JP2001210098A - 半導体記憶装置及び半導体記憶装置のワード線欠陥検出方法 - Google Patents
半導体記憶装置及び半導体記憶装置のワード線欠陥検出方法Info
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Abstract
むすべてのワード線にストレス電圧が確実に印加された
か否かを検出可能とすることにより、ウェハーバーイン
試験の信頼性を向上させ得る半導体記憶装置を提供す
る。 【解決手段】バーイン試験時に、ワード線駆動回路3か
らストレス電圧Vstがワード線WL,RWLに印加され
ると、電圧検出回路VCにより各ワード線WL,RWL
の全長にストレス電圧Vstが正常に印加されたか否かが
検出される。
Description
能を備えた半導体記憶装置に関するものである。近年の
DRAMは益々微細化が進み、メモリセルを構成するセ
ル容量やセルトランジスタ及びそのメモリセルに接続さ
れるワード線やビット線等が極めて精緻な設計ルールで
設計されているため、その製造時において電気的欠陥が
発生し易く、その電気的欠陥に基づく初期不良が発生し
易い状況となっている。
性を確保するために、メモリセル領域内の素子及び配線
に通常使用時より高電圧を所定時間印加するバーイン試
験を行って不良品を排除することが必要である。
最終試験工程において、複数のワード線を順次アクセス
するファンクション動作を長時間かけて行っていた。し
かし、最近ではパッケージングされていないチップの状
態で顧客に出荷する場合が多くなっているため、ウェハ
ー試験工程内でバーイン試験を行うことが一般的に行わ
れるようになっている。
動作時にはワード線が1本ずつ選択され、選択されたワ
ード線に接続された記憶セルのうち、選択されたコラム
に接続された記憶セルに対し、セル情報の読み出し動作
あるいは書き込み動作が行われる。
は、複数のワード線やビット線を一括して選択し、ワー
ド線及びビット線にストレス電圧を所定時間印加し続け
ることにより、バーイン試験に要する試験時間の短縮を
図っている。
ン試験機能を搭載した半導体記憶装置は、次に示すよう
にに種々の構成が提案されている。特開平6−6069
7号公報では、バーインテストモード検出信号により、
ワード線を選択する行アドレス選択回路に入力されるア
ドレス信号を無効化し、ワード線選択信号を全選択状態
にして、すべてのワード線を一括して選択する構成が開
示されている。
ウェハーバーインテスト信号により複数のワード線に接
続されたトランジスタを介して、すべてのワード線にス
トレス電圧を同時に供給する構成が開示されている。
すべてのワード線にストレス電圧が確実に印加されてい
るか否かを検出することはできない。すなわち、各ワー
ド線は微細な配線であるとともに、多数の記憶セルを接
続するために、例えば1000μm程度の長配線とな
る。このようなワード線の途中で、断線あるいは導通不
良が生じていると、各ワード線にストレス電圧を供給し
たとしても、ワード線の全長にわたってストレス電圧を
印加できないことがある。従って、バーイン試験の信頼
性を十分に確保することができないという問題点があ
る。
ン試験時に入力される信号に基づいて、測定端子に外部
から供給されるストレス電圧を出力して、内部回路にス
トレス電圧が供給されているか否かを検出可能とし、通
常動作時に入力される信号に基づいて、測定端子に通常
動作時の電源電圧を出力して、内部回路に通常動作時の
電源が供給されているか否かを検出可能とした構成が開
示されている。
レスキー回路に入力されるアドレス信号と、外部端子信
号の入力レベルに基づいて、バーインモード検出回路で
バーインモードが設定されているか否かを検出可能とし
た構成が開示されている。
平9−147599号では、バーイン試験が行われたか
否かを検出することはできるが、本当にすべてのワード
線にストレス電圧が確実に印加されたか否かを検出して
いるわけではないので、バーイン試験の信頼性を十分に
確保することはできない。
