JPH0636547Y2 - 磁気ディスクカセット - Google Patents

磁気ディスクカセット

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JPH0636547Y2
JPH0636547Y2 JP1645290U JP1645290U JPH0636547Y2 JP H0636547 Y2 JPH0636547 Y2 JP H0636547Y2 JP 1645290 U JP1645290 U JP 1645290U JP 1645290 U JP1645290 U JP 1645290U JP H0636547 Y2 JPH0636547 Y2 JP H0636547Y2
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JP
Japan
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magnetic disk
liner
disk cassette
upper shell
shell
Prior art date
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Application number
JP1645290U
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JPH03106581U (ja
Inventor
学 長谷部
啓二 今木
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Kao Corp
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Kao Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、磁気ディスクカセット、更に詳しくは磁気デ
ィスクをクリーニングするライナーの容器への取り付け
構造に関する。
〔従来の技術〕
従来の磁気ディスクカセット、例えば、2インチの磁気
ディスクカセットを例に挙げて説明する。
従来の殆どの2インチの磁気ディスクカセットは、第4
図に示す如く、容器1と、該容器内に回転自在に収納さ
れた磁気ディスク2とを備えて構成されている。そし
て、上記容器1には、磁気ディスク2のハブが臨む円孔
1Aと、該円孔1Aに隣接し、磁気ヘッド(図示せず)が臨
む矩形状の窓1Bとが形成されている。更に、上記容器1
の一側縁にはシャッター3が摺動自在に取り付けられて
おり、該シャッター3によって上記窓1Bを開閉するよう
に構成されている。
而して、上記容器1は、第5図(a)、(b)に示す如
く、上シェル11と下シェル12とからなり、これらの各シ
ェル11、12の内面に半円環状の不織布からなるライナー
4、4がそれぞれ同要領で部分溶着されている。例え
ば、上シェル11におけるライナー4は、同図(a)に示
す如く、周縁に多数の溶着線11Cで溶着領域を形成する
ように上シェル11の内面に部分溶着されている。そし
て、ライナー4は、内部に膨らみが形成され、この膨ら
みを回転する上記磁気ディスク2の全記録領域に確実に
接触させることによって、磁気ディスク2の表面の塵埃
等を除去し、塵埃等に起因した記録、再生エラーを防止
するようにしている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来の磁気ディスクカセットにおけるラ
イナー4、4は、上述の如く半円環状に切断された不織
布が上シェル11及び下シェル12に前述の如く部分的に溶
着して形成されたものであるため、磁気ディスク2の高
速回転に伴って切端部4Aの切り口から細かな繊維等が飛
び出し、記録、再生エラーを誘発する可能性が高く、延
いては磁気ディスクカセットの歩留りを低下させるとい
う課題があった。
また、従来の磁気ディスクカセットにおける上シェル11
及び下シェル12は、いずれも上記ライナー4、4を溶着
する際に所定位置への位置決め手段を有しておらず、ラ
イナー4、4を正確且つ迅速に位置決めすることが難し
く位置決めに多くの時間を割かざるを得ないという課題
があった。
従って、本考案の目的は、磁気ディスクの回転時におい
てもライナーの切端部の切り口から塵埃等が発生するこ
とがなく、しかも組み立て時にライナーを容器に取り付
ける際にライナーを所定位置に正確且つ迅速に位置決め
することができる磁気ディスクカセットを提供すること
にある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、磁気ディスクを回転自在に収納する容器を形
成する上シェル及び下シェルの少なくとも一方内面に、
上記磁気ディスクの表面をクリーニングするライナーを
設けてなる磁気ディスクカセットにおいて、上記ライナ
ーの全周縁に沿ってリブが上記シェルと一体的に形成さ
れ、且つ該リブ上端が溶融変形されて上記ライナーの全
周縁上面に溶着することにより上記ライナーの切端部を
封止する固定部が形成されていることを特徴とする磁気
ディスクカセットを提供することにより上記目的を達成
したものである。
