JPH0743814Y2 - 磁気テープカートリッジ - Google Patents

磁気テープカートリッジ

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JPH0743814Y2
JPH0743814Y2 JP6487789U JP6487789U JPH0743814Y2 JP H0743814 Y2 JPH0743814 Y2 JP H0743814Y2 JP 6487789 U JP6487789 U JP 6487789U JP 6487789 U JP6487789 U JP 6487789U JP H0743814 Y2 JPH0743814 Y2 JP H0743814Y2
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JP
Japan
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side wall
joining
magnetic tape
cartridge
halves
Prior art date
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Application number
JP6487789U
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JPH035289U (ja
Inventor
正喜 鎌田
Original Assignee
株式会社コパル
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、コンピュータデータのバツクアツプ用磁気
テープカートリツジに関する、更に詳しくは、磁気テー
プカートリツジを構成する一対のハーフの接合部の構造
に関する。
[従来の技術] コンピュータの大型化によつてデータの一回のバツクア
ツプに用いられる磁気テープの使用量が増大しており、
また、バツクアツプの頻度も増大している。これに伴
い、取り扱いに有利なことからテープ1巻当たりの容積
が小さく、テープ自動交換機への適用が容易な形状の磁
気テープカートリツジが用いられている。
第1図は、汎用されているカートリツジの一例を示す
図。第2図は組み立て前のカートリツジの上下一対のハ
ーフの組み合わせ状態を示す図である。尚、第2図の下
ハーフの接合面の詳細な形状は省略されている。
この偏平立方体状のカートリツジは、硬質塩化ビニル、
アクリル、ポリプロピレン等のプラスチツク製の上ハー
フ1と下ハーフ2からなる一対のハーフ内に、磁気記録
装置への引き込み用の係合片を開放端に備えた1/2イン
チ幅の磁気テープを巻いたリール(図示せず)を収め、
上下ハーフを超音波融着して組み立てられている。
上下ハーフの接合方法としては、超音波融着の他に、熱
溶着や、接着剤もしくは溶剤を用いる接着が可能である
が、内部にデータバツクアツプ用の媒体となる磁気テー
プを収容するため、万一にも磁気テープに損傷を与える
虞れのある熱や薬剤の使用は避けられており、専ら超音
波融着が行われている。
このハーフは超音波融着に適するように、上下ハーフの
側壁の接合面は、第4図(a)に示すように、上ハーフ
1にはハーフ側壁の外側を下方に延出させたリブ1aを、
下ハーフ2にはハーフ側壁の内側を延出させた接合突条
部2aを、それぞれのハーフ側壁全周にわたり設けてな
り、互いにはめ合わせ可能としたステツプジヨイントが
形成されている。
この下ハーフ2の接合突条部の端面には超音波融着の際
に溶融して上下ハーフの接合材となるように突起上の溶
融部3が、端面に所定の間隔で配設されている。更に、
上下ハーフの組み合わせを容易にするための遊びと、溶
融部3の溶融したプラスチツクが上下のハーフの間に廻
るようにとの目的で、上ハーフのリブ1aの内径と下ハー
フ接合突条2aの外形とには寸法差が設けられており、上
下ハーフをはめ合わせた際に隙間4aが形成されるように
なつている。そして、このように形成された上下のハー
フをはめ合わせ、超音波融着する。
[考案が解決しようとする課題] ところが、前述したように上下ハーフのステツプジヨイ
ントのリブと接合突条部には、寸法誤差及び組立ての容
易さを考慮した遊び(隙間)4aがあるため、第4図
(b),(c)に図示したように、上下のハーフが左右
/前後にずれて融着されることがある。この様にすると
カートリツジの一方の側壁の接合部分は第4図(b)の
ように上下ハーフのリブと接合突条部との間の横方向の
隙間が殆どなくなり、溶融した溶着部のプラスチツク5