ード線がMOSトランジスタのゲートに接続され、各ト
ランジスタのドレイン・ソース間に流れる電流の有無を
検出するテスト用端子を設けることにより、ワード線に
接続されたトランジスタのオン動作に基づくドレイン電
流を検出することにより、当該ワード線の電源との短絡
の有無を検出可能とした構成が開示されている。
接続されたトランジスタはワイヤードオア接続であるた
め、バーイン試験時にすべてのワード線が一括して選択
された場合には、複数のトランジスタに同時にドレイン
が流れるため、本当にすべてのワード線が正常に選択さ
れたか否かを検出することはできない。
位が該トランジスタのソース電位よりそのしきい値分以
上高ければオン動作するため、各ワード線にストレス電
圧が正常に印加されたか否かを検出することはできな
い。仮に、各トランジスタのオン抵抗に基づいて、各ワ
ード線に印加されたストレス電圧を推定可能であったと
しても、複数のトランジスタが一括して選択されている
状態では、個々のトランジスタのオン抵抗を推定するこ
とはできない。
かったワード線の本数を検出することができないため、
このバーイン試験工程では当該チップが冗長動作により
救済できるチップであるか否かを選別することができな
い。
モリーデバイスは、ウェハー試験工程におけるバーイン
試験の信頼性が不十分であるため、その不十分さを補う
次のような製造工程で製造されている。
始により、まずウェハー上の各チップに対し、DCチェ
ック(ステップ1)及び簡易ファンクションチェック
(ステップ2)が行われる。
給した状態における短絡電流を検出して、短絡電流の多
い不良品を検出する工程である。簡易ファンクションチ
ェックは、各チップの内部回路の動作を簡易的にチェッ
クする。
(ステップ3)、その後DCチェック(ステップ4)、
冗長設定(ステップ5)が行われる。次いで、全記憶セ
ルに対し書き込み動作及び読み出し動作を行って、全記
憶セルが正常に動作するかをチェックするフルファンク
ションチェックが行われる(ステップ6)。
して出荷する場合には、ダイシング(ステップ7)、ア
センブリ(ステップ8)、簡易チェック(ステップ9)
が行われる。
試験(ステップ3)を補うために、ワード線を1本ずつ
選択してストレス電圧を印加する通常オペレーションに
よる追加バーイン試験を行い(ステップ10)、次いで
再度フルファンクションチェックを行い(ステップ1
1)、アセンブリ品として出荷する。
には、ステップ6に続いてウェハー状態で通常オペレー
ションによる追加バーイン試験を行い(ステップ1
2)、次いでDCチェック(ステップ13)及び簡易チ
ェック(ステップ14)を行った後、出荷する。
メモリデバイスでは、いずれの構成においてもウェハー
バーイン試験時において、冗長ワード線を含むすべての
ワード線にストレス電圧が確実に印加されたか否かを検
出することはできないので、バーイン試験の信頼性が低
いという問題点がある。
の信頼性の低さを補うために、後工程において、通常オ
ペレーションによる追加バーイン試験とフルファンクシ
ョンチェックを行う必要があり、試験時間の増大あるい
は試験コストの上昇を招くという問題点がある。
時に、冗長ワード線を含むすべてのワード線にストレス
電圧が確実に印加されたか否かを検出可能とすることに
より、ウェハーバーイン試験の信頼性を向上させ得る半
導体記憶装置を提供することにある。
説明図である。すなわち、バーイン試験時にストレス電
圧Vstがワード線WLと冗長ワード線RWLに印加され
ると、電圧検出回路VCにより各ワード線WLの全長に
ストレス電圧Vstが正常に印加されたか否かが検出され
る。
たストレス電圧判定回路で、ストレス電圧がすべてのワ
ード線に一括して供給されたか否かがAND論理で検出
される。ストレス電圧判定回路は、NチャネルMOSト
ランジスタで構成されるワードスイッチを直列に接続し
て構成され、各ワード線がワードスイッチのゲートに接
続される。前記ストレス電圧判定回路の入力端子には前
記ストレス電圧より前記トランジスタのしきい値分低い
