JP2000009963A - 光コネクタ用フェルール - Google Patents

光コネクタ用フェルール

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JP2000009963A
JP2000009963A JP10173070A JP17307098A JP2000009963A JP 2000009963 A JP2000009963 A JP 2000009963A JP 10173070 A JP10173070 A JP 10173070A JP 17307098 A JP17307098 A JP 17307098A JP 2000009963 A JP2000009963 A JP 2000009963A
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JP
Japan
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ferrule
optical
optical fiber
face
optical connector
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JP10173070A
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English (en)
Inventor
Kenichiro Otsuka
健一郎 大塚
Tomohiko Ueda
知彦 上田
Toshiaki Kakii
俊昭 柿井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、特に、光接続時の信頼性の向上を
図った光コネクタ用フェルールを提供することを目的と
する。 【解決手段】 本発明による光コネクタ用フェルール4
は、前端面4aに形成した光接続口5から内部に向けて
延在する光ファイバ挿入部6を有する光コネクタ用フェ
ルール4において、光ファイバ挿入部6の先端の壁面に
は、光接続口5の周縁部を外方に広げてなる面取り部1
7が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバを相互
に接続させるために利用する光コネクタ用フェルールに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来において、光コネクタを組み立てる
場合、先ず、図8に示すように、フェルール100内に
設けられた光ファイバ挿入孔101内に接着剤Rを流し
込んだ後、光ファイバ103を光ファイバ挿入孔101
内に挿入し、フェルール100の前端面100aから光
ファイバ103を突出させた状態で光ファイバ103を
フェルール100に接着固定させる。その後、フェルー
ル100の前端面(接続端面)100aを研磨加工しな
がら、光ファイバ103の先端面103aとフェルール
100の前端面100aとを面一にしている。このよう
な光コネクタの一例としては、特開昭61−15620
7号公報に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
光コネクタ用フェルールは、上述したように構成されて
いるため、次のような課題が存在していた。
【0004】すなわち、図8に示すように、フェルール
100の前端面100aは、研磨加工により形成される
ため、光ファイバ挿入孔101の先端には、直角なエッ
ジ部102が形成されることになる。その結果、光接続
時にフェルール100同士の着脱を繰り返すと、このエ
ッジ部102が欠ける虞れがあり、光コネクタの信頼性
に影響を与える虞れがあった。
【0005】本発明は、上述の課題を解決するためにな
されたもので、特に、光接続時の信頼性の向上を図った
光コネクタ用フェルールを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本発明の
光コネクタ用フェルールは、前端面に形成した光接続口
から内部に向けて延在する光ファイバ挿入部を有する光
コネクタ用フェルールにおいて、光ファイバ挿入部の先
端の壁面には、光接続口の周縁部を外方に広げてなる面
取り部が形成されていることを特徴とする。
【0007】この光コネクタ用フェルールは、面取り部
によって、光接続口を外方へ広げるように形成されてい
るので、フェルールの光接続口の周縁部に直角なエッジ
が形成されない。従って、光接続作業時にフェルール同
士の着脱を繰り返す場合でも、光接続口に欠けが発生す
る虞れがなくなる。例えば、フェルールの前端面から光
ファイバの先端面を突出させて光コネクタを構成させる
場合に、万一、光ファイバの先端部分が撓んだ状態で圧
縮されたとしても、面取り部がもたらす効果により光フ
ァイバの表面に傷が付くことなく、この傷が原因で光フ
ァイバが折れる虞れも回避される。また、フェルールの
前端面から光ファイバの先端面を埋没させて光コネクタ
