JPH07244952A - ディスクカートリッジ - Google Patents

ディスクカートリッジ

Info

Publication number
JPH07244952A
JPH07244952A JP3402694A JP3402694A JPH07244952A JP H07244952 A JPH07244952 A JP H07244952A JP 3402694 A JP3402694 A JP 3402694A JP 3402694 A JP3402694 A JP 3402694A JP H07244952 A JPH07244952 A JP H07244952A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shell
drive device
disk cartridge
side walls
lower shell
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3402694A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Iwaki
裕次 岩城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP3402694A priority Critical patent/JPH07244952A/ja
Publication of JPH07244952A publication Critical patent/JPH07244952A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 上シェルと下シェルを溶着してシェルを形成
するディスクカートリッジにおいて、上記溶着時におけ
る上、下シェルの位置ズレによるシェルの外形寸法の拡
大を防止する。 【構成】 ディスクカートリッジを、記録媒体としての
ディスク2と、該ディスク2を回転可能に収容している
シェル3とで構成する。シェル3は、上面板4と、下面
板5と、ドライブ装置への挿入方向に対して直交する方
向の前,後の側壁と、ドライブ装置への挿入方向に対し
て平行する方向の左右の側壁8,9とを備えている。上
面板4は上シェル11に設けられ、下面板5は下シェル
12に設けられている。上記ドライブ装置への挿入方向
に平行な側壁8,9は、上シェル11又は下シェル12
のいずれか一方に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】3.5インチマイクロフロッピー
ディスク(3.5MFD)等のディスクカートリッジに
関し、特にケース(シェル)の外形寸法精度の向上を図
ることができるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】図11に示したように3.5MFD等の
ディスクカートリッジ101は、記録媒体としてのディ
スク102と、該ディスク102を回転自在に収容して
いるケース(以下、シェルという)103を備えてい
る。
【0003】上記シェル103は、上面板104と、下
面板105と、ドライブ装置201のカートリッジホル
ダ202への挿入方向(矢印A方向)に対して直交する
方向の前後の側壁(以下、前壁、後壁という)106,
107と、ドライブ装置201のカートリッジホルダ2
02への挿入方向に対して平行する方向の左右の側壁
(以下、右壁、左壁という)108,109とを備えて
いる。
【0004】図12に示したように、上記上面板104
は、上記シェル103の上ハーフ(以下、上シェルとい
う)111に設けられ、下面板105は、下ハーフ(以
下、下シェルという)112に設けられている。
【0005】上記上シェル111は、上記前,後壁10
6,107を構成する前,後壁構成体106a,107
aと、左,右壁108,109を構成する左,右壁構成
体108a,109aを備えている。
【0006】また、上記下シェル112は、上記前,後
壁106,107を構成する前,後壁構成体106b,
107bと、左,右側108,109を構成する左,右
壁構成体108b,109bを備えている。
【0007】上記上シェル111のの前,後壁構成体1
06a,107aおよび左,右壁構成体108a,10
9aの高さH1は、図11に示した、上記前,後壁10
6,107および左,右壁108,109の高さH2
約1/2に形成されている。
【0008】また、上記下シェル112の前,後壁構成
体106b,107bおよび左,右壁構成体108b,
109bの高さH1も、上記前,後壁106,107の
高さH2の約1/2に形成されている。
【0009】そして、上記上シェル111の前,後壁構
成体106a,107a、左,右壁構成体108a,1
09aと、上記下シェル112の前,後壁構成体106
b,107b、左,右壁構成体108b,109bの先
端面を突き合わせた状態で、上記上シェル112と下シ