第一の基準電圧がストレス判定制御回路から供給され、
ストレス電圧判定回路の出力端子には、プリセット電圧
として前記ストレス電圧を供給するプリセット回路が接
続される。前記ストレス電圧判定回路の出力端子には、
前記ストレス電圧と前記第一の基準電圧の中間電位であ
る第二の基準電圧と、前記ストレス電圧判定回路の出力
端子電圧とを比較する比較器が接続される。
レス電圧が印加されたとき、ストレス電位供給源である
ワードドライバーから距離的に一番遠くにあるダミーセ
ル群内のダミービット線を介してダミーセルに対し、通
常動作時の書き込みレベルより高いレベルで書き込み動
作及び読み出し動作が可能か否かを検出することによ
り、ストレス電圧がワード線駆動回路から冗長ワード線
を含むすべてのワード線全長に印加されたか否かが検出
される。尚、ストレス電位供給源は特にワードドライバ
ー素子でなくとも問題ない。
の発明を具体化したDRAMの第一の実施の形態を示
す。図2に示すように、ロウデコーダ1にはアドレス信
号Add及びウェハーバーイン信号WBIXが入力され
る。前記ウェハーバーイン信号WBIXは、ウェハーバ
ーイン試験時にはLレベルの信号として入力され、通常
動作時にはHレベルの信号として入力される。
ドレス信号Addに基づいて、多数のグローバルワード
線GWL0〜GWLiのいずれか一本を選択し、ウェハ
ーバーイン試験時にはウェハーバーイン信号WBIXに
基づいて、グローバルワード線GWL0〜GWLiをす
べて選択する。
ダ2が配設され、その冗長デコーダ2には冗長判定回路
(図示しない)から冗長判定信号RWと、前記ウェハー
バーイン信号WBIXが入力される。
は冗長判定信号RWに基づいて、冗長グローバルワード
線RGWL0を選択し、ウェハーバーイン試験時にはウ
ェハーバーイン信号WBIXに基づいて冗長グローバル
ワード線RGWL0を選択する。
ェハーバーイン信号WBIXに基づいて、グローバルワ
ード線GWL0〜GWLi及び冗長グローバルワード線
RGWL0がすべて一括して選択される。
i及び冗長グローバルワード線RGWL0は、それぞれ
一対のワードドライバ3a,3bの入力端子に接続され
る。そして、グローバルワード線GWL0〜GWLiに
接続されたワードドライバ3a,3bの出力端子にワー
ド線WL0〜WLnの基端が接続され、冗長グローバル
ワード線RGWL0に接続されたワードドライバ3a,
3bの出力端子に冗長ワード線RWL0,RWL1の基
端が接続される。
選択回路4から電源pxoが供給され、前記各ワードド
ライバ3bにはドライバ選択回路4から電源px1が供
給される。
OSトランジスタTr1を介して電源Vppが供給され、P
チャネルMOSトランジスタTr2を介してバーイン試験
のためのストレス電圧Vstが供給される。Vppは、通常
動作時にワード線に供給する電圧であり、外部電源が
3.3V仕様の場合には、4.0Vに設定される。ま
た、Vstは約4.5Vに設定される。
ウェハーバーイン信号WBIXがインバータ回路5aを
介して入力され、前記トランジスタTr2のゲートにはウ
ェハーバーイン信号WBIXが入力される。
バ選択回路4に電源Vstが供給され、通常動作時にはド
ライバ選択回路4に電源Vppが供給される。前記ドライ
バ選択回路4には、前記ロウデコーダ1からドライバ選
択信号DSが入力される。そして、ドライバ選択回路4
は通常動作時にはドライバ選択信号DSに基づいて、各
ワードドライバ3a,3bのいずれかに電源Vppを供給
し、ウェハーバーイン試験時には、すべてのワードドラ
イバ3a,3bに電源Vstを供給する。
ド線RWL0,RWL1には、それぞれ多数の記憶セル
MCが接続され、各記憶セルMCにはそれぞれビット線
(図示しない)が接続される。
ド線RWL0,RWL1において、それぞれの共通のグ
ローバルワード線で駆動される各ワード線対の先端に
は、NチャネルMOSトランジスタで構成されるワード
スイッチ6a,6bのゲートがそれぞれ接続されてい
る。
線で駆動される各ワード線対の先端部及び基端部は、P
