JP2001146447A - セメント分散剤の製造法 - Google Patents

セメント分散剤の製造法

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JP2001146447A JP32657999A JP32657999A JP2001146447A JP 2001146447 A JP2001146447 A JP 2001146447A JP 32657999 A JP32657999 A JP 32657999A JP 32657999 A JP32657999 A JP 32657999A JP 2001146447 A JP2001146447 A JP 2001146447A
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meth
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cement
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Haruyuki Sato
治之 佐藤
Seiya Minou
晴也 美納
Koji Koyanagi
幸司 小柳
Kengo Shibata
賢吾 柴田
Masaru Sakata
勝 坂田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より分散性能に優れたセメント分散剤を得
ることができる製造法を提供する。 【解決手段】 ポリアルキレングリコール(メタ)アク
リレート及び/又はポリアルキレングリコール(メタ)
アリルエーテルと、(メタ)アクリル酸及び/又はマレ
イン酸系単量体とを共重合反応させてセメント分散剤を
得るにあたり、重合溶媒として、25℃における溶存酸素
濃度が0.01〜4.0mg/kgの水系溶液を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セメント分散剤の
製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリカルボン酸系重合体はセメント用分
散剤として有用であり、それに関する種々の技術が提案
されている。例えば、特公昭59-18338号公報には、ポリ
アルキレングリコールモノ(メタ)アクリル酸エステル
系単量体及び(メタ)アクリル酸系単量体、さらにこれ
らの単量体と共重合可能な単量体を特定の比率で反応さ
せることによって製造された共重合体を含むものが開示
され、特開平5-238795号公報には、ポリアルキレングリ
コールジエステル系単量体と解離基を有する単量体を重
合して得られる共重合体を含むものが開示され、特開平
8-12396号公報には、ポリアルキレングリコールエステ
ル単量体と特定の単量体との共重合体を含むものが開示
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、より
分散性能に優れたセメント分散剤を得ることができる製
造法を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、水系溶液を重
合溶媒として、ポリアルキレングリコール(メタ)アク
リレート及び/又はポリアルキレングリコール(メタ)
アリルエーテル〔以下単量体(A)という〕と、(メタ)
アクリル酸系単量体及び/又はマレイン酸系単量体
「〔以下単量体(B)という〕とを含有する単量体混合物
を共重合反応させるセメント分散剤の製造法であって、
前記重合溶媒の25℃における溶存酸素濃度が0.01〜4.0m
g/kgであるセメント分散剤の製造法に関する。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明では、単量体(A)と(B)との
重合溶媒として、25℃における溶存酸素濃度が0.01〜4.
0mg/kg、好ましくは0.05〜2.5mg/kgの水系溶液を用い
る。ここで、溶存酸素濃度は、蛍光式酸素計(FO-960:
株式会社A.S.R製)により25℃において測定されたもの
をいう。なお、重合溶媒に単量体を添加後、窒素置換等
を行う場合には、単量体をも含んだ系の溶存酸素濃度と
する。重合溶媒となる水系溶液の溶存酸素濃度の調整
は、重合反応槽で行ってもよく、予め溶存酸素量を調整
したものを用いてもよく、これらの場合は、撹拌下窒素
を十分に流通させる、減圧と窒素置換とを十分に繰り返
す等の方法により行うことができる。なお、運転効率の
点より、水系溶液を重合槽に移送する配管内で窒素を混
