JP2000306361A - ディスクカートリッジのクリーニング装置 - Google Patents

ディスクカートリッジのクリーニング装置

Info

Publication number
JP2000306361A
JP2000306361A JP11114794A JP11479499A JP2000306361A JP 2000306361 A JP2000306361 A JP 2000306361A JP 11114794 A JP11114794 A JP 11114794A JP 11479499 A JP11479499 A JP 11479499A JP 2000306361 A JP2000306361 A JP 2000306361A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording medium
disk cartridge
case
dust
cleaning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11114794A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Mizuta
章 水田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP11114794A priority Critical patent/JP2000306361A/ja
Publication of JP2000306361A publication Critical patent/JP2000306361A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドロップアウト等の原因となる記録媒体に付
着している塵埃を出荷前に除去し信頼性を高める。 【解決手段】 内面にそれぞれライナー5,6 を固定した
ケースC内に記録媒体4を回転可能に収容したディスク
カートリッジに対し、記録媒体4を回転駆動軸21によっ
て保持し、記録媒体4とケースCの少なくとも一方を相
対的に傾斜又は上下移動させて記録媒体4表面をライナ
ー5,6 に強制的に接触させた状態で回転駆動して表面を
クリーニングし、塵埃を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円盤状の記録媒体
をケース内に収容したディスクカートリッジのクリーニ
ング装置に関し、特に、記録媒体表面のクリーニングを
行う装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディスクカートリッジは、上下シェルを
接合してなるケース内に円盤状の記録媒体を回転自在に
収容したもので、その記録媒体にヘッドによって記録再
生を行うについては高い信頼性の確保が必要である。
【0003】上記信頼性の確保の点では、いわゆるドロ
ップアウトの原因となる塵埃を記録媒体に付着させない
ことが重要である。塵埃としては、ディスクカートリッ
ジの製造段階で発生して記録媒体に付着しているものが
ある。この塵埃が記録再生中のヘッドと記録媒体との間
にかみ込むことによって記録面が損傷したりドロップア
ウト等の問題が生じることがあった。
【0004】上記塵埃としては、上下シェルの内面に固
着した不織布等によるライナーから発生するものがあ
る。このライナーは記録媒体の表面に付着した塵埃を拭
き取り除去する機能があるが、その製造過程において該
ライナー中に保持された固定不十分な繊維くず又は粉体
等が、上下シェルの接合時その他の工程での振動、衝撃
でライナーから離脱して記録媒体に付着する。また、そ
の他製造工程でケース内に侵入した塵埃が記録媒体に付
着している場合もある。
【0005】上記点から、ディスクカートリッジを製品
として出荷する前にクリーニングを行い塵埃を除去する
ことが知られている。
【0006】これらのクリーニング方法としては、例え
ば、特開昭55−28522号には、レコード盤面にノ
ズルから空気を吹き付ける一方、この吹き付けられた空
気の出口にフィルターを設け、レコード盤面に付着した
塵埃を除去しフィルターに吸着させるレコードクリーナ
ーが開示されている。また、特許第2689177号に
は、組み付けられた後のディスクカートリッジ内に発生
している塵埃を、記録媒体を回転させながら高圧電流を
印加した除電風をノズルから吹き付けると共に、カート
リッジケース内の空気を吸引してクリーニングする技術
が開示されている。さらに、特開平3−203078号
には、上記と同様に組み付けられた後のディスクカート
リッジ内に発生している塵埃を、カートリッジケースを
加振装置によって振動させると同時に開口部から吸引
し、その後記録媒体を回転させながら吸引を行うクリー
ニング方法が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかして、上記のよう
なクリーニング方法では、記録媒体の表面に付着してい
る塵埃の除去が不十分で、記録品質への塵埃の影響が厳
しくなる高記録密度のディスクカートリッジにおいては
依然としてドロップアウト等の発生が懸念される。
【0008】つまり、記録媒体の表面に付着している塵
埃はある程度の付着性を有するものがあり、単に加圧エ
アの吹き付け、吸引では除去できないものがあり、製品
として出荷する際に、記録媒体表面に依然として塵埃が
付着して残っている場合がある。
【0009】そこで本発明は上記点に鑑みてなされたも
のであり、ドロップアウト等の原因となる記録媒体に付
着している塵埃を確実に除去し信頼性を高めるようにし
たディスクカートリッジのクリーニング装置を提供せん
とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明によるクリーニング装置は、内面にそれぞれライナー
を固定した上下シェルの接合によるケース内に円盤状の
記録媒体を回転可能に収容したディスクカートリッジの
クリーニング装置であって、前記記録媒体を回転駆動軸
によって保持し、前記記録媒体とケースの少なくとも一
方を相対的に傾斜又は上下移動させて記録媒体表面を前
記ライナーに強制的に接触させた状態で該記録媒体を回
転させて表面のクリーニングを行うことを特徴とするも
のである。
【0011】
【発明の効果】上記のような本発明によれば、回転駆動
軸に保持した記録媒体とケースの少なくとも一方を相対
的に傾斜又は上下移動させて記録媒体表面をライナーに
強制的に接触させた状態で回転させて表面のクリーニン
グを行うことにより、記録媒体表面に付着している塵埃
を確実に除去することができ、ディスクカートリッジの
使用におけるドロップアウトの生起が回避でき高密度記
録においても高い記録品質を確保して信頼性を高めるこ
とができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態に基
づいて本発明を詳細に説明する。図1は本発明の対象と
なる一例としてのディスクカートリッジの上下シェルの
分解斜視図であり、図2はクリーニング状態を示す概略
図である。
【0013】ディスクカートリッジ(磁気ディスクカー
トリッジ)は、例えばアクリロニトリル−ブタジエン−
スチレン共重合体のような合成樹脂から形成された上シ
ェル1と下シェル2の接合で扁平なケースC(ハードケ
ース)が構成され、このケースC内に、中央部がセンタ
コア部材3に取り付けられて保持された円盤状の記録媒
体4(磁気ディスクメディア)が回転自在に収容され
る。この記録媒体4の上下に上ライナー5と下ライナー
6が設置される。
【0014】また、上記記録媒体4は、フレキシブルな