チャネルMOSトランジスタで構成されるワード線間ス
イッチ7a,7bで接続され、各ワード線間スイッチ7
a,7bのゲートには、前記ウェハーバーイン信号WB
IXが入力される。従って、ウェハバーイン試験時には
ワード線間スイッチ7a,7bがオンされて、ワード線
対が同電位となる。
接続され、そのワードスイッチ6a,6bと、前記ワー
ド線間スイッチ7a,7bとでストレス電圧判定回路8
が構成される。前記ストレス電圧判定回路8の入力端子
であるノードN1にはストレス判定制御回路9が接続さ
れる。
ルMOSトランジスタTr3,Tr4のドレインが前記ノー
ドN1に接続され、同トランジスタTr3のソースは電源
Vssに接続され、トランジスタTr4のソースには基準電
圧Vref1が供給される。
試験時に供給されるストレス電圧Vstよりワードスイッ
チ6a,6b若しくは記憶セルを構成するNチャネルM
OSトランジスタのしきい値分低い電圧(Vst−Vth)
に設定され、そのしきい値Vthを1Vとすれば、3.5
Vに設定される。
あるノードN2は、比較器10のプラス側入力端子に接
続される。前記比較器10のマイナス側入力端子には基
準電圧Vref2が供給される。
からワードスイッチ6a,6bあるいは記憶セルMCの
セルトランジスタのしきい値の1/2を減算した値(V
st−Vth/2)に設定され、4.0Vに設定される。従
って、比較器10はノードN2の電圧レベルが4.0V
以上であれば、Hレベルの出力信号を出力し、4.0V
以下であれば、Lレベルの出力信号を出力する。この出
力信号は、インバータ回路5dで反転された出力信号O
UTとして外部端子を介してバーイン試験装置に出力さ
れる。
ン信号WBIXがインバータ回路5cを介して入力され
る。そして、ウェハーバーイン試験時にインバータ回路
5cの出力信号がHレベルとなると、比較器10が活性
化される。
位で動作するプリセット回路11が接続される。このプ
リセット回路11は、ウェハーバーイン試験の開始時に
Lレベルのワンショットパルス信号がプリセット信号P
Rとして入力され、そのプリセット信号PRに基づい
て、ノードN2をVstレベル、すなわち4.5Vにリセ
ットする。
回路11のインバータ回路のしきい値が4.0V程度に
設定されて、プリセット信号PRがHレベルの状態で
は、プリセット回路11はノードN2の電位をストレス
電圧Vstあるいは電源Vssレベルにラッチするラッチ回
路として動作する。
動作を説明する。ウェハーバーイン試験時には、バーイ
ン試験装置からストレス電圧Vstと、Lレベルのウェハ
バーイン信号WBIX及びHレベルのウェハバーイン信
号WBIZが供給される。
ともに、トランジスタTr2がオンされて、ドライバ選択
回路4にはストレス電圧Vstが供給され、そのストレス
電圧Vstがすべてのワードドライバ3a,3bに電源p
x0,px1として供給される。
バルワード線GWL0〜GWLiを選択する状態とな
る。従って、各ワード線WL0〜WLn及び冗長ワード
線RWL0,RWL1にはストレス電圧Vstが一括して
印加される状態となる。
長ワード線RWL0,RWL1には、ストレス電圧Vst
が印加され、かつワード線間スイッチ7a,7bがオン
される。
ジスタTr4がオンされるとともに、トランジスタTr3が
オフされ、ノードN1には基準電圧Vref1が供給され
る。ノードN2は、プリセット回路11に入力されるプ
リセット信号PRに基づいてストレス電圧Vstレベルに
充電される。さらに、インバータ回路5cのHレベルの
出力信号に基づいて、比較器10が活性化される。
及び冗長ワード線RWL0,RWL1に4.5Vのスト
レス電圧Vstが印加されると、すべてのワードスイッチ
6a,6bがオンされて、ノードN2はプリセットレベ
ルであるストレス電圧Vstレベルから基準電圧Vref1レ
ベルまで低下して、基準電圧Vref2より低くなる。す
ると、比較器10の出力信号は、HレベルからLレベル
に反転する。
るHレベルの出力信号OUTをバーイン試験装置で検出
することにより、すべてのワード線WL0〜WLn及び