合して溶存酸素濃度を調整するのが好ましく、特に配管
の途中に静止型混合機を設置するのが好ましい。この静
止型混合機としては、ニュースタティックミキサー(東
京日進ジャバラ株式会社製)、ラモンドスーパーミキサ
ー(環境科学工業株式会社製)、ノリタケスタティック
ミキサー(株式会社ノリタケリミテド製)等の市販のも
のを用いることができる。
【0006】本発明に用いられる単量体(A)としては、
下記一般式(1)で表される化合物から選ばれる一種以
上の化合物が好ましい。
【0007】
【化3】
【0008】(式中、 R11,R12:水素原子又はメチル基 R13:水素原子又は-COO(AO)nX m11:0〜2の整数 AO:炭素数2〜4のアルキレンオキシド基又はスチレン
オキシド基、好ましくは炭素数2〜3のアルキレンオキ
シド基 p:0又は1 n:2〜300の数 X:水素原子又は炭素数1〜18のアルキル基、好ましく
は水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基 を表す。)。
【0009】一般式(1)で表される単量体としては、
メトキシポリエチレングリコール、メトキシポリプロピ
レングリコール、メトキシポリスチレングリコール、エ
トキシポリエチレンポリプロピレングリコール等の片末
端アルキル封鎖ポリアルキレングリコールと(メタ)ア
クリル酸、マレイン酸とのエステル化物や(メタ)アリ
ルアルコールとのエーテル化物、及び(メタ)アクリル
酸、マレイン酸、(メタ)アリルアルコールへのエチレ
ンオキシド、プロピレンオキシド、スチレンオキシド付
加物が好ましく用いられる。好ましくは、R13が水素原
子であり、且つpが1、m11が0のものである。より好ま
しくは炭素数1〜3のアルコキシ、特にはメトキシポリ
エチレングリコールと(メタ)アクリル酸とのエステル
化物である。ポリアルキレングリコールの平均付加モル
数は2〜300モルの範囲が流動性及び流動保持性に優れ
るため好ましく、2〜150モル、更には5〜130モルの範
囲がより好ましい。なお例えば平均付加モル数の異なる
二種以上の単量体を用いてもよい。
【0010】また、単量体(B)としては、下記一般式
(2)で表される化合物の中から選ばれる一種類以上の
化合物が好ましい。
【0011】
【化4】
【0012】(式中、 R21〜R23:水素原子、メチル基又はM2O(CO)(CH2)m21-で
あり、M2O(CO)(CH2)m21-はCOOM1又は他のM2O(CO)(CH2)
m21-と無水物を形成していてもよく、その場合、それら
の基のM1,M2は存在しない。 M1,M2:水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、
アンモニウム、水酸基が置換されていてもよいモノ、
ジ、トリアルキルアンモニウム m21:0〜2の整数を表す。)。
【0013】一般式(2)で表される単量体としては、
(メタ)アクリル酸、クロトン酸等のモノカルボン酸系
単量体、マレイン酸、イタコン酸、フマル酸等のジカル
ボン酸系単量体、又はこれらの無水物もしくは塩、具体
的はアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウ
ム塩、水酸基が置換されていてもよいモノ、ジ、トリア
ルキル(炭素数2〜6が好ましい。)アンモニウム塩が
好ましく、より好ましくは(メタ)アクリル酸、マレイ
ン酸、無水マレイン酸又はこれらのアルカリ金属塩であ
り、更に好ましくは(メタ)アクリル酸又はこれらのア
ルカリ金属塩である。
【0014】更に、本発明の効果を損なわない範囲内で
他の共重合可能な単量体、例えば、アクリロニトリル、
アクリルアミド、メタクリルアミド、スチレン、水酸基
が置換していてもよい炭素数1〜4のアルキル(メタ)
アクリル酸エステル、スチレンスルホン酸、メタリルス
ルホン酸又はこれらの金属塩等を反応させてもよい。し
かしながら、一般式(1)、(2)の単量体が全単量体
中の50重量%以上、特に80重量%以上を占めることが好
ましい。特に好ましくは、実質的に単量体(1)と
(2)とを用いることである。
【0015】共重合体を構成する単量体(1)、単量体
(2)の反応単位は、(1)0.1〜90モル%、(2)10
〜99.9モル%の範囲が、流動性、流動保持性に優れ好ま
しい。更に(1)1〜70モル%、(2)30〜99モル%、
特に(1)10〜60モル%、(2)40〜90モル%が、流動
性、流動保持性に極めて優れ、しかもセメントの粘性も
著しく低減され好ましい。
【0016】重合溶媒である、25℃における溶存酸素濃
