JPH05166329A - 磁気ディスクカートリッジ - Google Patents
磁気ディスクカートリッジInfo
- Publication number
- JPH05166329A JPH05166329A JP33353691A JP33353691A JPH05166329A JP H05166329 A JPH05166329 A JP H05166329A JP 33353691 A JP33353691 A JP 33353691A JP 33353691 A JP33353691 A JP 33353691A JP H05166329 A JPH05166329 A JP H05166329A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic disk
- shell
- adhesive
- hot melt
- melt adhesive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 円盤状の磁気ディスクが、磁気ディスクと対
向する内壁面にクリーニング用のライナーが貼付されて
なる上シェル及び下シェルからなるケース内に収納され
た磁気ディスクカートリッジにおいて、上シェルと下シ
ェルがホットメルト接着剤により接合されている。 【効果】 従来のような超音波溶着時の際にみられる粉
塵の発生もなく、溶媒によるディスク表面の光沢むらも
なく、硬化時間も短くできるため生産効率が向上し、ド
ロップアウトの発生を防ぎ、さらに、製品のサーティフ
ァイ収率も向上させることができる。
向する内壁面にクリーニング用のライナーが貼付されて
なる上シェル及び下シェルからなるケース内に収納され
た磁気ディスクカートリッジにおいて、上シェルと下シ
ェルがホットメルト接着剤により接合されている。 【効果】 従来のような超音波溶着時の際にみられる粉
塵の発生もなく、溶媒によるディスク表面の光沢むらも
なく、硬化時間も短くできるため生産効率が向上し、ド
ロップアウトの発生を防ぎ、さらに、製品のサーティフ
ァイ収率も向上させることができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、円盤状の磁気ディスク
を収納する硬質の磁気ディスクカートリッジに関し、特
に磁気ディスクカートリッジを構成する上下シェルの接
合方法の改良に関する。
を収納する硬質の磁気ディスクカートリッジに関し、特
に磁気ディスクカートリッジを構成する上下シェルの接
合方法の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の磁気ディスクカートリッジは、図
３の展開斜視図で示すように、所定の開口３ｄを形成し
た上シェル１及び下シェル２の２枚のプラスチック製シ
ェルの各内面にクリーニング用不織布ライナーを貼付
し、シェル同士をその隅部で接合して構成されている。
その接合にあたっては、図４の隅部の模式的断面図で示
すように、シェル１、２に突出部３ｃを形成し、その突
出部を図４のように突き合わせて超音波溶着している。
３の展開斜視図で示すように、所定の開口３ｄを形成し
た上シェル１及び下シェル２の２枚のプラスチック製シ
ェルの各内面にクリーニング用不織布ライナーを貼付
し、シェル同士をその隅部で接合して構成されている。
その接合にあたっては、図４の隅部の模式的断面図で示
すように、シェル１、２に突出部３ｃを形成し、その突
出部を図４のように突き合わせて超音波溶着している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、超音波溶着
では、クリーニングのために貼付した不織布ライナーか
ら、単繊維等の粉塵が発生し、磁気ディスク表面に付着
するという問題があった。粉塵の付着は、記録、再生エ
ラーとなってドロップアウトの原因となる。これを回避
するために、接着剤を用いて接合する場合、溶媒希釈タ
イプの接着剤では、溶媒が磁気ディスク表面に影響を与
え、光沢むらができたり、特性の劣化を起こすことがあ
る。無溶媒タイプでも揮発度の高いものは同様の悪影響
を及ぼす。また、これらの汎用接着剤は、一般に硬化に
要する時間が長く生産効率が悪い。
では、クリーニングのために貼付した不織布ライナーか
ら、単繊維等の粉塵が発生し、磁気ディスク表面に付着
するという問題があった。粉塵の付着は、記録、再生エ
ラーとなってドロップアウトの原因となる。これを回避
するために、接着剤を用いて接合する場合、溶媒希釈タ
イプの接着剤では、溶媒が磁気ディスク表面に影響を与
え、光沢むらができたり、特性の劣化を起こすことがあ
る。無溶媒タイプでも揮発度の高いものは同様の悪影響
を及ぼす。また、これらの汎用接着剤は、一般に硬化に
要する時間が長く生産効率が悪い。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、超音波溶着又
は汎用接着剤による接着に代えて、ホットメルト接着剤
を用いることにより、上記従来技術の問題点を解決した
ものである。即ち本発明の要旨は、円盤状の磁気ディス
クが、磁気ディスクと対向する内壁面にクリーニング用
のライナーが貼付されてなる上シェル及び下シェルから
なるケース内に収納された磁気ディスクカートリッジに
おいて、上シェルと下シェルがホットメルト接着剤によ
り接合されていることを特徴とする磁気ディスクカート
リッジ、に存する。
は汎用接着剤による接着に代えて、ホットメルト接着剤
を用いることにより、上記従来技術の問題点を解決した
ものである。即ち本発明の要旨は、円盤状の磁気ディス
クが、磁気ディスクと対向する内壁面にクリーニング用
のライナーが貼付されてなる上シェル及び下シェルから
なるケース内に収納された磁気ディスクカートリッジに
おいて、上シェルと下シェルがホットメルト接着剤によ
り接合されていることを特徴とする磁気ディスクカート
リッジ、に存する。
【０００５】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳しく
説明する。図１は上シェル１及び下シェル２の隅部拡大
断面図であって、（ａ）は接着前、（ｂ）は接着後の状
態をそれぞれ示す。接合部分の形状は、棒状突起の先端
同士が接着したとき、一定間隔になるように工夫されて
いれば特に規定されるものではなく、例えば、図２の
（ａ）〜（ｇ）の形状が挙げられる。
説明する。図１は上シェル１及び下シェル２の隅部拡大
断面図であって、（ａ）は接着前、（ｂ）は接着後の状
態をそれぞれ示す。接合部分の形状は、棒状突起の先端
同士が接着したとき、一定間隔になるように工夫されて
いれば特に規定されるものではなく、例えば、図２の
（ａ）〜（ｇ）の形状が挙げられる。
【０００６】接着方法は、例えば、接合部分を熱風で６
０℃程度に加温したのち、一方のシェルの接合部分に溶
融したホットメルト接着剤４をつけ、他方のシェルを圧
着する。約１０秒ほどでホットメルト接着剤は温度が下
がり固化するため、短時間で圧着を終了させることがで
きる。本発明で用いられるホットメルト接着剤の例とし
ては、例えば、三井ポリケミカル社製の「ジュラミ
ン」、Ｄｕ Ｐｏｎｔ社製の「ＥＬＶＯＮ」、東ソー社
製の「メタセンＨ」、バイエル社製の「ＡＣＲＡＬＥ
Ｎ」、クラレ社製の「エバール」等（「 」内はいずれ
も商品名である。）の変性ポリオレフィン系接着剤が適
しているが、これらに限られるものではない。
０℃程度に加温したのち、一方のシェルの接合部分に溶
融したホットメルト接着剤４をつけ、他方のシェルを圧
着する。約１０秒ほどでホットメルト接着剤は温度が下
がり固化するため、短時間で圧着を終了させることがで
きる。本発明で用いられるホットメルト接着剤の例とし
ては、例えば、三井ポリケミカル社製の「ジュラミ
ン」、Ｄｕ Ｐｏｎｔ社製の「ＥＬＶＯＮ」、東ソー社
製の「メタセンＨ」、バイエル社製の「ＡＣＲＡＬＥ
Ｎ」、クラレ社製の「エバール」等（「 」内はいずれ
も商品名である。）の変性ポリオレフィン系接着剤が適
しているが、これらに限られるものではない。
【０００７】
【発明の効果】本発明によれば、従来のような超音波溶
着時にみられる粉塵の発生もなく、溶媒によるディスク
表面の光沢むらもなく、硬化時間も短くできるため生産
効率が向上し、ドロップアウトの発生を防ぎ、さらに、
製品のサーティファイ収率も向上させることができる。
着時にみられる粉塵の発生もなく、溶媒によるディスク
表面の光沢むらもなく、硬化時間も短くできるため生産
効率が向上し、ドロップアウトの発生を防ぎ、さらに、
製品のサーティファイ収率も向上させることができる。
【図１】本発明の磁気ディスクカートリッジの接合前後
の状態の一実施例を示す隅部断面図。
の状態の一実施例を示す隅部断面図。
【図２】本発明の接合部分の形状を示す概略図。
【図３】従来の磁気ディスクカートリッジの展開斜視
図。
図。
【図４】従来の磁気ディスクカートリッジの接合前後の
状態を示す隅部断面図。
状態を示す隅部断面図。
１ 上シェル ２ 下シェル ４ ホットメルト接着剤
Claims (1)
- 【請求項１】 円盤状の磁気ディスクが、磁気ディスク
と対向する内壁面にクリーニング用のライナーが貼付さ
れてなる上シェル及び下シェルからなるケース内に収納
された磁気ディスクカートリッジにおいて、上シェルと
下シェルがホットメルト接着剤により接合されているこ
とを特徴とする磁気ディスクカートリッジ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33353691A JPH05166329A (ja) | 1991-12-17 | 1991-12-17 | 磁気ディスクカートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33353691A JPH05166329A (ja) | 1991-12-17 | 1991-12-17 | 磁気ディスクカートリッジ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05166329A true JPH05166329A (ja) | 1993-07-02 |
Family
ID=18267149
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33353691A Pending JPH05166329A (ja) | 1991-12-17 | 1991-12-17 | 磁気ディスクカートリッジ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05166329A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0747901A1 (en) * | 1994-12-22 | 1996-12-11 | Sony Corporation | Disk cartridge |
| CN100358039C (zh) * | 2004-05-10 | 2007-12-26 | 索尼株式会社 | 盒式盘 |
-
1991
- 1991-12-17 JP JP33353691A patent/JPH05166329A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0747901A1 (en) * | 1994-12-22 | 1996-12-11 | Sony Corporation | Disk cartridge |
| EP0747901A4 (en) * | 1994-12-22 | 1997-10-15 | Sony Corp | DISC CARTRIDGE |
| US6925648B1 (en) | 1994-12-22 | 2005-08-02 | Sony Corporation | Disc cartridge |
| CN100358039C (zh) * | 2004-05-10 | 2007-12-26 | 索尼株式会社 | 盒式盘 |
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