冗長ワード線RWL0,RWL1にはストレス電圧Vst
が正常に印加されていることが確認される。
線で制御される一対のワード線にともに欠陥が発生して
いて、当該一対のワード線の先端部にストレス電圧Vst
がまったく印加されない場合あるいは当該一対のワード
線の電圧レベルが4.5Vまで上昇しない場合には、ス
トレス電圧判定回路8を構成する多数のワードスイッチ
6a,6bの少なくとも一つがオフされるため、ノード
N2はストレス電圧Vstレベルに維持される。
に維持され、インバータ回路5dのLレベルの出力信号
OUTをバーイン試験装置で検出することにより、スト
レス電圧Vstが正常に印加されていないワード線が存在
することが確認され、このチップを不良品として除外可
能である。
線で制御される一対のワード線のうちいずれか一方に欠
陥がある場合、ワード線間スイッチ7a,7bを介して
欠陥があるワード線にもストレス電圧Vstが確実に印加
され、欠陥があるワード線に接続されたワードスイッチ
もオンされる。
いずれか一方にのみ欠陥が生じることが、多数のグロー
バルワード線について発生することは、現実的には起こ
りにくい。従って、このような場合には、後工程で、欠
陥が生じているワード線に対応するグローバルワード線
を冗長グローバルワード線に冗長できる可能性があるの
で、不良品とはしない。
信号WBIXがHレベルとなるとともに、ウェハーバー
イン信号WBIZがLレベルとなる。すると、ロウデコ
ーダ1により、アドレス信号Addに基づいていずれか
一本のグローバルワード線あるいは冗長グローバルワー
ド線が選択される。
ライバ選択回路4には電源Vppが供給され、そのドライ
バ選択回路4から各ワードドライバ3a,3bに供給さ
れる電源px0,px1の一方が電源Vppとなり、他方
が電源Vssとなる。
となって比較器10は不活性化されるとともに、ストレ
ス判定制御回路9のトランジスタTr4がオフされ、トラ
ンジスタTr3がオンされて、ノードN1は電源Vssレベ
ルとなる。また、ワード線間スイッチ7a,7bはいず
れもオフされる。
dに基づいて、ワード線WL0〜WLn及び冗長ワード
線RWL0〜RWLnのいずれかが選択され、選択され
たワード線に接続された記憶セルMCの中から、コラム
デコーダで選択された記憶セルに対しセル情報の書き込
み動作あるいは読み出し動作が行われる。
効果を得ることができる。 (1)ウェハーバーイン試験時には、すべてのワード線
WL0〜WLn及び冗長ワード線RWL0〜RWL1に
ストレス電圧Vstが正常に印加されているとき、インバ
ータ回路5dの出力信号OUTがHレベルとなるので、
バーイン試験装置においてその事実を検出することがで
きる。
線で制御される一対のワード線のいずれか一方に欠陥が
生じていても、ワード線間スイッチ7a,7bにより、
両ワード線にストレス電圧Vstを印加することができる
とともに、インバータ回路5dの出力信号OUTがHレ
ベルとなるので、バーイン試験装置において全ワード線
にストレス電圧Vstを印加した事実を検出することがで
きる。
線で制御される一対のワード線の両方に4.5Vのスト
レス電圧Vstが正常に印加されていないとき、インバー
タ回路5dの出力信号OUTがLレベルとなるので、バ
ーイン試験装置においてその事実を検出することができ
る。
12に置き換えることもできる。ラッチ回路12は、前
記ノードN2と、インバータ回路5cの出力信号がNA
ND回路13aに入力され、そのNAND回路13aの
出力信号OUTは、NAND回路13bに入力される。
ット信号PRが入力され、同NAND回路13bの出力
端子が前記ノードN2に接続される。前記NAND回路
13aのしきい値は4.0V程度とし、NAND回路1
3bのHレベルの出力信号はストレス電圧Vstレベルと
する。
バーイン試験時にはプリセット信号PRによりノードN
2がストレス電圧Vstにプリセットされ、インバータ回
路5cの出力信号はHレベルとなることから、NAND
回路13aの出力信号OUTはLレベルとなる。そし
