JP2001194552A - 光コネクタ - Google Patents

光コネクタ

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JP2001194552A JP2000001125A JP2000001125A JP2001194552A JP 2001194552 A JP2001194552 A JP 2001194552A JP 2000001125 A JP2000001125 A JP 2000001125A JP 2000001125 A JP2000001125 A JP 2000001125A JP 2001194552 A JP2001194552 A JP 2001194552A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に応力複屈折タイプの偏波保持光ファイバ
を突き合わせ接続可能に成端する光コネクタにあって
は、偏波保持光ファイバの応力分布に影響を与えず、偏
波保持特性を安定に維持できる技術の開発が求められて
いた。 【解決手段】 偏波保持光ファイバである光ファイバ1
5の被覆部を収納する光ファイバ収納孔16と、この光
ファイバ収納孔16から突き合わせ接続用の接合端面1
7に至る狭い範囲を貫通されている短い微細孔14とが
形成されているフェルール11を採用し、さらに、前記
接合端面17に対向するフェルール後端部11aが挿入
固定されるフェルール収納穴18aの最奥部に形成され
た凹所18dによって、フェルール後端面11bに付着
した接着剤20を収納できフェルール11に対する取付
精度を確保できるフランジ部品18を備える光コネクタ
を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光コネクタに係
り、特に、その断面の互いに直交する2方向で応力分布
が異なるように形成された、いわゆる偏波保持光ファイ
バを突き合わせ接続可能に成端する光コネクタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】各種センサ用、ジャイロ用等に利用され
る光ファイバとして、伝搬する光の偏波面を保存して伝
送できる、いわゆる偏波保持光ファイバが従来から提供
されている。この偏波保持光ファイバには、(1)クラ
ッド内の応力分布を非軸対称にしたもの(応力複屈
折)、(2)クラッドを形成する素材の組成等を部分的
に異ならせることで屈折率分布を非軸対象にしたもの
(構造複屈折)があり、いずれも光ファイバに大きな複
屈折を予め付与しておくことで安定して偏波を伝送でき
るようにしたものである。前記(1)のタイプの偏波保
持光ファイバとしては、いわゆるPANDA型偏波保持
光ファイバ(PANDA:polarization-maintaining a
nd absorption-reducing)が代表的である。前記PAN
DA型偏波保持光ファイバは、例えばB23を添加した
石英ガラス等からなる応力付与部を有し、応力分布が非
軸対称に形成されたものであり、外力等により光ファイ
バに曲げ等が生じても、偏波モードの結合が生じにく
く、光の偏波面を保存して伝送できるものである。前記
(1)のタイプの偏波保持光ファイバ先端に光コネクタ
を組み立てる場合、例えばJIS C 5973に制定
されるSC形光コネクタ(SC:Single fiber Couplin
g optical fiber connector)用のフェルール等、全長に
わたって微細孔が貫通されているタイプのフェルールに
前記偏波保持光ファイバを挿入するとなると、偏波保持
光ファイバ先端の被覆を除去して露出させた光ファイバ
(特に光ファイバ素線または裸ファイバ)に長大な挿入
長を要するため挿入作業に手間が掛かって光ファイバに
不用意に曲げを与えたり、微細孔内での接着剤の硬化に
よって、微細孔内面とここに挿入されている光ファイバ
との間で応力歪みが発生し、その結果、偏波保持光ファ
イバの偏波特性(消光比)が変化する欠点がある。ま
た、フェルール材質と光ファイバとの間には、多少の線
膨張係数差があるため、温度特性により、偏波特性が変
化する可能性もある。
【0003】前記偏波保持光ファイバに適したフェルー
ルとして、本出願人は、既に特願平10−192149
号、特願平10−196376号を提案している。図7
から図9は、これら提案に関わるフェルールを示す図で
あって、符号1はフェルール、2はフランジ部品、3は
