JP3741436B2 - セメント分散剤用水溶性ビニル共重合体の製造方法 - Google Patents
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第1工程:残留遊離酸の酢酸換算濃度が0.03重量%以下となるよう精製処理した下記の化1で示される片末端置換ポリアルキレングリコールと、下記の化2で示される不飽和カルボン酸とを、溶剤の非存在下に、該片末端置換ポリアルキレングリコールの0.03〜0.5重量%に相当する量のp−ベンゾキノン及び/又はフェノチアジンを存在させた加熱及び減圧条件下で、酸触媒を用いて、生成水を留去させつつエステル化反応させ、下記の化3で示されるポリエーテルエステル単量体を得る工程。
第2工程:第1工程で得たポリエーテルエステル単量体と、これと共重合可能なビニル単量体とを、水溶液中でラジカル共重合反応させて、セメント分散剤用水溶性ビニル共重合体を得る工程。
R1:炭素数1〜22のアルキル基、ベンジル基、フェニル基又はアルキル基の炭素数が1〜12のアルキルフェニル基
R2,R3:H又はメチル基
A:オキシエチレン単位のみ又はオキシエチレン単位とオキシプロピレン単位との双方からなるオキシアルキレン単位の繰り返し数が5〜250のポリアルキレングリコールから全ての水酸基を除いた残基
・片末端置換ポリアルキレングリコール(M−1)の調製
プロピルアルコール120g(2.0モル)をオートクレーブに仕込み、触媒として水酸化カリウム粉末0.6gを加えた後、オートクレーブ内を充分に窒素で置換した。撹拌しながら、反応温度を110〜120℃に維持して、エチレンオキサイド1056g(24モル)を圧入して、開環付加反応を行なった。開環付加反応後、同温度で1時間熟成した。反応物をフラスコに移し、ケイ酸・酸化アルミニウム系吸着材(協和化学工業社製の商品名キョーワード700SL)12gを加え、110℃の加温下で1時間混合し、80℃に冷却した後、混合物を濾過助材(昭和化学工業社製の商品名トプコパーライト)20gを用いて加圧濾過し、濾液として残留遊離酸の酢酸換算濃度を0.003%に精製処理したプロポキシポリエチレングリコール(n=12)を得た。これを片末端置換ポリアルキレングリコール(M−1)とした。
片末端置換ポリアルキレングリコール(M−1)と同様にして、片末端置換ポリアルキレングリコール(M−2)〜(M−6)を調製した。以上で調製した各片末端置換ポリアルキレングリコール(M−1)〜(M−6)の内容を表1にまとめて示した。
片末端置換ポリアルキレングリコール(M−1)1000gを内容2Lのポリ容器に入れ、容器内に上部空間を残した状態で密封し、80℃で30日間保存する促進試験を行ない、片末端置換ポリアルキレングリコール(m−1)を調製した。片末端置換ポリアルキレングリコール(m−1)における残留遊離酸の酢酸換算濃度は0.035%に増えていた。
片末端置換ポリアルキレングリコール(M−1)から片末端置換ポリアルキレングリコール(m−1)を調製したことと同様にして、片末端置換ポリアルキレングリコール(M−2)〜(M−6)から片末端置換ポリアルキレングリコール(m−2)〜(m−6)を調製した。以上で調製した各片末端置換ポリアルキレングリコール(m−1)〜(m−6)の内容を表1にまとめて示した。
片末端置換ポリアルキレングリコール(m−1)800gをフラスコにとり、酸化アルミニウム・酸化マグネシウム系吸着材(協和化学工業社製の商品名キョーワード300)5gを加え、110℃の加温下に1時間混合し、80℃に冷却した後、混合物を濾過助材(昭和化学工業社製の商品名トプコパーライト)16gを用いて加圧濾過し、濾液として残留遊離酸の酢酸換算濃度を0.002%に精製処理した片末端置換ポリアルキレングリコール(MS−1)を調製した。
