JPH11260022A - 磁気ディスクカートリッジの溶着装置 - Google Patents

磁気ディスクカートリッジの溶着装置

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JPH11260022A
JPH11260022A JP6085698A JP6085698A JPH11260022A JP H11260022 A JPH11260022 A JP H11260022A JP 6085698 A JP6085698 A JP 6085698A JP 6085698 A JP6085698 A JP 6085698A JP H11260022 A JPH11260022 A JP H11260022A
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JP
Japan
Prior art keywords
welding
shell
magnetic disk
outer peripheral
rib
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6085698A
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English (en)
Inventor
Shinichi Kato
慎一 加藤
Hiroshi Soda
浩志 左右田
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11260022A publication Critical patent/JPH11260022A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上シェルと下シェルとの超音波溶着時におけ
るエネルギーロスを抑制すると共に、口開きを阻止して
外周リブを良好に溶着する。 【解決手段】 周囲に外周リブ4を有し、磁気ディスク
メディア7を収納する上シェル2と下シェル3の一方を
溶着台11に載置し、その上に他方のシェルを重ねて上方
から溶着ホーン12で押圧しつつ超音波加振して上シェル
2と下シェル3を超音波溶着するについて、前記溶着台
11のシェル載置部11a の側方には、該溶着台11上に載置
した上下シェル2,3 の外周部側面に接触する当て面13a
を有する規制ガイド13を設けてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスクメデ
ィアを収容する上シェルと下シェルを超音波溶着で接合
する磁気ディスクカートリッジの溶着装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスクカートリッジは、合成樹脂
製の上シェルと下シェルを超音波溶着で接合したケース
内に磁気ディスクメディアを回転自在に収容するもので
ある。
【0003】この磁気ディスクカートリッジの上シェル
と下シェルとの超音波溶着は、上シェル又は下シェルの
一方を溶着装置の溶着台に載置し、その上に他方のシェ
ルを内面同士を合わせた状態で重ねて上方から溶着ホー
ンで溶着部分を押圧しつつ超音波加振するものである。
【0004】その際、上下シェルの外周部分に隙間が形
成されると、この部分から外部の塵埃等が侵入して、磁
気ディスクメディアおよび磁気ヘッドに付着して記録性
能に悪影響を与える恐れがあることから、上下シェルの
周囲にそれぞれ壁状に設けられた外周リブを相互に溶着
して、隙間が開くのを防止することが行われれる。特
に、磁気ディスクメディアの記録容量が増大するのに伴
って塵埃による記録特性への影響が顕著となることか
ら、上下シェルの外周部分の溶着が必要とされる。
【0005】また、上記上下シェルの外周リブの一部に
突起状の溶着リブを形成して、溶着時にはこの溶着リブ
が溶融して接合剤と同様に作用し、外周リブの良好な超
音波溶着が行えるようにすることが知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、磁気ディス
クカートリッジの外形形状において、その外周縁部の上
下面が曲面に形成されることが考えられる。例えば、後
述の図2に示すように、上シェル2及び下シェル3の外
周部の縁部に表面から側面に向けて角部が曲面状に除去
されたR形状2a,3aに設けられ、他の磁気ディスク
カートリッジとのデザイン的な差別化、記録容量の増大
に伴う従来容量磁気ディスクカートリッジとの識別化等
が図られる。
【0007】しかして、上記のような外周縁部がR形状
に設けられた磁気ディスクカートリッジにおいては、前
述のような溶着装置によって外周リブの溶着を行おうと
する場合に、溶着不良が発生する恐れがある。
【0008】すなわち、溶着部分を押圧しつつ超音波加
振する溶着ホーンは、シェルの表面に先端面が全体的に
圧接することがエネルギーの伝達のために重要であり、
離れているとエネルギーの伝達ロスが増大して良好な超
音波溶着が行えなくなるもので、また、溶着部分の直上