偏波保持光ファイバである。図7から図9において、フ
ェルール1はセラミック等から形成され、別のフェルー
ル等に突き合せ接続される接合端面4に開口する微細孔
5と、この微細孔5を拡張した形状に形成され該フェル
ール1の前記接合端面4に対向する後端部6に開口する
光ファイバ収納孔7とが中心軸線上に穿設されているキ
ャピラリになっている。フランジ部品2(図9参照)
は、金属等から円筒状に形成されており、フェルール1
の後端部6の外側に挿入して嵌合固定される。フェルー
ル1を備える光コネクタを偏波保持光ファイバ3先端に
組み立てるには、まず、図7に示すように、偏波保持光
ファイバ3をフェルール1に挿入し、微細孔5や光ファ
イバ収納孔7に設けた接着剤8(図8参照)が硬化した
後、図9に示すようにフェルール1の後端部6にフラン
ジ部品2を嵌合固定し、これらフェルール1およびフラ
ンジ部品2の外側にハウジング(図示せず)を組み上げ
る。フランジ部品2は、偏波保持光ファイバ3をフェル
ール1に挿入する前に予め偏波保持光ファイバ3に挿通
しておく。偏波保持光ファイバ3は、フェルール1の後
端部6から前記光ファイバ収納孔7に挿入される。フェ
ルール1の微細孔5には、偏波保持光ファイバ3先端の
被覆を除去して露出させた裸ファイバ3aが挿入され、
光ファイバ収納孔7には被覆部3bが収納される。微細
孔5は、収納される裸ファイバ3a外径よりも若干大き
い内径を有し、例えば径125μmの裸ファイバ3aに
対して数μm程度大きい内径になっている。微細孔5や
光ファイバ収納孔7では、収納された裸ファイバ3aや
被覆部3bが接着剤8によって固定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述のよう
な光コネクタでは、フェルール1の後端部6に接着剤8
が残りやすく(図8、図9参照)、この接着剤8が硬化
した後、フランジ部品2を嵌合すると、フェルール1に
対するフランジ部品2の取付精度に誤差を生じてしま
う。すなわち、図9に示すように、フェルール1はフラ
ンジ部品2に形成された凹所2aに嵌合され、フェルー
ル1の後端面6aと前記凹所2aの底面2bとが突き当
てられることで位置決めされるようになっているが、フ
ェルール後端面6aに残留したまま硬化した接着剤8が
存在すると、フランジ部品2の凹所2aの底面2bが接
着剤8に当接して、フェルール後端面6aとフランジ部
品2側の底面2bとが正確に突き当てられなくなり、フ
ェルール1に対してフランジ部品2が斜めに取り付けら
れる等の不都合が生じる。組み立てられた光コネクタで
のフェルール1の位置決めは、光コネクタのハウジング
とフランジ部品2との間の位置決めによってなされるの
で、フェルール1に対するフランジ部品2の精度が確保
されないと、光コネクタのハウジングに対するフェルー
ル1の精度を確保できなくなるおそれがある。また、こ
れに鑑みて、フェルール1に偏波保持光ファイバ3を挿
入した後、フェルール後端面6aの接着剤8を硬化前に
拭取る対策も考えられるが、光ファイバ3に曲げを与え
たり、フェルール1と光ファイバ3との間を回転させて
微細孔5内面と接触する裸ファイバ3a表面を傷付ける
等の可能性があり、問題の根本的な解決に至らない。こ
のため、フェルール1に対するフランジ部品2の取付精
度を確実に確保できる技術の開発が求められていた。
【0005】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、フェルールに挿入した偏波保持光ファイバを傷め
ること無く、フェルールとフランジ部品との間の位置決
め固定を正確に行うことができ、取付精度を確保できる
偏波保持光ファイバ用の光コネクタを提供することを目
的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、光ファイバ先端を突き合わせ接続可能に成
端する光コネクタフェルールと、この光コネクタフェル
ールの突き合せ接続される接合端面と対向する後端部に
挿入固定されるフランジ部品と、このフランジ部品が固
定された前記光コネクタフェルールを収納するハウジン
グとを備える光コネクタにおいて、前記光コネクタフェ
ルールは、前記光ファイバの被覆部を収納、固定する光
ファイバ収納孔と、前記光ファイバ先端に露出され、そ
の断面の互いに直交する2方向で応力分布が異なるよう
に形成され、偏波保持特性を有する光ファイバが挿入さ
れる微細孔とが連設されてなり、前記光ファイバ収納孔
は、前記光コネクタフェルールの突き合わせ接続される
