JP2593535Y2 - テープカセット - Google Patents
テープカセットInfo
- Publication number
- JP2593535Y2 JP2593535Y2 JP1992040951U JP4095192U JP2593535Y2 JP 2593535 Y2 JP2593535 Y2 JP 2593535Y2 JP 1992040951 U JP1992040951 U JP 1992040951U JP 4095192 U JP4095192 U JP 4095192U JP 2593535 Y2 JP2593535 Y2 JP 2593535Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- boss
- annular boss
- case
- center
- annular
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、記録メディア、例えば
テープ状媒体をケース内に収納したビデオカセット或い
はデジタルオーディオテープ（ＤＡＴ）などのテープカ
セットに関するものである。
テープ状媒体をケース内に収納したビデオカセット或い
はデジタルオーディオテープ（ＤＡＴ）などのテープカ
セットに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、ビデオカセットの情報媒体は、
取扱上ゴミやホコリがつきやすく、傷つきやすいため合
成樹脂製ケースに収納して保護されていて、このケース
は上ケースと下ケースとを溶着部に於いて溶着結合して
構成されている。
取扱上ゴミやホコリがつきやすく、傷つきやすいため合
成樹脂製ケースに収納して保護されていて、このケース
は上ケースと下ケースとを溶着部に於いて溶着結合して
構成されている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】従来のビデオカセット
では、メディアを収納するケースは、上下ケースを溶着
ホーンで溶着結合一体化されているため、ケースの溶着
強度としてケースの上下方向の強度は強いが、ケースの
前後，左右の横方向への剪断力にはやや弱い傾向があっ
て、ケースのねじれや落下衝撃によって、上下ケースが
離れるおそれもあって、商品価値も低下し、信頼性の上
でも問題となるものであった。本考案は、これら従来の
欠点を排除しようとするもので、上下ケースの結合状態
を強固にし、ケースのねじれ、落下衝撃などに耐えうる
安全で信頼性の高いテープカセットを構成簡単で安価な
形態で提供することを目的としたものである。
では、メディアを収納するケースは、上下ケースを溶着
ホーンで溶着結合一体化されているため、ケースの溶着
強度としてケースの上下方向の強度は強いが、ケースの
前後，左右の横方向への剪断力にはやや弱い傾向があっ
て、ケースのねじれや落下衝撃によって、上下ケースが
離れるおそれもあって、商品価値も低下し、信頼性の上
でも問題となるものであった。本考案は、これら従来の
欠点を排除しようとするもので、上下ケースの結合状態
を強固にし、ケースのねじれ、落下衝撃などに耐えうる
安全で信頼性の高いテープカセットを構成簡単で安価な
形態で提供することを目的としたものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本考案は、テープ状媒体
を収納する合成樹脂製ケースが上ケースと下ケースとか
らなり、上下ケースを溶着部で一体連結したテープカセ
ットであって、前記溶着部が上下ケースに設けられた環
状ボスで構成され、一方の環状ボスは中心に中心孔部を
有し、他方の環状ボスは中心に前記中心孔部に嵌入され
る中心ガイドボスと、その外周にある環状ボスとからな
る内外周二重環状ボスとを備え、他方の前記中心ガイド
ボスを一方の環状ボスの中心孔部に嵌入すると共に、一
方の環状ボスの先端と、他方の内外周二重環状ボスの外
周環状ボスの先端との当接端面同士を突き合わせ接合溶
着したことを特徴とするテープカセットである。
を収納する合成樹脂製ケースが上ケースと下ケースとか
らなり、上下ケースを溶着部で一体連結したテープカセ
ットであって、前記溶着部が上下ケースに設けられた環
状ボスで構成され、一方の環状ボスは中心に中心孔部を
有し、他方の環状ボスは中心に前記中心孔部に嵌入され
