JPH11134834A - ディスクカートリッジ - Google Patents
ディスクカートリッジInfo
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- JPH11134834A JPH11134834A JP29683997A JP29683997A JPH11134834A JP H11134834 A JPH11134834 A JP H11134834A JP 29683997 A JP29683997 A JP 29683997A JP 29683997 A JP29683997 A JP 29683997A JP H11134834 A JPH11134834 A JP H11134834A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 上シェルと下シェルとの接合時に上シェルの
成形時に生じた反りを矯正して内部空間が狭くならない
ようにして、記録媒体の駆動抵抗を軽減する。 【解決手段】 周囲に壁状に外周リブ2a,3a を有すると
共に収容する記録媒体9の外周に沿う内側リブ2b,3b を
それぞれ有する上シェル2と下シェル3を、内側リブ2
b,3b より外側に位置する接合部分11〜15において接合
するについて、上シェル2と下シェル3の少なくとも一
方の内側リブ2b,3b の高さを、接合前の状態で外周リブ
2a,3a の接合面の高さより突出して設け、この内側リブ
2b,3b の突き合わせでシェル表面を外方に拡張する状態
で接合してなる。
成形時に生じた反りを矯正して内部空間が狭くならない
ようにして、記録媒体の駆動抵抗を軽減する。 【解決手段】 周囲に壁状に外周リブ2a,3a を有すると
共に収容する記録媒体9の外周に沿う内側リブ2b,3b を
それぞれ有する上シェル2と下シェル3を、内側リブ2
b,3b より外側に位置する接合部分11〜15において接合
するについて、上シェル2と下シェル3の少なくとも一
方の内側リブ2b,3b の高さを、接合前の状態で外周リブ
2a,3a の接合面の高さより突出して設け、この内側リブ
2b,3b の突き合わせでシェル表面を外方に拡張する状態
で接合してなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上シェルと下シェ
ルを超音波溶着やネジ締めで接合してなる、ディスク状
の記録媒体を収容するディスクカートリッジに関するも
のである。
ルを超音波溶着やネジ締めで接合してなる、ディスク状
の記録媒体を収容するディスクカートリッジに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】例えば、磁気ディスクカートリッジは、
合成樹脂製の上シェルと下シェルを超音波溶着で接合し
たケース内に記録媒体として可撓性磁気ディスクを回転
自在に収容するものである。
合成樹脂製の上シェルと下シェルを超音波溶着で接合し
たケース内に記録媒体として可撓性磁気ディスクを回転
自在に収容するものである。
【0003】ところで、前記ケースの上下シェルの成形
においては、上シェルはその肉厚変化の関係から中央部
が内側に変形する反りが発生する傾向にあり、この上シ
ェルを下シェルと接合した際には、上記反りによってケ
ースの内部空間が狭くなり、場合によっては、シェル内
面に固着したライナーと記録媒体が接触してその駆動ト
ルクが大きくなり、所望の高速回転が安定して行えない
恐れがある。
においては、上シェルはその肉厚変化の関係から中央部
が内側に変形する反りが発生する傾向にあり、この上シ
ェルを下シェルと接合した際には、上記反りによってケ
ースの内部空間が狭くなり、場合によっては、シェル内
面に固着したライナーと記録媒体が接触してその駆動ト
ルクが大きくなり、所望の高速回転が安定して行えない
恐れがある。
【0004】上記の点に対処することから、このような
ディスクカートリッジをドライブに装填した際に、記録
媒体を駆動するスピンドルの先端が記録媒体の中心孔を
貫通して延びて上シェル内面に当接してこれを押し上
げ、このスピンドルによって上シェルの反りを矯正して
内部空間を拡張した状態で記録媒体を駆動するようにし
た技術が知られている。
ディスクカートリッジをドライブに装填した際に、記録
媒体を駆動するスピンドルの先端が記録媒体の中心孔を
貫通して延びて上シェル内面に当接してこれを押し上
げ、このスピンドルによって上シェルの反りを矯正して
内部空間を拡張した状態で記録媒体を駆動するようにし
た技術が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかして、近年記録容
量の増大に伴い記録媒体は高速回転させる必要があり、
