JPH0586168U - カートリッジ - Google Patents

カートリッジ

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Publication number
JPH0586168U
JPH0586168U JP2962392U JP2962392U JPH0586168U JP H0586168 U JPH0586168 U JP H0586168U JP 2962392 U JP2962392 U JP 2962392U JP 2962392 U JP2962392 U JP 2962392U JP H0586168 U JPH0586168 U JP H0586168U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
welding
case
protrusion
rib
horn
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2962392U
Other languages
English (en)
Inventor
幸夫 宮崎
晴男 芝
優 池辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP2962392U priority Critical patent/JPH0586168U/ja
Publication of JPH0586168U publication Critical patent/JPH0586168U/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】上ケースと下ケースとを溶着ホーンによる溶着
一体化をエネルギーロスを少なくして行なえ、溶着結合
性を向上し溶着時での白粉発生を防止する。 【構成】上下両ケース1,2の溶着部が、一方のケース
内面に突設された突起3であって該突起頂面に溶着リブ
4を備え、該溶着リブ4を他方のケース内面に当接させ
るように配備したことで、溶着ホーンによる溶着工程に
おいてエネルギーのロスを少なくし、適確な結合作業が
でき、その溶着性を向上させ、また溶着に必要な振動エ
ネルギーを小さくすることが可能で、溶着時に発生する
白粉も少なくし、ドロップアウトやパーマネントエラー
の発生をも防止して、記録・再生用媒体に悪影響を及ぼ
すことなく安全に用いられ、品質を高め組立性並びに信
頼性とを著しく向上できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、記録メディア例えば、ディスク状媒体或いはテープ状媒体をケース 内に収納したカートリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に情報媒体は、取扱上ゴミやホコリがつきやすく、傷つきやすいため合成 樹脂製ケースに収納して保護されていて、このケースはABS樹脂(アクリロテ トリル・ブタジェン・スチレン共重合樹脂)またはPS樹脂(ポリスチレン系樹 脂)またはPP樹脂(ポリプロピレン系樹脂)などで形成された上ケースと下ケ ースとを溶着部に於いて溶着結合して構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来のカートリッジでは、図4に示すようにメディアを収納するケースは、上 ケースaと下ケースbとにそれぞれ溶着突起部cを突設し、両突起部c,cの合 わせ面に溶着リブdを設けて溶着ホーンeで結合一体化しているため、溶着ホー ンeをケース外側から当てても溶着リブdがケース中央部付近にあって、遠い位 置にあって、溶着性が悪く、特にポリプロピレン系樹脂は結晶性樹脂で溶融する のに強力なエネルギーを必要とするものであるために、溶着時に発生する白粉も 多く、ドロップアウトなどの支障を来すおそれもあり、商品価値も低下し信頼性 の上でも問題となるものであった。 本考案は、これら従来の欠点を排除しようとするもので、媒体にゴミ類や白粉 が付着しないようにし、溶着エネルギーのロスも少なくして溶着に必要な振動エ ネルギーを小さくすることもでき、PP樹脂でも溶着性を向上できるし、溶着時 に発生する白粉も少なくでき、ドロップアウトやパマネントエラーの発生をも防 止し、安全で信頼性の高いカートリッジを構成簡単で安価な形態で提供すること を目的としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、ポリプロピレン樹脂を用いたケースが上ケースと下ケースとからな り、上下両ケースを溶着部で溶着して媒体を収納する構成としたカートリッジに おいて、前記溶着部が、一方のケース内面に突設された突起であって、該突起頂 面に溶着リブを備え、該溶着リブを他方のケース内面に当接させるように配備し たことことを特徴とするカートリッジである。
【0005】
【作用】
上下両ケースを溶着ホーンで溶着一体化するのに、上下ケースを合わせると一 方のケース、例えば下ケース内面に突設されている溶着用突起にある溶着リブが 他方の上ケースの内面に当接し、該溶着リブを溶着ホーンに可及的に近い側に位 置させた状態として、上ケースの外側から溶着ホーンで振動エネルギーで溶着リ ブを溶融して固着一体化するもので、溶着ホーンのエネルギーロスを少なくし、 溶着性を向上させ、しかも溶着に必要な振動エネルギーを小さくすることで、溶 着時での白粉発生をも防止して信頼性の高いカートリッジとすることがきる。
【0006】
【実施例】
本考案の実施例を図1及び図2の例で説明すると、ポリプロピレン樹脂を用い たケースが上ケース1と下ケース2とからなり、上下両ケースを溶着部で溶着し て媒体を収納する構成とするのに、前記溶着部が、一方のケース例えば下ケース 2の内面に複数突設された突起3であって、該突起頂面に溶着リブ4を備え、該 溶着リブ4を他方の上ケース1のケース内面に当接させるように配備し、上ケー ス1の外側から溶着ホーン5で前記溶着リブ4を溶融して一体固着するものであ る。
