JP2000322869A - ディスクカートリッジ用ライナーのクリーニング装置 - Google Patents

ディスクカートリッジ用ライナーのクリーニング装置

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JP2000322869A
JP2000322869A JP11132868A JP13286899A JP2000322869A JP 2000322869 A JP2000322869 A JP 2000322869A JP 11132868 A JP11132868 A JP 11132868A JP 13286899 A JP13286899 A JP 13286899A JP 2000322869 A JP2000322869 A JP 2000322869A
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liner
shell half
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ultrasonic
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Yoichi Hayashi
洋一 林
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドロップアウトの原因となるライナーの繊維
屑やライナー内に保持されている粉体等の塵埃をケース
にダメージを与えることなく効率よく除去し信頼性を高
める。 【解決手段】 ライナー5,6 を固定した後のシェルハー
フ1,2 を超音波発振により振動させる超音波ホーン23
と、該超音波ホーンにシェルハーフ1,2 をエアの吹き付
け力によって押圧する付勢手段Aとを備え、ライナー5,
6を振動させて塵埃を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円盤状の記録媒体
をケース内に収容するディスクカートリッジにおいて上
下シェルハーフの内面に固定したライナーのクリーニン
グ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上下シェルハーフを接合したケース内に
円盤状の記録媒体を回転自在に収容してなるディスクカ
ートリッジにおいては、上下シェルハーフの内面に不織
布等によるライナーを固着することが一般に行われてい
る。
【0003】上記ライナーは記録媒体の表面に付着した
塵埃を拭き取り除去する機能があり重要な部品である
が、近年記録媒体の記録容量が飛躍的に増大するのに伴
って記録媒体の回転速度が高速化すると共に高記録密度
化し、ディスクカートリッジの使用中にライナーそのも
のから塵埃が発生し、この塵埃が記録再生中のヘッドと
記録媒体との間にかみ込むことによって記録面が損傷し
たりドロップアウト等の問題が生じることがあった。
【0004】前記ライナーから発生する塵埃は、その製
造過程においてライナー中に保持された固定不十分な繊
維屑又は粉体等であり、これが上下シェルハーフの接合
時又は使用に応じてライナーから離脱して記録媒体に付
着し、前述のようにドロップアウトの発生原因となるこ
とから、ディスクカートリッジを製品として出荷する前
にクリーニングを行い塵埃を除去することが知られてい
る。
【0005】これらのクリーニング装置としては、例え
ば、特開昭55−28522号には、レコード盤面にノ
ズルから空気を吹き付ける一方、この吹き付けられた空
気の出口にフィルターを設け、レコード盤面に付着した
塵埃を除去しフィルターに吸着させるレコードクリーナ
ーが開示されている。また、特許第2689177号に
は、組み付けられた後のディスクカートリッジ内に発生
している塵埃を、記録媒体を回転させながら高圧電流を
印加した除電風をノズルから吹き付けると共に、カート
リッジケース内の空気を吸引してクリーニングする技術
が開示されている。さらに、特開平3−203078号
には、上記と同様に組み付けられた後のディスクカート
リッジ内に発生している塵埃を、カートリッジケースを
加振装置によって振動させると同時に開口部から吸引
し、その後記録媒体を回転させながら吸引を行うクリー