〔作用〕
本実施例によれば、組み立て時には上シェル及び下シェ
ルの少なくとも一方のリブによってライナーの位置決め
を行うことができ、また、磁気ディスクの高速回転時に
は、リブによってライナーの切端部からの塵埃の発生を
防止して記録、再生エラーを防止することができる。
〔実施例〕
以下、第1図〜第3図に示す実施例に基づいて本考案を
説明する。尚、第1図は本考案の磁気ディスクカセット
の一実施例の上シェルの内面の要部を示す平面図、第2
図は第1図の上シェルの要部を示す断面図、第3図はラ
イナーを溶着する前の状態を示す第2図相当図である。
本実施例の磁気ディスクカセットは、第4図(a)、
(b)と同様、磁気ディスク2を回転自在に収納する容
器1を形成する上シェル11及び下シェル12それぞれに上
記磁気ディスク2の表面をクリーニングするライナー
4、4を設けて構成されている。
而して、上記上シェル11の内面には、第1図に示す如
く、ライナー4の全周縁に沿ってリブ11Dが上記上シェ
ル11と一体的に形成され、且つ該リブ11Dが溶融変形し
て上記全周縁の上面に溶着することにより上記ライナー
4の切端部4Aを封止する固定部11Eが形成されている。
該リブ11Dは、第2図に示す如く、半円環状のライナー
4の切端部4Aの全周に接触し、その上端に内外両側への
張り出し部が形成され、内側への張り出し部分が上記ラ
イナー4を全周縁で固定する固定部11Eとして形成され
ている。そして、該固定部11Eの上シェル11の内面から
の高さは、第2図に示す如く、ライナー4の厚さ(高
さ)よりも低くなるように形成され、ライナー4の磁気
ディスク2との接触面が全周縁部よりも膨らんだ状態に
なるように形成されている。而して、上記固定部11E
は、第3図に示すリブ11Dの上端での加熱溶融により塑
性変形して形成されたもので、ライナー4の取り付け時
に上記固定部11Eとして溶融、流動したときに上記ライ
ナー4の全周縁部に溶着、固化し、その状態で上述の如
く切端部4Aを封止するように構成されている。また、上
記容器1を形成する下シェルにも上記上シェル11と同様
の固定部付きリブが形成されている。
本実施例の磁気ディスクカセットは、上記構成を有する
ため、ライナー4を上シェル11に設ける際には、上シェ
ル11、12は予め形成されたリブ11D(第3図参照)にラ
イナー4を嵌め込むだけで、ライナー4を本来の位置に
対して容易且つ迅速に位置決めすることができ、また、
リブ11Dの上端を加熱すれば、加熱された部分が溶融
し、ライナー4の全周縁の上面に流動して溶着した状態
で冷却固化して固定部11Eを形成し、この固定部11Eによ
ってライナー4の切端部4Aを完全に封止することができ
る。
尚、上記実施例ではライナー4が上シェル11、下シェル
12の双方に設けられたものについてのみ説明したが、ラ
イナー4は、上シェル11及び下シェル12のいずれか一方
に設けられたものであればよい。
また、本考案は、上記実施例に制限されるものではな
く、2インチ以外の磁気ディスクカセットについても同
様に適用することができる。
〔考案の効果〕
本考案の磁気ディスクカセットは、磁気ディスクの回転
時においてもライナーの切端部から塵埃等が発生するこ
とがなく、しかも組み立て時にライナーを容器に取り付
ける際にライナーを所定位置に正確且つ迅速に位置決め
することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の磁気ディスクカセットの一実施例の上
シェルの内面の要部を示す平面図、第2図は第1図の上
シェルの要部を示す断面図、第3図はライナーを溶着す
る前の状態を示す第2図相当図、第4図は従来の磁気デ
ィスクカセットの外観を示す平面図、第5図(a)、
(b)はそれぞれ従来の2インチ磁気ディスクカセット
の内面を示す平面図で、同図(a)は上シェルを示す
図、同図(b)は下シェルを示す図である。 1;容器、2;磁気ディスク 4;ライナー、4A;ライナーの切端部 11;上シェル、11D;リブ 11E;固定部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気ディスクを回転自在に収納する容器を
    形成する上シェル及び下シェルの少なくとも一方内面
    に、上記磁気ディスクの表面をクリーニングするライナ
    ーを設けてなる磁気ディスクカセットにおいて、上記ラ
    イナーの全周縁に沿ってリブが上記シェルと一体的に形
    成され、且つ該リブ上端が溶融変形されて上記ライナー
    の全周縁上面に溶着することにより上記ライナーの切端
    部を封止する固定部が形成されていることを特徴とする
    磁気ディスクカセット。
JP1645290U 1990-02-21 1990-02-21 磁気ディスクカセット Expired - Lifetime JPH0636547Y2 (ja)

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JPH03106581U JPH03106581U (ja) 1991-11-05
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