JP2000128600A - セメント添加剤用ポリカルボン酸の製造方法 - Google Patents
セメント添加剤用ポリカルボン酸の製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 減水性能の優れたセメント添加剤用ポリカル
ボン酸を製造する方法の提供。 【解決手段】 ポリアルキレングリコールモノアルケニ
ルエーテル単量体(I)とマレイン酸系単量体(II)
とを必須成分として含むとともに、これらの単量体
(I)、(II)と共重合可能なその他の単量体(II
I)をさらに含むことがある単量体成分を重合開始剤の
存在下で共重合させてポリカルボン酸を得るに当たり、
重合開始剤として水溶性アゾ系開始剤を用いるか、反応
容器に重合開始剤の少なくとも50重量%を投入後、そ
の時点から共重合終了までの1/10の時間が経過する
までに全単量体の少なくとも50重量%を反応容器に投
入し終えるとともに、水系溶媒を用いて共重合を行う
か、或いはこれらを併用する。
ボン酸を製造する方法の提供。 【解決手段】 ポリアルキレングリコールモノアルケニ
ルエーテル単量体(I)とマレイン酸系単量体(II)
とを必須成分として含むとともに、これらの単量体
(I)、(II)と共重合可能なその他の単量体(II
I)をさらに含むことがある単量体成分を重合開始剤の
存在下で共重合させてポリカルボン酸を得るに当たり、
重合開始剤として水溶性アゾ系開始剤を用いるか、反応
容器に重合開始剤の少なくとも50重量%を投入後、そ
の時点から共重合終了までの1/10の時間が経過する
までに全単量体の少なくとも50重量%を反応容器に投
入し終えるとともに、水系溶媒を用いて共重合を行う
か、或いはこれらを併用する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セメント添加剤用
ポリカルボン酸の製造方法に関する。
ポリカルボン酸の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】昨今のコンクリート業界では、コンクリ
ート建造物の耐久性と強度の向上が強く求められるとと
もに、単位水量の低減が重要な課題であり、高性能AE
(空気連行)減水剤の開発が各混和剤メーカーで精力的
に行われている。これらの中で、ポリカルボン酸系高性
能AE減水剤は、他のナフタレン系等の高性能AE減水
剤では達成できない極めて高い減水性を発揮するという
優れた特徴を有する故に、多くの提案がある。たとえ
ば、特願平09−349708号では、ポリアルキレン
グリコールモノアルケニルエーテル系単量体(I)とマ
レイン酸系単量体(II)とを必須成分として含むとと
もに、これらの単量体(I)、(II)と共重合可能な
その他の単量体(III)をさらに含むことがある単量
体成分を共重合してなるポリカルボン酸を主成分とする
セメント分散剤が提案されているが、その減水性はいま
だ充分ではない。
ート建造物の耐久性と強度の向上が強く求められるとと
もに、単位水量の低減が重要な課題であり、高性能AE
(空気連行)減水剤の開発が各混和剤メーカーで精力的
に行われている。これらの中で、ポリカルボン酸系高性
能AE減水剤は、他のナフタレン系等の高性能AE減水
剤では達成できない極めて高い減水性を発揮するという
優れた特徴を有する故に、多くの提案がある。たとえ
ば、特願平09−349708号では、ポリアルキレン
グリコールモノアルケニルエーテル系単量体(I)とマ
レイン酸系単量体(II)とを必須成分として含むとと
もに、これらの単量体(I)、(II)と共重合可能な
その他の単量体(III)をさらに含むことがある単量
体成分を共重合してなるポリカルボン酸を主成分とする
セメント分散剤が提案されているが、その減水性はいま
だ充分ではない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明が解決
しようとする課題は、減水性能の優れたセメント添加剤
用ポリカルボン酸を製造する方法を提供することにあ
る。
しようとする課題は、減水性能の優れたセメント添加剤
用ポリカルボン酸を製造する方法を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するため、鋭意検討、実験を重ねた結果、前記共重
合における反応条件の選択が重要であって、重合開始剤
として水溶性アゾ系開始剤を選ぶか、あるいは、反応原
料を反応初期に大量に仕込み、かつ、水系溶媒を用いて
共重合を行うか、あるいは、これらを併用すると、得ら
れたポリカルボン酸が高い減水性を示すことを見い出
し、本発明を完成した。
解決するため、鋭意検討、実験を重ねた結果、前記共重
合における反応条件の選択が重要であって、重合開始剤
として水溶性アゾ系開始剤を選ぶか、あるいは、反応原
料を反応初期に大量に仕込み、かつ、水系溶媒を用いて
共重合を行うか、あるいは、これらを併用すると、得ら
れたポリカルボン酸が高い減水性を示すことを見い出
し、本発明を完成した。
【0005】すなわち、本発明にかかるセメント添加剤
用ポリカルボン酸の製造方法は、ポリアルキレングリコ
ールモノアルケニルエーテル単量体(I)とマレイン酸
系単量体(II)とを必須成分として含むとともに、こ
れらの単量体(I)、(II)と共重合可能なその他の
単量体(III)をさらに含むことがある単量体成分を
重合開始剤の存在下で共重合させてポリカルボン酸を得
るに当たり、下記(1)〜(3)のいずれかを特徴とす
る。
用ポリカルボン酸の製造方法は、ポリアルキレングリコ
ールモノアルケニルエーテル単量体(I)とマレイン酸
系単量体(II)とを必須成分として含むとともに、こ
れらの単量体(I)、(II)と共重合可能なその他の
単量体(III)をさらに含むことがある単量体成分を
重合開始剤の存在下で共重合させてポリカルボン酸を得
るに当たり、下記(1)〜(3)のいずれかを特徴とす
る。
【0006】(1)前記重合開始剤として水溶性アゾ系
開始剤を用いる。 (2)反応容器に重合開始剤の少なくとも50重量%を
投入後、その時点から共重合終了までの1/10の時間
が経過するまでに、全単量体の少なくとも50重量%を
反応容器に投入し終えるとともに、水系溶媒を用いて共
重合を行う。 (3)上記(1)と(2)の併用。
開始剤を用いる。 (2)反応容器に重合開始剤の少なくとも50重量%を
投入後、その時点から共重合終了までの1/10の時間
が経過するまでに、全単量体の少なくとも50重量%を
反応容器に投入し終えるとともに、水系溶媒を用いて共
重合を行う。 (3)上記(1)と(2)の併用。
【0007】なお、前記単量体(I)は、下記一般式
(1)で示される。
(1)で示される。
【0008】
【化7】
【0009】(式(1)中、R1 は炭素数2〜5のアル
ケニル基を表し、R2 Oは炭素数2〜18のオキシアル
キレン基の1種又は2種以上の混合物を表し、2種以上
の場合はブロック状に付加していてもランダム状に付加
していても良く、R3 は水素又は炭素数1〜30のアル
キル基、フェニル基又はアルキルフェニル基(アルキル
フェニル基中のアルキル基の炭素数は1〜30である)
を表し、pはオキシアルキレン基の平均付加モル数であ
り1〜300の整数を表す。)また、前記単量体(I
I)は、下記一般式(2)で示される。
ケニル基を表し、R2 Oは炭素数2〜18のオキシアル
キレン基の1種又は2種以上の混合物を表し、2種以上
の場合はブロック状に付加していてもランダム状に付加
していても良く、R3 は水素又は炭素数1〜30のアル
キル基、フェニル基又はアルキルフェニル基(アルキル
フェニル基中のアルキル基の炭素数は1〜30である)
を表し、pはオキシアルキレン基の平均付加モル数であ
り1〜300の整数を表す。)また、前記単量体(I
I)は、下記一般式(2)で示される。
【0010】
【化8】
【0011】(式(2)中、M1 、M2 はそれぞれ独立
に水素、一価金属、二価金属、アンモニウム又は有機ア
ミンを表し、Xは−OM2 又は−Y−(R4 O)q R5
を表し、Yは−O−又は−NH−を表し、R4 Oは炭素
数2〜18のオキシアルキレン基の1種又は2種以上の
混合物を表し、2種以上の場合はブロック状に付加して
いてもランダム状に付加していても良く、R5 は水素、
炭素数1〜30のアルキル基、フェニル基、アミノアル
キル基、アルキルフェニル基又はヒドロキシルアルキル
基(アミノアルキル基、アルキルフェニル基、ヒドロキ
シルアルキル基中のアルキル基の炭素数は1〜30であ
る)を表し、qはオキシアルキレン基の平均付加モル数
であり、0〜300の整数を表す。但し、M1 が結合し
ている酸素と、Xが結合している炭素とが結合して酸無
水物基(−CO−O−CO−)を構成しているものを含
む。この場合M1 とXは存在しない。)
に水素、一価金属、二価金属、アンモニウム又は有機ア
ミンを表し、Xは−OM2 又は−Y−(R4 O)q R5
を表し、Yは−O−又は−NH−を表し、R4 Oは炭素
数2〜18のオキシアルキレン基の1種又は2種以上の
混合物を表し、2種以上の場合はブロック状に付加して
いてもランダム状に付加していても良く、R5 は水素、
炭素数1〜30のアルキル基、フェニル基、アミノアル
キル基、アルキルフェニル基又はヒドロキシルアルキル
基(アミノアルキル基、アルキルフェニル基、ヒドロキ
シルアルキル基中のアルキル基の炭素数は1〜30であ
る)を表し、qはオキシアルキレン基の平均付加モル数
であり、0〜300の整数を表す。但し、M1 が結合し
ている酸素と、Xが結合している炭素とが結合して酸無
水物基(−CO−O−CO−)を構成しているものを含
む。この場合M1 とXは存在しない。)
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の製造方法に従ってポリカ
ルボン酸(以下、これを「共重合体A」と称することが
ある)を製造するために共重合させる単量体成分は、ポ
リアルキレングリコールモノアルケニルエーテル単量体
(I)とマレイン酸系単量体(II)とを必須成分とし
て含む。
ルボン酸(以下、これを「共重合体A」と称することが
ある)を製造するために共重合させる単量体成分は、ポ
リアルキレングリコールモノアルケニルエーテル単量体
(I)とマレイン酸系単量体(II)とを必須成分とし
て含む。
【0013】上記単量体成分の必須成分の一つとして用
いられるポリアルキレングリコールモノアルケニルエー
テル単量体(I)は、前記一般式(1)で示されるもの
である。前記一般式(1)中、R1 は炭素数2〜5のア
ルケニル基であり、その具体例としては、ビニル基、ア
リル基、メタリル基、3−メチル−3−ブテニル基、3
−メチル−2−ブテニル基、1,1−ジメチル−2−プ
ロペニル基等が挙げられる。
いられるポリアルキレングリコールモノアルケニルエー
テル単量体(I)は、前記一般式(1)で示されるもの
である。前記一般式(1)中、R1 は炭素数2〜5のア
ルケニル基であり、その具体例としては、ビニル基、ア
リル基、メタリル基、3−メチル−3−ブテニル基、3
−メチル−2−ブテニル基、1,1−ジメチル−2−プ
ロペニル基等が挙げられる。
【0014】R2 Oは炭素数2〜18のオキシアルキレ
ン基の1種又は2種以上の混合物を表し、2種以上の場
合はブロック状に付加していてもランダム状に付加して
いても良い。その具体例としては、オキシエチレン基、
オキシプロピレン基、オキシブチレン基、オキシテトラ
メチレン基、オキシスチレン基、オキシドデシレン基、
オキシテトラデシレン基、オキシヘキサデシレン基、オ
キシオクタデシレン基等が挙げられ、これらの中でも特
に炭素数2〜4のオキシアルキレン基が好ましい。
ン基の1種又は2種以上の混合物を表し、2種以上の場
