JP3978639B2 - タイミングチェーンカバー構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、タイミングチェーンカバー構造に係り、特にタイミングチェーンを覆うようにエンジンに取り付けられるタイミングチェーンカバー構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5〜7に示す如く、車両に搭載されるエンジン102においては、シリンダブロック104に軸支したクランク軸106にクランクスプロケット(図示せず)を設け、シリンダヘッド108に軸支した吸気、排気カム軸110、112に吸気、排気カムスプロケット114、116を設け、クランクスプロケットと吸気、排気カムスプロケット114、116とにタイミングチェーン118を巻き掛けて設け、このタイミングチェーン118を覆うようにシリンダブロック104とシリンダヘッド108とに跨るタイミングチェーンカバー120を複数のカバー締付ボルト(図示せず)によって設けている。このため、タイミングチェーンカバー120の周縁には、図5、8に示す如く、吸気側の一側に複数の一側カバー締付ボルトを挿通する複数の一側カバーボルト孔122−1が一側カバー締付部124−1によって所要間隔で形成されているとともに、排気側の他側に複数の他側カバー締付ボルトを挿通する複数の他側カバーボルト孔122−2が他側カバー締付部124−2によって所要間隔で形成されている。
【0003】
このタイミングチェーンカバー120の外側面である表面(エンジンの前面)には、図5、6に示す如く、エンジンマウント126を取り付けるマウント用ボス部128が設けられ、また、図7に示す如く、シリンダヘッド108内のウォータジャケット(図示せず)からのエンジン用冷却水が流出する冷却水出口130を形成した冷却水出口用ボス部132が設けられ、この冷却水出口用ボス部132の外側面に冷却水出口130を閉塞するキャップ134がキャップ用取付ボルト136・136で取り付けられ、更に、これらマウント用ボス部128及びキャップ134の下方に可変バルブタイミング装置のオイル制御弁138がバルブ用取付ボルト140・140・140で取り付けられている。キャップ用取付ボルト136は、図7に示す如く、タイミングチェーンカバー120に形成したキャップ用ボルト挿通孔136Aに挿通されてシリンダヘッド108に形成したキャップ用ボルトねじ穴136Bに螺着される。バルブ用取付ボルト140は、タイミングチェーンカバー120に形成したバルブ用ボルトねじ穴140Aに螺着される。冷却水出口130には、該冷却水出口130を閉塞する場合に、キャップ134が取り付けられるが、該冷却水出口130を開放する場合には、キャップ134が取り外されて、このキャップ134の代わりにホースやパイプ等の配管(図示せず)が取り付けられる。
【0004】
また、図8に示す如く、タイミングチェーンカバー120の内側面には、冷却水出口用ボス部132に近接するが、該冷却水出口用ボス部132とは別体的に設けられた進角側オイル通路用ボス部142と遅角側オイル通路用ボス部144とが設けられている。この進角側オイル通路用ボス部142と遅角側オイル通路用ボス部144とには、図5に示す如く、進角側オイル通路146と遅角側オイル通路148とが形成されている。進角側オイル通路146は、一端側がオイル制御弁138に連絡するとともに、他端側が可変バルブタイミング装置の油圧アクチュエータ(図示せず)に連絡する進角側パイプ150に接続する。遅角側オイル通路148は、一端側がオイル制御弁138に連絡するとともに、他端側が可変バルブタイミング装置の油圧アクチュエータに連絡する進角側パイプ152に接続する。
【0005】