は、リブの外部にはみ出してバリ6となり、カートリツ
ジの外観を損なう問題点があつた。
また、カートリツジの他方(反対側)の側壁の接合部分
は第4図(c)に示すように上下ハーフのリブと接合突
条部との間の横方向の隙間が大きく開き、溶融したプラ
スチツク5が隙間を十分満たすことが出来ず接合強度が
不足するとの不具合を生じていた。この様なカートリツ
ジは、交換の際などに誤つて落下させてしまう等の衝撃
で簡単に上下のハーフに分解してしまい、最悪の場合に
はカートリツジから磁気テープが放り出され損傷する問
題点があつた。
したがつて本考案は、上述の問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、従来の超音波融着
の工程および、装置を何ら変更することなく、ハーフを
容易にはめ合わせ可能にでき、かつ超音波融着のエネル
ギーが溶融部に集中でき、しかも溶融したプラスチック
のカートリッジ外部へのはみ出しを防止してバリはみ出
しによる外観不良、および接合不良の発生が少ないステ
ツプジヨイントの構造を有する磁気テープカートリツジ
を提供する点にある。
[課題を解決するための手段] 上述の課題を達成し、目的を達成するために本考案は以
下の構成を備える。即ち、互いにはめ合わされて超音波
融着される一対のハーフを含む磁気テープカートリツジ
において、一方の第1ハーフには、第1のハーフの側壁
縁部の内側部位を段状に延出させてなり、かつ接合面に
おいて超音波溶融される突起状の溶融部が所定間隔で形
成された接合突条部をハーフ側壁に設けるとともに、他
方の第2ハーフには、第2ハーフの側壁縁部の外側部位
から内側面が先端に向かって開いたテーパ状に延出され
たリブをハーフ側壁に設け、かつ第1ハーフと第2ハー
フの接合面を位置決めする位置決め部を第1ハーフ及び
第2ハーフの少なくとも一方に設けてなり、第1ハーフ
と第2ハーフとがはめ合わされたときに、リブの先端部
位が前記接合突条部の外側外壁部位から離間するように
している。
[作用] 本考案磁気テープカートリツジは、上下のハーフが左右
/前後にずれて融着されて、リブ基部と接合突条部との
間の横方向の隙間が殆どない状態でも、溶融した溶着部
のプラスチツクは、リブ先端に向かつて徐々に幅の広が
る隙間空間内に保たれて、リブの外部にまではみ出すこ
とがない。
リブと接合突条部との間の横方向の隙間が開いた状態で
も、リブ基部と接合突条部先端部との間はあまり大きく
開かないので、溶融したプラスチツクでリブ基部近傍の
隙間を満たして接合ができる。
[実施例] 以下に実施例について図面を参照しながら説明する。第
3図(a)は実施例の磁気テープカートリツジの接合部
の断面図を示している。本図において、本考案の磁気テ
ープカートリツジは、図示のように、上ハーフ1には側
壁のハーフ外側を段状に下方に延出させたリブ1bを、下
ハーフ2には側壁のハーフ内側を段状に延出した接合突
条部2bであつて、突起上の溶融部をその端面に有する接
合突条部を、それぞれのハーフ側壁接合面全周にわたり
設け、接合突条部をリブの内側にはめ合わせ可能とした
ステツプジヨイントが形成されている。
そして、上下ハーフの組み合わせを容易にするための隙
間4bが図示のごとくリブ1bの先端(図中下方)に向かつ
て広がるよう、そのハーフ内側がテープ状に構成されて
いる。
本考案磁気テープカートリツジは、上下のハーフが左右
/前後にずれて融着された場合カートリツジの一方の側
壁の接合部分は第3図(b)のように上下ハーフのリブ
基部と接合突条部との間の横方向の隙間が殆どない状態
で融着されても、溶融した溶着部のプラスチツク5は、
リブ先端に向かつて徐々に幅の広がる隙間により確保さ
れた隙間空間内に保たれ、リブの外部にまではみ出すこ
とがない。従つて、バリによりカートリツジの外観を損
なうことがない。
カートリツジの他方(反対側)の側壁の接合部分は第3
図(c)に示すように上下ハーフのリブと接合突条部と
の間の横方向の隙間は開くが、リブ基部と接合突条部先
端部との間はあまり大きく開かないので、溶融したプラ
スチツク5でリブ基部近傍の隙間を満たすことができ、
接合強度の不足を軽減している。
前述の従来例のカートリツジでは、約1mの高さからの落
下実験によつて10個中3個のカートリツジが、上下のハ
ーフに分解してしまい、カートリツジから磁気テープが
放りだされてしまつたが、本実施例のカートリツジで
は、カートリツジひびの入つたものはあつたが、分解し
たものはなかつた。
また、本考案によれば、リブ基部の内径を、接合突条部
の外径と殆ど同じまで小さくしても、リブ内側面がリブ
