JP2001207860A - タイミングチェーンカバー構造 - Google Patents

タイミングチェーンカバー構造

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JP2001207860A
JP2001207860A JP2000012978A JP2000012978A JP2001207860A JP 2001207860 A JP2001207860 A JP 2001207860A JP 2000012978 A JP2000012978 A JP 2000012978A JP 2000012978 A JP2000012978 A JP 2000012978A JP 2001207860 A JP2001207860 A JP 2001207860A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 タイミングチェーンカバー構造において、エ
ンジンが車両に搭載されても、冷却水出口用ボス部付近
が変形するのを防止し、冷却水出口周辺のシール性を向
上するとともに、大きなスペースを不要とし、また、重
量やコストを抑制することにある。 【構成】 タイミングチェーンカバーの内側面には作動
用オイルが流通するオイル通路を形成したオイル通路用
ボス部とエンジン用冷却水が流出する冷却水出口を形成
した冷却水出口用ボス部とを設け、オイル通路用ボス部
と冷却水出口用ボス部とを一体成形して設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、タイミングチェ
ーンカバー構造に係り、特にタイミングチェーンを覆う
ようにエンジンに取り付けられるタイミングチェーンカ
バー構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図5〜7に示す如く、車両に搭載される
エンジン102においては、シリンダブロック104に
軸支したクランク軸106にクランクスプロケット(図
示せず)を設け、シリンダヘッド108に軸支した吸
気、排気カム軸110、112に吸気、排気カムスプロ
ケット114、116を設け、クランクスプロケットと
吸気、排気カムスプロケット114、116とにタイミ
ングチェーン118を巻き掛けて設け、このタイミング
チェーン118を覆うようにシリンダブロック104と
シリンダヘッド108とに跨るタイミングチェーンカバ
ー120を複数のカバー締付ボルト(図示せず)によっ
て設けている。このため、タイミングチェーンカバー1
20の周縁には、図5、8に示す如く、吸気側の一側に
複数の一側カバー締付ボルトを挿通する複数の一側カバ
ーボルト孔122−1が一側カバー締付部124−1に
よって所要間隔で形成されているとともに、排気側の他
側に複数の他側カバー締付ボルトを挿通する複数の他側
カバーボルト孔122−2が他側カバー締付部124−
2によって所要間隔で形成されている。
【0003】このタイミングチェーンカバー120の外
側面である表面(エンジンの前面)には、図5、6に示
す如く、エンジンマウント126を取り付けるマウント
用ボス部128が設けられ、また、図7に示す如く、シ
リンダヘッド108内のウォータジャケット(図示せ
ず)からのエンジン用冷却水が流出する冷却水出口13
0を形成した冷却水出口用ボス部132が設けられ、こ
の冷却水出口用ボス部132の外側面に冷却水出口13
0を閉塞するキャップ134がキャップ用取付ボルト1
36・136で取り付けられ、更に、これらマウント用
ボス部128及びキャップ134の下方に可変バルブタ
イミング装置のオイル制御弁138がバルブ用取付ボル
ト140・140・140で取り付けられている。キャ
ップ用取付ボルト136は、図7に示す如く、タイミン
グチェーンカバー120に形成したキャップ用ボルト挿
通孔136Aに挿通されてシリンダヘッド108に形成
したキャップ用ボルトねじ穴136Bに螺着される。バ
ルブ用取付ボルト140は、タイミングチェーンカバー
120に形成したバルブ用ボルトねじ穴140Aに螺着
される。冷却水出口130には、該冷却水出口130を
閉塞する場合に、キャップ134が取り付けられるが、
該冷却水出口130を開放する場合には、キャップ13
4が取り外されて、このキャップ134の代わりにホー
スやパイプ等の配管(図示せず)が取り付けられる。
【0004】また、図8に示す如く、タイミングチェー
ンカバー120の内側面には、冷却水出口用ボス部13
2に近接するが、該冷却水出口用ボス部132とは別体
的に設けられた進角側オイル通路用ボス部142と遅角
側オイル通路用ボス部144とが設けられている。この
進角側オイル通路用ボス部142と遅角側オイル通路用
