしては、アルカリ金属
又はアルカリ土類金属の水酸化物、アンモニア、モノ、
ジ又はトリアルキル(炭素数2〜6が好ましい。)アミ
ン、モノ、ジ又はトリアルカノール(炭素数2〜6が好
ましい。)アミン等を挙げることができる。共重合体を
セメント用分散剤として使用する場合は、中和によりp
Hを5〜9にすることが好ましい。
ト分散剤としては、下記一般式(1)で表されるものが挙
げられる。
フェニル基又は炭素数1〜9のアルキル基を有するアル
キルフェニル基 R2,R3:水素原子又はメチル基 A2O:炭素数2〜4のオキシアルキレン基又はオキシス
チレン基を表し、2種以上の場合はランダム、ブロック
付加でも良い n:2〜300の数 M:水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アン
モニウム基又は水酸基が置換してもよいモノ、ジもしく
はトリアルキルアンモニウム基 l、m:l/m=3/97〜90/10となる数 X1,X2:水素原子又は重合開始もしくは連鎖移動により
共重合体末端に結合する残基 を意味する。〕。
は、ポルトランドセメント、アルミナセメント、各種混
合セメント等の水硬セメント、石膏等のセメント以外の
水硬材料等の分散剤として用いることができる。
製反応容器に中にメタノール(和光純薬工業製)300重
量部、24%ナトリウムメチラート(東ソー製:SM-24)2
2.5重量部を仕込み攪拌後、水分の測定を行ったところ
0.2モル%(対メタノール)であった。次いで窒素置換
を行い、90℃〜135℃、圧力0.01〜0.4MPa条件下、エチ
レンオキサイド(三菱化学製)3965重量部を240分で注
入後、30分間135℃にて熟成した。90℃まで冷却し減圧
下にて残存ずるエチレンオキサイドを除去し、50%パラ
トルエンスルホン酸水溶液34.4重量部で触媒を中和し、
BHT(BHT:2,6−tert−ブチル−4−メチルフェノー
ル)1000mg/kgを添加して表1に示すA−1〔ポリエチ
レングリコールモノメチルエーテル(EOp=9、EOpはEO
平均付加モル数、以下同様)〕を得た。
メタノール)のものを用いた以外は上記と同様にして表
1に示すA−5を得た。
7の製造) 実施例1と同様の容器にジエチレングリコールモノメチ
ルエーテル(MDG)110.5重量部、ナトリウムメチラート
(BASF製)4.3重量部を仕込み水分量の測定を行ったと
ころ0.5モル%(対MDG)であった。エチレンオキサイド
5345重量部、50%パラトルエンスルホン酸水溶液27.6重
量部とした以外は実施例1と同様の操作にて表1に示す
A−2〔ポリエチレングリコールモノメチルエーテル
(EOp=120)〕を得た。
モル数を調整し、表1記載の水分測定値下、上記と同様
の操作でA−3、A−4及びA−7を得た。更に、水分
量の測定結果が4モル%のものを用いた以外はA−2と
同様にして表1に示すA−6を得た。
レングリコールエーテル」である。
ノン3重量部、パラトルエンスルホン酸32重量部を仕込
み、次いで空気を反応液中に、窒素を反応器気相部に通
気しながらメタクリル酸1000重量部を投入し加熱及び反
応器内の減圧を開始し90℃〜110℃でエステル化を行っ
た。反応終了後、48%水酸化ナトリウム水溶液で中和
し、120℃以下で真空蒸留法により未反応のメタクリル
酸を回収後、80℃まで冷却しトルエン1100重量部を加え
さらに48%水酸化ナトリウム水溶液、飽和食塩水にて精
製し真空蒸留法によりトルエンを留去してポリエチレン
グリコールモノメチルエーテルメタクリレート(EOp=
9)(E−1)を得た。また、A−1をA−2〜7に変
更した以外は同様の操作にてE−2〜7を得た。
下53℃で、E−1を284重量部、メタクリル酸84重量部
の混合液と15%3−メルカプトプロピオン酸水溶液19.7
重量部と15%過硫酸アンモニウム水溶液23.5重量部の3
液を同時に90分かけて、次に15%過硫酸アンモニウム水
溶液6重量部を30分かけて滴下し、53℃で2時間熟成さ
せた。さらに、48%水酸化ナトリウム水溶液57重量部を
加えて中和した後、35%過酸化水素水5重量部を添加し
90℃で1時間保持した後冷却し、表2に示すセメント分
散剤1を得た。
同じ操作で比較セメント分散剤1を得た。
セメント分散性能を下記の方法により評価した。結果を
表2に示す。
トランドセメント(太平洋セメント株式会社製)900g、
細骨材として千葉県君津産山砂(比重2.61、FM2.70)16
36g、セメント分散剤1.6g(固形分)含む水315gを用
いて、JIS R5201に準拠しモルタルを調整しタッピング
なしでのモルタルの広がりをモルタルフロー値(mm)と
した。
囲気下80℃で、60%E−2水溶液を602重量部、メタク
リル酸23重量部の混合液と15%2−メルカプトエタノー
ル水溶液13.1重量部と15%過硫酸アンモニウム水溶液2
5.5重量部の3液を同時に90分かけて、次に15%過硫酸
アンモニウム水溶液10.2重量部を30分かけて滴下し、80
℃で2時間熟成させた。さらに、前記と同様に中和、過
酸化水素処理を行い、表2に示すセメント分散剤2を得
た。分散性の結果を表2に示す。