ポリエチレンテレフタレート(PET)等からなる円盤
状のベースの両面に磁性体層が形成されたものであり、
外周部と内周部とを除く円環状に記録領域4aが設定さ
れ、この記録領域4aの内外縁部が非記録領域4bとな
っている。
【0015】上記センタコア部材3は、磁性ステンレス
等の強磁性体による板状金属素材が所定形状に打ち抜か
れるとともにプレス成形されてなり、記録媒体4を固着
する外周の固着用フランジ3aと、該固着用フランジ3
aの内側部分が凹状に設けられたハブ部3bとを備え、
該ハブ部3bの回転中心位置に中心孔部3cが開口し、
それより外周側に駆動ピン孔部3dが開口されている。
【0016】前記上シェル1及び下シェル2は略矩形状
の扁平形状であり、外周には側壁を形成する外周リブ1
a,2aが設けられ、隅角部には略斜めに内側リブ1
b,2bが設けられ、長方形のヘッド挿入口10,11
が開口され、下シェル2の中心部分にはセンタコア部材
3が臨む大きさに円形状のハブ孔2cが開口されてい
る。上シェル1の内面の中心部には、前記センタコア部
材3より内側位置に環状突起12が突設され、この環状
突起12はセンタコア部材3の内周側に嵌入して記録媒
体4の半径方向への移動を規制する。また、図示してい
ないが、前記ケースCのヘッド挿入口10,11を開閉
するために、図中左右方向に滑動自在とされたシャッタ
ー部材が組み付けられる。
【0017】さらにこの上シェル1及び下シェル2の平
坦な内面には、不織布等による外形が略八角形状(丸形
状でもよい)の上ライナー5及び下ライナー6が超音波
溶着、接着等により固着されるものであり、前記内側リ
ブ1b,2bはこのライナー5,6の形状に沿ってその
外側に形成されている。前記上下ライナー5,6は同一
形状で、ヘッド挿入口10,11に相当する部分につい
ては切除されており、中心部についても環状突起12又
はハブ孔2cの外径より若干大きい円孔が開口されてい
る。
【0018】そして、上記のような上シェル1及び下シ
ェル2に対する上下ライナー5,6の固着は、略八角形
状の溶着ホーンを使用した超音波溶着等によって行う。
この溶着ホーンの先端面はライナー5,6と同形状であ
り、この先端面の全面に凹凸形状による溶着パターン
(溶着線)が形成されている。なお、ライナー5,6の
一部をシェル1,2内面に非固着として、その自由端を
浮き上がらせて記録媒体4の表面に接触させるように設
けてもよい。
【0019】上記ディスクカートリッジの組み付けは、
上シェル1及び下シェル2の内面にそれぞれライナー
5,6を固着し、内部に記録媒体4その他の部品を収容
した状態で上下シェル1,2を蓋合わせ状に組み付けて
超音波溶着によって接合してなる。この超音波溶着時の
振動によりライナー5,6から繊維くずが脱落し、塵埃
として記録媒体4に付着する。
【0020】前記組み付け後で出荷前のディスクカート
リッジに対し、図2に示すクリーニング装置20によっ
て記録媒体4のクリーニングを行う。
【0021】クリーニング装置20は回転駆動軸21を
備え、この回転駆動軸21は先端に前記センタコア部材
3の中心孔部3cに挿入される中心ピン22が、駆動ピ
ン孔部3dに挿入係合される駆動ピン23が設けられ、
外周部にはマグネット24が設置されている。そして、
スピンドル軸21の先端面にハブ部3bの底面中央部が
当接し、外周部をマグネット24に吸引した状態で回転
駆動する。
【0022】上記のように記録媒体4のセンタコア部材
3を回転駆動軸21によって保持した状態で、該記録媒
体4をケースCに対して相対的に所定角度θで傾斜させ
て、記録媒体4の上表面及び下表面を強制的にライナー
5,6に接触させた状態で、回転駆動軸21を図示しな
いモータによって駆動して記録媒体4を回転させるもの
で、その表面をライナー5,6に摺動させて塵埃除去を
行う。
【0023】上記記録媒体4の傾斜は、回転駆動軸21
を傾斜させて行うか、図示しないケースCの保持台を傾
斜させて行う。なお、回転駆動軸21によって記録媒体
4のセンタコア部材3を保持したときは平坦で、その後
傾斜させるのが好ましい。
【0024】図3は他の実施の形態のクリーニング装置
20を示し、前記記録媒体4をケースCに対して上下移
動させて、クリーニングを行うものである。
【0025】すなわち、記録媒体4のセンタコア部材3
を回転駆動軸21によって保持した状態で、記録媒体4
をケースCに対して相対的に上下移動させて(図3は下
動した状態)、記録媒体4の上表面又は下表面を強制的
に上ライナー5又は下ライナー6に接触させた状態で、
回転駆動軸21を図示しないモータによって駆動して記
録媒体4を回転させて、順に両表面をライナー5,6に
摺動させて塵埃除去を行う。
【0026】上記記録媒体4の上下移動は、回転駆動軸
21を上下移動させて行うか、図示しないケースCの保
持台を上下移動させて行う。
【0027】クリーニング用に回転駆動軸21を回転す
る時間は、その回転数にもよるが数秒で十分であり、長
時間の回転は記録媒体4にダメージを与える恐れがあ
る。
【0028】上記のような実施の形態では、ディスクカ
ートリッジの組み付け後に出荷する前に、記録媒体4を
ライナー5,6に強制的に接触させて回転駆動し、ある
程度の付着力を有する塵埃に対しても除去効率の高いク
リーニングを行うことで、記録媒体4表面の塵埃を予め
除去することができ、使用状態でのヘッドに対する塵埃
堆積量が低減でき、ドロップアウトの発生を抑制して信
頼性が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の対象となるディスクカートリッジの一
例を示す上下シェルと記録媒体の分解斜視図
【図2】ディスクカートリッジのクリーニング状態を示
す概略断面図
【図3】他の実施の形態のディスクカートリッジのクリ
ーニング状態を示す概略断面図
【符号の説明】
1 上シェル 2 下シェル 3 センタコア部材 C ケース 4 記録媒体 5,6 ライナー 20 クリーニング装置 21 回転駆動軸 24 マグネット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内面にそれぞれライナーを固定した上下
    シェルの接合によるケース内に円盤状の記録媒体を回転
    可能に収容したディスクカートリッジのクリーニング装
    置であって、 前記記録媒体を回転駆動軸によって保持し、前記記録媒
    体とケースの少なくとも一方を相対的に傾斜又は上下移
    動させて記録媒体表面を前記ライナーに強制的に接触さ
    せた状態で該記録媒体を回転させて表面のクリーニング
    を行うことを特徴とするディスクカートリッジのクリー
    ニング装置。
JP11114794A 1999-04-22 1999-04-22 ディスクカートリッジのクリーニング装置 Withdrawn JP2000306361A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11114794A JP2000306361A (ja) 1999-04-22 1999-04-22 ディスクカートリッジのクリーニング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11114794A JP2000306361A (ja) 1999-04-22 1999-04-22 ディスクカートリッジのクリーニング装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000306361A true JP2000306361A (ja) 2000-11-02

