JP2001185421A - 磁性素子およびその製造方法 - Google Patents

磁性素子およびその製造方法

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JP2001185421A
JP2001185421A JP36784199A JP36784199A JP2001185421A JP 2001185421 A JP2001185421 A JP 2001185421A JP 36784199 A JP36784199 A JP 36784199A JP 36784199 A JP36784199 A JP 36784199A JP 2001185421 A JP2001185421 A JP 2001185421A
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JP36784199A
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Inventor
Osamu Inoue
修 井上
Junichi Kato
純一 加藤
Seiichi Nakatani
誠一 中谷
Toshiyuki Asahi
俊行 朝日
Koichi Hirano
浩一 平野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種電子機器の大電流用途に適するインダク
タ、チョークコイル、トランス等の磁性素子を提供す
る。 【解決手段】 金属磁性体粉末50〜70体積%および
熱硬化性樹脂50〜30体積%を含むコンポジット磁性
部材1と、フェライト焼結体または金属磁性粉末の圧粉
磁性体である磁性部材2と、コイル3とを含み、このコ
イル3の配置によって決定される磁路が、コンポジット
磁性部材1と磁性部材2とを直列に経由し、かつコイル
3がコンポジット磁性部材1に埋設された素子とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器のインダ
クタ、チョークコイル、トランスその他に用いられる磁
性素子、特に大電流用小型磁性素子とその製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】電子機器の小型薄型化に伴い、これらに
用いられる部品やデバイスも小型化、薄型化することが
強く求められている。一方、CPUなどのLSIは高集
積化してきており、これに供給される電源回路には数A
〜数十Aの電流が供給されることがある。従って、これ
らに用いられるチョークコイル等のインダクタにおいて
も、小型化とともに、これに反することではあるが、コ
イル導体の断面積を大きくして低抵抗化を実現するこ
と、および直流重畳によるインダクタンスの低下が少な
いことが必要とされている。また、使用周波数が高周波
化しており、高周波域での損失の低いことが求められて
いる。さらに、コスト削減のために単純な形状の部品素
子を簡単な工程で組み立てられることが必要となってい
る。すなわち、大電流、高周波で使用可能であり、か
つ、小型、薄型化したインダクタを安価に供給すること
が求められている。
【0003】インダクタのインダクタンスは、トロイダ
ル形状のコアに巻き線を施した形態の場合、次式で表さ
れる。 L〜μ×S×N2/r ここで、Lはインダクタンス、μは透磁率、Sは磁路断
面積、Nは巻き線数、rは磁路長である。
【0004】この式より、大きなL値を得るためには、
透磁率μを高く、磁路断面積Sを大きく、巻き線数Nを
大きく、磁路長rを小さくすればよいことがわかる。し
かしながら、透磁率を大きくすると、わずかな電流値で
も磁束密度が飽和し、それ以上の電流値では透磁率が低
下するため、直流重畳特性(直流電流に対するインダク
タンス(L値)の依存特性)が劣化する。磁路断面積を
大きくすることは、小型化に反し、また同一巻き線数で
は、導線長さが長くなって、高抵抗となる。これを防ぐ
ために断面積の大きい導線を用いることは、さらに小型
