JP2543678Y2 - ディスクカートリッジ - Google Patents

ディスクカートリッジ

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JP2543678Y2
JP2543678Y2 JP1991046267U JP4626791U JP2543678Y2 JP 2543678 Y2 JP2543678 Y2 JP 2543678Y2 JP 1991046267 U JP1991046267 U JP 1991046267U JP 4626791 U JP4626791 U JP 4626791U JP 2543678 Y2 JP2543678 Y2 JP 2543678Y2
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JP
Japan
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liner
welded
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lower shell
shell
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JP1991046267U
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JPH04137568U (ja
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和夫 桧山
弘倫 金原
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はディスクカートリッジに
係り、詳しくはライナーによって磁気ディスクを効果的
にクリーニングすることができるようにしたディスクカ
ートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】ディスクカートリッジは、一般に、上シ
エル及び下シエルからなるカートリッジ本体内に磁気デ
ィスクを回転自在に収納し、且つ上シエル及び下シエル
の内面に、それぞれ略C字形状のライナーを、その周縁
部を超音波溶着等の手段で溶着させて取り付けて構成し
たものである。
【0003】そして、上記ディスクカートリッジでは、
上記ライナーが溶着される溶着部と該ライナーが溶着さ
れない非溶着部分とが同一面上にあり、充分なクリーニ
ング効果等が得られないことから、上記上シエルの上記
ライナーによって被覆された内面(非溶着部分)には、
該ライナーを上記磁気ディスク側に膨らませるリブを複
数本設け、また上記下シエルの上記ライナーによって被
覆された内面(非溶着部分)には、該ライナーを上記磁
気ディスク側に膨らませるリフターを設けて、該ライナ
ーによって上記磁気ディスクの表面をクリーニングする
と同時に、該磁気ディスクに均一なトルクを付与するよ
うにしてある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記デ
ィスクカートリッジは、上記上シエルの非溶着部分に設
けたリブにより上記ライナーを上記磁気ディスク側に膨
らませて、該磁気ディスクをクリーニングしているた
め、部分的にしかクリーニングすることができなかっ
た。
【0005】また、このような問題を解決するため、上
記上シエル及び上記下シエルの全体の肉厚を厚く設定
し、上記ライナーの略全体を上記磁気ディスク側に押し
当てることが考えられるが、全体の肉厚を厚く設定する
と、上記上シエル及び上記下シエルの成型時のひけや、
樹脂使用量の増加によるコストアップ等の新たな問題が
生じる。
【0006】従って、本考案の目的は、成型時のひけや
コストアップ等の問題が生じることなく、磁気ディスク
を効果的にクリーニングすることができる、ディスクカ
ートリッジを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、磁気ディスク
を回転自在に収納した、上シェル及び下シェルからなる
カートリッジ本体の該上シェル及び該下シェルそれぞれ
の内面に、該磁気ディスクをクリーニングするライナー
を、それらの周縁部を溶着させてそれぞれ取り付け、該
上シェルの内面に取り付けられた該ライナーは、該上シ
ェルに溶着され、該下シェルの内面に取り付けられた該
ライナーは、該下シェルに溶着されてなるディスクカー
トリッジにおいて、上記上シェル又は上記下シェルのう
ち、少なくとも一方のシェルの内面の、上記ライナーが
溶着される箇所の肉厚を、該ライナーが溶着されない非
溶着部分の肉厚よりも厚く形成したことを特徴とするデ
ィスクカートリッジを提供することにより、上記目的を
達成したものである。
【0008】
【作用】本考案のディスクカートリッジによれば、上シ
エル又は下シエルのうち、少なくとも一方のシエルの内
面の、ライナーの周縁部が溶着される箇所の肉厚を、該
ライナーが溶着されない非溶着部分の肉厚よりも厚く形
成してあるので、ライナーをシエルの内面から浮かせて
溶着することができ、磁気ディスクの回転駆動時にライ
ナーの略全体を該磁気ディスクに押し当ててクリーニン
グすることができる。
【0009】
【実施例】以下本考案のディスクカートリッジの一実施
例を図面を参照して説明する。
【0010】図1乃至図3は本考案のディスクカートリ
ッジの一実施例を示しており、図1はディスクカートリ
ッジを展開した状態の上シエル及び下シエルそれぞれの
内面を示す平面図、図2は図1に示すディスクカートリ
ッジの要部を示す部分拡大断面図、図3は図1のディス
クカートリッジ全体の斜視図である。
【0011】本実施例のディスクカートリッジは、図1
乃至図3に示す如く、磁気ディスク4を回転自在に収納
する収納部を有した、上シエル2及び下シエル3からな
るカートリッジ本体1の該上シエル2及び該下シエル3
の内面に、該磁気ディスク4をクリーニングする、例え
ば、熱可塑性繊維を含む不織布からなる略C字形状のラ