ェル112を溶着することにより、シェル103は構成
されている。
【0010】113…113は上シェル111に設けら
れた溶着部、114…114は下シェル112に設けら
れた溶着部、115は下シェル112にスライド可能に
取付けられるライトプロテクタ、116は下シェル11
2に設けられたリフター、117,118は下シェル1
12に設けられた位置決めピン侵入部、119,120
はディスク102を挾むライナー、121はシャッタ、
122はシャッタ121に閉じ方向のばね力を付与する
シャッタスプリングである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来のディス
クカートリッジにあっては、上述したように、シェル1
03の前,後壁106,107および左,右壁108,
109は、上シェル111に設けた前,後,左,右壁構
成体106a,107a,108a,109aと、下シ
ェル112に設けた前,後,左,右壁構成体106b,
107b,108b,109bとによって構成されてい
たために次に述べるような問題点があった。
【0012】(1)上シェル111と下シェル112を
溶着する際に、互いに突き合わせた上シェル111の
前,後,左,右壁構成体106a,107a,108
a,109aと、下シェル112の前,後,左,右壁構
成体106b,107b,108b,109bの位置が
ズレると、図13に示したように、シェル103の幅
(外形寸法)Dが拡大してしまう。
【0013】上記ズレが大きいと上,下シェル111,
112の間に隙間が発生してしまう。
【0014】(2)上記上シェル111の前,後壁構成
体106a,107aおよび左,右壁構成体108a,
109aと下シェル112の前,後壁構成体106b,
107bおよび左,右壁構成体108b,109bの突
き合わせ面を溶着する場合には、図14に示したよう
に、バリ131が発生する。
【0015】(3)上述のようにシェル103の外形寸
法、特に図13に示したように、シェル103の側壁1
08,109間の幅Dが拡大し、また、図14に示した
ように、側壁108,109の外側面からバリ131が
突出したディスクカートリッジ101をドライブ装置2
01のカートリッジホルダ202に挿入すると、図15
に示したように、カートリッジホルダ202の左右の内
側面203,204に、上記シェル103の左,右壁1
08,109やバリ131が摺接して摩耗粉が発生し、
これがドライブ装置の磁気ヘッド等に付着してドロップ
アウト等の記録や再生エラーの原因になったり、或はカ
ートリッジホルダ202とシェル103の間に発生する
摩擦抵抗のために、ディスクカートリッジ101の排出
不良等のトラブルが発生する。
【0016】本発明は、上記従来の課題を解決すること
を目的としてなされたものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、記録
媒体としてのディスクと、該ディスクを回転可能に収容
しているシェルとを備え、上記シェルは、上面板と、下
面板と、ドライブ装置への挿入方向に対して直交する方
向の前後の側壁と、ドライブ装置への挿入方向に対して
平行する方向の左右の側壁とを備え、上記上面板は、上
シェルに設けられ、上記下面板は、下シェルに設けられ
ているディスクカートリッジにおいて、上記ドライブ装
置への挿入方向に平行な左右の側壁を、上記上シェル又
は下シェルのいずれか一方に設けた。
【0018】請求項2の発明は、請求項1のディスクカ
ートリッジにおいて、ドライブ装置への挿入方向に平行
な左右の側壁を上シェルに設けた。
【0019】請求項3の発明は、請求項1又は2のディ
スクカートリッジにおいて、上シェルに設けた左右の側
壁の内側面に重合する重合壁を、下シェルに設けた。
【0020】請求項4の発明は、記録媒体としてのディ
スクと、該ディスクを回転可能に収容しているシェルと
を備え、上記シェルは、上面板と、下面板と、ドライブ
装置への挿入方向に対して直交する方向の前後の側壁
と、ドライブ装置への挿入方向に対して平行する方向の
左右の側壁とを備え、上記上面板は、上シェルに設けら
れ、上記下面板は、下シェルに設けられているディスク
カートリッジにおいて、上記ドライブ装置への挿入方向
に平行な左右の側壁を、上シェルに設けられた側壁構成
体と、下シェルに設けられていて、上記上シェルに設け
られた側壁構成体の内側面側に位置する側壁構成体とで
構成した。
【0021】請求項5の発明は、請求項1又は2又は3
又は4のディスクカートリッジにおいて、上シェルに、
ドライブ装置の位置決めピンが侵入する位置決めピン侵
入部を設けた。
【0022】請求項6の発明は、請求項5のディスクカ
ートリッジにおいて、位置決めピン侵入部を下シェルに
溶着した。
【0023】
【作用】請求項1のディスクカートリッジにあっては、
シェルの外形寸法、特にドライブ装置への挿入方向に対
して直交する方向の前後の側壁間の幅およびドライブ装