度が0.01〜4.0mg/kg、好ましくは0.05〜2.5mg/kgの水系
溶液は、単量体総重量に対して、0.1〜5重量倍、特に
0.5〜3.5重量倍の比率で用いることが好ましい。なお、
水系溶液とは、水もしくは水を50%以上含有する溶液で
あり、水と均一に混合し得るメタノール、イソプロパノ
ール等の低級アルコールやアセトン、メチルエチルケト
ン等のケトン類が混合されていてもよい。
【0017】本発明の共重合反応は、回分式でも連続式
でも行うことができ、上記特定の重合溶媒を用いる以外
は公知の方法に準じて行うことができる。反応温度は30
〜105℃、特に40〜90℃が好ましい。
【0018】本発明では、単量体(B)として(メタ)ア
クリル酸系単量体を用い、単量体(A)、(B)を、反応器に
連続的(断続的も含む)に供給しながら共重合反応を行
う場合は、単量体総量の30重量%の単量体を供給した時
点で、(メタ)アクリル酸系単量体の反応率が30〜80
%、更に35〜70%であることが好ましい。(メタ)アク
リル酸系単量体の反応率は、反応液中に残存する(メ
タ)アクリル酸系単量体の量をHPLCで測定し、下式によ
り求めたものをいう。 反応率(%)=〔(メタ)アクリル酸系単量体の供給量
−残存する(メタ)アクリル酸系単量体の重量〕/(メ
タ)アクリル酸系単量体の供給量×100 なお、反応率は、反応温度、重合開始剤の種類及び量、
水系溶液の溶存酸素濃度等を調整することにより制御で
きる。
【0019】本発明の共重合反応では、過硫酸塩、アゾ
化合物等の重合開始剤や低級アルキルメルカプタン、2
−メルカプトエタノール等のチオール類等の連鎖移動
剤、重合促進剤等を使用する。
【0020】本発明の製造方法により得られる共重合体
は、酸型のままでもセメント用分散剤として使用するこ
とができるが、酸性によるエステルの加水分解を抑制す
る観点から、アルカリによる中和によって塩の形にする
ことが好ましい。このアルカリとしては、アルカリ金属
又はアルカリ土類金属の水酸化物、アンモニア、モノ、
ジ又はトリアルキル(炭素数2〜6が好ましい。)アミ
ン、モノ、ジ又はトリアルカノール(炭素数2〜6が好
ましい。)アミン等を挙げることができる。
【0021】本発明の製造方法により得られる共重合体
は、ポルトランドセメント、アルミナセメント、各種混
合セメント等の水硬セメント、石膏等のセメント以外の
水硬材料等の分散剤として用いることができる。
【0022】
【実施例】実施例1 ガラス製反応容器に水304重量部を仕込み、撹拌下長時
間窒素置換を行い、水の溶存酸素濃度を25℃において0.
2mg/kgとした。次いで、全仕込合計1000重量部当たり3
ml/minの窒素雰囲気下80℃に昇温後、60%メトキシポ
リエチレングリコールメタクリレート(エチレンオキシ
ド平均付加モル数115)水溶液を600重量部、メタクリル
酸24重量部の混合液と15%2−メルカプトエタノール水
溶液13.6重量部と15%過硫酸アンモニウム水溶液26.5重
量部の3液を同時に90分かけて滴下した。次に15%過硫
酸アンモニウム水溶液10.6重量部を30分かけて滴下し、
80℃で2時間熟成させた。その後、48%水酸化ナトリウ
ム水溶液16.3重量部を加えて中和後、35%過酸化水素水
5重量部を添加し90℃で1時間保持した。
【0023】このようにして得られたセメント分散剤の
セメント分散性能を下記の方法により評価した。結果を
表1に示す。
【0024】(分散性能試験)セメントとして普通ポル
トランドセメント(太平洋セメント株式会社製)900
g、細骨材として千葉県君津産山砂(比重2.61、FM2.7
0)1636g、セメント分散剤1.6g(固形分)を含む水31
5gを用いて、JIS R 5201に準拠しモルタルを調整しタ
ッピングなしでのモルタルの広がりをモルタルフロー値
(mm)とした。
【0025】実施例2 実施例1において、水の溶存酸素濃度を2.1mg/kgにした
以外は同様の方法でセメント分散剤を得た。得られたセ
メント分散剤の分散性能を表1に示す。
【0026】実施例3 実施例1において、水の溶存酸素濃度を3.8mg/kgにした
以外は同様の方法でセメント分散剤を得た。得られたセ
メント分散剤の分散性能を表1に示す。
【0027】比較例1 実施例1において、水の溶存酸素濃度を4.5mg/kgにした
以外は同様の方法でセメント分散剤を得た。得られたセ
メント分散剤の分散性能を表1に示す。
【0028】実施例4 ガラス製反応容器に水520重量部を仕込み、撹拌下長時
間窒素置換を行い、水の溶存酸素濃度を25℃において0.