合はブロック状に付加していてもランダム状に付加して
いても良い。その具体例としては、オキシエチレン基、
オキシプロピレン基、オキシブチレン基、オキシテトラ
メチレン基、オキシスチレン基、オキシドデシレン基、
オキシテトラデシレン基、オキシヘキサデシレン基、オ
キシオクタデシレン基等が挙げられ、これらの中でも特
に炭素数2〜4のオキシアルキレン基が好ましい。
【0015】R3 は水素又は炭素数1〜30のアルキル
基、フェニル基又はアルキルフェニル基(アルキルフェ
ニル基中のアルキル基の炭素数は1〜30である)を表
し、その具体例としては、水素;メチル基、エチル基、
プロピル基、ブチル基、オクチル基、2−エチル−1−
ヘキシル基、ノニル基、ラウリル基、セチル基、ステア
リル基等の炭素数1〜30の脂肪族アルキル基;シクロ
ヘキシル基等の炭素数3〜30の脂環族アルキル基;フ
ェニル基;フェニルメチル基(ベンジル基)等のフェニ
ル基を有するアルキル基;メチルフェニル基、p−エチ
ルフェニル基、ジメチルフェニル基、p−t−ブチルフ
ェニル基、ノニルフェニル基、ドデシルフェニル基等の
アルキルフェニル基;ビフェニル基、ナフチル基等のベ
ンゼン環を有するフェニル基等が挙げられる。
基、フェニル基又はアルキルフェニル基(アルキルフェ
ニル基中のアルキル基の炭素数は1〜30である)を表
し、その具体例としては、水素;メチル基、エチル基、
プロピル基、ブチル基、オクチル基、2−エチル−1−
ヘキシル基、ノニル基、ラウリル基、セチル基、ステア
リル基等の炭素数1〜30の脂肪族アルキル基;シクロ
ヘキシル基等の炭素数3〜30の脂環族アルキル基;フ
ェニル基;フェニルメチル基(ベンジル基)等のフェニ
ル基を有するアルキル基;メチルフェニル基、p−エチ
ルフェニル基、ジメチルフェニル基、p−t−ブチルフ
ェニル基、ノニルフェニル基、ドデシルフェニル基等の
アルキルフェニル基;ビフェニル基、ナフチル基等のベ
ンゼン環を有するフェニル基等が挙げられる。
【0016】pはオキシアルキレン基の平均付加モル数
であり1〜300の整数を表す。単量体(I)の具体例
としては、特に限定はされないが、たとえば、ビニルア
ルコール、アリルアルコール、メタリルアルコール、3
−メチル−3−ブテン−1−オール、3−メチル−2−
ブテン−1−オール、2−メチル−3−ブテン−2−オ
ール等の不飽和アルコールにアルキレンオキシドを平均
1〜300モル付加した化合物等を挙げることができ、
これらの1種又は2種以上を用いることができる。
であり1〜300の整数を表す。単量体(I)の具体例
としては、特に限定はされないが、たとえば、ビニルア
ルコール、アリルアルコール、メタリルアルコール、3
−メチル−3−ブテン−1−オール、3−メチル−2−
ブテン−1−オール、2−メチル−3−ブテン−2−オ
ール等の不飽和アルコールにアルキレンオキシドを平均
1〜300モル付加した化合物等を挙げることができ、
これらの1種又は2種以上を用いることができる。
【0017】本発明の製造方法により得られる共重合体
Aをセメント添加剤に用いる場合、高い減水性能を得る
為には、単量体(I)が含有するポリアルキレングリコ
ール鎖による立体反発と親水性でセメント粒子を分散さ
せることが重要である。その為には、ポリアルキレング
リコール鎖にはオキシエチレン基が多く導入されている
ことが好ましい。また、オキシアルキレン基の平均付加
モル数が1〜300のポリアルキレングリコール鎖を用
いることが好ましいが、重合性と親水性の面からは、オ
キシアルキレン基の平均付加モル数が5〜300もしく
は5〜100のポリアルキレングリコール鎖が適当であ
る。
Aをセメント添加剤に用いる場合、高い減水性能を得る
為には、単量体(I)が含有するポリアルキレングリコ
ール鎖による立体反発と親水性でセメント粒子を分散さ
せることが重要である。その為には、ポリアルキレング
リコール鎖にはオキシエチレン基が多く導入されている
ことが好ましい。また、オキシアルキレン基の平均付加
モル数が1〜300のポリアルキレングリコール鎖を用
いることが好ましいが、重合性と親水性の面からは、オ
キシアルキレン基の平均付加モル数が5〜300もしく
は5〜100のポリアルキレングリコール鎖が適当であ
る。
【0018】前記単量体成分の他の必須成分として用い
られるマレイン酸系単量体(II)は、共重合体Aをセ
メントへ吸着させる成分であり、前記一般式(2)で示
されるものである。上記マレイン酸系単量体の例として
は、特に限定はされないが、マレイン酸と、その誘導体
を挙げることができ、これらの1種又は2種以上を用い
ることができる。マレイン酸の誘導体としては、特に限
定はされないが、たとえば、無水マレイン酸;マレイン
酸と炭素数1〜30のアルコールとのハーフエステル
類;マレイン酸と炭素数1〜30のアミンとのハーフア
ミド類;マレイン酸と炭素数1〜30のアミノアルコー
ルとのハーフアミドもしくはハーフエステル類;これら
のアルコールに炭素数2〜18のオキシアルキレンを平
均1〜300モル付加させた化合物(C)とマレイン酸
とのハーフエステル類;該化合物(C)の片末端の水酸
基をアミノ化した化合物とマレイン酸とのハーフアミド
類;マレイン酸と炭素数2〜18のグリコールもしくは
これらのグリコールの平均付加モル数2〜100のポリ
アルキレングリコールとのハーフエステル;マレアミン
酸と炭素数2〜18のグリコールもしくはこれらのグリ
コールの平均付加モル数2〜100のポリアルキレング
リコールとのハーフアミド;並びに、それらの一価金属
塩、二価金属塩、アンモニウム塩及び有機アミン塩等を
挙げることができ、これらの1種又は2種以上を用いる
ことができる。
られるマレイン酸系単量体(II)は、共重合体Aをセ
メントへ吸着させる成分であり、前記一般式(2)で示
されるものである。上記マレイン酸系単量体の例として
は、特に限定はされないが、マレイン酸と、その誘導体
を挙げることができ、これらの1種又は2種以上を用い
ることができる。マレイン酸の誘導体としては、特に限
定はされないが、たとえば、無水マレイン酸;マレイン
酸と炭素数1〜30のアルコールとのハーフエステル
類;マレイン酸と炭素数1〜30のアミンとのハーフア
ミド類;マレイン酸と炭素数1〜30のアミノアルコー
ルとのハーフアミドもしくはハーフエステル類;これら
のアルコールに炭素数2〜18のオキシアルキレンを平
均1〜300モル付加させた化合物(C)とマレイン酸
とのハーフエステル類;該化合物(C)の片末端の水酸
基をアミノ化した化合物とマレイン酸とのハーフアミド
類;マレイン酸と炭素数2〜18のグリコールもしくは
これらのグリコールの平均付加モル数2〜100のポリ
アルキレングリコールとのハーフエステル;マレアミン
酸と炭素数2〜18のグリコールもしくはこれらのグリ
コールの平均付加モル数2〜100のポリアルキレング
リコールとのハーフアミド;並びに、それらの一価金属
塩、二価金属塩、アンモニウム塩及び有機アミン塩等を
挙げることができ、これらの1種又は2種以上を用いる
ことができる。
【0019】前記単量体成分としては、上記単量体
(I)と(II)が必ず用いられるが、必要に応じ、こ
れらの単量体(I)、(II)と共重合可能なその他の
単量体(III)を単量体(I)、(II)と併用して
もよい。上記単量体(III)としては、特に限定はさ
れないが、たとえば、マレイン酸系単量体以外の不飽和
カルボン酸系単量体を用いることができる。具体的に
は、たとえば、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸な
どの不飽和ジカルボン酸類、並びに、これらの一価金属
塩、二価金属塩、アンモニウム塩、有機アミン塩および
これらの酸と炭素数1〜30のアルキルアルコールおよ
び炭素数2〜18のグリコールもしくはこれらのグリコ
ールの平均付加モル数2〜100のポリアルキレングリ
コールとのモノエステル類、ジエステル類、また、これ
らの酸と炭素数1〜30のアルキルアミンおよび炭素数
2〜18のグリコールの片末端アミノ化物、もしくはこ
れらのグリコールの平均付加モル数2〜100のポリア
ルキレングリコールの片末端アミノ化物とのモノアミ
ド、ジアミド類;マレイン酸と炭素数1〜30のアルキ
ルアルコールおよび炭素数2〜18のグリコールもしく
はこれらのグリコールの平均付加モル数2〜100のポ
リアルキレングリコールとのジエステル類、また、マレ
イン酸と炭素数1〜30のアルキルアミンおよび炭素数
2〜18のグリコールの片末端アミノ化物、もしくはこ
れらのグリコールの平均付加モル数2〜100のポリア
ルキレングリコールの片末端アミノ化物とのジアミド
類;(メタ)アクリル酸等の不飽和モノカルボン酸類、
ならびに、これらの一価金属塩、二価金属塩、アンモニ
ウム塩、有機アミン塩およびこれらの酸と炭素数1〜3
0のアルキルアルコールおよび炭素数2〜18のグリコ
ールもしくはこれらのグリコールの平均付加モル数2〜
100のポリアルキレングリコールとのエステル類、ま
た、炭素数2〜18のグリコールの片末端アミノ化物、
もしくはこれらのグリコールの平均付加モル数2〜10
0のポリアルキレングリコールの片末端アミノ化物との
アミド類等を挙げることができ、これらの1種又は2種
以上を用いることができる。
(I)と(II)が必ず用いられるが、必要に応じ、こ
れらの単量体(I)、(II)と共重合可能なその他の
単量体(III)を単量体(I)、(II)と併用して
もよい。上記単量体(III)としては、特に限定はさ
れないが、たとえば、マレイン酸系単量体以外の不飽和
カルボン酸系単量体を用いることができる。具体的に
は、たとえば、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸な
どの不飽和ジカルボン酸類、並びに、これらの一価金属
塩、二価金属塩、アンモニウム塩、有機アミン塩および
これらの酸と炭素数1〜30のアルキルアルコールおよ
び炭素数2〜18のグリコールもしくはこれらのグリコ
ールの平均付加モル数2〜100のポリアルキレングリ
コールとのモノエステル類、ジエステル類、また、これ
らの酸と炭素数1〜30のアルキルアミンおよび炭素数
2〜18のグリコールの片末端アミノ化物、もしくはこ
れらのグリコールの平均付加モル数2〜100のポリア
ルキレングリコールの片末端アミノ化物とのモノアミ
ド、ジアミド類;マレイン酸と炭素数1〜30のアルキ
ルアルコールおよび炭素数2〜18のグリコールもしく
はこれらのグリコールの平均付加モル数2〜100のポ
リアルキレングリコールとのジエステル類、また、マレ
イン酸と炭素数1〜30のアルキルアミンおよび炭素数
2〜18のグリコールの片末端アミノ化物、もしくはこ
れらのグリコールの平均付加モル数2〜100のポリア
ルキレングリコールの片末端アミノ化物とのジアミド
類;(メタ)アクリル酸等の不飽和モノカルボン酸類、
ならびに、これらの一価金属塩、二価金属塩、アンモニ
ウム塩、有機アミン塩およびこれらの酸と炭素数1〜3
0のアルキルアルコールおよび炭素数2〜18のグリコ
ールもしくはこれらのグリコールの平均付加モル数2〜
100のポリアルキレングリコールとのエステル類、ま
た、炭素数2〜18のグリコールの片末端アミノ化物、
もしくはこれらのグリコールの平均付加モル数2〜10
0のポリアルキレングリコールの片末端アミノ化物との
アミド類等を挙げることができ、これらの1種又は2種
以上を用いることができる。
【0020】上記単量体(III)としては、上記のも
のに限定されず、たとえば、スルホエチル(メタ)アク
リレート、2−メチルプロパンスルホン酸(メタ)アク
リルアミド、スチレンスルホン酸等の不飽和スルホン酸
類、並びに、これらの一価金属塩、二価金属塩、アンモ
ニウム塩及び有機アミン塩;(メタ)アクリルアミド、
