JP2001187817A - コポリエステル樹脂組成物及びその製造方法 - Google Patents

コポリエステル樹脂組成物及びその製造方法

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JP2001187817A JP2000366997A JP2000366997A JP2001187817A JP 2001187817 A JP2001187817 A JP 2001187817A JP 2000366997 A JP2000366997 A JP 2000366997A JP 2000366997 A JP2000366997 A JP 2000366997A JP 2001187817 A JP2001187817 A JP 2001187817A
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ヒョンシュー チャン
Jae Wang Lee
ジェワン イ
Dong Hoon Kim
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Do Youn Kim
ドユン キム
Suok Woo Lee
ソークウー イ
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    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
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    • C08L67/02Polyesters derived from dicarboxylic acids and dihydroxy compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G63/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain of the macromolecule
    • C08G63/78Preparation processes
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    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
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    • C08G63/12Polyesters derived from hydroxycarboxylic acids or from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds derived from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds
    • C08G63/16Dicarboxylic acids and dihydroxy compounds

Abstract

(57)【要約】 【課題】優れた生分解性並びに諸物性を有するコポリエ
ステル系樹脂組成物と、その製造方法を提供すること。 【解決手段】数平均分子量300〜30,000の脂肪
族系プレポリマーを出発物質として多段階に反応させて
コポリエステル系樹脂を製造するところに製法上の特徴
があり、該コポリエステル系樹脂は、コポリエステル鎖
中のジカルボン酸の位置に、芳香族基をランダムであり
かつ連続して8個以上結合ことのないように分布されて
おり、その数平均分子量は30,000〜90,000
であり、重量平均分子量は100,000〜600,0
00であり、融点は70℃〜150℃であり、メルトイ
ンデックスは0.1〜50g/10分(190℃、2,
160g)である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生分解性と並びに
物理化学的物性に優れたコポリエステル系樹脂組成物
と、該コポリエステル系樹脂組成物を製造及び/又は調
製するための方法に関するものである。さらに特定すれ
ば、本発明は、樹脂中に芳香族基を導入しても、優れた
生分解性を有しているコポリエステル系樹脂組成物と、
その製造方法の提供に関するするものである。
【0002】
【従来の技術】織地、繊維、モールディング、発泡体、
フィルムなどに代表される様々なものを製造するために
使用するポリエステル系樹脂としては、テレフタル酸と
エチレングリコール、又はテレフタル酸と1,4−ブタ
ンジオールを重縮合させてなる高分子芳香族ポリエステ
ル系樹脂があり、これらの平均分子量は1万以上であ
る。これらは、自然環境下ではほとんど分解されないた
め、自然界に蓄積され、土壌・河川・海洋汚染など、環
境上、生態系上、全世界的に重大な社会問題となってい
る。
【0003】一方、脂肪族系ポリエステル樹脂が生分解
性を有することが知られており(J.Macromol. Sci.-Che
m.,A23(3), pp.393-409 (1986) )、医療分野、農業分
野にて多様に使用されており、そして、他の分野に適用
すべく検討されつつある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
脂肪族系ポリエステル樹脂は、融点が低く且つメルトイ
ンデックス(MI)が大きく、主鎖の構造及びその結晶
性に由来するためか、耐熱特性に乏しくそして耐衝撃特
性が不十分であるため、このポリマーの適用には限界が
あった。この脂肪族ポリエステル樹脂を利用するために
は、数平均分子量を30,000以上にしなければなら
ない。しかし、従来の重縮合反応系によって、数平均分
子量が15,000以上のものを製造することは困難で
あった。その理由は、成長(縮重合)反応よりも、脂肪
族ポリエステルの熱安定性が悪くて分解反応のほうが勝
っているためである。
【0005】この問題を解決するため、韓国特許公開第
95−758号公報には、反応温度、真空度、及び触媒
量をコントロールすることによって、数平均分子量3
0,000以上の高分子脂肪族ポリエステル樹脂を製造
する過程が開示されている。しかし、この脂肪族ポリエ
ステルは、重量平均分子量が小さく、耐熱特性が悪いた
め、型成形及び発泡成形することが困難である。
【0006】他の方法として、韓国特許公開第95−1
14171号公報には、3官能基以上の多官能基を持っ
ているモノマー分子を導入することによって高分子脂肪
族ポリエステル樹脂を製造する方法が開示されている。
ここで、その官能基としては水酸基(−OH)又はカル
ボキシル基(−COOH)が望ましい。この方法による
と、前記モノマー分子を添加することで反応時間を短縮
し、そして生成物中にモノマー分子を導入することによ
って、型成形加工能及び発泡成形加工能を向上させるこ
とができる。しかし、得られたポリエステル樹脂は、低
分子ポリエステル量が増加するため、引張り強度のよう
な物性に難点があり、利用することが困難である。さら
に、ポリエステル樹脂が簡単にゲル化するため、ポリエ
ステル樹脂を製造する反応をコントロールすることが難
しい。
【0007】脂肪族系ポリエステルの分子量を増加させ
る他の方法として、韓国特許公開第95−25072号
公報には、(1)脂肪族化合物(環式化合物を含む)
と、(2)脂肪族(環式を含む)ジカルボン酸(若しく