る中心ガイドボスと、その外周にある環状ボスとからな
る内外周二重環状ボスとを備え、他方の前記中心ガイド
ボスを一方の環状ボスの中心孔部に嵌入すると共に、一
方の環状ボスの先端と、他方の内外周二重環状ボスの外
周環状ボスの先端との当接端面同士を突き合わせ接合溶
着したことを特徴とするテープカセットである。
【０００５】
【作用】上下ケースを溶着ホーンで溶着一体化するの
に、上下ケースを合わせると一方のケース、例えば下ケ
ースに突設されている環状ボスと、上ケースに突設した
環状ボスとの間にある溶着リブが溶着ホーンの振動エネ
ルギーで溶融して固着一体化するものであるが、一方の
ケースの内外周二重環状ボスの中にある中心ガイドボス
が他方のケースの環状ボスの中心孔部に嵌入されて結合
保持され、ねじれや落下衝撃に対して強度を向上し、さ
らに一方の環状ボスの先端と、他方の内外周二重環状ボ
スの外周環状ボスの先端の当接端面同士を突き合わせ接
合溶着する二重結合構造として信頼性の高いテープカセ
ットとすることがきる。
に、上下ケースを合わせると一方のケース、例えば下ケ
ースに突設されている環状ボスと、上ケースに突設した
環状ボスとの間にある溶着リブが溶着ホーンの振動エネ
ルギーで溶融して固着一体化するものであるが、一方の
ケースの内外周二重環状ボスの中にある中心ガイドボス
が他方のケースの環状ボスの中心孔部に嵌入されて結合
保持され、ねじれや落下衝撃に対して強度を向上し、さ
らに一方の環状ボスの先端と、他方の内外周二重環状ボ
スの外周環状ボスの先端の当接端面同士を突き合わせ接
合溶着する二重結合構造として信頼性の高いテープカセ
ットとすることがきる。
【０００６】
【実施例】本考案の実施例を図１乃至図３の例で説明す
ると、ケースが、上ケース１と下ケース２とからなり、
上下ケースを溶着部で溶着してテープ状媒体を収納する
構成とするのに、前記溶着部が、一方のケース例えば下
ケース２の内面或いは両上下ケース１，２に複数突設さ
れた環状ボス３，３１であって、一方の環状ボス３は中
心に中心ガイドボス５が突設されその外周環状ボス３の
ある内外周二重環状ボスとし、外周環状ボスの当接端面
を他方の環状ボス３１の先端の当接端面に突き合わせ当
接させるように配備し、上ケース１の外側から溶着ホー
ンで溶着リブ４を溶融して当接端面同士を一体固着する
ものであるが、一方の環状ボス３の中にある中心ガイド
ボス５を他方の環状ボス３１の中心孔部６に嵌入結合す
るように構成し、かつ各環状ボス３，３１の先端の当接
端面同士を突き合わせ接合溶着した二重結合状態で一体
連結してある。
ると、ケースが、上ケース１と下ケース２とからなり、
上下ケースを溶着部で溶着してテープ状媒体を収納する
構成とするのに、前記溶着部が、一方のケース例えば下
ケース２の内面或いは両上下ケース１，２に複数突設さ
れた環状ボス３，３１であって、一方の環状ボス３は中
心に中心ガイドボス５が突設されその外周環状ボス３の
ある内外周二重環状ボスとし、外周環状ボスの当接端面
を他方の環状ボス３１の先端の当接端面に突き合わせ当
接させるように配備し、上ケース１の外側から溶着ホー
ンで溶着リブ４を溶融して当接端面同士を一体固着する
ものであるが、一方の環状ボス３の中にある中心ガイド
ボス５を他方の環状ボス３１の中心孔部６に嵌入結合す
るように構成し、かつ各環状ボス３，３１の先端の当接
端面同士を突き合わせ接合溶着した二重結合状態で一体
連結してある。
【０００７】この場合、一方の環状ボス３１は中心に中
心孔部６を有し、他方の環状ボス３は中心に前記中心孔
部６に嵌入される中心ガイドボス５と、その外周に環状
ボス３とを備え、一方の環状ボスの先端と、他の環状ボ
ス３１の先端との当接端面同士を接合溶着したものであ
り、溶着部の環状ボス３，３１は、従来のタッピング位
置と同様な位置であるケース四隅部や中央部の位置を選
ぶのが、カセットハーフとしての全体的バランスや剛性
が良好なものとなり、溶着後のはみだしによる外観上の
不具合もなく有効である。
心孔部６を有し、他方の環状ボス３は中心に前記中心孔
部６に嵌入される中心ガイドボス５と、その外周に環状
ボス３とを備え、一方の環状ボスの先端と、他の環状ボ
ス３１の先端との当接端面同士を接合溶着したものであ
り、溶着部の環状ボス３，３１は、従来のタッピング位
置と同様な位置であるケース四隅部や中央部の位置を選
ぶのが、カセットハーフとしての全体的バランスや剛性
