JP2001206939A - 熱可塑性ポリエステルエラストマー - Google Patents

熱可塑性ポリエステルエラストマー

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JP2001206939A
JP2001206939A JP2000014738A JP2000014738A JP2001206939A JP 2001206939 A JP2001206939 A JP 2001206939A JP 2000014738 A JP2000014738 A JP 2000014738A JP 2000014738 A JP2000014738 A JP 2000014738A JP 2001206939 A JP2001206939 A JP 2001206939A
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polyester elastomer
elastomer according
acid
bis
compound
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JP2000014738A
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Nobuhiro Ide
伸弘 井出
Shoichi Gyobu
祥一 形舞
Seiji Nakayama
誠治 中山
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Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】繊維、フィルム、シートをはじめとする各種成
形材料に用いることができ、特に弾性糸、電線被覆材お
よびブーツ、ギア、チューブ、パッキンなどの成形材料
としても適する、耐熱老化性、耐水性、低温特性に優れ
る熱可塑性ポリエステルエラストマー組成物を提供す
る。 【解決手段】曲げ弾性率<1000MPaであり、耐熱
老化テスト後の切断時伸び保持率>50%、耐水老化テ
スト後の切断時伸び保持率>50%であり、かつ、損失
正接tanδが最大値を示す温度が<−15℃であるこ
とを特徴とする熱可塑性ポリエステルエラストマー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱可塑性ポリエステ
ルエラストマーに関し、詳しくは耐熱老化性、耐水性、
低温特性に優れた熱可塑性ポリエステルエラストマー、
特に繊維、フィルム、シートをはじめとする各種成形材
料に用いることの出来る熱可塑性ポリエステルエラスト
マー、さらに詳しくは、弾性糸およびブーツ、ギヤ、チ
ューブ、パッキンなどの成形材料に適し、たとえば自動
車、家電部品等の耐熱老化性、耐水性、低温特性が要求
される用途、例えば、ジョイントブーツや、電線被覆材
などに有用な熱可塑性ポリエステルエラストマーに関す
る。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性ポリエステルエラストマーとし
ては、以前よりポリブチレンテレフタレート(PB
T)、ポリブチレンナフタレート(PBN)を初めとす
る結晶性ポリエステルをハードセグメントとし、ポリテ
トラメチレングリコール(PTMG)等のポリオキシア
ルキレン類および/またはポリカプロラクトン(PC
L)、ポリブチレンアジペート(PBA)等のポリエス
テルをソフトセグメントとするもの等が知られ、実用化
されている。
【0003】しかしながら、ソフトセグメントにポリオ
キシアルキレン類を用いたポリエステルポリエーテル型
エラストマーは、耐水性および低温特性には優れるもの
の耐熱老化性に劣ることが、またソフトセグメントにポ
リエステルを用いたポリエステルポリエステル型エラス
トマーは、耐熱老化性に優れるものの、耐水性および低
温特性に劣ることが知られている。
【0004】上記欠点を解決することを目的として、ソ
フトセグメントにポリカーボネートを用いたポリエステ
ルポリカーボネート型エラストマーが提案されている
が、例えば特公平7-39480(東レ)に示されるものは機
械特性に劣り、耐加水分解性において僅かな改良を呈す
るのみである。特開平5-295094(帝人)に示されるもの
は、エステル交換反応のみによってブロックコポリマー
を得ているため、重合には長時間を要するにもかかわら
ずその重合度は低く(固有粘度として1前後)、かつ製
造プロセスのコントロールが実質的には困難である。ま
た、耐熱老化性についてはほとんど言及されていない。
また、特開平10-182782(DSM)に示されるエラストマー
は、非常に優れた耐熱老化性、優れた耐水性を有してい
るが、ソフトセグメントに結晶性の高いポリカーボネー
トを用いているため、低温特性に劣る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が目的とするの
は、優れた耐熱老化性、耐水性、低温特性とを兼備する
熱可塑性ポリエステルエラストマーを提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、特定のハー
ドセグメント、ソフトセグメントを用い、かつ鎖延長反
応を行うことによって、上記課題が解決されることを見
いだし、本発明を完成させた。すなわち本発明のポリエ
ステルエラストマーは、以下に示すものである。 1.曲げ弾性率<1000MPaであり、耐熱老化テス
ト後の切断時伸び保持率>50%、耐水老化テスト後の
切断時伸び保持率>50%であり、かつ、損失正接ta
nδが最大値を示す温度が<−15℃であることを特徴
とする熱可塑性ポリエステルエラストマー。(ここで曲
げ弾性率はASTM D790に基づいて測定した値で
あり、切断時伸びはASTM D638に基づいて測定
した値である。また、耐熱老化テストとはギヤー式熱風
乾燥機を用いた150℃、125日間の熱処理に相当
し、耐水老化テストとは100℃の沸水中での2週間の
処理に相当する。さらに、損失正接は引っ張り強制振動
型動的粘弾性測定装置(たとえばUBM社製Rheog
el−E4000)を用い、−100℃より2℃/分で
昇温しながら11Hzにおいて測定するものとする。) 2.損失正接tanδが最大値を示す温度が<−20℃
であることを特徴とする上記1記載のポリエステルエラ
ストマー。 3.ソフトセグメントが脂肪族ポリカーボネートである
上記1または2に記載のポリエステルエラストマー。 4.芳香族ジカルボン酸と脂肪族または脂環族ジオール
とから成るハードセグメント、および主として脂肪族ポ
リカーボネートからなるソフトセグメントによって構成
され、セグメントが実質的に鎖延長剤により結合されて
いることを特徴とする上記1〜3のいずれかに記載のポ