駆動モータの負荷が増大しており、前述のように上シェ
ルの内面を押し上げた状態での記録媒体の回転駆動はさ
らに駆動負荷の増大を招くことになり、その駆動トルク
の軽減が要求されている。
量の増大に伴い記録媒体は高速回転させる必要があり、
駆動モータの負荷が増大しており、前述のように上シェ
ルの内面を押し上げた状態での記録媒体の回転駆動はさ
らに駆動負荷の増大を招くことになり、その駆動トルク
の軽減が要求されている。
【0006】また、金属によるスピンドルの先端が合成
樹脂によるシェル内面に当接した状態での回転に伴っ
て、上記シェル内面が削れて粉が発生し、この削れ粉が
記録媒体および磁気ヘッドに付着して記録性能に悪影響
を与える恐れもある。
樹脂によるシェル内面に当接した状態での回転に伴っ
て、上記シェル内面が削れて粉が発生し、この削れ粉が
記録媒体および磁気ヘッドに付着して記録性能に悪影響
を与える恐れもある。
【0007】そこで本発明は上記事情に鑑み、上シェル
と下シェルとの接合時に上シェルの成形時に生じた反り
を矯正して内部空間が狭くならないようにしたディスク
カートリッジを提供せんとするものである。
と下シェルとの接合時に上シェルの成形時に生じた反り
を矯正して内部空間が狭くならないようにしたディスク
カートリッジを提供せんとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明のディスクカートリッジは、周囲に壁状に外周リブを
有すると共に収容する記録媒体の外周に沿う内側リブを
それぞれ有する上シェルと下シェルを、前記外周リブお
よび前記内側リブをそれぞれ突き合わせた状態で、内側
リブより外側に位置する接合部分において接合するにつ
いて、前記上シェルと下シェルの少なくとも一方の内側
リブは、その高さが接合前の状態で外周リブの接合面の
高さより突出しており、この内側リブの突き合わせでシ
ェル表面を外方に拡張する状態で接合してなることを特
徴とするものである。
明のディスクカートリッジは、周囲に壁状に外周リブを
有すると共に収容する記録媒体の外周に沿う内側リブを
それぞれ有する上シェルと下シェルを、前記外周リブお
よび前記内側リブをそれぞれ突き合わせた状態で、内側
リブより外側に位置する接合部分において接合するにつ
いて、前記上シェルと下シェルの少なくとも一方の内側
リブは、その高さが接合前の状態で外周リブの接合面の
高さより突出しており、この内側リブの突き合わせでシ
ェル表面を外方に拡張する状態で接合してなることを特
徴とするものである。
【0009】また、前記内側リブの外側部分における上
シェルと下シェルの少なくとも一方のシェルの内面に溶
着部材を突設し、該溶着部材を他方のシェルに対して超
音波溶着で接合するのが望ましい。
シェルと下シェルの少なくとも一方のシェルの内面に溶
着部材を突設し、該溶着部材を他方のシェルに対して超
音波溶着で接合するのが望ましい。
【0010】なお、外周リブは突き合わせ部分を部分的
に又は全周で溶着するようにしてもよい。内側リブにつ
いても突き合わせ部分を部分的に又は全部で溶着するよ
うにしてもよい。また、超音波溶着に代えてネジ締めで
上シェルと下シェルとを接合するようにしてもよい。
に又は全周で溶着するようにしてもよい。内側リブにつ
いても突き合わせ部分を部分的に又は全部で溶着するよ
うにしてもよい。また、超音波溶着に代えてネジ締めで
上シェルと下シェルとを接合するようにしてもよい。
【0011】
【発明の効果】上記のような本発明によれば、上シェル
と下シェルの少なくとも一方の内側リブの高さを接合前
の状態で外周リブの接合面の高さより突出して設け、接
合後にはこの内側リブの突き合わせでシェル表面を外方
に拡張するようにしたことにより、上シェルの成形時に
発生した反りを矯正してケースの記録媒体を収容する内
部空間が狭まるのをドライブのスピンドル軸で上ケース
を押し上げることなく防止でき、記録媒体にライナーが
強く接触して駆動トルクが過大となるのを回避して、駆
動トルクの軽減により記録媒体の高速回転が安定して行
えるものである。
と下シェルの少なくとも一方の内側リブの高さを接合前
の状態で外周リブの接合面の高さより突出して設け、接
合後にはこの内側リブの突き合わせでシェル表面を外方
に拡張するようにしたことにより、上シェルの成形時に
発生した反りを矯正してケースの記録媒体を収容する内
部空間が狭まるのをドライブのスピンドル軸で上ケース
を押し上げることなく防止でき、記録媒体にライナーが
強く接触して駆動トルクが過大となるのを回避して、駆
動トルクの軽減により記録媒体の高速回転が安定して行
えるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一つの実施の形態
を図面に沿って説明する。図1はディスクカートリッジ