7mg/kgとした。次いで、全仕込合計1000重量部当たり3
ml/minの窒素雰囲気下53℃に昇温した後、メトキシポ
リエチレングリコールメタクリレート(エチレンオキシ
ド平均付加モル数9)を284重量部、メタクリル酸84重
量部を混合した液と15%3−メルカプトプロピオン酸水
溶液19.7重量部と15%過硫酸アンモニウム水溶液23.5重
量部の3液を同時に90分かけて滴下した。次に15%過硫
酸アンモニウム水溶液6重量部を30分かけて滴下し、53
℃で2時間熟成させた。その後、48%水酸化ナトリウム
水溶液57重量部を加えて中和後、35%過酸化水素水5重
量部を添加し90℃で1時間保持した。得られたセメント
分散剤の分散性能を表1に示す。
【0029】比較例2 実施例4において、水の溶存酸素濃度を5.9mg/kgにした
以外は同様の方法でセメント分散剤を得た。得られたセ
メント分散剤の分散性能を表1に示す。
【0030】実施例5 ガラス製反応容器に水415重量部を仕込み、撹拌下長時
間窒素置換を行い、水の溶存酸素濃度を25℃において0.
4mg/kgとした。次いで、全仕込合計1000重量部当たり3
ml/minの窒素雰囲気下80℃に昇温後、60%メトキシポ
リエチレングリコールメタクリレート(エチレンオキシ
ド平均付加モル数115)水溶液を353重量部、メトキシポ
リエチレングリコールメタクリレート(エチレンオキシ
ド平均付加モル数9)を123重量部、メタクリル酸50重
量部を混合した液と15%2−メルカプトエタノール水溶
液14.7重量部と15%過硫酸アンモニウム水溶液13重量部
の3液を同時に90分かけて滴下した。次に15%過硫酸ア
ンモニウム水溶液6重量部を30分かけて滴下し、80℃で
2時間熟成させた。その後、48%水酸化ナトリウム水溶
液19重量部を加えて中和後、35%過酸化水素水5.5重量
部を添加し90℃で1時間保持した。得られたセメント分
散剤の分散性能を表1に示す。
【0031】比較例3 実施例5において、水の溶存酸素濃度を6.5mg/kgにした
以外は同様の方法でセメント分散剤を得た。得られたセ
メント分散剤の分散性能を表1に示す。
【0032】実施例6 水415重量部を水に対して3容量倍の窒素とをニュース
タティックミキサー(東京日進ジャバラ株式会社)を用
いて混合し、実施例1と同様のガラス製反応容器に投入
した。この水の溶存酸素濃度を測定したところ25℃にお
いて0.1mg/kgであった。続いて実施例5と同様の方法で
セメント分散剤を得た。得られたセメント分散剤の分散
性能を表1に示す。
【0033】実施例7 ガラス製反応容器に水333重量部を仕込み、撹拌下長時
間窒素置換を行い、水の溶存酸素濃度を25℃において0.