片末端置換ポリアルキレングリコール(m−1)から片末端置換ポリアルキレングリコール(MS−1)を調製したことと同様にして、片末端置換ポリアルキレングリコール(m−2)〜(m−6)から片末端置換ポリアルキレングリコール(MS−2)〜(MS−6)を調製した。以上で調製した各片末端置換ポリアルキレングリコール(MS−1)〜(MS−6)の内容を表1にまとめて示した。
アルキレンオキサイドのモル数:モノヒドロキシ化合物1モル当たり開環付加反応させたアルキレンオキサイドのモル数
・製造例1{ポリエーテルエステル単量体(P−1)の製造}
反応容器に、試験区分1で調製した片末端置換ポリアルキレングリコール(MS−1)588g(1.0モル)、メタクリル酸172g(2.0モル)、p−ベンゾキノン1.1g、98%濃硫酸(以下濃硫酸は同じ濃度のものを使用)1.8gを仕込み、撹拌しながら徐々に昇温すると共に減圧し、エステル化反応により生成する水を水/メタクリル酸共沸混合物として反応系外に留去しつつ、温度125〜130℃、圧力12〜2.5kPaの条件下で2時間エステル化反応を行なった。次いで、残存する過剰分のメタクリル酸を更に圧力を下げて留去し、生成物を得た。この生成物を分析したところ、水酸基価1.2、エステル化反応率(水酸基価から算出した、以下同じ)99%のポリエーテルエステル単量体(P−1)であった。
製造例1{ポリエーテルエステル単量体(P−1)の製造}と同様にして、製造例2〜9{ポリエーテルエステル単量体(P−2)〜(P−9)の製造}を行なった。
片末端置換ポリアルキレングリコール(MS−1)〜(MS−6)に代えて片末端置換ポリアルキレングリコール(m−1)〜(m−6)を用いたこと以外は製造例1〜6と同様にして、ポリエーテルエステル単量体(R−1)〜(R−6)を製造しようとしたが、エステル化反応の途中で多量の不溶ゲルが析出したので、エステル化反応を中断した。
反応容器に、試験区分1で調製した片末端置換ポリアルキレングリコール(MS−2)428g(1.0モル)、メタクリル酸172g(2.0モル)、濃硫酸1.4gを仕込み、撹拌しながら昇温してエステル化反応を行なおうとしたが、途中で多量の不溶ゲルが析出したので、エステル化反応を中断した。
反応容器に、試験区分1で調製した片末端置換ポリアルキレングリコール(MS−2)428g(1.0モル)、メタクリル酸172g(2.0モル)、ハイドロキノン0.9g、濃硫酸1.4gを仕込み、撹拌しながら徐々に昇温すると共に減圧し、エステル化反応を開始したが、反応開始後約1時間経過した時に多量の不溶ゲルが析出したので、エステル化反応を中断した。
反応容器に、試験区分1で調製した片末端置換ポリアルキレングリコール(MS−2)428g(1.0モル)、メタクリル酸172g(2.0モル)、メトキノン0.9g、濃硫酸1.4gを仕込み、撹拌しながら徐々に昇温すると共に減圧し、エステル化反応を開始したが、反応開始後約1時間経過した時に多量の不溶ゲルが析出したので、エステル化反応を中断した。
反応容器に、試験区分1で調製した片末端置換ポリアルキレングリコール(MS−2)428g(1.0モル)、メタクリル酸172g(2.0モル)、p−ベンゾキノン0.06g、濃硫酸1.4gを仕込み、撹拌しながら徐々に昇温すると共に減圧し、エステル化反応を開始したが、反応開始後約2時間経過した時に多量の不溶ゲルが析出したので、エステル化反応を中断した。
反応容器に、試験区分1で調製した片末端置換ポリアルキレングリコール(MS−2)428g(1.0モル)、メタクリル酸172g(2.0モル)、p−ベンゾキノン3.9g、濃硫酸1.4gを仕込み、以下製造例1と同様にしてポリエーテルエステル単量体(R−11)を得た。