接合端面に対する後端側から前記接合端面近傍に到達さ
れ、前記微細孔は、前記光ファイバ収納孔から前記接合
端面に貫通されており、前記フランジ部品は、前記光コ
ネクタフェルールの後端部が挿入固定されるフェルール
収納穴と、このフェルール収納穴に挿入された前記光コ
ネクタフェルール後端部が突き当てられるフェルール突
き当て部と、このフェルール突き当て部に開口された光
ファイバ挿入穴とを備え、前記フェルール突き当て部に
は前記フェルール収納穴に挿入固定された前記光コネク
タフェルールの後端面に対面する領域内に凹所が形成さ
れ、この凹所に前記光ファイバ挿入穴が連通されている
ことを特徴とする光コネクタを前記課題の解決手段とし
た。この光コネクタは、その断面の互いに直交する2方
向で応力分布が異なるように形成され、偏波保持特性を
有するいわゆる偏波保持光ファイバを突き合わせ接続可
能に成端する光コネクタである。この光コネクタに内蔵
された光コネクタフェルールでは、その接合端面近傍に
まで到達された光ファイバ収納孔により、微細孔の長さ
が、光ファイバ収納穴から接合端面までの短い範囲に限
定される。このため、この微細孔に挿入された偏波保持
光ファイバは、微細孔内の接着剤の均一度等の影響を受
けにくく、応力分布が維持され、光特性が確保される。
光コネクタフェルールの後端部は、フランジ部品のフェ
ルール収納穴に挿入して固定される。そして、光コネク
タフェルールの光ファイバ収納孔や微細孔には、フラン
ジ部品の光ファイバ挿入穴を介して光ファイバが挿入さ
れる。光コネクタフェルール後端面(後端部側の端面)
では、光ファイバ収納孔に注入された接着剤の付着、盛
り上がり等が生じても、フランジ部品のフェルール収納
穴の最奥部であるフェルール突き当て部に形成された凹
所によって、これら接着剤が収納され、光コネクタフェ
ルールに対するフランジ部品の取付精度に影響すること
を防止できる。なお、フランジ部品の光ファイバ挿入穴
は、光ファイバを挿入可能な大きさ(断面寸法)であれ
ば良いが、凹所は、光コネクタフェルールの後端面に開
口する光ファイバ収納孔を含んでその周囲の後端面にも
対面する大きさの領域に形成することが好ましい。な
お、本発明では、光ファイバ挿入穴を凹所と一致する大
きさとして、光ファイバ挿入穴自体を凹所としても機能
させる構成も含む。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の光コネクタの一実
施形態を、図面を参照して説明する。図1に示すよう
に、この光コネクタ10は、光コネクタフェルール11
(以下「フェルール」と略称する)と、このフェルール
11の外側に組み立てられたハウジング12、つまみ1
3、フェルール11の後端部11aに挿入固定されるフ
ランジ部品18を備えて構成されている。フェルール1
1は、中心軸線に沿って微細孔14が穿設された断面円
形のスリーブであって、ジルコニアセラミックやその他
のセラミック、結晶化ガラス等から形成される。
【0008】図2は、フェルール11を示す断面図であ
る。図2において、フェルール11には、光ファイバ心
線である光ファイバ15の被覆部15aを収納、固定す
る光ファイバ収納孔16と、前記光ファイバ15先端の
被覆を除去して露出させた光ファイバ15b(本実施の
形態では裸ファイバ)が挿入される微細孔14とが連設
されている。前記光ファイバ収納孔16は、突き合わせ
接続後端側(図2右側)から、フェルール11の突き合
わせ接続される接合端面17近傍に到達されている。前
記微細孔14は、前記光ファイバ収納孔16から前記接
合端面17に亘って貫通されている。光ファイバ収納孔
16、微細孔14の径は、光ファイバ15の被覆部15
a径や光ファイバ15b径よりも若干(数μm)大きい
程度であり、例えば、光ファイバ収納孔16の径は1m
m程度、微細孔14の径は125〜130μm程度に形
成される。微細孔14の長さは、フェルール11の全長
の3分の1以下になっている。具体的には、フェルール
11の接合端面17から、フェルール11の後端部11
aに挿入固定されたフランジ部品18後端までの全長L
は、例えば16mmに設計され、微細孔14の長さは、
その3分の1あるいはそれよりも短い長さになる。微細
孔14および光ファイバ収納孔16には、図示しないエ
ポキシ等の接着剤が設けられている。
【0009】このフランジ部品18は、光コネクタ10
のハウジング12内にフェルール11を位置決め支持す
るものであり、ステンレス等の金属やプラスチック等の
