JP6708673B2 - 光コネクタレセプタクル及び光コネクタレセプタクルの製造方法 - Google Patents

光コネクタレセプタクル及び光コネクタレセプタクルの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、光コネクタレセプタクル及び光コネクタレセプタクルの製造方法に関する。
近年、伝搬光の偏波面方向を保持して伝送が可能な偏波保持ファイバが広く使用されている。この偏波保持ファイバの端部を保持するフェルールでは、光ファイバ挿通孔に偏波保持ファイバの端部を挿通して、偏波保持ファイバとフェルールとを接着固定している。また、偏波保持ファイバの偏波面を所定の方向としてフェルールと接着固定するために、顕微鏡等で偏波保持ファイバの端面を観察しながら偏波保持ファイバの軸を中心とした回転角度を調整して、所定の角度で偏波保持ファイバをフェルールに接着固定している。
このような偏波保持ファイバの端部を保持するフェルールとして、例えば、特許文献1には、偏波保持ファイバの偏波面方向を示す標識がフェルールのフランジ部分(保持部30)に設けられたフェルールが開示されている。また、特許文献1では、このフェルールが鍔部材を介してプラグフレームに対して所定の位置となるように設けられた光コネクタプラグ(以下、単に「光プラグ」と呼ぶことがある)として開示されている(特許文献1の図6参照)。
特開2001−201659号公報
光コネクタレセプタクル(以下、単に「光レセプタクル」と呼ぶことがある)が設けられた光モジュールの内部では、送受信モジュール等で構成される光デバイス部品と、光レセプタクルとが、偏波保持ファイバで接続されることがある。この際、光モジュールの筐体に対して、偏波保持ファイバの偏波面方向を調整して光レセプタクルを取り付ける必要がある。特許文献1に記載されているような光プラグであれば、例えばプラグフレームやプラグハウジングの下面を基準面として光モジュールの筐体の底面に取り付けることが可能であった。しかし、外形が円筒状に形成されている光レセプタクルの場合、光モジュールの筐体の底面に対して軸周りに回転自在に取り付けることができる。このため、光レセプタクルのフェルールに対して偏波保持ファイバの偏波面方向を調整して組み立てても、光レセプタクルを光モジュールの筐体の底面に対して取り付ける際に、改めて偏波面方向を調整しなければならなかった。このため、光レセプタクルを光モジュールの筐体に対して容易に取り付けることができなかった。
本発明は、偏波保持ファイバの偏波面方向を調整した状態で、光モジュールの筐体に対して容易に取り付けることができる光コネクタレセプタクルを提供することを目的とする。
本発明の幾つかの実施形態は、偏波保持ファイバの端部を保持するフェルールと、前記フェルールを保持するフェルール保持部と、前記フェルール保持部を収容するハウジングとを備える円筒状のフェルール外周部とを有し、光モジュールの筐体に取り付けられる光コネクタレセプタクルであって、前記フェルール外周部は、前記偏波保持ファイバの偏波面に対して所定の角度となる基準面が設けられた基準部を備え、前記基準部が、前記フェルール保持部に設けられていることを特徴とする光コネクタレセプタクルである。
本発明の他の特徴については、後述する明細書及び図面の記載により明らかにする。
本発明の幾つかの実施形態によれば、偏波保持ファイバの偏波面方向を調整した状態で、光コネクタレセプタクルを光モジュールの筐体に対して容易に取り付けることができる。
図1は、第1実施形態の光レセプタクル20が設けられた光モジュール1を示す図である。 図2は、第1実施形態の光レセプタクル20の分解斜視図である。 図3Aは、光ファイバ10の断面図である。図3Bは、第1実施形態の光レセプタクル20の断面図である。図3Cは、第1実施形態の光レセプタクル20の正面図である。 図4Aは、第1実施形態の第1変形例の光レセプタクル20の断面図及び正面図である。図4Bは、第1実施形態の第2変形例の光レセプタクル20の断面図及び正面図である。 図5は、第1実施形態の光ファイバ付き光レセプタクルの製造方法のフロー図である。 図6Aは、第1実施形態の光レセプタクル20の組み立て時の様子を示す斜視図である。図6Bは、第1実施形態の第1変形例の光レセプタクル20の組み立て時の様子を示す斜視図である。 図7は、第1実施形態の第3変形例の光レセプタクル20の組み立て時の様子を示す斜視図である。
