JP2002031745A - 光コネクタプラグ及びこれを備えた装置の光接続部構造 - Google Patents

光コネクタプラグ及びこれを備えた装置の光接続部構造

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JP2002031745A
JP2002031745A JP2000218670A JP2000218670A JP2002031745A JP 2002031745 A JP2002031745 A JP 2002031745A JP 2000218670 A JP2000218670 A JP 2000218670A JP 2000218670 A JP2000218670 A JP 2000218670A JP 2002031745 A JP2002031745 A JP 2002031745A
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optical connector
optical
optical fiber
face
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Masaaki Takatani
雅昭 高谷
Shinji Nagasawa
真二 長沢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無研磨の光コネクタプラグであっても、光コ
ネクタプラグ同士を確実に低接続損失で接続することが
でき、特に、多心光ファイバに対しては光ファイバ心線
の端面の突き出し量のばらつきによる影響をなくすこと
ができ、また、着脱に対して耐久性の高い光コネクタプ
ラグ及びこれを備えた装置の光接続部構造を提供する。 【解決手段】 光透過性で且つ光ファイバコアの屈折率
に近い屈折率を有する樹脂の層25を、フェルール端面
116に設ける。前記光ファイバは多心光ファイバであ
ってもよい。また、フェルール端面を斜めに形成して、
斜め端面を有する光コネクタプラグとの接続を可能にす
る。また、上記構成の光コネクタプラグを装着し、この
光コネクタプラグに対して他の光コネクタプラグの着脱
するように構成した装置の光接続部構造とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光コネクタプラグ及
びこれを備えた装置の光接続部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】多心光ファイバの接続には、最近、MT
(Mechanical Transferable )コネクタが盛んに用いら
れている。このMTコネクタにおける光コネクタプラグ
(MTコネクタプラグ)はプラスチック部材に光ファイ
バを固定した簡単な構造をもち、その接続、再接続も簡
単である。
【0003】図7は従来のMTコネクタの斜視図、図8
(a)は前記MTコネクタにおける光コネクタプラグの
斜視図、図8(b)は前記光コネクタプラグの側面から
の断面図である。図7に示すように、MTコネクタはM
Tコネクタプラグである光コネクタプラグ1と、嵌合ピ
ン15と、クランプスプリング16とによって構成され
る。光コネクタプラグ1同士は、両方の光コネクタプラ
グ1の嵌合ピン穴111に挿入される嵌合ピン15によ
って配列され、図7中に一点鎖線で示すようにクランプ
スプリング16よって両方の光コネクタプラグ1をクラ
ンプすることより締結される。その結果、両方の光コネ
クタプラグ1に固定された光ファイバ12同士が接続さ
れる。
【0004】図8(a)に示すように、光コネクタプラ
グ1はプラスチック部材であるフェルール11と光ファ
イバ12とから構成されている。光ファイバ12は複数
の光ファイバ心線123をテープ122で被覆してなる
多心光ファイバである。光コネクタプラグ1において、
光ファイバ12とフェルール11は接着剤13により固
定されている。その様子を図8(b)示す。同図に示す
ように、フェルール11の内部に設けられた光ファイバ
挿入部は、光ファイバ心線123を挿通するための直径
約126μmの穴部112と、この穴部112に連続し
且つこれよりも広い接着剤充填用空間113と、この接
着剤充填用空間113に連続する接着剤充填用空洞部1
14とから構成されており、この接着剤充填用空洞部1
14の上面が接着剤13を滴下するための窓部115と
なっている。
【0005】従って、光ファイバ12とフェルール11
とを接着剤13で固定する際には、テープ122の一部
を除去して光ファイバ心線123を露出させた光ファイ
バ12の端部をフェルール11に挿入した後、フェルー
ル11の窓部115より、接着剤13をフェルール11
内に滴下して接着剤充填用空洞部114及び接着剤充填
用空洞部113に充填する。かくして光ファイバ12が