リエステルエラストマー。 5.ハードセグメントを構成する芳香族ジカルボン酸
が、主としてテレフタル酸、またはナフタレンジカルボ
ン酸である上記1〜4のいずれかに記載のポリエステル
エラストマー。 6.ハードセグメントがポリブチレンテレフタレート、
ポリブチレンナフタレート、ポリシクロヘキシレンジメ
チレンテレフタレートのいずれかであることを特徴とす
る上記1〜5のいずれかに記載のポリエステルエラスト
マー。 7.エステル結合および/または鎖延長剤由来の結合に
より各セグメントが結合されることを特徴とする上記1
〜6のいずれかに記載のポリエステルエラストマー。 8.鎖延長剤がイソシアネート化合物またはそのカルボ
ジイミド化された化合物であることを特徴とする上記7
に記載のポリエステルエラストマー。 9.鎖延長剤がフェニルカーボネート化合物またはフェ
ニルエステル化合物であることを特徴とする上記7に記
載のポリエステルエラストマー。 10.鎖延長剤がオキサゾリン化合物であることを特徴
とする上記7に記載のポリエステルエラストマー。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明について詳細に説明
する。本発明の熱可塑性エラストマーにおいて、ハード
セグメントを構成する芳香族ジカルボン酸は、主として
テレフタル酸、またはナフタレンジカルボン酸であるこ
とが望ましい。その他の酸成分としては、ジフェニルジ
カルボン酸、イソフタル酸、5−ナトリウムスルホイソ
フタル酸等の芳香族ジカルボン酸、シクロヘキサンジカ
ルボン酸、テトラヒドロ無水フタル酸等の脂環族ジカル
ボン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、アゼライ
ン酸、セバシン酸、ドデカン二酸、ダイマー酸、水添ダ
イマー酸等の脂肪族ジカルボン酸等が挙げられる。これ
らは樹脂の融点を大きく低下させない範囲で用いられ、
その量は全酸成分の30モル%未満、好ましくは20モ
ル%未満である。
【0008】ハードセグメントを構成する脂肪族または
脂環族ジオールは、主として炭素数2〜8のアルキレン
グリコール類である。具体的にはエチレングリコール、
1,3−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオー
ル、1,6−ヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサ
ンジメタノールなどが挙げられる。1,4−ブタンジオ
ールおよび1,4−シクロヘキサンジメタノールが最も
好ましい。
【0009】上記成分からなる芳香族ポリエステルは、
通常のポリエステルの製造法に従って容易に得ることが
できる。また、本ポリエステルは、一般に数平均分子量
5000〜35000 を有しているものが望ましい。
【0010】ソフトセグメントを構成する脂肪族ポリカ
ーボネートは、主として炭素数2〜12の脂肪族ジオー
ル残基からなる。これらの脂肪族ジオール残基として
は、例えば、エチレングリコール、1,3−プロピレン
グリコール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタ
ンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,8−オク
タンジオール、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジ
オール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、2,
4−ジエチル−1,5−ペンタンジオール、1,9−ノ
ナンジオール、2−メチル−1,8−オクタンジオール
などが挙げられる。これらの成分は、以下に簡単に説明
する事例に基づき、単独で用いても良いし、必要に応じ
て2種以上を併用しても良い。
【0011】上記ジオールからなるポリカーボネートは
分子量約500〜5000であることが望ましく、好ま
しくは800〜3000を有することが望ましい。さら
に低温特性が良好なものを用いることが望ましい。
【0012】低温特性が良好なポリカーボネートとは、
融点が低く(たとえば50℃以下)かつガラス転移温度
が低いものに相当する。一般的にエラストマーのソフト
セグメントとして用いられているヘキサンジオールから
なるポリカーボネートは、ガラス転移温度が−60℃前
後と低いものの融点が60℃前後と比較的高いため、低
温特性に劣るポリカーボネートに相当する。一方、上記
ポリカーボネートにたとえば3−メチル−1,5−ペン
タンジオールを適当量共重合して得られるポリカーボネ
ートは、元のポリカーボネートに対してガラス転移点が
若干高くなるものの、融点が低下もしくは非晶性となる
ため、低温特性が良好なポリカーボネートに相当する。
また、たとえば1,9−ノナンジオールと2−メチル−
1,8−オクタンジオールからなるポリカーボネートは
融点が50℃程度、ガラス転移温度が−60℃前後と充
分に低いため、やはり低温特性が良好なポリカーボネー
トに相当する。
【0013】上記のポリカーボネートは必ずしもポリカ
ーボネート成分のみから構成されるわけではなく、他の
グリコール、ジカルボン酸、エステル化合物やエーテル
化合物などを少量共重合したものでも良い。共重合成分
の例として、例えばダイマージオール、水添ダイマージ
オール、およびこれらの変性体等のグリコール、ダイマ
ー酸、水添ダイマー酸等のジカルボン酸、脂肪族、芳香
族、脂環族ジカルボン酸とグリコールとからなるポリま
たはオリゴエステル、ε−カプロラクトン等からなるポ
リまたはオリゴエステル、ポリテトラメチレングリコー
ル、ポリオキシエチレングリコール等のポリまたはオリ
ゴアルキレングリコールなどが挙げられる。
【0014】上記共重合成分は、実質的にポリカーボネ
ートセグメントの効果を消失させない程度用いることが
できる。具体的には40重量部以下、好ましくは30重
量部以下、より好ましくは20重量部以下である。共重
合量が多すぎる場合、得られたエラストマーの耐熱老化
性、耐水性が劣る。
【0015】本発明のポリエステルエラストマーは、発
明の効果を消失しない程度に限り、ソフトセグメントと
して、例えばポリエチレンオキサイド、ポリオキシテト
ラメチレングリコール等のポリアルキレンオキサイド、
ポリカプロラクトン、ポリブチレンアジペート等のポリ
エステル等の共重合成分が導入されていても良い。共重
合成分の含有量はポリエステルエラストマーに対して0
〜40重量%であり、好ましくは0〜30重量%、より
好ましくは0〜20重量部である。
【0016】上記ポリカーボネートおよび/または変性
ポリカーボネートセグメントは、あらかじめ任意の酸無
水物による処理を行った後に用いても良い。この処理
は、任意の酸無水物とポリカーボネートとを加熱混合
し、均一になることによって行われる。この反応は、必