十分な剛性を有する素材からスリーブ状に形成されてい
る。このフランジ部品18は、前記フェルール11の後
端部11aが挿入固定されるフェルール収納穴18a
と、このフェルール収納穴18aに挿入固定された前記
フェルール後端部11aが突き当てられるフェルール突
き当て部18bと、このフェルール突き当て部18bに
開口されて前記フェルール収納穴18aと同軸に延在す
る光ファイバ挿入穴18cとを備えるスリーブ状に形成
されている。フェルール後端部11aに対するフランジ
部品18の固定は、フェルール後端部11aとフェルー
ル収納穴18aとの嵌合、接着剤による接着固定等、各
種構成が採用可能である。本実施の形態では、フェルー
ル後端部11aとフェルール収納穴18aとの嵌合によ
り、フェルール後端部11aに対してフランジ部品18
を固定するものとして説明する。
【0010】図3に示すように、このフランジ部品18
の外側にはリング状のフランジ部18eが突設されてお
り、このフランジ部18eの周方向複数箇所には溝18
fが形成されている。フランジ部品18が挿入固定され
たフェルール11をハウジング12に組み込むと、ハウ
ジング12内部の溝や突起等によってフランジ部品18
が位置決めされることで、フェルール11も位置決めさ
れる。また、フランジ部18eの溝にハウジング12内
部の突起等が係合することで、フェルール収納穴18a
の中心軸線回りのフランジ部品18の回転が規制される
ので、フランジ部品18に挿入固定されているフェルー
ル11も中心軸線回りの回転(微細孔14を中心とする
回転)が規制される。光ファイバ15が挿入固定された
フェルール11にフランジ部品18を挿入固定し(フラ
ンジ部品18は、フェルール11への光ファイバ15の
挿入前に光ファイバ15に挿通しておく)、このフラン
ジ部品18付きのフェルール11の外側にハウジング1
2を取り付けて光コネクタ10を組み立てれば、ハウジ
ング12に対してフェルール11が正確に位置決めされ
ることで、光ファイバ15も光コネクタ10の所定位置
に正確に位置決めされる。また、ハウジング12に対す
るフェルール11の軸回りの回転が規制されていること
で、光ファイバ15の回転も規制される。応力複屈折タ
イプの偏波保持光ファイバである光ファイバ15では、
その断面方向の直交する2方向で応力分布に起因する屈
折率の違いがあるが、この光ファイバ15が挿入固定さ
れたフェルール11が軸回りの回転を規制してハウジン
グ12に位置決めされることで、光ファイバ15の断面
方向での屈折率の分布もハウジング12に対して所定の
分布に設定される。
【0011】図2に示すように、前記フェルール突き当
て部18bにはテーパ状に窪んだ形状の凹所18dが形
成されている。この凹所18dは、前記フェルール収納
穴18aに挿入嵌合された前記フェルール11の後端面
11b全体に対面するようにして前記フェルール突き当
て部18bに形成されており、丁度、前記光ファイバ挿
入穴18cのフェルール収納穴18a側の端部を拡張し
た形状になっている。
【0012】光ファイバ15の、予め光ファイバ15b
を露出させておいた先端を、フランジ部品18を貫通さ
せ、フェルール11の後端側から光ファイバ収納孔16
に挿入すると、光ファイバ15bが微細孔14に挿入さ
れ、被覆部15aが光ファイバ収納孔16に挿入され
る。光ファイバ収納孔16のフェルール後端面11b側
端部には、該光ファイバ収納孔16をテーパ状に拡張し
た形状のテーパ部16aが形成されているから、光ファ
イバ収納孔16への光ファイバ15の挿入は容易になさ
れる。光ファイバ収納孔16と微細孔14との間には、
テーパ部19が設けられているので、光ファイバ収納孔
16から微細孔14への光ファイバ15bの挿入は円滑
になされる。接着剤は、光ファイバ15bの挿入前に、
光ファイバ収納孔16や微細孔14に塗り込んでおく。
接着剤は、例えば、フェルール11先端(接合端面側)
から真空引きすることにより、微細孔14内に充填させ
ることができる。フェルール11の接合端面17は、後
工程で研磨されることにより、この接合端面17および
光ファイバ15b先端面に、目的形状が得られる。
【0013】図4は、光ファイバ15の一例を示す断面
図である。図4において、例えば、光ファイバ15の、
径125μm程度のクラッド15cの中心には、径数μ
m〜10μm程度のコア15dが設けられ、このコア1
5dの両側には一対の応力付与部15eが設けられてい
る。クラッド15cの外側は、一次被覆部15fおよび
