JP2955713B2 - ディスクカートリッジの組立方法 - Google Patents
ディスクカートリッジの組立方法Info
- Publication number
- JP2955713B2 JP2955713B2 JP1165549A JP16554989A JP2955713B2 JP 2955713 B2 JP2955713 B2 JP 2955713B2 JP 1165549 A JP1165549 A JP 1165549A JP 16554989 A JP16554989 A JP 16554989A JP 2955713 B2 JP2955713 B2 JP 2955713B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lower halves
- disk cartridge
- halves
- disk
- peripheral wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Packaging For Recording Disks (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、光ディスク又は磁気ディスク等の記録媒体
たるディスクを収納するためのディスクカートリッジの
組立方法に関する。
たるディスクを収納するためのディスクカートリッジの
組立方法に関する。
一般に光ディスク又は磁気ディスク等の記録媒体はプ
ラスチック製のディスクカートリッジ内に収納されてい
る。このディスクカートリッジは上半片と下半片とから
なり、これらの間にディスクを挟むようにして互いに重
ね合わせて結合している。前記両半片を重ね合わす際に
は、各半片からそれぞれ突起を突出せしめ、これら突起
を整合させ、そこにボルトを挿入して両半片を固定する
ようにしていた。
ラスチック製のディスクカートリッジ内に収納されてい
る。このディスクカートリッジは上半片と下半片とから
なり、これらの間にディスクを挟むようにして互いに重
ね合わせて結合している。前記両半片を重ね合わす際に
は、各半片からそれぞれ突起を突出せしめ、これら突起
を整合させ、そこにボルトを挿入して両半片を固定する
ようにしていた。
ところが、従来のディスクカートリッジの組立方法
は、単に両半片からの固定突起を整合せしめ、そこにボ
ルトを通すようにしていたので、両半片の捩子締め箇所
に亀裂を生じるおそれがあり、またボルトも比較的小さ
いので捩子締め操作も面倒であって組立に手間がかかる
という欠点があった。
は、単に両半片からの固定突起を整合せしめ、そこにボ
ルトを通すようにしていたので、両半片の捩子締め箇所
に亀裂を生じるおそれがあり、またボルトも比較的小さ
いので捩子締め操作も面倒であって組立に手間がかかる
という欠点があった。
そこで、前記課題を解決するため、請求項1の発明
は、ディスク状記録媒体を収納した状態で上下両半片
(2、3)を組合わせ、該上下両半片(2、3)の適宜
位置に設定した結合箇所で上下両半片(2、3)を結合
するディスクカートリッジの組立方法において、前記上
下両半片(2、3)のいずれか一方のケース周壁(10又
は11)近傍に設けた挿入突起(12a)を、他方のケース
周壁(11又は10)近傍に設けた受け突起(12c)の穴(1
2b)に挿入して両突起(12a、12c)を嵌合させ、次いで
前記上下両半片(2、3)の周壁(10、11)の突合わせ
面(10a、11a)のいずれか一方の面に突起(13)が設け
られた複数箇所を結合箇所Jとして該周壁及びその周辺
に超音波振動を伝えて溶着するディスクカートリッジの
組立方法を採用している。
は、ディスク状記録媒体を収納した状態で上下両半片
(2、3)を組合わせ、該上下両半片(2、3)の適宜
位置に設定した結合箇所で上下両半片(2、3)を結合
するディスクカートリッジの組立方法において、前記上
下両半片(2、3)のいずれか一方のケース周壁(10又
は11)近傍に設けた挿入突起(12a)を、他方のケース
周壁(11又は10)近傍に設けた受け突起(12c)の穴(1
2b)に挿入して両突起(12a、12c)を嵌合させ、次いで
前記上下両半片(2、3)の周壁(10、11)の突合わせ
面(10a、11a)のいずれか一方の面に突起(13)が設け
られた複数箇所を結合箇所Jとして該周壁及びその周辺
に超音波振動を伝えて溶着するディスクカートリッジの
組立方法を採用している。
以下、図面を参照して本発明に係るディスクカートリ
ッジの組立方法の一実施例について説明する。
ッジの組立方法の一実施例について説明する。
最初に、第3図乃至第5図に基づき、ディスクカート
リッジの完成品について説明する。
リッジの完成品について説明する。
ディスクカートリッジ1は、上半片2とこれに組合さ
れる下半片3とを有している。このディスクカートリッ
ジ1の中央にはターンテーブルが挿入されるターンテー
ブル挿入穴4が形成され、このターンテーブル挿入穴4
に隣接してヘッド挿入穴5が設けられている。上下両半
片2,3はポリカーボネート樹脂又はABS樹脂で作られてい
る。
れる下半片3とを有している。このディスクカートリッ
ジ1の中央にはターンテーブルが挿入されるターンテー
ブル挿入穴4が形成され、このターンテーブル挿入穴4
に隣接してヘッド挿入穴5が設けられている。上下両半