(メタ)アクリルアルキルアミド等の不飽和アミド類;
ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート等の不飽和
アミノ化合物類;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等の
ビニルエステル類;スチレン等の芳香族ビニル類等の1
種又は2種以上も用いることができる。
のに限定されず、たとえば、スルホエチル(メタ)アク
リレート、2−メチルプロパンスルホン酸(メタ)アク
リルアミド、スチレンスルホン酸等の不飽和スルホン酸
類、並びに、これらの一価金属塩、二価金属塩、アンモ
ニウム塩及び有機アミン塩;(メタ)アクリルアミド、
(メタ)アクリルアルキルアミド等の不飽和アミド類;
ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート等の不飽和
アミノ化合物類;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等の
ビニルエステル類;スチレン等の芳香族ビニル類等の1
種又は2種以上も用いることができる。
【0021】共重合体Aを得るには、重合開始剤を用い
て前記単量体成分を共重合させる。共重合は、溶液重合
や塊状重合などの公知の方法で行なうことができる。溶
液重合は回分式でも連続式でも行うことができ、その際
に使用される溶媒としては、水;メチルアルコール、エ
チルアルコール、イソプロピルアルコール等のアルコー
ル;アセトン、メチルエチルケトン等のケトン化合物;
テトラヒドロフラン、ジオキサン等の環状エーテル化合
物等が挙げられるが、原料単量体及び得られる共重合体
の溶解性から、水及び炭素数1〜4の低級アルコールよ
りなる群から選ばれた少なくとも1種を用いることが好
ましく、その中でも水を溶媒に用いるのが、脱溶媒工程
を省略できる点で更に好ましい。
て前記単量体成分を共重合させる。共重合は、溶液重合
や塊状重合などの公知の方法で行なうことができる。溶
液重合は回分式でも連続式でも行うことができ、その際
に使用される溶媒としては、水;メチルアルコール、エ
チルアルコール、イソプロピルアルコール等のアルコー
ル;アセトン、メチルエチルケトン等のケトン化合物;
テトラヒドロフラン、ジオキサン等の環状エーテル化合
物等が挙げられるが、原料単量体及び得られる共重合体
の溶解性から、水及び炭素数1〜4の低級アルコールよ
りなる群から選ばれた少なくとも1種を用いることが好
ましく、その中でも水を溶媒に用いるのが、脱溶媒工程
を省略できる点で更に好ましい。
【0022】水溶液重合を行なう場合は、ラジカル重合
開始剤として、水溶性の重合開始剤、たとえば、過硫酸
アンモニウム、過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウム等の
過硫酸塩;過酸化水素;2, 2’−アゾビス−2−メチ
ルプロピオンアミジン塩酸塩、2, 2’−アゾビス−N
−(2−ヒドロキシエチル)−2−メチルプロピオンア
ミジン塩酸塩、2, 2’−アゾビス−2−メチル−N−
フェニルプロピオンアミジン塩酸塩、2, 2’−アゾビ
ス−N−(4−クロロフェニル)−2−メチルプロピオ
ンアミジン塩酸塩、2, 2’−アゾビス−N−(4−ヒ
ドロキシフェニル)−2−メチルプロピオンアミジン塩
酸塩、2, 2’−アゾビス−2−メチル−N−フェニル
メチルプロピオンアミジン塩酸塩、2, 2’−アゾビス
−2−メチル−N−2−プロペニルプロピオンアミジン
塩酸塩、2, 2’−アゾビス−2−メチル−N−
[(1,1−ビスヒドロキシメチル)−2−ヒドロキシ
エチル]プロピオンアミジン、2, 2’−アゾビス−2
−メチル−N−[(1,1−ビスヒドロキシメチル)エ
チル]プロピオンアミジン、2, 2’−アゾビス−2−
メチル−N−(2−ヒドロキシエチル)プロピオンアミ
ジン、2, 2’−アゾビス−2−メチルプロピオンアミ
ジン2水和物等のアゾアミジン化合物、2, 2’−アゾ
ビス−2−(2−イミダゾリン−2−イル)プロパン塩
酸塩、2, 2’−アゾビス−2−(5−メチル−2−イ
ミダゾリン−2−イル)プロパン塩酸塩、2, 2’−ア
ゾビス−2−[1−(2−ヒドロキシエチル)−2−イ
ミダゾリン−2−イル)プロパン塩酸塩、2, 2’−ア
ゾビス−2−(2−イミダゾリン−2−イル)プロパ
ン、2, 2’−アゾビス−2−(3,4,5,6−テト
ラヒドロピリミジン−2−イル)プロパン塩酸塩、2,
2’−アゾビス−2−(5−ヒドロキシ−3,4,5,
6−テトラヒドロピリミジン−2−イル)プロパン塩酸
塩、2, 2’−アゾビス−2−(4,5,6,7−テト
ラヒドロ−1H−1,3−ジアゼピン−2−イル)プロ
パン塩酸塩等の環状アゾアミジン化合物、2−カルバモ
イルアゾイソブチロニトリル等のアゾニトリル化合物等
の水溶性アゾ系開始剤等が使用され、この際、亜硫酸水
素ナトリウム等のアルカリ金属亜硫酸塩、メタ二亜硫酸
塩、次亜燐酸ナトリウム、モール塩等のFe(II)
塩、ヒドロキシメタンスルフィン酸ナトリウム二水和
物、ヒドロキシルアミン塩酸塩、チオ尿素等の促進剤を
併用することもできる。高い減水性を示す共重合体Aを
得るためには、上記水溶性の重合開始剤の中でも水溶性
アゾ系開始剤が好ましく、水溶性アゾ系開始剤の中でも
2, 2’−アゾビス−2−メチルプロピオンアミジン塩
酸塩が好ましい。
開始剤として、水溶性の重合開始剤、たとえば、過硫酸
アンモニウム、過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウム等の
過硫酸塩;過酸化水素;2, 2’−アゾビス−2−メチ
ルプロピオンアミジン塩酸塩、2, 2’−アゾビス−N
−(2−ヒドロキシエチル)−2−メチルプロピオンア
ミジン塩酸塩、2, 2’−アゾビス−2−メチル−N−
フェニルプロピオンアミジン塩酸塩、2, 2’−アゾビ
ス−N−(4−クロロフェニル)−2−メチルプロピオ
ンアミジン塩酸塩、2, 2’−アゾビス−N−(4−ヒ
ドロキシフェニル)−2−メチルプロピオンアミジン塩
酸塩、2, 2’−アゾビス−2−メチル−N−フェニル
メチルプロピオンアミジン塩酸塩、2, 2’−アゾビス
−2−メチル−N−2−プロペニルプロピオンアミジン
塩酸塩、2, 2’−アゾビス−2−メチル−N−
[(1,1−ビスヒドロキシメチル)−2−ヒドロキシ
エチル]プロピオンアミジン、2, 2’−アゾビス−2
−メチル−N−[(1,1−ビスヒドロキシメチル)エ
チル]プロピオンアミジン、2, 2’−アゾビス−2−
メチル−N−(2−ヒドロキシエチル)プロピオンアミ
ジン、2, 2’−アゾビス−2−メチルプロピオンアミ
ジン2水和物等のアゾアミジン化合物、2, 2’−アゾ
ビス−2−(2−イミダゾリン−2−イル)プロパン塩
酸塩、2, 2’−アゾビス−2−(5−メチル−2−イ
ミダゾリン−2−イル)プロパン塩酸塩、2, 2’−ア
ゾビス−2−[1−(2−ヒドロキシエチル)−2−イ
ミダゾリン−2−イル)プロパン塩酸塩、2, 2’−ア
ゾビス−2−(2−イミダゾリン−2−イル)プロパ
ン、2, 2’−アゾビス−2−(3,4,5,6−テト
ラヒドロピリミジン−2−イル)プロパン塩酸塩、2,
2’−アゾビス−2−(5−ヒドロキシ−3,4,5,
6−テトラヒドロピリミジン−2−イル)プロパン塩酸
塩、2, 2’−アゾビス−2−(4,5,6,7−テト
ラヒドロ−1H−1,3−ジアゼピン−2−イル)プロ
パン塩酸塩等の環状アゾアミジン化合物、2−カルバモ
イルアゾイソブチロニトリル等のアゾニトリル化合物等
の水溶性アゾ系開始剤等が使用され、この際、亜硫酸水
素ナトリウム等のアルカリ金属亜硫酸塩、メタ二亜硫酸
塩、次亜燐酸ナトリウム、モール塩等のFe(II)
塩、ヒドロキシメタンスルフィン酸ナトリウム二水和
物、ヒドロキシルアミン塩酸塩、チオ尿素等の促進剤を
併用することもできる。高い減水性を示す共重合体Aを
得るためには、上記水溶性の重合開始剤の中でも水溶性
アゾ系開始剤が好ましく、水溶性アゾ系開始剤の中でも
2, 2’−アゾビス−2−メチルプロピオンアミジン塩
酸塩が好ましい。
【0023】ここで、「水溶性」とは、25℃において
トルエンに対する溶解度よりも水に対する溶解度の方が
大きいことを意味し、具体的には、たとえば、25℃に
おける水に対する溶解度が、通常0.5g以上、好まし
くは1g以上、さらに好ましくは2g以上、特に好まし
くは3g以上であるものを指す。また、低級アルコー
ル、ケトン化合物または環状エーテル化合物を溶媒とす
る溶液重合には、ベンゾイルパーオキシド、ラウロイル
パーオキシド、ナトリウムパーオキシド等のパーオキシ
ド;t−ブチルハイドロパーオキシド、クメンハイドロ
パーオキシド等のハイドロパーオキシド;アゾビスイソ
ブチロニトリル等のアゾ化合物等がラジカル重合開始剤
として用いられる。この際、アミン化合物等の促進剤を
併用することもできる。
トルエンに対する溶解度よりも水に対する溶解度の方が
大きいことを意味し、具体的には、たとえば、25℃に
おける水に対する溶解度が、通常0.5g以上、好まし
くは1g以上、さらに好ましくは2g以上、特に好まし
くは3g以上であるものを指す。また、低級アルコー
ル、ケトン化合物または環状エーテル化合物を溶媒とす
る溶液重合には、ベンゾイルパーオキシド、ラウロイル
パーオキシド、ナトリウムパーオキシド等のパーオキシ
ド;t−ブチルハイドロパーオキシド、クメンハイドロ
パーオキシド等のハイドロパーオキシド;アゾビスイソ
ブチロニトリル等のアゾ化合物等がラジカル重合開始剤
として用いられる。この際、アミン化合物等の促進剤を
併用することもできる。
【0024】更に、水−低級アルコール混合溶媒を用い
る場合には、上記の種々のラジカル重合開始剤或いはラ
ジカル重合開始剤と促進剤の組み合わせの中から適宜選
択して用いることができる。塊状重合は、たとえば、ラ
ジカル重合開始剤として前記水溶性アゾ系開始剤を用
い、50〜200℃の温度範囲内で行うことができる。
る場合には、上記の種々のラジカル重合開始剤或いはラ
ジカル重合開始剤と促進剤の組み合わせの中から適宜選
択して用いることができる。塊状重合は、たとえば、ラ
ジカル重合開始剤として前記水溶性アゾ系開始剤を用
い、50〜200℃の温度範囲内で行うことができる。
【0025】なお、本発明では、高い減水性を示す共重
合体Aを得る点から、水系溶媒を用いて共重合反応を行
うことが好ましい。ここで、水系溶媒とは、水の他、水
と重量比1:1で混合した場合25℃で分離しない親水
性溶媒、または、この親水性溶媒と水との混合溶媒を指
す。上記親水性溶媒としては、特に限定はされないが、
たとえば、前述した低級アルコール等の1種または2種
以上を用いることができる。
合体Aを得る点から、水系溶媒を用いて共重合反応を行
うことが好ましい。ここで、水系溶媒とは、水の他、水
と重量比1:1で混合した場合25℃で分離しない親水
性溶媒、または、この親水性溶媒と水との混合溶媒を指
す。上記親水性溶媒としては、特に限定はされないが、
たとえば、前述した低級アルコール等の1種または2種
以上を用いることができる。
【0026】共重合を行う際、高い減水性を示す共重合
体Aを得るために、反応容器に重合開始剤の少なくとも
50重量%(より好ましくは70重量%以上、さらに好
ましくは90重量%以上、最も好ましくは全量)を投入
後、その時点から共重合終了までの1/10(より好ま
しくは1/20、さらに好ましくは1/40)の時間が
経過するまでに(よりさらに好ましくは重合開始剤を投
入する以前に)、全単量体の少なくとも50重量%(よ
り好ましくは70重量%以上、さらに好ましくは90重
量%以上、最も好ましくは全量)を反応容器に投入し終
えることが好ましい。ここで上記「その時点」とは、反
