JP2000036173A - ディスクライナー - Google Patents
ディスクライナーInfo
- Publication number
- JP2000036173A JP2000036173A JP10202494A JP20249498A JP2000036173A JP 2000036173 A JP2000036173 A JP 2000036173A JP 10202494 A JP10202494 A JP 10202494A JP 20249498 A JP20249498 A JP 20249498A JP 2000036173 A JP2000036173 A JP 2000036173A
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- Japan
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- fiber
- prescribed
- liner
- fusing
- cutting
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- Withdrawn
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- Packaging For Recording Disks (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 シェル内面に固着するライナーの切断端部か
らの繊維屑の脱落を防止してドロップアウトの発生を抑
制する。 【解決手段】 円盤状の記録媒体４を収容するケースＣ
内面に固着するライナー５，６を、所定形状に形成した
際の切断端部に繊維の脱落を阻止する繊維固定処理を施
してなる。
らの繊維屑の脱落を防止してドロップアウトの発生を抑
制する。 【解決手段】 円盤状の記録媒体４を収容するケースＣ
内面に固着するライナー５，６を、所定形状に形成した
際の切断端部に繊維の脱落を阻止する繊維固定処理を施
してなる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、円盤状の記録媒体
をケース内に収容するディスクカートリッジにおいて上
記記録媒体に対向するケース内面に固着するディスクラ
イナーに関するものである。
をケース内に収容するディスクカートリッジにおいて上
記記録媒体に対向するケース内面に固着するディスクラ
イナーに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】上シェルと下シェルとを接合してなるケ
ース内に円盤状の記録媒体を回転自在に収容してなるデ
ィスクカートリッジにおいて、上下シェルの内面に不織
布等によるライナーを固着することが一般に行われてい
る。
ース内に円盤状の記録媒体を回転自在に収容してなるデ
ィスクカートリッジにおいて、上下シェルの内面に不織
布等によるライナーを固着することが一般に行われてい
る。
【０００３】上記ライナーは記録媒体の保護用に設置さ
れるものであるが、このライナーはシート状の繊維材が
ケースの記録媒体収納部の形態に対応すると共に、磁気
ヘッド挿入口部分を除去した所定形状に切断加工されて
使用され、超音波溶着又は加熱溶着によりシェル内面に
固着されている。
れるものであるが、このライナーはシート状の繊維材が
ケースの記録媒体収納部の形態に対応すると共に、磁気
ヘッド挿入口部分を除去した所定形状に切断加工されて
使用され、超音波溶着又は加熱溶着によりシェル内面に
固着されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかして、前述のよう
な繊維材によるライナーは、所定形状に切断加工された
ものがそのままシェル内面に固着されることから、固着
後のライナーの切断端部から切断された繊維が使用に伴
って脱落し、この繊維屑が記録媒体の表面に付着しドロ
ップアウトの発生原因となる恐れがある。
な繊維材によるライナーは、所定形状に切断加工された
ものがそのままシェル内面に固着されることから、固着
後のライナーの切断端部から切断された繊維が使用に伴
って脱落し、この繊維屑が記録媒体の表面に付着しドロ
ップアウトの発生原因となる恐れがある。
【０００５】特に、近年、記録媒体は記録容量の増大に
伴って記録密度が増大し、ライナーの繊維屑の記録媒体
及びヘッドに付着することによる記録再生性能への影響
が顕著となり、その品質を高める点では繊維屑の発生を
可及的に低減する必要がある。また、記録媒体は記録容
量の増大に伴って高速回転させる必要があり、この高速
回転する記録媒体とライナーとの接触により、ライナー
の切断端部からの繊維の脱落が発生しやすくなる。