て、NAND回路13a,13bの動作によりこの状態
がラッチされる。
すべてオンされて、ノードN2が3.5Vとなると、N
AND回路13aの出力信号OUTはHレベルに反転
し、NAND回路13a,13bの動作によりこの状態
がラッチされる。
較器10と同様に、ワードスイッチ6a,6bがすべて
オンされたとき、出力信号OUTを反転させることがで
きる。
に、前記インバータ回路5dの出力信号OUTを、バー
イン試験時に入力されるテストモード信号TMで活性化
されるテストモード回路14を介して外部端子15に出
力する構成としてもよい。
ストモード回路14が不活性化されるため、通常時には
任意の信号の入出力端子として使用する外部端子15を
利用して、バーイン試験時にインバータ回路5dの出力
信号OUTを出力することができる。
回路5dの出力信号OUTをROM16及びROM読み
出し回路17を介して外部端子15に出力可能としても
よい。
dの出力信号OUTを書き込み可能とするものであり、
前記ROM読み出し回路17はROM16に書き込まれ
た内容を読み出して、外部端子15から出力するもので
ある。
ーバーイン試験を終了した後の、任意の後工程で、RO
M16に書き込まれているインバータ回路5dの出力信
号OUTを読み出して、ストレス電圧Vstが正常に印加
されたか否かを検出することができる。 (第二の実施の形態)図6は、第二の実施の形態を示
す。この実施の形態は、前記第一の実施の形態のストレ
ス電圧判定回路8の構成を変更したものであり、それ以
外の構成は第一の実施の形態と同様である。
御されるワード線対は、その先端部において2個のPチ
ャネルMOSトランジスタで構成されるワード線間スイ
ッチ18a,18bを介して接続され、そのワード線間
スイッチ18a,18b間のノードが、ワードスイッチ
19を構成する1個のNチャネルMOSトランジスタの
ゲートに接続されている。
ゲートには、ウェハーバーイン信号WBIXが入力され
る。このような構成により、ウェハーバーイン試験時に
は、Lレベルのウェハーバーイン信号WBIXに基づい
てワード線間スイッチ18a,18bがオンされる。そ
して、対を成すワード線のいずれかにストレス電圧Vst
が印加されれば、当該ワード線対にストレス電圧Vstが
印加され、ワードスイッチ19がオンされる。
形態と同様な作用効果を得ることができるとともに、ワ
ードスイッチ19を構成する素子数を半減させることが
できるので、ストレス電圧判定回路8の回路面積を縮小
することができる。 (第三の実施の形態)図7は、第三の実施の形態を示
す。この実施の形態は、セルアレイ内に形成されている
ダミーセル群を利用して、ウェハーバーイン試験時にワ
ード線にストレス電圧が正常に印加されたか否かを検出
しようとするものである。このダミーセル群は、フォト
リソグラフ特性等のプロセス上、あるいは通常セルを外
部ノイズから保護するため等の理由から、セルアレイの
周辺部にビット線一対分形成されるものであり、通常動
作時にはアクセスされないセル群である。
て、通常の書き込み動作及び読み出し動作が行われる通
常記憶セル群20の側方すなわち各ワード線WL0〜W
Ln及び冗長ワード線RWLの先端側には、ダミーセル
群21が形成されている。
L0〜WLnにダミーセルDMCがそれぞれ接続される
とともに、各ダミーセルDMCにはビット線DBLZ,
DBLXのいずれかが接続される。
前記通常記憶セル群20のビット線対と同様に、センス
アンプ22が配設され、ダミーセルDMCからのセル情
報の読み出しが可能となっている。
使用して、ウェハーバーイン試験時に、各ワード線WL
0〜WLnにストレス電圧Vstが正常に印加されたか否
かを検出するための検出動作を以下に説明する。
立って、各ダミーセルDMCを構成するセル容量Cの対
向電極23には、ダミーセルDMCの保護のために、V
st−2Vth(VthはセルトランジスタTのしきい値で1
Vとする)を供給する。すなわち、ストレス電圧Vstと
して4.5Vを印加する場合には、対向電極23に2.