このようなタイミングチェーンカバー構造としては、例えば、特平10−377541号公報に開示されている。この公報に記載のものは、作動用オイルを可変バルブタイミング装置の油圧アクチュエータに導くオイル通路が、タイミングチェーンカバーに設けられたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来、タイミングチェーンカバー構造においては、図5に示す如く、エンジン102の搭載時に、マウント用ボス部128の根元部位128Aには斜め上方に荷重が働き(図6の矢印Fで示す)、このため、近接するキャップ134の下部位134Aが変形し、図8に示す如く、冷却水出口用ボス部132のシリンダヘッド108への合せ面154の下部位154Aのシール性が低下するという不具合があった。
【0007】
この不具合を解消するために、マウント用ボス部128の根元部位128A付近の部分にシリンダヘッド108へのカバー締付ボルトの数を増加することが考えられるが、その部分にはオイル制御弁138が取り付けられていることから、スペース上困難であるとともに、重量やコストが大きく増加してしまうという不都合を招くおそれがある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
そこで、この発明は、上述の不都合を除去するために、エンジンのシリンダブロックに軸支したクランク軸にクランクスプロケットを設け、前記エンジンのシリンダヘッドに軸支したカム軸にカムスプロケットを設け、前記クランクスプロケットと前記カムスプロケットとにタイミングチェーンを巻き掛けて設け、このタイミングチェーンを覆うように前記シリンダブロックと前記シリンダヘッドとに跨るタイミングチェーンカバーを設けたタイミングチェーンカバー構造において、前記タイミングチェーンカバーの内側面には作動用オイルが流通するオイル通路を形成したオイル通路用ボス部とエンジン用冷却水が流出する冷却水出口を形成した冷却水出口用ボス部とを一体成形して設けるとともに前記オイル通路用ボス部と該オイル通路用ボス部に連結したリブとからなる補強部を設け、前記タイミングチェーンカバーの外側面には、エンジンマウントが取り付けられるマウント用ボス部を設け、前記補強部と前記マウント用ボス部との間には、前記冷却水出口用ボス部を配設したことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
この発明は冷却水出口用ボス部の剛性を高くすることができ、エンジンが車両に搭載されても、タイミングチェーンカバーの冷却水出口用ボス部付近が変形するのを防止し、これにより、冷却水出口周辺のシール性を向上するとともに、大きなスペースを不要としてスペース的に有利とし、また、重量やコストを抑制することができ、しかも、冷却水出口用ボス部の剛性を容易に確保して、冷却水出口を閉塞するキャップや配管のタイミングチェーンカバーへの組付性を向上することができる。
【0010】
【実施例】
以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細且つ具体的に説明する。図1〜3は、この発明の第1実施例を示すものである。図3において、2は車両(図示せず)に搭載されるエンジン、4はシリンダブロック、6はシリンダヘッド、8カム室である。
【0011】
エンジン2の前面側において、シリンダブロック4に軸支したクランク軸10に取り付けられたクランクスプロケット(図示むせず)とシリンダヘッド6に軸支した吸気、排気カム軸12、14に取り付けられた吸気、排気カムスプロケット16、18とには、タイミングチェーン20が巻き掛けて設けられている。また、吸気カム軸12の前端側には、可変バルブタイミング装置の油圧アクチュエータ(図示せず)が取付けられる。
【0012】
シリンダブロック4とシリンダヘッド6とには、このタイミングチエーン20を覆うように、タイミングチェーンカバー22が跨って複数のカバー締付ボルト(図示せず)によって取付けられる。このため、タイミングチェーンカバー22の周縁には、図2、3に示す如く、吸気側の一側に複数の一側カバー締付ボルトを挿通する複数の一側カバーボルト孔24−1が一側カバー締付部26−1によって所要間隔で形成されているとともに、排気側の他側に複数の他側カバー締付ボルトを挿通する複数の他側カバーボルト孔24−2が他側カバー締付部26−2によって所要間隔に形成されている。