ボス部144とには、図5に示す如く、進角側オイル通
路146と遅角側オイル通路148とが形成されてい
る。進角側オイル通路146は、一端側がオイル制御弁
138に連絡するとともに、他端側が可変バルブタイミ
ング装置の油圧アクチュエータ(図示せず)に連絡する
進角側パイプ150に接続する。遅角側オイル通路14
8は、一端側がオイル制御弁138に連絡するととも
に、他端側が可変バルブタイミング装置の油圧アクチュ
エータに連絡する進角側パイプ152に接続する。
【0005】このようなタイミングチェーンカバー構造
としては、例えば、特開平10−377541号公報に
開示されている。この公報に記載のものは、作動用オイ
ルを可変バルブタイミング装置の油圧アクチュエータに
導くオイル通路が、タイミングチェーンカバーに設けら
れたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来、タイ
ミングチェーンカバー構造においては、図5に示す如
く、エンジン102の搭載時に、マウント用ボス部12
8の根元部位128Aには斜め上方に荷重が働き(図6
の矢印Fで示す)、このため、近接するキャップ134
の下部位134Aが変形し、図8に示す如く、冷却水出
口用ボス部132のシリンダヘッド108への合せ面1
54の下部位154Aのシール性が低下するという不具
合があった。
【0007】この不具合を解消するために、マウント用
ボス部128の根元部位128A付近の部分にシリンダ
ヘッド108へのカバー締付ボルトの数を増加すること
が考えられるが、その部分にはオイル制御弁138が取
り付けられていることから、スペース上困難であるとと
もに、重量やコストが大きく増加してしまうという不都
合を招くおそれがある。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、エンジンのシリンダブロ
ックに軸支したクランク軸にクランクスプロケットを設
け、前記エンジンのシリンダヘッドに軸支したカム軸に
カムスプロケットを設け、前記クランクスプロケットと
前記カムスプロケットとにタイミングチェーンを巻き掛
けて設け、このタイミングチェーンを覆うように前記シ
リンダブロックと前記シリンダヘッドとに跨るタイミン
グチェーンカバーを設けたタイミングチェーンカバー構
造において、前記タイミングチェーンカバーの内側面に
は作動用オイルが流通するオイル通路を形成したオイル
通路用ボス部とエンジン用冷却水が流出する冷却水出口
を形成した冷却水出口用ボス部とを設け、前記オイル通
路用ボス部と前記冷却水出口用ボス部とを一体成形して
設けたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明は、タイミングチェーン
カバーの内側面には作動用オイルが流通するオイル通路
を形成したオイル通路用ボス部とエンジン用冷却水が流
出する冷却水出口を形成した冷却水出口用ボス部とを設
け、オイル通路用ボス部と冷却水出口用ボス部とを一体
成形して設けているので、冷却水出口用ボス部の剛性を
高くすることができ、エンジンが車両に搭載されても、
タイミングチェーンカバーの冷却水出口用ボス部付近が
変形するのを防止し、これにより、冷却水出口周辺のシ
ール性を向上するとともに、大きなスペースを不要とし
てスペース的に有利とし、また、重量やコストを抑制す
ることができる。
【0010】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
且つ具体的に説明する。図1〜3は、この発明の第1実
施例を示すものである。図3において、2は車両(図示
せず)に搭載されるエンジン、4はシリンダブロック、
6はシリンダヘッド、8カム室である。
【0011】エンジン2の前面側において、シリンダブ
ロック4に軸支したクランク軸10に取り付けられたク
ランクスプロケット(図示むせず)とシリンダヘッド6
に軸支した吸気、排気カム軸12、14に取り付けられ
た吸気、排気カムスプロケット16、18とには、タイ
ミングチェーン20が巻き掛けて設けられている。ま
た、吸気カム軸12の前端側には、可変バルブタイミン
グ装置の油圧アクチュエータ(図示せず)が取付けられ
る。
【0012】シリンダブロック4とシリンダヘッド6と
には、このタイミングチエーン20を覆うように、タイ
ミングチェーンカバー22が跨って複数のカバー締付ボ
ルト(図示せず)によって取付けられる。このため、タ
イミングチェーンカバー22の周縁には、図2、3に示
す如く、吸気側の一側に複数の一側カバー締付ボルトを
挿通する複数の一側カバーボルト孔24−1が一側カバ
ー締付部26−1によって所要間隔で形成されていると
ともに、排気側の他側に複数の他側カバー締付ボルトを