反応容器に、試験区分1で調製した片末端置換ポリアルキレングリコール(MS−2)1060g(2.5モル)、メタクリル酸430g(5モル)、p−ベンゾキノン2.2g、濃硫酸3.5g、溶剤としてベンゼン1000gを仕込み、撹拌しながら昇温し、生成水を留去させつつエステル化反応を行なった。エステル化反応後、窒素をバブリングして過剰分のメタクリル酸と溶剤として使用したベンゼンを追い出し、生成物を得た。この生成物を分析したところ、水酸基価1.3、エステル化反応率99%のポリエーテルエステル単量体(T−1)であった。以上で製造した各ポリエーテルエステル単量体(P−1)〜(P−6)及び(R−1)〜(R−11)並びに(T−1)の内容を表2及び表3にまとめて示した。
遊離酸:残留遊離酸の酢酸換算濃度(%)
重合防止剤の割合:片末端置換ポリアルキレングリコールに対する重合防止剤の使用量(%)
酸触媒の割合:片末端置換ポリアルキレングリコールと不飽和カルボン酸との合計量に対する酸触媒の使用量(%)
A−1:オキシエチレン単位の繰り返し数12のポリエチレングリコールから全ての水酸基を除いた残基
A−2:オキシエチレン単位の繰り返し数9のポリエチレングリコールから全ての水酸基を除いた残基
A−3:オキシエチレン単位の繰り返し数23のポリエチレングリコールから全ての水酸基を除いた残基
A−4:オキシエチレン単位の繰り返し数75のポリエチレングリコールから全ての水酸基を除いた残基
A−5:オキシエチレン単位の繰り返し数90のポリエチレングリコールから全ての水酸基を除いた残基
A−6:オキシエチレン単位の繰り返し数90及びオキシプロピレン単位の繰り返し数30のポリエチレンポリプロピレングリコールから全ての水酸基を除いた残基
S−1:メチル基
I−1:p−ベンゾキノン
I−2:フェノチアジン
I−3:p−ベンゾキノン/フェノチアジン=50/50(重量比)の混合物
i−1:ハイドロキノン
i−2:メトキノン
C−1:98%濃硫酸
C−2:98%濃硫酸/パラトルエンスルホン酸=5.5/2.5(重量比)の混合酸
C−3:98%濃硫酸/パラトルエンスルホン酸=4.5/2.5(重量比)の混合酸
*1:反応途中で停止した
異常な粘度上昇の有無の判定基準:
○:エステル化反応中に異常な粘度上昇がなかったもの
×:エステル化反応中に異常な粘度上昇があったもの
ゲル発生の有無の判定基準:
○:エステル化反応中に不溶ゲルの発生がなかったもの
×:エステル化反応中に不溶ゲルの発生があったもの
*2:エステル化反応が異常な粘度上昇或は不溶ゲルの発生により中断されたのでエステル化率を測定できなかった。
・実施例1{水溶性ビニル共重合体(D−1)の製造}
反応容器に試験区分2で得たポリエーテルエステル単量体(P−1)200g(0.306モル)、メタクリル酸56g(0.651モル)、3−メルカプトプロピオン酸2.1g及び水330gを仕込み、撹拌しながら均一に溶解した後,雰囲気を窒素置換した。窒素雰囲気下に、反応系の温度を温水浴にて80℃に保ち、過硫酸ナトリウムの20%水溶液8gを滴下して重合を開始し、5時間重合反応を継続して重合を完結し、水溶性ビニル共重合体の水溶液を得た。この水溶性ビニル共重合体を分析したところ、ポリエーテルエステル単量体(P−1)から形成された構成単位を35モル%、メタクリル酸から形成された構成単位を65モル%の割合で有する数平均分子量13000の水溶性ビニル共重合体(D−1)であった。
