JPH10221568A - 光コネクタ用フェルール - Google Patents

光コネクタ用フェルール

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Publication number
JPH10221568A
JPH10221568A JP2065597A JP2065597A JPH10221568A JP H10221568 A JPH10221568 A JP H10221568A JP 2065597 A JP2065597 A JP 2065597A JP 2065597 A JP2065597 A JP 2065597A JP H10221568 A JPH10221568 A JP H10221568A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
ferrule
capillary
face
side end
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2065597A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Koreeda
雄一 是枝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Original Assignee
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Aviation Electronics Industry Ltd filed Critical Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Priority to JP2065597A priority Critical patent/JPH10221568A/ja
Publication of JPH10221568A publication Critical patent/JPH10221568A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 品質に優れ、かつ安価に構成することができ
るフェルールを提供する。 【解決手段】 光ファイバの一端部が挿入保持されるガ
ラス材よりなるキャピラリ32と、一端側が整列用スリ
ーブに挿入される挿入部34とされ、その挿入部34内
にキャピラリ32を保持する樹脂材よりなるフェルール
本体33とによってフェルールを構成し、キャピラリ3
2の端面41を挿入部34の端面35よりわずかに突出
させ、端面35の周縁にテーパ36を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は光ファイバ相互間
の接続や光ファイバと他の光デバイスとの接続を行うた
めに用いられる光コネクタにおいて、光ファイバを整列
保持する部材として使用されるフェルールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のフェルールの構成を図5に示す。
フェルール11は円柱状挿入部12と、それに続く基部
13とよりなり、基部13にはフランジ14が形成さ
れ、そのフランジ14にはキー溝15が形成されてい
る。挿入部12及び基部13の軸心位置にはそれぞれ細
穴16及び穴17が同軸心とされて形成されており、細
穴16の基部13側の端部にはテーパ18が形成されて
拡径されている。挿入部12の先端面の端縁には、相手
方整列用スリーブへの挿入を容易にすべく、テーパ19
が設けられている。
【0003】光ファイバ素線及びこれを保護する被覆か
らなる光ファイバ21は図6に示したように、フェルー
ル11の穴17、細穴16に挿入されて保持される。細
穴16にはコア及びクラッドからなる光ファイバ素線2
1aのみが挿入される。フェルール11と光ファイバ2
1との固定は接着により行われ、接着後、挿入部12の
先端面が研磨されて接続面が形成される。
【0004】図7はこのようにフェルール11が取付け
られた光ファイバ21同士が接続される状態を示したも
のであり、整列用の円筒状スリーブ22の両端から両フ
ェルール11の挿入部12がそれぞれ挿入され、それら
が突き合わされることによって、両光ファイバ21が接
続される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な構造を有するフェルール11における挿入部12は、
従来においてはジルコニアやガラスを用いて形成されて
おり、ジルコニア(Hv≒1200)を用いたものにお
いては、ガラスよりなる光ファイバ素線21a(Hv≒
700)との硬度差により、図8に示したように接続端
面の研磨によって光ファイバ素線21a部分に段差が発
生し、この段差は接続性能を劣化させる原因となってい
た。
【0006】一方、ガラスよりなる挿入部12では硬度
差による段差の発生は防止できるものの、ガラスはもろ
いため、例えば側面に傷がつくと簡単に折れる恐れがあ
り、強度上問題があり、取扱いに注意を要するものとな
っていた。また、加工しずらく、加工に手間を要するた
め、高価なものとなっていた。この発明の目的は上述し
た問題点に鑑み、接続性能、強度に優れ、かつ安価に構
成することができるフェルールを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、フェ
ルールは光ファイバの一端部が挿入保持されるガラス材
よりなるキャピラリと、一端側が整列用スリーブに挿入
される挿入部とされて、その挿入部内にキャピラリを保
持する樹脂材よりなるフェルール本体とによって構成さ
れ、キャピラリの一端面が挿入部の挿入側端面と同一面
もしくはその挿入側端面よりわずかに突出され、挿入部
の挿入側端面周縁にテーパが設けられる。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図面を参
照して実施例により説明する。図1はこの発明の一実施
例を示したものである。この例では、フェルール31は
キャピラリ32と、そのキャピラリ32を保持するフェ
ルール本体33とによって構成される。フェルール本体
33は略円筒状とされ、その一端側が相手方整列用スリ
ーブに挿入される挿入部34とされる。挿入部34の挿
入側端面35の周縁には挿入を容易にすべく、テーパ3
6が設けられている。一方、フェルール本体33の中間
部にはフランジ37が設けられ、そのフランジ37には
キー溝38が形成されている。
【0009】軸心位置に細穴39を有する外形丸棒状の
キャピラリ32は挿入部34側においてフェルール本体
33の円筒内に収容保持されており、その一端面41は
挿入部34の端面35よりわずかに突出されている。な
お、細穴39の内端側端部には光ファイバ素線をさそい
込むテーパ42が形成されている。キャピラリ32は例
えばホウケイ酸ガラス等のガラス材によって形成され、