ニング装置が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかして、上記のよう
なクリーニング装置では、ライナーからの塵埃の除去が
不十分で、記録品質への塵埃の影響が厳しくなる高記録
密度のディスクカートリッジにおいては依然としてドロ
ップアウト等の発生が懸念される。
【0007】つまり、前記第1及び第2の従来例のよう
に、空気流の吹き付け及び吸引では、記録媒体に付着し
ている塵埃の除去が主体であって、ライナー内部に保持
されている塵埃は取り除くことが困難であり、第3の従
来例のように振動を与えればライナーから塵埃が遊離し
て取り除きやすくなるが、ディスクカートリッジとして
組み付けた後のクリーニングでは、ライナー内面の塵埃
を落としても狭い空間内であることで再付着して除去効
率が低くなる。また、カートリッジケースに与える振動
の効果を高めるため、強い振動(超音波振動)を与える
と、この振動に伴う発熱によりカートリッジケースや記
録媒体にダメージが生起する恐れがある。
【0008】特に、カートリッジケースを超音波ホーン
に移動しないように大きな押圧力で押しつけると、この
超音波ホーンとの接触部分にダメージが発生して外観が
損なわれる恐れがある。また、超音波ホーンと非接触に
カートリッジケースを配置して超音波加振を行うと、ダ
メージをなくすことができるが、塵埃除去効率が低くな
って処理時間が長くなる。
【0009】そこで本発明は上記点に鑑みてなされたも
のであり、ドロップアウトの原因となるライナーの繊維
屑やライナー内に保持されている粉体等の塵埃をケース
及び記録媒体にダメージを与えることなく効率良く除去
し信頼性を高めるようにしたディスクカートリッジ用ラ
イナーのクリーニング装置を提供せんとするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明によるクリーニング装置は、内面にそれぞれライナー
を固定した上下シェルハーフの接合によるケース内に円
盤状の記録媒体を回転可能に収容するディスクカートリ
ッジにおける前記ライナーのクリーニング装置であっ
て、前記ライナーを固定した後のシェルハーフを超音波
発振により振動させる超音波ホーンと、該超音波ホーン
に前記シェルハーフをエアの吹き付け力によって押圧す
る付勢手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0011】前記付勢手段は、シェルハーフが載置され
る受け台にエア噴出孔を設けて構成するのが好適であ
る。
【0012】また、前記シェルハーフのライナーを固着
していない部分を前記付勢手段で付勢し、ライナーには
塵埃除去用の空気流の吹き付け及び/又は吸引を行うよ
うにしてもよい。
【0013】
【発明の効果】上記のような本発明によれば、ライナー
を固定した後のシェルハーフを付勢手段のエアの吹き付
け力によって超音波ホーンに対して軽い付勢力で押圧接
触させ、シェルハーフに固着したライナーを超音波振動
で加振し、その振動によってライナーに保持されている
繊維屑、粉体等の塵埃をライナーから遊離させて除去す
ることにより、超音波ホーンとシェルハーフとの接触が
軽度であり、超音波振動によるシェルハーフの接触部分
の傷付き等のダメージを受けることなく表面性も確保で
き、しかもシェルハーフを組み付ける前であることでラ
イナーから遊離した塵埃が再付着するのが防止でき塵埃
の除去効率が高く、ディスクカートリッジの使用におけ
るドロップアウトの生起が回避でき高密度記録において
も高い記録品質を確保して信頼性を高めることができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態に基
づいて本発明を詳細に説明する。図1は本発明の対象と
なる一例としてのディスクカートリッジの上下シェルハ
ーフの分解斜視図であり、図2はクリーニング状態を示
す要部断面図、図3はクリーニング装置の要部分解斜視
図である。
【0015】ディスクカートリッジ(磁気ディスクカー
トリッジ)は、例えばアクリロニトリル−ブタジエン−
スチレン共重合体のような合成樹脂から形成された上シ
ェルハーフ1と下シェルハーフ2の接合で扁平なケース
C(ハードケース)が構成され、このケースC内に、中
央部がセンタコア部材3に取り付けられて保持された円
