JP2000324753A - スピンドルモータ - Google Patents
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Abstract
度を高めて、耐衝撃性を向上させる。 【解決手段】 回転軸とスラストプレートとの接合境界
部、及び、軸受スリーブとカウンタープレートとの接合
境界部に逃げ部を設け、この逃げ部内において各々の部
材を溶接して一体化することにより、各部材どうしの接
合長さ接合長さが比較的短くても十分な接合強度を得る
ことができるので、モータ自信の耐衝撃性が向上する。
その結果、回転軸に対するスラストプレートの直角度が
安定的に保たれ、モータの信頼性が向上する。しかも、
接合することにより突出部が形成されても、モータ全体
の薄型化を阻害することはない。
Description
の回転駆動装置として用いられるスピンドルモータに関
する。更に詳述すると、本発明は、動圧軸受を備えたス
ピンドルモータの信頼性を向上するための技術に関す
る。
装置として用いられるスピンドルモータとしては、例え
ば特開平8−4769号公報に記載のスピンドルモータ
が知られている。このスピンドルモータは、図7に示す
ように、フレーム11に組み付けられたステータ組10
と、このステータ組10と適宜の間隔をおいて対向する
駆動マグネット25を備えるロータ組20とから主に構
成されている。
入や焼き嵌め等により固着された略中空円筒状のハブ2
2を有している。このハブ22は、ディスクDを搭載す
るためのもので、図示下端側にはバックヨーク35を介
して上記駆動マグネット25が取り付けられている。
17を巻装したステータコア16を有している。このス
テータコア16は、フレーム11に立設された略円筒状
の軸受ホルダー部15の外周部に嵌着されている。
軸受スリーブ13が取り付けられている。この軸受スリ
ーブ13の内周面には、動圧発生用の軸受面としてのラ
ジアル軸受部RBa、RBbが軸方向に離間して形成さ
れている。そして、回転軸21と軸受スリーブ13との
対向面間に介在されたオイル等の潤滑流体5が、回転軸
21が回転する際に動圧発生用溝(図示せず)のポンピ
ング作用で昇圧され、潤滑流体5の活性により発生する
動圧力によって、回転軸21および回転軸21に一体に
取り付けられたハブ22が回転自在に支承されている。
には、スラスト動圧軸受部を構成しているスラストプレ
ート26が圧入固着されている。さらに、フレーム11
の略円筒状の軸受ホルダー部15の一方の開口端には、
カウンタープレート14が固定ネジ6等の機械的結合手
段によって固定され、当該開口を閉塞している。また、
潤滑流体5の漏洩を防止するために、接合部にOリング
7を介在させたり、接着剤で封止している。上記スラス
トプレート26は、軸受スリーブ13の下端面とカウン
タープレート14の内底面とによって僅かな空間を介し
て挟み込まれ、さらにこの空間に潤滑流体5が介在する
ことで、潤滑流体5の活性により発生する動圧力に基づ
いて回転軸21をスラスト方向に安定的に支持してい
る。
の薄型化が要求される近年にあっては、従来のスピンド
ルモータでは、回転軸21とスラストプレート26との
接合や回転軸21とハブ22との接合において、十分な
接合長さを確保することができず、所望の耐衝撃性能
(例えば,1000G以上)や、組立時の外部応力に耐
えられる接合強度を得ることが難しいという問題があ
る。
11との接合、若しくはカウンタープレート14と軸受
スリーブ13との接合を行うに当たっては、各種接合工
法が採用されているが、図7に示されているような固定
ネジ6を用いて締結する場合には、固定ネジ6の頭部が
薄型化の弊害となる。カシメ工法によりカウンタープレ
ート14を固定する場合も、カシメ部をカウンタープレ
ート14の底面から突出させなければならず、やはり薄
型化の弊害となる。また、圧入工法によりカウンタープ
レート14を固定する場合は、十分な接合長さが得られ
ないので、接合強度が不足する。
ルモータをハードディスク駆動用として搭載した薄型の
ノートパソコン等においては、求められる耐衝撃性をク
リアできないという問題点がある。すなわち、頻繁に持
ち運びされるノートパソコン等では、落下させてしまう
危険性も高いので、高度な耐衝撃性が要求されるが、従
来のスピンドルモータのままで薄型化を行った場合に
は、十分な接合長さが得られないため、上記各接合部の
接合強度が弱くなり、比較的大きな外部衝撃が加わった
ときに、回転軸21に対するハブ22及びスラストプレ
ート26の直角度が劣化してしまうことがある。その結
果、ディスクが回転したときに振れが発生したり、さら
にはディスクの回転不能という事態が生じる虞がある。