が良好なものとなり、溶着後のはみだしによる外観上の
不具合もなく有効である。
【０００８】また、上ケース１と下ケース２とからなる
ケース内には、リール収納エリア１０に回転可能に備え
た一対のテープリール１２，１２にテープを巻回配備
し、該テープリールに設けた係止歯１２１に係脱してリ
ール１２の回転を規制する一対のリールブレーキ１３を
バネで附勢して備え、該リールブレーキ１３をデッキ側
解除ピンの挿入口に臨ましめられたレリーズレバー１４
で連動させるテープカセットとしてある。
ケース内には、リール収納エリア１０に回転可能に備え
た一対のテープリール１２，１２にテープを巻回配備
し、該テープリールに設けた係止歯１２１に係脱してリ
ール１２の回転を規制する一対のリールブレーキ１３を
バネで附勢して備え、該リールブレーキ１３をデッキ側
解除ピンの挿入口に臨ましめられたレリーズレバー１４
で連動させるテープカセットとしてある。
【０００９】
【考案の効果】本考案は、テープ状媒体を収納する合成
樹脂製ケースが上ケースと下ケースとからなり、上下ケ
ースを溶着部で一体連結したテープカセットであって、
前記溶着部が上下ケースに設けられた環状ボスで構成さ
れ、一方の環状ボスは中心に中心孔部を有し、他方の環
状ボスは中心に前記中心孔部に嵌入される中心ガイドボ
スと、その外周にある環状ボスとからなる内外周二重環
状ボスとを備え、他方の前記中心ガイドボスを一方の環
状ボスの中心孔部に嵌入すると共に、一方の環状ボスの
先端と、他方の内外周二重環状ボスの外周環状ボスの先
端との当接端面同士を突き合わせ接合溶着したことで、
環状ボスの内外で二重結合されケースへの剪断力に対す
る強化構造となって、ケースのねじれや落下衝撃などに
耐え、記録・再生用媒体に悪影響を及ぼすことなく安全
に用いられ、しかも上下ケースを合わせた時には中心ガ
イドボスが中心孔部に入り込むので、位置決めが確実で
組立途中でも位置ズレがなく安定していて、また溶着も
外周環状ボスの先端の当接端面同士で行っているので、
中心ガイドボスを位置決めのために嵌合させても溶着時
には環状ボスのみに振動が与えられるため、中心ガイド
ボスの側面が溶着されることもなく、溶着時に上下ケー
ス間の突き合わせ面を隙間なく結合でき寸法精度も出し
やすく短時間で溶着が完了し、組立安定性や生産効率が
良好であって、さらに品質を高め組立性並びに信頼性と
を著しく向上できるし、さらに中心ガイドボスは中心孔
部の底面に当接しなくても良いので、位置決め精度や寸
法精度の厳格さがなく上下ケースの突き合わせ面に合致
成形しなければならないこともなく設計上の自由度があ
って、溶着加工も良好にでき、上下ケースを重ねた状態
で溶着部分が浮き上がったり、位置ズレがなく一体結合
が容易あるほか、商品価値をも高められるなどの実用上
の効果がある。
樹脂製ケースが上ケースと下ケースとからなり、上下ケ
ースを溶着部で一体連結したテープカセットであって、
前記溶着部が上下ケースに設けられた環状ボスで構成さ
れ、一方の環状ボスは中心に中心孔部を有し、他方の環
状ボスは中心に前記中心孔部に嵌入される中心ガイドボ
スと、その外周にある環状ボスとからなる内外周二重環
状ボスとを備え、他方の前記中心ガイドボスを一方の環
状ボスの中心孔部に嵌入すると共に、一方の環状ボスの
先端と、他方の内外周二重環状ボスの外周環状ボスの先
端との当接端面同士を突き合わせ接合溶着したことで、
環状ボスの内外で二重結合されケースへの剪断力に対す
る強化構造となって、ケースのねじれや落下衝撃などに
耐え、記録・再生用媒体に悪影響を及ぼすことなく安全
に用いられ、しかも上下ケースを合わせた時には中心ガ
イドボスが中心孔部に入り込むので、位置決めが確実で
組立途中でも位置ズレがなく安定していて、また溶着も
外周環状ボスの先端の当接端面同士で行っているので、
中心ガイドボスを位置決めのために嵌合させても溶着時
には環状ボスのみに振動が与えられるため、中心ガイド
ボスの側面が溶着されることもなく、溶着時に上下ケー
ス間の突き合わせ面を隙間なく結合でき寸法精度も出し
やすく短時間で溶着が完了し、組立安定性や生産効率が
良好であって、さらに品質を高め組立性並びに信頼性と
を著しく向上できるし、さらに中心ガイドボスは中心孔
部の底面に当接しなくても良いので、位置決め精度や寸
法精度の厳格さがなく上下ケースの突き合わせ面に合致