伴って記録密度が増大し、ライナーの繊維屑の記録媒体
及びヘッドに付着することによる記録再生性能への影響
が顕著となり、その品質を高める点では繊維屑の発生を
可及的に低減する必要がある。また、記録媒体は記録容
量の増大に伴って高速回転させる必要があり、この高速
回転する記録媒体とライナーとの接触により、ライナー
の切断端部からの繊維の脱落が発生しやすくなる。
【０００６】そこで本発明は上記点に鑑みてなされたも
のであり、ライナーの切断端部からの繊維屑の脱落を防
止するようにしたディスクライナーを提供せんとするも
のである。
のであり、ライナーの切断端部からの繊維屑の脱落を防
止するようにしたディスクライナーを提供せんとするも
のである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明によるディスクライナーは、円盤状の記録媒体をケー
ス内に回転可能に収容するディスクカートリッジにおけ
る上記ケースの前記記録媒体に対向する内面に設置する
について、ライナーを所定形状に形成した際の切断端部
に繊維の脱落を阻止する繊維固定処理を施してなること
を特徴とするものである。
明によるディスクライナーは、円盤状の記録媒体をケー
ス内に回転可能に収容するディスクカートリッジにおけ
る上記ケースの前記記録媒体に対向する内面に設置する
について、ライナーを所定形状に形成した際の切断端部
に繊維の脱落を阻止する繊維固定処理を施してなること
を特徴とするものである。
【０００８】前記繊維固定処理としては、レーザーカッ
ター、超音波切断等による熱溶融切断でライナーを所定
形状に切断すると同時に切断端部を溶融して繊維を固定
するもの、又は、ライナーの切断端部の全周をレーザー
照射による加熱処理を施して繊維を固定するもの、又
は、ライナーの切断端部に接着剤を塗布して繊維を固定
することなどによって行うのが好適である。
ター、超音波切断等による熱溶融切断でライナーを所定
形状に切断すると同時に切断端部を溶融して繊維を固定
するもの、又は、ライナーの切断端部の全周をレーザー
照射による加熱処理を施して繊維を固定するもの、又
は、ライナーの切断端部に接着剤を塗布して繊維を固定
することなどによって行うのが好適である。
【０００９】なお、上記繊維固定処理に加えてライナー
に静電処理を行って繊維屑を吸引保持するように設け
て、記録媒体への付着を防止するようにしてもよい。
に静電処理を行って繊維屑を吸引保持するように設け
て、記録媒体への付着を防止するようにしてもよい。
【００１０】
【発明の効果】上記のような本発明によれば、記録媒体
に対向するケース内面に固着するライナーを所定形状に
形成した際の切断端部に繊維の脱落を阻止する繊維固定
処理を施したことにより、この切断端部から繊維が脱落
することなく繊維屑によるドロップアウトの発生が未然
に防止でき、信頼性の向上が図れる。
に対向するケース内面に固着するライナーを所定形状に
形成した際の切断端部に繊維の脱落を阻止する繊維固定
処理を施したことにより、この切断端部から繊維が脱落
することなく繊維屑によるドロップアウトの発生が未然
に防止でき、信頼性の向上が図れる。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態に基
づいて本発明を詳細に説明する。図１は一例としてのデ
ィスクカートリッジの分解斜視図である。
づいて本発明を詳細に説明する。図１は一例としてのデ
ィスクカートリッジの分解斜視図である。
【００１２】ディスクカートリッジ（磁気ディスクカー
トリッジ）は、例えばアクリロニトリル−ブタジエン−
スチレン共重合体のような合成樹脂から形成された上シ
ェル１と下シェル２の接合で扁平なケースＣ（ハードケ
ース）が構成され、このケースＣ内に、中央部がセンタ
ーコア部材３に取り付けられて保持された円盤状の記録
媒体４（磁気ディスクメディア）が回転自在に収容され
る。この記録媒体４の上下に上ライナー５と下ライナー
６が設置される。
トリッジ）は、例えばアクリロニトリル−ブタジエン−
スチレン共重合体のような合成樹脂から形成された上シ
ェル１と下シェル２の接合で扁平なケースＣ（ハードケ
ース）が構成され、このケースＣ内に、中央部がセンタ
ーコア部材３に取り付けられて保持された円盤状の記録
媒体４（磁気ディスクメディア）が回転自在に収容され
る。この記録媒体４の上下に上ライナー５と下ライナー
６が設置される。
【００１３】また、上記記録媒体４は、フレキシブルな
ポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）等からなる円盤
状のベースの両面に磁性体層が形成されたものであり、
外周部と内周部とを除く円環状に記録エリア４ａが設定
され、この記録エリア４ａの内外縁部が非記録エリア４
ｂとなっている。
ポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）等からなる円盤
状のベースの両面に磁性体層が形成されたものであり、
外周部と内周部とを除く円環状に記録エリア４ａが設定
され、この記録エリア４ａの内外縁部が非記録エリア４
ｂとなっている。
【００１４】前記上シェル１及び下シェル２は略矩形状
の扁平形状であり、外周には側壁を形成する外周リブ１
ａ，２ａが設けられ、隅角部には略斜めに内側リブ１
ｂ，２ｂが設けられ、長方形のヘッド挿入口１０，１１
が開口され、下シェル２の中心部分にはセンタコア部材
３が臨む大きさに円形状のスピンドル孔２ｃが開口され
ている。また、上シェル１の内面の中心部には、前記セ
ンタコア部材３より内側位置に環状突起１２が突設さ
れ、この環状突起１２はセンタコア部材３の内周側に嵌
入して記録媒体４の半径方向への移動を規制する。な
お、図示していないが、前記ケースＣの磁気ヘッド挿入
用開口１０，１１を開閉するために、図中左右方向に滑
動自在とされたシャッター部材が組み付けられる。
の扁平形状であり、外周には側壁を形成する外周リブ１
ａ，２ａが設けられ、隅角部には略斜めに内側リブ１
ｂ，２ｂが設けられ、長方形のヘッド挿入口１０，１１
が開口され、下シェル２の中心部分にはセンタコア部材
３が臨む大きさに円形状のスピンドル孔２ｃが開口され
ている。また、上シェル１の内面の中心部には、前記セ
ンタコア部材３より内側位置に環状突起１２が突設さ
れ、この環状突起１２はセンタコア部材３の内周側に嵌
入して記録媒体４の半径方向への移動を規制する。な
お、図示していないが、前記ケースＣの磁気ヘッド挿入
用開口１０，１１を開閉するために、図中左右方向に滑
動自在とされたシャッター部材が組み付けられる。
【００１５】そして、前記上シェル１及び下シェル２の
内面には、不織布等の繊維材による外形が略八角形状の
上ライナー５及び下ライナー６が超音波溶着により固着
されるものであり、前記内側リブ１ｂ，２ｂはこのライ
ナー５，６の形状に沿ってその外側に形成されると共
に、その中央側部分は記録媒体４の外周に沿う円弧状に
形成されている。
内面には、不織布等の繊維材による外形が略八角形状の
上ライナー５及び下ライナー６が超音波溶着により固着
されるものであり、前記内側リブ１ｂ，２ｂはこのライ
ナー５，６の形状に沿ってその外側に形成されると共
に、その中央側部分は記録媒体４の外周に沿う円弧状に
形成されている。
【００１６】前記上下ライナー５，６は同一形状で、シ
ート状の繊維材が切断形成され、略八角形の外形の中心
部に前記環状突起１２又はスピンドル孔２ｃの外径より
若干大きい円孔が開口されると共に、ヘッド挿入用開口
１０，１１に対応する部分が半径方向に切除されてい
る。
ート状の繊維材が切断形成され、略八角形の外形の中心
部に前記環状突起１２又はスピンドル孔２ｃの外径より
若干大きい円孔が開口されると共に、ヘッド挿入用開口
１０，１１に対応する部分が半径方向に切除されてい
る。
【００１７】さらに、前記ライナー５，６は、所定形状
に形成した際の切断端部に繊維の脱落を阻止する繊維固
定処理が施されている。この前記繊維固定処理として
は、シート状繊維材の切断を、レーザーカッター、超音
波切断等による熱溶融切断で行い、この切断と同時に切
断端部を溶融して繊維を固定するものである。この場合
には、ライナー用のシート状繊維材は熱融着性繊維を含
むものを使用している。
に形成した際の切断端部に繊維の脱落を阻止する繊維固
定処理が施されている。この前記繊維固定処理として
は、シート状繊維材の切断を、レーザーカッター、超音
波切断等による熱溶融切断で行い、この切断と同時に切
断端部を溶融して繊維を固定するものである。この場合
には、ライナー用のシート状繊維材は熱融着性繊維を含
むものを使用している。
【００１８】また、他の繊維固定処理としては、上記と
同様の熱融着性繊維を含むシート状繊維材をライナー形
状に切断し、その切断端部の全周をレーザー照射による
加熱処理を施して繊維を固定する。
同様の熱融着性繊維を含むシート状繊維材をライナー形
状に切断し、その切断端部の全周をレーザー照射による
加熱処理を施して繊維を固定する。
【００１９】さらに、他の繊維固定処理としては、シー
ト状繊維材をライナー形状に切断し、その切断端部に接
着剤を塗布し乾燥して繊維を固定する。
ト状繊維材をライナー形状に切断し、その切断端部に接
着剤を塗布し乾燥して繊維を固定する。
【００２０】上記のように繊維固定処理を施したライナ
ー５，６は、上シェル１及び下シェル２の内面に載置
し、溶着ホーンの先端を押圧しつつ超音波加振して所定
の溶着パターンで溶着してなる。また、熱溶着で固定し
てもよい。この場合に、上下シェル１，２の内面に微小
突起状のエネルギダイレクタを形成するか、溶着ホーン
の先端に凹凸形状を設けて、ライナー５，６の外周部及