後述する明細書及び図面の記載から、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
偏波保持ファイバの端部を保持するフェルールと、前記フェルールを保持するフェルール保持部と、前記フェルール保持部を収容するハウジングとを備える円筒状のフェルール外周部とを有し、光モジュールの筐体に取り付けられる光コネクタレセプタクルであって、前記フェルール外周部は、前記偏波保持ファイバの偏波面に対して所定の角度となる基準面が設けられた基準部を備えることを特徴とする光コネクタレセプタクルが明らかとなる。このような光コネクタレセプタクルによれば、偏波保持ファイバの偏波面方向を調整した状態で、光コネクタレセプタクルを光モジュールの筐体に対して容易に取り付けることができる。
前記基準部が、前記ハウジングに設けられていることが望ましい。これにより、偏波保持ファイバの偏波面を基準面に対して所定の角度傾けてフェルール保持部をハウジングに容易に取り付けることができる。
前記基準部が、前記フェルール保持部に設けられていることが望ましい。これにより、偏波保持ファイバの偏波面を基準面に対して所定の角度傾けて偏波保持ファイバの端部をフェルールに容易に挿入し、接着することができる。
前記基準部が、前記ハウジング及び前記フェルール保持部の両方に設けられていることが望ましい。これにより、偏波保持ファイバの偏波面を基準面に対して所定の角度傾けてフェルール保持部をハウジングに容易に取り付けることができる。
偏波保持ファイバからなる光ファイバと、前記光ファイバの端部を保持するフェルールと、前記フェルールを保持するフェルール保持部と、前記フェルール保持部を収容するハウジングとを備える円筒状のフェルール外周部とを有する光ファイバ付き光コネクタレセプタクルの製造方法であって、前記フェルール保持部に前記フェルールを取り付けること、前記フェルールに前記光ファイバの端部を挿入し、接着すること、前記ハウジングは、基準面が設けられた基準部を備え、前記光ファイバの偏波面を前記基準面に対して所定の角度傾けて前記フェルール保持部を前記ハウジングに取り付けることを特徴とする光ファイバ付き光コネクタレセプタクルの製造方法が明らかとなる。このような光コネクタレセプタクルの製造方法によれば、偏波保持ファイバの偏波面方向を調整した状態で、光コネクタレセプタクルを光モジュールの筐体に対して容易に取り付けることができる。
偏波保持ファイバからなる光ファイバと、前記光ファイバの端部を保持するフェルールと、前記フェルールを保持するフェルール保持部と、前記フェルール保持部を収容するハウジングとを備える円筒状のフェルール外周部とを有する光ファイバ付き光コネクタレセプタクルの製造方法であって、前記フェルール保持部に前記フェルールを取り付けること、前記フェルール保持部は、基準面が設けられた基準部を備え、前記光ファイバの偏波面を前記基準面に対して所定の角度傾けて前記光ファイバの端部を前記フェルールに挿入し、接着することを特徴とする光ファイバ付き光コネクタレセプタクルの製造方法が明らかとなる。このような光コネクタレセプタクルの製造方法によれば、偏波保持ファイバの偏波面方向を調整した状態で、光コネクタレセプタクルを光モジュールの筐体に対して容易に取り付けることができる。
===第1実施形態===
<光モジュール1の全体構成>
図1は、第1実施形態の光レセプタクル20が設けられた光モジュール1を示す図である。図2は、第1実施形態の光レセプタクル20の分解斜視図である。