また、カウンタープレート14の接合強度が不十分とな
っていると、外部衝撃により潤滑剤5が漏出してしまう
虞もある。
つつ、比較的接合長さが短い部品どうしの接合強度を高
めることにより、ノートパソコンなどで要求される耐衝
撃性、およびその信頼性を向上をさせることのできるス
ピンドルモータを提供することにある。
め、請求項1記載の発明にかかるスピンドルモータは、
筒状保持部を有する固定フレームと、内周側に動圧軸受
部を有して上記筒状保持部に取り付けられた略円筒状の
軸受スリーブと、該軸受スリーブ内に保持された潤滑流
体と、上記軸受スリーブに挿入され上記潤滑流体を介し
て回転自在に支承された回転軸と、該回転軸の一端側に
固着されたハブと、上記回転軸の他端側に接合固着され
スラスト動圧軸受部を構成する環状のスラストプレート
と、上記軸受スリーブの開口部を閉塞するように上記軸
受スリーブに接合固着されたカウンタープレートとを備
え、上記回転軸と上記スラストプレートとの接合境界部
の表面部分に、軸方向に窪んだ逃げ部を設け、この逃げ
部内において上記回転軸と上記スラストプレートとを溶
接して両者を一体化すると共に、上記軸受スリーブと上
記カウンタープレートとの接合境界部の表面部分に、軸
方向に窪んだ逃げ部を設け、この逃げ部内において上記
軸受スリーブと上記カウンタープレートとを溶接して両
者を一体化してなることを特徴としている。
プレートとの接合長さ、および軸受スリーブとカウンタ
ープレートとの接合長さが比較的短くても十分な接合強
度を得ることができるので、モータ自信の耐衝撃性が向
上する。その結果、回転軸に対するスラストプレートの
直角度が安定的に保たれ、モータの信頼性が向上する。
しかも、各接合境界部に軸方向に窪んだ逃げ部を設け、
この逃げ部内において溶接して両者を一体化しているの
で、接合することにより肉盛部が形成されても、その肉
盛部は逃げ部内に収容されるため、当該肉盛部がモータ
全体の薄型化を阻害することはない。さらに、軸受スリ
ーブとカウンタープレートとが溶接により接合されてい
るので、Oリングや接着剤を用いることなく潤滑流体の
漏洩を確実に防止することができる。
ドルモータは、請求項1記載のスピンドルモータとほぼ
共通の構成である固定フレームと、軸受スリーブと、潤
滑流体と、回転軸と、ハブと、スラストプレートとを備
え、カウンタープレートが上記固定フレームの筒状保持
部の開口部を閉塞するように上記筒状保持部に接合固着
され、上記回転軸と上記スラストプレートとの接合境界
部の表面部分に、軸方向に窪んだ逃げ部を設け、この逃
げ部内において上記回転軸と上記スラストプレートとを
溶接して両者を一体化すると共に、上記筒状保持部と上
記カウンタープレートとの接合境界部の表面部分に、軸
方向に窪んだ逃げ部を設け、この逃げ部内において上記
筒状保持部と上記カウンタープレートとを溶接して両者
を一体化してなることを特徴としている。
の接合長さ、および固定フレームの筒状保持部とカウン
タープレートとの接合長さが比較的短くても十分な接合
強度を得ることができるので、モータの薄型化を図りつ
つ、モータ自信の耐衝撃性が向上する。その結果、回転
軸に対するスラストプレートの直角度が安定的に保た
れ、モータの信頼性が向上する。
または2記載のスピンドルモータにおいて、上記各接合
境界部において少なくとも何れか一方の素材が溶融して
他方の素材と結合していることを特徴としている。
うしの結合が、機械的結合手段によらず金属溶融結合に
より行われるので、極めて強固に両部材を結合すること
ができる。また、回転軸とスラストプレートとの結合部
分は潤滑流体の中に存在するが、接着剤等の有機溶剤を
用いていないので、潤滑流体に対する触媒作用を生じる
ことがなく、潤滑流体の特性を劣化させることがない。
乃至3のいずれかに記載のスピンドルモータにおいて、
上記ハブと上記回転軸とが溶接により固着されているこ
とを特徴としている。したがって、ハブと回転軸との結
合強度が高まり、モータ全体の耐衝撃性がより一層向上
する。
乃至4のいずれかに記載のスピンドルモータにおいて、
上記スラストプレートの上記スラスト動圧軸受部には動
圧発生用溝が形成されていて、上記回転軸と上記スラス
トプレートとの接合境界部に形成された逃げ部は、上記
動圧発生用溝の形成領域から外れた部位に形成されてい
ることを特徴とする。したがって、逃げ部によって動圧
発生用溝が制限を受けることなく、所望のスラスト動圧
力を発揮させることができる。
孔を有する固定フレームと、上記軸固定用孔に一端が嵌
め込まれて上記フレームに固定された固定軸と、内周側
に動圧軸受部を有して上記固定軸に挿嵌された軸受スリ
ーブと、該軸受スリーブ内に保持された潤滑流体と、上
