JP2001195859A - ディスクカートリッジの製造方法 - Google Patents

ディスクカートリッジの製造方法

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JP2001195859A
JP2001195859A JP2000002062A JP2000002062A JP2001195859A JP 2001195859 A JP2001195859 A JP 2001195859A JP 2000002062 A JP2000002062 A JP 2000002062A JP 2000002062 A JP2000002062 A JP 2000002062A JP 2001195859 A JP2001195859 A JP 2001195859A
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liner
shell
adhesive layer
heat
lower shell
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JP2000002062A
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Akira Mizuta
章 水田
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ライナーをシェル内面に固着するについて、
加える熱エネルギーを低減して発塵を抑制しつつ短時間
で効率よく固着できるようにする。 【解決手段】 上シェル1及び下シェル2の内面に予め
感熱接着剤による接着層6を塗設し、次に、ライナー5
を接着層6上に載置した後、加熱加圧手段により所定の
凹凸形状のパターンで加熱加圧し、ライナー5を上シェ
ル1及び下シェル2の内面に固着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円盤状の記録媒体
をケース内に収容するディスクカートリッジの製造方法
に関し、特に詳細には、上下シェルの内面へのライナー
の固着方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上シェルと下シェルとを接合してなるケ
ース内に円盤状の記録媒体を回転自在に収容してなるデ
ィスクカートリッジにおいて、上下シェルの内面に不織
布等によるライナーを固着することが一般に行われてい
る。
【0003】上記ライナーは記録媒体のクリーニング用
又は保護用に設置されるものであるが、レーヨンなどの
素材による不織布等により所定形状に形成され、このラ
イナーがシェル内面に固着されている。その固着方法と
しては、前記ライナーの裏面にホットメルト糊等による
感熱接着層を塗布、ラミネート等で裏打ちし、このライ
ナーをシェル内面に加熱加圧手段で貼付するもの、裏打
ちのないライナーをシェル内面に載置し、単純に加熱溶
着又は超音波溶着によって、シェル内面の樹脂を溶融さ
せ、これを接着剤として固着するものなどが知られてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかして、上記のよう
な従来のライナーの固着方法では、ライナーの形成処理
が煩雑となったり、シェルの変形が生じたり、ライナー
から発塵したり、クリーニング機能が十分に得られなく
なるなどの問題を有する。
【0005】具体的には、前記感熱接着層を裏打ちした
ライナーを使用するものでは、ライナーに成形する前の
裏打ち不織布の剛性が高くなって、この不織布のハンド
リングが煩雑となると共に、所定のライナー形状に打ち
抜いた際の打ち抜きかすの処理が困難となる。また、加
熱溶着又は超音波溶着によるものでは、加熱時間又は加
振時間が長いか、加熱温度又は振動パワーが高くなる
と、短時間での溶着が可能となるが、シェル本体の加熱
量(溶融量)が過大となってシェルの変形が発生するこ
とになると共に、ライナー表面にまで溶融樹脂が浸透し
て記録媒体との接触に悪影響を与え、ライナーによる記
録媒体表面のクリーニング性が低下する恐れがあり、こ
れを防止するために溶着条件を低くすると、処理時間が
長くなって大量生産における生産効率が低下する。さら
に、上記超音波溶着では、溶着時の振動でライナー内部
に含まれる繊維屑、粉体等が遊離して発塵し、この異物
が記録媒体及びヘッドに付着することによる記録再生性
能への悪影響が懸念される。
【0006】そこで本発明は上記点に鑑みてなされたも
のであり、発塵を抑制しつつ短時間で効率よくライナー
をシェルに固着できるようにしたディスクカートリッジ
の製造方法を提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明によるディスクカートリッジの製造方法は、円盤状の
記録媒体を回転可能に収容する、上シェルと下シェルと
の接合によるケースに対し、前記記録媒体に対向する上