以下の説明では、図に示すように各方向を定義する。すなわち、光レセプタクル20に取り付けられる光ファイバ10の長手方向を「前後方向」とし、光ファイバ10が保持されるフェルール23において、フェルール端面36の側を「前」とし、逆側(フェルール23から光ファイバ10が延び出る側)を「後」とする(図2参照)。なお、前後方向は、光レセプタクル20に着脱する光プラグの着脱方向でもある。
光モジュール1は、光プラグが着脱可能な光部品である。本実施形態における光モジュール1は、例えば、光トランシーバである。但し、光モジュール1は、光トランシーバに限られず、光プラグが着脱可能な光部品であればよい。
光モジュール1は、筐体2と、光デバイス部品6と、光ファイバ10と、光レセプタクル20とを有する(図1参照)。
筐体2は、光デバイス部品6と、光ファイバ10と、光レセプタクル20とを収容する部材である。光レセプタクル20に対して光プラグを接続するために、筐体2には、光プラグが挿入される開口部(不図示)が形成されていてもよい。また、光レセプタクル20に接続された光プラグが抜け落ちることを抑制するために、筐体2には、光プラグがラッチされるラッチ部(不図示)が形成されていてもよい。
本実施形態における光デバイス部品6は、例えば、光送受信モジュール(光送信モジュール及び光受信モジュール)である。但し、光デバイス部品6は、光送受信モジュールに限られず、他の光デバイス部品であってもよい。図1に示すように、一端において一対の光レセプタクル20(光レセプタクル20A及び光レセプタクル20B)にそれぞれ接続された複数の光ファイバ10が、他端において光デバイス部品6に接続されている。複数の光ファイバ10のうち、一方の光ファイバ10が光信号の送信のために光デバイス部品6に接続され、他方の光ファイバ10が光信号の受信のために光デバイス部品6に接続されている。
光ファイバ10は、光デバイス部品6と、光レセプタクル20とを光接続する光ファイバである。本実施形態における光ファイバ10は、例えば、シングルモードファイバである。さらに、本実施形態における光ファイバ10は、偏波保持ファイバであってもよい。但し、光ファイバ10は、シングルモードファイバ(偏波保持ファイバ)に限られず、それ以外の光ファイバであってもよい。前述した通り、光モジュール1の筐体2の内部において複数の光ファイバ10が収容されている。複数の光ファイバ10のうち、それぞれの光ファイバ10は、一端において光レセプタクル20(光レセプタクル20A又は光レセプタクル20B)に接続されている。また、複数の光ファイバ10のうち、それぞれの光ファイバ10は、他端において光デバイス部品6(光送信モジュール又は光受信モジュール)に接続されている。
図1に示すように、複数の光ファイバ10のうち、それぞれの光ファイバ10は、余長部を有している。光ファイバ10の余長部は、光デバイス部品6の周りを取り回されるようにして光モジュール1の筐体2に収容されている。具体的には、図1に示す光レセプタクル20Aに接続された光ファイバ10の余長部は、光デバイス部品6の周りを時計回りにほぼ2周して、光デバイス部品6に接続されている。一方、光レセプタクル20Bに接続された光ファイバ10の余長部は、光デバイス部品6の周りを反時計回りにほぼ2周して、光デバイス部品6に接続されている。なお、光ファイバ10の詳細な構成については、後述する。
光レセプタクル20は、光プラグが着脱可能なレセプタクル側の光コネクタである。図1に示すように、本実施形態における光モジュール1には、一対の光レセプタクル20(光レセプタクル20A及び光レセプタクル20B)が設けられている。一対の光レセプタクル20のうち、一方の光レセプタクル20が光送信用の光ファイバ10が接続された光レセプタクルであり、他方の光レセプタクル20が光受信用の光ファイバ10が接続された光レセプタクルである。但し、光モジュール1には、光レセプタクル20が一対設けられることに限られず、光レセプタクル20が一つのみ設けられていてもよい。また、光モジュール1には、3以上の光レセプタクル20が設けられていてもよい。
<光レセプタクル20の構成>