記軸受スリーブと一体的に構成され上記潤滑流体を介し
て回転自在に支承されたハブと、上記固定軸の他端側に
接合固着されスラスト動圧軸受部を構成する環状のスラ
ストプレートとを備え、上記固定軸と上記スラストプレ
ートとの接合境界部の表面部分に、軸方向に窪んだ逃げ
部を設け、この逃げ部内において上記固定軸と上記スラ
ストプレートとを溶接して両者を一体化したことを特徴
とする。
回転型モータに関するが、請求項6記載の発明は軸固定
型モータに関する。このような構成により、固定軸とス
ラストプレートとの接合長さが比較的短くても十分な接
合強度を得ることができるので、モータ自身の耐衝撃性
が向上する。その結果、固定軸に対するスラストプレー
トの直角度が安定的に保たれ、モータの信頼性が向上す
る。しかも、接合境界部に軸方向に窪んだ逃げ部を設
け、この逃げ部内において溶接により両者を一体化して
いるので、接合することにより肉盛部が形成されても、
その肉盛部は逃げ部内に収容されモータ全体の薄型化を
阻害することはない。
記載のスピンドルモータにおいて、スラストプレートの
スラスト動圧軸受部には動圧発生用溝が形成されてい
て、固定軸とスラストプレートとの接合境界部に形成さ
れた逃げ部は、動圧発生用溝の形成領域から外れた部位
に形成されていることを特徴とする。したがって、逃げ
部によって動圧発生用溝が制限を受けることなく、所望
のスラスト動圧力を発揮させることができる。なお、上
記接合境界部において、少なくとも何れか一方の素材が
溶融して他方の素材と結合させることにより、固定軸と
スラストプレートとの固定強度が向上する。
実施の形態に基づいて詳細に説明する。
形態1にかかるスピンドルモータM1を示す半断面図で
ある。図1において、当該スピンドルモータM1は、い
わゆる軸回転型のモータであって、ステータ組10とこ
のステータ組10に対して回転自在に支持された回転軸
21を含むロータ組20とから構成されている。このう
ちステータ組10は、図示を省略したドライブシャーシ
にねじ止めされる固定フレーム11を有している。この
固定フレーム11の略中央部分に立設するように形成さ
れた筒状保持部12の内周側には中空円筒状に形成され
た軸受スリーブ13が、圧入や焼き嵌め等の工法によっ
て一体的に接合されている。この軸受スリーブ13は、
加工を容易にするために銅系金属又はステンレス金属か
ら形成されており、その内周側には例えばへリングボー
ン形状のラジアル動圧発生用溝RBa,RBbが、軸方
向に2ブロックに分離して凹設されている。これらのラ
ジアル動圧発生用溝RBa,RBbは、動圧軸受部を構
成している。
の外周側には、各突極にコイル17を巻装したステータ
コア16が取り付けられており、これらコイル17とス
テータコア16により電機子が構成されている。
述したロータ組20を構成するステンレス鋼等からなる
回転軸21が回転自在に挿入されている。そして、軸受
スリーブ13の内周面に形成された動圧面は、回転軸2
1の外周面に形成された動圧面に対して近接対向してい
る。より詳細には、上記一対のラジアル動圧発生用溝R
Ba,RBbにおける軸受スリーブ13側の動圧面と、
回転軸21側の動圧面とが数μmの微少間隔を介して周
状に対向配置されているとともに、その微少間隔からな
る軸受空間内に、オイルや磁性流体や空気等の潤滑流体
5が注入されている。このような軸受構造により、回転
軸21を含むロータ組20が回転すると、ラジアル動圧
発生用溝RBa,RBbのポンピング作用により潤滑流
体5が昇圧されてその活性により動圧力を生じ、この潤
滑流体5の動圧力によってロータ組20がムラ無く回転
するように構成されている。
の記録媒体を搭載する略カップ状のハブ22が、後述す
る接合手段により固着されている。ハブ22は、外周側
にディスクが挿入される円筒部23と、この円筒部23
の下端側から外側に拡がりディスクを搭載するディスク
搭載面24を有している。ハブ22の円筒部23の内周
面には、多極着磁された環状の駆動マグネット25が装
着されていて、この駆動マグネット25の内周面がステ
ータコア16の外周面と適宜の間隔をおいて対向してい
る。ここで、ハブ22は鉄等の磁性材により形成されて
いるため、ハブ22自身を駆動マグネット25のバック
ヨークとして機能させることができる。したがって、本
実施形態では、別部品のヨークを省略しているので、外
径寸法が同等のハブ22と比較すると、当該スピンドル
モータM1ではハブ22の内部空間、すなわち電機子を
配置する空間が広くなる。それ故、比較的大きなモータ
トルクを得ることができる。なお、上記ハブ22をアル
ミ合金等の非磁性材料で形成する場合は、ハブ22と駆
動マグネット25との間に磁性材料からなるヨークを介