を押圧加振することが超音波エネルギーの伝達には有効
である。しかし、前述のように外周リブの溶着を行うに
ついて、この外周リブの直上のシェル表面部分が前記R
形状に設けられると、この部分に溶着ホーンの先端部を
接触させることができず、外周リブより中心側にずれた
平坦位置を溶着ホーンによって押圧するようにしなけれ
ばならなくなり、エネルギーロスの増大により溶着が弱
くなると共に、溶着ホーンの押圧力によって上下シェル
が変形し、この変形状態のまま溶着されてシェル外周部
の口開きが発生する恐れがある。
【0009】そこで本発明は上記事情に鑑み、上シェル
と下シェルとの超音波溶着時におけるエネルギーロスを
抑制すると共に口開きを阻止して外周リブを良好に溶着
できるようにした磁気ディスクカートリッジの溶着装置
を提供せんとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明の磁気ディスクカートリッジの溶着装置は、周囲に壁
状に外周リブをそれぞれ有し、磁気ディスクメディアを
収納する上シェルと下シェルの一方を溶着台に載置し、
その上に他方のシェルを前記外周リブを突き合わせた状
態で重ねて上方から溶着ホーンで押圧しつつ超音波加振
して上記上シェルと下シェルを超音波溶着するについ
て、前記溶着台のシェル載置部の側方には、該溶着台上
に載置した上下シェルの外周部側面に接触する当て面を
有する規制ガイドを設けたことを特徴とするものであ
る。
【0011】また、前記上シェル又は下シェルの外周リ
ブの突き合わせ面の一部に溶着リブを設け、前記規制ガ
イドは、この溶着リブの配設位置近傍のシェル側面に接
触するのが好適である。
【0012】
【発明の効果】上記のような本発明によれば、溶着台に
上下シェルの外周部側面に接触する当て面を有する規制
ガイドを設けたことにより、超音波溶着時に溶着ホーン
が外周リブの溶着部分の直上から内側にずれた位置を押
圧しつつ加振する場合でも、上下シェルを外周部が口開
きとなる変形を前記規制ガイドとの当接によって規制
し、上下シェルを良好な状態に固定して超音波溶着時の
エネルギーロスを抑制しつつ外周リブを強い溶着強度で
溶着することができる。
【0013】その際、上下シェルの外周リブに溶着リブ
を設けると、この溶着リブの部分が少ないエネルギーに
よって溶着可能となるものであり、この溶着部分に対応
して規制ガイドを設置することで有効に溶着部分の変形
が規制できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一つの実施の形態
を図面に沿って説明する。図1は本発明装置によって溶
着する磁気ディスクカートリッジの一例を示す平面図、
図2はその縁部の断面構造を示し、図3は上シェルの内
面図を示している。
【0015】磁気ディスクカートリッジ1は、上シェル
2と下シェル3とをそれぞれの内面を蓋合わせ状として
超音波溶着されるもので、内部には中心部にセンタコア
6が固着された円盤状の磁気ディスクメディア7が回転
自在に収容され、この磁気ディスクメディア7と上下シ
ェル2,3内面との間にライナー8(図2参照)が介装
される。
【0016】前記上シェル2および下シェル3は、例え
ばアクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体の
ような合成樹脂によってほぼ矩形の平板状に成形されて
いる。上シェル2は、図3に示すように、周囲に壁状に
外周リブ4が、各コーナー部の中心側に斜めに磁気ディ
スクメディア7の外周に沿う内側リブ2bが形成され、
中央部には環状リブ2cが立設され、その上方にヘッド
挿入口2dが開口されている。また、下シェル3は、平
面形状は示していないが、周囲に壁状に外周リブ4が設
けられ、各コーナー部の中心側に斜めに上シェル2の内
側リブ2bおよびヘッド挿入口2dと同様の内側リブ及
びヘッド挿入口が形成され、中央部にはディスク駆動用
のスピンドルが挿入されるハブ孔が開口されている。ま
た、上記ヘッド挿入口2dを開閉するシャッター部材9
が組み付けられている。
【0017】また、前記上シェル2及び下シェル3の外
周縁部、特にヘッド挿入口2dと反対側のシェル側面に
おいては、図2のように、外周部の縁部に表面から側面
に向けて角部が曲面状に除去されたR形状2a,3aに
設けられている。そして、この部分の上シェル2の外周
リブ4には、断面三角形状に突出した溶着リブ5(エネ
ルギダイレクタ)が設置されている。
【0018】さらに、前記上シェル2及び下シェル3の
内面における4隅のコーナー部近傍には、溶着突起2e
(下シェル3については図示していない)が設けられ、
この溶着突起2eの部分で上シェル2と下シェル3とを
溶着すると共に、前記溶着リブ5の部分で上下シェル
2,3の外周リブ4を相互に溶着する。
【0019】上記のような磁気ディスクカートリッジ1
の上シェル2と下シェル3とを溶着する溶着装置10
は、図4に概略を示すように、上面のシェル載置部11
aに下シェル3及び上シェル2を突き合わせ状態で載置