5Vを供給しておく。このため、通常記憶セルMCを保
護する目的で、ダミーセルDMCの対向電極23と、通
常記憶セルMCの対向電極24とを電気的に分離してお
くことが望ましい。
th=3.5Vを供給し、いずれか1本のワード線にスト
レス電圧Vstを印加する。すると、当該ワード線の全長
にわたってストレス電圧Vstが確実に供給されていれ
ば、ダミーセルDMCのセルトランジスタTがオンされ
て、ダミーセルDMCのセル容量Cは3.5Vまで充電
されて、「1」のセル情報が書き込まれる。
ーセルDMCのセルトランジスタTに4.5Vのストレ
ス電圧Vstが印加されない場合には、セルトランジスタ
Tはオンされず、セル容量Cへの充電が行われないの
で、「0」のセル情報がかきこまれたことになる。
ルDMCからセル情報を読み出すために、ダミーセル群
21のビット線BLZ,BLXをVst−2Vth=2.5
Vにリセットし、次いで、先程ストレス電圧Vstを印加
したワード線に再度ストレス電圧Vstを印加する。
ビット線BLZ,BLXに読み出されて、ビット線BL
Z,BLX間に微少電位差が生じ、その微笑電位差がセ
ンスアンプ22で増幅されて出力される。
あれば、当該ワード線にストレス電圧Vstが正常に印加
されたことを検出可能であり、読み出されたセル情報が
「0」であれば、当該ワード線にストレス電圧Vstが正
常に印加されなかったことを検出可能である。
てのワード線について繰り返すことにより、すべてのワ
ード線について個別に欠陥の有無を検出することが可能
となる。そして、欠陥のないチップあるいは冗長により
救済し得る程度の欠陥を備えたチップについて、次工程
で全ワード線を一括選択するウェハーバーイン試験を行
うことが可能となる。
本ずつ選択してダミーセルへのセル情報の書き込み動作
及び読み出し動作を行ったが、全ワード線を一括して選
択して、全ダミーセルDMCに一括してセル情報を書き
込むようにしてもよい。
ト線BLZ,BLXに3.5Vの書き込み電位を供給し
た状態で、各ワード線を一括して選択してダミーセルD
MCへの書き込み動作を行う。
を選択して、ダミーセルDMCのセル情報の読み出し動
作を行う。このような動作により、ワード線の欠陥の有
無を検出することができるとともに、ダミーセルDMC
へのセル情報の書き込み動作を短時間に行うことができ
る。尚、センスアンプ22とダミービットライン対(D
BLZとDBLX)は、デバイスの通常動作時には、非
活性となるように制御される。 (メモリデバイスの試験工程及びアセンブリ工程)上記
各実施の形態のウェハーバーイン試験機能を備えたメモ
リデバイスの試験及びアセンブリ工程を図8に示す。
ハー上の各チップに対し、DCチェック(ステップ2
1)及び簡易ファンクションチェック(ステップ22)
が行われる。この工程は、前記従来例と同様である。
(ステップ23)。この工程では、前記第一及び第二の
実施の形態では、前記ワード線にストレス電圧が印加さ
れたか否かが検出され、信頼性の高いバーイン試験が可
能となる。
イン試験機能を備えたメモリデバイスでは、まず全ワー
ド線にストレス電圧が正常に印加されるか否かが検出さ
れ、その後でウェハバーイン試験が行われるので、信頼
性の高いバーイン試験が可能となる。
(ステップ24)、冗長設定(ステップ25)が行われ
る。次いで、全記憶セルに対し書き込み動作及び読み出
し動作を行って、全記憶セルが正常に動作するかをチェ
ックするフルファンクションチェックが行われる(ステ
ップ26)。
7)、チップで出荷する場合には、この状態で出荷され
る。また、パッケージングデバイスとして出荷される場
合には、アセンブリ(ステップ28)、簡易チェック
(ステップ29)が行われた後出荷される。
ーバーイン試験機能を備えたメモリデバイスでは、ウェ
ハーバーイン試験の信頼性を向上させることができるの
で、従来の工程で行っていたアセンブリ後のオペレーシ
ョンバーイン試験及びフルファンクションチェックと、
チップで出荷する場合の追加のオペレーションバーイン
試験及びその後のDCチェック、簡易チェックを省略す
ることができる。従って、試験時間の削減及び試験コス
トの低減を図ることができる。
項以外の技術思想を以下に述べる。 (1)請求項1乃至10に記載された半導体記憶装置を
備えた半導体装置。 (2)請求項9または10において、書き込み動作を行
う記憶セルを構成するセル容量の対向電極には、通常動
作時より高い電圧を供給することを特徴とする半導体記
憶装置。
構成するセル容量の対向電極と、通常記憶セルを構成す