はその酸無水物)と、(3)多価アルコール又はポリハ
イドリックカルボン酸(polyhydric carboxylic acid)
(若しくはその酸無水物)の微量とを主たる成分とする
混合物を脱水又は脱グリコール反応して脂肪族ポリエス
テル樹脂(数平均分子量、15,000〜20,00
0)を製造し、この脂肪族ポリエステル樹脂を、イソシ
アネートをカップリング剤として反応させて合成した高
分子脂肪族ポリエステル樹脂、が開示されている。この
方法に従うと、得られる脂肪族ポリエステル樹脂の数平
均分子量は、20,000〜70,000である。しか
し、この方法は、反応時間を長くする必要があり、収率
が悪い。また、高分子量化するためにカップリング剤と
して使用するイソシアネートが有害物質であり、その取
扱いを慎重にする必要があった。
【0008】脂肪族系ポリエステル中に芳香族基を導入
することによって物性を改良せんとする他の方法による
と、物性は顕著に改良されるものの、生分解速度が極め
て遅くなるという問題がある。
【0009】本発明は、上記従来の問題点に鑑み鋭意開
発されたものであり、その目的とするところは、生分解
性並びに物性に優れたコポリエステル系樹脂組成物と、
該コポリエステル系樹脂組成物を製造(調製)するため
の方法を提供せんとものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために本発明が採用した手段の要旨とするところは、叙
上の特許請求の範囲に記載されたとおりである。
【0011】 〔発明の詳細な説明〕以下、本発明をより詳しく説明す
るが、これらはその代表的なものを示したに過ぎず、本
発明の要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更することが可
能である。
【0012】本発明は反応を多段階に行うものであり、
本発明に従うコポリマー樹脂組成物は、以下のとおりで
ある。
【0013】まず、第1番目の反応は、つぎの(a)及
び(b)を、縮合反応、エステル化反応、及びエステル
交換反応のうち少なくとも1以上の反応で反応させ、数
平均分子量300〜30,000のオリゴマー様物質
(以下、脂肪族系プレポリマーという)を製造するもの
である。
【0014】(a)脂肪族(環式を含む)ジカルボン酸
(又はその酸無水物)成分であり、より具体的には、コ
ハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリ
ン酸、アゼライン酸、セバシン酸、1,9−ノナンジカ
ルボン酸、1,10−デカンジカルボン酸、又はこれら
の酸無水物等を例示することができる。 (b)脂肪族グリコール(環式を含む)成分であり、よ
り具体的には、エチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコ
ール、プロピレングリコール、1,3−プロパンジオー
ル、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオ
ール、1,7−へプタンジオール、1,2−オクタンジ
オール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジ
オール、1,2デカンジオール、1,10−デカンジオ
ール、又はデカメチレンジオール等を例示することがで
きる。
【0015】つぎに、第2番目の反応は、第1番目の反
応にて得た(i)脂肪族系プレポリマー、1重量%〜3
0重量%存在下に、(ii)分子中に芳香族基を有する芳香
族ジカルボン酸(テレフタル酸ジメチル及びテレフタル
酸を含む、)と、 (iv)少なくとも1,4−ブタンジオ
ール及びエチレングリコールから選択した脂肪族(環式
を含む)グリコールとを添加し、エステル化反応又はエ
ステル交換反応のいずれか又はその両方を行い、生成す
る水又はメタノールを抽出するものである。
【0016】前記(ii)の芳香族ジカルボン酸(若しくは
その酸無水物)としては、ジメチルテレフタール酸、テ
レフタール酸、フタール酸、無水フタール酸、イソフタ
ール酸、フタール酸−4−メチル、無水フタール酸−4
−メチル、又はフタール酸ジメチル等を例示することが
できる。
【0017】また、前記(iv)の脂肪族(環式を含む)グ
リコールとしては、エチレングリコール、ジエチレング
リコール、トリエチレングリコール、テトラエチレング
リコール、プロピレングリコール、1,3−プロパンジ
オール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコ
ール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジ
オール、1,7−へプタンジオール、1,2−オクタン
ジオール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナン
ジオール、1,2デカンジオール、1,10−デカンジ
オール、又はデカメチレンジオール等を例示することが
できる。
【0018】ついで、 第3番目の反応は、得られた生
成物に、(iii)脂肪族(環式を含む)ジカルボン酸(又
はその酸無水物)成分(コハク酸を含む)を添加し、エ
ステル化反応又はエステル交換反応のいずれか又はその
両方を行い、生成する水又はメタノールを抽出して、重
合樹脂を得るものである。
【0019】前記(iii)の脂肪族(環式を含む)ジカル
ボン酸(若しくはその酸無水物)としては、コハク酸、
グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、ア
ゼライン酸、セバシン酸、1,9−ノナンジカルボン
酸、1,10−デカンジカルボン酸、又はこれらの酸無
水物等を例示することができる。
【0020】最後の第4番目の反応は、第3番目の反応
で得た重合樹脂を重縮合するものであり、これにより、
数平均分子量が30,000〜90,000、重量平均
分子量が100,000〜600,000、融点が70
℃〜150℃、メルトインデックス(MI)が0.1〜
50g/10分(190℃、2,160g)のコポリエ
ステル樹脂が得られる。このコポリマー樹脂は、生産
性、物性、及び生分解性に優れている。
【0021】反応を多段階に行うと、芳香族化合物部分
はランダムに分布し、そして、コポリエステル鎖のジカ
ルボン酸成分中において8個以上連続して連なることも
ない。
【0022】本発明のコポリエステル樹脂組成物につい
て、さらに詳しく述べる。第1番目の反応過程におい
て、(a)脂肪族(環式を含む)ジカルボン酸(又はそ
の酸無水物)成分(コハク酸を含む)と、(b)少なく
とも1,4−ブタンジオール及びエチレングリコールか
ら選択した脂肪族グリコール(環式化合物を含む)を、
縮合反応、エステル化反応、及びエステル交換反応のう
ちから選択した化学反応をすることにより、数平均分子
量300〜30,000のオリゴマー様物質(以下、脂
肪族系プレポリマーという)を製造する。
【0023】その好適な組合せは、コハク酸の単独
と、エチレングリコール単独若しくはエチレングリコー
ルと他のグリコール(炭素数3〜10のアルキレン化合
物、炭素数4〜10のシクロアルキレン化合物)との混
合物、コハク酸単独と、1,4−ブタンジオールの単
独若しくは1,4−ブタンジオールと他のグリコール
(炭素数2〜3及び5〜10のアルキレン化合物、炭素
数4〜10のシクロアルキレン化合物)との混合物、