シェル及び下シェルの内面にそれぞれ不織布によるライ
ナーを固着するディスクカートリッジの製造方法におい
て、前記上シェル及び下シェルの内面に予め感熱接着剤
による接着層を塗設し、次に、前記ライナーを接着層上
に載置した後、加熱加圧手段により所定の凹凸形状のパ
ターンで加熱加圧し、ライナーを上シェル及び下シェル
の内面に固着することを特徴とするものである。
【0008】前記加熱加圧手段は、ヒーター、インパル
スヒーター等を有する熱ヘッド又は超音波加熱を行う超
音波ホーンで構成される。
【0009】前記感熱接着剤(ホットメルト)として
は、水や溶剤を含まず、常温では固体、加熱溶融により
流動性を有し、冷却により固化して接着力を発揮するも
のや、溶剤に溶融した感熱糊を塗布するものなどが使用
される。
【0010】
【発明の効果】上記のような本発明によれば、上シェル
及び下シェルの内面に予め感熱接着剤による接着層を塗
設し、次に、ライナーを接着層上に載置した後、加熱加
圧手段により所定の凹凸形状のパターンで加熱加圧し、
ライナーを上シェル及び下シェルの内面に固着すること
により、不織布に裏打ちを施さないことでその取り扱い
が容易であると共に打ち抜きかすの処理が簡易であり、
また、シェル本体を直接溶融しないことで、ライナー固
着に要する熱エネルギーが少なく、熱によるシェル変形
がなく、短時間で効率よくライナーの固着が行え生産効
率の向上が図れ、さらに、振動パワーも少なく発塵によ
る記録特性への影響も抑制でき、ライナー表面を全体に
加圧せず凹凸形状のパターンで加熱加圧することでライ
ナーの良好なクリーニング性が確保できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態に基
づいて本発明を詳細に説明する。図1は一例としてのデ
ィスクカートリッジの上下シェルの分解斜視図であり、
図2はライナーの固着装置の一例を示す概略図、図3に
は固着時の要部断面図を示している。
【0012】ディスクカートリッジ(磁気ディスクカー
トリッジ)は、例えばアクリロニトリル−ブタジエン−
スチレン共重合体のような合成樹脂から形成された上シ
ェル1と下シェル2の接合で扁平なケースC(ハードケ
ース)が構成され、このケースC内に、中央部がセンタ
ーコア部材3に取り付けられて保持された円盤状の記録
媒体4(磁気ディスクメディア)が回転自在に収容され
る。この記録媒体4の上下にライナー5,5が設置され
る。
【0013】また、上記記録媒体4は、フレキシブルな
ポリエチレンテレフタレート(PET)等からなる円盤
状のベースの両面に磁性体層が形成されたものであり、
外周部と内周部とを除く円環状に記録エリア4aが設定
され、この記録エリア4aの内外縁部が非記録エリア4
bとなっている。
【0014】前記上シェル1及び下シェル2は略矩形状
の扁平形状であり、外周には側壁を形成する外周リブ1
a,2aが設けられ、隅角部には略斜めに内側リブ1
b,2bが設けられ、長方形のヘッド挿入口10,11
が開口され、下シェル2の中心部分にはセンタコア部材
3が臨む大きさに円形状のスピンドル孔2cが開口され
ている。上シェル1の内面の中心部には、前記センタコ
ア部材3より内側位置に環状突起12が突設され、この
環状突起12はセンタコア部材3の内周側に嵌入して記
録媒体4の半径方向への移動を規制する。また、図示し
ていないが、前記ケースCの磁気ヘッド挿入口10,1
1を開閉するために、図中左右方向に滑動自在とされた
シャッター部材が組み付けられる。
【0015】さらに、上シェル1及び下シェル2の平坦
な内面には、不織布等による外形が略八角形状の上下ラ
イナー5,5が、上下シェル1,2内面に塗設された感
熱接着剤による接着層6を使用して固着されるものであ
り、前記内側リブ1b,2bはこのライナー5,5の形
状に沿ってその外側に形成されると共に、その中央側部
分は記録媒体4の外周に沿う円弧状に形成されている。
【0016】なお、前記ライナー5,5は上下で同一形
状で、ヘッド挿入口10,11に相当する部分について
は切除されており、中心部についても環状突起12又は
スピンドル孔2cの外径より若干大きい円孔が開口され
ている。
【0017】そして、上記のような上シェル1及び下シ
ェル2に対するライナー5,5の固着は、図2に示すよ
うな先端面22aが略八角形状の熱ヘッド22を有する
加熱加圧手段としての固着装置20を使用した熱接着に
よって行う。なお、図2には上シェル1へのライナー固
着状態を示し、下シェル2についても同様に行うもので
ある。
【0018】上記固着装置20によるライナー5の固着
を行う前に、前記上シェル1及び下シェル2の内面のラ
イナー固着面には、予め感熱接着剤による接着層6が塗
設されている。この感熱接着剤(ホットメルト)は、水
や溶剤を含まず、常温では固体、加熱溶融により流動体
となり、この流動体の状態で上下シェル1,2の内面に
ライナー5の形状と略等しい範囲又はこれより広い範囲