成形しなければならないこともなく設計上の自由度があ
って、溶着加工も良好にでき、上下ケースを重ねた状態
で溶着部分が浮き上がったり、位置ズレがなく一体結合
が容易あるほか、商品価値をも高められるなどの実用上
の効果がある。
【図１】本考案の実施例を示す下ケースの平面図であ
る。
る。
【図２】上下ケースの一部の分離状態の斜視図である。
【図３】図１の例のケース結合状態の一部の拡大縦断面
図である。
図である。
【符号の説明】 １ 上ケース ２ 下ケース ３ 環状ボス ３１環状ボス ４ 溶着リブ ５ 中心ガイドボス ６ 中心孔部 １２ テープリール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭57−102085（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭62−142778（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) G01B 23/087 505
Claims (1)
- 【請求項１】 テープ状媒体を収納する合成樹脂製ケー
スが上ケースと下ケースとからなり、上下ケースを溶着
部で一体連結したテープカセットであって、前記溶着部
が上下ケースに設けられた環状ボスで構成され、一方の
環状ボスは中心に中心孔部を有し、他方の環状ボスは中
心に前記中心孔部に嵌入される中心ガイドボスと、その
外周にある環状ボスとからなる内外周二重環状ボスとを
備え、他方の前記中心ガイドボスを一方の環状ボスの中
心孔部に嵌入すると共に、一方の環状ボスの先端と、他
方の内外周二重環状ボスの外周環状ボスの先端との当接
端面同士を突き合わせ接合溶着したことを特徴とするテ
ープカセット。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992040951U JP2593535Y2 (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | テープカセット |
| US08/059,840 US6532133B1 (en) | 1992-05-13 | 1993-05-11 | Recording medium cartridge with improved welding characteristics |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992040951U JP2593535Y2 (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | テープカセット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0596969U JPH0596969U (ja) | 1993-12-27 |
| JP2593535Y2 true JP2593535Y2 (ja) | 1999-04-12 |
Family
ID=12594811
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992040951U Expired - Fee Related JP2593535Y2 (ja) | 1992-05-13 | 1992-05-22 | テープカセット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2593535Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH087576Y2 (ja) * | 1990-10-08 | 1996-03-04 | 富士写真フイルム株式会社 | プラスチックケース |
-
1992
- 1992-05-22 JP JP1992040951U patent/JP2593535Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0596969U (ja) | 1993-12-27 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19981201 |
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