図2に示すように、光レセプタクル20は、ハウジング21と、スリーブ27と、フェルール23と、フェルール保持部25と、チューブ26とを有する。なお、ハウジング21と、フェルール保持部25とを合わせてフェルール外周部29と呼ぶことがある。
ハウジング21は、フェルール保持部25を保持する部材である。また、ハウジング21は、光モジュール1の筐体2に固定される部材でもある。光モジュール1の筐体2に固定された光レセプタクル20のハウジング21に対して光プラグのプラグハウジング(不図示)を嵌合させることで、光レセプタクル20と光プラグとが光接続される。ハウジング21は、プラグ挿入部31と、フランジ部32と、固定部品保持部33とを有する。
プラグ挿入部31は、光プラグのプラグハウジング(不図示)に挿入される部位である。プラグ挿入部31は、ハウジング21において前側に位置する部位である。プラグ挿入部31を光プラグのプラグハウジング(不図示)に挿入することで、プラグ挿入部31は、プラグハウジング(不図示)の内壁面に嵌合する。これにより、光プラグが、光レセプタクル20に対して前後方向に垂直な方向(上下方向及び左右方向)に位置合わせされる。したがって、光レセプタクル20のフェルール23のフェルール端面36にプラグ側フェルール端面を精度良く対向させることができる。なお、プラグ挿入部31の内部には、スリーブ27が収容されている。
フランジ部32は、光モジュール1の筐体2に固定される部位である。フランジ部32は、ハウジング21の本体(プラグ挿入部31及び固定部品保持部33)の外周面から外側に突出している部位である。また、フランジ部32は、ハウジング21においてプラグ挿入部31と固定部品保持部33との間に設けられた部位である。フランジ部32は、例えば光モジュール1の筐体2に設けられたレセプタクル保持部分に嵌合することで、フランジ部32が光モジュール1の筐体2に固定される。
固定部品保持部33は、フェルール保持部25を保持する部位である。固定部品保持部33は、ハウジング21において後側に位置する部位である。図2に示すように、固定部品保持部33にはハウジング側基準部34が設けられている。ハウジング側基準部34の詳細については、後述する。
スリーブ27は、フェルール23に突き合わせ接続される不図示の光プラグ側フェルールを案内する部材である。図2に示すように、スリーブ27は前後方向にスリット28が設けられた円筒状に形成されている。後述する図3Bに示すように、スリーブ27は、ハウジング21に収容されている。また、スリーブ27の後側部分に、フェルール23が挿入されている。そして、スリーブ27の前側部分に不図示の光プラグ側フェルールが挿入され、フェルール(不図示の光プラグ側フェルール及びフェルール23)の端面同士が突き当たることになる。
フェルール23は、光ファイバ10の端部を保持する部材である。フェルール23は、フェルール保持部25に保持されている。
フェルール保持部25は、フェルール23を保持する部材である。後述する図3Bに示すように、フェルール保持部25は、フェルール23が挿入されることでフェルール23を保持している。また、フェルール保持部25は、ハウジング21に保持されている。なお、フェルール保持部25と、ハウジング21とで構成されるフェルール外周部29は、一体的に形成されていてもよい。
チューブ26は、光ファイバ10が光レセプタクル20から延び出る部分を保護する部材である。チューブ26は、内部に光ファイバ10が挿通され、接着材で固定される。本実施形態では、後述する図3Bに示すように、チューブ26の前側の端部は、フェルール保持部25に挿入され、接着剤によりフェルール保持部25に対して引き留められている。なお、チューブ26は、フェルール保持部25に対して接着剤により引き留められることに限られない。チューブ26がフェルール保持部25の挿通孔に対して圧入により挿入され、チューブ26とフェルール保持部25との摩擦力により、チューブ26がフェルール保持部25に対して固定されていてもよい。
<偏波保持ファイバ>