盤状の記録媒体4(磁気ディスクメディア)が回転自在
に収容される。この記録媒体4の上下に上ライナー5と
下ライナー6が設置される。
【0016】また、上記記録媒体4は、フレキシブルな
ポリエチレンテレフタレート(PET)等からなる円盤
状のベースの両面に磁性体層が形成されたものであり、
外周部と内周部とを除く円環状に記録エリア4aが設定
され、この記録エリア4aの内外縁部が非記録エリア4
bとなっている。
【0017】前記上シェルハーフ1及び下シェルハーフ
2は略矩形状の扁平形状であり、外周には側壁を形成す
る外周リブ1a,2aが設けられ、隅角部には略斜めに
内側リブ1b,2bが設けられ、長方形のヘッド挿入口
10,11が開口され、下シェルハーフ2の中心部分に
はセンタコア部材3が臨む大きさに円形状のスピンドル
孔2cが開口されている。上シェルハーフ1の内面の中
心部には、前記センタコア部材3より内側位置に環状突
起12が突設され、この環状突起12はセンタコア部材
3の内周側に嵌入して記録媒体4の半径方向への移動を
規制する。また、図示していないが、前記ケースCのヘ
ッド挿入口10,11を開閉するために、図中左右方向
に滑動自在とされたシャッター部材が組み付けられる。
【0018】さらにこの上シェルハーフ1及び下シェル
ハーフ2の平坦な内面には、不織布等による外形が略八
角形状の上ライナー5及び下ライナー6が超音波溶着、
接着等により固着されるものであり、前記内側リブ1
b,2bはこのライナー5,6の形状に沿ってその外側
に形成され、内部に記録媒体4の収容部が形成されてい
る。
【0019】なお、前記上下ライナー5,6は同一形状
で、ヘッド挿入口10,11に相当する部分については
切除されており、中心部についても環状突起12又はス
ピンドル孔2cの外径より若干大きい円孔が開口されて
いる。
【0020】そして、上記のような上シェルハーフ1及
び下シェルハーフ2に対する上下ライナー5,6の固着
は、例えば略八角形状の溶着ホーンを使用した超音波溶
着によって行う。この溶着ホーンの先端面はライナー
5,6と同形状であり、この先端面の全面に凹凸形状に
よる溶着パターン(溶着線)が形成されている。
【0021】前記ライナー5,6を固定した後の組み付
け前の上シェルハーフ1及び下シェルハーフ2に対し、
図2及び図3に示すクリーニング装置20によってライ
ナー5,6のクリーニングを行う。なお、図2及び図3
には上シェルハーフ1のクリーニングを示し、下シェル
ハーフ2についても同様に行うものである。
【0022】クリーニング装置20は、前記ライナー5
を固着した上シェルハーフ1を下向きに載置する受け台
21を備え、この受け台21の上方には超音波発振器2
2に接続された超音波ホーン23が下向きに設置され
る。
【0023】超音波ホーン23の下端の先端面23a
は、シェルハーフ1の外形より大きく設けられ、このシ
ェルハーフ1が没入してその外面と接触する凹部(接触
部)が形成されている。
【0024】前記受け台21は、下部の基盤25と、こ
の基盤25上に設置された上部部材26とからなり、上
部部材26には上向きに加圧エアを噴出するエア噴出孔
27が開口している。そして、上記エア噴出孔27から
噴出されたエアの吹き付け力により、受け台21上に載
置されたシェルハーフ1又は2を浮上させて、前記超音
波ホーン23の先端面23aに上シェルハーフ1又は2
の外面を軽圧力で押圧接触させる付勢手段Aが構成され
ている。
【0025】前記上部部材26は、図3に示すように、
外形がライナー5,6と相似形の略八角形で前記シェル
ハーフ1,2の記録媒体4が収容される部分の形状に対
応して設けられ、その外周部にはシェルハーフ1の外周
リブ1a,2aと内側リブ1b,2bに合致する形状に
突出した枠部26aが設けられている。この枠部26a
の1辺から中央部にかけてシェルハーフ1,2のヘッド
挿入口10,11及びスピンドル孔2cを閉塞する形状
の突部26bが設けられ、その他の部分が凹部26cに
形成され、この凹部26cに多数のエア噴出孔27が開
口されている。上記枠部26a及び突部26bは、シェ
ルハーフ1,2が浮上した状態において噴出したエアが
外部に多量に逃げるのを防止する。
【0026】前記基盤25には、上面に前記エア噴出孔
27に連通するエア通路25aが凹状に形成され、この