の一例としての磁気ディスクカートリッジにおける上シ
ェルの内面図、図2は同下シェルの内面図、図3は駆動
状態の要部断面図、図4は接合前の状態を示す断面図で
ある。
を図面に沿って説明する。図1はディスクカートリッジ
の一例としての磁気ディスクカートリッジにおける上シ
ェルの内面図、図2は同下シェルの内面図、図3は駆動
状態の要部断面図、図4は接合前の状態を示す断面図で
ある。
【0013】磁気ディスクカートリッジ1は、図1の上
シェル2と図2の下シェル3とをそれぞれの内面を蓋合
わせ状に超音波溶着されてなる扁平ケース内に、図3に
示すように、中心部にセンタコア8が固着された円盤状
の記録媒体9(磁気ディスクメディア)が回転自在に収
容され、この記録媒体9と上下シェル2,3内面との間
にライナー10が介装される。
シェル2と図2の下シェル3とをそれぞれの内面を蓋合
わせ状に超音波溶着されてなる扁平ケース内に、図3に
示すように、中心部にセンタコア8が固着された円盤状
の記録媒体9(磁気ディスクメディア)が回転自在に収
容され、この記録媒体9と上下シェル2,3内面との間
にライナー10が介装される。
【0014】前記上シェル2および下シェル3は、例え
ばアクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体の
ような合成樹脂によってほぼ矩形の平板状に成形されて
いる。上シェル2は、周囲に壁状に外周リブ2aが、各
コーナー部の中心側に斜めに記録媒体9の外周に沿う内
側リブ2bが形成され、中央部には環状リブ2cが立設
され、その上方にヘッド挿入口2dが開口されている。
また、下シェル3は、周囲に壁状に外周リブ3aが、各
コーナー部の中心側に斜めに記録媒体9の外周に沿う内
側リブ3bが形成され、中央部にはディスク駆動用のス
ピンドル30(図3参照)が挿入されるハブ孔3cが開
口され、その上方にヘッド挿入口3dが開口されてい
る。
ばアクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体の
ような合成樹脂によってほぼ矩形の平板状に成形されて
いる。上シェル2は、周囲に壁状に外周リブ2aが、各
コーナー部の中心側に斜めに記録媒体9の外周に沿う内
側リブ2bが形成され、中央部には環状リブ2cが立設
され、その上方にヘッド挿入口2dが開口されている。
また、下シェル3は、周囲に壁状に外周リブ3aが、各
コーナー部の中心側に斜めに記録媒体9の外周に沿う内
側リブ3bが形成され、中央部にはディスク駆動用のス
ピンドル30(図3参照)が挿入されるハブ孔3cが開
口され、その上方にヘッド挿入口3dが開口されてい
る。
【0015】また、前記下シェル3(図2参照)の内面
における4隅のコーナー部近傍において、前記外周リブ
3aと内側リブ3bとで囲まれた部分に、環状の溶着部
材11〜15が突設され、一方、上シェル2(図1参
照)の対応位置には、同様に外周リブ2aと内側リブ2
bとで囲まれた部分に、被溶着部材21〜25が突設さ
れている。なお、前記外周リブ2a,3aの互いに対向
する端面4,5は、段付き嵌合形状に設けられている。
における4隅のコーナー部近傍において、前記外周リブ
3aと内側リブ3bとで囲まれた部分に、環状の溶着部
材11〜15が突設され、一方、上シェル2(図1参
照)の対応位置には、同様に外周リブ2aと内側リブ2
bとで囲まれた部分に、被溶着部材21〜25が突設さ
れている。なお、前記外周リブ2a,3aの互いに対向
する端面4,5は、段付き嵌合形状に設けられている。
【0016】前記上シェル2と下シェル3との超音波溶
着は、上シェル2の内面と下シェル3の内面とをそれぞ
れ合わせた状態で、図4に示す例では、上シェル2を下
に下シェル3を上にして、下シェル3のシェル外表面の
4つのコーナー部の上方にそれぞれ円柱状の溶着ホーン
を配置し、この溶着ホーンの先端で下シェル3を上シェ
ル2に押圧しつつ超音波加振し、前記溶着部材11〜1
5と被溶着部材21〜25とを溶着するものである。な
お、必要に応じて外周リブ2a,3aおよび内側リブ2
b,3bとの接触部分を部分的に又は全面的に溶着する
ようにしてもよい。
着は、上シェル2の内面と下シェル3の内面とをそれぞ
れ合わせた状態で、図4に示す例では、上シェル2を下
に下シェル3を上にして、下シェル3のシェル外表面の
4つのコーナー部の上方にそれぞれ円柱状の溶着ホーン
を配置し、この溶着ホーンの先端で下シェル3を上シェ
ル2に押圧しつつ超音波加振し、前記溶着部材11〜1
5と被溶着部材21〜25とを溶着するものである。な
お、必要に応じて外周リブ2a,3aおよび内側リブ2
b,3bとの接触部分を部分的に又は全面的に溶着する
ようにしてもよい。
【0017】前記上シェル2の外周リブ2aおよび内側