二次被覆部15gからなる二重構造の被覆部15aによ
り被覆されている。前記応力付与部15eは、B23
添加した石英ガラスからなるものであり、光ファイバ1
5bは、両応力付与部15eによって、その断面方向の
直交する2方向の応力分布を異ならしめ、屈折率に違い
を持たせたものであり、光ファイバ15bは、いわゆる
偏波保持光ファイバになっている。すなわち、光ファイ
バ15の光ファイバ15bのコア15dおよびその近傍
の光導波部に作用する応力は、両応力付与部15e、1
5eを通る光ファイバ15b直径方向(以下x方向)の
方が、これに垂直の別の直径方向(以下「y方向」)よ
りも大きく、コア15dおよびその周囲からなる伝送路
を伝送する伝送光は、x偏波モードに比べてy偏波モー
ドの屈折率の方が大きく、直交する2偏波モードの結合
が生じにくく、これにより、偏波保持特性が安定に得ら
れるようになっている。
【0014】この光コネクタ10によれば、図2に示す
ように、フェルール11の接合端面17とその近傍まで
到達された光ファイバ収納孔16との間の狭い領域に形
成された短い(例えば2〜3mm)微細孔14内に光フ
ァイバ15bが挿入されるため、微細孔14内の接着剤
の均一度等は殆ど問題にならず、微細孔14内の光ファ
イバ15bの応力分布に影響を与える要因、主に、硬化
前後の応力分布の不均一さや、光ファイバ15bと接着
剤との多少の温度特性の違い等の問題が解消され、偏波
保持光ファイバである光ファイバ15の偏波保持特性等
の光特性が安定に維持される。この光コネクタ10によ
れば、偏波保持光ファイバの偏波保持特性を示す特性指
標である、いわゆるクロストークが改善される。クロス
トークは、十分な長さを確保した偏波保持光ファイバの
入射端と出射端との間における、xまたはy偏波モード
の消光比として測定されるものであり、前記光コネクタ
10の適用により、別の光ファイバや光部品との接続部
近傍の光ファイバ15(微細孔14内の光ファイバ1
5)に目的の偏波保持特性が安定に維持されることによ
り、低クロストークが確実に維持される。このため、こ
の光コネクタ10を、光ファイバジャイロスコープ等の
光ファイバセンサ類に適用すると、低クロストークによ
り、高いセンサ特性が安定に得られる。また、発明者等
の検討では、前記微細孔14の長さが、前記フェルール
10の全長の3分の1以下であると、光ファイバ15b
を含む光ファイバ15の偏波保持特性の、コネクタ成端
の前後での変化を低減させることができ、しかも、フェ
ルール14と光ファイバ15bとの間の微小な温度特性
の違いによる影響も受け難いことが判明した。
【0015】ところで、フェルール後端部11aとフラ
ンジ部品18のフェルール収納穴18aとの挿入嵌合
は、光ファイバ挿入穴16や微細孔14への光ファイバ
15の挿入後、光ファイバ挿入穴16や微細孔14の内
部の接着剤20が硬化してから行う。凹所18dは、フ
ェルール収納穴18aのフェルール突き当て部18bか
らテーパ状に窪んだ形状になっており、一方、フェルー
ル11の外周面は断面円形(図3参照)のフェルール収
納穴18a内面と精密に一致する円筒面になっており、
フェルール11は、フェルール収納穴18aが凹所18
dによって縮径する位置までフェルール収納穴18aに
挿入され、凹所18dの前記フェルール収納穴18aに
臨む開口部近傍に存在するフェルール突き当て部18b
に突き当てられるようにして、挿入深さL1で正確に位
置決めされる。フランジ部品18のフェルール収納穴1
8aに挿入したフェルール後端部11aがフェルール突
き当て部18bに突き当てられても、フェルール後端面
11b(後端部11a側の端面)近傍には凹所18dが
存在するため、フェルール後端面11bに付着したまま
硬化した接着剤20や、光ファイバ挿入孔16から盛り
上がった状態で硬化した接着剤20がフェルール後端面
11bに存在しても、これらフェルール後端面11bに
存在する接着剤20はフランジ部品18の凹所18dに
収納されてフランジ部品18のフェルール突き当て部1
8bに当接されることは無いから、したがって、フェル
ール後端部11aをフランジ部品18のフェルール収納
穴18aに挿入嵌合しても、フェルール11に対するフ
ランジ部品18の取付精度を正確に確保できる。凹所1
8dは、深さ(この凹所18dのフェルール収納穴18
aとの境界からの寸法)が0.5mm以上あれば、光フ
ァイバ挿入孔16から盛り上がった状態で硬化した接着
剤20の収納に充分機能する。なお、凹所18dは、フ