在させることになる。
下方側には、円盤状のスラストプレート26が後述の接
合手段により固着されている。このスラストプレート2
6は、軸受スリーブ13の下端側における中央部分に凹
設された窪み部13a内に収容するように配置されてお
り、その軸受スリーブ13の窪み部13a内においてス
ラストプレート26と軸受スリーブ13の端面とが軸方
向に近接対向する動圧面によって、上側のスラスト動圧
軸受部SBaが形成されている。
の動圧面に近接するようにして、当該スラストプレート
26よりも大型円盤状のカウンタープレート14が軸受
スリーブ13の下端側開口部に後述の接合手段により固
着されている。そして、カウンタープレート14の上端
面に設けられた動圧面とスラストプレート14側の動圧
面とによって、下側のスラスト動圧軸受部SBbが形成
されている。
設された一対のスラスト動圧軸受部SBa,SBbにお
けるスラストプレート14側の動圧面と、これらに各対
向する軸受スリーブ13及びカウンタープレート14の
動圧面とが、数μmの微少間隔を介して軸方向に対向配
置されるとともに、その微少間隔からなる軸受空間内
に、潤滑流体5がスラストプレート26の外周側の通路
を介して軸方向に連続するように注入されている。
面と、軸受スリーブ13及びカウンタープレート14の
動圧面との少なくとも一方側には、図3に示すようなへ
リングボーン状またはスパイラル状等のスラスト動圧発
生用溝261が環状に凹設されている。そして、ロータ
組20の回転に伴いスラストプレート26が回転した際
に、スラスト動圧発生用溝261の動圧力によって、回
転軸21、ハブ22を含むロータ組20がスラスト方向
に軸支される構成になされている。
ータM1の回転軸21とスラストプレート26との結合
構造について詳細に説明する。
例えば5mm程度の高さに設計した場合、回転軸21と
スラストプレート26との結合長さは1mm未満にな
る。したがって、両者の結合を圧入工法や焼き嵌め工法
のみで行っても十分な接合長さが得られないため、結合
強度が弱くなってしまう。仮に、圧入代を多くとって圧
入した場合、回転軸21に対するスラストプレート26
の直角度が劣化する虞があり、所定量以上の圧入代を設
けることができない。そこで、本実施形態では、回転軸
21とスラストプレート26とを、上記直角度の劣化が
生じない程度に圧入もしくは挿入した後、両者の接合境
界部を表面側から溶接している。この際、当該接合境界
部の表面部分には、予め軸方向に窪んだ逃げ部30が環
状に形成されていて、この逃げ部内において回転軸21
とスラストプレート26とが溶接されている。
合境界部における逃げ部30の形状は図2(a)、
(b)、(c)に例示するような形状に構成されてい
る。すなわち、図2(a)は、回転軸21の先端側の外
周縁にテーパー面21aが全周にわたって形成されてい
る一方、スラストプレート26の中心孔の内周面26a
が上記テーパー面21aに隣接している。したがって、
断面楔状の逃げ部30が形成され、この逃げ部30内に
て両者が溶接されている。なお、回転軸21の先端側の
テーパー面21aはスラストプレート26を回転軸21
に圧入する際のガイド部としても機能している。
縁にテーパー面21aが全周にわたって形成されている
一方、スラストプレート26の中心孔の内周縁にもテー
パー面26bが形成されている。この形態の場合、断面
三角形状の逃げ部30が形成され、この逃げ部30内に
て両者が溶接されている。
縁にテーパー面21aが全周にわたって形成されている
一方、スラストプレート26の底面部における中心孔の
周辺は平坦な窪み26cが形成され、その外周にテーパ
ー面26dが形成され、さらにその外側には動圧面SB
bが形成されている。この形態の場合、台形状の逃げ部
が30が形成され、この逃げ部30内にて両者が溶接さ
れている。
との接合境界部に形成された逃げ部30は、図3に示す
ように、スラストプレート26に形成した動圧発生用溝
261の形成領域から外れた部位に形成されている。し
たがって、逃げ部30によって動圧発生用溝261が制
限を受けることなく、所望のスラスト動圧力を発揮させ
ることができる。
ば、全周を溶接しても部分的に複数箇所を溶接してもよ
い。
G溶接法等のアーク溶接法や、レ−ザ溶接法に代表され
る電子ビーム溶接法等が採用されるが、本実施形態にお
いては、互いに接合する素材同士を溶融させて両者を接
合するレ−ザ溶接法を利用している。このレ−ザ溶接法
は、レーザ発信器より放射されるレーザビームを複数の
鏡面を用いて収束し、これを接合境界部に照射して両者
を接合するものである。このような電子ビーム溶接法に
よれば、アーク溶接法で用いる溶接棒を不要とするの