び必要に応じて内部を連続線状又は破線状にシェル１，
２の内面を一部溶融させて固定する。なお、上記繊維固
定処理に感熱性接着剤を使用したものでは、この接着剤
によってライナー５，６を固着してもよい。
ー５，６は、上シェル１及び下シェル２の内面に載置
し、溶着ホーンの先端を押圧しつつ超音波加振して所定
の溶着パターンで溶着してなる。また、熱溶着で固定し
てもよい。この場合に、上下シェル１，２の内面に微小
突起状のエネルギダイレクタを形成するか、溶着ホーン
の先端に凹凸形状を設けて、ライナー５，６の外周部及
び必要に応じて内部を連続線状又は破線状にシェル１，
２の内面を一部溶融させて固定する。なお、上記繊維固
定処理に感熱性接着剤を使用したものでは、この接着剤
によってライナー５，６を固着してもよい。
【００２１】上記のような実施の形態では、シェル１，
２の内面に固着したライナー５，６は、その切断端部に
繊維固定処理が施されていることで、切断された繊維は
固定保持され、この切断端部から繊維が脱落することに
よる繊維屑の発生を抑制し、記録媒体４及び磁気ヘッド
への繊維屑の付着によるドロップアウトの発生を防止し
ている。
２の内面に固着したライナー５，６は、その切断端部に
繊維固定処理が施されていることで、切断された繊維は
固定保持され、この切断端部から繊維が脱落することに
よる繊維屑の発生を抑制し、記録媒体４及び磁気ヘッド
への繊維屑の付着によるドロップアウトの発生を防止し
ている。
【００２２】なお、前記ライナー５，６には、上記繊維
固定処理に加えて静電処理を施して帯電させて塵埃の吸
引力を付与し、切断端部からの繊維の脱落を防止すると
共に塵埃を吸引保持して記録媒体４への付着を防止する
ように設けてもよい。
固定処理に加えて静電処理を施して帯電させて塵埃の吸
引力を付与し、切断端部からの繊維の脱落を防止すると
共に塵埃を吸引保持して記録媒体４への付着を防止する
ように設けてもよい。
【図１】本発明の一つの実施の形態によるディスクライ
ナーを備えたディスクカートリッジの分解斜視図
ナーを備えたディスクカートリッジの分解斜視図
１ 上シェル ２ 下シェル Ｃ ケース ３ センターコア部材 ４ 記録媒体 ５，６ ライナー
Claims (1)
- 【請求項１】 円盤状の記録媒体をケース内に回転可能
に収容するディスクカートリッジにおける上記ケースの
前記記録媒体に対向する内面に設置するディスクライナ
ーであって、 前記ライナーは、所定形状に形成した際の切断端部に繊
維の脱落を阻止する繊維固定処理が施されたことを特徴
とするディスクライナー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10202494A JP2000036173A (ja) | 1998-07-17 | 1998-07-17 | ディスクライナー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10202494A JP2000036173A (ja) | 1998-07-17 | 1998-07-17 | ディスクライナー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000036173A true JP2000036173A (ja) | 2000-02-02 |
Family
ID=16458430
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10202494A Withdrawn JP2000036173A (ja) | 1998-07-17 | 1998-07-17 | ディスクライナー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000036173A (ja) |
-
1998
- 1998-07-17 JP JP10202494A patent/JP2000036173A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040305 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051031 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051129 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060111 |
|
| A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20061129 |
|
| A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20070306 |