【0013】
このタイミングチェーンカバー22の外側面である表面(エンジンの前面)には、吸気カム軸12が存在する下方の位置にマウント用ボス部28が設けられている。このマウント用ボス部28には、吸気側の一側に、エンジンマウント30が取り付けられる。
【0014】
タイミングチェーンカバー22には、図3の前面から見て、マウント用ボス部28の右上方に、シリンダヘッド6内のウォータジャケット(図示せず)のエンジン用冷却水が流通する冷却水出口32を形成した冷却水出口用ボス部34が設けられているとともに、冷却水出口32を閉塞するようにキャップ36が2本のキャップ用取付ボルト38・38によって外方から取り付けられる。このため、タイミングチェーンカバー22には、キャップ用取付ボルト38・38を挿通するキャップ用ボルト挿通孔38A・38Aが形成されている。キャップ36は、タイミングチェーンカバー22に冷却水の配管を不要とするときに、タイミングチェーンカバー22に取り付けられるが、タイミングチェーンカバー22に冷却水の配管を必要とするときには、取り外されるものである。このタイミングチェーンカバー22に冷却水の配管を必要とするときには、タイミングチェーンカバー22には、キャップ36の代わりに、ホースやパイプ等の配管(図示せず)が取り付けられるものである。冷却水出口用ボス部34の内側面には、シリンダヘッド6の側面に接する合せ面40が形成されている。
【0015】
また、タイミングチェーンカバー22の外側面には、図3の前面から見て、マウント用ボス部28の右下方に、可変バルブタイミング装置のオイル制御弁42のバルブフランジ42Aがバルブ用取付ボルト44・44・44によって設けられる。このオイル制御弁42は、制御手段(図示せず)で作動され、油圧アクチュエータへの進角側・遅角側の油圧を制御してバルブタイミングを調整するものである。
【0016】
また、図1、2に示す如く、タイミングチェーンカバー22の内側面である裏面には、冷却水出口用ボス部34に近接して上下方向に指向した進角側オイル通路用ボス部46と遅角側オイル通路用ボス部48とが設けられている。この進角側オイル通路用ボス部46と遅角側オイル通路用ボス部48とは、並列して冷却水出口用ボス部34と一体成形して設けられるものである。具体的には、冷却水出口用ボス部34の下部位(下方側)が、遅角側オイル通路用ボス部48の下部位(下方側)と一体成形され、また、この遅角側オイル通路用ボス部48と進角側オイル通路用ボス部46とが、上下方向で軸方向において全体的に一体成形されている。進角側オイル通路用ボス部46と遅角側オイル通路用ボス部48とには、進角側オイル通路50と遅角側オイル通路52とが形成されている。この進角側オイル通路50と遅角側オイル通路52とは、下端側がオイル制御弁42に連絡しているとともに、上端側が上方に開放して形成されている。
【0017】
進角側オイル通路50の上端側には、カム室8内を通って油圧アクチュエータの進角室(図示せず)に連絡する進角側パイプ54が接続されている。遅角側オイル通路52の上端側には、カム室8内を通って油圧アクチュエータの遅角室(図示せず)に連絡する遅角側パイプ56が接続されている。
【0018】
また、図2に示す如く、タイミングチェーンカバー22の内側面には、冷却水出口用ボス部34の上部位と進角側オイル通路用ボス部46の略中間部位と遅角側オイル通路用ボス部48の略中間部位と上方から2段目の他側カバー締付部26−2とを連結する第1リブ58が設けられ、また、この第1リブ58を横切るように上方から1段目の他側カバー締付部26−2と進角側オイル通路用ボス部46の略中間部位とを連結する第2リブ60が設けられ、更に、第2リブ60と略平行に指向して2段目の他側カバー締付部26−2と進角側オイル通路用ボス部46の略中間部位とを連結する第3リブ62が設けられている。これにより、タイミングチェーンカバー22の内側面には、冷却水出口用ボス部34よりも排気側の他側に、進角側オイル通路用ボス部46と遅角側オイル通路用ボス部48と第1リブ58と第2リブ60と第3リブ62とが一体成形することによって補強部64が構成される。