応容器に重合開始剤の少なくとも50重量%を投入し終
えた時点を指す。なお、単量体成分および重合開始剤の
投入方法は、特に限定はされず、たとえば、滴下、分割
投入、一括投入、後混合等のいずれの方法を用いてもよ
い。
体Aを得るために、反応容器に重合開始剤の少なくとも
50重量%(より好ましくは70重量%以上、さらに好
ましくは90重量%以上、最も好ましくは全量)を投入
後、その時点から共重合終了までの1/10(より好ま
しくは1/20、さらに好ましくは1/40)の時間が
経過するまでに(よりさらに好ましくは重合開始剤を投
入する以前に)、全単量体の少なくとも50重量%(よ
り好ましくは70重量%以上、さらに好ましくは90重
量%以上、最も好ましくは全量)を反応容器に投入し終
えることが好ましい。ここで上記「その時点」とは、反
応容器に重合開始剤の少なくとも50重量%を投入し終
えた時点を指す。なお、単量体成分および重合開始剤の
投入方法は、特に限定はされず、たとえば、滴下、分割
投入、一括投入、後混合等のいずれの方法を用いてもよ
い。
【0027】共重合させる単量体(I)、(II)、
(III)の重量比((I)/(II)/(III))
は、特に限定はされないが、たとえば、減水性能等の点
から、好ましくは(1〜99)/(99〜1)/(0〜
50)、さらに好ましくは(50〜99)/(50〜
1)/(0〜49)、よりさらに好ましくは(60〜9
5)/(40〜5)/(0〜30)、その上さらに好ま
しくは(70〜95)/(30〜5)/(0〜10)の
範囲である。
(III)の重量比((I)/(II)/(III))
は、特に限定はされないが、たとえば、減水性能等の点
から、好ましくは(1〜99)/(99〜1)/(0〜
50)、さらに好ましくは(50〜99)/(50〜
1)/(0〜49)、よりさらに好ましくは(60〜9
5)/(40〜5)/(0〜30)、その上さらに好ま
しくは(70〜95)/(30〜5)/(0〜10)の
範囲である。
【0028】また、以上の各種の重合において、必要に
応じて、メルカプトエタノール、チオグリセロール、チ
オグリコール酸、2−メルカプトプロピオン酸、3−メ
ルカプトプロピオン酸、チオリンゴ酸、チオグリコール
酸オクチル、3−メルカプトプロピオン酸オクチル、2
−メルカプトエタンスルホン酸などの連鎖移動剤の1種
又は2種以上を用いることができる。
応じて、メルカプトエタノール、チオグリセロール、チ
オグリコール酸、2−メルカプトプロピオン酸、3−メ
ルカプトプロピオン酸、チオリンゴ酸、チオグリコール
酸オクチル、3−メルカプトプロピオン酸オクチル、2
−メルカプトエタンスルホン酸などの連鎖移動剤の1種
又は2種以上を用いることができる。
【0029】無水マレイン酸を共重合に用いた場合、得
られた共重合体をそのまま用いてもよいし、加水分解し
て用いてもよい。単量体の重合率は、たとえば下記測定
条件の液体クロマトグラフィー(以下「LC」と呼ぶ)
により求めることができ、好ましくは80〜100%、
さらに好ましくは85〜100%、よりさらに好ましく
は90〜100%の範囲である。 <重合率測定条件> 機種 :Waters LCM1 検出器:Waters 410 溶離液:種類 アセトニトリル/水=40/60Vol% pH4.0 流量 1.0ml/min カラム:種類 GLサイエンス社製 Inertsil ODS-2 3本 4.6×250mm 本発明の製造方法により得られる共重合体Aの重量平均
分子量は、たとえば下記測定条件のゲルパーミエーショ
ンクロマトグラフィー(以下「GPC」と呼ぶ)による
ポリエチレングリコール換算で、好ましくは10,00
0〜100,000、さらに好ましくは10,000〜
80,000、よりさらに好ましくは10,000〜7
0,000の範囲である。 <重量平均分子量測定条件> 機種 :Waters LCM1 検出器:Waters 410 溶離液:種類 アセトニトリル/水=40/60Vol% pH6.0 流量 0.6ml/min カラム:種類 東ソー(株)製 TSK-GEL G4000SWXL+G4000SWXL+G4000SWXL+GUARD COLUMN 各 7.8×300mm、6.0×40mm 検量線:ポリエチレングリコール基準 本発明の製造方法により得られる共重合体Aは、そのま
までもセメント添加剤等の有効成分として用いられる
が、必要に応じて、アルカリ性物質で中和して用いても
良い。このようなアルカリ性物質としては、特に限定は
されないが、たとえば、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム、水酸化カルシウム、水酸化リチウム等のアルカリ
金属、アルカリ土類金属の水酸化物;炭酸ナトリウム、
炭酸カルシウム、炭酸リチウム等のアルカリ金属、アル
カリ土類金属の炭酸塩;アンモニア;モノエタノールア
ミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等の
アミン類等が挙げられ、これらを1種または2種以上使
用できる。
られた共重合体をそのまま用いてもよいし、加水分解し
て用いてもよい。単量体の重合率は、たとえば下記測定
条件の液体クロマトグラフィー(以下「LC」と呼ぶ)
により求めることができ、好ましくは80〜100%、
さらに好ましくは85〜100%、よりさらに好ましく
は90〜100%の範囲である。 <重合率測定条件> 機種 :Waters LCM1 検出器:Waters 410 溶離液:種類 アセトニトリル/水=40/60Vol% pH4.0 流量 1.0ml/min カラム:種類 GLサイエンス社製 Inertsil ODS-2 3本 4.6×250mm 本発明の製造方法により得られる共重合体Aの重量平均
分子量は、たとえば下記測定条件のゲルパーミエーショ
ンクロマトグラフィー(以下「GPC」と呼ぶ)による
ポリエチレングリコール換算で、好ましくは10,00
0〜100,000、さらに好ましくは10,000〜
80,000、よりさらに好ましくは10,000〜7
0,000の範囲である。 <重量平均分子量測定条件> 機種 :Waters LCM1 検出器:Waters 410 溶離液:種類 アセトニトリル/水=40/60Vol% pH6.0 流量 0.6ml/min カラム:種類 東ソー(株)製 TSK-GEL G4000SWXL+G4000SWXL+G4000SWXL+GUARD COLUMN 各 7.8×300mm、6.0×40mm 検量線:ポリエチレングリコール基準 本発明の製造方法により得られる共重合体Aは、そのま
までもセメント添加剤等の有効成分として用いられる
が、必要に応じて、アルカリ性物質で中和して用いても
良い。このようなアルカリ性物質としては、特に限定は
されないが、たとえば、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム、水酸化カルシウム、水酸化リチウム等のアルカリ
金属、アルカリ土類金属の水酸化物;炭酸ナトリウム、
炭酸カルシウム、炭酸リチウム等のアルカリ金属、アル
カリ土類金属の炭酸塩;アンモニア;モノエタノールア
ミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等の
アミン類等が挙げられ、これらを1種または2種以上使
用できる。
【0030】本発明の製造方法により得られる共重合体
Aは、必要に応じて、溶剤に溶解したものをセメント添
加剤等に用いてもよい。使用できる溶剤としては、特に
限定はされないが、たとえば、水、アルコール、それら
の混合溶剤等が挙げられる。これらの中でも、安全性、
取り扱い易さ等の点から、水が好ましい。本発明の製造
方法により得られる共重合体Aは、たとえば、少なくと
もセメントと水とセメント添加剤とを含有するセメント
組成物における該セメント添加剤の有効成分として使用
することができる。
Aは、必要に応じて、溶剤に溶解したものをセメント添
加剤等に用いてもよい。使用できる溶剤としては、特に
限定はされないが、たとえば、水、アルコール、それら
の混合溶剤等が挙げられる。これらの中でも、安全性、
取り扱い易さ等の点から、水が好ましい。本発明の製造
方法により得られる共重合体Aは、たとえば、少なくと
もセメントと水とセメント添加剤とを含有するセメント
組成物における該セメント添加剤の有効成分として使用
することができる。
【0031】以下では、本発明の製造方法により得られ
る共重合体Aをセメント添加剤の有効成分として用いた
セメント組成物について説明する。セメント組成物の成
分であるセメントは、特に限定はされないが、たとえ
ば、ポルトランドセメント(普通、早強、超早強、中庸
熱、耐硫酸塩およびそれぞれの低アルカリ形)、各種混
合セメント(高炉セメントA・B・C種、シリカセメン
トA・B・C種、フライアッシュセメントA・B・C
種)、特殊セメント(白色ポルトランドセメント、アル
ミナセメント、超速硬セメント、グラウト用セメント、
油井セメント、低発熱セメント、セメント系固化材
等)、低発熱型セメント(低発熱型高炉セメント、低発
熱型高炉セメント+フライアッシュ、高ビーライトセメ
ント、2成分系低発熱セメント「スラグ−ポルトランド
セメント系」、3成分系低発熱セメント「スラグ−フラ
イアッシュセメント系」)、超速硬セメント(1クリン
カ−速硬性セメント、混和剤タイプ速硬性セメント、リ
ン酸マグネシウムセメント)、超硬強度セメント、速硬
性セメント等の水硬セメントである。コンクリート1m
3 あたりの単位水量、セメント使用量および水/セメン
ト比にはとりたてて制限はなく、単位水量185kg/
m3 以下、使用セメント量270〜800Kg、水/セ
メント比=15〜70重量%の貧配合〜富配合まで幅広
く使用可能である。また、本発明の製造方法により得ら
れる共重合体Aを含んでなるセメント添加剤は、高流動
コンクリート等の高い流動性を要求されるモルタルやコ
ンクリートにも有効である。
る共重合体Aをセメント添加剤の有効成分として用いた
セメント組成物について説明する。セメント組成物の成
分であるセメントは、特に限定はされないが、たとえ
ば、ポルトランドセメント(普通、早強、超早強、中庸
熱、耐硫酸塩およびそれぞれの低アルカリ形)、各種混
合セメント(高炉セメントA・B・C種、シリカセメン
トA・B・C種、フライアッシュセメントA・B・C
種)、特殊セメント(白色ポルトランドセメント、アル
ミナセメント、超速硬セメント、グラウト用セメント、
油井セメント、低発熱セメント、セメント系固化材
等)、低発熱型セメント(低発熱型高炉セメント、低発
熱型高炉セメント+フライアッシュ、高ビーライトセメ
ント、2成分系低発熱セメント「スラグ−ポルトランド
セメント系」、3成分系低発熱セメント「スラグ−フラ
イアッシュセメント系」)、超速硬セメント(1クリン
カ−速硬性セメント、混和剤タイプ速硬性セメント、リ
ン酸マグネシウムセメント)、超硬強度セメント、速硬
性セメント等の水硬セメントである。コンクリート1m
3 あたりの単位水量、セメント使用量および水/セメン
ト比にはとりたてて制限はなく、単位水量185kg/
m3 以下、使用セメント量270〜800Kg、水/セ
メント比=15〜70重量%の貧配合〜富配合まで幅広
く使用可能である。また、本発明の製造方法により得ら
れる共重合体Aを含んでなるセメント添加剤は、高流動
コンクリート等の高い流動性を要求されるモルタルやコ
ンクリートにも有効である。
【0032】また、本発明の製造方法により得られる共
重合体Aを含んでなるセメント添加剤は、公知のセメン
ト分散剤と併用することが可能である。併用可能な公知
のセメント分散剤としては、特に限定はされないが、た
とえば、リグニンスルホン酸塩;ポリオール誘導体;ナ
フタレンスルホン酸ホルマリン縮合物;メラミンスルホ