コハク酸単独若しくはコハク酸と他のジカルボン酸(炭
素数3〜10のアルキレン化合物、炭素数4〜10のシ
クロアルキレン化合物)の混合物と、エチレングリコー
ル単独、コハク酸単独若しくはコハク酸と他のジカル
ボン酸(炭素数3〜10のアルキレン化合物、炭素数4
〜10のシクロアルキレン化合物)の混合物と、1,4
−ブタンジオール単独、コハク酸単独若しくはコハク
酸と他のジカルボン酸(炭素数3〜10のアルキレン化
合物、炭素数4〜10のシクロアルキレン化合物)の混
合物と、エチレングリコール単独若しくはエチレングリ
コールと他のグリコール(炭素数3〜10のアルキレン
化合物、炭素数4〜10のシクロアルキレン化合物)と
の混合物、コハク酸単独若しくはコハク酸と他のジカ
ルボン酸(炭素数3〜10のアルキレン化合物、炭素数
4〜10のシクロアルキレン化合物)の混合物と、1,
4−ブタンジオール単独若しくは1,4−ブタンジオー
ルと他のグリコール(炭素数2〜3及び5〜10のアル
キレン化合物、炭素数4〜10のシクロアルキレン化合
物)との混合物、である。
【0024】第2番目の反応において、第1番目の反応
にて得た(i)脂肪族系プレポリマー、1重量%〜30
重量%存在下に、(ii)分子中に芳香族基を有する芳香族
ジカルボン酸(テレフタル酸ジメチル及びテレフタル酸
を含む)と、 (iv)少なくとも1,4−ブタンジオール
及びエチレングリコールから選択した脂肪族グリコール
(環式化合物を含む)、を添加し、エステル化反応又は
エステル交換反応のいずれか又はその両方を行うもので
ある。
【0025】好適な(ii)と(iv)の組合せは、テレフタ
ル酸ジメチル(テレフタル酸を含む)単独と、エチレン
グリコール単独若しくはエチレングリコールと他のグリ
コール(炭素数3〜10のアルキレン化合物、炭素数4
〜10のシクロアルキレン化合物)との混合物、テレ
フタル酸ジメチル(テレフタル酸を含む)単独と、1,
4−ブタンジオール単独若しくは1,4−ブタンジオー
ルと他のグリコール(炭素数2〜3及び5〜10のアル
キレン化合物、炭素数4〜10のシクロアルキレン化合
物)との混合物、テレフタル酸ジメチル(テレフタル
酸を含む)単独若しくはテレフタル酸ジメチル(テレフ
タル酸を含む)と他の芳香族ジカルボン酸(又はその酸
無水物)との混合物と、エチレングリコール単独、テ
レフタル酸ジメチル(テレフタル酸を含む)単独若しく
はテレフタル酸ジメチル(テレフタル酸を含む)と他の
芳香族ジカルボン酸(又はその酸無水物)との混合物
と、1,4−ブタンジオール単独、テレフタル酸ジメ
チル(テレフタル酸を含む)単独若しくはテレフタル酸
ジメチル(テレフタル酸を含む)と他の芳香族ジカルボ
ン酸(又はその酸無水物)との混合物と、エチレングリ
コール単独若しくはエチレングリコールと他のグリコー
ル(炭素数3〜10のアルキレン化合物、炭素数4〜1
0のシクロアルキレン化合物)との混合物、テレフタ
ル酸ジメチル(テレフタル酸を含む)単独若しくはテレ
フタル酸ジメチル(テレフタル酸を含む)と他の芳香族
ジカルボン酸(又はその酸無水物)との混合物と、1,
4−ブタンジオール単独若しくは1,4−ブタンジオー
ルと他のグリコール(炭素数2〜3及び5〜10のアル
キレン化合物、炭素数4〜10のシクロアルキレン化合
物)との混合物、であり、これら組合せのいずれかを添
加し、エステル化反応又はエステル交換反応のいずれか
又はその両方を行い、ついで、生成する水又はメタノー
ルを抽出する。
【0026】本発明は、上述したコポリエステル樹脂を
製造及び/又は調製するための反応過程を提供するもの
であり、この反応過程は以下で詳述する4工程を含んで
いる。
【0027】第1番目の反応は、(a)脂肪族(環式を
含む)ジカルボン酸(又はその酸無水物)成分(コハク
酸を含む)と、(b)少なくとも1,4−ブタンジオー
ル及びエチレングリコールから選択した脂肪族グリコー
ル(環式化合物を含む)を、160℃〜240℃にて、
縮合反応、エステル化反応、及びエステル交換反応のう
ちから選択した化学反応を行い、生成する水又はメタノ
ールを抽出するものであり、これにより、数平均分子量
300〜30,000のオリゴマー様物質(以下、脂肪
族系プレポリマーという)が得られる。反応温度が16
0℃以下であると、生成する水又はメタノールが抽出で
きない。反応温度が240℃以上であると、反応物が炭
化したり飛散したりする。反応過程における化学反応式
は、つぎの式(I)で表せる。(a)脂肪族(環式を含
む)ジカルボン酸(又はその酸無水物)成分としては、
コハク酸が使用されており、(b)脂肪族(環式を含
む)グリコール成分としては、1,4−ブタンジオール
が使用されている。 HOOC-(CH2)2-COOH + HO-(CH2)4-OH → HO-[OC-(CH2)2-COO-(CH2)4-O]n-H …式(I) ここで、nは、前記(i)の脂肪族プレポリマーの数平均
分子量が300〜30,000の範囲内となる整数であ
る。
【0028】数平均分子量が300〜30,000の前
記(i)脂肪族プレポリマーを製造するには、(a)脂肪
族(環式を含む)ジカルボン酸(又はその酸無水物)成
分と、(b)脂肪族(環式を含む)グリコール成分のモ
ル比は、1.0:1.15〜1.0:2.0、好適に
は、1.0:1.3〜1.0:1.4、である。モル比
が1.0:1.15より小さいと反応性が悪く、樹脂の
色も悪くなる。モル比が1.0:2.0より大きいと、
製造コストが高くなる。
【0029】つぎに、第2番目の反応は、第2番目の反
応にて得た(i)脂肪族系プレポリマー、1重量%〜3
0重量%存在下に、(ii)分子中に芳香族基を有する芳香
族ジカルボン酸(テレフタル酸ジメチル及びテレフタル
酸を含む)と、 (iv)少なくとも1,4−ブタンジオー
ル及びエチレングリコールから選択した脂肪族グリコー
ル(環式化合物を含む)を添加し、180℃〜220℃
にて、エステル化反応又はエステル交換反応のいずれか
又はその両方を行い、生成する水又はメタノールを抽出
するものである。反応温度を180℃〜220℃で反応
すると、芳香族ジカルボン酸が活性化され、脂肪族グリ
コールと反応することができる。
【0030】第3番目の反応は、反応温度150℃〜1
80℃で行うものであり、この温度範囲であると、芳香
族ジカルボン酸が不活性化され、脂肪族グリコールと反
応することができない。第2番目の反応得られた生成物
に、(iii)脂肪族(環式を含む)ジカルボン酸(又はそ
の酸無水物)成分(コハク酸を含む)を添加し、エステ
ル化反応又はエステル交換反応のいずれか又はその両方
を行い、ついで、生成する水又はメタノールを抽出する
と、重合樹脂が得られる。反応温度が150℃よりも低
いと、生成する水又はメタノールが抽出できない。反応
温度が180℃よりも高いと、芳香族ジカルボン酸が活
性化されて脂肪族グリコールと反応するため、生分解性
特性が悪くなる。反応温度が150℃〜180℃にコン
トロールされていると、芳香族ジカルボン酸は、それ以
上結合できない。
【0031】第2及び第3番目の反応で添加する総ジカ
ルボン酸(又はその酸無水物)成分(前記(ii)及び(ii
i))1.0モル当たり、(iv)脂肪族(環式を含む)グリ
コールは、1.15〜2.0モル、好適には1.3〜
1.4モルの割合である。そして、第2及び第3番目の
反応で添加する総ジカルボン酸(又はその酸無水物)成
分(前記(ii)及び(iii))1.0モルに対して、芳香族
成分と脂肪族成分とのモル比は、0.3:0.7〜0.