フェルール本体33は液晶ポリマー等の樹脂材によって
形成される。フェルール本体33は射出成形によって形
成することができ、この際キャピラリ32が例えばイン
サートされて一体化される。
【0010】図2は上記のような構成とされたフェルー
ル31が光ファイバ21の一端部に取付けられた状態を
示したものであり、光ファイバ21の光ファイバ素線2
1aがキャピラリ32の細穴39に挿入されて保持され
ている。フェルール31と光ファイバ21とは接着固定
され、接着後、キャピラリ32の端面41が研磨されて
接続面とされる。この際、キャピラリ32は光ファイバ
素線21aと同様にガラス材によって構成されているた
め、光ファイバ素線21a部分に段差が生じることな
く、良好な接続面を得ることができる。
【0011】なお、このガラス材よりなるキャピラリ3
2はその大部分がフェルール本体33によって保護され
ているため、側面の傷つきが防止され、かつ強度が補強
されたものとなっており、よって取扱い易く、耐久性に
優れたものとなっている。また、スリーブ挿入用のテー
パ36は成形によって形成され、即ち従来のようにジル
コニアやガラスに対し、テーパ加工を行う必要がないた
め、その分安価に構成することができる。
【0012】図3は光ファイバ21を保持した一対のフ
ェルール31がスリーブ22の両端から挿入されて突き
合わされ、両光ファイバ21が接続された状態を示した
ものである。なお、上述した実施例においてはキャピラ
リ32の端面41がフェルール本体33の端面35より
わずかに突出する構造としているが、図4に示したよう
に端面41の位置を端面35と同一面上としてもよい。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
光ファイバ取付け後の接続面研磨時に、光ファイバ素線
部分に段差のない良好な接続面を得ることができ、かつ
ガラス材よりなるキャピラリ32はフェルール本体33
によって保護されているため、折損が防止され、即ち取
扱い易いフェルールを得ることができる。さらに、フェ
ルール本体33は樹脂成形され、その成形によってスリ
ーブ挿入用のテーパ36も形成されるため、従来の手間
のかかるテーパ加工を要したフェルールに比し、その分
安価に構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】Aはこの発明の一実施例を示す斜視図、Bはそ
の断面図。
【図2】図1のフェルールに光ファイバが保持された状
態を示す断面図。
【図3】光ファイバを保持した2つのフェルールの接続
状態を示す断面図。
【図4】この発明の他の実施例を示す断面図。
【図5】Aは従来のフェルールを示す斜視図、Bはその
断面図。
【図6】図5のフェルールに光ファイバが保持された状
態を示す断面図。
【図7】光ファイバを保持した2つのフェルールの接続
方法を説明するための図。
【図8】フェルール接続面の研磨による段差の発生を説
明するための図。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバの一端部が挿入保持されるガ
    ラス材よりなるキャピラリと、 一端側が整列用スリーブに挿入される挿入部とされ、そ
    の挿入部内に上記キャピラリを保持する樹脂材よりなる
    フェルール本体とよりなり、 上記キャピラリの一端面が、上記挿入部の挿入側端面と
    同一面もしくはその挿入側端面よりわずかに突出する構
    造とされ、 上記挿入部の挿入側端面周縁にテーパが設けられている
    ことを特徴とする光コネクタ用フェルール。
JP2065597A 1997-02-03 1997-02-03 光コネクタ用フェルール Pending JPH10221568A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2065597A JPH10221568A (ja) 1997-02-03 1997-02-03 光コネクタ用フェルール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2065597A JPH10221568A (ja) 1997-02-03 1997-02-03 光コネクタ用フェルール

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10221568A true JPH10221568A (ja) 1998-08-21

Family

ID=12033240

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2065597A Pending JPH10221568A (ja) 1997-02-03 1997-02-03 光コネクタ用フェルール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10221568A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9322998B2 (en) 2013-01-15 2016-04-26 Corning Cable Systems Llc Fiber optic connector
US10578811B2 (en) 2017-11-29 2020-03-03 Corning Optical Communications LLC Methods of forming ferrules for optical fiber connectors, and optical fiber cable assemblies related to such methods
US11420293B2 (en) 2016-05-26 2022-08-23 Corning Optical Communications LLC Methods of ferrule reshaping for correcting core-to-ferrule concentricity errors, and optical fiber cable assemblies related to such methods

Cited By (3)

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US11420293B2 (en) 2016-05-26 2022-08-23 Corning Optical Communications LLC Methods of ferrule reshaping for correcting core-to-ferrule concentricity errors, and optical fiber cable assemblies related to such methods
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030909