エア通路25aには加圧源からの加圧エアを送給するエ
アパイプ28(図2参照)が接続される。また、エア噴
出孔27から噴出する加圧エアは、振動によって発生し
た静電気を同時に除電できるよう除電針を設けて空気流
をイオン化すると、より効率良く除塵できる。
【0027】上記受け台21はエアシリンダ等の昇降ア
クチュエータ29によって、超音波ホーン23に対して
接離移動するように設けられている。この受け台21に
おける上部部材26の枠部26a及び突部26bの先端
は超音波ホーン23の先端面23aには接触しないよう
に、また、シェルハーフ1,2を直接押し付けないよう
に所定の距離をもって停止する。
【0028】本実施の形態のクリーニング装置20によ
るクリーニングは、まず、受け台21を下降作動した状
態でその上にシェルハーフ1又は2を載置した後、該受
け台21を上昇させる。そして、前記付勢手段Aによる
エアの吹き付けでシェルハーフ1又は2を浮上させて超
音波ホーン23に接触させた状態で、超音波発振器22
によって発生した超音波振動により超音波ホーン23の
先端面23aから上シェルハーフ1を加振することによ
り、ライナー5が振動してその内部に保持されている繊
維屑及び粉体等の塵埃が遊離して除去される。
【0029】上記のような実施の形態では、ディスクカ
ートリッジを組み付ける前に、シェルハーフ1,2にラ
イナー5,6を固着した状態で超音波振動による除去効
率の高いクリーニングを行うことで、ライナー5,6か
ら使用段階で離脱する可能性のある繊維屑、粉体等の塵
埃を予め除去することができ、使用状態での塵埃発生量
が低減でき、ドロップアウトの発生を抑制して信頼性が
高まる。
【0030】その際、シェルハーフ1,2は加圧エアの
吹き付けで超音波ホーン23に押し付けられて接触して
いることで、超音波振動が有効に伝播してライナー5,
6の振動が効率的に行われて良好な塵埃除去が得られる
と共に、上記押し付けがエアによるクッション性を有し
て、超音波振動による接触部分のダメージの発生が抑制
できる。
【0031】なお、前記超音波ホーン23のシェルハー
フ1,2と接触する先端面23aの形状は、上記形状の
ほか、前記受け台21の外形に相当する略八角形状に形
成してもよく、また、シェルハーフ1の外面中央部に接
触する円柱状の小型丸形状に設けてもよく、後述の実施
の形態における図4に示すような四隅に接触する形状と
してもよい。
【0032】また、前記受け台21のシェルハーフ1,
2を載置する上部部材26の受け面の形態は、上記以外
にも他の形態に適宜設計変更可能であり、シェルハーフ
1,2の外形に相当する矩形状の凹部を有する受け面と
し、シェルハーフ1,2の全体又は周辺部に加圧エアを
吹き付けてシェルハーフ1,2を浮上させて超音波ホー
ン23に押圧付勢するように設けてもよい。
【0033】図4は他の実施の形態を示すクリーニング
装置30の斜視図であり、シェルハーフ1又は2の加圧
エアによる付勢をライナー5,6が固着されていない四
隅のコーナー部分で行う。
【0034】本実施形態における受け台31は、基盤3
5の四隅に略三角形状に突出する上部部材36を備えて
いる。この上部部材36はシェルハーフ1又は2の四隅
の外周リブ1a,2aと内側リブ1b,2bで囲まれた
略三角形状の各コーナー部分に相当する枠部36aを有
し、その内側の凹部36cに加圧エアを上向きに噴出す
るエア噴出孔37が開口されている。そして、このエア
噴出孔37から噴出されたエアの吹き付け力により、受
け台31上に載置されたシェルハーフ1又は2を浮上さ
せて、後述の超音波ホーン33の先端面33aに上シェ
ルハーフ1又は2の外面を軽圧力で押圧接触させる付勢
手段Aが構成されている。
【0035】また、前記受け台31の上部部材36の内
側の空間に対し、一側方にはライナー5,6に向けて空
気流を吹き付けるエアブローノズル41が設置され、反
対側に対向して吹き飛ばされた塵埃を吸引する吸引ダク
ト42が設置されている。
【0036】また、本実施形態の超音波ホーン33は下
部が4本の円柱部33bに形成され、該円柱部33bの
先端面33aが、シェルハーフ1,2の前記受け台31
の上部部材36の配設位置に対応した四隅に接触するよ
うに設けられている。
【0037】本実施形態では、受け台31上に載置され