65:0.35の範囲である。モル比が0.3:0.7
より小さいと、コポリエステル樹脂の融点が低く、加工
性に劣る。モル比が0.65:0.35より大きいと、
芳香族成分が多くなり、生分解速度が遅くなる。
【0032】第4番目の最後の反応は、第3番目の反応
で得た重合樹脂を、220℃〜260℃、0.005〜
10トル(Torr)で、重縮合するものであり、数平均分
子量が30,000〜90,000、重量平均分子量が
100,000〜600,000、融点70℃〜150
℃、そして、メルトインデックス(MI)が0.1〜5
0g/10分(190℃、2,160g)のコポリエス
テル樹脂が得られる。
【0033】第1,第2そして第3番目のエステル化反
応若しくはエステル交換反応の開始時及び/又は終了
時、及び第4番目の重縮合反応の開始時及び/又は終了
時に、触媒の単独又は複数の触媒混合物を添加すること
ができる。触媒の添加量は、好適には、反応物総重量当
たり0.02重量%〜2.0重量%の範囲である。添加
触媒量が、0.02重量%以下であると、水、メタノー
ル、又はグリコールの理論量を抽出し難くなるか、又は
抽出できない。添加触媒量が、2.0重量%以上である
と、水、メタノール、又はグリコールの理論量を簡単に
抽出できるものの、生成物の色が悪くなる。触媒は、T
i、Ge、Zn、Fe、Mn、Co及びZrを含む金属
化合物から選択される単独又は2以上であり、好適に
は、チタン酸塩、アンチモン酸塩又は酸化チタンを含む
有機金属化合物であり、さらに好適には、テトラブチル
チタン酸塩、酢酸カルシウム、三酸化アンチモン(II
I)、 酸化ジブチルすず(IV)、酢酸亜鉛、酢酸アンチ
モン、グリコール酸アンチモン(antimony glycolat
e)、テトラプロピルチタン酸(tetrapropyl titanat
e)の単独又は2以上である。
【0034】第1,第2そして第3番目のエステル化反
応若しくはエステル交換反応の開始時及び/又は終了
時、及び第4番目の重縮合反応の開始時及び/又は終了
時に、安定化剤を添加することができる。添加する安定
化剤の量は、好ましくは、0.02重量%〜2.0重量
%の範囲である。安定化剤量が0.02重量%以下であ
ると、安定化剤の効果が不十分であり、生成物の色が悪
くなる。安定化剤量が2重量%以上であると、反応に必
要な時間が長くなり、生成物が、高分子コポリエステル
にならない。従って、安定化剤の好適な量は、約0.2
2重量%である。安定化剤としては、リン酸トリメチ
ル、リン酸、及びリン酸トリフェニルを含むリン酸系安
定化剤から選択された単独又は2以上を使用する。
【0035】本発明のコポリエステル樹脂は、優れた物
性と生分解性を有しているため、引裂き強度と引張り強
度に劣る従来の脂肪族ポリエステルの限界を、解決する
ことができる。従来の脂肪族ポリエステルは自然環境下
で完全に生分解するものの、包装用フィルム、ゴミ袋、
農業用フィルムに適用するためには、その諸物性が不十
分で、加工性も悪い。そして、芳香族基を有するコポリ
エステルは、良好な諸物性をもつようになるものの、生
分解速度が極端に悪くなる。しかし、本発明のコポリエ
ステル樹脂により、上述した課題を解決することがで
き、包装用フィルム、ゴミ袋、農業用フィルムに使用す
ることができる。
【0036】
【実施例】本発明の実施の態様に基づいて、本発明をさ
らに詳細に説明するが、これらはいずれも説明のために
示したに過ぎず、これらによって本発明を限定するもの
ではない。
【0037】まず、以下の各実施例において、フィルム
の引張り強度と引張り伸長率は、コポリエステル樹脂を
約150μmの厚さに熱プレス成形した後、ASTM
D882により測定し、メルトインデックス(MI)は
ASTM D1238で測定した(温度は190℃、荷
重は2,160g)。融点は、示差走査熱分析(DS
C)で測定した(走査速度:10℃/10分)。分子量
は、ポリスチレンを標準物質とするゲルろ過法(GP
C)で測定した。
【0038】生分解性テストは、20cm角に切断した
厚さ35μmのインプレーションフィルムで行った。サ
ンプルフィルムの消失を防止するため、一対の篩(篩目
1cm、No18メッシュ)の間に挟み、地中10cm
の位置に埋設した。毎月一回、サンプルをチェックし、
生分解により減少した重量をチェックした。このテスト
は、夏の6月から8月まで、出願人、イレケミカル株式
会社内のR&Dセンターにおいて実施し、3フィルムサ
ンプルの平均減量値を求めた。
【0039】(実施例1)まず、500ml反応容器内
を窒素ガスでパージングした後、コハク酸23.6g、
1,4−ブタンジオール27g、及び触媒として作用す
るチタン酸テトラブチル0.1gを、前記反応容器に入
れ、この混合物を、205℃にてほぼ理論値の水が生成
するまで、エステル化反応を行った。生成した水を抽出
し、数平均分子量が約600の脂肪族プレポリマーを得
た。
【0040】ついで、これに、テレフタル酸ジメチル7
7.7g、1,4−ブタンジオール135.2g、及び
触媒として作用するチタン酸テトラブチル0.2gを加
え、この混合物を、205℃にてほぼ理論値のメタノー
ルが生成するまで、エステル交換反応を行った。生成し
たメタノールを抽出した後、これに、コハク酸35.4
gとアジピン酸43.8gを加え、そして混合物を、1
80℃にてほぼ理論値の水が生成するまで、エステル化
反応を行った。
【0041】ついで、この中に、三酸化アンチモン(II
I)0.1g、三酸化ジブチルすず(IV )0.3g、テ
トラブチルチタン酸塩0.07gを触媒として、そし
て、リン酸トリメチル0.1gを安定化剤として添加し
た。
【0042】最後に、反応温度を245℃まで昇温し、
重縮合反応(又は縮重合反応)を、真空度0.3トル
(Torr)で、180分間行った。
【0043】得られた生成物は、メルトインデックス
(MI)が6g/10分(190℃、2,160g)で
あり、数平均分子量が48,000であり、重量平均分
子量が310,000であり、融点は80℃であった。
【0044】生分解による減重量は、1カ月後が21重
量%であり、2カ月後が53重量%であり、3カ月後が
91重量%であった。
【0045】(実施例2)まず、500ml反応容器内
を窒素ガスでパージングした後、コハク酸2.95g、
アジピン酸3.65g、1,4−ブタンジオール6.3
g、及び触媒として作用するチタン酸テトラブチル0.
1gを前記反応容器に入れ、この混合物を、205℃に
てほぼ理論値の水が生成するまで、エステル化反応を行
った。生成した水を抽出し、数平均分子量が約1500
の脂肪族プレポリマー(9.3g)を得た。
【0046】ついで、これに、テレフタル酸ジメチル7
8.8g、1,4−ブタンジオール126g、エチレン
グリコール6.2g、及び触媒としてチタン酸テトラブ