に塗設され、冷却固化されるか、又は、溶剤に溶融した
感熱糊が同様に上下シェル1,2の内面に塗設され、乾
燥固化される。上記接着層6が塗設された上シェル1又
は下シェル2が固着装置20に供給され、この上シェル
1又は下シェル2に前記不織布によるライナー5が載置
され、その後、熱ヘッド22の先端面22aが圧接され
て、所定の凹凸形状のパターンで加熱加圧し、このパタ
ーンに応じた加熱部分の接着層6を熱溶融させ、冷却に
伴う固化による接着力でライナー5を上シェル1及び下
シェル2の内面に固着する。
【0019】前記固着装置20は、内面に接着層6を塗
設した上シェル1又は下シェル2を上向きに載置する載
置台21を備え、この載置台21の上方には昇降ブロッ
ク23に保持されて昇降移動する熱ヘッド22(ヒータ
ーブロック)が下向きに設置され、この熱ヘッド22の
先端面22aはライナー5と同形状に設けられている。
上記熱ヘッド22には、図示しないヒーター、インパル
スヒーター等の加熱手段が内蔵され、温度調節手段によ
って設定温度に調整され、昇降機構により所定加圧力で
所定時間ライナー5を加熱加圧する。
【0020】上記熱ヘッド22の先端面22aには、図
3に示すように、凹凸形状による固着パターン(固着
線)が形成され、突起部22bの先端がライナー5を上
シェル1(又は下シェル2)に対して加熱加圧し、突起
部22bに対応する接着層6に部分的に接着性を発生さ
せてライナー5を固着するものである。
【0021】上記のような実施の形態では、予め接着層
6を塗設したシェル1,2内面にライナー5を載置し、
凹凸パターンを有する熱ヘッド22の先端面22aで部
分的に加熱加圧して固着することで、短時間で効率のよ
い固着が行えると共に、ライナー5の全面を加熱加圧す
ることなくその表面の起毛の起立状態を確保し、記録媒
体4の表面に対する良好なクリーニング性を得ることが
できる。
【0022】なお、上記ライナー5の固着は、超音波ホ
ーンを有する超音波固着によって行ってもよい。この超
音波ホーンの先端面はライナー5と同形状に設けられ、
凹凸形状による固着パターン(固着線)が形成されてい
る。この超音波固着は、前記と同様に予め内面に感熱接
着剤による接着層6が塗設された上シェル1又は下シェ
ル2を固着装置の載置台上に設置し、その内面の所定位
置にライナー5をセットする。その上方に配置された超
音波ホーンには超音波発振器が連接されて所定の出力に
よる超音波振動が印加され、前記熱ヘッド22と同様に
先端面の突起部でライナー5をシェル内面の接着層6に
圧接し、この突起部の超音波加振に伴う加熱で接着層6
に部分的に接着性を発生させてライナー5を固着するも
のである。
【0023】その際、超音波ホーンにより印加する超音
波振動は、接着層6の接着性を発生させるのに十分な比
較的低いパワーで印加され、上下シェル1,2及びライ
ナー5の全体が振動して発塵するのを防止するように設
定される。
【0024】前記熱ヘッド22又は超音波ホーンによる
ライナー5の固着パターンは、記録媒体4の記録容量等
に対応し、リフターの有無、シェルに固着しないフリー
部の有無等に応じて設定され、例えば、縁部を密に固着
し、内部をストライプ状、格子状、放射状等に固着され
る。なお、前記ライナー5の形状は、八角形状に限ら
ず、円形状等であってもよく、その際にはこれに合わせ
て熱ヘッド22又は超音波ホーンの先端面の形状が設け
られ、所定の凹凸形状のパターンで固着するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の対象となるディスクカートリッジの一
例を示す上下シェルと記録媒体の分解斜視図
【図2】ライナーの固着装置の一例を示す概略正面図
【図3】固着部分の要部断面図
【符号の説明】
1 上シェル 2 下シェル C ケース 4 記録媒体 5 ライナー 6 接着層 20 固着装置 21 載置台 22 熱ヘッド 22a 先端面 22b 突起部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円盤状の記録媒体を回転可能に収容す
    る、上シェルと下シェルとの接合によるケースに対し、
    前記記録媒体に対向する上シェル及び下シェルの内面に
    それぞれ不織布によるライナーを固着するディスクカー
    トリッジの製造方法において、 前記上シェル及び下シェルの内面に予め感熱接着剤によ
    る接着層を塗設し、次に、前記ライナーを接着層上に載
    置した後、加熱加圧手段により所定の凹凸形状のパター
    ンで加熱加圧し、ライナーを上シェル及び下シェルの内
    面に固着することを特徴とするディスクカートリッジの
    製造方法。
JP2000002062A 2000-01-11 2000-01-11 ディスクカートリッジの製造方法 Abandoned JP2001195859A (ja)

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