化に反する。巻き線数を増やすことは、小型化に反する
と共に、高抵抗となる。磁路長を短くすることは、小型
化にはつながるが、巻き線数を増やすことができなくな
る。従って、小型で大きなインダクタンスと、良好な直
流重畳特性とを有し、巻き線抵抗が低く、高周波まで使
用可能なインダクタは一般に実現が困難であった。
【0005】以下、現実に使用されているインダクタに
ついて説明する。まず、最も一般的に使用されている、
EE型やEI型のフェライトコアとコイルでは、フェラ
イト材料は、比較的透磁率が高く、かつ飽和磁束密度が
金属磁性材料に比べて低いため、そのまま使用すると、
磁気飽和によるインダクタンスの低下が大きく、直流重
畳特性が悪い。そこで、直流重畳特性を改善するため
に、通常、コアの磁路のどこかに空隙を設け、見かけの
透磁率を下げて使用されている。
【0006】コア材料として、フェライトよりも飽和磁
束密度が大きいFe−Si−Al系合金、Fe−Ni系
合金等を用いたインダクタでは、これらの金属系材料の
電気抵抗が低いので、最近のように使用周波数が数百k
Hz〜MHzと高周波化してくると、渦電流損失が大き
くなって、そのままでは使用できない。このため、薄体
化したものを絶縁層を介して積層化するか、あるいは粉
末化したものを、絶縁しつつ成形した、いわゆるダスト
コアが用いられている。
【0007】複数の磁性体を組み合わせて用いることも
提案されている。つば付きフェライトコアにコイルを巻
き、これを磁性粉末と樹脂材料の混合液にディップした
ものや(特開昭61−136213号公報)、磁性金属
薄体を複数枚積層したものを2枚用意し、この2枚の間
に平面状コイルを配し、磁性粉末を分散した接着剤で固
定したもの(特開平9−270334号公報)が、イン
ダクタの小型化に有効であるとされている。また、小型
化が目的とはされていないが、漏れ磁束を減少させるた
めに、2枚のフェライト薄板の間に平面状コイルを配
し、フェライト粉末を分散した接着剤で固定したもの
(特開平6−342725号公報)が提案されている。
【0008】またインダクタの構成としては、従来はE
E型またはEI型コアとコイルから構成されたものが多
いが、薄型のインダクタを実現するために、コイルをス
パイラル状に平面に巻いたものを使用することが特開平
9−92540号公報に記載されている。また、スパイ
ラル状に巻いたコイルの内周部端子をコアに切欠きを設
けて引き出し、引き出し線の厚み分薄くすることが特開
平9−205023号公報に記載されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フェラ
イト材料を用いて磁路のどこかに空隙を設け、見かけの
透磁率を下げて使用すると、交流で駆動した時に、この
空隙部分でコアが振動してノイズ音が発生する問題点が
ある。
【0010】飽和磁束密度が大きい金属磁性体の薄体を
絶縁層を介して積層すると、高周波で使用可能な薄体は
十分薄くする必要があるので高コストとなり、かつ複雑
な形状を作製することができないという問題点がある。
またダストコアは、十分高い特性とするためには、成型
時に10t/cm2程度の非常に高い圧力をかけて緻密化
させる必要があるために特殊な高強度金型が必要とな
り、また複雑な形状を作製しにくいという問題点があ
る。
【0011】複数の磁性体を組み合わせて用いる形態の
うち、特開昭61−136213号公報および特開平6
−342725号公報に開示されている形態では、樹脂
にフェライトを分散させたものが用いられているが、フ
ェライトの充填率に限界があるため、この部分の飽和磁
束密度が低く、直流重畳特性が悪い問題点がある。ま
た、特開平9−270334号公報に開示されている形
態では、樹脂と混合する磁性体の種類が記載されていな
いが、いずれにしても磁性金属の薄体を複数枚積層した
ものを用意する必要があるので高コストとなり、また素
子の上下面が金属磁性体であるために、電気抵抗が低
く、絶縁の必要があり、また複雑な形状が作製できない
という問題点があった。
【0012】そこで、本発明は、上記問題点を解決し