チル0.2gを加え、この混合物を、205℃にてほぼ
理論値のメタノールが生成するまで、エステル交換反応
を行った。生成したメタノールを抽出した後、これに、
コハク酸70.8gを加え、そして混合物を、180℃
にてほぼ理論値の水が生成するまで、エステル化反応を
行った。
【0047】ついで、この中に、三酸化アンチモン(II
I)0.1g、酸化ジブチルすず(IV)0.3g、テト
ラブチルチタン酸塩0.07gを触媒として、そして、
リン酸トリメチル0.1gを安定化剤として添加した。
【0048】最後に、反応温度を245℃まで昇温し、
重縮合反応(又は縮重合反応)を、真空度0.3トル
(Torr)で、220分間行った。
【0049】得られた生成物は、メルトインデックス
(MI)が7g/10分(190℃、2,160g)で
あり、数平均分子量が47,000であり、重量平均分
子量が230,000であり、融点は90℃であった。
【0050】生分解による減重量は、1カ月後が15重
量%であり、2カ月後が32重量%であり、3カ月後が
368重量%であった。
【0051】(実施例3)まず、500ml反応容器内
を窒素ガスでパージングした後、コハク酸2.95g、
エチレングリコール2.48g、及び触媒として作用す
るチタン酸テトラブチル0.1gを前記反応容器に入
れ、この混合物を、205℃にてほぼ理論値の水が生成
するまで、エステル化反応を行った。生成した水を抽出
し、数平均分子量が約400の脂肪族プレポリマー
(3.6g)を得た。
【0052】ついで、これに、テレフタル酸ジメチル1
08.4g、1,4−ブタンジオール135.2g、及
び触媒としてチタン酸テトラブチル0.2gを加え、こ
の混合物を、205℃にてほぼ理論値のメタノールが生
成するまで、エステル交換反応を行った。生成したメタ
ノールを抽出した後、これに、コハク酸53.1gを加
え、そして混合物を、180℃にてほぼ理論値の水が生
成するまで、エステル化反応を行った。
【0053】ついで、この中に、三酸化アンチモン(II
I)0.1g、酸化ジブチルすず(IV)0.3g、テト
ラブチルチタン酸塩0.07gを触媒として、そして、
リン酸トリメチル0.1gを安定化剤として添加した。
【0054】最後に、反応温度を245℃まで昇温し、
重縮合反応(又は縮重合反応)を、真空度0.3トル
(Torr)で、200分間行った。
【0055】得られた生成物は、メルトインデックス
(MI)が8g/10分(190℃、2,160g)で
あり、数平均分子量が41,000であり、重量平均分
子量が170,000であり、融点は128℃であっ
た。
【0056】生分解による減重量は、1カ月後が6重量
%であり、2カ月後が18重量%であり、3カ月後が3
7重量%であった。
【0057】(実施例4)まず、500ml反応容器内
を窒素ガスでパージングした後、コハク酸5.9g、
1,4−ブタンジオール6.3g、及び触媒として作用
するチタン酸テトラブチル0.1gを前記反応容器に入
れ、この混合物を、205℃にてほぼ理論値の水が生成
するまで、エステル化反応を行った。生成した水を抽出
し、数平均分子量が約3,000の脂肪族プレポリマー
(8.6g)を得た。
【0058】ついで、これに、テレフタル酸76.1
g、1,4−ブタンジオール135.2g、及び触媒と
してチタン酸テトラブチル0.2gを加え、この混合物
を、205℃にてほぼ理論値の水が生成するまで、エス
テル化反応を行った。生成した水を抽出した後、これ
に、コハク酸29.5g及びアジピン酸43.8gを加
え、そして混合物を、180℃にてほぼ理論値の水が生
成するまで、エステル化反応を行った。
【0059】ついで、この中に、三酸化アンチモン(II
I)0.1g、酸化ジブチルすず(IV)0.3g、テト
ラブチルチタン酸塩0.07gを触媒として、そして、
リン酸トリメチル0.1gを安定化剤として添加した。
【0060】最後に、反応温度を245℃まで昇温し、
重縮合反応(又は縮重合反応)を、真空度0.3トル
(Torr)で、180分間行った。
【0061】得られた生成物は、メルトインデックス
(MI)が2g/10分(190℃、2,160g)で
あり、数平均分子量が61,000であり、重量平均分
子量が290,000であり、融点は117℃であっ
た。
【0062】生分解による減重量は、1カ月後が9重量
%であり、2カ月後が28重量%であり、3カ月後が5
6重量%であった。
【0063】(実施例5)まず、500ml反応容器内
を窒素ガスでパージングした後、アジピン酸3.65
g、1,4−ブタンジオール4.05g、及び触媒とし
て作用するチタン酸テトラブチル0.1gを前記反応容
器に入れ、この混合物を、205℃にてほぼ理論値の水
が生成するまで、エステル化反応を行った。生成した水
を抽出し、数平均分子量が約10,000の脂肪族プレ
ポリマー(5g)を得た。
【0064】ついで、これに、テレフタル酸66.8
g、1,4−ブタンジオール135.2g、及び触媒と
してチタン酸テトラブチル0.2gを加え、この混合物
を、205℃にてほぼ理論値の水が生成するまで、エス
テル化反応を行った。生成した水を抽出した後、これ
に、アジピン酸87.6gを加え、そして混合物を、1
80℃にてほぼ理論値の水が生成するまで、エステル化
反応を行った。
【0065】ついで、この中に、三酸化アンチモン(II
I)0.1g、酸化ジブチルすず(IV)0.3g、テト
ラブチルチタン酸塩0.07gを触媒として、そして、
リン酸トリメチル0.1gを安定化剤として添加した。
【0066】最後に、反応温度を245℃まで昇温し、
重縮合反応(又は縮重合反応)を、真空度0.3トル
(Torr)で、200分間行った。
【0067】得られた生成物は、メルトインデックス
(MI)が11g/10分(190℃、2,160g)
であり、数平均分子量が38,000であり、重量平均
分子量が174,000であり、融点は89℃であっ
た。
【0068】生分解による減重量は、1カ月後が10重
量%であり、2カ月後が37重量%であり、3カ月後が
71重量%であった。
【0069】(比較例1)まず、500ml反応容器内
を窒素ガスでパージングした後、テレフタル酸66.8
g、1,4−ブタンジオール135.2g、コハク酸7
0.8g、及び触媒として作用するチタン酸テトラブチ
ル0.07gを前記反応容器に加えた。ついで、窒素雰
囲気下で温度を上げ、200℃にて2時間、エステル化
反応を行い、さらに、窒素の供給を停止し、エステル化
反応を、20〜2mmHgの減圧下にて0.5時間、継
続した。
【0070】ついで、窒素雰囲気下、チタン酸テトラブ
チル0.07g、及び酸化ジブチルすず(IV)0.45
gを触媒として、そして、リン酸トリメチル0.2gを
安定化剤として添加し、反応温度250℃、真空度0.