るセル容量の対向電極とを電気的に分離したことを特徴
とする半導体記憶装置。
み動作及び読み出し動作を、冗長ワード線を含むすべて
のワード線に対して行うことを特徴とする半導体記憶装
置。 (5)請求項2乃至6において、検出回路は冗長される
ワード線単位に備えることを特徴とする半導体記憶装
置。
器は、前記第二の基準電圧をしきい値としたラッチ回路
としたことを特徴とする半導体記憶装置。 (7)請求項6において、前記ワード線間スイッチは、
ワード線の先端部に1つ、もしくは基端部と先端部に少
なくともそれぞれ1つ以上設けたことを特徴とする半導
体記憶装置。
ド線間スイッチは、共通のグローバルワード線で制御さ
れるワード線について少なくとも1つ以上設けたことを
特徴とする半導体記憶装置。
は、ダミーセル群内のダミーセルとし、前記ビット線は
ダミーセルに接続されるダミービット線としたことを特
徴とする半導体記憶装置のワード線欠陥検出方法。
ーバーイン試験において、すべてのワード線全長にスト
レス電圧が正常に供給されたかを検出し、その後工程で
はバーイン試験を行うことなく、出荷仕様のパッケージ
ングデバイス及びチップデバイスを製造することを特徴
とする半導体記憶装置の製造方法。
ーバーイン試験時に、冗長ワード線を含むすべてのワー
ド線にストレス電圧が確実に印加されたか否かを検出可
能とすることにより、ウェハーバーイン試験の信頼性を
向上させ得る半導体記憶装置を提供することができる。
図である。
る。
る。
示すフローチャート図である。
ーチャート図である。
Claims (11)
- 【請求項1】 バーイン試験のためのストレス電圧がす
べてのワード線全長に供給されたことを検出する検出回
路を、前記ワード線に接続したことを特徴とする半導体
記憶装置。 - 【請求項2】 前記検出回路は、前記ワード線全長にス
トレス電圧が印加されたとき導通するワードスイッチを
直列に接続して構成したことを特徴とする請求項1記載
の半導体記憶装置。 - 【請求項3】 前記ワードスイッチは、MOSトランジ
スタで構成し、前記検出回路の入力端子には前記ストレ
ス電圧より前記トランジスタのしきい値分低い第一の基
準電圧を供給するストレス判定制御回路を接続したこと
を特徴とする請求項2記載の半導体記憶装置。 - 【請求項4】 前記検出回路の出力端子には、プリセッ
ト電圧として前記ストレス電圧を供給するプリセット回
路を接続したことを特徴とする請求項3記載の半導体記
憶装置。 - 【請求項5】前記検出回路の出力端子には、前記ストレ
ス電圧と前記第一の基準電圧の中間電位である第二の基
準電圧と、前記検出回路の出力端子電圧とを比較する比
較器を接続したことを特徴とする請求項2記載の半導体
記憶装置。 - 【請求項6】 前記検出回路は、バーイン試験時に共通
のグローバルワード線で制御されるワード線間を短絡す
るワード線間スイッチを備えたことを特徴とする請求項
2乃至5のいずれかに記載の半導体記憶装置。 - 【請求項7】 前記比較器から出力される検出信号を、
バーイン試験時に活性化されるテストモード回路を介し
て外部端子に出力することを特徴とする請求項4乃至8
のいずれかに記載の半導体記憶装置。 - 【請求項8】 前記比較器から出力される検出信号を、
ROMから読み出して外部端子に出力可能としたことを
特徴とする請求項4乃至7のいずれかに記載の半導体記
憶装置。 - 【請求項9】 前記検出回路は、ワード線にストレス電
圧が印加されたとき、当該ワード線に接続された記憶セ
ルに対し通常動作時の書き込みレベルより高いレベルで
書き込み動作及び読み出し動作が可能か否かを検出する
ことにより、ストレス電圧がワード線全長に供給された
ことを検出することを特徴とする請求項1記載の半導体
記憶装置。 - 【請求項10】 ワード線にストレス電圧が印加された
とき、ダミーセル群内のダミービット線を介してダミー
セルに対し書き込み動作及び読み出し動作を行うことを
特徴とする請求項11記載の半導体記憶装置。 - 【請求項11】 ワード線にストレス電圧を印加し、ビ
ット線には通常の書き込みレベルより高電圧の書き込み
レベルを供給して記憶セルに書き込み動作を行い、当該
ワード線に再度ストレス電圧を印加して、前記書き込み
動作に基づくセル情報を読み出し可能か否かを検出する
ことにより、当該ワード線にストレス電圧が印加された
か否かを検出することにより、当該ワード線の欠陥の有
無を検出することを特徴とする半導体記憶装置のワード
線欠陥検出方法。
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