て、各種電子機器の大電流用途に適するインダクタ、チ
ョークコイル、トランス等の磁性素子を提供することを
目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の磁性素子は、金
属磁性体粉末50〜70体積%および熱硬化性樹脂50
〜30体積%を含むコンポジット磁性部材Aと、フェラ
イト焼結体または金属磁性粉末の圧粉磁性体である磁性
部材Bと、コイルとを含み、前記コイルの配置によって
決定される磁路が、前記磁性部材Aと前記磁性部材Bと
を直列に経由しており、かつ前記コイルが前記磁性部材
A中に埋設されていることを特徴とする。
【0014】本発明の磁性素子では、コイルの間隙が磁
性部材Aで充填されていることが好ましい。また、コイ
ルが磁性部材Bの周囲に巻かれていることが好ましい。
また、コイルを埋設する磁性部材Aの外側に、磁性部材
Bが配置されていることが好ましい。この場合は、複数
の板状の磁性部材Bを含み、前記複数の磁性部材Bが5
00μm以下、特に好ましくは300μm以下の間隔で
互いに配置されており、前記間隔にコイルを埋設する磁
性部材Aが配置されており、前記コイルが平面状に巻か
れた導体からなることがさらに好ましい。
【0015】また、本発明の磁性素子では、磁性部材A
に含まれる金属磁性体粉末の表面に、酸化物絶縁層が形
成されていることが好ましい。この場合は、磁性部材A
に含まれる金属磁性体粉末が、Feを主成分とし、さら
にAlを含み、前記金属磁性体粉末の表面の酸化物絶縁
層が、酸素存在下の熱処理によって形成された、酸化ア
ルミニウムを主成分とする絶縁層であることがより好ま
しい。なお、本明細書で、主成分とは、50重量%以上
の比率を占める成分をいう。
【0016】本発明は、上記磁性素子の製造方法も提供
する。本発明の第1の磁性素子の製造方法は、磁性体粉
と熱硬化性樹脂とを含むペーストを作製する工程と、こ
のペーストをコイルの周辺に充填する工程と、加熱を伴
う処理により前記熱硬化性樹脂を硬化させて前記ペース
トを磁性部材Aとする工程とを含むことを特徴とする。
【0017】また、本発明の第2の磁性素子の製造方法
は、磁性体粉と熱硬化性樹脂とを含むスラリーを作製す
る工程と、このスラリーから未硬化コンポジットシート
を作製する工程と、加熱および加圧を伴う処理により前
記熱硬化性樹脂を硬化させて前記未硬化コンポジットシ
ートを磁性部材Aとする工程とを含むことを特徴とす
る。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の磁性素子の一形態では、
コイルによって決定される少なくとも1つの磁路に、コ
イルが埋め込まれた低透磁率の磁性部材Aと、高透磁率
の磁性部材Bとが直列に配列されており、これらの部材
が一体として1つのチップを構成している。磁性部材A
およびBにより磁路を構成することによって、特にギャ
ップを設けなくとも、直流重畳特性に優れ、かつ通常よ
りインダクタンスを大きくすることができる。また、以
下に例示するような各種構造を選択することにより、同
一の外形サイズでも、磁路断面積、磁路長、巻き線数、
巻き線抵抗を広い範囲で変えることもできる。また、非
常に薄型にすることもできるので、各種用途に応じた特
性のインダクタを得ることができる。さらに、熱硬化性
樹脂を用いた磁性部材Aで一体成形されているため、交
流を印加してもノイズ音が発生しない。
【0019】以下、本発明の磁性素子の好ましい形態を
図面を参照しながら説明する。以下では、主にインダク
タとチョークコイルの例について説明するが、本発明は
これに限定される物ではなく、2次巻き線の必要なトラ
ンス等に用いても、その効果を発揮するものである。
【0020】図1〜図4では、導体コイル内の磁路は、
チップ面に垂直方向(チップ短手方向)に生じるように
構成されている。一方、図5〜図8では、導体コイル内
の磁路は、チップ面に平行方向(チップ長手方向)に生
じるように構成されている。図1〜4の構造では磁路断
面積を大きく取りやすいが、巻き線数は増やしにくい。