4トル(Torr)にて、200分間、脱グリコール反
応を行った。
【0071】得られた生成物は、数平均分子量が18,
000であり、重量平均分子量が52,000であり、
融点は92℃であった。
【0072】生分解による減重量は、1カ月後が2.5
重量%であり、2カ月後が9重量%であり、3カ月後が
21重量%であった。
【0073】(比較例2)まず、500ml反応容器内
を窒素ガスでパージングした後、テレフタル酸83.5
g、1,4−ブタンジオール135.2g、コハク酸5
9g、及び触媒として作用するチタン酸テトラブチル
0.07gを前記反応容器に加えた。ついで、窒素雰囲
気下で温度を上げ、200℃にて2時間、エステル化反
応を行い、さらに、窒素の供給を停止し、エステル化反
応を、20〜2mmHgの減圧下にて0.5時間、継続
した。ついで、窒素雰囲気下、チタン酸テトラブチル
0.07g及び酸化ジブチルすず(IV)0.45gを触
媒として、そして、リン酸トリメチル0.2gを安定化
剤として添加し、反応温度250℃、真空度0.4トル
(Torr)にて、200分間、脱グリコール反応を行
った。
【0074】得られた生成物は、数平均分子量が22,
000であり、重量平均分子量が61,000であり、
融点は121℃であった。
【0075】生分解による減重量は、1カ月後が1重量
%であり、2カ月後が5重量%であり、3カ月後が7重
量%であった。
【0076】(比較例3)まず、500ml反応容器内
を窒素ガスでパージングした後、テレフタル酸66.8
g、1,4−ブタンジオール135.2g、コハク酸5
9g、アジピン酸36.5g、及び触媒として作用する
チタン酸テトラブチル0.07gを前記反応容器に加え
た。ついで、窒素雰囲気下で温度を上げ、200℃にて
2時間、エステル化反応を行い、さらに、窒素の供給を
停止し、エステル化反応を、20〜2mmHgの減圧下
にて0.5時間、継続した。
【0077】ついで、窒素雰囲気下、チタン酸テトラブ
チル0.07g及び酸化ジブチルすず(IV)0.45g
を触媒として、そして、リン酸トリメチル0.2gを安
定化剤として添加し、反応温度250℃、真空度0.4
トル(Torr)にて、200分間、脱グリコール反応
を行った。
【0078】得られた生成物は、数平均分子量が15,
000であり、重量平均分子量が43,000であり、
融点は90℃であった。
【0079】生分解による減重量は、1カ月後が3重量
%であり、2カ月後が11重量%であり、3カ月後が2
4重量%であった。
【0080】実施例1〜5に記載の、本発明に係るコポ
リエステル樹脂と、比較例1〜3に記載の従来のコポリ
エステル樹脂の物性を、表1に示す。
【0081】表1に示したとおり、本発明に係るコポリ
エステル樹脂は、数平均分子量及び重量平均分子量の両
方ともが高分子型ポリマーであり、優れた物性と生分解
性を有しており、包装用フィルム、ゴミ袋、農業用フィ
ルム等として実用化できる。
【0082】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によると、優れた
物性と生分解性を有するコポリエステル樹脂組成物とそ
の製造方法が提供できる。このコポリエステル樹脂組成
物は、(i)数平均分子量300〜30,000の脂肪族
プレポリマーと、(ii)分子中に芳香族基をもった芳香族
ジカルボン酸(若しくはその酸無水物)(テレフタル酸
ジメチル、テレフタル酸を含む)と、(iii)脂肪族(環
式を含む)ジカルボン酸(若しくはその酸無水物)成分
(コハク酸を含む)と、(iv)少なくとも1,4−ブタン
ジオール及びエチレングリコールから選択した脂肪族
(環式を含む)グリコールと、から製造されたものであ
り、その数平均分子量は30,000〜90,000、
重量平均分子量は100,000〜600,000、融
点は70℃〜150℃、メルトインデックス(MI)は
0.1〜50g/10分(190℃、2,160g)で
ある。
【0083】本発明のコポリエステル樹脂は、反応を多
段階に行うことで製造されるものであり、コポリエステ
ル鎖中のジカルボン酸の位置に、芳香族基を、ランダム
でありかつ連続して8個以上結合させることのないよう
に分布させてある。従って、自然界の微生物は、コポリ
エステルの主鎖を攻撃することができ、これを、炭酸ガ
スと水に分解することができる。包装用フィルム、ゴミ
袋、農業用フィルム等を含む様々なものに活用できる。
【0084】全世界的に重大な社会問題となったプラス
チックに関する環境問題は、自然界で炭酸ガスと水に分
解することができる生分解性コポリエステル樹脂を商品
化することで、解決することができる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年12月20日(2000.12.
20)
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】つぎに、第2番目の反応は、第1番目の反
応にて得た(i)脂肪族系プレポリマー、0.1重量%
〜30重量%存在下に、(ii)分子中に芳香族基を有する
芳香族ジカルボン酸(テレフタル酸ジメチル及びテレフ
タル酸を含む、)と、 (iv)少なくとも1,4−ブタン
ジオール及びエチレングリコールから選択した脂肪族
(環式を含む)グリコールとを添加し、エステル化反応
又はエステル交換反応のいずれか又はその両方を行い、
生成する水又はメタノールを抽出するものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】第2番目の反応において、第1番目の反応
にて得た(i)脂肪族系プレポリマー、0.1重量%〜
30重量%存在下に、(ii)分子中に芳香族基を有する芳
香族ジカルボン酸(テレフタル酸ジメチル及びテレフタ
ル酸を含む)と、 (iv)少なくとも1,4−ブタンジオ
ール及びエチレングリコールから選択した脂肪族グリコ
ール(環式化合物を含む)、を添加し、エステル化反応
又はエステル交換反応のいずれか又はその両方を行うも
のである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】つぎに、第2番目の反応は、第2番目の反
応にて得た(i)脂肪族系プレポリマー、0.1重量%
〜30重量%存在下に、(ii)分子中に芳香族基を有する
芳香族ジカルボン酸(テレフタル酸ジメチル及びテレフ
タル酸を含む)と、 (iv)少なくとも1,4−ブタンジ
オール及びエチレングリコールから選択した脂肪族グリ
コール(環式化合物を含む)を添加し、180℃〜22
0℃にて、エステル化反応又はエステル交換反応のいず
れか又はその両方を行い、生成する水又はメタノールを
抽出するものである。反応温度を180℃〜220℃で
反応すると、芳香族ジカルボン酸が活性化され、脂肪族
グリコールと反応することができる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】まず、以下の各実施例において、フィルム
の引張り強度と引張り伸長率は、コポリエステル樹脂を
約150μmの厚さに熱プレス成形した後、ASTM
D882により測定し、メルトインデックス(MI)は
ASTM D1238で測定した(温度は190℃、荷
重は2,160g)。融点は、示差走査熱分析(DS
C)で測定した(走査速度:10℃/1分)。分子量
は、ポリスチレンを標準物質とするゲルろ過法(GP
C)で測定した。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】生分解性テストは、20cm角に切断した
厚さ35μmのインプレーションフィルムで行った。サ
ンプルフィルムの消失を防止するため、一対の篩(篩目
1mm、No.18メッシュ)の間に挟み、地中10c
mの位置に埋設した。毎月一回、サンプルをチェック
し、生分解により減少した重量をチェックした。このテ
ストは、夏の6月から8月まで、出願人、イレケミカル
株式会社内のR&Dセンターにおいて実施し、3フィル
ムサンプルの平均減量値を求めた。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】(実施例1)まず、500ml反応容器内
を窒素ガスでパージングした後、コハク酸23.6g、
1,4−ブタンジオール27g、及び触媒として作用す
るチタン酸テトラブチル0.1gを、前記反応容器に入
れ、この混合物を、205℃にてほぼ理論値の水が生成
するまで、エステル化反応を行った。生成した水を抽出
し、数平均分子量が約600の脂肪族プレポリマー
4.4gを得た。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】ついで、これに、テレフタル酸ジメチル7
7.7g、1,4−ブタンジオール135.2g、及び
触媒として作用するチタン酸テトラブチル0.2gを加
え、この混合物を、205℃にてほぼ理論値のメタノー
ルが生成するまで、エステル交換反応を行った。生成し
たメタノールを抽出した後、これに、コハク酸35.4
gとアジピン酸43.8gを加え、そして混合物を、1
80℃にてほぼ理論値の水が抽出するまで、エステル化
反応を行った。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正内容】
【0045】(実施例2)まず、500ml反応容器内
を窒素ガスでパージングした後、コハク酸2.95g、
アジピン酸3.65g、1,4−ブタンジオール6.3
g、及び触媒として作用するチタン酸テトラブチル0.
