JPH0533993Y2 - - Google Patents

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JPH0533993Y2
JPH0533993Y2 JP4598087U JP4598087U JPH0533993Y2 JP H0533993 Y2 JPH0533993 Y2 JP H0533993Y2 JP 4598087 U JP4598087 U JP 4598087U JP 4598087 U JP4598087 U JP 4598087U JP H0533993 Y2 JPH0533993 Y2 JP H0533993Y2
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slope
glass
outer periphery
watch case
organic glass
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、箱型有機ガラス外周部を合成樹脂か
らなる時計の胴に超音波溶着固定する時計ケース
の構造に関する。
〔従来の技術〕
従来の箱型有機ガラス外周部を合成樹脂からな
る時計の胴に超音波固定する構造は、第3図の如
き構造であつた。即ち、第3図に示す如く、箱型
有機ガラス11の外周部11aに合成樹脂からな
る時計ケースの胴12に超音波溶着固定して、文
字板13の上方向の位置決めを行うもので、ガラ
ス溶着部11bはガラス11の底面11cとガラ
スの外周11aとの角部であり、文字板13の近
傍に位置した。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし前述の従来技術では、ガラス11と胴1
2を超音波溶着する際に、超音波による振動とそ
れによる熱とで溶着部分の部品が溶けて文字板1
3の上に飛散してしまい、著しく時計の外観をそ
こなうという問題点を有する。
そこで本考案はこのような問題点を解決するも
ので、その目的は超音波溶着をしても、時計の外
観をそこねない時計ケースを提供するところにあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の時計ケース構造は、箱型有機ガラス外
周部を合成樹脂からなる時計ケースの胴に超音波
溶着固定して、文字板の上方向への位置決めを行
う時計ケースにおいて、前記有機ガラス外周部の
略中間位置に段部又は斜面を設け、この段部又は
斜面を胴の斜面又は段部に超音波溶着固定したこ
とを特徴とする。
〔実施例〕
第1図、第2図は、本考案の実施例を示す要部
の断面図であつて、箱型形状を有する有機ガラス
1の外周部1aを合成樹脂からなる時計ケースの
胴2に超音波溶着固定して、文字板3の上方向へ
の位置決めを行うものである。第1図は超音波溶
着後、第2図は超音波溶着前の状態を示す。有機
ガラス外周部1aの略中間位置に水平面を有する
段部1cを設け、ガラス溶着は、ガラス外周部1
aと段部1cとの略直角の角部1bを胴の斜面2
aに超音波をかけながら加圧することにより実施
される。この角度が胴の斜面位置に、胴の斜面が
ガラス外周部の段部位置に配設する(つまり第1
図、第2図の角度と斜面を逆にして)ことでもよ
い。ガラスの段部1cの下側のすきまAは、0〜
0.5mm以下とし、上側のすきまBは0.05〜0.2mm以
上とすることが好ましい。またガラス1の底面に
は組込み案内斜面1dを設ける。ガラスの材質は
メタクリル樹脂やポリカーボネート樹脂等が適す
る。また胴2の材質はABS、ポリカーボネート
樹脂等が適する。斜面1dはガラスの組込み時の
案内斜面となる他、超音波振動を加えた時に案内
すべり面となる為の役割を果たす。
超音波溶着する際に、超音波による振動とそれ
による熱とで溶着部分の物質Dが溶け出すが、そ
れらは第1図のすきまA,Bに封じ込められた状
態となる。ガラス1の外周下端と文字板3上面と
の間には第1図の如くすきまが設けられている。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案によれば、有機ガラス
外周の略中間位置に段部を設けたことにより、超
音波溶着時に溶け出た物質は、すきまAに封じ込
められて、文字板上に飛散し、時計外観をそこな
うことがなくなる。尚、すきまAをBより小さく
することで、溶けた部品をB側に流すことにより
一層その効果を高めることができる。また文字板
をケース上方から投げ込むワンピースケース構造
においては、ガラス組込後、文字板上の溶着飛散
物を取り除くことが不可能であり本考案の果たす
実用的効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の時計ケース構造の実施例を
示す要部の断面図、第2図はガラス組込み前の状
態を示す本考案の時計ケース断面図。第3図は、
従来の時計ケース構造を示す要部の断面図。 1……ガラス、2……胴、3……文字板、1a
……外周部、1c……段部、2a……斜面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 箱型有機ガラス外周部を合成樹脂からなる時計
    ケースの胴に超音波溶着固定して、文字板の上方
    向への位置決めを行う時計ケースにおいて、 前記有機ガラスは外周部の略中間位置に段部又
    は斜面を設け、 前記胴は外周部の内側に段部又は斜面を設け、 前記有機ガラスと前記胴の斜面又は段部を超音
    波固定したとき前記有機ガラスの外周部と前記胴
    との間にすきまを設けたことを特徴とする時計ケ
    ース構造。
JP4598087U 1987-03-27 1987-03-27 Expired - Lifetime JPH0533993Y2 (ja)

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JP4598087U JPH0533993Y2 (ja) 1987-03-27 1987-03-27

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JPS63175889U JPS63175889U (ja) 1988-11-15
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