で、接合境界部における素材の盛り上がりを最小限に抑
えることができる。また、仮に僅かな盛り上がりが生じ
たとしても、接合境界部には軸方向に窪んだ逃げ部30
が設けられているので、肉盛部が逃げ部30内に収容さ
れ、動圧面よりもカウンタープレート14側に突出する
ことを防止できる。したがって、肉盛部がカウンタープ
レート14側に接近し過ぎることがなく、スラストプレ
ート26を含むロータ組20が回転した際に、肉盛部が
カウンタープレート14の軸受面に衝突することを防止
できる。また、回転軸21とスラストプレート26との
結合部分は潤滑流体5の中に存在するが、接着剤等の有
機溶剤を用いずに溶接によって両者を接合しているの
で、潤滑流体5に対する触媒作用を生じることがなく、
潤滑流体5の特性を劣化させることがない。
タM1の軸受スリーブ13とカウンタープレート14と
の結合構造について詳細に説明する。
リーブ13の下端側の開口部には円盤状のカウンタープ
レート14が固着されている。カウンタープレート14
は、その外周面が軸受スリーブ13に圧入されると共
に、上端面の外縁側が軸受スリーブ13の段部13bに
当接している。さらに、軸受スリーブ13とカウンター
プレート14との接合境界部の表面部分には、軸方向に
窪んだ逃げ部40が形成されていて、この逃げ部40内
において両者が溶接により一体化されている。溶接工法
としては、上述した回転軸21とスラストプレート26
との接合工法と同様に、レ−ザ溶接法に代表される電子
ビーム溶接法によって、溶接されている。したがって、
軸受スリーブ13とカウンタープレート14の少なくと
も何れか一方の素材が電子ビームの照射により溶融して
両者が接合されている。
回転軸21とスラストプレート26との接合境界部に形
成する逃げ部30の段面形状と同様に、楔形、三角形、
台形、あるいはその他の断面形状であっても良い。な
お、軸受スリーブ13の開口部の内周縁には、カウンタ
ープレート14の圧入もしくは挿入を容易にするために
テーパー状のガイド部13cを形成しておくと良い。ま
た、溶接箇所は、上記開口部を密閉させるために全周に
わたって溶接することが好ましい。
ープレート14との結合構造において、接合境界部に逃
げ部40を設け、この逃げ部40内で溶接して両者を一
体化しているので、接合することにより肉盛部が形成さ
れても、モータ全体の薄型化を阻害することはない。さ
らに、軸受スリーブ13とカウンタープレート14とが
溶接により接合されているので、Oリングや接着剤を用
いることなく潤滑流体5の漏洩を確実に防止することが
できる。
タM1の回転軸21とハブ22との結合構造について詳
細に説明する。図1に示すように、回転軸21とハブ2
2との接合長さは、回転軸21とスラストプレート26
との接合長さに比べて長いが、モータ全体の高さが短縮
されると、回転軸21とハブ22との接合長さも必然的
に短くなる。これに伴って、回転軸21とハブ22との
接合強度が低下するので、本実施形態では、上述した回
転軸21とスラストプレート26との接合構造と同様
に、回転軸21とハブ22とを溶接により接合してい
る。
2の圧入代を多くとって強引に圧入した場合、圧入応力
によってハブ22に歪みが生じ、回転軸21に対するハ
ブ21の直角度、具体的には回転軸21に対するハブ2
2のディスク搭載面24の直角度が劣化して、ハブ21
にディスクを搭載して回転駆動した際に、許容範囲を超
える振れが発生してしまう。
ブ22との接合境界部には軸方向に窪んだ逃げ部50が
形成されていて、この逃げ部50内において両者がレー
ザ溶接により接合している。上記逃げ部50は、回転軸
21の先端側の角部に形成したテーパー面21bと、ハ
ブ22の軸取付孔28の内周縁に形成したテーパー面2
2bとにより画成されている。このうち回転軸21のテ
ーパー面21bはハブ22を回転軸21に圧入する際の
ガイド部としても機能する。なお、本実施形態におい
て、ハブ22の上端面にはディスクを保持するためのク
ランパー(図示せず)をガイドするためのクランパーガ
イド部29が回転軸21とハブ22との接合境界部より
も軸方向に僅かに突出して設けられているので、逃げ部
50を形成しなくてもモータの薄型化を阻害することは
ない。また、溶接箇所は、接合境界部の全周にわたって
溶接しても、複数箇所に分けて溶接しても良い。
とハブ22とを強引に圧入することなく、両者の接合強
度を十分に高めることができるので、モータの耐衝撃性
が向上すると共に、回転軸21に対するハブ22のディ
スク搭載面24の直角度を高精度に維持することができ
る。
形態2にかかるスピンドルモータM2を示す半断面図で
ある。図4において、図1に示した実施の形態1にかか
るスピンドルモータM1と共通な機能の構成には同じ符