イナー5、5を、その周縁部を超音波溶着等の手段で溶
着させてそれぞれ取り付けたものにおいて、上記上シエ
ル2及び上記下シエル3の内面の上記ライナー5、5が
溶着される箇所にそれぞれ段部2a、3aを設けること
により、該箇所の肉厚を、上記ライナー5、5が溶着さ
れない上記上シエル2及び上記下シエル3の他の部分
(非溶着部分)の肉厚よりも厚く形成したものである。
【0012】上記段部2a、3aは、図2に示すよう
に、上記ライナー5、5の溶着部(周縁部)を除いた略
全体を、上記上シエル2及び上記下シエル3の内面から
浮き上がらせるものである。
【0013】本実施例では、図1に示すように、上記段
部2a、3aを、上記下シエル3に設けたリフター6の
近傍部分と該リフター6と対向する上記上シエル2に設
けた平行リブ2dの近傍部分を除き、上記上シエル2及
び上記下シエル3に設けた磁気ディスク収納部の周壁2
b、3bに沿って設けている。また、上記上シエル2及
び上記下シエル3のヘッド穴2c、3cの周縁部にも該
周縁部に沿って上記段部2a、3aを設けている。
【0014】上記段部2a、3aは、余り高くなると上
記ライナー5で上記磁気ディスク4を強く挟み過ぎ、傷
つけるおそれがあることから、0.05mm〜0.20mm
の高さに設定することが好ましく、またその幅は2mm〜
5mmに設定することが好ましい。
【0015】以上のように構成した本実施例のディスク
カートリッジは、ライナー5、5が溶着される上シエル
2及び下シエル3の各箇所に段部2a、3aを設けて、
該箇所の肉厚を、上シエル2及び下シエル3の他の部分
の肉厚よりも厚く形成して、ライナー5の周縁部を除い
た略全体を上シエル2、下シエル3の内面から浮き上が
らせるため、磁気ディスク4の回転駆動時に該磁気ディ
スク4を効果的にクリーニングすることができる。
【0016】また、上シエル2及び下シエル3のヘッド
穴2c、3cの周縁部にも、段部2a、3aを設けてい
るため、磁気ディスク4の記録・再生の直前に、該磁気
ディスク4をクリーニングすることができる。
【0017】さらに、上シエル2及び下シエル3の段部
2a、3aが設けられた部分の肉厚が厚くなるのみで、
上シエル2及び下シエル3の全体の肉厚を厚くするわけ
ではないので、上シエル2及び下シエル3の成型時のひ
けや、樹脂使用量の増加によるコストアップ等の問題も
生じない。
【0018】なお、上記実施例では、上シエル2及び下
シエル3の内面のライナー5の周縁部が溶着される箇所
の肉厚を、それぞれ厚く形成した場合を示したが、少な
くとも一方のシエルの内面のライナー5の周縁部が溶着
される箇所の肉厚を厚く形成してあればよい。また、上
記実施例では、段部2a、3aを設けて肉厚を厚く形成
した場合を示したが、段部2a、3aを設ける以外の手
段で肉厚を厚く形成してもよい。
【0019】また、上記実施例では、上シエル2の内面
に平行リブ2dを設け、また下シエル3の内面にリフタ
ー6を設けた場合を示したが、これらは省略することが
可能である。
【0020】
【考案の効果】以上説明したように本考案のディスクカ
ートリッジは、ライナーが溶着される箇所の肉厚を該ラ
イナーが溶着されない非溶着部の肉厚よりも厚く形成す
ることにより、ライナーをシエルの内面から浮き上がら
せるので、成型時のひけやコストアップ等の問題が生じ
ることなく、磁気ディスクを効果的にクリーニングする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスクカートリッジの一実施例を示すもの
で、ディスクカートリッジを展開した状態の上シエル及
び下シエルそれぞれの内面を示す平面図である。
【図2】図1に示すディスクカートリッジの要部を示す
部分拡大断面図である。
【図3】図1のディスクカートリッジ全体の斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 カートリッジ本体 2 上シエル 3 下シエル 2a、3a 段部 4 磁気ディスク 5 ライナー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ディスクを回転自在に収納した、上
    シェル及び下シェルからなるカートリッジ本体の該上シ
    ェル及び該下シェルそれぞれの内面に、該磁気ディスク
    をクリーニングするライナーを、それらの周縁部を溶着
    させてそれぞれ取り付け、該上シェルの内面に取り付け
    られた該ライナーは、該上シェルに溶着され、該下シェ
    ルの内面に取り付けられた該ライナーは、該下シェルに
    溶着されてなるディスクカートリッジにおいて、 上記上シェル又は上記下シェルのうち、少なくとも一方
    のシェルの内面の、上記ライナーが溶着される箇所の肉
    厚を、該ライナーが溶着されない非溶着部分の肉厚より
    も厚く形成したことを特徴とするディスクカートリッ
    ジ。
JP1991046267U 1991-06-19 1991-06-19 ディスクカートリッジ Expired - Lifetime JP2543678Y2 (ja)

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JPH04137568U JPH04137568U (ja) 1992-12-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH02230582A (ja) * 1989-03-02 1990-09-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd 磁気ディスクカートリッジおよびその製造方法

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JPH04137568U (ja) 1992-12-22

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