置への挿入方向に対して平行する方向の左右の側壁間の
幅および高さは、上シェル又は下シェルによって決定さ
れ、上,下シェルが互いにズレた状態で組付けられた場
合でも一定の値に保たれる。
【0024】請求項2のディスクカートリッジにあって
は、上シェルによってドライブ装置への挿入方向に対し
て平行する方向の左右の側壁間の幅および高さが決定さ
れる。
【0025】請求項3のディスクカートリッジにあって
は、上シェルの側壁の内側面に重合する重合壁により、
上シェルの側壁と下シェルの間が封止される。
【0026】請求項4のディスクカートリッジにあって
は、ドライブ装置への挿入方向に対して平行する方向の
左右の側壁間の幅は、上シェルによって決定され、上記
左右の側壁の高さは、上シェルの側壁構成体と下シェル
の側壁構成体とによって決定される。
【0027】請求項5のディスクカートリッジにあって
は、上シェルに設けた位置決めピン侵入部に、ドライブ
装置の位置決めピンが侵入して、ディスクカートリッジ
の位置決めが行われる。
【0028】請求項6のディスクカートリッジにあって
は、位置決めピン侵入部を介して上シェルに下シェルが
溶着される。
【0029】
【実施例】次に本発明の実施例を図1〜図10を参照し
て説明する。
【0030】図1は第1実施例のディスクカートリッジ
(3.5MFD)の斜視図である。
【0031】上記ディスクカートリッジ1は、記録媒体
としてのディスク2と、該ディスク2を回転可能に収容
しているケース(以下、シェルという)3を備えてい
る。
【0032】上記シェル3は、上面板4と、下面板5
と、ドライブ装置201のカートリッジホルダ202へ
の挿入方向(矢印A方向)に対して直交する方向の前後
の側壁(以下、前壁、後壁という)6,7と、上記挿入
方向に対して平行する方向の左右の側壁(以下、左壁、
右壁という)8,9とを備えている。
【0033】図2〜図3に示したように、上記上面板4
は、上記シェル3の上ハーフ(以下、上シェルという)
11に設けられ、下面板5は、下ハーフ(以下、下シェ
ルという)12に設けられている。
【0034】上記上シェル11は、上記前,後壁6,7
および左,右壁8,9を備えている。
【0035】上記前,後壁6,7および左,右壁8,9
は、上記上面板4の四周部に設けられている。
【0036】上記下シェル12は、略フラットな形状
(上記上シェル11のように前,後壁6,7および左,
右壁8,9を有しない)に形成されている。
【0037】そして、図4に示したように、下シェル1
2は、上記上シェル11の四周部に設けた前,後壁6,
7および左,右壁8,9で構成された筒状部の先端部
(開口部)内に嵌合した状態で組付けられている。
【0038】上記上シェル11は、ドライブ装置201
の一対の位置決めピン205,206が侵入する一対の
位置決めピン侵入部21,22を上面板4に有してい
る。
【0039】図3に示したように、上記一対の位置決め
ピン侵入部21,22は、上シェル11の前壁6側で、
かつ左,右壁8,9の近傍に設けられている。
【0040】上記位置決めピン侵入部21,22は、大
径軸部23と、該大径軸部23の先端面に設けられた小
径軸部24と、該小径軸部24の先端面から上記大径軸
部23に亘って設けられたピン受容孔25とで構成され
ている。
【0041】上記一対の位置決めピン侵入部21,22
のうち一方の位置決めピン侵入部21のピン受容孔25
は楕円形に、他方の位置決めピン侵入部22のピン受容
孔25は真円形に形成されている。
【0042】図4に示したように、上記小径軸部24の
高さH1は、下シェル12の肉厚T1と同一に形成されて
いる。
【0043】また、上記大径軸部25の高さH2は、上
記左,右壁8,9の高さH3から、上記小径軸部24の
高さH1を差し引いた値に形成されている。
【0044】また、上記下シェル12は、上記位置決め
ピン侵入部21,22の小径軸部24を挿入する軸部挿
入孔31,32を有している。
【0045】上記軸部挿入孔31,32は、上記位置決
めピン侵入部21,22に対応する位置に、上記小径軸
部24,24よりもやや大径に形成されている。
【0046】そして、上シェル11内に下シェル12を
嵌合すると、図4〜図5に示したように、上記位置決め
ピン侵入部21,22の小径軸部24,24が、上記軸
部挿入孔31,32に嵌合し、大径軸部23,23の端
面が上記下シェル11の上面に接触するようになってい
る。
【0047】また、図3に示したように上シェル11の
後壁7側で、かつ左,右壁8,9の近傍には、第1,第
2の溶着部41,42が設けられていると共に、上シェ
ル12の上記第1,第2の溶着部41,42に対応する
位置には、第3,第4の溶着部43,44が設けられて
いる。
【0048】図6に示したように、上記第1〜第4の溶
着部41〜44の高さH4は、左,右壁8,9の高さH3
から下シェル12の肉厚T1と上シェル11の肉厚T2