反応容器に試験区分2で得たポリエーテルエステル単量体(P−1)200g(0.306モル)、メタクリル酸55g(0.64モル)、メタリルスルホン酸ナトリウム13g(0.082モル)、水330g及び30%水酸化ナトリウム水溶液80gを仕込み、撹拌しながら均一に溶解した後,雰囲気を窒素置換した。窒素雰囲気下に、反応系の温度を温水浴にて60℃に保ち、過硫酸ナトリウムの20%水溶液10gを投入して重合を開始し、6時間重合反応を継続して重合を完結した。その後、30%水酸化ナトリウム水溶液8gを投入して完全中和し、水溶性ビニル共重合体の水溶液を得た。この水溶性ビニル共重合体を分析したところ、ポリエーテルエステル単量体(P−1)から形成された構成単位を33モル%、メタクリル酸ナトリウムから形成された構成単位を61モル%、メタリルスルホン酸ナトリウムから形成された構成単位を6モル%の割合で有する数平均分子量9200の水溶性ビニル共重合体(D−2)であった。
実施例1或は2{水溶性ビニル共重合体(D−1)或は(D−2)の製造}と同様にして、実施例3〜14{水溶性ビニル共重合体(D−3)〜(D−14)の製造}を行なった。
以上で製造した各水溶性ビニル共重合体(D−1)〜(D−14)の内容を表4にまとめて示した。
a:ポリエーテルエステル単量体/モル%
b:メタクリル酸
c:メタクリル酸ナトリウム
d:メタリルスルホン酸ナトリウム
ポリエーテルエステル単量体(P−1)200gを試験区分2で得たポリエーテルエステル単量体(R−11)200gに代えた以外、実施例1{水溶性ビニル共重合体(D−1)の製造}と同様にして、比較例1{水溶性ビニル共重合体(DR−1)の製造}を行なった。
ポリエーテルエステル単量体(P−1)200gを試験区分2で得たポリエーテルエステル単量体(T−1)200gに代えた以外、実施例1{水溶性ビニル共重合体(D−1)の製造}と同様にして、比較例2{水溶性ビニル共重合体(DT−1)の製造}を行なった。
ポリエーテルエステル単量体(P−1)200gを試験区分1で得たポリエーテルエステル単量体(T−1)200gに代えた以外、実施例2{水溶性ビニル共重合体(D−2)の製造}と同様にして、比較例3{水溶性ビニル共重合体(DT−2)の製造}を行なった。
・コンクリートの調製
表5に記載の調合条件で、各試験例のコンクリートを次のように調製した。50Lのパン型強制練りミキサーに普通ボルトランドセメント(比重=3.16、ブレーン値3300)、細骨材(大井川水系砂、比重=2.63)及び粗骨材(岡崎産砕石、比重=2.63)を順次投入して15秒間空練りした。次いで各試験例いずれも目標スランプが21±1cmの範囲に入るよう、試験区分3で製造したセメント分散剤用の水溶性ビニル共重合体を、セメントに対し固形分換算で0.1〜1.5重量%の範囲内にて練り混ぜ水とともに添加し、2分間練り混ぜた。この際、各試験例いずれも目標空気量が4.0〜5.0%となるよう空気量調整剤を添加した。
調製した各試験例のコンクリートについて、次のように評価した。結果を表6にまとめて示した。
スランプ:練り混ぜ直後、60分静置後に、JIS−A1101に準拠して測定した。
スランプ残存率:(60分後のスランプ/直後のスランプ)×100
空気量:JIS−A1128に準拠して測定した。
圧縮強度:JIS−A1108に準拠して測定した。
セメント分散剤の添加量:セメント100部に対する水溶性ビニル共重合体の固形分換算の添加部
Claims (13)
- 下記の第1工程及び第2工程を経ることを特徴とするセメント分散剤用水溶性ビニル共重合体の製造方法。
第1工程:残留遊離酸の酢酸換算濃度が0.03重量%以下となるよう精製処理した下記の化1で示される片末端置換ポリアルキレングリコールと、下記の化2で示される不飽和カルボン酸とを、溶剤の非存在下に、該片末端置換ポリアルキレングリコールの0.03〜0.5重量%に相当する量のp−ベンゾキノン及び/又はフェノチアジンを存在させた加熱及び減圧条件下で、酸触媒を用いて、生成水を留去させつつエステル化反応させ、下記の化3で示されるポリエーテルエステル単量体を得る工程。