ン酸ホルマリン縮合物;ポリスチレンスルホン酸塩;ア
ミノアリールスルホン酸−フェノール−ホルムアルデヒ
ド縮合物等のアミノスルホン酸系(特開平1−1134
19号公報参照)等が挙げられる。その他に、以下のポ
リカルボン酸(塩)等も挙げられる。
重合体Aを含んでなるセメント添加剤は、公知のセメン
ト分散剤と併用することが可能である。併用可能な公知
のセメント分散剤としては、特に限定はされないが、た
とえば、リグニンスルホン酸塩;ポリオール誘導体;ナ
フタレンスルホン酸ホルマリン縮合物;メラミンスルホ
ン酸ホルマリン縮合物;ポリスチレンスルホン酸塩;ア
ミノアリールスルホン酸−フェノール−ホルムアルデヒ
ド縮合物等のアミノスルホン酸系(特開平1−1134
19号公報参照)等が挙げられる。その他に、以下のポ
リカルボン酸(塩)等も挙げられる。
【0033】(a)成分としてポリアルキレングリコー
ルモノ(メタ)アクリル酸エステル系化合物と(メタ)
アクリル酸系化合物との共重合体および/またはその
塩、(b)成分としてポリアルキレングリコールモノ
(メタ)アリルエーテル系化合物と無水マレイン酸との
共重合体および/またはその加水分解物および/または
その塩、(c)成分としてポリアルキレングリコールモ
ノ(メタ)アリルエーテル系化合物とポリアルキレング
リコール系化合物のマレイン酸エステルとの共重合体お
よび/またはその塩からなるセメント用分散剤(特開平
7−267705号公報参照);A成分として(メタ)
アクリル酸のポリアルキレングリコールエステルと(メ
タ)アクリル酸(塩)との共重合体、B成分として特定
のポリエチレングリコールポリプロピレングリコール系
化合物、C成分として特定の界面活性剤からなるコンク
リート混和剤(特許公報第2508113号参照);
(メタ)アクリル酸のポリエチレン(プロピレン)グリ
コールエステルあるいはポリエチレン(プロピレン)グ
リコールモノ(メタ)アリルエーテル、(メタ)アリル
スルホン酸(塩)、(メタ)アクリル酸(塩)からなる
共重合体(特開昭62−216950号公報参照);
(メタ)アクリル酸のポリエチレン(プロピレン)グリ
コールエステル、(メタ)アリルスルホン酸(塩)、
(メタ)アクリル酸(塩)からなる共重合体(特開平1
−226757号公報参照);(メタ)アクリル酸のポ
リエチレン(プロピレン)グリコールエステル、(メ
タ)アリルスルホン酸(塩)あるいはp−(メタ)アリ
ルオキシベンゼンスルホン酸(塩)、(メタ)アクリル
酸(塩)からなる共重合体(特公平5−36377号公
報参照);ポリエチレングリコールモノ(メタ)アリル
エーテルとマレイン酸(塩)との共重合体(特開平4−
149056号公報参照);(メタ)アクリル酸のポリ
エチレングリコールエステル、(メタ)アリルスルホン
酸(塩)、(メタ)アクリル酸(塩)、アルカンジオー
ルモノ(メタ)アクリレート、ポリアルキレングリコー
ルモノ(メタ)アクリレート、分子中にアミド基を有す
るα,β−不飽和単量体からなる共重合体(特開平5−
170501号公報参照);ポリエチレングリコールモ
ノ(メタ)アリルエーテル、ポリエチレングリコールモ
ノ(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル酸アルキル
エステル、(メタ)アクリル酸(塩)、(メタ)アリル
スルホン酸(塩)あるいはp−(メタ)アリルオキシベ
ンゼンスルホン酸(塩)からなる共重合体(特開平6−
191918号公報参照);アルコキシポリアルキレン
グリコールモノアリルエーテルと無水マレイン酸との共
重合体あるいはその加水分解物またはその塩(特開平5
−43288号公報参照);ポリエチレングリコールモ
ノアリルエーテル、マレイン酸およびこれらの単量体と
共重合可能な単量体からなる共重合体あるいはその塩ま
たはそのエステル(特公昭58−38380号公報参
照);ポリアルキレングリコールモノ(メタ)アクリル
酸エステル系単量体、(メタ)アクリル酸エステル系単
量体およびこれらの単量体と共重合可能な単量体からな
る共重合体(特公昭59−18338号公報参照);ス
ルホン酸基を有する(メタ)アクリル酸エステルおよび
必要に応じてこれと共重合可能な単量体からなる共重合
体あるいはその塩(特開昭62−119147号公報参
照);アルコキシポリアルキレングリコールモノアリル
エーテルと無水マレイン酸との共重合体と末端にアルケ
ニル基を有するポリオキシアルキレン誘導体とのエステ
ル化反応物(特開平6−271347号公報参照);ア
ルコキシポリアルキレングリコールモノアリルエーテル
と無水マレイン酸との共重合体と末端に水酸基を有する
ポリオキシアルキレン誘導体とのエステル化反応物(特
開平6−298555号公報参照)等。
ルモノ(メタ)アクリル酸エステル系化合物と(メタ)
アクリル酸系化合物との共重合体および/またはその
塩、(b)成分としてポリアルキレングリコールモノ
(メタ)アリルエーテル系化合物と無水マレイン酸との
共重合体および/またはその加水分解物および/または
その塩、(c)成分としてポリアルキレングリコールモ
ノ(メタ)アリルエーテル系化合物とポリアルキレング
リコール系化合物のマレイン酸エステルとの共重合体お
よび/またはその塩からなるセメント用分散剤(特開平
7−267705号公報参照);A成分として(メタ)
アクリル酸のポリアルキレングリコールエステルと(メ
タ)アクリル酸(塩)との共重合体、B成分として特定
のポリエチレングリコールポリプロピレングリコール系
化合物、C成分として特定の界面活性剤からなるコンク
リート混和剤(特許公報第2508113号参照);
(メタ)アクリル酸のポリエチレン(プロピレン)グリ
コールエステルあるいはポリエチレン(プロピレン)グ
リコールモノ(メタ)アリルエーテル、(メタ)アリル
スルホン酸(塩)、(メタ)アクリル酸(塩)からなる
共重合体(特開昭62−216950号公報参照);
(メタ)アクリル酸のポリエチレン(プロピレン)グリ
コールエステル、(メタ)アリルスルホン酸(塩)、
(メタ)アクリル酸(塩)からなる共重合体(特開平1
−226757号公報参照);(メタ)アクリル酸のポ
リエチレン(プロピレン)グリコールエステル、(メ
タ)アリルスルホン酸(塩)あるいはp−(メタ)アリ
ルオキシベンゼンスルホン酸(塩)、(メタ)アクリル
酸(塩)からなる共重合体(特公平5−36377号公
報参照);ポリエチレングリコールモノ(メタ)アリル
エーテルとマレイン酸(塩)との共重合体(特開平4−
149056号公報参照);(メタ)アクリル酸のポリ
エチレングリコールエステル、(メタ)アリルスルホン
酸(塩)、(メタ)アクリル酸(塩)、アルカンジオー
ルモノ(メタ)アクリレート、ポリアルキレングリコー
ルモノ(メタ)アクリレート、分子中にアミド基を有す
るα,β−不飽和単量体からなる共重合体(特開平5−
170501号公報参照);ポリエチレングリコールモ
ノ(メタ)アリルエーテル、ポリエチレングリコールモ
ノ(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル酸アルキル
エステル、(メタ)アクリル酸(塩)、(メタ)アリル
スルホン酸(塩)あるいはp−(メタ)アリルオキシベ
ンゼンスルホン酸(塩)からなる共重合体(特開平6−
191918号公報参照);アルコキシポリアルキレン
グリコールモノアリルエーテルと無水マレイン酸との共
重合体あるいはその加水分解物またはその塩(特開平5
−43288号公報参照);ポリエチレングリコールモ
ノアリルエーテル、マレイン酸およびこれらの単量体と
共重合可能な単量体からなる共重合体あるいはその塩ま
たはそのエステル(特公昭58−38380号公報参
照);ポリアルキレングリコールモノ(メタ)アクリル
酸エステル系単量体、(メタ)アクリル酸エステル系単
量体およびこれらの単量体と共重合可能な単量体からな
る共重合体(特公昭59−18338号公報参照);ス
ルホン酸基を有する(メタ)アクリル酸エステルおよび
必要に応じてこれと共重合可能な単量体からなる共重合
体あるいはその塩(特開昭62−119147号公報参
照);アルコキシポリアルキレングリコールモノアリル
エーテルと無水マレイン酸との共重合体と末端にアルケ
ニル基を有するポリオキシアルキレン誘導体とのエステ
ル化反応物(特開平6−271347号公報参照);ア
ルコキシポリアルキレングリコールモノアリルエーテル
と無水マレイン酸との共重合体と末端に水酸基を有する
ポリオキシアルキレン誘導体とのエステル化反応物(特
開平6−298555号公報参照)等。
【0034】上記公知のセメント分散剤は、複数の併用
も可能である。なお、上記公知のセメント分散剤を併用
する場合、本発明の製造方法により得られる共重合体A
を含んでなるセメント添加剤と公知のセメント分散剤と
の配合重量比は、使用する公知のセメント分散剤の種
類、配合および試験条件等の違いにより一義的には決め
られないが、好ましくは5:95〜95:5、より好ま
しくは10:90〜90:10の範囲内である。さら
に、本発明の製造方法により得られる共重合体Aを含ん
でなるセメント添加剤は、以下に例示するような他の公
知のセメント添加剤(材)と組み合わせて使用すること
ができる。
も可能である。なお、上記公知のセメント分散剤を併用
する場合、本発明の製造方法により得られる共重合体A
を含んでなるセメント添加剤と公知のセメント分散剤と
の配合重量比は、使用する公知のセメント分散剤の種
類、配合および試験条件等の違いにより一義的には決め
られないが、好ましくは5:95〜95:5、より好ま
しくは10:90〜90:10の範囲内である。さら
に、本発明の製造方法により得られる共重合体Aを含ん
でなるセメント添加剤は、以下に例示するような他の公
知のセメント添加剤(材)と組み合わせて使用すること
ができる。
【0035】(1)水溶性高分子物質。たとえば、ポリ
アクリル酸(ナトリウム)、ポリメタクリル酸(ナトリ
ウム)、ポリマレイン酸(ナトリウム)、アクリル酸・
マレイン酸共重合物のナトリウム塩等の不飽和カルボン
酸重合物;ポリエチレングリコール、ポリプロピレング
リコール等のポリオキシエチレンあるいはポリオキシプ
ロピレンのポリマーまたはそれらのコポリマー;メチル
セルロース、エチルセルロース、ヒドロキシメチルセル
ロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチ
ルセルロース、カルボキシエチルセルロース、ヒドロキ
シプロピルセルロース等の非イオン性セルロースエーテ
ル類;酵母グルカンやキサンタンガム、β−1.3グル
カン類(直鎖状、分岐鎖状のいずれでもよく、一例を挙
げれば、カードラン、バラミロン、バキマン、スクレロ
グルカン、ラミナラン等)等の微生物発酵によって製造
される多糖類;ポリアクリルアミド;ポリビニルアルコ
ール;デンプン;デンプンリン酸エステル;アルギン酸
ナトリウム;ゼラチン;分子内にアミノ基を有するアク
リル酸のコポリマーおよびその四級化合物等。
アクリル酸(ナトリウム)、ポリメタクリル酸(ナトリ
ウム)、ポリマレイン酸(ナトリウム)、アクリル酸・
マレイン酸共重合物のナトリウム塩等の不飽和カルボン
酸重合物;ポリエチレングリコール、ポリプロピレング
リコール等のポリオキシエチレンあるいはポリオキシプ
ロピレンのポリマーまたはそれらのコポリマー;メチル
セルロース、エチルセルロース、ヒドロキシメチルセル
ロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチ
ルセルロース、カルボキシエチルセルロース、ヒドロキ
シプロピルセルロース等の非イオン性セルロースエーテ
ル類;酵母グルカンやキサンタンガム、β−1.3グル
カン類(直鎖状、分岐鎖状のいずれでもよく、一例を挙