挿通する複数の他側カバーボルト孔24−2が他側カバ
ー締付部26−2によって所要間隔に形成されている。
【0013】このタイミングチェーンカバー22の外側
面である表面(エンジンの前面)には、吸気カム軸12
が存在する下方の位置にマウント用ボス部28が設けら
れている。このマウント用ボス部28には、吸気側の一
側に、エンジンマウント30が取り付けられる。
【0014】タイミングチェーンカバー22には、図3
の前面から見て、マウント用ボス部28の右上方に、シ
リンダヘッド6内のウォータジャケット(図示せず)の
エンジン用冷却水が流通する冷却水出口32を形成した
冷却水出口用ボス部34が設けられているとともに、冷
却水出口32を閉塞するようにキャップ36が2本のキ
ャップ用取付ボルト38・38によって外方から取り付
けられる。このため、タイミングチェーンカバー22に
は、キャップ用取付ボルト38・38を挿通するキャッ
プ用ボルト挿通孔38A・38Aが形成されている。キ
ャップ36は、タイミングチェーンカバー22に冷却水
の配管を不要とするときに、タイミングチェーンカバー
22に取り付けられるが、タイミングチェーンカバー2
2に冷却水の配管を必要とするときには、取り外される
ものである。このタイミングチェーンカバー22に冷却
水の配管を必要とするときには、タイミングチェーンカ
バー22には、キャップ36の代わりに、ホースやパイ
プ等の配管(図示せず)が取り付けられるものである。
冷却水出口用ボス部34の内側面には、シリンダヘッド
6の側面に接する合せ面40が形成されている。
【0015】また、タイミングチェーンカバー22の外
側面には、図3の前面から見て、マウント用ボス部28
の右下方に、可変バルブタイミング装置のオイル制御弁
42のバルブフランジ42Aがバルブ用取付ボルト44
・44・44によって設けられる。このオイル制御弁4
2は、制御手段(図示せず)で作動され、油圧アクチュ
エータへの進角側・遅角側の油圧を制御してバルブタイ
ミングを調整するものである。
【0016】また、図1、2に示す如く、タイミングチ
ェーンカバー22の内側面である裏面には、冷却水出口
用ボス部34に近接して上下方向に指向した進角側オイ
ル通路用ボス部46と遅角側オイル通路用ボス部48と
が設けられている。この進角側オイル通路用ボス部46
と遅角側オイル通路用ボス部48とは、並列して冷却水
出口用ボス部34と一体成形して設けられるものであ
る。具体的には、冷却水出口用ボス部34の下部位(下
方側)が、遅角側オイル通路用ボス部48の下部位(下
方側)と一体成形され、また、この遅角側オイル通路用
ボス部48と進角側オイル通路用ボス部46とが、上下
方向で軸方向において全体的に一体成形されている。進
角側オイル通路用ボス部46と遅角側オイル通路用ボス
部48とには、進角側オイル通路50と遅角側オイル通
路52とが形成されている。この進角側オイル通路50
と遅角側オイル通路52とは、下端側がオイル制御弁4
2に連絡しているとともに、上端側が上方に開放して形
成されている。
【0017】進角側オイル通路50の上端側には、カム
室8内を通って油圧アクチュエータの進角室(図示せ
ず)に連絡する進角側パイプ54が接続されている。遅
角側オイル通路52の上端側には、カム室8内を通って
油圧アクチュエータの遅角室(図示せず)に連絡する遅
角側パイプ56が接続されている。
【0018】また、図2に示す如く、タイミングチェー
ンカバー22の内側面には、冷却水出口用ボス部34の
上部位と進角側オイル通路用ボス部46の略中間部位と
遅角側オイル通路用ボス部48の略中間部位と上方から
2段目の他側カバー締付部26−2とを連結する第1リ
ブ58が設けられ、また、この第1リブ58を横切るよ
うに上方から1段目の他側カバー締付部26−2と進角
側オイル通路用ボス部46の略中間部位とを連結する第
2リブ60が設けられ、更に、第2リブ60と略平行に
指向して2段目の他側カバー締付部26−2と進角側オ
イル通路用ボス部46の略中間部位とを連結する第3リ
ブ62が設けられている。これにより、タイミングチェ
ーンカバー22の内側面には、冷却水出口用ボス部34
よりも排気側の他側に、進角側オイル通路用ボス部46
と遅角側オイル通路用ボス部48と第1リブ58と第2
リブ60と第3リブ62とが一体成形することによって
補強部64が構成される。第2リブ60と第3リブ62
とは、進角側、遅角側オイル通路用ボス部46、48を
介して冷却水出口用ボス部34の下部位に連結するもの
である。これにより、冷却水出口用ボス部34は、吸気
側のマウント用ボス部28と排気側の補強部64との間
で、タイミングチェーンカバー22の略中央部位に配設
されることになる。また、タイミングチェーンカバー2