フェルール11に固定される。このとき光ファイバ心線
123の端面121はフェルール11の端面116から
露出させる。なお、光ファイバ12の端部のテープ部分
はブーツ14を介してフェルール11に固定する。
【0006】そして、光ファイバ12をフェルール11
に固定した後は、光ファイバ心線123の端面121を
フェルール11の端面116とともに研磨して、光ファ
イバ心線123の端面121をフェルール端面116に
揃える。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】最近、無研磨で光コネ
クタプラグ(MTコネクタプラグ)を作成する技術が提
案されているが、無研磨の場合、光ファイバ心線のカッ
ト面がそのまま光ファイバ心線の端面になるため、フェ
ルールの端面に光ファイバ心線の端面を揃えることが難
しい。特に、多心光コネクタプラグの場合には、カット
のばらつきによって生じる光ファイバ心線の端面のフェ
ルール端面からの突き出し量のばらつきが問題になって
いる。
【0008】従って、本発明は上記の問題点に鑑み、無
研磨の光コネクタプラグであっても、光コネクタプラグ
同士を確実に低接続損失で接続することができ、特に、
多心光ファイバに対しては光ファイバ心線の端面の突き
出し量のばらつきによる影響をなくすことができ、ま
た、着脱に対して耐久性の高い光コネクタプラグ及びこ
れを備えた装置の光接続部構造を提供することを課題と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する第1
発明の光コネクタプラグは、光ファイバの心線をフェル
ールに固定し、同光ファイバ心線の端面をフェルール端
面から露出させた光コネクタプラグにおいて、光透過性
で且つ光ファイバコアの屈折率に近い屈折率を有する樹
脂の層を、フェルール端面に設けたことを特徴とする。
【0010】また、第2発明の光コネクタプラグは、第
1発明の光コネクタプラグにおいて、前記光ファイバは
多心光ファイバであることを特徴とする。
【0011】また、第3発明の光コネクタプラグは、第
1又は第2発明の光コネクタプラグにおいて、フェルー
ル端面を斜めに形成したことを特徴とする。
【0012】また、第4発明の装置の光接続部構造は、
第1,第2又は第3発明の光コネクタプラグを装着し、
この光コネクタプラグに対して他の光コネクタプラグの
着脱するように構成したことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。なお、従来(図7,図8参
照)と同様の部分には同一の符号を付した。
【0014】<実施の形態1>図1(a)は本発明の実
施の形態1に係る光コネクタプラグの斜視図、図1
(b)は前記光コネクタプラグの側面からの断面図であ
る。図2(a)は前記光コネクタプラグの接続前の状態
を示す側面からの要部拡大断面図、図2(b)は前記光
コネクタプラグの接続状態を示す側面からの要部拡大断
面図である。
【0015】図1(a),(b)に示すように、本実施
の形態1の光コネクタプラグ(MTコネクタプラグ)2
は本体部の端面に樹脂層25を設けてなるものである
(詳細後述)。光コネクタプラグ2の本体部は従来の光
コネクタプラグ(図8参照)と同様の構成となってい
る。
【0016】即ち、光コネクタプラグ2の本体部はプラ
スチック部材であるフェルール11と光ファイバ12と
から構成されている。光ファイバ12は複数の光ファイ
バ心線123をテープ122で被覆してなる多心光ファ
イバである。光コネクタプラグ2において、光ファイバ
12とフェルール11は接着剤13により固定されてい
る。その様子を図1(b)に示す。同図に示すように、
フェルール11の内部に設けられた光ファイバ挿入部
は、光ファイバ心線123を挿入するための直径約12
6μmの穴部112と、この穴部112に連続し且つこ
れよりも広い接着剤充填用空間113と、この接着剤充
填用空間113に連続する接着剤充填用空洞部114と
から構成されており、この接着剤充填用空洞部114の
上面が接着剤13を滴下するための窓部115となって
いる。
【0017】従って、光ファイバ12とフェルール11
とを接着剤13で固定する際には、テープ122の一部
を除去して光ファイバ心線123を露出させた光ファイ
バ12の端部をフェルール11に挿入した後、フェルー
ル11の窓部115より、接着剤13をフェルール11
内に滴下して接着剤充填用空洞部114及び接着剤充填
用空洞部113に充填する。かくして光ファイバ12が
フェルール11に固定される。このとき光ファイバ心線
123の端面121はフェルール11の端面116から
露出させる。なお、光ファイバ12の端部のテープ部分
はブーツ14を介してフェルール11に固定する。但
し、光コネクタプラグ2では、コネクタ端面(フェルー
ル11の端面116及び光ファイバ心線123の端面1