【0007】 この場合、前記突起3は下ケース2に代えて上ケース1に設けて、下ケース側 から溶着ホーン5で溶融させるようにすることも、上下両ケースの対応によって 選べ、また他方のケース内面に当接する溶着リブ4と溶着ホーン5との距離が可 及的に小さくなる、例えば溶着ホーン5から6mm以内に近い位置にするのがよく 、必要に応じ突起頂面に対応する位置に凹部をケース内面に設けたり、或いは溶 着ホーン5を嵌入できる凹部をケース外面に設けて、PP樹脂の溶着リブ4でも 溶融にエネルギーロスがなく効率よく、かつ溶着性をも大巾に向上させて一体結 合化できるようにすることができる。
【0008】 なお、前記上ケース1と、下ケース2とからなるケース内には、ライナー6, 6を介してディスク7を回転可能に収納し、ケースに形成した記録再生ヘッド挿 入窓部やピックアップ挿入孔或いは駆動軸挿入孔などの開口8を開閉する金属製 または樹脂製のシャッタ9をスライドエリア10に摺動自在に備えてある。 該ケースは、マイクロフロッピーディスクに限らず、コンパクトディスクやビ デオディスクや光ディスクなどのディスク状媒体或いはオーディオ,ビデオ若し くはデジタルコンパクトカセットのテープ状媒体を収納した形態のカートリッジ に選んで構成される。
【0009】 図3の実施例では、溶着部として突起3を中空筒状体で構成し、この突起頂面 にリング状または断続して環状配列した溶着リブ4を備え、該中空筒体内に嵌合 する凸部11、例えば筒体若しくは柱体を他方のケース内面に突設したもので、 位置決め機能を与えてあるが、この嵌合構造を仮止め機能を必要に応じ与えて溶 着工程の精度と作業性を向上させるために活用してもよい。
【0010】
【考案の効果】
本考案は、ポリプロピレン樹脂を用いたケースが上ケースと下ケースとからな り、上下両ケースを溶着部で溶着して媒体を収納する構成としたカートリッジに おいて、前記溶着部が、一方のケース内面に突設された突起であって、該突起頂 面に溶着リブを備え、該溶着リブを他方のケース内面に当接させるように配備し たことにより、溶着ホーンによる溶着工程においてエネルギーのロスを少なくし 、適確な結合作業ができ、その溶着性を向上させ、また溶着に必要な振動エネル ギーをも小さくすることが可能で、溶着時に発生する白粉も少なくしドロップア ウトやパーマネントエラーの発生をも防止して、記録・再生用媒体に悪影響を及 ぼすことなく安全に用いられ、品質を高め組立性並びに信頼性とを著しく向上で きるし、商品価値をも高められるなどの実用上の効果がある。
【提出日】平成5年3月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】 この場合、前記突起3は下ケース2に代えて上ケース1に設けて、下ケース側 から溶着ホーン5で溶融させるようにすることも、上下両ケースの対応によって 選べ、また他方のケース内面に当接する溶着リブ4と溶着ホーン5との距離が可 及的に小さくなる、例えば溶着ホーン5から2mm以内に近い位置にするのがよ く、必要に応じ突起頂面に対応する位置に凹部をケース内面に設けたり、或いは 溶着ホーン5を嵌入できる凹部をケース外面に設けて、PP樹脂の溶着リブ4で も溶融にエネルギーロスがなく効率よく、かつ溶着性をも大巾に向上させて一体 結合化できるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す分離状態の斜視図であ
る。
【図2】図1の例のケース結合状態の一部の拡大縦断面
図である。
【図3】本考案の他の実施例のケース結合状態の一部の
拡大縦断面図である。
【図4】従来例のケース結合状態の一部の拡大縦断面図
である。
【符号の説明】
1 上ケース 2 下ケース 3 突起 4 溶着リブ 5 溶着ホーン 6 ライナー 7 ディスク 8 開口 9 シャッタ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリプロピレン樹脂を用いたケースが上
    ケースと下ケースとからなり、上下両ケースを溶着部で
    溶着して媒体を収納する構成としたカートリッジにおい
    て、前記溶着部が、一方のケース内面に突設された突起
    であって、該突起頂面に溶着リブを備え、該溶着リブを
    他方のケース内面に当接させるように配備したことを特
    徴とするカートリッジ。
  2. 【請求項2】 前記突起が、中空筒体であって、該中空
    筒体内に嵌合する凸部を他方のケース内面に突設して備
    えた請求項1記載のカートリッジ。
JP2962392U 1992-04-08 1992-04-08 カートリッジ Withdrawn JPH0586168U (ja)

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JP2962392U JPH0586168U (ja) 1992-04-08 1992-04-08 カートリッジ

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JP2962392U JPH0586168U (ja) 1992-04-08 1992-04-08 カートリッジ

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JPH0586168U true JPH0586168U (ja) 1993-11-19

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JP2962392U Withdrawn JPH0586168U (ja) 1992-04-08 1992-04-08 カートリッジ

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