リブ2bと、下シェル3の外周リブ3aおよび内側リブ
3bは平面的にはほぼ同形状に設けられ、そして、前記
上シェル2の内側リブ2bの高さは、図4に示す溶着前
の状態では、外周リブ2aの接合面Aの高さより所定量
dだけ大きく設けられ、下シェル3の内側リブ3bは外
周リブ3aの接合面Aの高さと同等に設けられている。
リブ2bと、下シェル3の外周リブ3aおよび内側リブ
3bは平面的にはほぼ同形状に設けられ、そして、前記
上シェル2の内側リブ2bの高さは、図4に示す溶着前
の状態では、外周リブ2aの接合面Aの高さより所定量
dだけ大きく設けられ、下シェル3の内側リブ3bは外
周リブ3aの接合面Aの高さと同等に設けられている。
【0018】これにより、上下シェル2,3の接合後に
は、それぞれの内側リブ2b,3bの突き合わせで、図
3に矢印で示すように、上下シェル2,3の表面を外方
に拡張する力が作用した状態となり、記録媒体9を収容
する内部空間が拡張される。
は、それぞれの内側リブ2b,3bの突き合わせで、図
3に矢印で示すように、上下シェル2,3の表面を外方
に拡張する力が作用した状態となり、記録媒体9を収容
する内部空間が拡張される。
【0019】また、前記内側リブ2bの高さを大きく形
成する範囲は、記録媒体9の外周に近接している中心側
の円弧状部分であり、外周リブ2aと接続される部分は
この外周リブ2aと同等の高さに設けられている。
成する範囲は、記録媒体9の外周に近接している中心側
の円弧状部分であり、外周リブ2aと接続される部分は
この外周リブ2aと同等の高さに設けられている。
【0020】なお、前記各溶着部材11,12,13,
15においては、その先端面には環状に断面三角形状の
エネルギダイレクタ7が突設され、被溶着部材21,2
2,23,25との両者の先端溶着面がこのエネルギダ
イレクタ7を介して突き合わせ状態で溶着される。ま
た、図1で左下の上シェル2の被溶着部材24は、図2
で右下の下シェル3の溶着部材14内に嵌挿可能に設け
られ、溶着部材14の先端面に部分的に設けられたエネ
ルギダイレクタ7を介して上シェル2のシェル内面に当
接して溶着されると共に、被溶着部材24の外周面が溶
着部材14の内周面に接触して溶着される。
15においては、その先端面には環状に断面三角形状の
エネルギダイレクタ7が突設され、被溶着部材21,2
2,23,25との両者の先端溶着面がこのエネルギダ
イレクタ7を介して突き合わせ状態で溶着される。ま
た、図1で左下の上シェル2の被溶着部材24は、図2
で右下の下シェル3の溶着部材14内に嵌挿可能に設け
られ、溶着部材14の先端面に部分的に設けられたエネ
ルギダイレクタ7を介して上シェル2のシェル内面に当
接して溶着されると共に、被溶着部材24の外周面が溶
着部材14の内周面に接触して溶着される。
【0021】上記のような超音波溶着時には、溶着部材
11〜15のエネルギダイレクタ7は、超音波エネルギ
の集中により溶融して接合剤と同様に作用し被溶着部材
21〜25に融着する。
11〜15のエネルギダイレクタ7は、超音波エネルギ
の集中により溶融して接合剤と同様に作用し被溶着部材
21〜25に融着する。
【0022】上記のような構造によれば、上シェル2と
下シェル3の少なくとも一方の内側リブ2b,3bを音
波溶着前の状態で外周リブ2a,3aの接合面Aより突
出して設けたことにより、内側リブ2b,3bの突き合
わせて溶着部材11〜15を溶着した後には、上記内側
リブ2b,3bが突っ張り合って成形時に発生した反り
を矯正して上下シェル2,3の表面を外方に拡張するよ
うに作用し、記録媒体9を収容する内部空間が狭まるの
を防止できる。この内部空間の確保により、記録媒体9
へのライナー10の接触に伴う駆動トルクが過大となる
のを回避して、記録媒体9の高速回転駆動が安定して行
える。
下シェル3の少なくとも一方の内側リブ2b,3bを音
波溶着前の状態で外周リブ2a,3aの接合面Aより突
出して設けたことにより、内側リブ2b,3bの突き合
わせて溶着部材11〜15を溶着した後には、上記内側
リブ2b,3bが突っ張り合って成形時に発生した反り
を矯正して上下シェル2,3の表面を外方に拡張するよ
うに作用し、記録媒体9を収容する内部空間が狭まるの
を防止できる。この内部空間の確保により、記録媒体9
へのライナー10の接触に伴う駆動トルクが過大となる
のを回避して、記録媒体9の高速回転駆動が安定して行
える。
【0023】上記実施の形態では、上シェル2の内側リ
ブ2bの高さを大きくしているが、下シェル3の内側リ
ブ3bの高さを大きくするようにしてもよく、また両方
の高さを大きく設けてもよい。また、外周リブ2a,3
aの接合面Aが上シェル2又は下シェル3側に偏って設
定されるものについては、上シェル2および下シェル3