げれば、カードラン、バラミロン、バキマン、スクレロ
グルカン、ラミナラン等)等の微生物発酵によって製造
される多糖類;ポリアクリルアミド;ポリビニルアルコ
ール;デンプン;デンプンリン酸エステル;アルギン酸
ナトリウム;ゼラチン;分子内にアミノ基を有するアク
リル酸のコポリマーおよびその四級化合物等。
【0036】(2)高分子エマルジョン。たとえば、
(メタ)アクリル酸アルキル等の各種ビニル単量体の共
重合物等。 (3)硬化遅延剤。たとえば、グルコン酸、グルコヘプ
トン酸、アラボン酸、リンゴ酸またはクエン酸、およ
び、これらの、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マ
グネシウム、アンモニウム、トリエタノールアミン等の
無機塩または有機塩等のオキシカルボン酸;グルコー
ス、フラクトース、ガラクトース、サッカロース、キシ
ロース、アビトース、リボース、異性化糖等の単糖類
や、二糖、三糖等のオリゴ糖、または、デキストリン等
のオリゴ糖、または、デキストラン等の多糖類、これら
を含む糖蜜類等の糖類;ソルビトール等の糖アルコー
ル;珪沸化マグネシウム;リン酸ならびにその塩または
ホウ酸エステル類;アミノカルボン酸とその塩;アルカ
リ可溶タンパク質;フミン酸;タンニン酸;フェノー
ル;グリセリン等の多価アルコール;アミノトリ(メチ
レンホスホン酸)、1−ヒドロキシエチリデン−1,1
−ジホスホン酸、エチレンジアミンテトラ(メチレンホ
スホン酸)、ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホ
スホン酸)およびこれらのアルカリ金属塩、アルカリ土
類金属塩等のホスホン酸およびその誘導体等。
(メタ)アクリル酸アルキル等の各種ビニル単量体の共
重合物等。 (3)硬化遅延剤。たとえば、グルコン酸、グルコヘプ
トン酸、アラボン酸、リンゴ酸またはクエン酸、およ
び、これらの、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マ
グネシウム、アンモニウム、トリエタノールアミン等の
無機塩または有機塩等のオキシカルボン酸;グルコー
ス、フラクトース、ガラクトース、サッカロース、キシ
ロース、アビトース、リボース、異性化糖等の単糖類
や、二糖、三糖等のオリゴ糖、または、デキストリン等
のオリゴ糖、または、デキストラン等の多糖類、これら
を含む糖蜜類等の糖類;ソルビトール等の糖アルコー
ル;珪沸化マグネシウム;リン酸ならびにその塩または
ホウ酸エステル類;アミノカルボン酸とその塩;アルカ
リ可溶タンパク質;フミン酸;タンニン酸;フェノー
ル;グリセリン等の多価アルコール;アミノトリ(メチ
レンホスホン酸)、1−ヒドロキシエチリデン−1,1
−ジホスホン酸、エチレンジアミンテトラ(メチレンホ
スホン酸)、ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホ
スホン酸)およびこれらのアルカリ金属塩、アルカリ土
類金属塩等のホスホン酸およびその誘導体等。
【0037】(4)早強剤・促進剤。たとえば、塩化カ
ルシウム、亜硝酸カルシウム、硝酸カルシウム、臭化カ
ルシウム、ヨウ化カルシウム等の可溶性カルシウム塩;
塩化鉄、塩化マグネシウム等の塩化物;硫酸塩;水酸化
カリウム;水酸化ナトリウム;炭酸塩;チオ硫酸塩;ギ
酸およびギ酸カルシウム等のギ酸塩;アルカノールアミ
ン;アルミナセメント;カルシウムアルミネートシリケ
ート等。
ルシウム、亜硝酸カルシウム、硝酸カルシウム、臭化カ
ルシウム、ヨウ化カルシウム等の可溶性カルシウム塩;
塩化鉄、塩化マグネシウム等の塩化物;硫酸塩;水酸化
カリウム;水酸化ナトリウム;炭酸塩;チオ硫酸塩;ギ
酸およびギ酸カルシウム等のギ酸塩;アルカノールアミ
ン;アルミナセメント;カルシウムアルミネートシリケ
ート等。
【0038】(5)鉱油系消泡剤。たとえば、灯油、流
動パラフィン等。 (6)油脂系消泡剤。たとえば、動植物油、ごま油、ひ
まし油、これらのアルキレンオキシド付加物等。 (7)脂肪酸系消泡剤。たとえば、オレイン酸、ステア
リン酸、これらのアルキレンオキシド付加物等。
動パラフィン等。 (6)油脂系消泡剤。たとえば、動植物油、ごま油、ひ
まし油、これらのアルキレンオキシド付加物等。 (7)脂肪酸系消泡剤。たとえば、オレイン酸、ステア
リン酸、これらのアルキレンオキシド付加物等。
【0039】(8)脂肪酸エステル系消泡剤。たとえ
ば、グリセリンモノリシノレート、アルケニルコハク酸
誘導体、ソルビトールモノラウレート、ソルビトールト
リオレエート、天然ワックス等。 (9)オキシアルキレン系消泡剤。たとえば、(ポリ)
オキシエチレン(ポリ)オキシプロピレン付加物等のポ
リオキシアルキレン類;ジエチレングリコールヘプチル
エーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリ
オキシプロピレンブチルエーテル、ポリオキシエチレン
ポリオキシプロピレン2−エチルヘキシルエーテル、炭
素数12〜14の高級アルコールへのオキシエチレンオ
キシプロピレン付加物等の(ポリ)オキシアルキルエー
テル類;ポリオキシプロピレンフェニルエーテル、ポリ
オキシエチレンノニルフェニルエーテル等の(ポリ)オ
キシアルキレン(アルキル)アリールエーテル類;2,
4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオ
ール、2,5−ジメチル−3−ヘキシン−2,5−ジオ
ール、3−メチル−1−ブチン−3−オール等のアセチ
レンアルコールにアルキレンオキシドを付加重合させた
アセチレンエーテル類;ジエチレングリコールオレイン
酸エステル、ジエチレングリコールラウリル酸エステ
ル、エチレングリコールジステアリン酸エステル等の
(ポリ)オキシアルキレン脂肪酸エステル類;ポリオキ
シエチレンソルビタンモノラウリン酸エステル、ポリオ
キシエチレンソルビタントリオレイン酸エステル等の
(ポリ)オキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル
類;ポリオキシプロピレンメチルエーテル硫酸ナトリウ
ム、ポリオキシエチレンドデシルフェノールエーテル硫
酸ナトリウム等の(ポリ)オキシアルキレンアルキル
(アリール)エーテル硫酸エステル塩類;ポリオキシエ
チレンステアリルリン酸エステル等の(ポリ)オキシア
ルキレンアルキルリン酸エステル類;ポリオキシエチレ
ンラウリルアミン等の(ポリ)オキシアルキレンアルキ
ルアミン類;(ポリ)オキシアルキレンアミド等。
ば、グリセリンモノリシノレート、アルケニルコハク酸
誘導体、ソルビトールモノラウレート、ソルビトールト
リオレエート、天然ワックス等。 (9)オキシアルキレン系消泡剤。たとえば、(ポリ)
オキシエチレン(ポリ)オキシプロピレン付加物等のポ
リオキシアルキレン類;ジエチレングリコールヘプチル
エーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリ
オキシプロピレンブチルエーテル、ポリオキシエチレン
ポリオキシプロピレン2−エチルヘキシルエーテル、炭
素数12〜14の高級アルコールへのオキシエチレンオ
キシプロピレン付加物等の(ポリ)オキシアルキルエー
テル類;ポリオキシプロピレンフェニルエーテル、ポリ
オキシエチレンノニルフェニルエーテル等の(ポリ)オ
キシアルキレン(アルキル)アリールエーテル類;2,
4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオ
ール、2,5−ジメチル−3−ヘキシン−2,5−ジオ
ール、3−メチル−1−ブチン−3−オール等のアセチ
レンアルコールにアルキレンオキシドを付加重合させた
アセチレンエーテル類;ジエチレングリコールオレイン
酸エステル、ジエチレングリコールラウリル酸エステ
ル、エチレングリコールジステアリン酸エステル等の
(ポリ)オキシアルキレン脂肪酸エステル類;ポリオキ
シエチレンソルビタンモノラウリン酸エステル、ポリオ
キシエチレンソルビタントリオレイン酸エステル等の
(ポリ)オキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル
類;ポリオキシプロピレンメチルエーテル硫酸ナトリウ
ム、ポリオキシエチレンドデシルフェノールエーテル硫
酸ナトリウム等の(ポリ)オキシアルキレンアルキル
(アリール)エーテル硫酸エステル塩類;ポリオキシエ
チレンステアリルリン酸エステル等の(ポリ)オキシア
ルキレンアルキルリン酸エステル類;ポリオキシエチレ
ンラウリルアミン等の(ポリ)オキシアルキレンアルキ
ルアミン類;(ポリ)オキシアルキレンアミド等。
【0040】(10)アルコール系消泡剤。たとえば、
オクチルアルコール、ヘキサデシルアルコール、アセチ
レンアルコール、グリコール類等。 (11)アミド系消泡剤。たとえば、アクリレートポリ
アミン等。 (12)リン酸エステル系消泡剤。たとえば、リン酸ト
リブチル、ナトリウムオクチルホスフェート等。
オクチルアルコール、ヘキサデシルアルコール、アセチ
レンアルコール、グリコール類等。 (11)アミド系消泡剤。たとえば、アクリレートポリ
アミン等。 (12)リン酸エステル系消泡剤。たとえば、リン酸ト
リブチル、ナトリウムオクチルホスフェート等。
【0041】(13)金属石鹸系消泡剤。たとえば、ア
ルミニウムステアレート、カルシウムオレエート等。 (14)シリコーン系消泡剤。たとえば、ジメチルシリ
コーン油、シリコーンペースト、シリコーンエマルジョ
ン、有機変性ポリシロキサン(ジメチルポリシロキサン
等のポリオルガノシロキサン)、フルオロシリコーン油
等。
ルミニウムステアレート、カルシウムオレエート等。 (14)シリコーン系消泡剤。たとえば、ジメチルシリ
コーン油、シリコーンペースト、シリコーンエマルジョ
ン、有機変性ポリシロキサン(ジメチルポリシロキサン
等のポリオルガノシロキサン)、フルオロシリコーン油
等。
【0042】(15)AE(空気連行)剤。たとえば、
樹脂石鹸、飽和あるいは不飽和脂肪酸、ヒドロキシステ
アリン酸ナトリウム、ラウリルサルフェート、ABS
(アルキルベンゼンスルホン酸)、LAS(直鎖アルキ
ルベンゼンスルホン酸)、アルカンスルホネート、ポリ
オキシエチレンアルキル(フェニル)エーテル、ポリオ
キシエチレンアルキル(フェニル)エーテル硫酸エステ
ルまたはその塩、ポリオキシエチレンアルキル(フェニ
ル)エーテルリン酸エステルまたはその塩、蛋白質材
料、アルケニルスルホコハク酸、α−オレフィンスルホ
ネート等。
樹脂石鹸、飽和あるいは不飽和脂肪酸、ヒドロキシステ
アリン酸ナトリウム、ラウリルサルフェート、ABS
(アルキルベンゼンスルホン酸)、LAS(直鎖アルキ
ルベンゼンスルホン酸)、アルカンスルホネート、ポリ
オキシエチレンアルキル(フェニル)エーテル、ポリオ
キシエチレンアルキル(フェニル)エーテル硫酸エステ
ルまたはその塩、ポリオキシエチレンアルキル(フェニ
ル)エーテルリン酸エステルまたはその塩、蛋白質材
料、アルケニルスルホコハク酸、α−オレフィンスルホ
ネート等。
【0043】(16)その他、界面活性剤。たとえば、
オクタデシルアルコールやステアリルアルコール等の分
子内に6〜30個の炭素原子を有する脂肪族1価アルコ
ール、アビエチルアルコール等の分子内に6〜30個の
炭素原子を有する脂環式1価アルコール、ドデシルメル
カプタン等の分子内に6〜30個の炭素原子を有する1
価メルカプタン、ノニルフェノール等の分子内に6〜3
0個の炭素原子を有するアルキルフェノール、ドデシル
アミン等の分子内に6〜30個の炭素原子を有するアミ
ン、ラウリン酸やステアリン酸等の等の分子内に6〜3