ずしも完結している必要はなく、その終点は任意に定め
ることができる。
【0017】本発明のポリエステルエラストマーにおい
て、ハードセグメントを構成するポリエステルとソフト
セグメントを構成するポリカーボネートおよび共重合成
分の重量比は、一般に20:80〜95:5の範囲であ
る。
【0018】鎖延長に用いられる鎖延長剤は、二官能性
またはそれ以上の官能基を有するものであれば特に限定
はしないが、たとえばイソシアネート化合物、オキサゾ
リン化合物、フェニルカーボネート系またはフェニルエ
ステル系化合物、ラクタム化合物、エポキシ化合物、芳
香族テトラカルボン酸無水物などが挙げられる。好まし
くはイソシアネート化合物、オキサゾリン化合物、フェ
ニルカーボネート化合物である。これらは単独で用いて
もよいし、必要に応じて二種以上を用いてもよい。
【0019】鎖延長に用いられるイソシアネート化合物
またはそのカルボジイミド化化合物として、例えば、
4,4’− ジフェニルメタンジイソシアネート、トル
エンジイソシアネート、キシレンジイソシアネート、キ
シリレンジイソシアネート、テトラメチルキシレンジイ
ソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソ
ホロンジイソシアネート、ナフタレンジイソシアネー
ト、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシア
ネート、2,4,4−トリメチルヘキサメチレンジイソ
シアネート、ダイマー酸ジイソシアネート、ジシクロヘ
キシルメタンジイソシアネート、メチルシクロヘキサン
ジイソシアネート、ノルボルネンジイソシアネート等が
挙げられるが、これに限定されるものではない。また、
前期イソシアネート化合物のそれぞれカルボジイミド化
された化合物もまた用いても良い。さらに、これらは2
種以上が併用されても良い。好ましくは、4,4’−
ジフェニルメタンジイソシアネート、ジシクロヘキシル
メタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネ
ート、イソホロンジイソシアネートが挙げられる。
【0020】鎖延長に用いられるオキサゾリン化合物と
は1分子中に2個以上のオキサゾリン環を有する化合物
であり、例えば2,2−ビス(2−オキサゾリン)、
1,3−ビス(4,5−ジヒドロ−2−オキサゾイル)
ベンゼン、1,4−ビス(4,5−ジヒドロ−2−オキ
サゾイル)ベンゼン、2,2-ビス(4-メチル-2-オキ
サゾリン)、2,2-ビス(4,4-ジメチル-2-オキサ
ゾリン)、2,2-ビス(4-エチル-2-オキサゾリ
ン)、2,2-ビス(4,4-ジエチル-2-オキサゾリ
ン)、2,2-ビス(4-プロピル-2-オキサゾリン)、
2,2-ビス(4-ブチル-2-オキサゾリン)、2,2-
ビス(4-ヘキシル-2-オキサゾリン)、2,2-ビス
(4-フェニル-2-オキサゾリン)、2,2-ビス(4-
シクロヘキシル-2-オキサゾリン)、2,2-ビス(4-
ベンジル-2-オキサゾリン)、2,2-エチレンビス
(2-オキサゾリン)、2,2-テトラメチレンビス(2
-オキサゾリン)、2,2-ヘキサメチレンビス(2-オ
キサゾリン)、2,2-オクタメチレンビス(2-オキサ
ゾリン)、2,2-エチレンビス(4-エチル-2-オキサ
ゾリン)、2,2-テトラエチレンビス(4-エチル-2-
オキサゾリン)、2,2-シクロへキシレンビス(4-エ
チル-2-オキサゾリン)等のビスオキサゾリン化合物が
挙げられるが、好ましくは2,2-ビス(2-オキサゾリ
ン)が挙げられる。
【0021】鎖延長に用いられるフェニルカーボネート
化合物またはフェニルエステル化合物として、たとえ
ば、ジフェニルカーボネート、テレフタル酸ジフェニ
ル、イソフタル酸ジフェニル、フタル酸ジフェニル、
2,6―ナフタレンジカルボン酸ジフェニル、1,5−
ナフタレンジカルボン酸ジフェニル、2,7−ナフタレ
ンジカルボン酸ジフェニル、4,4−ビフェニルジカル
ボン酸ジフェニルなどが挙げられるが、これに限定され
るものではない。好ましくは、ジフェニルカーボネー
ト、テレフタル酸ジフェニル、フタル酸ジフェニルを単
独で、あるいは2種以上を混合して用いることができ
る。
【0022】鎖延長に用いられるラクタム化合物とは、
たとえば下記式(1)で示される化合物であり、式中Ar
が炭素数6〜20のアリーレン基、具体的にはp−フェ
ニレン、m−フェニレン、o−フェニレン、2,6−ナ
フチレン、1,5−ナフチレン、2,7−ナフチレン、
4,4’−ビフェニレンであるものが挙げられるが、こ
れに限定されるものではない。
【化1】
【0023】鎖延長に用いられるエポキシ化合物とし
て、たとえばテレフタル酸ジグリシジルエステル、イソ
フタル酸ジグリシジルエステル、フタル酸ジグリシジル
エステルをはじめとする各種芳香族ジカルボン酸のジグ
リシジルエステル、p−フェニレンジグリシジルエーテ
ルをはじめとする芳香族ジグリシジルエーテル、各種脂
肪族ジカルボン酸のジグリシジルエステル、ジエチレン
グリコールジグリシジルエーテルなどが挙げられるが、
これに限定されるものではない。
【0024】鎖延長に用いられる芳香族テトラカルボン
酸無水物として、例えばピロメリット酸二無水物、3,
3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸無水物等
が挙げられるが、これに限定されるものではない。
【0025】上記各種鎖延長剤は、通常反応系中のポリ
マーのモル数に対し当量〜1.5倍モル量用いられる。
添加量は、用いる鎖延長剤の種類、反応温度等によって
最適値が異なる。添加量が少ない場合には、鎖延長反応
が不十分であり、所望のブロックコポリマーが得られな
いことがある。
【0026】本発明の熱可塑性ポリエステルエラストマ
ーは、ハードセグメントを構成するポリエステル、ソフ
トセグメントを構成するポリカーボネート、および必要
であれば各種共重合成分を溶融下、一定時間のエステル
交換反応を行った後に鎖延長反応を行うことによって得
ることができる。
【0027】上記、溶融下でのエステル交換反応は、好
ましくはハードセグメントを構成するポリエステルの融
点ないし融点+30℃の範囲内の温度において行われ
る。この反応において、系中の活性触媒濃度は、反応の
行われる温度に応じて任意に設定される。すなわち、よ
り高い反応温度においてはエステル交換反応は速やかに
進行するため、系中の活性触媒濃度は低いことが望まし
く、また、より低い反応温度においてはある程度の濃度
の活性触媒が存在していることが望ましい。
【0028】触媒は通常の触媒、例えばチタニウムテト
ラブトキシド、シュウ酸チタン酸カリウム等のチタン化
合物、ジブチルスズオキシド、モノヒドロキシブチルス
ズオキシド等のスズ化合物を一種または二種以上用いて
も良い。触媒はポリエステルもしくはポリカーボネート