を構成させる場合には、光接続口内に屈折率整合剤が溜
まり易くすることもできる。
【0008】請求項2記載の光コネクタ用フェルールに
おいて、面取り部は、断面アール形状を有すると好まし
い。このような構成を採用した場合、光接続口の周縁部
の欠けを最適な形状で阻止することができる。
【0009】請求項3記載の光コネクタ用フェルールに
おいて、面取り部は、エッチング処理により形成される
と好ましい。この場合、面取り部の形成を容易に行うこ
とができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明による光
コネクタ用フェルールの好適な実施形態について詳細に
説明する。
【0011】図1及び図2に示すように、光コネクタ1
は、圧縮型PC(Physical Contact)接続を実現させる
構造をもった光コネクタであり、この光コネクタ1は、
テープ状の光ファイバ心線(以下「テープ心線」とい
う)2の先端から被覆部Fの除去により露出した4本
(4心)の光ファイバ3を固定させるためのフェルール
4を有している。このフェルール4は、従来のMTコネ
クタと同様に樹脂により一体成形され、その前端面4a
は、受け側の光コネクタ20(図4参照)のフェルール
4との端面合わせを達成させるために、所定の角度に形
成されている。また、並設させた4個の光接続口5の両
側方には、光コネクタ1と光コネクタ20との接続に利
用するガイドピン(図示せず)を挿入させるためのガイ
ドピン孔10が設けられている。
【0012】また、フェルール4の内部には、各光ファ
イバ3を挿入するために長手方向に延在させた4本の光
ファイバ挿入部6が平行で且つ一直線状に形成されてい
る。この光ファイバ挿入部6は、光接続口5から延びて
圧縮非固定領域Sとして利用する光ファイバ位置決め孔
7と、光ファイバ位置決め孔7の後方に位置して固定領
域Pとして利用される断面C字状又は断面V字状の光フ
ァイバ整列溝8とからなる。各光ファイバ位置決め孔7
は、圧縮型PC接続を実現させるために、フェルール4
の前端面4aから後端面4bに向けて真っすぐに延在す
る。
【0013】更に、フェルール4には、接着剤Rを収容
するための光ファイバ接着用凹部11が設けられ、この
凹部11の頂部は、接着剤Rを流入させるための矩形の
開口12として形成される。そして、凹部11の底面に
は、その全長に亙って延在する光ファイバ整列溝8が形
成されている。そこで、フェルール4内に光ファイバ3
を挿入し、フェルール4の前端面4aから各光ファイバ
3の先端を突出させた後、開口12から接着剤R(エポ
キシ系加熱硬化型接着剤)を流し込むと、光ファイバ整
列溝8上の4本の光ファイバ3が、接着剤Rを介してフ
ェルール4に固定される。これが、フェルール4の固定
領域Pとなる。また、フェルール4の後端4bには、ブ
ーツ13を挿入するためのブーツ挿入穴14が形成さ
れ、このブーツ挿入穴14は、光ファイバ案内孔15を
介して光ファイバ挿入部6と連通させている。
【0014】ここで、圧縮型PC(Physical Contact)
接続を実現させる光コネクタ1の要部を詳細に説明す
る。
【0015】具体的に、光ファイバ3の直径に対して光
ファイバ位置決め孔7の直径は僅かに大きく形成されて
いる。例えば、例えば直径125μmの光ファイバ3に
対して、光ファイバ位置決め孔7の直径を126μmに
形成することで、1μmという微小な径差をもって、光
ファイバ3を光ファイバ位置決め孔7内に挿入させてい
る。したがって、光ファイバ位置決め孔7内の光ファイ
バ3を非固定状態にすると、微細な光ファイバ位置決め
孔7内で光ファイバ3を座屈させることなく圧縮させる
ことが可能となる。なお、前述した径差は、光ファイバ
3が、光ファイバ位置決め孔7内で長手方向にのみ圧縮
するが、座屈しないような径差として適宜決定されるも
のである。
【0016】また、図3に示すように、フェルール4に
おいて、光ファイバ挿入部6の一部をなす光ファイバ位
置決め孔7の先端の壁面には、光接続口5の周縁部を外
方に広げるようにしてなる面取り部17が形成されてい
る。この面取り部17は、テーパ形状であってもよい
が、好適には曲率半径5〜50μm程度の断面アール形
状をなしている。このようなアール形状の面取り部17
は、フェルール4の前端面4aのエッチング処理によ
り、簡単で且つ確実に実現される。このエッチング処理
において、フェルール4の材料がエポキシ等のプラスチ
ック材の場合は、前端面4aを濃硫酸又は濃硝酸に軽く
浸けて行い、ガラス(結晶化ガラス等も含む)の場合
は、前端面4aをフッ素に軽く浸けて行う。なお、研削
加工または金型の形状によっても面取り部17を成形で
きることは言うまでもない。
【0017】このように構成した前述の光コネクタ1と
受け側の光コネクタ20とを組付けるにあたって、図4
に示すように、ガイドピン(図示せず)を介在させて、
フェルール4の前端面4aと受け側のフェルール24の