第2工程:第1工程で得たポリエーテルエステル単量体と、これと共重合可能なビニル単量体とを、水溶液中でラジカル共重合反応させて、セメント分散剤用水溶性ビニル共重合体を得る工程。
R1:炭素数1〜22のアルキル基、ベンジル基、フェニル基又はアルキル基の炭素数が1〜12のアルキルフェニル基
R2,R3:H又はメチル基
A:オキシエチレン単位のみ又はオキシエチレン単位とオキシプロピレン単位との双方からなるオキシアルキレン単位の繰り返し数が5〜250のポリアルキレングリコールから全ての水酸基を除いた残基) - 第1工程において、残留遊離酸の酢酸換算濃度が0.015重量%以下となるよう精製処理した片末端置換ポリアルキレングリコールと不飽和カルボン酸とをエステル化反応させる請求項1記載のセメント分散剤用水溶性ビニル共重合体の製造方法。
- 第1工程において、酸化アルミニウム及び/又は酸化マグネシウムを含有する吸着材を用いて精製処理した片末端置換ポリアルキレングリコールと不飽和カルボン酸とをエステル化反応させる請求項1又は2記載のセメント分散剤用水溶性ビニル共重合体の製造方法。
- 第1工程において、片末端置換ポリアルキレングリコールと不飽和カルボン酸とを、該片末端置換ポリアルキレングリコール/該不飽和カルボン酸=1/1.5〜1/7(モル比)の割合で用いて、エステル化反応させた後、過剰の該不飽和カルボン酸を留去する請求項1〜3のいずれか一つの項記載のセメント分散剤用水溶性ビニル共重合体の製造方法。
- 第1工程において、片末端置換ポリアルキレングリコールの0.1〜0.25重量%に相当する量のp−ベンゾキノンを存在させる請求項1〜4のいずれか一つの項記載のセメント分散剤用水溶性ビニル共重合体の製造方法。
- 第1工程において、片末端置換ポリアルキレングリコールと不飽和カルボン酸とを、105〜135℃の温度及び15〜0.5kPaの圧力条件下で、エステル化反応させる請求項1〜5のいずれか一つの項記載のセメント分散剤用水溶性ビニル共重合体の製造方法。
- 第1工程において、片末端置換ポリアルキレングリコールと不飽和カルボン酸とを、105〜135℃の温度範囲内にて徐々に或は段階的に昇温し、また15〜0.5kPaの圧力範囲内にて徐々に或は段階的に減圧した条件下で、エステル化反応させる請求項1〜5のいずれか一つの項記載のセメント分散剤用水溶性ビニル共重合体の製造方法。
- 第1工程において、酸触媒を、片末端置換ポリアルキレングリコールと不飽和カルボン酸との合計量に対し0.2〜1.5重量%の割合で用いる請求項1〜7のいずれか一つの項記載のセメント分散剤用水溶性ビニル共重合体の製造方法。
- 第1工程において、片末端置換ポリアルキレングリコールとして、化1中のAがオキシエチレン単位のみからなる場合のものを用いる請求項1〜8のいずれか一つの項記載のセメント分散剤用水溶性ビニル共重合体の製造方法。
- 第1工程において、片末端置換ポリアルキレングリコールとして、化1中のR1が炭素数1〜3のアルキル基である場合のものを用いる請求項1〜9のいずれか一つの項記載のセメント分散剤用水溶性ビニル共重合体の製造方法。
- 第1工程において、不飽和カルボン酸として、化2中のR2がH、R3がメチル基である場合のものを用いる請求項1〜10のいずれか一つの項記載のセメント分散剤用水溶性ビニル共重合体の製造方法。
- 第2工程において、ビニル単量体として、(メタ)アクリル酸及び/又はその塩を用いる請求項1〜11のいずれか一つの項記載のセメント分散剤用水溶性ビニル共重合体の製造方法。
- 第2工程において、ビニル単量体として、(メタ)アクリル酸及び/又はその塩と、メタリルスルホン酸塩とを用いる請求項1〜11のいずれか一つの項記載のセメント分散剤用水溶性ビニル共重合体の製造方法。
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