セグメント中にあらかじめ存在しても良く、その場合は
新たに添加する必要はない。さらに、ポリエステルもし
くはポリカーボネートセグメント中の触媒はあらかじめ
任意の方法によって部分的または実質的に完全に失活さ
せておいても良い。例えば触媒としてチタニウムテトラ
ブトキシドを用いている場合、例えば亜燐酸、燐酸、燐
酸トリフェニル、燐酸トリストリエチレングリコール、
オルト燐酸、ホスホン酸カルベトキジメチルジエチル、
亜燐酸トリフェニル、燐酸トリメチル、亜燐酸トリメチ
ル等の燐化合物等を添加することによって失活が行われ
るが、これに限られるわけではない。
【0029】上記反応は、反応温度、触媒濃度、反応時
間の組み合わせを任意に決定して行うことができる。す
なわち、反応条件は、用いるハードセグメントおよびソ
フトセグメントの種類および量比、用いる装置の形状、
攪拌状況などの種々の要因によってその適正値が変化す
る。
【0030】上記反応条件の最適値は、例えば得られる
鎖延長ポリマーの融点およびハードセグメントとして用
いたポリエステルの融点を比較し、その差が2℃〜60
℃となる場合である。融点差が2℃未満の場合、両セグ
メントが混合または/および反応しておらず、得られた
ポリマーは劣った弾性性能を示す。一方、融点差が60
℃以上の場合、エステル交換反応の進行が著しいため得
られたポリマーのブロック性が低下しており、結晶性、
弾性性能等が低下する。
【0031】上記反応によって得られた溶融混合物中の
残存触媒は、任意の方法によってできる限り完全に失活
しておくことが望ましい。触媒が必要以上に残存してい
る場合、後に行われる鎖延長反応をはじめ、コンパウン
ド時、成形時等にエステル交換反応がさらに進行し、得
られたポリマーの物性が変動することが考えられる。
【0032】本失活反応は、たとえば前述の様式、すな
わち亜燐酸、燐酸、燐酸トリフェニル、燐酸トリストリ
エチレングリコール、オルト燐酸、ホスホン酸カルベト
キジメチルジエチル、亜燐酸トリフェニル、燐酸トリメ
チル、亜燐酸トリメチル等の燐化合物等を添加すること
によって行われるが、これに限られるわけではない。
【0033】鎖延長反応は、上記溶融物中に鎖延長剤を
添加することによって行われる。添加される鎖延長剤の
量は、通常、ポリマー末端総数に対してほぼ等量であ
る。鎖延長反応の進行は、溶融物の溶融粘度の測定、た
とえば鎖延長剤とポリマーとを攪拌する装置のトルク変
化を追跡することによって知ることができる。すなわ
ち、トルクの上昇がほぼ停止し一定値に達した時点を反
応の完結点と見なすことができる。また、鎖延長反応中
および/または反応後に必要であれば減圧下に揮発成分
の除去を行うことができる。
【0034】本発明のポリエステルエラストマーは、少
量に限り三官能以上のポリカルボン酸、ポリオールを含
んでもよい。例えば無水トリメリット酸、ベンゾフェノ
ンテトラカルボン酸、トリメチロールプロパン、グリセ
リンなどを使用できる。
【0035】さらに本発明熱可塑性ポリエステルエラス
トマーには、目的に応じて種々の添加剤を配合して組成
物を得ることができる。添加剤としては、公知のヒンダ
ードフェノール系、硫黄系、燐系、アミン系の酸化防止
剤、ヒンダードアミン系、トリアゾール系、ベンゾフェ
ノン系、ベンゾエート系、ニッケル系、サリチル系等の
光安定剤、帯電防止剤、滑剤、過酸化物等の分子調整
剤、エポキシ系化合物、イソシアネート系化合物、カル
ボジイミド系化合物等の反応基を有する化合物、金属不
活性剤、有機及び無機系の核剤、中和剤、制酸剤、防菌
剤、蛍光増白剤、充填剤、難燃剤、難燃助剤、有機及び
無機系の顔料などを添加することができる。
【0036】本発明において配合できるヒンダードフェ
ノール系酸化防止剤としては、3,5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシ−トルエン、n−オクタデシル−β−
(4’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−t−ブチルフェ
ニル)プロピオネート、テトラキス〔メチレン−3−
(3’,5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシフェ
ニル)プロピオネート〕メタン、1,3,5−トリメチ
ル−2,4,6’−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、カルシウム(3,
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ−ベンジル−モノ
エチル−フォスフェート)、トリエチレングリコール−
ビス〔3−(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロ
キシフェニル)プロピオネート〕、ペンタエリスリチル
−テトラキス〔3−(3,5−ジ−t−ブチルアニリ
ノ)−1,3,5−トリアジン、3,9−ビス〔1,1
−ジメチル−2−{β−(3−t−ブチル−4−ヒドロ
キシ−5−メチルフェニル)プロピオニルオキシ}エチ
ル〕2,4,8,10−テトラオキサスピロ〔5,5〕
ウンデカン、ビス〔3,3−ビス(4’−ヒドロキシ−
3’−t−ブチルフェニル)酪酸〕グリコールエステ
ル、トリフェノール、2,2’−エチリデンビス(4,
6−ジ−t−ブチルフェノール)、N,N’−ビス〔3
−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオニル〕ヒドラジン、2,2’−オキサミド
ビス〔エチル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシフェニル)プロピオネート〕、1,1,3−ト
リス(3’,5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシ
ベンジル)−S−トリアジン−2,4,6(1H,3
H,5H)−トリオン、1,3,5−トリス(4−t−
ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベンジル)
イソシアヌレート、3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシヒドロシンナミックアヒドトリエステルウイズ−
1,3,5−トリス(2−ヒドロキシエチル)−S−ト
リアジン−2,4,6(1H,3H,5H)、N,N−
ヘキサメチレンビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシ−ヒドロシンナアミド)、3,9−ビス〔2−
{3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチル
フェニル)プロピオニルオキシ}−1,1−ジメチルエ
チル〕−2,4,8,10−テトラオキサスピロ〔5.