での接合面の高さに対するそれぞれの内側リブ2b,3
bの正負突出量を合計したものが所定の値となるように
設けるものである。溶着部材11〜15と被溶着部材2
1〜25との接合面に対しても同様に設定するものであ
る。
ブ2bの高さを大きくしているが、下シェル3の内側リ
ブ3bの高さを大きくするようにしてもよく、また両方
の高さを大きく設けてもよい。また、外周リブ2a,3
aの接合面Aが上シェル2又は下シェル3側に偏って設
定されるものについては、上シェル2および下シェル3
での接合面の高さに対するそれぞれの内側リブ2b,3
bの正負突出量を合計したものが所定の値となるように
設けるものである。溶着部材11〜15と被溶着部材2
1〜25との接合面に対しても同様に設定するものであ
る。
【0024】なお、前記溶着ホーンは各コーナー部分に
対応した分割構造のものを例として示しているが、下シ
ェル3の外表面の全体を1つの大きな一体型溶着ホーン
によって押圧するものもあり、この場合には、溶着部位
を多くすることができる。
対応した分割構造のものを例として示しているが、下シ
ェル3の外表面の全体を1つの大きな一体型溶着ホーン
によって押圧するものもあり、この場合には、溶着部位
を多くすることができる。
【0025】また、上記実施の形態は上シェル2と下シ
ェル3との接合を超音波溶着によって行っているが、こ
れを上記溶着部分と同様の位置をネジ締めによって接合
するようにしてもよい。
ェル3との接合を超音波溶着によって行っているが、こ
れを上記溶着部分と同様の位置をネジ締めによって接合
するようにしてもよい。
【図1】本発明の一つの実施の形態によるディスクカー
トリッジとしての磁気ディスクカートリッジの上シェル
の内面図
トリッジとしての磁気ディスクカートリッジの上シェル
の内面図
【図2】同磁気ディスクカートリッジの下シェルの内面
図
図
【図3】ドライブでの駆動状態を示すディスクカートリ
ッジの要部断面図
ッジの要部断面図
【図4】接合前の状態における要部断面図
1 ディスクカートリッジ 2 上シェル 3 下シェル 2a,3a 外周リブ 2b,3b 内側リブ 7 エネルギダイレクタ 9 記録媒体 11〜15 溶着部材 21〜25 被溶着部材 30 スピンドル
Claims (1)
- 【請求項1】 周囲に壁状に外周リブを有すると共に収
容する記録媒体の外周に沿う内側リブをそれぞれ有する
上シェルと下シェルを、前記外周リブおよび前記内側リ
ブをそれぞれ突き合わせた状態で、内側リブより外側に
位置する接合部分において接合するディスクカートリッ
ジにおいて、 前記上シェルと下シェルの少なくとも一方の内側リブ
は、その高さが接合前の状態で外周リブの接合面の高さ
より突出しており、この内側リブの突き合わせでシェル
表面を外方に拡張する状態で接合してなることを特徴と
するディスクカートリッジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29683997A JPH11134834A (ja) | 1997-10-29 | 1997-10-29 | ディスクカートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29683997A JPH11134834A (ja) | 1997-10-29 | 1997-10-29 | ディスクカートリッジ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11134834A true JPH11134834A (ja) | 1999-05-21 |
Family
ID=17838834
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29683997A Pending JPH11134834A (ja) | 1997-10-29 | 1997-10-29 | ディスクカートリッジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11134834A (ja) |
-
1997
- 1997-10-29 JP JP29683997A patent/JPH11134834A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20041129 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041207 |
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A521 | Written amendment |
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