1gを前記反応容器に入れ、この混合物を、205℃に
てほぼ理論値の水が生成するまで、エステル化反応を行
った。生成した水を抽出し、数平均分子量が約1500
の脂肪族プレポリマー9.3gを得た。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】ついで、これに、テレフタル酸ジメチル7
8.8g、1,4−ブタンジオール126g、エチレン
グリコール6.2g、及び触媒としてチタン酸テトラブ
チル0.2gを加え、この混合物を、205℃にてほぼ
理論値のメタノールが生成するまで、エステル交換反応
を行った。生成したメタノールを抽出した後、これに、
コハク酸70.8gを加え、そして混合物を、180℃
にてほぼ理論値の水が抽出するまで、エステル化反応を
行った。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】生分解による減重量は、1カ月後が15重
量%であり、2カ月後が32重量%であり、3カ月後が
68重量%であった。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0051
【補正方法】変更
【補正内容】
【0051】(実施例3)まず、500ml反応容器内
を窒素ガスでパージングした後、コハク酸2.95g、
エチレングリコール2.48g、及び触媒として作用す
るチタン酸テトラブチル0.1gを前記反応容器に入
れ、この混合物を、205℃にてほぼ理論値の水が生成
するまで、エステル化反応を行った。生成した水を抽出
し、数平均分子量が約400の脂肪族プレポリマー3.
6gを得た。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】変更
【補正内容】
【0052】ついで、これに、テレフタル酸ジメチル1
08.4g、1,4−ブタンジオール135.2g、及
び触媒としてチタン酸テトラブチル0.2gを加え、こ
の混合物を、205℃にてほぼ理論値のメタノールが生
成するまで、エステル交換反応を行った。生成したメタ
ノールを抽出した後、これに、コハク酸53.1gを加
え、そして混合物を、180℃にてほぼ理論値の水が
するまで、エステル化反応を行った。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0057
【補正方法】変更
【補正内容】
【0057】(実施例4)まず、500ml反応容器内
を窒素ガスでパージングした後、コハク酸5.9g、
1,4−ブタンジオール6.3g、及び触媒として作用
するチタン酸テトラブチル0.1gを前記反応容器に入
れ、この混合物を、205℃にてほぼ理論値の水が生成
するまで、エステル化反応を行った。生成した水を抽出
し、数平均分子量が約3,000の脂肪族プレポリマー
8.6gを得た。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0058
【補正方法】変更
【補正内容】
【0058】ついで、これに、テレフタル酸76.1
g、1,4−ブタンジオール135.2g、及び触媒と
してチタン酸テトラブチル0.2gを加え、この混合物
を、205℃にてほぼ理論値の水が生成するまで、エス
テル化反応を行った。生成した水を抽出した後、これ
に、コハク酸29.5g及びアジピン酸43.8gを加
え、そして混合物を、180℃にてほぼ理論値の水が
するまで、エステル化反応を行った。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0063
【補正方法】変更
【補正内容】
【0063】(実施例5)まず、500ml反応容器内
を窒素ガスでパージングした後、アジピン酸3.65
g、1,4−ブタンジオール4.05g、及び触媒とし
て作用するチタン酸テトラブチル0.1gを前記反応容
器に入れ、この混合物を、205℃にてほぼ理論値の水
が生成するまで、エステル化反応を行った。生成した水
を抽出し、数平均分子量が約10,000の脂肪族プレ
ポリマー5gを得た。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0064
【補正方法】変更
【補正内容】
【0064】ついで、これに、テレフタル酸66.8
g、1,4−ブタンジオール135.2g、及び触媒と
してチタン酸テトラブチル0.2gを加え、この混合物
を、205℃にてほぼ理論値の水が生成するまで、エス
テル化反応を行った。生成した水を抽出した後、これ
に、アジピン酸87.6gを加え、そして混合物を、1
80℃にてほぼ理論値の水が抽出するまで、エステル化
反応を行った。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0076
【補正方法】変更
【補正内容】
【0076】(比較例3)まず、500ml反応容器内
を窒素ガスでパージングした後、テレフタル酸66.8
g、1,4−ブタンジオール135.2g、コハク酸
9.5g、アジピン酸36.5g、及び触媒として作用
するチタン酸テトラブチル0.07gを前記反応容器に
加えた。ついで、窒素雰囲気下で温度を上げ、200℃
にて2時間、エステル化反応を行い、さらに、窒素の供
給を停止し、エステル化反応を、20〜2mmHgの減
圧下にて0.5時間、継続した。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0080
【補正方法】変更
【補正内容】
【0080】実施例1〜5に記載の、本発明に係るコポ
リエステル樹脂と、比較例1〜3に記載の従来のコポリ
エステル樹脂の物性を、表1に示す。
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 イ ジェワン 大韓民国 ソウル ドンジャック、サンド ードン 36番の1 デリム アパートメン ト 8−407 (72)発明者 キム ドンフーン 大韓民国 ソウル ソーチョーク、バンベ 3−ドン サンホ−ハンスプ アパートメ ント 101−406 (72)発明者 キム ドユン 大韓民国 ソウル クァンジンク、フャヤ ン−ドン 42番の15 (72)発明者 イ ソークウー 大韓民国 カンウォンド、ファンセングン ゴングンミョン ハクダム−リ 240番

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】数平均分子量が30,000〜90,00
    0であり、重量平均分子量が100,000〜600,
    000であり、融点が70℃〜150℃であり、メルト
    インデックスが0.1〜50g/10分(190℃、
    2,160g)であり、コポリエステル鎖中のジカルボ
    ン酸の位置に、芳香族基がランダムでありかつ連続して
    8個以上結合させることのないように分布させてあるコ
    ポリエステル系樹脂組成物であって、 つぎの(i)〜(iv)に対して、縮合反応、エステル化反
    応、又はエステル交換反応のうちの少なくとも1反応を
    行った後、重縮合することにより製造されていることを
    特徴とするコポリエステル系樹脂組成物。 (i) 数平均分子量が300〜30,000の脂肪族プ
    レポリマー、0.1重量%〜30重量%。 (ii) テレフタル酸ジメチル及びテレフタル酸を含む、
    分子中に芳香族基を有する芳香族ジカルボン酸(若しく
    はその酸無水物)。 (iii) 脂肪族(環式を含む)ジカルボン酸(若しくはそ
    の酸無水物)成分であって、コハク酸を含む。 (iv) 少なくとも1,4−ブタンジオール又はエチレン
    グリコールから選ばれた脂肪族(環式を含む)グリコー
    ル。
  2. 【請求項2】前記(i)の、数平均分子量が300〜3
    0,000の脂肪族プレポリマーが、つぎの(a)及び
    (b)を、縮合反応、エステル化反応、又はエステル交
    換反応のうちの少なくとも1反応を行うことによって製
    造されていることを特徴とする請求項1記載のコポリエ
    ステル系樹脂組成物。 (a)コハク酸を含む脂肪族(環式を含む)ジカルボン
    酸(若しくはその酸無水物)成分。 (b)少なくとも1,4−ブタンジオール又はエチレン
    グリコールから選ばれた脂肪族(環式を含む)グリコー
    ル。
  3. 【請求項3】前記コポリエステル系樹脂組成物におい
    て、 前記(i)の、数平均分子量が300〜30,000の脂
    肪族プレポリマーを製造するに際し、(a)脂肪族(環
    式を含む)ジカルボン酸(若しくはその酸無水物)成分
    と、前記(b)脂肪族(環式を含む)グリコールとのモ
    ル比が、1.0:1.15〜1.0:2.0の範囲内で
    あることを特徴とする請求項2記載のコポリエステル系
    樹脂組成物。
  4. 【請求項4】前記(ii)及び(iii)のジカルボン酸の総
