JPH0596971U - テープカセット - Google Patents

テープカセット

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JPH0596971U
JPH0596971U JP4439092U JP4439092U JPH0596971U JP H0596971 U JPH0596971 U JP H0596971U JP 4439092 U JP4439092 U JP 4439092U JP 4439092 U JP4439092 U JP 4439092U JP H0596971 U JPH0596971 U JP H0596971U
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JP
Japan
Prior art keywords
case
pin
annular boss
tape
lower cases
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Withdrawn
Application number
JP4439092U
Other languages
English (en)
Inventor
博志 金田
Original Assignee
ティーディーケイ株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by ティーディーケイ株式会社 filed Critical ティーディーケイ株式会社
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Publication of JPH0596971U publication Critical patent/JPH0596971U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】テープカセットの上ケースと下ケースとを結晶
性樹脂で構成しても上下ケースの結合を適確強固にす
る。 【構成】上下ケース1,2のいずれか一方に貫通孔6の
ある筒状突起31 を設け、該筒状突起31 に当接する環
状ボス3を相手ケースに設けると共に、該環状ボス3の
中心にピン4を突設して、該ピン4の先端を環状ボス3
の端面より突出配備して、該環状ボス3を筒状突起31
と接し、前記ピン4を貫通孔6に嵌挿させて溶融カシメ
で一体連結したことで、結晶性樹脂のケースでも上下ケ
ースの結合状態を強化でき、ケースのねじれや落下衝撃
にも耐え得て、記録・再生用媒体に悪影響を及ぼすこと
なく安全に用いられ、品質を高め組立性並びに信頼性と
を著しく向上できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、記録メディア、例えばテープ状媒体をケース内に収納したビデオカ セット或いはデジタルオーディオテープ(DAT)などのテープカセットに関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ビデオカセットの情報媒体は、取扱上ゴミやホコリがつきやすく、傷 つきやすいため合成樹脂製ケースに収納して保護されていて、このケースはAB S樹脂(アクリロテトリル・ブタジェン・スチレン共重合樹脂)またはPS樹脂 (ポリスチレン系樹脂)PC樹脂(ポリカーポネート樹脂)またはPP樹脂(ポ リプロピレン系樹脂)などで形成された上ケースと下ケースとを溶着部に於いて 溶着結合して構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来のビデオカセットでは、メディアを収納するケースは、上下ケースとにそ れぞれ溶着突起部を突設し、両突起部の合わせ面或いはケース外周壁の合わせ面 に溶着リブを設けて溶着ホーンで結合一体化しているため、溶着するときに結晶 性樹脂では溶融するのに強力なエネルギーを必要とするものであり、接合面と溶 着リブとの関係で溶着困難なことがあるし、ケースに対する剪断力には弱い傾向 があって、ケースのねじれや落下衝撃によって上下ケースが離れるおそれもあっ て、商品価値も低下し、信頼性の上でも問題があった。 本考案は、これら従来の欠点を排除しようとするもので、結晶性樹脂のケース でも上下ケースの結合状態を強固にし、ケースのねじれや落下衝撃にも耐えうる 、安全で信頼性の高いテープカセットを構成簡単で安価な形態で提供することを 目的としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】 本考案は、テープ状媒体を収納する合成樹脂製ケースが結晶性合成樹脂を用い た上ケースと下ケースとからなり、上下ケースを結合部で一体連結したテープカ セットにおいて、上下ケースのいずれか一方に貫通孔のある筒状突起を設け、該 筒状突起に当接する環状ボスを相手ケースに設けると共に、該環状ボスの中心に ピンを突設して、該ピンの先端を環状ボスの端面より突出配備して、該環状ボス を筒状突起と接し、前記ピンを貫通孔に嵌挿させて溶融カシメで一体連結したテ ープカセットである。
【0005】
【作用】
上下ケースを溶着ホーンで溶着一体化するのに、上下ケース1,2を合わせる と一方のケース、例えば下ケースに突設されているピン4を設けた環状ボス3と 、上ケース1に突設した結合部の筒状突起31 とが突き合わされ、ピン4が貫通 孔6に嵌挿され、該ピン4の先端を溶融カシメで筒状突起31 に一体連結するも ので、結合状態を強固にし、ケースの前後、左右の横方向への剪断力にも強く、 溶着性を向上させ、しかも溶着に必要な振動エネルギーをも小さくすることで、 信頼性の高いテープカセットとすることがきる。