2の内側面には、冷却水出口用ボス部34の下部位に連
結して下方に延長する中央側リブ66が形成されてい
る。更に、タイミングチェーンカバー22の内側面に
は、吸気側の一側シール部S1と、排気側の他側シール
部S2と、冷却水出口用ボス部34の合せ面40の冷却
水側シール部S3とが設けられている。
【0019】クランク軸10のクランクスプロケット付
近には、外側からのタイミングチェーンカバー22のシ
リンダブロック4側の部分と協働してオイルポンプ68
が設けられる。
【0020】タイミングチェーンカバー22の内側面に
は、シリンダブロック4に形成したメインギャラリ(図
示せず)側に連絡する第1ユニオンボルト70が取付け
られる。また、オイル制御弁42には、第2ユニオンボ
ルト72が設けられる。この第1ユニオンボルト70と
第2ユニオンボルト72とには、オイルポンプ68とオ
イル制御弁42とを結ぶように、オイルパイプ74が接
続されている。
【0021】次に、この第1実施例の作用を説明する。
【0022】オイルポンプ68の駆動により、オイルパ
ン(図示せず)内のオイルは、メインギャラリからオイ
ルパイプ74に送られ、そして、オイル制御弁42に至
る。このオイル制御弁42は、エンジン回転数、アクセ
ル開度、水温等の各条件で、制御手段(図示せず)によ
って作動され、進角側オイル通路50及び進角側パイプ
54への進角側の油圧と遅角側オイル通路52及び遅角
側パイプ56への遅角側の油圧とを調整して油圧アクチ
ュエータを作動させ、適正なバルブタイミングとする。
【0023】ところで、この第1実施例の構成によれ
ば、冷却水出口用ボス部34と進角側オイル通路用ボス
部46と遅角側オイル通路用ボス部48とを一体成形し
て設けているので、冷却水出口用ボス部34の剛性が向
上し、これにより、エンジン2が車両に搭載されてマウ
ント用ボス部28に斜め方向の荷重が働いても、冷却水
出口32の周辺の冷却水出口用ボス部34の下部位34
Aが変形することがなく、シリンダヘッド6との合せ面
40の下部位40Aのシール性を確保することができ、
また、従来のスペースで十分であり、スペース上有利と
し、更に、重量やコストを抑制することができる。
【0024】また、タイミングチェーンカバー22の内
側面には、冷却水出口用ボス部34の上部位と進角側オ
イル通路用ボス部46と遅角側オイル通路用ボス部48
と上方から2段目の他側カバー締付部26−2とに連結
する第1リブ58を設け、また、この第1リブ58を横
切るように上方から1段目の他側カバー締付部26−2
と進角側オイル通路用ボス部46とを連結する第2リブ
60を設け、更に、第2リブ60と略平行に指向して2
段目の他側カバー締付部26−2と進角側オイル通路用
ボス部46とを連結する第3リブ62を設けているの
で、進角側オイル通路50と遅角側オイル通路52との
周辺のタイミングチェーンカバー22の剛性を向上し、
進角側オイル通路50と遅角側オイル通路52とに接続
する進角側パイプ54と遅角パイプ56との各接続部位
を堅固とし、その接続部位からオイル洩れを防止するこ
とができる。また、冷却水出口用ボス部34に第1リブ
58を連結し、しかも、この第1リブ58を進角側、遅
角側オイル通路用ボス部46、48と一体成形している
ので、冷却水出口用ボス部34の合せ面40とシリンダ
ヘッド6の側面との接合状態を良好に維持し、シリンダ
ヘッド6とのシール性をさらに向上させることができ
る。
【0025】更に、タイミングチェーンカバー22の内
側面には進角側オイル通路用ボス部46と遅角側オイル
通路用ボス部48と第1リブ58と第2リブ60と第3
リブ62とによって補強部64を形成し、且つ、冷却水
出口用ボス部34が強度が高くなった補強部64とマウ
ント用ボス部28との間に配設されていることから、冷
却水出口用ボス部34の剛性を容易に確保し、これによ
り、キャップ36や配管のタイミングチェーンカバー2
2への組付性を向上することができる。
【0026】また、冷却水出口用ボス部34の下部位が
進角側、遅角側オイル通路用ボス部46、48と一体成
形されるとともに、冷却水出口用ボス部34の下部位に
第2、第3リブ60、62が連結しているので、特に、
冷却水出口用ボス部34の下部位のシリンダヘッド6へ
の合せ面40のシール性を向上することができる。
【0027】図4は、この発明の特別構成であり、第2
実施例を示すものである。
【0028】以下の実施例にあっては、上述の第1実施
例と同一機能を果す箇所には、同一符号を付して説明す
る。
【0029】この第2実施例の特徴とするところは、以
下の点にある。即ち、タイミングチェーンカバー22の
内側面には、冷却水用ボス部34の下部位に連続して外
側面のマウント用ボス部28の箇所に至る補強用延長部