差し引いた高さH2の1/2の値に形成されている。
【0049】そして、上シェル11内に下シェル12を
嵌合すると上記第1,第2の溶着部41,42と第3,
第4の溶着部43,44の先端面が当接するようになっ
ている。
【0050】なお、図2において、51は下シェル12
にスライド可能に取付けられるライトプロテクタ、52
は下シェル12に設けられたリフター、53,54はデ
ィスク2を挾むライナー、55はディスク2の中央部に
設けられた金属製のハブ、56はシャッタ、57はシャ
ッタ56に閉じ方向のばね力を付与しているシャッタス
プリングである。
【0051】そして、上記ディスク2やライナー53,
54等を組込んだ状態で上シェル11と下シェル12と
が溶着される。
【0052】即ち、上述したように、上シェル11に下
シェル12を嵌合すると、上述したように、上シェル1
1に設けた位置決めピン侵入部21,22の小径軸部2
4,24が下シェル12に設けた軸部挿入孔31,32
内に侵入し、大径軸部23,23の端面が下シェル12
の上面に接触する。
【0053】また、上シェル11に設けた第1,第2の
溶着部41,42の端面が下シェル12に設けた第3,
第4の溶着部43,44の端面に接触する。
【0054】そこで、上記上,下シェル11,12に超
音波溶着機で超音波を付与すれば、上記大径軸部23,
23の端面と下シェル11の上面および第1,第2の溶
着部41,42の端面と、第3,第4の溶着部43,4
4の端面とが溶着され、上シェル11と下シェル12は
一体に結合された状態になるのである。
【0055】なお、上記大径軸部23,23の端面およ
び第1,第2の溶着部41,42又は、第3,第4の溶
着部43,44の端面には、溶着リブ(図示省略)が設
けられていて、超音波を加えたときに、上記溶着リブが
溶けて上シェル11と下シェル12の溶着が行われるよ
うになっている。
【0056】上述のようにして、上シェル11と下シェ
ル12を溶着して、シェル3を形成したのち、該シェル
3にシャッタ56等を組付けることにより、第1実施例
のディスクカートリッジ1が構成される。
【0057】第1実施例のディスクカートリッジ1は、
上述のような構成であって、上シェル11内に下シェル
12を嵌合した状態で取付けたので、上シェル11内で
下シェル12の取付位置がズレたとしても、ディスクカ
ートリッジ1の幅や肉厚等の外形寸法を常に一定に保つ
ことができるのである。
【0058】図7は、第2実施例(請求項3)のディス
クカートリッジ1の要部の断面図を示す。
【0059】この実施例において、下シェル12は、上
シェル11に設けた左,右壁8,9および前,後壁6,
7の内側面に重合する重合壁61…61を有している。
【0060】そして、上記重合壁61…61により、シ
ェル3内への塵埃等の侵入を抑制すると共に、上シェル
11と下シェル12の結合強度を向上させるようになっ
ている。
【0061】なお、他の構成部分は第1実施例の場合と
同じであるので重複する説明を省略する。
【0062】図8〜図9は第3実施例(請求項4)のデ
ィスクカートリッジ1の斜視図と要部の断面図を示す。
【0063】この実施例において、シェル3の前,後壁
6,7および左,右壁8,9は、上シェル11に設けら
れた側壁構成体71…71と下シェル12に設けられた
側壁構成体72…72とで構成されている。
【0064】上記上シェル11の側壁構成体71…71
の高さH5は、シェル3の肉厚T3の1/2を超える値に
設定されている。
【0065】また、下シェル12の側壁構成体72…7
2の高さH6は、上記シェル3の肉厚T3から上記下シェ
ル12の側壁構成体72…72の高さH6を差し引いた
値よりも大きな値に設定されている。
【0066】そして、上記下シェル12の側壁構成体7
2…72は、上記上シェル11の側壁構成体71…71
の内側面側に位置している。
【0067】上シェル11と下シェル12には、第1実
施例の場合と略同じ構成の位置決めピン侵入部21,2
2が設けられていて、上シェル11に下シェル12を挿
入すると、上記位置決めピン侵入部21,22の大径軸
部23,23の端面に設けた溶着リブ(図示省略)が上
記下シェル11の上面に接触し、上記溶着リブを超音波
溶着機で溶かすことにより、上シェル11と下シェル1
2が溶着されるようになっている。
【0068】なお、他の構成部分は第1実施例の場合と
同じであるので重複する説明を省略する。
【0069】第3実施例のディスクカートリッジは、上
述のような構成であって、シェル3の前,後壁6,7や
左,右壁8,9は、上シェル11の側壁構成体71…7
1と、下シェル12の側壁構成体72…72とで構成さ
れることになるが、上シェル11の側壁構成体71…7
1の内側面側に下シェル12の側壁構成体72…72が
位置するので、上シェル11内で下シェル12の取付位
置がズレたとしても、シェル3つまりディスクカートリ
ッジの幅Dを一定に保つことができるのである。