同じ操作で比較セメント分散剤2を得た。分散性の結果
を表2に示す。
囲気下80℃で、60%E−3水溶液を600重量部、アクリ
ル酸22重量部の混合液と15%2−メルカプトエタノール
水溶液17.7重量部と15%過硫酸アンモニウム水溶液27.2
重量部の3液を同時に90分かけて、次に15%過硫酸アン
モニウム水溶液11重量部を30分かけて滴下し、80℃で2
時間熟成させた。さらに、前記と同様に中和、過酸化水
素処理を行い、表2に示すセメント分散剤3を得た。
囲気下80℃で、60%E−4水溶液を589重量部、アクリ
ル酸28重量部の混合液と15%2−メルカプトエタノール
水溶液15重量部と15%過硫酸アンモニウム水溶液29重量
部の3液を同時に90分かけて、次に15%過硫酸アンモニ
ウム水溶液7重量部を30分かけて滴下し、80℃で2時間
熟成させた。さらに、前記と同様に中和、過酸化水素処
理を行い、表2に示すセメント分散剤4を得た。分散性
の結果を表2に示す。
同じ操作で比較セメント分散剤3を得た。分散性の結果
を表2に示す。
囲気下80℃で、60%E−2水溶液を353重量部、E−1
を123重量部、メタクリル酸50重量部を混合した液と15
%2−メルカプトエタノール14.7重量部と15%過硫酸ア
ンモニウム水溶液13重量部の3液を同時に90分かけて、
次に15%過硫酸アンモニウム水溶液6重量部を30分かけ
て滴下し、80℃で2時間熟成させた。さらに、前記と同
様に中和、過酸化水素処理を行い、表2に示すセメント
分散剤5を得た。分散性の結果を表2に示す。
にした以外は上記と同じ操作で比較セメント分散剤4を
得た。分散性の結果を表2に示す。
囲気下65℃で、60%E−2水溶液を563重量部、メタク
リル酸34重量部、アクリル酸メチル16.9重量部の混合液
と15%メルカプトコハク酸水溶液28重量部と15%2,2'−
アゾビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩水溶液11.8
重量部の3液を同時に90分かけて滴下し、65℃で180分
熟成させた。さらに、48%水酸化ナトリウム水溶液13重
量部を加えて中和した後冷却し、表2に示すセメント分
散剤6を得た。分散性の結果を表2に示す。
リコールエステル(A)」であり、()内は該単量体に用
いたポリアルキレングリコールエーテルの種類とその製
造に用いた化合物(Aa)に対する製造時の水分量測定値で
ある。また、単量体(B)は「カルボン酸系単量体を含有
する単量体」である。
Claims (5)
- 【請求項1】触媒とROH〔Rは、酸素原子で分断されてい
てもよい炭素数1〜18のアルキル基もしくはアルケニル
基、フェニル基又は炭素数1〜9のアルキル基を有する
アルキルフェニル基を意味する。〕で表される化合物と
を含有する液体にアルキレンオキシドを供給してセメン
ト分散剤の原料用のポリアルキレングリコールエーテル
を製造する方法であって、前記液体中の水分量が前記化
合物に対し3モル%以下である製造方法。 - 【請求項2】触媒がアルカリ金属又はその水素化物もし
くはアルコキサイドである請求項1記載の製造方法。 - 【請求項3】触媒とROH〔Rは、酸素原子で分断されてい
てもよい炭素数1〜18のアルキル基もしくはアルケニル
基、フェニル基又は炭素数1〜9のアルキル基を有する
アルキルフェニル基を意味する。〕で表される化合物と
を含有する液体にアルキレンオキシドを供給してポリア
ルキレングリコールエーテル(A1)を得、 該ポリアルキレングリコールエーテル(A1)とカルボン酸
系単量体(A2)とを反応させてポリアルキレングリコール
エステル(A)を得、 該ポリアルキレングリコールエステル(A)とカルボン酸
系単量体を含有する単量体(B)とを共重合するセメント
分散剤の製造方法であって、 前記液体中の水分量が前記化合物(Aa)に対し3モル%以
下である製造方法。 - 【請求項4】請求項1又は2記載の方法により得られた
ポリアルキレングリコールエーテル(A1)とカルボン酸系
単量体(A2)とを反応させて得られたポリアルキレングリ
コールエステル(A)と、カルボン酸系単量体を含有する
単量体(B)とを共重合して得られたセメント分散剤。 - 【請求項5】下記一般式(1)で表される化合物からなる
請求項4記載のセメント分散剤。 【化1】 〔式中、 R1:炭素数1〜18のアルキル基もしくはアルケニル基、
フェニル基又は炭素数1〜9のアルキル基を有するアル
キルフェニル基 R2,R3:水素原子又はメチル基 A2O:炭素数2〜4のオキシアルキレン基又はオキシス
チレン基を表し、2種以上の場合はランダム、ブロック
付加でも良い n:2〜300の数 M:水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アン
モニウム基又は水酸基が置換してもよいモノ、ジもしく
はトリアルキルアンモニウム基 l、m:l/m=3/97〜90/10となる数 X1,X2:水素原子又は重合開始もしくは連鎖移動により
共重合体末端に結合する残基 を意味する。〕
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