0個の炭素原子を有するカルボン酸に、エチレンオキシ
ド、プロピレンオキシド等のアルキレンオキシドを平均
10モル以上付加してなるポリアルキレンオキシド誘導
体類;アルキル基またはアルコキシ基を置換基として有
していてもよく且つスルホン基を有する2個のフェニル
基がエーテル結合してなるアルキルジフェニルエーテル
スルホン酸塩類;各種アニオン性界面活性剤;アルキル
アミンアセテート、アルキルトリメチルアンモニウムク
ロライド等の各種カチオン性界面活性剤;各種ノニオン
性界面活性剤;各種両性界面活性剤等。
オクタデシルアルコールやステアリルアルコール等の分
子内に6〜30個の炭素原子を有する脂肪族1価アルコ
ール、アビエチルアルコール等の分子内に6〜30個の
炭素原子を有する脂環式1価アルコール、ドデシルメル
カプタン等の分子内に6〜30個の炭素原子を有する1
価メルカプタン、ノニルフェノール等の分子内に6〜3
0個の炭素原子を有するアルキルフェノール、ドデシル
アミン等の分子内に6〜30個の炭素原子を有するアミ
ン、ラウリン酸やステアリン酸等の等の分子内に6〜3
0個の炭素原子を有するカルボン酸に、エチレンオキシ
ド、プロピレンオキシド等のアルキレンオキシドを平均
10モル以上付加してなるポリアルキレンオキシド誘導
体類;アルキル基またはアルコキシ基を置換基として有
していてもよく且つスルホン基を有する2個のフェニル
基がエーテル結合してなるアルキルジフェニルエーテル
スルホン酸塩類;各種アニオン性界面活性剤;アルキル
アミンアセテート、アルキルトリメチルアンモニウムク
ロライド等の各種カチオン性界面活性剤;各種ノニオン
性界面活性剤;各種両性界面活性剤等。
【0044】(17)防水剤。たとえば、脂肪酸
(塩)、脂肪酸エステル、油脂、シリコン、パラフィ
ン、アスファルト、ワックス等。 (18)防錆剤。たとえば、亜硝酸塩、リン酸塩、酸化
亜鉛等。 (19)ひび割れ低減剤。たとえば、ポリオキシアルキ
ルエーテル類;2−メチル−2,4−ペンタンジオール
等のアルカンジオール類等。
(塩)、脂肪酸エステル、油脂、シリコン、パラフィ
ン、アスファルト、ワックス等。 (18)防錆剤。たとえば、亜硝酸塩、リン酸塩、酸化
亜鉛等。 (19)ひび割れ低減剤。たとえば、ポリオキシアルキ
ルエーテル類;2−メチル−2,4−ペンタンジオール
等のアルカンジオール類等。
【0045】(20)膨張材。たとえば、エトリンガイ
ト系、石炭系等。 その他の公知のセメント添加剤(材)としては、たとえ
ば、セメント湿潤剤、増粘剤、分離低減剤、凝集剤、乾
燥収縮低減剤、強度増進剤、セルフレベリング剤、防錆
剤、着色剤、防カビ剤、高炉スラグ、フライアッシュ、
シンダーアッシュ、クリンカーアッシュ、ハスクアッシ
ュ、シリカヒューム、シリカ粉末、石膏等を挙げること
ができる。
ト系、石炭系等。 その他の公知のセメント添加剤(材)としては、たとえ
ば、セメント湿潤剤、増粘剤、分離低減剤、凝集剤、乾
燥収縮低減剤、強度増進剤、セルフレベリング剤、防錆
剤、着色剤、防カビ剤、高炉スラグ、フライアッシュ、
シンダーアッシュ、クリンカーアッシュ、ハスクアッシ
ュ、シリカヒューム、シリカ粉末、石膏等を挙げること
ができる。
【0046】上記公知のセメント添加剤(材)は、複数
の併用も可能である。特に好適な実施形態としては、次
の1)〜3)が挙げられる。 1)本発明の製造方法により得られる共重合体Aを含
んでなるセメント添加剤、リグニンスルホン酸塩の2
成分を必須とする組み合わせ。なお、のセメント添加
剤とのリグニンスルホン酸塩との配合重量比として
は、5:95〜95:5の範囲が好ましく、10:90
〜90:10の範囲がより好ましい。
の併用も可能である。特に好適な実施形態としては、次
の1)〜3)が挙げられる。 1)本発明の製造方法により得られる共重合体Aを含
んでなるセメント添加剤、リグニンスルホン酸塩の2
成分を必須とする組み合わせ。なお、のセメント添加
剤とのリグニンスルホン酸塩との配合重量比として
は、5:95〜95:5の範囲が好ましく、10:90
〜90:10の範囲がより好ましい。
【0047】2)本発明の製造方法により得られる共
重合体Aを含んでなるセメント添加剤、オキシアルキ
レン系消泡剤の2成分を必須とする組み合わせ。なお、
のオキシアルキレン系消泡剤の配合重量比としては、
のセメント添加剤に対して0.01〜10重量%の範
囲が好ましい。 3)本発明の製造方法により得られる共重合体Aを含
んでなるセメント添加剤、ポリアルキレングリコール
モノ(メタ)アクリル酸エステル系単量体、(メタ)ア
クリル酸エステル系単量体およびこれらの単量体と共重
合可能な単量体からなる共重合体(特公昭59−183
38号公報参照)、オキシアルキレン系消泡剤の3成
分を必須とする組み合わせ。なお、のオキシアルキレ
ン系消泡剤の配合重量比としては、のセメント添加剤
との共重合体との合計量に対して0.01〜10重量
%の範囲が好ましい。
重合体Aを含んでなるセメント添加剤、オキシアルキ
レン系消泡剤の2成分を必須とする組み合わせ。なお、
のオキシアルキレン系消泡剤の配合重量比としては、
のセメント添加剤に対して0.01〜10重量%の範
囲が好ましい。 3)本発明の製造方法により得られる共重合体Aを含
んでなるセメント添加剤、ポリアルキレングリコール
モノ(メタ)アクリル酸エステル系単量体、(メタ)ア
クリル酸エステル系単量体およびこれらの単量体と共重
合可能な単量体からなる共重合体(特公昭59−183
38号公報参照)、オキシアルキレン系消泡剤の3成
分を必須とする組み合わせ。なお、のオキシアルキレ
ン系消泡剤の配合重量比としては、のセメント添加剤
との共重合体との合計量に対して0.01〜10重量
%の範囲が好ましい。
【0048】本発明の製造方法により得られる共重合体
Aを含んでなるセメント添加剤は、共重合体Aの固形分
換算で、セメント重量の0.01〜1.0%、好ましく
は0.02〜0.5%となる比率の量を添加すれば良
い。この添加により、単位水量の低減、強度の増大、耐
久性の向上等の各種の好ましい諸効果がもたらされる。
使用量が0.01%未満では性能的に不十分であり、逆
に1.0%を超える量を使用しても、その効果は実質上
頭打ちとなり経済性の面からも不利となる。
Aを含んでなるセメント添加剤は、共重合体Aの固形分
換算で、セメント重量の0.01〜1.0%、好ましく
は0.02〜0.5%となる比率の量を添加すれば良
い。この添加により、単位水量の低減、強度の増大、耐
久性の向上等の各種の好ましい諸効果がもたらされる。
使用量が0.01%未満では性能的に不十分であり、逆
に1.0%を超える量を使用しても、その効果は実質上
頭打ちとなり経済性の面からも不利となる。
【0049】
【実施例】以下に実施例と比較例を挙げ、本発明を更に
具体的に説明するが、本発明はこれだけに限定されるも
のではない。なお、例中、特にことわりのない限り、%
は重量%を表すものとする。また、下記例中、ポリカル
ボン酸の重量平均分子量は、前述した測定条件のGPC
により求められたポリエチレングリコール換算値であ
り、単量体の重合率は、前述した測定条件のLCにより
求められたものである。 <実施例1>温度計、攪拌機、滴下ロート、窒素導入管
および環流冷却器を備えたガラス製反応容器に、3−メ
チル−3−ブテン−1−オールにエチレンオキサイドを
平均50モル付加してなるポリアルキレングリコールモ
ノアルケニルエーテル単量体(以下、IPN−50と称
す。)80g、イオン交換水58.9g、マレイン酸
8.3gを仕込み、60℃に昇温した。そこへNC−3
2P(日宝化学(株)製の2, 2’−アゾビス−2−メ
チルプロピオンアミジン塩酸塩)0.289gを加え、
10時間攪拌して重合反応を完結させることにより、重
量平均分子量31,000、IPN−50の重合率90
%、マレイン酸の重合率91%のポリカルボン酸の水溶
液を得た。 <比較例1>温度計、攪拌機、滴下ロート、窒素導入管
および環流冷却器を備えたガラス製反応容器に、イオン
交換水37.8g、IPN−50を80g、マレイン酸
8.3gを仕込み、60℃に昇温した後、そこへ、イオ
ン交換水21.0gに過硫酸アンモニウム1.07gを
溶解してなる水溶液を180分間で滴下した。その後、
120分間引き続いて60℃に温度を維持して重合反応
を完結させることにより、重量平均分子量30,00
0、IPN−50の重合率95%、マレイン酸の重合率
99%の比較用ポリカルボン酸の水溶液を得た。 <セメント添加剤としての性能試験>上記実施例と比較
例で得られた各ポリカルボン酸水溶液について、セメン
ト添加剤としての性能を調べた。セメント添加剤として
の性能は、下記のコンクリート試験により評価した。そ
の結果を表1および図1〜2に示す。 〔コンクリート試験〕セメントとして普通ポルトランド
セメント(3銘柄混合:比重3.16)、細骨材として
大井川水系産陸砂と木更津産山砂との混合砂(比重2.
62、FM2.71)、粗骨材として青海産硬質砂岩砕
石(比重2.64、MS20mm)を用いた。
具体的に説明するが、本発明はこれだけに限定されるも
のではない。なお、例中、特にことわりのない限り、%
は重量%を表すものとする。また、下記例中、ポリカル
ボン酸の重量平均分子量は、前述した測定条件のGPC
により求められたポリエチレングリコール換算値であ
り、単量体の重合率は、前述した測定条件のLCにより
求められたものである。 <実施例1>温度計、攪拌機、滴下ロート、窒素導入管
および環流冷却器を備えたガラス製反応容器に、3−メ
チル−3−ブテン−1−オールにエチレンオキサイドを
平均50モル付加してなるポリアルキレングリコールモ
ノアルケニルエーテル単量体(以下、IPN−50と称
す。)80g、イオン交換水58.9g、マレイン酸
8.3gを仕込み、60℃に昇温した。そこへNC−3
2P(日宝化学(株)製の2, 2’−アゾビス−2−メ
チルプロピオンアミジン塩酸塩)0.289gを加え、
10時間攪拌して重合反応を完結させることにより、重
量平均分子量31,000、IPN−50の重合率90
%、マレイン酸の重合率91%のポリカルボン酸の水溶
液を得た。 <比較例1>温度計、攪拌機、滴下ロート、窒素導入管
および環流冷却器を備えたガラス製反応容器に、イオン
交換水37.8g、IPN−50を80g、マレイン酸
8.3gを仕込み、60℃に昇温した後、そこへ、イオ
ン交換水21.0gに過硫酸アンモニウム1.07gを
溶解してなる水溶液を180分間で滴下した。その後、
120分間引き続いて60℃に温度を維持して重合反応
を完結させることにより、重量平均分子量30,00
0、IPN−50の重合率95%、マレイン酸の重合率
99%の比較用ポリカルボン酸の水溶液を得た。 <セメント添加剤としての性能試験>上記実施例と比較
例で得られた各ポリカルボン酸水溶液について、セメン
ト添加剤としての性能を調べた。セメント添加剤として
の性能は、下記のコンクリート試験により評価した。そ
の結果を表1および図1〜2に示す。 〔コンクリート試験〕セメントとして普通ポルトランド
セメント(3銘柄混合:比重3.16)、細骨材として
大井川水系産陸砂と木更津産山砂との混合砂(比重2.
62、FM2.71)、粗骨材として青海産硬質砂岩砕
石(比重2.64、MS20mm)を用いた。
【0050】セメント添加剤を配合しないプレーンコン
クリートの配合条件は、単位セメント量320kg/m
3 、単位水量203kg/m3 (水/セメント比63.
4%)および細骨材率49%であり、セメント添加剤を
配合したコンクリートの配合条件は、単位セメント量3
20kg/m3 、単位水量173kg/m3 (水/セメ
ント比54.1%)および細骨材率47%である。
クリートの配合条件は、単位セメント量320kg/m
3 、単位水量203kg/m3 (水/セメント比63.