【0070】図10は、第4実施例のディスクカートリ
ッジの要部の分解斜視図を示す。
【0071】この実施例において、シェル3の、ドライ
ブ装置201のカートリッジホルダ202への挿入方向
に平行な方向の左,右壁8,9を上シェル11に形成
し、前後壁6,7を、上シェル11に設けた側壁構成体
71と下シェル12に設けた側壁構成体72とで構成し
た場合を示す。
【0072】この実施例においては、シェル3つまりデ
ィスクカートリッジの、ドライブ装置201のカートリ
ッジホルダ202への挿入方向に平行な左,右壁8,9
間の幅は常に一定の値になる。
【0073】従って、従来のディスクカートリッジの場
合のように、上シェルと下シェルがズレて結合されてし
まったために、ディスクカートリッジのディスクドライ
ブ装置のカートリッジホルダへの挿入方向に平行な左,
右壁間の幅が拡大してカートリッジホルダへの挿抜が円
滑に行われなくなるのを確実に防止することができる。
【0074】また、下シェル12には、前,後壁を構成
する側壁構成体72,72が設けられているため、これ
ら側壁構成体72,72をディスク2やライナー53,
54等の脱落防止のためのストッパーとして利用し、下
シェル12の上面に載置したディスク2やライナー5
3,54等が下シェル12の上面から滑り落ちないよう
な状態にして、上シェル11と下シェル12の溶着等の
アッセンブリーを行うことができる。
【0075】
【発明の効果】本発明のデイスクカートリッジには次に
述べるような効果がある。
【0076】(1)請求項1のディスクカートリッジ
は、上シェルと下シェルがズレて溶着された場合でもデ
ィスクカートリッジの外形寸法および肉厚を一定の値に
保ち、ドライブ装置のカートリッジホルダへの円滑な挿
抜を保証することができる。
【0077】(2)請求項2のディスクカートリッジ
は、上シェルに側壁を設けたので、下シェルは自づと上
シェルの下方から取付けられることになり、上シェルと
下シェルの接合部が表面に現れるのを防止することがで
きる。
【0078】(3)請求項3のディスクカートリッジ
は、下シェルに設けた重合壁によって、上シェルと下シ
ェルの間のシール性を向上させることができる。
【0079】(4)請求項4のディスクカートリッジ
は、シェルの左右の側壁を上シェルの側壁構成体と下シ
ェルの側壁構成体の両者で構成した場合でもディスクカ
ートリッジの外形寸法を一定の値に保つことができる。
【0080】(5)請求項5のディスクカートリッジ
は、上シェルに位置決めピン侵入部を設けたので、下シ
ェルに位置決めピン侵入部を設ける必要がなくなり、下
シェルの構造を簡素化し、成形を容易にすることができ
る。
【0081】(6)請求項6のディスクカートリッジ
は、位置決めピン侵入部を下シェルに溶着する構成に
し、溶着部としての機能をもたせたので、そのぶん溶着
強度を向上させ、また場合によって溶着部の数を減らす
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の斜視図。
【図2】第1実施例の分解斜視図。
【図3】上シェルと下シェルの斜視図。
【図4】図1のA−A線断面図。
【図5】図4の要部の拡大図。
【図6】図1のB−B線断面図。
【図7】第2実施例の要部の断面図。
【図8】第3実施例の斜視図。
【図9】図8のA−A線断面図。
【図10】第4実施例の要部の斜視図。
【図11】従来例の斜視図。
【図12】従来例の分解斜視図。
【図13】従来例の問題点を示す断面図。
【図14】従来例の問題点を示す断面図。
【図15】従来例の問題点を示す断面図。
【符号の説明】
1…ディスクカートリッジ 2…ディスク 3…ケース(シェル) 4…上面板 5…下面板 6,7…前,後の側壁(前壁、後壁) 8,9…左,右の側壁(左壁、右壁) 11…上ハーフ(上シェル) 12…下ハーフ(下シェル) 21,22…位置決めピン侵入部 61…重合壁 71…上ハーフの側壁構成体 72…下ハーフの側壁構成体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体としてのディスクと、該ディス
    クを回転可能に収容しているケースとを備え、 上記ケースは、上面板と、下面板と、ドライブ装置への
    挿入方向に対して直交する方向の前後の側壁と、ドライ
    ブ装置への挿入方向に対して平行する方向の左右の側壁
    とを備え、 上記上面板は、上記ケースの上ハーフに設けられ、上記
    下面板は、下ハーフに設けられているディスクカートリ
    ッジにおいて、 上記ドライブ装置への挿入方向に平行な左右の側壁は、
    上記上ハーフ又は下ハーフのいずれか一方に設けられて
    いることを特徴とするディスクカートリッジ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 ドライブ装置への挿入方向に平行な左右の側壁は、上ハ