82を設けた。
【0030】この第2実施例の構成によれば、タイミン
グチェーンカバー22において冷却水用ボス部34の下
部位の剛性が低いことから、この部分の剛性を補強用延
長部84によって向上し、もって、この部分の変形を効
果的に防止することができる。
【0031】
【発明の効果】以上詳細な説明から明らかなようにこの
発明によれば、タイミングチェーンカバーの内側面には
作動用オイルが流通するオイル通路を形成したオイル通
路用ボス部とエンジン用冷却水が流出する冷却水出口を
形成した冷却水出口用ボス部とを設け、オイル通路用ボ
ス部と冷却水出口用ボス部とを一体成形して設けたこと
により、冷却水出口用ボス部の剛性を高くし、エンジン
が車両に搭載されても、冷却水出口用ボス部付近が変形
するのを防止し、よって、冷却水出口周辺のシール性を
向上するとともに、大きなスペースを不要としてスペー
ス的に有利とし、また、重量やコストを抑制し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の1−1線によるタイミングチェーンカバ
ーの一部断面図である。
【図2】タイミングチェーンカバーの内側面からの背面
図である。
【図3】エンジンの概略正面図である。
【図4】第2実施例においてタイミングチェーンカバー
の内側面からの一部背面図である。
【図5】従来のエンジンの概略正面図である。
【図6】図5の6−6線によるエンジンの一部断面図で
ある。
【図7】図5の7−7線によるエンジンの一部断面図で
ある。
【図8】従来においてタイミングチェーンカバーの内側
面からの背面図である。
【符号の説明】
2 エンジン 6 シリンダヘッド 12 吸気カム軸 20 タイミングチェーン 28 マウント用ボス部 32 冷却水出口 34 冷却水出口用ボス部 36 キャップ 40 合せ面 42 オイル制御弁 46 進角側オイル通路用ボス部 48 遅角側オイル通路用ボス部 50 進角側オイル通路 52 遅角側オイル通路 58 第1リブ 60 第2リブ 62 第3リブ 64 補強部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16G 13/02 F16G 13/02 L // F16H 57/04 F16H 57/04 C Fターム(参考) 3G013 AA06 BB03 BB19 BC11 BD00 CA07 3G024 AA73 BA05 CA01 DA10 EA01 FA01 FA08 FA13 FA14 GA26 3J063 AA01 AB25 BA15 BB02 BB12 BB41 BB44 BB46 BB48 CA10 CB31 CC16 CD44 CD67 XH02 XH13 XH42

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンのシリンダブロックに軸支した
    クランク軸にクランクスプロケットを設け、前記エンジ
    ンのシリンダヘッドに軸支したカム軸にカムスプロケッ
    トを設け、前記クランクスプロケットと前記カムスプロ
    ケットとにタイミングチェーンを巻き掛けて設け、この
    タイミングチェーンを覆うように前記シリンダブロック
    と前記シリンダヘッドとに跨るタイミングチェーンカバ
    ーを設けたタイミングチェーンカバー構造において、前
    記タイミングチェーンカバーの内側面には作動用オイル
    が流通するオイル通路を形成したオイル通路用ボス部と
    エンジン用冷却水が流出する冷却水出口を形成した冷却
    水出口用ボス部とを設け、前記オイル通路用ボス部と前
    記冷却水出口用ボス部とを一体成形して設けたことを特
    徴とするタイミングチェーンカバー構造。
  2. 【請求項2】 前記タイミングチェーンカバーの内側面
    には、前記オイル通路用ボス部と周縁のカバー締付部と
    を連結するリブを設けたことを特徴とする請求項1に記
    載のタイミングチェーンカバー構造。
  3. 【請求項3】 前記タイミングチェーンカバーには、外
    側面にエンジンマウントが取り付けられるマウント用ボ
    ス部を設け、内側面に前記オイル通路用ボス部と該オイ
    ル通路用ボス部に連結したリブとからなる補強部を設
    け、この補強部と前記マウント用ボス部との間に前記冷
    却水出口用ボス部を配設したことを特徴とする請求項1
    に記載のタイミングチェーンカバー構造。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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