ェルール後端面11bに突出状態に存在する接着剤20
を収納できる大きさであればよく、凹所18dの大きさ
や形状は適宜変更可能であり、例えば、フェルール突き
当て部18bに開口する光ファイバ挿入穴18c近傍の
みとすることも可能である。
【0016】また、光コネクタ10の光コネクタフェル
ール11、フランジ部品18以外の部品は、JIS C
5973に制定されるいわゆるSC形光コネクタ(Sing
le fiber Coupling optical fiber connector)用のも
のを使用することができる。すなわち、光コネクタフェ
ルール11は、光ファイバ収納孔16と微細孔14とを
内部に具備した構造になっているので、光ファイバ15
bの微細孔14への挿入長を短くするとは言っても、光
コネクタフェルール11としては、光ファイバ収納孔1
6の長さを調整すること等によって、JIS C 59
73に制定されるSC形光コネクタ用の光コネクタフェ
ルールと同じ長さ、同じ外形のものを使用することがで
きる。フランジ部品18も適宜寸法調整することでJI
S C5973に制定されるSC形光コネクタ用のハウ
ジングやプラグフレーム等に適用可能とすることができ
る。その他のハウジング12等の光コネクタ10の構成
部品も、JIS C 5973に制定されるSC形光コ
ネクタ用のものをそのまま採用することができる。この
ため、この光コネクタ10は、JIS C 5973に
制定されるSC形光コネクタと同等に取り扱うことがで
き、接続作業性に優れ、製造コスト面で有利である。
【0017】なお、本発明に係る光コネクタとしては、
前述したSC形光コネクタに限定されず、これと同様に
光コネクタフェルールを有する各種光コネクタに適用可
能である。例えば、JIS C 5970に制定される
いわゆるFC形光コネクタ(Fiber transmission syste
m optical Connector)や、JIS C 5983に制
定されるいわゆるMU形光コネクタ(Muniature-Unit c
oupling optical fiber connector)、いわゆるST形
光コネクタ(「ST形光コネクタ」はAT&T社の商
標)等にも適用可能である。光コネクタの種類に応じ
て、光コネクタフェルールの外径も変更される場合があ
り、例えば、MU形光コネクタに適用される光コネクタ
フェルールの外径は、1.25mm程度に形成される。
【0018】図5は、FC形光コネクタへの適用例であ
る。但し、図5の光コネクタ10A、10A1は、必ず
JIS C 5970に合致するものである必要は無
い。図5において光コネクタ10A先端にはフェルール
11が設けられ、この光コネクタ10Aのハウジング2
1には、前記フェルール11の後端部に挿入固定された
フランジ部品18(図示せず)が収納固定されている。
この光コネクタ10Aは、ハウジング21に回転自在に
設けられたナット21aを、雌形光コネクタ22(光コ
ネクタアダプタ)の螺着スリーブ22aに対して螺着す
ることで光コネクタ10Aの雌形光コネクタ22に対す
る接続状態が維持され、逆回転により螺着状態を解除す
ることで接続解除されるネジ螺着方式になっている。光
コネクタ10A先端のフェルール11は、雌形光コネク
タ22の両側の螺着スリーブ22aに連通させて雌形光
コネクタ22内に収納固定された円筒状の位置決めスリ
ーブ22bに挿入されることで、反対側に接続された別
の光コネクタ10A1(光コネクタ10Aと同じ構造の
もの)のフェルール11に対して精密に位置決めされ、
前記位置決めスリーブ22b内にて突き合わせ接続され
るようになっている。フェルール11の外側に設けられ
た円筒状のスリーブ21bは、雌形光コネクタ22の位
置決めスリーブ22bの外側に挿入嵌合されるものであ
り、位置決めスリーブ22bに挿入したフェルール11
の位置決め精度の安定確保に寄与する。この光コネクタ
10A、10A1でも、フェルール11とフランジ部品
18とが正確に位置決めして固定されていることで、雌
形光コネクタ22内でのフェルール11の位置決め精度
を高精度に確保でき、各フェルール11に挿入固定され
た光ファイバ15同士を高精度の位置決め精度を以って
接続できる。なお、各光コネクタ10A、10A1は、
ハウジング21、スリーブ21b、フランジ部品18等
が、雌形光コネクタ22の螺着スリーブ22aや位置決
めスリーブ22bに対してキーとキー溝との挿入係合等
によって回り止めされて軸回りの回転方向に位置決めさ