片2,3はポリカーボネート樹脂又はABS樹脂で作られてい
る。
これらターンテーブル挿入穴4及びヘッド挿入穴5
は、シャッタ6によって開閉自在とされる。このシャッ
タ6はスプリング7によって付勢されている。前記シャ
ッタ6の下部はガイド板8によって案内され、このガイ
ド板8の下方には二重書込み防止装置9,9が設けられて
いる。
は、シャッタ6によって開閉自在とされる。このシャッ
タ6はスプリング7によって付勢されている。前記シャ
ッタ6の下部はガイド板8によって案内され、このガイ
ド板8の下方には二重書込み防止装置9,9が設けられて
いる。
前記上下両半片2,3は、第2図に示すような上下両半
片2,3の周壁10,11の突合わせ面10a,11aに複数箇所にわ
たり設定された結合箇所Jにおいて溶接により結合され
ている。
片2,3の周壁10,11の突合わせ面10a,11aに複数箇所にわ
たり設定された結合箇所Jにおいて溶接により結合され
ている。
また、第2図において、符号12はディスクカートリッ
ジ内の複数箇所に設けられた上下両半片2,3の位置決め
部を示し、該位置決め部12は上半片2側に設けられた挿
入突起12aと、下半片3側に設けられた前記挿入突起12a
を挿入するための穴12bを有する受け突起12cとから成っ
ている。前記上下両半片2,3はその組み立てに際し、挿
入突起12aを受け突起12cの穴12b中に差し込むようにす
ることにより正確に位置合わせがなされる。
ジ内の複数箇所に設けられた上下両半片2,3の位置決め
部を示し、該位置決め部12は上半片2側に設けられた挿
入突起12aと、下半片3側に設けられた前記挿入突起12a
を挿入するための穴12bを有する受け突起12cとから成っ
ている。前記上下両半片2,3はその組み立てに際し、挿
入突起12aを受け突起12cの穴12b中に差し込むようにす
ることにより正確に位置合わせがなされる。
次に、前記ディスクカートリッジ1の組立方法につい
て説明する。
て説明する。
前記上下両半片2,3の周壁10,11の突合わせ面10a,11a
に数箇所にわたって相互の結合箇所Jを設置し、第3図
で示すように、それらの結合箇所Jに対応する上半片2
側の突合わせ面10aには下半片3側の突合わせ面11aの方
に突出する錐状突起13を形成しておく。図示例の場合、
錐状突起13は溶接の際溶けやすくするため円錐形に形成
している。しかし、角錐形としてもよいし、先端を少し
ばかり切除した錐台形としてもよい。一方、下半片3の
周壁11の突合わせ面11aは全周にわたり平坦に形成して
おく。
に数箇所にわたって相互の結合箇所Jを設置し、第3図
で示すように、それらの結合箇所Jに対応する上半片2
側の突合わせ面10aには下半片3側の突合わせ面11aの方
に突出する錐状突起13を形成しておく。図示例の場合、
錐状突起13は溶接の際溶けやすくするため円錐形に形成
している。しかし、角錐形としてもよいし、先端を少し
ばかり切除した錐台形としてもよい。一方、下半片3の
周壁11の突合わせ面11aは全周にわたり平坦に形成して
おく。
なお、前記錐状突起13は下半片3に設けるようにして
もよい。
もよい。
上記の如く形成した上下両半片2,3を重ね合わせ、第
1図に示すように位置決め部12の挿入突起12aを受け突
起12cの穴12b中に部分的に挿入して上下両半片2,3の位
置合わせを行う。
1図に示すように位置決め部12の挿入突起12aを受け突
起12cの穴12b中に部分的に挿入して上下両半片2,3の位
置合わせを行う。
この状態において、錐状突起13の先端は下半片3の突
合わせ面11aに接触する。
合わせ面11aに接触する。
次に、その接触部を挟むように超音波溶接機をあてが
う。すなわち、第1図において、符号14は図示しない高
周波発振器からの高周波を縦振動に変換する磁わい振動
子を示し、符号15は前記縦振動を錐状突起13と突合わせ
面11aとの接触箇所に伝えるエキスポネンシャルホーン
を示し、符号16は受け台を示している。この超音波溶接
機の作動により前記エキスポネンシャルホーン15から錐
状突起13に部分が発熱して溶けて第2図に示すように接
着する。
う。すなわち、第1図において、符号14は図示しない高
周波発振器からの高周波を縦振動に変換する磁わい振動
子を示し、符号15は前記縦振動を錐状突起13と突合わせ
面11aとの接触箇所に伝えるエキスポネンシャルホーン
を示し、符号16は受け台を示している。この超音波溶接
機の作動により前記エキスポネンシャルホーン15から錐
状突起13に部分が発熱して溶けて第2図に示すように接
着する。
このような超音波溶接を各接合箇所Jに対し順次行う
か又は同時に行って上下両半片2,3を接合し、かつその
周壁10,11の突合わせ面10a,11a同士を密接させる。
か又は同時に行って上下両半片2,3を接合し、かつその
周壁10,11の突合わせ面10a,11a同士を密接させる。
これによりディスクカートリッジ本体の組み立てを終
了する。
了する。
なお、上下両半片2,3の接合に際しては予め図示しな
いディスク等を上下両半片2,3間に装填しておくものと
する。
いディスク等を上下両半片2,3間に装填しておくものと
する。
この後、前記上下両半片2,3には前記シャッタ6等が
装着されて完成品とされる。
装着されて完成品とされる。
本発明によれば、固定ねじによるねじ締めが不要とな
り、部品点数を低減し、また、ディスクカートリッジに