    ーフに設けられているディスクカートリッジ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、 下ハーフは、上ハーフに設けた左右の側壁の内側面に重
    合する重合壁を有しているディスクカートリッジ。
  4. 【請求項4】 記録媒体としてのディスクと、該ディス
    クを回転可能に収容しているケースとを備え、 上記ケースは、上面板と、下面板と、ドライブ装置への
    挿入方向に対して直交する方向の前後の側壁と、ドライ
    ブ装置への挿入方向に対して平行する方向の左右の側壁
    とを備え、 上記上面板は、上記ケースの上ハーフに設けられ、上記
    下面板は、下ハーフに設けられているディスクカートリ
    ッジにおいて、 上記ドライブ装置への挿入方向に平行な左右の側壁は、
    上ハーフに設けられた側壁構成体と、下ハーフに設けら
    れていて、上記上ハーフに設けられた側壁構成体の内側
    面側に位置する側壁構成体とで構成されていることを特
    徴とするディスクカートリッジ。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2又は3又は4において、 上ハーフは、ドライブ装置の位置決めピンが侵入する位
    置決めピン侵入部を有しているディスクカートリッジ。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 位置決めピン侵入部は、下シェルに溶着されているディ
    スクカートリッジ。
JP3402694A 1994-03-04 1994-03-04 ディスクカートリッジ Pending JPH07244952A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3402694A JPH07244952A (ja) 1994-03-04 1994-03-04 ディスクカートリッジ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3402694A JPH07244952A (ja) 1994-03-04 1994-03-04 ディスクカートリッジ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07244952A true JPH07244952A (ja) 1995-09-19

Family

ID=12402864

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3402694A Pending JPH07244952A (ja) 1994-03-04 1994-03-04 ディスクカートリッジ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07244952A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007035137A (ja) * 2005-07-26 2007-02-08 Tdk Corp カートリッジケースおよびディスクカートリッジ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007035137A (ja) * 2005-07-26 2007-02-08 Tdk Corp カートリッジケースおよびディスクカートリッジ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0640428B2 (ja) ディスクカートリッジ
JP4712606B2 (ja) リール及びリールの製造方法
JPH07244952A (ja) ディスクカートリッジ
JPH1166792A (ja) ディスクカートリッジ
JP3465261B2 (ja) ディスクカートリッジ
JP4813319B2 (ja) リール及びリールの製造方法
JPS637987Y2 (ja)
JPS6224507Y2 (ja)
JPH0433594Y2 (ja)
JP3555368B2 (ja) ディスクカートリッジ
JP4534867B2 (ja) ディスクカートリッジ
JPS639880Y2 (ja)
JPH0863928A (ja) ディスクカートリッジ
JPH0320943Y2 (ja)
JPH0348782Y2 (ja)
JPS6141167Y2 (ja)
JPS6141184Y2 (ja)
JPH0214482A (ja) ディスクカートリッジ
JPS6141176Y2 (ja)
JPH087575Y2 (ja) プラスチックケース
JPH0935439A (ja) ディスクカートリッジ
JP2001006313A (ja) ディスクカートリッジ
JP2005129137A (ja) ディスクカートリッジ
JPH0636543Y2 (ja) ディスクカートリッジ
JP2000030393A (ja) ディスクカートリッジ