図3Aは、光ファイバ10の断面図である。前述したように、本実施形態では、光ファイバ10は、偏波保持ファイバが使用される。偏波保持ファイバとは、光の偏波状態を保持したまま伝搬させることができる光ファイバである。また、このような偏波保持ファイバとして、一対の応力付与部でコアを挟むことでコアに応力を付与し、実効屈折率が互いに異なる直交軸を有するコア(複屈折性を有するコア)を形成する応力付与型の偏波保持ファイバが使用される。なお、このような応力付与型の偏波保持ファイバのことを、「PANDA型」の偏波保持ファイバと呼ぶことがある。但し、光ファイバ10は、このような偏波保持ファイバに限られない。例えば、断面形状が楕円形のコアを備える楕円コア型の光ファイバや、複数のコアを備えるマルチコア型の光ファイバのような、中心軸周りの回転方向に異方性を有した光ファイバであってもよい。
光ファイバ10は、光信号が伝搬するコア11と、コア11を覆うクラッド12と、コア11に複屈折性を与える一対の応力付与部13とを有する(図3A参照)。本実施形態では、図3Aに示すように、一対の応力付与部13の中心同士を結ぶ面を(X)を偏波面方向とする。また、一対の応力付与部13の中心同士を結ぶ面に直交する面(Y)を偏波面方向としてもよい。但し、X及びY以外の、コア11の中心を通る任意の角度の面を偏波面方向としてもよい。
<基準面が設けられたフェルール外周部29を有する光レセプタクル20>
図3Bは、第1実施形態の光レセプタクル20の断面図である。図3Cは、第1実施形態の光レセプタクル20の正面図である。前述したように、本実施形態では、光ファイバ10は、偏波保持ファイバが使用される。このような偏波保持ファイバに関して、偏波保持ファイバの端部同士や、偏波保持ファイバと光素子との接続の際には、偏波保持ファイバの偏波面の角度を調整して接続することが必要となる。すなわち、本実施形態では、光レセプタクル20と光プラグとの接続の際や、光レセプタクル20と光デバイス部品6との接続の際(図1参照)には、光ファイバ10の軸を中心とした光ファイバ10の回転角度を調整して接続することが必要となる。そこで、本実施形態では、光モジュール1の筐体2の底面に対して、光レセプタクル20が光ファイバ10の軸を中心とした回転角度を調整した状態で取り付けられている。これにより、光レセプタクル20に光プラグが接続する際や、光レセプタクル20と光デバイス部品6とを接続する際においても、高消光比の伝搬光となる接続が可能となる。
なお、本実施形態では、図3B及び図3Cに示すように、フェルール外周部29にハウジング側基準部34が設けられている。ハウジング側基準部34は、円筒形状に設けられたフェルール外周部29のうち、平面形状となる部位である。また、本実施形態のハウジング側基準部34は、ハウジング21の固定部品保持部33に設けられている。光モジュール1の筐体2の底面に対してハウジング基準部34を基準面として光レセプタクル20が光モジュール1の筐体2に取り付けられることで、光ファイバ10の軸を中心とした回転角度を調整した状態で、光プラグや光デバイス部品6を接続することができる。
ここで、ハウジング側基準部34以外のフェルール外周部29の外周面は円筒形状を有している。このため、仮にハウジング側基準部34が設けられておらず、フェルール外周部29の外周面が全て円筒形状となっている場合、光レセプタクル20を光モジュール1の筐体2に取り付ける際に、光ファイバ10の軸を中心とした回転角度を調整するための基準面がないことになる。そうすると、改めて顕微鏡等で偏波保持ファイバの端面を観察しなければならず、光レセプタクル20を光モジュール1の筐体2に対して容易に取り付けることができない。しかし、本実施形態では、ハウジング側基準部34を基準面としてレセプタクル20を光モジュール1の筐体2に取り付けることで、光ファイバ10の偏波面方向を調整した状態で、光レセプタクル20を光モジュール1の筐体2に対して容易に取り付けることができる。
<変形例(第1変形例及び第2変形例)>