先端に向かつて開いたテーパ状となつているので、組み
合わせ時の遊びは確保されており、上下ハーフの組み合
わせに何ら支障がなくなり、ハーフのずれを小さくする
ことが可能である。
更に、第5図,第6図に示すように上下のハーフにそれ
ぞれ先端テーパ状のピン7と、それに対応するボス8を
設けることにより、上下ハーフのずれを小さくでき、本
考案の外観不良がなく、強度が安定するとの効果がより
高められる。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案の磁気テープカートリツジ
によれば、リブと接合突条部から構成されるステツプジ
ヨイントの隙間を、リブ先端に向かつて徐々に広がるよ
うにしたので、従来の超音波融着の工程および、装置を
何ら変更することなく、ハーフを容易に左右・前後方向
にずれのない位置にはめ合わせ可能にでき、かつ超音波
融着のエネルギーが溶融部に集中でき、しかも溶融した
プラスチツクの外部へのはみ出しをなくしてバリの発生
を防止し、かつ溶融したプラスチツクでリブ基部近傍の
隙間を十分満たすことができるので接合強度の不足が殆
ど無く、落下等に対して十分な強度を有する磁気テープ
カートリツジを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は汎用されているカートリツジの一例を示す図、 第2図は組み立て前の第1図カートリツジの上下一対の
ハーフの組み合わせ状態を示す図、 第3図は本考案カートリツジの要部断面図、 第4図は従来技術カートリツジの要部断面図、 第5図、第6図は本考案に適用されるずれ防止手段の実
施例を示す図である。 図中、1……上ハーフ、2……下ハーフ、1a,1b……リ
ブ、2a,2b……接合突条部、3……溶融部、4a,4b……隙
間である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いにはめ合わされて超音波融着される一
    対のハーフを含む磁気テープカートリツジにおいて、 一方の第1ハーフには、該第1のハーフの側壁縁部の内
    側部位を段状に延出されてなり、かつ接合面において超
    音波溶融される突起状の溶融部が所定間隔で形成された
    接合突条部をハーフ側壁に設けるとともに、 他方の第2ハーフには、該第2ハーフの側壁縁部の外側
    部位から内側面が先端に向かって開いたテーパ状に延出
    されたリブをハーフ側壁に設け、 かつ、前記第1ハーフと前記第2ハーフの接合面を位置
    決めする位置決め部を前記第1及び第2ハーフの少なく
    とも一方に設けてなり、 前記第1ハーフと前記第2ハーフとがはめ合わされたと
    きに、前記リブの先端部位が前記接合突条部の外側外壁
    部位から離間した状態で超音波溶着するように構成した
    ことを特徴とする磁気テープカートリツジ。
JP6487789U 1989-06-05 1989-06-05 磁気テープカートリッジ Expired - Lifetime JPH0743814Y2 (ja)

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JP6487789U JPH0743814Y2 (ja) 1989-06-05 1989-06-05 磁気テープカートリッジ

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Publication Number Publication Date
JPH035289U JPH035289U (ja) 1991-01-18
JPH0743814Y2 true JPH0743814Y2 (ja) 1995-10-09

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JP2003036640A (ja) * 2001-07-19 2003-02-07 Hitachi Maxell Ltd 単リール型のテープカートリッジ
JP2021536024A (ja) * 2019-07-26 2021-12-23 華為技術有限公司Huawei Technologies Co., Ltd. 光ファイバ接合アセンブリ、その密閉方法、及び光ファイバ接合ボックス

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JPH035289U (ja) 1991-01-18

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