【0006】
【実施例】
本考案の実施例を図1乃至図5の例で説明すると、ポリプロピレン樹脂,ポリ エチレン樹脂或いはポリアミド樹脂の結晶性樹脂を用いたケースが、上ケース1 と下ケース2とからなり、上下ケースを溶着してテープ状媒体を収納する構成と するのに、上下ケース1,2のいずれか一方に貫通孔6のある筒状突起31 を設 け、該筒状突起31 に当接する環状ボス3を相手ケースに設けると共に、該環状 ボス3の中心にピン4を突設して、該ピン4の先端を環状ボス3の端面より突出 配備して、該環状ボス3を筒状突起31 と接し、前記ピン4を貫通孔6に嵌挿さ せて溶融カシメで一体連結してテープカセットとしてある。
【0007】 前記貫通孔6のある中空筒状突起31 と、該筒状突起31 に当接する環状ボス 3とは、テープ11の収納エリア10を区画する仕切リブ5とケース外側壁との 間にあるケースコーナーに対向配備した突起を活用してあるが、従来のタッピン グ位置と同様な位置である媒体収納エリア以外のケース四隅部や中央部の位置を 選ぶのが、カセットハーフとしての全体的バランスや剛性が良好なものとなり、 溶着後のはみだしによる外観上の不具合もなく有効である。
【0008】 なお、前記筒状突起3としては、中空筒体であって、頂面にリング状の溶着リ ブを突設してもよい。 また、上ケース1と下ケース2とからなるケース内には、回転可能に備えた一 対のテープリール12,12にテープ11を巻回配備し、ケース開口部を開閉す る前蓋13と後蓋14を回動自在に配備してテープカセットとしてある。
【0009】 この実施例では、結合部として環状ボス3と突起31 とを中空筒状体で構成し 、この突起頂面にリング状または断続して環状配列した溶着リブを備えてもよく 、該中空筒体の中空部7はピン4で形成される溶融カシメ部8で定着して、位置 決め機能を与えてもよく、この嵌合構造を仮止め機能に活用して溶着工程の精度 と作業性を向上させるとよい。
【0010】
【考案の効果】
本考案は、テープ状媒体を収納する合成樹脂製ケースが、結晶性合成樹脂を用 いた上ケースと下ケースとからなり、上下ケースを結合部で一体連結したテープ カセットにおいて、上下ケースのいずれか一方に貫通孔のある筒状突起を設け、 該筒状突起に当接する環状ボスを相手ケースに設けると共に、該環状ボスの中心 にピンを突設して、該ピンの先端を環状ボスの端面より突出配備して、該環状ボ スを筒状突起と接し、前記ピンを貫通孔に嵌挿させて溶融カシメで一体連結した ことにより、結晶性樹脂のケースでも上下ケースの結合状態を強固にでき、適確 な結合作業と、組込作業との簡便化がはかられケースに対するねじれや落下衝撃 にも耐えられて、記録・再生用媒体の特性に悪影響を及ぼすことなく安全に用い られ、品質を高め組立性並びに信頼性とを著しく向上できるし、商品価値をも高 められるなどの実用上の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す一使用状態の斜視図であ
る。
【図2】図1の例の分離状態の斜視図である。
【図3】上下ケースの一部の分離状態の拡大斜視図であ
る。
【図4】図3の例のケース結合前の状態の一部の拡大縦
断面図である。
【図5】従来例のケース結合状態の一部の拡大縦断面図
である。
【符号の説明】
1 上ケース 2 下ケース 3 環状ボス 31 筒状突起 4 ピン 5 仕切リブ 6 貫通孔 7 中空部 8 溶融カシメ部 11 テープ 12 テープリール 13 前蓋

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープ状媒体を収納する合成樹脂製ケー
    スが、結晶性合成樹脂を用いた上ケースと下ケースとか
    らなり、上下ケースを結合部で一体連結したテープカセ
    ットにおいて、上下ケースのいずれか一方に貫通孔のあ
    る筒状突起を設け、該筒状突起に当接する環状ボスを相
    手ケースに設けると共に、該環状ボスの中心にピンを突
    設して、該ピンの先端を環状ボスの端面より突出配備し
    て、該環状ボスを筒状突起と接し、前記ピンを貫通孔に
    嵌挿させて溶融カシメで一体連結したことを特徴とする
    テープカセット。
  2. 【請求項2】 前記ケースが、ポリプロピレン樹脂から
    なり、前記結合部をテープ状媒体の収納エリアの外側に
    配備した請求項1記載のテープカセット。
JP4439092U 1992-06-04 1992-06-04 テープカセット Withdrawn JPH0596971U (ja)

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JP4439092U JPH0596971U (ja) 1992-06-04 1992-06-04 テープカセット

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JP4439092U JPH0596971U (ja) 1992-06-04 1992-06-04 テープカセット

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JPH0596971U true JPH0596971U (ja) 1993-12-27

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19961003