21)を研磨しない。
【0018】そして、光コネクタプラグ2では、フェル
ール11の端面116に樹脂層25を設けている。この
樹脂層25は光透過性で且つ光ファイバコアの屈折率に
近い屈折率を有する樹脂をフェルール端面116に張り
付けてなるものである。なお、図1(a)に示すように
樹脂層25には嵌合ピン15を挿通するための貫通孔2
51が形成されており、この貫通孔251とフェルール
端面116に形成された嵌合ピン穴111とが連通して
いる。
【0019】このため、図2(a)に示すように嵌合ピ
ン15を介して、樹脂層25を設けた光コネクタプラグ
2と他の光コネクタプラグ2(樹脂層は設けていない)
とを接続すると、図2(b)のようになる。即ち、この
接続状態においては、両光コネクタプラグ2の光ファイ
バ心線123の端面121の間に樹脂層25が存在する
ことになる。つまり、光ファイバコアに近い屈折率を有
する樹脂層25によって両光ファイバ心線123の端面
121の間の間隙が満たされることになる。
【0020】従って、本実施の形態1の光コネクタプラ
グ2によれば、フェルール11の端面116に樹脂層2
5を設けることにより、無研磨の光コネクタプラグ2で
あっても、確実に低接続損失で光コネクタプラグ2同士
を接続することができる。
【0021】付言すると、光ファイバ心線の端面の間に
間隙(空気層)があると、空気と光ファイバコアとでは
屈折率が大きく異なるため、光ファイバ心線の端面で光
が反射して接続損失を招いてしまう。このため、従来は
光ファイバ心線の端面をフェルールの端面とともに研磨
して両者を揃え、更に、フェルールの端面だけを研磨し
て光ファイバ心線の端面をフェルールの端面よりも僅か
に突出させるような特殊な研磨をする必要があった。し
かも、このような研磨を行っても完全に隙間をなくすこ
とは難しく、また、現場での研磨作業は困難であった。
これに対して、本実施の形態1によれば、かかる研磨作
業を要することなく、フェルール11の端面116に樹
脂層25を設けるだけで容易に光ファイバ心線123の
端面121の間の隙間を無くす(樹脂層25で満たす)
ことができる。このため、組み立て作業が容易であり、
特に現場での組立作業に適した使い勝手のよいものとな
る。また、接続の際には樹脂層25が緩衝層となるた
め、光コネクタプラグ自体の耐久性を高めることもでき
る。
【0022】ところで、樹脂層25を形成する樹脂とし
ては例えばシリコン樹脂を用いることにより、屈折率
1.49などを得ることができる。この屈折率は光ファ
イバコアの屈折率1.467に非常に近いため、樹脂層
25による接続損失を十分に押えることができる。な
お、樹脂を調整することにより、更に光ファイバコアの
屈折率に近い屈折率を有するものを得ることができれ
ば、勿論、それを樹脂層として用いてもよい。また、シ
リコン樹脂では樹脂の厚さを1〜20μm程度に制御す
ることが可能であることから、接続損失に影響のない樹
脂層25の厚さを得ることも可能である。
【0023】<実施の形態2>図3(a)は本発明の実
施の形態2に係る光コネクタプラグの接続前の状態を示
す側面からの要部拡大断面図、図3(b)は前記光コネ
クタプラグの接続状態を示す側面からの要部拡大断面図
である。また、図4(a)は前記光コネクタプラグの接
続前の状態を示す上面からの要部拡大断面図、図4
(b)は前記光コネクタプラグの接続状態を示す上面か
らの要部拡大断面図である。ここではフェルールの端面
から光ファイバ心線の端面が突き出ている場合について
説明する。その他、光コネクタプラグの全体的な構成に
ついては上記実施の形態1と同様であるため、同一の符
号を付し、ここでの説明及び図示は省略する(図1,図
2参照)。
【0024】図3(a)に示す光コネクタプラグ2で
は、フェルール11の端面116から光ファイバ心線1
23の端面121が突き出ている。このように光ファイ
バ心線123の端面121がフェルール11の端面11
6から突き出ていても、図3(b)に示すように光コネ
クタプラグ2同士を接続したとき、樹脂層25の弾性に
より、光ファイバ心線123の端面121に押されて樹
脂層25がへこむため、光ファイバ心線123の端面1
21の突き出し量が緩和される。特に、図7(a)に示
すように多心光ファイバ12の場合、カットのばらつき
により、複数の光ファイバ心線123の端面121の突
き出し量に例えば10μm程度のばらつきが生じること
があるが、かかるばらつきは樹脂層25によって緩和さ
れ、何れの光ファイバ心線123の端面121の間にも
樹脂層25が存在することになる。
【0025】このことにより、多心光コネクタプラグ2
に対しても、研磨することなく接続損失を良好に保つこ
とができ、且つ、接続の際に樹脂層25が緩衝層となる
ため、光コネクタプラグ自体の耐久性を高める結果とも
なる。
【0026】<実施の形態3>図5(a)は本発明の実