たシェルハーフ1又は2を付勢手段Aによりライナー
5,6が設置されていない四隅のコーナー部分で付勢し
て浮上させ、超音波ホーン33に接触させた状態で、該
超音波ホーン33の先端面33aからシェルハーフ1又
は2を超音波加振すると共に、エアブローノズル41か
らライナー表面に向けて空気流を吹き付け、反対側の吸
引ダクト42で吸引する。これにより、ライナー5,6
が振動してその内部に保持されている繊維屑及び粉体等
の塵埃が遊離して浮き上がり、これが空気流によって吹
き飛ばされ、吸引ダクト42で吸引して除去することで
効率のよいクリーニングを行う。
【0038】なお、前記エアブローノズル41は、受け
台31の横からライナー5,6に向けて幅広く加圧エア
を吹き付けるようにし、反対側の吸引ダクト42で幅広
く吸引する。エアブローノズル41には振動によって発
生した静電気を同時に除電できるよう空気流をイオン化
すると、より効率良く除塵できる。上記エアブローノズ
ル41は、ライナー5,6の全面に吹き付けるよう幅広
く設けるのが好ましいが、ポイントタイプのノズルを移
動させてライナー面をスキャンするように吹き付けても
よい。また、エアブローノズル41による吹き付けを短
い周期でパルス的にオン・オフしてもよい。
【0039】また、前記エアブローノズル41と吸引ダ
クト42の設置に代えて、四隅の上部部材36の内側に
前記実施の形態における図3の上部部材26と同様な形
態の吸引部材を配設し、エア噴出孔27と同様に設けた
エア吸引孔からエアを吸引して浮遊した塵埃を除去する
ようにしてもよい。
【0040】上記のようなライナー5,6のクリーニン
グを行った後、内部に記録媒体4を挿入して上シェルハ
ーフ1と下シェルハーフ2とを合わせ、これを超音波溶
着で接合してディスクカートリッジを組み付けてなる。
【0041】なお、前記各実施の形態における受け台2
1,31の上部部材26,36の材質としては、シリコ
ン系やフッ素系などの耐熱性及び耐久性にも優れた樹
脂、ゴム等が好ましく、高発泡のシリコンゴムで設ける
のが最適である。
【0042】前記超音波振動の周波数は50kHz以下が
望ましく、さらに望ましくは15〜25kHzの範囲であ
る。前記超音波ホーン23,33の先端面23a,33
aの振幅は、1〜40μm(片振幅)程度が必要であ
り、超音波振動周波数が20kHzの例では、10〜20
μmが望ましい。
【0043】超音波振動を与える時間は、0.1〜2秒
が好適で、長時間加振すると発熱によるダメージの問題
がある。また、小さい振幅で長時間与えても効果が少な
く、具体的には、20μmの振幅で0.5〜1.5秒で
最も良い結果が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の対象となるディスクカートリッジの一
例を示す上下シェルハーフと記録媒体の分解斜視図
【図2】ライナーのクリーニング装置を一部断面にして
示す概略正面図
【図3】図2の要部分解斜視図
【図4】他の実施の形態を示すクリーニング装置の要部
分解斜視図
【符号の説明】
1 上シェルハーフ 2 下シェルハーフ C ケース 4 記録媒体 5,6 ライナー 20,30 クリーニング装置 A 付勢手段 21,31 受け台 22 超音波発振器 23,33 超音波ホーン 23a,33a 先端面 25,35 基盤 26,36 上部部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内面にそれぞれライナーを固定した上下
    シェルハーフの接合によるケース内に円盤状の記録媒体
    を回転可能に収容するディスクカートリッジにおける前
    記ライナーのクリーニング装置であって、 前記ライナーを固定した後のシェルハーフを超音波発振
    により振動させる超音波ホーンと、該超音波ホーンに前
    記シェルハーフをエアの吹き付け力によって押圧する付
    勢手段とを備えたことを特徴とするディスクカートリッ
    ジ用ライナーのクリーニング装置。
JP11132868A 1999-05-13 1999-05-13 ディスクカートリッジ用ライナーのクリーニング装置 Withdrawn JP2000322869A (ja)

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