号を付け、その詳細な説明は省略する。
保持部12’の外周側には、コイル17を巻装したステ
ータコア16が取り付けられている。この筒状保持部1
2’は、図1に示した筒状保持部12よりも軸方向に長
く形成されていて、その内周側には軸受スリーブ13と
カウンタープレート14が固定されている。つまり、実
施の形態1においてカウンタープレート14は軸受スリ
ーブ13の開口部に接合されていたが、この実施の形態
2では、カウンタープレート14は固定フレーム11の
筒状保持部12’の開口部に接合されている。
2’に接合するにあたり、両者の接合境界部には、軸方
向に窪んだ逃げ部40を設け、この逃げ部40内におい
てカウンタープレート14と筒状保持部12’とを溶接
して両者を一体化している。溶接工法としては、上述の
ようにアーク溶接法や電子ビーム溶接法が採用される
が、好ましくはレーザ溶接に代表される電子ビーム溶接
法により、カウンタープレート14と筒状保持部12’
の少なくとも何れか一方を溶融させて両者を接合する。
このように、逃げ部40内において両者を接合すること
により、固定フレーム11やカウンタープレート14の
底面よりも突出する部位を形成することがなくなるの
で、モータの薄型化を阻害しない。なおかつ、固定フレ
ーム11とカウンタープレート14とが溶接により強固
に接合されるので、耐衝撃性が向上する。また、回転軸
21とスラストプレート26とは、上述の実施の形態1
と同様に接合されている。すなわち、回転軸21の一端
がスラストプレート26の中央孔に圧入されるととも
に、回転軸21とスラストプレート26との接合境界部
に逃げ部30が形成され、この逃げ部30内において両
者が溶接により一体化されている。この溶接は、レーザ
溶接等の電子ビーム溶接法を用いることが望ましい。
は、回転軸21とスラストプレート26との接合と同様
に、回転軸21をハブ22の中央孔に圧入するととも
に、回転軸21とハブ22との接合境界部に逃げ部50
を形成し、この逃げ部50内において両者を溶接により
一体化させている。なお、この逃げ部50は、ハブ22
の形状によっては省略しても良い。
モータM2によれば、回転軸21とスラストプレート2
6との接合長さ、及び固定フレーム11の筒状保持部1
2’とカウンタープレート14との接合長さが比較的短
くても十分な接合強度を得ることができるので、モータ
自信の耐衝撃性が向上する。その結果、回転軸21に対
するスラストプレート26の直角度が安定的に保たれ、
モータの信頼性が向上する。しかも、各接合境界部に軸
方向に窪んだ逃げ部30,40を設け、この逃げ部3
0,40内において溶接して両者を一体化しているの
で、接合することにより突出部が形成されても、モータ
全体の薄型化を阻害することはない。また、回転軸21
とスラストプレート26とが溶接により接合されている
ので、潤滑流体5に対する触媒作用を生じることがな
く、潤滑流体5の特性を劣化させることがない。さら
に、筒状保持部12’とカウンタープレート14とが溶
接により接合されているので、Oリングや接着剤を用い
ることなく潤滑流体5の漏洩を確実に防止することがで
きる。
形態3にかかるHDD用スピンドルモータM3を示す半
断面図である。上述した実施の形態1および実施の形態
2に示したスピンドルモータM1,M2はいわゆる軸回
転型モータであるが、実施の形態3にかかるスピンドル
モータM3は、軸固定型モータである。
テータ組10とロータ組20とから概略構成されてい
る。このうち、ステータ組20は、略中央部分に筒状保
持部12が一体的に立設された固定フレーム11を有
し、この筒状保持部12の外周面にはコイル17を巻装
したステータコア16が嵌着されている。
には、固定軸18が上方に向かって突出するように固定
されている。この固定軸18の外周側には、ロータ組2
0を構成している軸受スリーブ13が回転可能に挿入さ
れている。さらに、軸受スリーブ13の外周側には磁気
ディスク等の記録媒体を搭載するためのハブ22が接合
されている。すなわち、軸受スリーブ13の上端部分に
は半径方向外方側に向かって鍔状に形成された大径部1
31が設けられ、この大径部131の外周面に対して前
記ハブ22の中心部に貫通形成された接合孔が、圧入ま
たは焼き嵌めによって一体的に接合されている。また、
ハブ22は、円筒部23とこの円筒部23の外周面から
外側に張り出してディスクを搭載するためのディスク搭
載面24を有している。円筒部23の内周面にはバック
ヨーク35を介して環状の駆動マグネット25が装着さ
れていて、この駆動マグネット25の内周面が上記ステ
ータコア16の外周面に適宜の間隔をおいて対向してい
る。
化するために銅系金属もしくはステンレス金属から形成