施の形態3に係る光コネクタプラグの接続前の状態を示
す側面からの要部拡大断面図、図5(b)は前記光コネ
クタプラグの接続状態を示す側面からの要部拡大断面図
である。ここではフェルールの端面を斜めにした場合に
ついて説明する。その他、光コネクタプラグの全体的な
構成については上記実施の形態1と同様であるため、同
一の符号を付し、ここでの説明及び図示は省略する(図
1,図2参照)。
【0027】図5において左側の光コネクタプラグ2
は、例えば工場にて組み立てられたものであり、光の反
射を防ぐためにフェルール11の端面116とともに光
ファイバ心線123の端面123を斜めに研磨し、且
つ、フェルール端面116だけを更に研磨して光ファイ
バ心線123の端面121をフェルール端面116から
僅かに突き出させている。光ファイバ心線123の端面
121を偏光角(ブルースター角)となるように傾斜さ
せることによって光の反射を防ぐことができることは一
般に知られている。なお、光ファイバ心線123だけで
なくフェルール11も同時に斜めに研磨するのは、光フ
ァイバ123だけを斜めに研磨することが困難なためで
ある。そして、この斜め端面を有する光コネクタプラグ
2との接続が可能となるように構成したものが、図5
(a)の右側の光コネクタプラグ2である。
【0028】即ち、図5(a)の右側の光コネクタプラ
グ2では、フェルール11の端面116が工場などにお
いて予め研磨して斜めに形成されており、この斜めのフ
ェルール端面116に樹脂層25を張り付けるようにな
っている。そして、この光コネクタプラグ2を、現場の
組み立て作業において左側の光コネクタプラグ2に接続
する際、予め端面116が斜めに形成されたフェルール
11に光ファイバ12を固定する。
【0029】このとき、光ファイバ心線123の端面1
26は斜めに研磨せずに真直ぐのままとすることができ
る。つまり、光ファイバ心線123の端面126を真直
ぐのままにすると、この心線端面126が斜めのフェル
ール端面116から大きく突き出ることになるが、この
突き出し量は樹脂層25によって緩和することができる
ため、心線端面126を真直ぐのままにすることができ
る。
【0030】従って、特に現場においては光ファイバ心
線123の端面121を斜め研磨することが困難である
が、本実施の形態3によれば、かかる研磨作業を要する
ことなく、容易に斜め端面を有する左側の光コネクタプ
ラグ2との接続を行うことができ、このことよって光の
反射をより低減させることができる。つまり、図2,図
3に示すように光ファイバ心線123の端面121の間
に光ファイバコアと屈折率の近い樹脂層25を介在させ
ることよって光の反射を低減させることができるが、両
者の屈折率は完全には一致していないため、多少光が反
射してしまう。これに対して、本実施の形態3では斜め
端面を有する左側の光コネクタプラグ2に対応させて右
側の光コネクタプラグ2を接続することができるため、
光の反射をより低減させることができる。
【0031】<実施の形態4>図6は本発明の実施の形
態4に係るアウトレットの斜視図である。同図に示すよ
うにアウトレット5には上記実施の形態1,2又は3の
光コネクタプラグ2が装着されており、この光コネクタ
プラグ2に対して例えば光コネクタプラグ6が接続され
るようになっている。
【0032】上記実施の形態1,2,3の光コネクタプ
ラグ2は樹脂層25を設けたことにより光ファイバ心線
の端面がフェルールの端面に揃っていなくても問題がな
いことから、無研磨組立に適している。よって、上記実
施の形態1,2又は3の光コネクタプラグ2を備えたア
ウトレット5は現場での組立作業に大変適している。ま
た、樹脂層25が緩衝層になることから、特に光コネク
タプラグ6の着脱が頻繁に行われるアウトレット5に樹
脂層25を備えた上記実施の形態1,2又は3の光コネ
クタプラグ2を適用することは大変有用である。
【0033】なお、上記実施の形態1,2,3の光コネ
クタプラグ2はアウトレットに限らず、各種装置の光接
続部に適用して有用なものである。つまり、上記実施の
形態1,2,3の光コネクタプラグ2をアウトレットな
どの光コネクタプラグの着脱が頻繁に行われる装置の光
接続部に装着すれば、高性能で耐久性の高い光接続部構
造を実現することができる。
【0034】
【発明の効果】以上発明の実施の形態とともに具体的に
説明したように、第1発明の光コネクタプラグによれ
ば、光透過性で且つ光ファイバコアの屈折率に近い屈折
率を有する樹脂の層をフェルール端面に設けたことによ
り、無研磨の光コネクタプラグであっても、確実に低接
続損失で光コネクタプラグ同士を接続することができ
る。そして、研磨作業を要しないことから、特に現場で
の組立作業に適した使い勝手よいものとなる。また、接
続の際には樹脂層が緩衝層となるため、光コネクタプラ
グ自体の耐久性を高めることもできる。