4%)および細骨材率49%であり、セメント添加剤を
配合したコンクリートの配合条件は、単位セメント量3
20kg/m3 、単位水量173kg/m3 (水/セメ
ント比54.1%)および細骨材率47%である。
【0051】上記条件下に、混練量30Lでコンクリー
トを製造し、スランプ(Slump) 値、フロー(Flow)値およ
び空気(Air) 量を測定した。なお、コンクリートの混練
には強制練りミキサーを用い、スランプ値、フロー値お
よび空気量の測定方法は、日本工業規格(JIS A
1101、1128)に準拠して行った。
トを製造し、スランプ(Slump) 値、フロー(Flow)値およ
び空気(Air) 量を測定した。なお、コンクリートの混練
には強制練りミキサーを用い、スランプ値、フロー値お
よび空気量の測定方法は、日本工業規格(JIS A
1101、1128)に準拠して行った。
【0052】
【表1】
【0053】表および図にみるように、実施例1のポリ
カルボン酸水溶液からなるセメント添加剤は、比較例1
のものと比べて、同じ添加量で比較した場合、高い流動
性を付与することがわかる。
カルボン酸水溶液からなるセメント添加剤は、比較例1
のものと比べて、同じ添加量で比較した場合、高い流動
性を付与することがわかる。
【0054】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、高いセメン
ト減水性を示すポリカルボン酸を得ることができる。こ
のようなポリカルボン酸をセメント添加剤に用いれば、
コンクリート施工のコストを低減することができる。
ト減水性を示すポリカルボン酸を得ることができる。こ
のようなポリカルボン酸をセメント添加剤に用いれば、
コンクリート施工のコストを低減することができる。
【図1】実施例1、比較例1で得られた各ポリカルボン
酸水溶液について、その添加量(セメントに対するポリ
カルボン酸固形分の重量%)とスランプ値との関係を示
すグラフである。
酸水溶液について、その添加量(セメントに対するポリ
カルボン酸固形分の重量%)とスランプ値との関係を示
すグラフである。
【図2】実施例1、比較例1で得られた各ポリカルボン
酸水溶液について、その添加量(セメントに対するポリ
カルボン酸固形分の重量%)とフロー値との関係を示す
グラフである。
酸水溶液について、その添加量(セメントに対するポリ
カルボン酸固形分の重量%)とフロー値との関係を示す
グラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C04B 103:32 (72)発明者 塩手 勝久 神奈川県川崎市川崎区千鳥町14−1 株式 会社日本触媒内 (72)発明者 岩井 正吾 神奈川県川崎市川崎区千鳥町14−1 株式 会社日本触媒内 Fターム(参考) 4J027 AC02 AC03 AC04 AC07 BA03 BA04 BA05 BA07 BA13 BA14 CB05 CB09 CC02 4J100 AE09P AE18P AE26P AJ09Q AJ10Q AK32Q AL41Q BA03P BA03Q BA08P BA08Q BA31Q BA35Q BC43P BC44P BC48P BC49P CA04 FA03
Claims (6)
- 【請求項1】下記一般式(1)で示すポリアルキレング
リコールモノアルケニルエーテル単量体(I)と下記一
般式(2)で示すマレイン酸系単量体(II)とを必須
成分として含むとともに、これらの単量体(I)、(I
I)と共重合可能なその他の単量体(III)をさらに
含むことがある単量体成分を重合開始剤の存在下で共重
合させてポリカルボン酸を得るに当たり、前記重合開始
剤として水溶性アゾ系開始剤を用いることを特徴とす
る、セメント添加剤用ポリカルボン酸の製造方法。 【化1】 (式(1)中、R1 は炭素数2〜5のアルケニル基を表
し、R2 Oは炭素数2〜18のオキシアルキレン基の1
種又は2種以上の混合物を表し、2種以上の場合はブロ
ック状に付加していてもランダム状に付加していても良
く、R3 は水素又は炭素数1〜30のアルキル基、フェ
ニル基又はアルキルフェニル基(アルキルフェニル基中
のアルキル基の炭素数は1〜30である)を表し、pは
オキシアルキレン基の平均付加モル数であり1〜300
の整数を表す。) 【化2】 (式(2)中、M1 、M2 はそれぞれ独立に水素、一価
金属、二価金属、アンモニウム又は有機アミンを表し、
Xは−OM2 又は−Y−(R4 O)q R5 を表し、Yは
−O−又は−NH−を表し、R4 Oは炭素数2〜18の
オキシアルキレン基の1種又は2種以上の混合物を表
し、2種以上の場合はブロック状に付加していてもラン
ダム状に付加していても良く、R5 は水素、炭素数1〜
30のアルキル基、フェニル基、アミノアルキル基、ア
ルキルフェニル基又はヒドロキシルアルキル基(アミノ
アルキル基、アルキルフェニル基、ヒドロキシルアルキ
ル基中のアルキル基の炭素数は1〜30である)を表
し、qはオキシアルキレン基の平均付加モル数であり、
0〜300の整数を表す。但し、M1 が結合している酸
素と、Xが結合している炭素とが結合して酸無水物基
(−CO−O−CO−)を構成しているものを含む。こ
の場合M1 とXは存在しない。) - 【請求項2】下記一般式(1)で示すポリアルキレング
リコールモノアルケニルエーテル単量体(I)と下記一
般式(2)で示すマレイン酸系単量体(II)とを必須
成分として含むとともに、これらの単量体(I)、(I
I)と共重合可能なその他の単量体(III)をさらに
含むことがある単量体成分を重合開始剤の存在下で共重
合させてポリカルボン酸を得るに当たり、反応容器に重
合開始剤の少なくとも50重量%を投入後、その時点か
ら共重合終了までの1/10の時間が経過するまでに、
全単量体の少なくとも50重量%を反応容器に投入し終
えるとともに、水系溶媒を用いて共重合を行うことを特
徴とする、セメント添加剤用ポリカルボン酸の製造方
法。 【化3】 (式(1)中、R1 は炭素数2〜5のアルケニル基を表
し、R2 Oは炭素数2〜18のオキシアルキレン基の1
種又は2種以上の混合物を表し、2種以上の場合はブロ
ック状に付加していてもランダム状に付加していても良
く、R3 は水素又は炭素数1〜30のアルキル基、フェ
ニル基又はアルキルフェニル基(アルキルフェニル基中
のアルキル基の炭素数は1〜30である)を表し、pは
オキシアルキレン基の平均付加モル数であり1〜300
の整数を表す。) 【化4】 (式(2)中、M1 、M2 はそれぞれ独立に水素、一価
金属、二価金属、アンモニウム又は有機アミンを表し、
Xは−OM2 又は−Y−(R4 O)q R5 を表し、Yは
−O−又は−NH−を表し、R4 Oは炭素数2〜18の
オキシアルキレン基の1種又は2種以上の混合物を表
し、2種以上の場合はブロック状に付加していてもラン
ダム状に付加していても良く、R5 は水素、炭素数1〜
30のアルキル基、フェニル基、アミノアルキル基、ア
ルキルフェニル基又はヒドロキシルアルキル基(アミノ
アルキル基、アルキルフェニル基、ヒドロキシルアルキ
ル基中のアルキル基の炭素数は1〜30である)を表
し、qはオキシアルキレン基の平均付加モル数であり、
0〜300の整数を表す。但し、M1 が結合している酸
素と、Xが結合している炭素とが結合して酸無水物基
(−CO−O−CO−)を構成しているものを含む。こ
の場合M1 とXは存在しない。) - 【請求項3】下記一般式(1)で示すポリアルキレング
リコールモノアルケニルエーテル単量体(I)と下記一
般式(2)で示すマレイン酸系単量体(II)とを必須
成分として含むとともに、これらの単量体(I)、(I
I)と共重合可能なその他の単量体(III)をさらに
含むことがある単量体成分を重合開始剤の存在下で共重
合させてポリカルボン酸を得るに当たり、反応容器に重
合開始剤の少なくとも50重量%を投入後、その時点か
ら共重合終了までの1/10の時間が経過するまでに、
全単量体の少なくとも50重量%を反応容器に投入し終
えるとともに、水系溶媒を用いて共重合を行い、かつ、
前記重合開始剤として水溶性アゾ系開始剤を用いること
を特徴とする、セメント添加剤用ポリカルボン酸の製造
方法。 【化5】 (式(1)中、R1 は炭素数2〜5のアルケニル基を表
し、R2 Oは炭素数2〜18のオキシアルキレン基の1
種又は2種以上の混合物を表し、2種以上の場合はブロ
ック状に付加していてもランダム状に付加していても良
く、R3 は水素又は炭素数1〜30のアルキル基、フェ
ニル基又はアルキルフェニル基(アルキルフェニル基中
のアルキル基の炭素数は1〜30である)を表し、pは
オキシアルキレン基の平均付加モル数であり1〜300
の整数を表す。) 【化6】 (式(2)中、M1 、M2 はそれぞれ独立に水素、一価
金属、二価金属、アンモニウム又は有機アミンを表し、
Xは−OM2 又は−Y−(R4 O)q R5 を表し、Yは
−O−又は−NH−を表し、R4 Oは炭素数2〜18の
オキシアルキレン基の1種又は2種以上の混合物を表
し、2種以上の場合はブロック状に付加していてもラン
ダム状に付加していても良く、R5 は水素、炭素数1〜
30のアルキル基、フェニル基、アミノアルキル基、ア
ルキルフェニル基又はヒドロキシルアルキル基(アミノ
アルキル基、アルキルフェニル基、ヒドロキシルアルキ
ル基中のアルキル基の炭素数は1〜30である)を表
し、qはオキシアルキレン基の平均付加モル数であり、
0〜300の整数を表す。但し、M1 が結合している酸
素と、Xが結合している炭素とが結合して酸無水物基
(−CO−O−CO−)を構成しているものを含む。こ
の場合M1 とXは存在しない。) - 【請求項4】前記水溶性アゾ系開始剤が2, 2’−アゾ
ビス−2−メチルプロピオンアミジン塩酸塩である、請
求項1または3に記載のセメント添加剤用ポリカルボン
酸の製造方法。 - 【請求項5】前記ポリアルキレングリコールモノアルケ
ニルエーテル単量体(I)が3−メチル−3−ブテン−
1−オールにアルキレンオキシドを平均1〜300モル
付加した化合物である、請求項1から4までのいずれか
に記載のセメント添加剤用ポリカルボン酸の製造方法。 - 【請求項6】前記ポリアルキレングリコールモノアルケ
ニルエーテル単量体(I)の末端R 3 が水素である、請
求項5に記載のセメント添加剤用ポリカルボン酸の製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30413398A JP2000128600A (ja) | 1998-10-26 | 1998-10-26 | セメント添加剤用ポリカルボン酸の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30413398A JP2000128600A (ja) | 1998-10-26 | 1998-10-26 | セメント添加剤用ポリカルボン酸の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000128600A true JP2000128600A (ja) | 2000-05-09 |
Family
ID=17929447
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30413398A Withdrawn JP2000128600A (ja) | 1998-10-26 | 1998-10-26 | セメント添加剤用ポリカルボン酸の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000128600A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003105042A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Nof Corp | ポリカルボン酸系共重合体の製造方法およびセメント用添加剤 |
JP2007238925A (ja) * | 2006-02-07 | 2007-09-20 | Nittetsu Cement Co Ltd | 超微粒子注入材組成物 |
JP2007284326A (ja) * | 2006-04-12 | 2007-11-01 | Yoshiyuki Kobayashi | 生コンクリート流動剤 |
JP2009052055A (ja) * | 2001-05-16 | 2009-03-12 | Nippon Shokubai Co Ltd | アルコキシレート化合物 |
CN110128050A (zh) * | 2019-06-25 | 2019-08-16 | 广东汇强外加剂有限公司 | 一种两性聚羧酸常温合成工艺 |
WO2020001008A1 (zh) * | 2018-06-26 | 2020-01-02 | 科之杰新材料集团有限公司 | 一种微交联粉体聚羧酸减水剂的制备方法 |
-
1998
- 1998-10-26 JP JP30413398A patent/JP2000128600A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009052055A (ja) * | 2001-05-16 | 2009-03-12 | Nippon Shokubai Co Ltd | アルコキシレート化合物 |
JP2003105042A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Nof Corp | ポリカルボン酸系共重合体の製造方法およびセメント用添加剤 |
JP2007238925A (ja) * | 2006-02-07 | 2007-09-20 | Nittetsu Cement Co Ltd | 超微粒子注入材組成物 |
JP2007284326A (ja) * | 2006-04-12 | 2007-11-01 | Yoshiyuki Kobayashi | 生コンクリート流動剤 |
WO2020001008A1 (zh) * | 2018-06-26 | 2020-01-02 | 科之杰新材料集团有限公司 | 一种微交联粉体聚羧酸减水剂的制备方法 |
CN110128050A (zh) * | 2019-06-25 | 2019-08-16 | 广东汇强外加剂有限公司 | 一种两性聚羧酸常温合成工艺 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20050427 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20070411 |