されており、この軸受スリーブ13に設けられた中心孔
の内周面には、一対のラジアル動圧軸受部RBa、RB
bが軸方向に所定間隔はなして形成されている。軸受ス
リーブ13の内周面と固定軸18の外周面との微少隙間
内には、オイルや磁性流体やエアー等の潤滑流体5が注
入されている。そして、軸受スリーブ13および固定軸
18の両動圧面の少なくとも一方側には、図示を省略し
た例えばヘリングボーン状のラジアル動圧発生用溝が凹
設されている。したがって、ロータ組20の回転に伴
い、軸受スリーブ13が回転すると、ラジアル動圧発生
用溝のポンピング作用により潤滑流体5が昇圧されて動
圧力を生じ、その動圧力によって、ハブ22がラジアル
方向に軸支される構成になされている。
ち図示上端部分には、円盤状のスラストプレート26が
後述する接合手段により固着されている。このスラスト
プレート26は、軸受スリーブ13の図示上端側におけ
る中心部分に凹設された窪み部内に収容するように配置
されており、その窪み部内においてスラストプレート2
6と軸受スリーブ13の端面とが軸方向に近接対向する
動圧面によって、下側のスラスト動圧軸受部SBaが形
成されている。
上側の動圧面に近接するようにして、カウンタープレー
ト14が上記軸受スリーブ13の上端部分に固着されて
いる。そして、カウンタープレート14の図示下端面側
の動圧面とスラストプレート26の動圧面とによって上
側のスラスト動圧軸受部SBbが形成されている。この
上側のスラスト動圧軸受部SBbおよび下側のスラスト
動圧軸受部SBaにはスパイラル状またはヘリングボー
ン状のスラスト動圧発生用溝がそれぞれ形成されてい
る。したがって、ロータ組20の回転に伴い、スラスト
プレート26が回転すると、上記各スラスト動圧発生用
溝のポンピング作用により潤滑流体5が昇圧されて動圧
力を生じ、その動圧力によって、ハブ22がスラスト方
向に軸支される構成になされている。
スラストプレート26との接合構造について説明する。
固定フレーム11に立設された固定軸18に対して、ハ
ブ22と一体化された軸受スリーブ13を挿入した後、
固定軸18に環状のスラストプレート26を適度な圧入
力で圧入する。しかる後、固定軸18とスラストプレー
ト26との接合境界部を溶接することにより両者が接合
される。図6に示すように、スラストプレート26側の
接合境界部にあたる中心孔周縁には動圧面よりも窪んだ
逃げ部30が環状に形成されている。この溶接はレーザ
溶接工法が好ましく、当該工法により銅系金属もしくは
ステンレス金属等からからなるスラストプレート26が
溶融して固定軸18と金属溶融結合している。固定軸1
8との溶接は上記逃げ部30内にて行われ、溶接によっ
て局部的な突出部が生じたとしても動圧面より突出しな
いように構成されている。
ストプレート26との接合長さが比較的短くても十分な
接合強度を得ることができるので、モータ自身の耐衝撃
性が向上する。その結果、固定軸18に対するスラスト
プレート26の直角度が安定的に保たれ、モータの信頼
性が向上する。しかも、接合境界部に軸方向に窪んだ逃
げ部30を設け、この逃げ部30内において溶接により
両者を一体化しているので、モータ全体の薄型化を阻害
することはない。また、動圧力を発生させるための潤滑
流体5に接するように位置する接合境界部が溶接されて
いるので、潤滑流体に対する触媒作用を生じることが無
く、潤滑流体5の特性を劣化させることがない。
施形態を具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変形可能であるというのは言うまでもない。
カウンタープレート14が軸受スリーブ13又は固定フ
レーム11の筒状保持部12’の開口部を閉塞するよう
に溶接で接合された例を示したが、接合境界部の一部を
溶接することにより接合強度を確保するとともに、接合
境界部の全周を接着剤で封止しても良い。これにより、
潤滑流体の漏洩を確実に防止できる。
動用以外のスピンドルモータ、例えばCD−ROM駆動
用モータやポリゴンミラー駆動用モータに対しても同様
に適用することができる。
によれば、回転軸とスラストプレートとの接合境界部、
及び、軸受スリーブとカウンタープレートとの接合境界
部または固定フレームとカウンタープレートとの接合境
界部に逃げ部を設け、この逃げ部内において各々の部材
を溶接して一体化しているので、各部材どうしの接合長
さ接合長さが比較的短くても十分な接合強度を得ること
ができ、モータ自信の耐衝撃性が向上する。その結果、
回転軸に対するスラストプレートの直角度が安定的に保
たれ、モータの信頼性が向上する。しかも、接合するこ
とにより突出部が形成されても、モータ全体の薄型化を