【0035】また、第2発明の光コネクタプラグによれ
ば、光ファイバが多心光ファイバであるため、無研磨の
場合にはカットのばらつきにより光ファイバ心線の端面
のフェルール端面からの突き出し量にばらつきが生じる
ことがあるが、かかる突き出し量のばらつきを樹脂層に
よって緩和することができる。このため、多心光コネク
タプラグに対しても、研磨することなく接続損失を良好
に保つことができ、且つ、接続の際に樹脂層が緩衝層と
なるため、光コネクタプラグ自体の耐久性を高める結果
ともなる。
【0036】また、第3発明の光コネクタプラグによれ
ば、フェルール端面を斜めに形成したことにより、斜め
端面を有する光コネクタプラグと接続することができ、
このことよって光の反射をより低減させることができ
る。そして、この場合、光ファイバ心線の端面を真直ぐ
のままにすると、この心線端面が斜めのフェルール端面
から大きく突き出ることになるが、この突き出し量は樹
脂層によって緩和することができるため、研磨作業を要
することなく、心線端面を真直ぐのままにすることがで
きる。従って、特に現場での組み立て作業に適してい
る。
【0037】また、第4発明の装置の光接続部構造によ
れば、第1,第2又は第3発明の光コネクタプラグを装
着し、この光コネクタプラグに対して他の光コネクタプ
ラグの着脱するように構成したことにより、現場での組
立作業に大変適している。また、樹脂層が緩衝層になる
ことから、特にアウトレットなどの光コネクタプラグの
着脱が頻繁に行われる装置の光接続部に装着することに
より、高性能で耐久性の高い光接続部構造を実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施の形態1に係る光コネク
タプラグの斜視図、(b)は前記光コネクタプラグの側
面からの断面図である。
【図2】(a)は前記光コネクタプラグの接続前の状態
を示す側面からの要部拡大断面図、(b)は前記光コネ
クタプラグの接続状態を示す側面からの要部拡大断面図
である請求項1に記載のMTコネクタプラグの断面図で
ある。
【図3】(a)は本発明の実施の形態2に係る光コネク
タプラグの接続前の状態を示す側面からの要部拡大断面
図、(b)は前記光コネクタプラグの接続状態を示す側
面からの要部拡大断面図である。
【図4】(a)は前記光コネクタプラグの接続前の状態
を示す上面からの要部拡大断面図、(b)は前記光コネ
クタプラグの接続状態を示す上面からの要部拡大断面図
である。
【図5】(a)は本発明の実施の形態3に係る光コネク
タプラグの接続前の状態を示す側面からの要部拡大断面
図、(b)は前記光コネクタプラグの接続状態を示す側
面からの要部拡大断面図である。
【図6】本発明の実施の形態4に係るアウトレットの斜
視図である。
【図7】従来のMTコネクタの斜視図である。
【図8】(a)は前記MTコネクタにおける光コネクタ
プラグの斜視図、(b)は前記光コネクタプラグの側面
からの断面図である。
【符号の説明】
2 光コネクタプラグ(MTコネクタプラグ) 5 アウトレット 6 アウトレットに接続する光コネクタプラグ 11 フェルール 12 光ファイバ 13 接着剤 14 ブーツ 15 嵌合ピン 16 クランプスプリング 25 樹脂層 111 嵌合ピン穴 112 穴部 113 接着剤充填用空間 114 接着剤充填用空洞部 115 窓部 116 フェルール端面 121 光ファイバ心線端面 122 光ファイバテープ部 123 光ファイバ心線 251 貫通孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバの心線をフェルールに固定
    し、同光ファイバ心線の端面をフェルール端面から露出
    させた光コネクタプラグにおいて、 光透過性で且つ光ファイバコアの屈折率に近い屈折率を
    有する樹脂の層を、フェルール端面に設けたことを特徴
    とする光コネクタプラグ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載する光コネクタプラグに
    おいて、 前記光ファイバは多心光ファイバであることを特徴とす
    る光コネクタプラグ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載する光コネクタプ
    ラグにおいて、 フェルール端面を斜めに形成したことを特徴とする光コ
    ネクタプラグ。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3に記載の光コネクタ
    プラグを装着し、この光コネクタプラグに対して他の光
    コネクタプラグの着脱するように構成したことを特徴と
    する装置の光接続部構造。
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