れるようにすることで、各フェルール11を単に突き合
わせ接続可能な位置に位置決めするのみならず、その軸
回りの回転方向にも位置決めできようになり、各フェル
ール11内に挿入固定されている光ファイバ15同士を
その屈折率分布を一致あるいは目的角度だけずらして正
確に突き合わせ接続することができる。
【0019】図6は、ST形光コネクタへの適用例であ
る。図6において、光コネクタ10Bは、バヨネット方
式によって雌形光コネクタ24(光コネクタアダプタ)
に接続されるようになっている。つまり、光コネクタ1
0B先端のフェルール11を雌形光コネクタ24の位置
決めスリーブ24a内に挿入し、前記フェルール11の
後端部に挿入固定されたフランジ部品181を収納する
ハウジング23先端に回転自在に設けられたスリーブ2
3aを雌形光コネクタ24の位置決めスリーブ24a外
側に挿入し、スリーブ23aに形成された溝23bを、
雌形光コネクタ24の位置決めスリーブ24aの突起2
4bに挿入して引っ掛けるようにして係合させること
で、雌形光コネクタ24に接続される。また、前記突起
24bに対する溝23bの係合を解除すれば、雌形光コ
ネクタ24に対する光コネクタ10Bの接続を解除でき
る。なお、フランジ部品181は、フランジ部181a
にキー182が突設されていること以外は、図2、図3
等に示したフランジ部品18と同様の構成になってい
る。雌形光コネクタ24は対向する両側に位置決めスリ
ーブ24aを備えており、例えば、この雌側光コネクタ
24の両側に光コネクタ10Bを接続すると、各光コネ
クタ10Bのフェルール11が、それぞれ位置決めスリ
ーブ24aに挿入され、精密に位置決めされて突き合わ
せ接続され、光コネクタ10B同士が接続される。この
光コネクタ10Bでも、フェルール11とフランジ部品
181とが正確に位置決めして固定されていることで、
雌形光コネクタ22内でのフェルール11の位置決め精
度を高精度に確保できるから、各フェルール11に挿入
固定された光ファイバ15同士を高精度の位置決め精度
を以って接続できる。なお、図6に示した光コネクタ1
0Bでは、フランジ部品181のフランジ部181aに
突設したキー182を、雌側光コネクタ24の位置決め
スリーブ24aにスリット状に形成したキー溝24cに
挿入することで、光コネクタ10Bの位置決めスリーブ
24aに対する軸回りの回転が規制される。このため、
位置決めスリーブ24aに挿入したフェルール11は、
単に雌側光コネクタ24に両側から挿入されたフェルー
ル11同士の突き合わせ接続が可能な位置に位置決めさ
れるのみならず、前記軸回りの回転方向にも位置決めさ
れるため、各フェルール11に挿入固定された光ファイ
バ15同士をその屈折率分布を一致あるいは目的角度だ
けずらして正確に突き合わせ接続することができる。
【0020】なお、図5、図6では、いずれも光コネク
タアダプタを介して同じ構造の光コネクタを接続する構
成を例示したが、これに限定されず、例えば光コネクタ
アダプタに対する係合構造や嵌合構造が異なる光コネク
タ同士を接続する場合でも、本発明に係るフェルールと
フランジ部品とを備える構成の光コネクタであれば、偏
波保持光ファイバ同士の接続に適用して同様に優れた接
続精度が得られ、各光ファイバの屈折率分布をも高精度
に位置決めして接続できる効果が得られる。例えば、レ
セプタクルと光コネクタ(光コネクタプラグ)との接続
等でも、レセプタクルと光コネクタとがそれぞれ本発明
に係るフェルールとフランジ部品とを備える構成であれ
ば、やはり、前述の効果を得ることができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光コネク
タによれば、光コネクタフェルールの接合端面近傍にま
で到達された光ファイバ収納孔から前記接合端面までの
短い微細孔に、偏波保持光ファイバが挿入されるように
なっているので、(1)微細孔に挿入された偏波保持光
ファイバは、微細孔内の接着剤の均一度等の影響を受け
にくく、応力分布が維持され、偏波保持特性が安定に確
保される、(2)前記光ファイバ収納孔および前記微細
孔を備えた光コネクタフェルールは、その外形を、既存
の一般的な光コネクタフェルールと同等とすることがで
き、これにより、光コネクタの光コネクタフェルール以
外の部品を変更する必要が無いので、接続作業性の向
上、低コスト化を実現できる、(3)光コネクタフェル
ールの後端部をフランジ部品のフェルール収納穴に挿入
固定しても、前記フェルール収納穴のフェルール突き当