する溶着台11(溶着ネスト)と、上方から上シェル2
の表面を押圧しつつ超音波加振する円柱状の溶着ホーン
12とを備えている。
【0020】さらに、図示していないが、前記磁気ディ
スクカートリッジ1の四隅の溶着突起2eに対応する位
置に対してもそれぞれ円柱状の溶着ホーンが配設され、
これらの溶着ホーン12は上端部が超音波発振源に固着
されている。
【0021】そして、前記溶着台11のシェル載置部1
1aの側方には、該溶着台11上に載置した上下シェル
2,3の外周部側面に接触する当て面13aを有する規
制ガイド13が設けられている。この規制ガイド13
は、溶着台11と同様の金属製であるか、又は、樹脂成
形品、硬質ゴム等の剛体によって形成されている。
【0022】上記のような溶着装置10による前記上シ
ェル2と下シェル3との超音波溶着は、溶着台11上
に、上シェル2の内面と下シェル3の内面とをそれぞれ
合わせた状態で、図4に示す例では、上シェル2を上に
下シェル3を下にし、その溶着リブ5の配設位置近傍の
シェル側面を前記規制ガイド13に接触させた状態で載
置し、上シェル2のシェル外表面の4つのコーナー部の
上方及び外周リブ4の溶着リブ5の近傍の上方にそれぞ
れ配設した円柱状の溶着ホーン12先端で上シェル2を
下シェル3に押圧しつつ超音波加振し、前記溶着突起2
eを溶着すると共に、溶着リブ5を溶融させて外周リブ
4を溶着するものである。
【0023】なお、前記各溶着突起2eにおいては、そ
の先端面には環状に断面三角形状の溶着リブ(エネルギ
ダイレクタ)が形成されている。
【0024】上記のような超音波溶着時には、外周リブ
4を溶着するための溶着ホーン12が、シェル外縁部の
R形状2a,3aのために溶着リブ5の直上を押圧しな
くても、上記溶着リブ5近傍のシェル側面が前記規制ガ
イド13の当て面13aに当接して規制され、この上シ
ェル2及び下シェル3の外周リブ4が外側に変形して外
周リブ4の突き合わせ面が開くのを阻止して、この外周
リブ4の部分を上下から押圧したのと同様の状態で固定
して超音波溶着する。これにより、上下シェル2,3を
外周部が口開きとなることなく外周リブ4同士を圧接し
た状態で、超音波溶着時のエネルギーロスを抑制しつつ
外周リブ4を強い溶着強度で溶着することができる。
【0025】上記実施の形態では、外周リブ4の一部に
のみ溶着リブ5を設置してこの部分についてのみ外周リ
ブ4の接合を行うようにしているが、他の部分及び全周
の外周リブ4を溶着してもよい。また、溶着リブ5を設
けていなくても、大きな超音波エネルギーの印加により
外周リブ4の溶着が行える。その際、前記規制ガイド1
3は、外周リブ4の溶着部分に対応して設置すればよ
い。
【0026】なお、前記溶着ホーン12は各コーナー部
分及び外周リブ溶着部に対応した分割構造のものを例と
して示しているが、上シェル2の外表面の全体を1つの
大きな一体型溶着ホーンによって押圧するものも使用可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置によって溶着する一例の磁気ディス
クカートリッジの平面図
【図2】上シェルと下シェルとの接合前の分解状態にお
ける図1のA−A断面図
【図3】磁気ディスクカートリッジの上シェルの内面図
【図4】本発明の一つの実施の形態における溶着装置に
よる磁気ディスクカートリッジの溶着状態を示す要部断
面図
【符号の説明】
1 磁気ディスクカートリッジ 2 上シェル 3 下シェル 2a,3a R形状 2e 溶着突起 4 外周リブ 5 溶着リブ 7 磁気ディスクメディア 10 溶着装置 11 溶着台 11a シェル載置部 12 溶着ホーン 13 規制ガイド 13a 当て面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周囲に壁状に外周リブをそれぞれ有し、
    磁気ディスクメディアを収納する上シェルと下シェルの
    一方を溶着台に載置し、その上に他方のシェルを前記外
    周リブを突き合わせた状態で重ねて上方から溶着ホーン
    で押圧しつつ超音波加振して上記上シェルと下シェルを
    超音波溶着する磁気ディスクカートリッジの溶着装置に
    おいて、 前記溶着台のシェル載置部の側方には、該溶着台上に載
    置した上下シェルの外周部側面に接触する当て面を有す
    る規制ガイドを設けたことを特徴とする磁気ディスクカ
    ートリッジの溶着装置。
  2. 【請求項2】 前記上シェル又は下シェルの外周リブの
    突き合わせ面の一部に溶着リブが設けられ、前記規制ガ
    イドは、この溶着リブの配設位置近傍のシェル側面に接
    触することを特徴とする請求項1に記載の磁気ディスク
    カートリッジの溶着装置。
JP6085698A 1998-03-12 1998-03-12 磁気ディスクカートリッジの溶着装置 Withdrawn JPH11260022A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050607