第2リブ60と第3リブ62とは、進角側、遅角側オイル通路用ボス部46、48を介して冷却水出口用ボス部34の下部位に連結するものである。これにより、冷却水出口用ボス部34は、吸気側のマウント用ボス部28と排気側の補強部64との間で、タイミングチェーンカバー22の略中央部位に配設されることになる。また、タイミングチェーンカバー22の内側面には、冷却水出口用ボス部34の下部位に連結して下方に延長する中央側リブ66が形成されている。更に、タイミングチェーンカバー22の内側面には、吸気側の一側シール部S1と、排気側の他側シール部S2と、冷却水出口用ボス部34の合せ面40の冷却水側シール部S3とが設けられている。
【0019】
クランク軸10のクランクスプロケット付近には、外側からのタイミングチェーンカバー22のシリンダブロック4側の部分と協働してオイルポンプ68が設けられる。
【0020】
タイミングチェーンカバー22の内側面には、シリンダブロック4に形成したメインギャラリ(図示せず)側に連絡する第1ユニオンボルト70が取付けられる。また、オイル制御弁42には、第2ユニオンボルト72が設けられる。この第1ユニオンボルト70と第2ユニオンボルト72とには、オイルポンプ68とオイル制御弁42とを結ぶように、オイルパイプ74が接続されている。
【0021】
次に、この第1実施例の作用を説明する。
【0022】
オイルポンプ68の駆動により、オイルパン(図示せず)内のオイルは、メインギャラリからオイルパイプ74に送られ、そして、オイル制御弁42に至る。このオイル制御弁42は、エンジン回転数、アクセル開度、水温等の各条件で、制御手段(図示せず)によって作動され、進角側オイル通路50及び進角側パイプ54への進角側の油圧と遅角側オイル通路52及び遅角側パイプ56への遅角側の油圧とを調整して油圧アクチュエータを作動させ、適正なバルブタイミングとする。
【0023】
ところで、この第1実施例の構成によれば、冷却水出口用ボス部34と進角側オイル通路用ボス部46と遅角側オイル通路用ボス部48とを一体成形して設けているので、冷却水出口用ボス部34の剛性が向上し、これにより、エンジン2が車両に搭載されてマウント用ボス部28に斜め方向の荷重が働いても、冷却水出口32の周辺の冷却水出口用ボス部34の下部位34Aが変形することがなく、シリンダヘッド6との合せ面40の下部位40Aのシール性を確保することができ、また、従来のスペースで十分であり、スペース上有利とし、更に、重量やコストを抑制することができる。
【0024】
また、タイミングチェーンカバー22の内側面には、冷却水出口用ボス部34の上部位と進角側オイル通路用ボス部46と遅角側オイル通路用ボス部48と上方から2段目の他側カバー締付部26−2とに連結する第1リブ58を設け、また、この第1リブ58を横切るように上方から1段目の他側カバー締付部26−2と進角側オイル通路用ボス部46とを連結する第2リブ60を設け、更に、第2リブ60と略平行に指向して2段目の他側カバー締付部26−2と進角側オイル通路用ボス部46とを連結する第3リブ62を設けているので、進角側オイル通路50と遅角側オイル通路52との周辺のタイミングチェーンカバー22の剛性を向上し、進角側オイル通路50と遅角側オイル通路52とに接続する進角側パイプ54と遅角パイプ56との各接続部位を堅固とし、その接続部位からオイル洩れを防止することができる。また、冷却水出口用ボス部34に第1リブ58を連結し、しかも、この第1リブ58を進角側、遅角側オイル通路用ボス部46、48と一体成形しているので、冷却水出口用ボス部34の合せ面40とシリンダヘッド6の側面との接合状態を良好に維持し、シリンダヘッド6とのシール性をさらに向上させることができる。
【0025】
更に、タイミングチェーンカバー22の内側面には進角側オイル通路用ボス部46と遅角側オイル通路用ボス部48と第1リブ58と第2リブ60と第3リブ62とによって補強部64を形成し、且つ、冷却水出口用ボス部34が強度が高くなった補強部64とマウント用ボス部28との間に配設されていることから、冷却水出口用ボス部34の剛性を容易に確保し、これにより、キャップ36や配管のタイミングチェーンカバー22への組付性を向上することができる。