阻害することはない。さらに、軸受スリーブとカウンタ
ープレートとが溶接により接合されているので、Oリン
グや接着剤を用いることなく潤滑流体の漏洩を確実に防
止することができる。また、動圧力を発生させるための
潤滑流体に接するように位置する回転軸とスラストプレ
ートとの接合境界部が溶接されているので、潤滑流体に
対する触媒作用を生じることが無く、潤滑流体の特性を
劣化させることがない。
タを示す半断面図である。
接合構造を示す断面図である。
接合構造を示す平面図である
タを示す半断面図である。
タを示す半断面図である。
トプレートとの接合構造を示す断面図である
る。
Claims (8)
- 【請求項1】 筒状保持部を有する固定フレームと、内
周側に動圧軸受部を有して上記筒状保持部に取り付けら
れた略円筒状の軸受スリーブと、該軸受スリーブ内に保
持された潤滑流体と、上記軸受スリーブに挿入され上記
潤滑流体を介して回転自在に支承された回転軸と、該回
転軸の一端側に固着されたハブと、上記回転軸の他端側
に接合固着されスラスト動圧軸受部を構成する環状のス
ラストプレートと、上記軸受スリーブの開口部を閉塞す
るように上記軸受スリーブに接合固着されたカウンター
プレートとを備え、 上記回転軸と上記スラストプレートとの接合境界部の表
面部分に、軸方向に窪んだ逃げ部を設け、この逃げ部内
において上記回転軸と上記スラストプレートとを溶接し
て両者を一体化すると共に、 上記軸受スリーブと上記カウンタープレートとの接合境
界部の表面部分に、軸方向に窪んだ逃げ部を設け、この
逃げ部内において上記軸受スリーブと上記カウンタープ
レートとを溶接して両者を一体化してなるスピンドルモ
ータ。 - 【請求項2】 筒状保持部を有する固定フレームと、内
周側に動圧軸受部を有して上記筒状保持部に取り付けら
れた略円筒状の軸受スリーブと、該軸受スリーブ内に保
持された潤滑流体と、上記軸受スリーブに挿入され上記
潤滑流体を介して回転自在に支承された回転軸と、該回
転軸の一端側に固着されたハブと、上記回転軸の他端側
に接合固着されスラスト動圧軸受部を構成する環状のス
ラストプレートと、上記固定フレームの筒状保持部の開
口部を閉塞するように上記筒状保持部に接合固着された
カウンタープレートとを備え、 上記回転軸と上記スラストプレートとの接合境界部の表
面部分に、軸方向に窪んだ逃げ部を設け、この逃げ部内
において上記回転軸と上記スラストプレートとを溶接し
て両者を一体化すると共に、 上記筒状保持部と上記カウンタープレートとの接合境界
部の表面部分に、軸方向に窪んだ逃げ部を設け、この逃
げ部内において上記筒状保持部と上記カウンタープレー
トとを溶接して両者を一体化してなるスピンドルモー
タ。 - 【請求項3】 上記各接合境界部において少なくとも何
れか一方の素材が溶融して他方の素材と結合しているこ
とを特徴とする請求項1または2に記載のスピンドルモ
ータ。 - 【請求項4】 上記ハブと上記回転軸とが溶接により固
着されていることを特徴とする請求項3に記載のスピン
ドルモータ - 【請求項5】 上記スラストプレートの上記スラスト動
圧軸受部には動圧発生用溝が形成されていて、上記回転
軸と上記スラストプレートとの接合境界部に形成された
逃げ部は、上記動圧発生用溝の形成領域から外れた部位
に形成されていることことを特徴とする請求項1乃至4
のいずれかに記載のスピンドルモータ。 - 【請求項6】 軸固定用孔を有する固定フレームと、上
記軸固定用孔に一端が嵌め込まれて上記固定フレームに
接合固定された固定軸と、内周側に動圧軸受部を有して
上記固定軸に挿嵌された軸受スリーブと、該軸受スリー
ブ内に保持された潤滑流体と、上記軸受スリーブと一体
的に構成され上記潤滑流体を介して回転自在に支承され
たハブと、上記固定軸の他端側に固着されスラスト動圧
軸受部を構成する環状のスラストプレートとを備え、 上記固定軸と上記スラストプレートとの接合境界部の表
面部分に、軸方向に窪んだ逃げ部を設け、この逃げ部内
において上記固定軸と上記スラストプレートとを溶接し
て両者を一体化してなるスピンドルモータ。 - 【請求項7】 上記スラストプレートの上記スラスト動
圧軸受部には動圧発生用溝が形成されていて、上記固定
軸と上記スラストプレートとの接合境界部に形成された
逃げ部は、上記動圧発生用溝の形成領域から外れた部位
に形成されていることを特徴とする請求項6記載のスピ
ンドルモータ。 - 【請求項8】 上記合境界部において少なくとも何れか
一方の素材が溶融して他方の素材と結合していることを
特徴とする請求項7に記載のスピンドルモータ。
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