亀裂等を生じさせない。また、挿入突起と受け突起とが
嵌合し、かつ周壁の突合わせ面のいずれか一方の面に突
起が設けられた複数箇所が結合箇所として該周壁及びそ
の周辺に超音波振動を伝えて溶接されるので、ディスク
カートリッジの強度が高められる。さらに、挿入突起と
受け突起との嵌合により周壁の突合わせ面をずれないよ
うに正確に突き合わせ、適正に溶接することができる。
り、部品点数を低減し、また、ディスクカートリッジに
亀裂等を生じさせない。また、挿入突起と受け突起とが
嵌合し、かつ周壁の突合わせ面のいずれか一方の面に突
起が設けられた複数箇所が結合箇所として該周壁及びそ
の周辺に超音波振動を伝えて溶接されるので、ディスク
カートリッジの強度が高められる。さらに、挿入突起と
受け突起との嵌合により周壁の突合わせ面をずれないよ
うに正確に突き合わせ、適正に溶接することができる。
第1図は上下両半片の結合箇所の溶接開始時における部
分切欠垂直断面図、第2図は第5図中II−II線断面図、
第3図は上半片の斜視図、第4図は下半片の斜視図、第
5図は本発明に係る方法により組み立てられた後シャッ
タ等が取り付けられたディスクカートリッジの斜視図で
ある。 1……ディスクカートリッジ、2……上半片、3……下
半片、10……周壁、10a……突合わせ面、11……周壁、1
1a……突合わせ面、13……錐状突起、14……磁わい振動
子、15……エキスポネンシャルホーン、16……受け台、
J……結合箇所。
分切欠垂直断面図、第2図は第5図中II−II線断面図、
第3図は上半片の斜視図、第4図は下半片の斜視図、第
5図は本発明に係る方法により組み立てられた後シャッ
タ等が取り付けられたディスクカートリッジの斜視図で
ある。 1……ディスクカートリッジ、2……上半片、3……下
半片、10……周壁、10a……突合わせ面、11……周壁、1
1a……突合わせ面、13……錐状突起、14……磁わい振動
子、15……エキスポネンシャルホーン、16……受け台、
J……結合箇所。
Claims (1)
- 【請求項1】ディスク状記録媒体を収納した状態で上下
両半片を組合わせ、該上下両半片の適宜位置に設定した
結合箇所で上下両半片を結合するディスクカートリッジ
の組立方法において、前記上下両半片のいずれか一方の
ケース周壁近傍に設けた挿入突起を、他方のケース周壁
近傍に設けた受け突起の穴に挿入して両突起を嵌合さ
せ、次いで前記上下両半片の周壁の突合わせ面のいずれ
か一方の面に突起が設けられた複数箇所を結合箇所とし
て該周壁及びその周辺に超音波振動を伝えて溶着するこ
とを特徴とするディスクカートリッジの組立方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1165549A JP2955713B2 (ja) | 1989-06-28 | 1989-06-28 | ディスクカートリッジの組立方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1165549A JP2955713B2 (ja) | 1989-06-28 | 1989-06-28 | ディスクカートリッジの組立方法 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10444899A Division JPH11328910A (ja) | 1999-04-12 | 1999-04-12 | ディスクカートリッジ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0330165A JPH0330165A (ja) | 1991-02-08 |
JP2955713B2 true JP2955713B2 (ja) | 1999-10-04 |
Family
ID=15814487
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1165549A Expired - Lifetime JP2955713B2 (ja) | 1989-06-28 | 1989-06-28 | ディスクカートリッジの組立方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2955713B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3468902B2 (ja) * | 1995-02-06 | 2003-11-25 | 富士写真フイルム株式会社 | 磁気ディスクカートリッジおよびその製造方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60197985A (ja) * | 1984-03-22 | 1985-10-07 | Hitachi Maxell Ltd | デイスクカ−トリツジ |
JPS6311775U (ja) * | 1986-07-03 | 1988-01-26 |
-
1989
- 1989-06-28 JP JP1165549A patent/JP2955713B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0330165A (ja) | 1991-02-08 |
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