2mg/kgとした。次いで、全仕込合計1000重量部あたり3
ml/minの窒素雰囲気下65℃に昇温した後、60%メトキ
シポリエチレングリコールメタクリレート(エチレンオ
キシド平均付加モル数115)水溶液を563重量部、メタク
リル酸34重量部、アクリル酸メチル16.9重量部の混合液
と15%メルカプトコハク酸水溶液28重量部と15%2,2'−
アゾビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩水溶液11.8
重量部の3液を同時に90分かけて滴下し、65℃で180分
熟成させた。次に、48%水酸化ナトリウム水溶液13重量
部を加えて中和後冷却した。得られたセメント分散剤の
分散性能を表1に示す。
【0034】比較例4 実施例7において、水の溶存酸素濃度を5.2mg/kgにした
以外は同様の方法でセメント分散剤を得た。得られたセ
メント分散剤の分散性能を表1に示す。
【0035】実施例8 ガラス製反応容器に水397.6重量部を仕込み、80%ポリ
エチレングリコールモノアリルエーテル(エチレンオキ
シド平均付加モル数25)水溶液を439.1重量部、マレイ
ン酸77.5重量部を仕込み、48%NaOH水溶液27.8重量部を
滴下した後に窒素置換を行った。この水溶液の25℃での
溶存酸素濃度は0.5mg/kgであった。次いで窒素雰囲気下
70℃まで昇温し、15%過硫酸アンモニウム水溶液49.3重
量部を6時間かけて滴下し、70℃で4時間熟成しセメン
ト分散剤を得た。得られたセメント分散剤の分散性能を
表1に示す。
【0036】
【表1】
【0037】(注)表中の記号は以下の意味であり、n
はオキシアルキレン基の平均付加モル数である。 ・MPEGMAA:メトキシポリエチレングリコールモノメタ
クリレート ・ALPEG:ポリエチレングリコールモノアリルエーテル ・APS:過硫酸アンモニウム ・V-50:2,2'−アゾビス(2−アミジノプロパン)二塩
酸塩 ・2-ME:2−メルカプトエタノール ・MPA:3−メルカプトプロピオン酸 ・Msuc:メルカプトコハク酸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08F 216/12 C08F 216/12 220/04 220/04 220/26 220/26 222/02 222/02 222/06 222/06 290/06 290/06 // C04B 103:40 C04B 103:40 (72)発明者 小柳 幸司 和歌山県和歌山市湊1334 花王株式会社研 究所内 (72)発明者 柴田 賢吾 和歌山県和歌山市湊1334 花王株式会社研 究所内 (72)発明者 坂田 勝 和歌山県和歌山市湊1334 花王株式会社研 究所内 Fターム(参考) 4J011 AA05 DB03 DB27 HA02 HA08 4J027 AC02 AC03 AC04 AC06 AC07 BA04 BA05 BA06 BA07 BA08 BA13 BA14 CB02 4J100 AE09P AJ02Q AJ03Q AJ09Q AJ10Q AK32Q AL08P BA03P BA07P BA08P BA17Q BA18Q BA32Q BC43P CA04 EA06 FA19 FA27 FA30 JA15

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水系溶液を重合溶媒として、ポリアルキ
    レングリコール(メタ)アクリレート及び/又はポリア
    ルキレングリコール(メタ)アリルエーテル〔以下単量
    体(A)という〕と、(メタ)アクリル酸系単量体及び/
    又はマレイン酸系単量体〔以下単量体(B)という〕とを
    含有する単量体混合物を共重合反応させるセメント分散
    剤の製造法であって、前記重合溶媒の25℃における溶存
    酸素濃度が0.01〜4.0mg/kgであるセメント分散剤の製造
    法。
  2. 【請求項2】 単量体(A)が下記一般式(1)で表され
    る化合物から選ばれる一種以上の化合物である請求項1
    記載のセメント分散剤の製造法。 【化1】 (式中、 R11,R12:水素原子又はメチル基 R13:水素原子又は-COO(AO)nX m11:0〜2の整数 AO:炭素数2〜4のアルキレンオキシド基又はスチレン
    オキシド基 p:0又は1 n:2〜300の数 X:水素原子又は炭素数1〜18のアルキル基 を表す。)
  3. 【請求項3】 単量体(B)が下記一般式(2)で表され
    る化合物から選ばれる一種以上の化合物である請求項1
    又は2記載のセメント分散剤の製造方法。 【化2】 (式中、 R21〜R23:水素原子、メチル基又はM2O(CO)(CH2)m21-で
    あり、M2O(CO)(CH2)m21-はCOOM1又は他のM2O(CO)(CH2)
    m21-と無水物を形成していてもよく、その場合、それら
    の基のM1,M2は存在しない。 M1,M2:水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、
    アンモニウム、水酸基が置換されていてもよいモノ、
    ジ、トリアルキルアンモニウム m21:0〜2の整数を表す。)
  4. 【請求項4】 単量体(B)が(メタ)アクリル酸系単量
    体であり、単量体混合物の共重合反応を単量体(A)、(B)
    を連続的に供給しながら行い、且つ単量体総量の30重量
    %の単量体を供給した時点での(メタ)アクリル酸系単
    量体の反応率が30〜80%である請求項1〜3の何れか1
    項記載のセメント分散剤の製造法。
  5. 【請求項5】 重合溶媒となる水系溶液と窒素とを、静
    止型混合機を用いて混合することにより、水の溶存酸素
    濃度を調整する請求項1〜4の何れか1項記載のセメン
    ト分散剤の製造法。
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