Family

ID=14646865

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11114794A Withdrawn JP2000306361A (ja) 1999-04-22 1999-04-22 ディスクカートリッジのクリーニング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000306361A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000306361A (ja) ディスクカートリッジのクリーニング装置
JP2000123532A (ja) ディスクカートリッジ用ライナーのクリーニング方法
JP2689177B2 (ja) フロッピーディスクのクリーニング装置
JPH0724153B2 (ja) 磁気ディスクのクリーニング方法および装置
JP2001160278A (ja) ディスクカートリッジのクリーニング方法
JPH0547021A (ja) 光記録再生装置のクリーニング方法および機構
JP2000306353A (ja) 磁気ディスクカートリッジ
JP2000306351A (ja) 磁気ディスクカートリッジ用ライナー
JP2000322869A (ja) ディスクカートリッジ用ライナーのクリーニング装置
JP2000123533A (ja) ディスクカートリッジ用ライナーのクリーニング方法
JPH11134789A (ja) 磁気ディスク駆動装置
JPH0624057Y2 (ja) デイスクカ−トリツジ
JP2000298972A (ja) 磁気ディスクカートリッジ
JP2004030705A (ja) 磁気ディスクカートリッジ
JPH11176129A (ja) 磁気ディスクカートリッジ
JP3377189B2 (ja) ディスクのクリーニング機構
JP2002008341A (ja) 磁気ディスクカートリッジおよびその製造方法
JPH0528609Y2 (ja)
JP2001266527A (ja) 磁気ディスクカートリッジ
JP2002117641A (ja) ディスクカートリッジの製造方法及び除塵装置
JP2000306354A (ja) 磁気ディスクカートリッジ
JP2001344932A (ja) 磁気ディスクカートリッジ
JP2000207866A (ja) 磁気ディスクカ―トリッジ
JP2003338156A (ja) 磁気ディスクカートリッジ
JPH04111279A (ja) ディスクカートリッジ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040823

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20061130

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20070306