【0026】
また、冷却水出口用ボス部34の下部位が進角側、遅角側オイル通路用ボス部46、48と一体成形されるとともに、冷却水出口用ボス部34の下部位に第2、第3リブ60、62が連結しているので、特に、冷却水出口用ボス部34の下部位のシリンダヘッド6への合せ面40のシール性を向上することができる。
【0027】
図4は、この発明の特別構成であり、第2実施例を示すものである。
【0028】
以下の実施例にあっては、上述の第1実施例と同一機能を果す箇所には、同一符号を付して説明する。
【0029】
この第2実施例の特徴とするところは、以下の点にある。即ち、タイミングチェーンカバー22の内側面には、冷却水用ボス部34の下部位に連続して外側面のマウント用ボス部28の箇所に至る補強用延長部82を設けた。
【0030】
この第2実施例の構成によれば、タイミングチェーンカバー22において冷却水用ボス部34の下部位の剛性が低いことから、この部分の剛性を補強用延長部84によって向上し、もって、この部分の変形を効果的に防止することができる。
【0031】
【発明の効果】
以上詳細な説明から明らかなようにこの発明によれば冷却水出口用ボス部の剛性を高くし、エンジンが車両に搭載されても、冷却水出口用ボス部付近が変形するのを防止し、よって、冷却水出口周辺のシール性を向上するとともに、大きなスペースを不要としてスペース的に有利とし、また、重量やコストを抑制し、しかも、冷却水出口用ボス部の剛性を容易に確保して、冷却水出口を閉塞するキャップや配管のタイミングチェーンカバーへの組付性を向上し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図2の1−1線によるタイミングチェーンカバーの一部断面図である。
【図2】 タイミングチェーンカバーの内側面からの背面図である。
【図3】 エンジンの概略正面図である。
【図4】 第2実施例においてタイミングチェーンカバーの内側面からの一部背面図である。
【図5】 従来のエンジンの概略正面図である。
【図6】 図5の6−6線によるエンジンの一部断面図である。
【図7】 図5の7−7線によるエンジンの一部断面図である。
【図8】 従来においてタイミングチェーンカバーの内側面からの背面図である。
【符号の説明】
2 エンジン
6 シリンダヘッド
12 吸気カム軸
20 タイミングチェーン
28 マウント用ボス部
32 冷却水出口
34 冷却水出口用ボス部
36 キャップ
40 合せ面
42 オイル制御弁
46 進角側オイル通路用ボス部
48 遅角側オイル通路用ボス部
50 進角側オイル通路
52 遅角側オイル通路
58 第1リブ
60 第2リブ
62 第3リブ
64 補強部

Claims (1)

  1. エンジンのシリンダブロックに軸支したクランク軸にクランクスプロケットを設け、前記エンジンのシリンダヘッドに軸支したカム軸にカムスプロケットを設け、前記クランクスプロケットと前記カムスプロケットとにタイミングチェーンを巻き掛けて設け、このタイミングチェーンを覆うように前記シリンダブロックと前記シリンダヘッドとに跨るタイミングチェーンカバーを設けたタイミングチェーンカバー構造において、前記タイミングチェーンカバーの内側面には作動用オイルが流通するオイル通路を形成したオイル通路用ボス部とエンジン用冷却水が流出する冷却水出口を形成した冷却水出口用ボス部とを一体成形して設けるとともに前記オイル通路用ボス部と該オイル通路用ボス部に連結したリブとからなる補強部を設け、前記タイミングチェーンカバーの外側面には、エンジンマウントが取り付けられるマウント用ボス部を設け、前記補強部と前記マウント用ボス部との間には、前記冷却水出口用ボス部を配設したことを特徴とするタイミングチェーンカバー構造。
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