て部にてフェルール後端面に対面する位置に形成された
凹所に、フェルール後端面に存在する接着剤が収納さ
れ、この接着剤がフランジ部品に当接することを防止で
きるので、光コネクタフェルールに対するフランジ部品
の取付精度を高精度に確保できる、(4)前記(3)に
より、フランジ部品の取り付け前のフェルール後端面の
接着剤の拭取り作業等が不要になるため、光コネクタの
組み立て作業性が向上するとともに、この拭取り作業に
よって光ファイバを傷める等の不都合も防止できるとい
った優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光コネクタの1実施形態を示す斜視
図である。
【図2】 図1の光コネクタの光コネクタフェルールを
示す正断面図である。
【図3】 図1の光コネクタに適用されるフランジ部品
を示す斜視図である。
【図4】 図1の光コネクタに適用される光ファイバを
示す断面図である。
【図5】 本発明の光コネクタのFC形光コネクタへの
適用例を示す斜視図である。
【図6】 本発明の光コネクタのST形光コネクタへの
適用例を示す斜視図である。
【図7】 偏波保持光ファイバに適した光コネクタの一
例を示す図であって、前記光コネクタを構成する光コネ
クタフェルールを示す正断面図である。
【図8】 図7の光コネクタフェルールに挿入した光フ
ァイバを接着剤で固定した状態を示す正断面図である。
【図9】 図8の光コネクタフェルールの後端部に挿入
固定したフランジ部品が、光コネクタフェルール後端面
に存在する接着剤により正常に固定できない状態を示す
正断面図である。
【符号の説明】
10、10A、10A1、10B…光コネクタ、11…
光コネクタフェルール、11a…光コネクタフェルール
の後端部、11b…光コネクタフェルールの後端面、1
2…ハウジング、14…微細孔、15…光ファイバ(光
ファイバ心線)、15a…被覆部、15b…光ファイバ
(偏波保持光ファイバ)、16…光ファイバ収納孔、1
7…接合端面、18…フランジ部品、18a…フェルー
ル収納穴、18b…フェルール突き当て部、18c…光
ファイバ挿入穴、凹所…18d。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野村 義和 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉事業所内 Fターム(参考) 2H036 JA03 QA12 QA41

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバ(15)先端を突き合わせ接
    続可能に成端する光コネクタフェルール(11)と、こ
    の光コネクタフェルールの突き合せ接続される接合端面
    と対向する後端部(11a)に挿入固定されるフランジ
    部品(18)と、このフランジ部品が固定された前記光
    コネクタフェルールを収納するハウジング(12、2
    1、23)とを備える光コネクタにおいて、 前記光コネクタフェルールは、前記光ファイバの被覆部
    (15a)を収納、固定する光ファイバ収納孔(16)
    と、前記光ファイバ先端に露出され、その断面の互いに
    直交する2方向で応力分布が異なるように形成され、偏
    波保持特性を有する光ファイバ(15b)が挿入される
    微細孔(14)とが連設されてなり、 前記光ファイバ収納孔は、前記光コネクタフェルールの
    突き合わせ接続される接合端面(17)に対する後端側
    から前記接合端面近傍に到達され、前記微細孔は、前記
    光ファイバ収納孔から前記接合端面に貫通されており、 前記フランジ部品は、前記光コネクタフェルールの後端
    部が挿入固定されるフェルール収納穴(18a)と、こ
    のフェルール収納穴に挿入された前記光コネクタフェル
    ール後端部が突き当てられるフェルール突き当て部(1
    8b)と、このフェルール突き当て部に開口された光フ
    ァイバ挿入穴(18c)とを備え、前記フェルール突き
    当て部には前記フェルール収納穴に挿入固定された前記
    光コネクタフェルールの後端面(11b)に対面する領
    域内に凹所(18d)が形成され、この凹所に前記光フ
    ァイバ挿入穴が連通されていることを特徴とする光コネ
    クタ(10、10A、10A1、10B)。
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