5〕ウンデカンなどを挙げることができる。
【0037】本発明において配合できる硫黄系酸化防止
剤としては、ジラウリル−3,3’−チオジプロピオン
酸エステル、ジミリスチル−3,3’−チオジウロピオ
ン酸エステル、ジステアリル−3,3’−チオジプロピ
オン酸エステル、ラウリルステアリル−3,3’−チオ
ジプロピオン酸エステル、ジラウリルチオジプロピオネ
ート、ジオクタデシルサルファイド、ペンタエリストリ
ール−テトラ(β−ラウリル−チオプロピオネート)エ
ステル等を挙げることができる。
【0038】本発明において配合できる燐系酸化防止剤
としては、トリス(ミックスド、モノ及びジノリルフェ
ニル)フォスファイト、トリス(2,3−ジ−t−ブチ
ルフェニル)フォスファイト、4,4’−ブチリデン−
ビス(3−メチル−6−t−ブチルフェニル−ジ−トリ
デシル)フォスファイト、1,1,3−トリス(2−メ
チル−4−ジ−トリデシルフォスファイト−5−t−ブ
チルフェニル)ブタン、トリス(2,4−ジ−t−ブチ
ルフェニル)フォスファイト、ビス(2,4−ジ−t−
ブチルフェニル)ペンタエリスリトール−ジ−フォスフ
ァイト、テトラキス(2,4−ジ−t−ブチルフェニ
ル)−4,4’−ビフェニレンフォスファナイト、ビス
(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェニル)ペン
タエリストール−ジ−フォスファイト、テトラキス
(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)4,4’−ビフェ
ニレンジホスフォナイト、トリフェニルホスファイト、
ジフェニルデシルホスファイト、トリデシルホスファイ
ト、トリオクチルホスファイト、トリドデシルホスファ
イト、トリオクタデシルフォスファイト、トリノニルフ
ェニルホスファイト、トリドデシルトリチオホスファイ
ト等を挙げることができる。
【0039】本発明に配合できるアミン系酸化防止剤と
しては、N,N−ジフェニルエチレンジアミン、N,N
−ジフェニルアセトアミジン、N,N−ジフェニルフル
ムアミジン、N−フェニルピペリジン、ジベンジルエチ
レンジアミン、トリエタノールアミン、フェノチアジ
ン、N,N’−ジ−sec−ブチル−p−フェニレンジ
アミン、4,4’−テトラメチル−ジアミノジフェニル
メタン、P,P’−ジオクチル−ジフェニルアミン、
N,N’−ビス(1,4−ジメチル−ペンチル)−p−
フェニレンジアミン、フェニル−α−ナフチルアミン、
フェニル−β- ナフチルアミン、4,4’−ビス(4−
α,α−ジメチル−ベンジル)ジフェニルアミン等のア
ミン類及びその誘導体やアミンとアルデヒドの反応生成
物、アミンとケトンの反応生成物から挙げることができ
る。
【0040】本発明において配合できるヒンダードアミ
ン系光安定剤としては、琥珀酸ジメチル−1−(2−ヒ
ドロキシエチル)−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−
テトラメチルピペリジンとの重縮合物、ポリ〔〔6−
(1,1,3,3−テトラブチル)イミノ−1,3,5
−トリアジン−2,4−ジイル〕ヘキサメチレン
〔(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)
イミル〕〕、2−n−ブチルマロン酸のビス(1,2,
2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)エステ
ル、テトラキス(2,2,6,6−テトラメチル−4−
ピペリジル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキ
シレート、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−
ピペリジル)セバケート、N,N’−ビス(2,2,
6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ヘキサメチレ
ンジアミンと1,2−ジブロモエタンとの重縮合物、ポ
リ〔(N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル
−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミン)−(4−
モノホリノ−1,3,5−トリアジン−2,6−ジイ
ル)−ビス(3,3,5,5−テトラミチルピペラジノ
ン)〕、トリス(2,2,6,6−テトラメチル−4−
ピペリジル)−ドデシル−1,2,3,4−ブタンテト
ラカルボキシレート、トリス(1,2,2,6,6−ペ
ンタメチル−4−ピペリジル)−ドデシル−1,2,
3,4−ブタンテトラカルボキシレート、ビス(1,
2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)セバ
ケート、1,6,11−トリス〔{4,6−ビス(N−
ブチル−N−(1,2,2,6,6−ペンタメチルピペ
リジン−4−イル)アミノ−1,3,5−トリアジン−
2−イル)アミノ}ウンデカン、1−〔2−(3,5−
ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニ
ルオキシ〕−2,2,6,6−テトロメチルピペリジ
ン、8−ベンジル−7,7,9,9−テトラメチル−3
−オクチル−1,3,8−トリアザスピロ〔4,5〕ウ
ンデカン−2,4−ジオン、4−ベンゾイルオキシ−
2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、N,N’−
ビス(3−アミノプロピル)エチレンジアミン−2,4
−ビス〔N−ブチル−N−(1,2,2,6,6−ペン
タメチル−4−ピペリジル)アミノ〕−6−クロロ−
1,3,5−トリアジン縮合物などを挙げることができ
る。
【0041】本発明で配合できるベンゾフェノン系、ベ
ンゾトリアゾール系、トリアゾール系、ニッケル系、サ
リチル系光安定剤としては、2,2’−ジヒドロキシ−
4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−n
−オクトキシベンゾフェノン、p−t−ブチルフェニル