    量、1.0モルに対して、前記(iv)の、脂肪族(環式
    を含む)グリコール量が、1.15〜2.0モルである
    ことを特徴とする請求項1記載のコポリエステル系樹脂
    組成物。
  5. 【請求項5】前記(ii)の芳香族ジカルボン酸(若しくは
    その酸無水物)が、テレフタル酸ジメチル、テレフタル
    酸、フタル酸、無水フタル酸、イソフタル酸、フタル酸
    −4−メチル、無水フタル酸−4−メチル、又はフタル
    酸ジメチルのうちのいずれかであることを特徴とする請
    求項1記載のコポリエステル系樹脂組成物。
  6. 【請求項6】前記(iii)の脂肪族(環式を含む)ジカル
    ボン酸(若しくはその酸無水物)が、コハク酸、グルタ
    ル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライ
    ン酸、セバシン酸、1,9−ノナンジカルボン酸、1,
    10−デカンジカルボン酸、又はこれらの酸無水物のう
    ちのいずれかであることを特徴とする請求項1記載のコ
    ポリエステル系樹脂組成物。
  7. 【請求項7】前記(iv)の脂肪族(環式を含む)グリコー
    ルが、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ト
    リエチレングリコール、テトラエチレングリコール、プ
    ロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,
    4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,5
    −ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,
    7−へプタンジオール、1,2−オクタンジオール、
    1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、
    1,2デカンジオール、1,10−デカンジオール、又
    はデカメチレンジオールのうちのいずれかであることを
    特徴とする請求項1記載のコポリエステル系樹脂組成
    物。
  8. 【請求項8】前記(a)の脂肪族(環式を含む)ジカルボ
    ン酸(若しくはその酸無水物)成分が、コハク酸、グル
    タル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼラ
    イン酸、セバシン酸、1,9−ノナンジカルボン酸、
    1,10−デカンジカルボン酸、又はこれらの酸無水物
    のうちのいずれかであることを特徴とする請求項2記載
    のコポリエステル系樹脂組成物。
  9. 【請求項9】前記(b)の脂肪族(環式を含む)グリコー
    ルが、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ト
    リエチレングリコール、テトラエチレングリコール、プ
    ロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,
    4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,5
    −ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,
    7−へプタンジオール、1,2−オクタンジオール、
    1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、
    1,2デカンジオール、1,10−デカンジオール、又
    はデカメチレンジオールのうちのいずれかであることを
    特徴とする請求項2記載のコポリエステル系樹脂組成
    物。
  10. 【請求項10】 第1工程が、(a)脂肪族(環式を含
    む)ジカルボン酸(又はその酸無水物)成分(コハク酸
    を含む)と、(b)少なくとも1,4−ブタンジオール
    及びエチレングリコールから選択した脂肪族グリコール
    (環式を含む)とを加えて、縮合反応、エステル化反
    応、又はエステル交換反応のうちから選択したいずれか
    の化学反応を行い、生成する水又はメタノールを抽出す
    ることにより、数平均分子量300〜30,000の脂
    肪族系プレポリマーを得る工程であり、 第2の工程が、第1の工程で得た前記(i)脂肪族系プ
    レポリマーの存在下、(ii)分子中に芳香族基を有する芳
    香族ジカルボン酸(テレフタル酸ジメチル及びテレフタ
    ル酸を含む)と、 (iv)少なくとも1,4−ブタンジオ
    ール及びエチレングリコールから選択した脂肪族グリコ
    ール(環式化合物を含む)を添加し、180℃〜220
    ℃にて、芳香族ジカルボン酸を活性化し、脂肪族グリコ
    ールとエステル化反応又はエステル交換反応のいずれか
    又はその両方を行い、生成する水又はメタノールを抽出
    する工程であり、第3の工程が、反応温度を、芳香族ジ
    カルボン酸が不活性になって脂肪族グリコールと反応す
    ることができない150℃〜180℃で行うものであ
    り、第2の工程で得られた生成物に、(iii)脂肪族(環
    式を含む)ジカルボン酸(又はその酸無水物)成分(コ
    ハク酸を含む)を添加し、エステル化反応又はエステル
    交換反応のいずれか又はその両方を行い、ついで、生成
    する水又はメタノールを抽出する工程であり、 第4の工程が、第3番目の反応で得た重合樹脂を、22
    0℃〜260℃、0.005〜10トル(Torr)で、重
    縮合するもの工程を経る、 高分子コポリエステル系樹脂の製造方法であって、 該高分子コポリエステル系樹脂の数平均分子量が30,
    000〜90,000であり、重量平均分子量が10
    0,000〜600,000であり、融点が70℃〜1
    50℃であり、メルトインデックスが0.1〜50g/
    10分(190℃、2,160g)であり、コポリエス
    テル鎖中のジカルボン酸の位置に、芳香族基が、ランダ
    ムでありかつ連続して8個以上結合させることのないよ
    うに分布されていることを特徴とする高分子コポリエス
    テル系樹脂の製造方法。
  11. 【請求項11】前記(i)の、数平均分子量が300〜3
    0,000の脂肪族プレポリマーを製造するに際し、
    (a)脂肪族(環式を含む)ジカルボン酸(若しくはそ
    の酸無水物)成分と、前記(b)脂肪族(環式を含む)
    グリコールとのモル比が、1.0:1.15〜1.0:
    2.0の範囲内であることを特徴とする請求項10記載
    の高分子コポリエステル系樹脂の製造方法。
  12. 【請求項12】前記(ii)及び(iii)のジカルボン酸の
    総量、1.0モルに対して、前記(iv)の、脂肪族(環
    式を含む)グリコール量が、1.15〜2.0モルであ
    ることを特徴とする請求項10記載の高分子コポリエス
    テル系樹脂の製造方法。
  13. 【請求項13】前記高分子コポリエステル系樹脂の製造
    方法において、前記第1〜第3の工程のエステル化反応
    若しくはエステル交換反応の前に、又は該エステル化反
    応若しくはエステル交換反応の後に、0.02重量%〜
    2.0重量%の触媒を添加することを特徴とする請求項
    10記載の高分子コポリエステル系樹脂の製造方法。
  14. 【請求項14】前記触媒が、テトラブチルチタン酸塩、
    酢酸カルシウム、三酸化アンチモン(III)、 酸化ジブ
    チルすず(IV)、酢酸亜鉛、酢酸アンチモン、グリコー
    ル酸アンチモン(antimony glycolate)、テトラプロピ
    ルチタン酸(tetrapropyl titanate)の単独又は2種以
    上の混合物であることを特徴とする請求項13記載の高
    分子コポリエステル系樹脂の製造方法。
  15. 【請求項15】前記高分子コポリエステル系樹脂の製造
    方法において、 前記第1〜第3の工程のエステル化反応又はエステル交
    換反応の前に又は該エステル化反応又はエステル交換反
    応の後に、0.02重量%〜2.0重量%の安定化剤を
    添加することを特徴とする請求項10記載の高分子コポ
    リエステル系樹脂の製造方法。
  16. 【請求項16】前記安定化剤が、リン酸トリメチル、リ
    ン酸、及びリン酸トリフェニルを含む群から選択された
    単独又は2種以上であることを特徴とする請求項15記
    載の高分子コポリエステル系樹脂の製造方法。
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