図4Aは、第1実施形態の第1変形例の光レセプタクル20の断面図及び正面図である。図4Bは、第1実施形態の第2変形例の光レセプタクル20の断面図及び正面図である。前述した本実施形態では、基準面(ハウジング基準部34)がハウジング21(固定部品保持部33)に設けられていた。しかし、図4Aに示す第1変形例では、基準面がフェルール保持部25に設けられてもよい。なお、以下の説明では、フェルール保持部25に設けられた基準面をフェルール保持部側基準部35と呼ぶことがある。本第1変形例では、フェルール保持部側基準部35を基準面として光レセプタクル20を光モジュール1の筐体2に取り付けることで、光ファイバ10の偏波面方向を調整した状態で、光レセプタクル20を光モジュール1の筐体2に対して容易に取り付けることができる。
また、前述した本実施形態では、円筒状のハウジング21(固定部品保持部33)の外周面の一部に形成された平面を基準面(ハウジング基準部34)としていた。しかし、図4Bに示す第2変形例では、ハウジング21(固定部品保持部33)が四角柱状に形成されており、4つある平面状の外周面のうち、1つの面が基準面(ハウジング基準部34)として設けられてもよい。本第2変形例では、この1つの面のハウジング基準部34を基準面として光レセプタクル20を光モジュール1の筐体2に取り付けることで、光ファイバ10の偏波面方向を調整した状態で、光レセプタクル20を光モジュール1の筐体2に対して容易に取り付けることができる。
<光ファイバ付き光レセプタクルの製造方法>
図5は、第1実施形態の光ファイバ付き光レセプタクルの製造方法のフロー図である。
まず、フェルール保持部25にフェルール23を取り付ける(S001)。このとき、フェルール保持部25の挿通孔に対してフェルール23が挿入される。本実施形態では、フェルール23は圧入によりフェルール保持部25の挿通孔に挿入される。なお、この際、フェルール保持部25に対してフェルール23の角度を調整して挿入する必要はない。また、フェルール保持部25にフェルール23を取り付ける方法としては、圧入に限られない。フェルール保持部25の挿通孔がフェルール23の外径よりもやや大きく形成されており、フェルール保持部25の挿通孔に接着剤を充填し、フェルール23を挿入した後に接着剤を固化させることによりフェルール保持部25とフェルール23とを接合させてもよい。
次に、光ファイバ10の被覆を除去する(S002)。光ファイバ10の被膜を除去された部分の光ファイバ10は、外径が0.25mmの光ファイバ素線となっている。そして、光ファイバ10をチューブ26に挿通し、接着固定する(S003)。なお、チューブ26の挿通孔に接着剤を充填し、光ファイバ10をチューブ26に挿通した後に接着剤を固化させることにより光ファイバ10とチューブ26とを接合させる。そして、フェルール保持部25にチューブ26が固定された光ファイバ10を取り付ける(S004)。さらに、フェルール保持部25をハウジング21に取り付ける(S005)。本実施形態では、このとき、光ファイバ10の軸を中心とした回転角度を調整してフェルール保持部25をハウジング21に取り付けることになる。
図6Aは、第1実施形態の光レセプタクル20の組み立て時の様子を示す斜視図である。前述したように、第1実施形態の光レセプタクル20では、ハウジング21(固定部品保持部33)に基準面(ハウジング側基準部34)が設けられている。このため、ハウジング21にフェルール保持部25を挿入し固定する際(図5に示すS005)に、光ファイバ10の角度を調整しながら取り付けることになる。この際、図6Aに示すように、冶具等(図6Aに示す冶具50)に対してハウジング21を固定しながら、フェルール保持部25を回転させて角度を調整する。なお、光ファイバ10はチューブ26を介してフェルール保持部25に固定されているので、フェルール保持部25を回転させることで光ファイバ10も回転することになる。なお、後述する図6Bに示す光ファイバ10を回転させる場合と違って、光ファイバ10より径が大きいフェルール保持部25を回転させるので、回転角度の管理は図6Aよりも容易である。