サリシレート、2,4−ジ−t−ブチルフェニル−3,
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート、2
−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾ
トリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−
ジ−t−アミル−フェニル)ベンゾトリアゾール、2−
〔2’−ヒドロキシ−3’、5’−ビス(α,α−ジメ
チルベンジルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−
(2’−ヒドロキシ−3’−t−ブチル−5’−メチル
フェニル)−5−クロロベンアゾトリアゾール、2−
(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−t−ブチルフェ
ニル)−5−クロロベンゾチリアゾール、2,5−ビス
−〔5’−t−ブチルベンゾキサゾリル−(2)〕−チ
オフェン、ビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシベンジル燐酸モノエチルエステル)ニッケル塩、2
−エトキシ−5−t−ブチル−2’−エチルオキサリッ
クアシッド−ビス−アニリド85〜90%と2−エトキ
シ−5−t−ブチル−2’−エチル−4’−t−ブチル
オキサリックアシッド−ビス−アニリド10〜15%の
混合物、2−〔2−ヒドロキシ−3,5−ビス(α,α
−ジメチルベンジル)フェニル〕−2H−ベンゾトリア
ゾール、2−エトキシ−2’−エチルオキサザリックア
シッドビスアニリド、2−〔2’−ヒドロオキシ−5’
−メチル−3’−(3’’,4’’,5’’,6’’−
テトラヒドロフタルイミド−メチル)フェニル〕ベンゾ
トリアゾール、ビス(5−ベンゾイル−4−ヒドロキシ
−2−メトキシフェニル)メタン、2−(2’−ヒドロ
キシ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾー
ル、2−ヒドロキシ−4−i−オクトキシベンゾフェノ
ン、2−ヒドロキシ−4−ドデシルオキシベンゾフェノ
ン、2−ヒドロキシ−4−オクタデシルオキシベンゾフ
ェノン、サリチル酸フェニル等の光安定剤を挙げること
ができる。
【0042】本発明において配合できる滑剤として炭化
水素系、脂肪酸系、脂肪酸アミド系、エステル系、アル
コール系、金属石鹸系、天然ワックス系、シリコーン
系、フッ素系化合物が挙げられる。具体的には、流動パ
ラフィン、合成パラフィン、合成硬質パラフィン、合成
イソパラフィン石油炭化水素、塩素化パラフィン、パラ
フィンワックス、マイクロワックス、低重合ポリエチレ
ン、フルオロカルボン油、炭素数12以上のラウリン
酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラ
キジン酸、ベヘニン酸等の脂肪酸化合物、ヘキシルアミ
ド、オクチルアミド、ステアリルアミド、パルミチルア
ミド、オレイルアミド、エルシルアミド、エチレンビス
ステアリルアミド、ラウリルアミド、ベヘニルアミド、
メチレンビスステアリルアミド、リシノールアミド等の
炭素数3〜30の飽和或いは不飽和脂肪族アミド及びそ
の誘導体、脂肪酸の低級アルコールエステル、脂肪酸の
多価アルコールエステル、脂肪酸のポリグリコールエス
テル、脂肪酸の脂肪アルコールエステルであるブチルス
テアレート、硬化ヒマシ油、エチレングリコールモノス
テアレート等、セチルアルコール、ステアリルアルコー
ル、エチレングリコール、分子量200ないし1000
0以上のポリエチレングリコール、ポリグリセロール、
カルナウバロウ、カンデリラロウ、モンタンロウ、ジメ
チルシリコーン、シリコンガム、四フッ化エチレンなど
の滑剤が挙げられる。また、直鎖飽和脂肪酸、側鎖酸、
シノール酸を有する化合物からなる金属塩で金属が(L
i,Mg,Ca,Sr,Ba,Zn,Cd,Al,S
n,Pb)から選ばれた金属石鹸も挙げることができ
る。
【0043】本発明において配合できる充填剤として
は、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、酸化珪素、
酸化カルシウム、酸化チタン(ルチル型、アナターゼ
型)、酸化クロム(三価)、酸化鉄、酸化亜鉛、シリ
カ、珪藻土、アルミナ繊維、酸化アンチモン、バリウム
フェライト、ストロンチウムフェライト、酸化ベリリウ
ム、軽石、軽石バルーン等の酸化物や水酸化マウネシウ
ム、水酸化アルミニウム、塩基性炭酸マグネシウム等の
塩基性物又は水酸化物又は、炭酸マグネシウム、炭酸カ
ルシウウム、炭酸バリウム、炭酸アンモニウム、亜硫酸
カルシウム、ドロマイト、ドーソナイト等の炭酸塩又
は、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸アンモニウ
ム、亜硫酸カルシウム、塩基性硫酸マグネシウム等の
(亜)硫酸塩又は、珪酸ナトリウム、珪酸マグネシウ
ム、珪酸アルミニウム、珪酸カリウム、珪酸カルシウ
ム、タルク、クレー、マイカ、アスベスト、ガラス繊
維、モンモリナイト、ガラスバルーン、ガラスビーズ、
ペントナイト等の珪酸塩又は、カオリン(陶土)、パー
ライト、鉄粉、銅粉、鉛粉、アルミニウム粉、タングス
テン粉、硫化モリブデン、カーボンブラック、ボロン繊
維、炭化珪素繊維、黄銅繊維、チタン酸カリウム、チタ
ン酸ジルコン酸鉛、硼酸亜鉛、硼酸アルミニウム、メタ
硼酸バリウム、硼酸カルシウム、硼酸ナトリウム等を挙
げることができる。
【0044】本発明で配合できるエポキシ基を有する化
合物としては、ソルビオール−ポリグリシジル−エーテ
ル、ポリグリセロール−ポリグリシジル−エーテル、ト
リグリシジル−トリス(2−ハイドロキシエチル)イソ
シアヌレート等のポリエポキシ化合物、ジエチレングリ
コールジグリシジルエーテル、ポリエチレングリコール
ジグリシジルエーテル、ポリプロピレングリコールジグ
リシジルエーテル、ポリテトラメチレングリコールジグ
リシジルエーテル、ネオペンチルグリコールジグリシジ
ルエーテル、1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエ
ーテル、ヘキサヒドロオフタル酸ジグリシジルエステ
ル、ビスフェノールAとエピクロルヒドリンの縮合物、
ビスフェノールFとエピクロルヒドリンの縮合物、ビス
フェノールFとエピクロルヒドリンの縮合物等のジエポ
キシ化合物、高級アルコールグリシジルエーテル、ブチ
ルグリシジルエーテル、アリルグリシジルエーテル、ス
テアリルグリシジルエーテル、メチルグリシジルエーテ
ル、フェニルグリシジルエーテル、グリシジルメタクリ
レート、p−t−ブチルフェニルグリシジルエーテル等
のモノエポキシ化合物等が挙げられる。
【0045】本発明で配合できるハロゲン置換されたフ
ェニル基を有する化合物としては、テトラブロムビスフ
ェノールA(TBA)、テトラブロムビスフェノールS
(TBS)、ビス(ジブロモプロピル)テトラブロモビ
スフェノールAエーテル、TBAエポキシ、TBAエチ
ルエーテルオリゴマー、TBAビス(2,3−ジブロモ
プロピルエーテル)、TBA(アリルエーテル)、TB
Aビス(2−ヒドロキシエチルエーテル)、TBAカー
ボネートオリゴマー、TBSビス(2,3−ジブロモプ
ロピルエーテル)、ヘキサブロモベンゼン、テトラブロ
モ無水フタル酸、デカブロモジフェニンオキサイド、ト
リス(トリブロモフェノキシ)トリアジン、ビス(ペン
タブロモフェニル)エタン、ビス(トリブロモフェノキ
シ)エタン、ビス(ペンタブロモフェノキシ)エタン、
ブロム化フェノキシ、エチレンビス(テトラブロモフタ
ル)イミド、臭素化ジフェニルオキサイド、ブロム化ポ
リスチレン等が挙げられる。
【0046】本発明で配合できる難燃助剤としては、三
酸化アンチモン、四酸化アンチモン、五酸化アンチモ
ン、ピロアンチモン酸ソーダ、二酸化錫、メタ硼酸亜
鉛、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、酸化ジ
ルコニウム、酸化モリブデン、赤燐系化合物、ポリリン
酸アンモニウム塩、メラミンシアヌレート、四フッ化エ
チレン等が挙げられる。
【0047】本発明で配合できるトリアジン基を有する
化合物及び/又はその誘導体としては、メラミン、メラ
ミンシアヌレート、燐酸メラメン、スルファミン酸グア
ニジン等が挙げられる。
【0048】本発明で配合できる燐化合物の無機系燐化
合物としては、赤燐系化合物、ポリリン酸アンモニウム
塩等が挙げられる。赤燐系化合物としては、赤燐に樹脂
をコートしたもの、アルミニウムとの複合化合物等が挙
げられる。有機系燐化合物としては、燐酸エステル、燐
酸メラミン等が挙げられる。燐酸エステルとしては、ホ
スフェート類、ホスホネート類、ホスフィネート類のト
リメチルホスフェート、トリエチルフォスフェート、ト
リブチルフォスフェート、トリオクチルホスフェート、
トリオクチルフォスフィート、トリブトキシエチルフォ
スフェート、オクチルジフェニルフォスフェート、トリ
クレジルホスフェート、クレジルジフェニルフォスフェ
ート、トリフェニルフォスフェート、トリキシレニルフ
ォスフェート、トリス・イソプロピルフェニルフォスフ
ェート、ジエチル−N,N−ビス(2−ヒドロキシエチ
ル)アミノメチルホスホネート、ビス(1,3−フェニ
レンジフェニル)フォスフェート、芳香族縮合燐酸エス
テルの1,3−〔ビス(2,6−ジメチルフェノキシ)
ホスフェニルオキシ〕ベンゼン、1,4−〔ビス(2,
6−ジメチルフェノキシ)ホスフェニルオキシ〕ベンゼ
ン等が耐加水分解や熱安定性、難燃性から好ましい。
【0049】これらの添加物の配合方法としては、加熱
ロール、押出機、バンバリミキサー等の混練機を用いて
配合することができる。また、熱可塑性ポリエステルエ
ラストマー樹脂組成物を製造する際のエステル交換反応
の前又は重縮合反応前のオリゴマー中に、添加及び混合
することができる。
【0050】本発明のポリエステルエラストマーは、溶
融物から通常の成形技術、例えば、射出成形、フラット
フィルム押出、押出ブロー成形、共押出により成形され
る。
【0051】
【実施例】以下に実施例および比較例を用いて、本発明
を具体的に説明するがそれらに限定されるものではな
い。なお、これら実施例において各測定は、以下の方法
に従って行った。 (1)還元粘度:ポリマー0.05gを25mLの混合
溶媒(フェノール/テトラクロロエタン=60/40)
に溶かし、オストワルド粘度計を用いて30℃で測定し
た。 (2)融点:DSCを用いて室温から20℃/分で昇温
し測定した。 (3)曲げ弾性率:ASTM D790に基づいて測定
した。 (4)耐熱老化性:ギヤー式熱風乾燥機を用いて150
℃、125日間処理を行い、切断時伸び保持率をAST
M D638に基づいて測定した。 (5)耐水性:100℃、2週間処理後の切断時伸び保
持率をASTM D638に基づいて測定した。 (6)低温特性:引っ張り強制振動型動的粘弾性測定装
置(UBM社製Rheogel−E4000)を用い、
−100℃より2℃/分で昇温しながら11Hzにおい
て測定したときの損失正接(tanδ)が最大を示す温
度によって評価した。
【0052】ポリカーボネートジオールA:クラレ
(株)社製ポリカーボネートジオールPNOC−200
0、分子量2000、融点50℃ ポリーボネートジオールB:ダイセル化学(株)社製ポ
リカーボネートジオールCD220PL、分子量200
0、非晶性 ポリカーボネートジオールC:日本ポリウレタン(株)
社製ポリカーボネートジオールN980、分子量200
0、融点62℃
【0053】実施例1 数平均分子量17500を有するポリブチレンテレフタ
レート(PBT)100重量部を、反応容器中で定法に
より重合した。次いで67重量部のポリカーボネートジ
オールAを加え、225〜245℃で20分間攪拌した
後、1重量部のTMPA(トリメチルリン酸)を反応溶
融物に添加し、さらに10分撹拌した。その後、8.4
重量部の4,4’− ジフェニルメタンジイソシアネー
トを加え、撹拌装置上でのトルクが最大に達するまで、
攪拌を続けた。反応容器を脱気した後、内容物を取り出
し、冷却、ポリマーを得た。得られたポリマーの各物性
を測定し、その結果を表1に示す。
【0054】実施例2 実施例1において、ポリカーボネートジオールAをポリ
カーボネートジオールBに、1重量部のTMPAを0.