前端面24aとを対面させる。その後、フェルール4の
前端面4aとフェルール24の前端面24aとを当接さ
せた状態で、クランプスプリング(図示せず)等で固定
する。その結果、フェルール4内の光ファイバ3は、光
ファイバ位置決め孔7内で圧縮されながら、受け側フェ
ルール24の光ファイバ25と光接続する。
【0018】本発明は、前述した実施形態に限定される
ものではない。
【0019】例えば、図5及び図6に示すように、単心
用のフェルール30は、単線35の先端から被覆部Fの
除去により露出した1本(1心)の光ファイバ36を固
定させるためのものであり、円筒状に形成されている。
このフェルール30の中央には、前端面30aから内方
に向けて一直線状に延在する光ファイバ挿入部としての
光ファイバ位置決め孔31が形成されている。さらに、
光ファイバ位置決め孔31の先端の壁面には、光接続口
32の周縁部を外方に広げるようにしてなるアール形状
の面取り部33が形成されている。なお、フェルール3
0の後部には、光ファイバ位置決め孔31からフェルー
ル30の後端面30bまで延在する被覆部挿入孔34が
設けられている。
【0020】また、図7に示すように、フェルール4の
前端面4aに設けられた光接続口5内に光ファイバ3の
先端面3aを埋没させるような光コネクタ構造を採用す
る場合、フェルール4に前述した面取り部17を形成す
ることで、屈折率整合剤Kの充填が容易になり、光接続
口5内に屈折率整合剤Kが溜まり易くなる。また、多少
の温度変化が起きても、屈折率整合剤Kが、光接続口5
内にその周囲から流れ込み易くなる。その結果、屈折率
整合剤Kを利用した光接続時の信頼性が確保される。
【0021】ここで、本発明に係る光コネクタ用フェル
ール4,30は、光ファイバ3,36の先端を、前端面
4a,30aから突出させるか埋没させるか、或いは前
端面4aに揃えるかの如何に拘わらず、適用可能である
ことは言うまでもない。
【0022】
【発明の効果】本発明による光コネクタ用フェルール
は、以上のように構成されているため、次のような効果
を得る。すなわち、前端面に形成した光接続口から内部
に向けて延在する光ファイバ挿入部を有する光コネクタ
用フェルールにおいて、光ファイバ挿入部の先端の壁面
には、光接続口の周縁部を外方に広げてなる面取り部が
形成されていることにより、光接続時の信頼性の向上が
図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光コネクタ用フェルールの第1の
実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1に示したフェルールの縦断面図である。
【図3】図1に示したフェルールの要部拡大断面図であ
る。
【図4】フェルール同士を接続させた状態を示す要部拡
大断面図である。
【図5】本発明に係る光コネクタ用フェルールの第2の
実施形態を示す斜視図である。
【図6】図5に示したフェルールの縦断面図である。
【図7】本発明に係るフェルールの光接続口内に屈折率
整合剤を充填した状態を示す要部拡大断面図である。
【図8】従来のフェルールの要部拡大断面図である。
【符号の説明】
4,30…フェルール、4a,30a…前端面、5,3
2…光接続口、6,31…光ファイバ挿入部、17,3
3…面取り部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柿井 俊昭 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内 Fターム(参考) 2H036 AA02 CA03 CA07 GA05 GA12 GA23

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前端面に形成した光接続口から内部に向
    けて延在する光ファイバ挿入部を有する光コネクタ用フ
    ェルールにおいて、 前記光ファイバ挿入部の先端の壁面には、前記光接続口
    の周縁部を外方に広げてなる面取り部が形成されている
    ことを特徴とする光コネクタ用フェルール。
  2. 【請求項2】 前記面取り部は、断面アール形状を有す
    ることを特徴とする請求項1記載の光コネクタ用フェル
    ール。
  3. 【請求項3】 前記面取り部は、エッチング処理により
    形成されたことを特徴とする請求項1又は2記載の光コ
    ネクタ用フェルール。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007163626A (ja) * 2005-12-12 2007-06-28 Furukawa Electric Co Ltd:The 光コネクタ
WO2020145010A1 (ja) * 2019-01-08 2020-07-16 住友電気工業株式会社 光コネクタの製造方法

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