図6Bは、第1実施形態の第1変形例の光レセプタクル20の組み立て時の様子を示す斜視図である。前述したように、第1実施形態の第1変形例の光レセプタクル20では、フェルール保持部25に基準面(フェルール保持部側基準部35)が設けられている。このため、フェルール保持部25に光ファイバ10を挿入し接着固定する際(図5に示すS004)に、光ファイバ10の角度を調整しながら取り付けることになる。この際、冶具等(図6Bに示す冶具50)に対してフェルール保持部25を固定しながら、光ファイバ10を回転させて角度を調整する。図6Aに示すフェルール保持部25を回転させる場合と違って、フェルール保持部25より径が小さい光ファイバ10を回転させるので、回転角度の管理は図6Bよりも難しくなる。しかし、光ファイバ10をフェルール保持部25に取り付けた後は、フェルール保持部側基準部35を基準面として光レセプタクル20を光モジュール1の筐体2に容易に取り付けることができる。
<変形例(第3変形例)>
図7は、第1実施形態の第3変形例の光レセプタクル20の組み立て時の様子を示す斜視図である。本変形例では、基準面がハウジング21とフェルール保持部25との両方に設けられている。これにより、フェルール保持部25(光ファイバ10及びフェルール25)の角度を調整しながらフェルール保持部25をハウジング21に挿入する際に、冶具で固定されたハウジング21に対して、同様に冶具で固定されたフェルール保持部25を回転させることができる。すなわち、冶具で固定された同士(ハウジング21及びフェルール保持部25)の角度を調整することになるので、回転動作をさせやすくなる。
===その他の実施形態===
前述の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更・改良され得ると共に、本発明には、その等価物が含まれることは言うまでもない。
1 光モジュール、2 筐体、6 光デバイス部品、
10 光ファイバ(偏波保持ファイバ)、
11 コア、12 クラッド、13 応力付与部、
20 光コネクタレセプタクル(光レセプタクル)、21 ハウジング、
23 フェルール、
25 フェルール保持部、26 チューブ、27 スリーブ、
28 スリット、29 フェルール外周部、31 プラグ挿入部、32、フランジ部、
33 固定部品保持部、34 ハウジング側基準部、35 フェルール保持部側基準部、
36 フェルール端面、37 ファイバ挿通部、
38 テーパ部、39 引き留め部、40 接着剤、
41 挿通孔、42 外周部、43 起伏部、50 冶具

Claims (3)

  1. 偏波保持ファイバの端部を保持するフェルールと、
    前記フェルールを保持するフェルール保持部と、前記フェルール保持部を収容するハウジングとを備える円筒状のフェルール外周部と
    を有し、
    光モジュールの筐体に取り付けられる光コネクタレセプタクルであって、
    前記フェルール外周部は、前記偏波保持ファイバの偏波面に対して所定の角度となる基準面が設けられた基準部を備え
    前記基準部が、前記フェルール保持部に設けられている
    ことを特徴とする光コネクタレセプタクル。
  2. 請求項1に記載の光コネクタレセプタクルであって、
    前記基準部が、前記ハウジングにさらに設けられている
    ことを特徴とする光コネクタレセプタクル。
  3. 偏波保持ファイバからなる光ファイバと、
    前記光ファイバの端部を保持するフェルールと、
    前記フェルールを保持するフェルール保持部と、前記フェルール保持部を収容するハウジングとを備える円筒状のフェルール外周部と
    を有する光ファイバ付き光コネクタレセプタクルの製造方法であって、
    前記フェルール保持部に前記フェルールを取り付けること、
    前記フェルール保持部は、基準面が設けられた基準部を備え、前記光ファイバの偏波面を前記基準面に対して所定の角度傾けて前記光ファイバの端部を前記フェルールに挿入し、接着すること
    を特徴とする光ファイバ付き光コネクタレセプタクルの製造方法。
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