8重量部の亜リン酸に、4,4’−ジフェニルメタンジ
イソシアネートをジシクロヘキシルメタンジイソシアネ
ートに変えた以外は同様にしてポリマーを得た。得られ
たポリマーの各物性を測定し、その結果を表1に示す。
【0055】実施例3 ポリブチレンテレフタレートをポリブチレンナフタレー
トに変えた以外は実施例1と同様にしてポリマーを得
た。得られたポリマーの各物性を測定し、その結果を表
1に示す。
【0056】実施例4 定法により重合されたPBT100重量部にポリカーボ
ネートジオールAを100重量部を加え、225〜24
5℃で20分間攪拌した。ジフェニルカーボネートを2
2重量部添加し、減圧下脱フェノールを行った。フェノ
ールの留出が終了し、攪拌トルクが最大に達した段階で
ポリマーを取り出した。得られたポリマーの各物性を測
定し、その結果を表1に示す。
【0057】比較例1 ポリカーボネートジオールAをポリカーボネートジオー
ルCに変えた以外は実施例1と同様にしてポリマーを得
た。得られたポリマーの各物性を測定し、その結果を表
1に示すが、得られたポリマーはtanδが最大値を示
す温度が高く、低温特性が劣っていることが分かる。
【0058】比較例2 鎖延長剤である4,4’− ジフェニルメタンジイソシ
アネートを用いなかったこと以外は実施例1と同様にし
てポリマーを得た。得られたポリマーの各物性を測定
し、その結果を表1に示すが、得られたポリマーは還元
粘度が1程度と小さく、そのため耐熱老化性が劣ってい
る(保持率<50%)ことが分かる。
【0059】比較例3 東洋紡績(株)社製ペルプレンP90B(ポリブチレン
テレフタレートとポリオキシテトラメチレングリコール
からなるポリエステルエラストマー)に関し、各物性を
測定しその結果を表1に示すが、耐熱老化性が劣ること
が明らかである。
【0060】比較例4 東洋紡績(株)社製ペルプレンS2002(ポリブチレ
ンテレフタレートとポリカプロラクトンからなるポリエ
ステルエラストマー)に関し、各種物性を測定しその結
果を表1に示すが、耐水性が劣ることが明らかである。
【0061】
【表1】
【0062】
【発明の効果】本発明の熱可塑性ポリエステルエラスト
マーは、表1からも明らかなように、耐熱老化テスト後
の伸び保持率が50%以上である、また耐水テスト後の
伸び保持率も50%以上である。さらに、損失正接が最
大値を示す温度が低いことより、低温特性に優れること
も明らかである。よって、本発明の熱可塑性ポリエステ
ルエラストマーは耐熱老化性、耐水性および低温特性に
優れることがわかる。すなわち本発明は、耐熱老化性、
耐水性、低温特性に優れるため、繊維、フィルム、シー
トをはじめとする各種成形材料に用いることができる。
また弾性糸およびブーツ、ギヤ、チューブ、パッキンな
どの成形材料にも適しており、例えば自動車、家電部品
等の耐熱老化性、耐水性、低温特性が要求される用途、
具体的には、ジョイントブーツや、電線被覆材などに有
用であり、産業界に寄与すること大である。
フロントページの続き Fターム(参考) 4J029 AA03 AB01 AD10 AE01 AE02 AE18 BA02 BA03 BA05 BA08 BD07A CA02 CA04 CA05 CA06 CB05A CB06A CB09A CC06A CD03 JB142 JB182 JC142 JC152 JC302 JE172 4J034 DA01 DB03 DF01 DF02 DF03 DF21 HA01 HA07 HC03 HC12 HC17 HC22 HC46 HC52 HC61 HC64 HC67 HC71 HC73

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】曲げ弾性率<1000MPaであり、耐熱
    老化テスト後の切断時伸び保持率>50%、耐水老化テ
    スト後の切断時伸び保持率>50%であり、かつ、損失
    正接tanδが最大値を示す温度が<−15℃であるこ
    とを特徴とする熱可塑性ポリエステルエラストマー。
    (ここで曲げ弾性率はASTM D790に基づいて測
    定した値であり、切断時伸びはASTM D638に基
    づいて測定した値である。また、耐熱老化テストとはギ
    ヤー式熱風乾燥機を用いた150℃、125日間の熱処
    理に相当し、耐水老化テストとは100℃の沸水中での
    2週間の処理に相当する。さらに、損失正接は引っ張り
    強制振動型動的粘弾性測定装置(たとえばUBM社製R
    heogel−E4000)を用い、−100℃より2
    ℃/分で昇温しながら11Hzにおいて測定するものと
    する。)
  2. 【請求項2】損失正接tanδが最大値を示す温度が<
    −20℃であることを特徴とする請求項1記載のポリエ
    ステルエラストマー。
  3. 【請求項3】ソフトセグメントが脂肪族ポリカーボネー
    トである請求項1または2に記載のポリエステルエラス
    トマー。
  4. 【請求項4】芳香族ジカルボン酸と脂肪族または脂環族
    ジオールとから成るハードセグメント、および主として
    脂肪族ポリカーボネートからなるソフトセグメントによ
    って構成され、セグメントが実質的に鎖延長剤により結
    合されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    に記載のポリエステルエラストマー。
  5. 【請求項5】 ハードセグメントを構成する芳香族ジカ
    ルボン酸が、主としてテレフタル酸、またはナフタレン
    ジカルボン酸である請求項1〜4のいずれかに記載のポ
    リエステルエラストマー。
  6. 【請求項6】ハードセグメントがポリブチレンテレフタ
    レート、ポリブチレンナフタレート、ポリシクロヘキシ
    レンジメチレンテレフタレートのいずれかであることを
    特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のポリエステ
    ルエラストマー。
  7. 【請求項7】エステル結合および/または鎖延長剤由来
    の結合により各セグメントが結合されることを特徴とす
    る請求項1〜6のいずれかに記載のポリエステルエラス
    トマー。
  8. 【請求項8】鎖延長剤がイソシアネート化合物またはそ
    のカルボジイミド化された化合物であることを特徴とす
    る請求項7に記載のポリエステルエラストマー。
  9. 【請求項9】鎖延長剤がフェニルカーボネート化合物ま
    たはフェニルエステル化合物であることを特徴とする請
    求項7に記載のポリエステルエラストマー。
  10. 【請求項10】鎖延長剤がオキサゾリン化合物であるこ
    とを特徴とする請求項7に記載のポリエステルエラスト
    マー。
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