一方、図5〜8の構造では磁路断面積を大きく取りにく
いが、巻き線数は増やしやすい。
【0021】図1においては、2枚の平板状の磁性部材
B2a,2bが上下に平行に配されており、両者は中心
付近で柱状の磁性部材B2cでつながれ、コイル3はこ
の柱状の磁性部材B2cの周囲に巻かれており、かつ磁
性部材A1中に埋められている。この場合の磁路は、磁
性素子内において、柱状の磁性部材B2c→板状の磁性
部材B2a→磁性部材A1→板状の磁性部材B2b→柱
状の磁性部材B2cと形成される。
【0022】図2においては、1枚の平板状の磁性部材
B2bの中心付近に、垂直に柱状の磁性部材B2cが配
され、コイル3はこの柱状の磁性部材B2cの周囲に巻
かれており、かつ磁性部材A1中に埋められている。平
板状の磁性部材B2bの周辺付近は、垂直に柱状または
板状の磁性部材B2aが配される。この場合の磁路は、
柱状の磁性部材B2c→磁性部材A1→柱状または板状
の磁性部材B2a→底部の板状の磁性部材B2b→柱状
の磁性部材B2cと形成される。
【0023】図3においては、2枚の平板状の磁性部材
B2a,2bが上下に平行に配されており、両者の間は
磁性部材A1で充填されており、コイル3はこの磁性部
材A1中に埋められている。この場合の磁路は、コイル
内の磁性部材A1→板状の磁性部材B2a→コイル外の
磁性部材A1→板状の磁性部材B2b→コイル内の磁性
部材A1と形成される。
【0024】図4の構成は、基本的に図3と同じである
が、2枚の平板状の磁性部材B2a,2bは近接して配
され、コイル3が平面的に形成されている。導体は、1
ターンのコイル状か、ミアンダ状に形成されるか、平面
状に巻いた後、その端部を、磁性部材Bに切り欠きを設
けることによって、外部へ取り出される。図4では、特
に薄型化するために、箔状のコイル3を1ターン巻いた
場合を示している。この場合の磁路は、図3に示した場
合と同様となる。
【0025】図5においては、柱状の磁性部材B2bの
周りにコイル3がソレノイド状に巻かれており、かつ磁
性部材A1中に埋められている。別の板状の磁性部材B
2aが柱状の磁性部材B2bと平行に配されている。こ
の場合の磁束の大半は、図の素子の上半分において、柱
状の磁性部材B2b→磁性部材A1→板状の磁性部材B
2a→磁性部材A1→柱状の磁性部材B2bと形成され
る。また一部の磁束は、素子の下半分で、柱状の磁性部
材B2b→磁性部材A1→柱状の磁性部材B2bと形成
される。
【0026】図6においては、柱状の磁性部材B2の周
りにコイル3がソレノイド状に巻かれており、かつ磁性
部材A1中に埋められている。この場合の磁路は、柱状
の磁性部材B2→磁性部材A1→柱状の磁性部材B2と
形成される。
【0027】図7においては、ソレノイド状のコイル3
が磁性部材A1中に埋められており、これを挟むように
2枚の板状の磁性部材B2a,2bが配されている。こ
の場合の磁路は、コイル内の磁性部材A1→コイル端部
の磁性部材A1→板状の磁性部材B2a(2b)→コイ
ル端部の磁性部材A1→コイル内の磁性部材A1と形成
される。
【0028】図8においては、柱状の磁性部材B2cの
周りにコイル3がソレノイド状に巻かれており、かつ磁
性部材A1中に埋められている。別の2枚の板状の磁性
部材B2a,2bが、柱状の磁性部材B2cと垂直に配
されている。この場合の磁路は、柱状の磁性部材B2c
→板状の磁性部材B2a→磁性部材A1→板状の磁性部
材B2b→柱状の磁性部材B2cと形成される。
【0029】これらの各構造で得られるインダクタンス
値は、同一サイズで、同種の磁性部材A,Bを用いた場
合、図1、図2、図5が比較的大きく、図4、図6、図
7は比較的小さい。図6の素子では、コンポジット磁性
体である磁性部材Aが表面に露出しているため、表面を
高抵抗化しやすく、実装時に有利である。図4はL値は
小さいが、高さを薄くしてもあまりL値が減少せず、薄
型化が可能である。直流重畳特性は、L値の小さいもの
ほど、一般に良好である。
【0030】以上の図においては、3〜20mm角前後
で、厚さ数1〜5mm程度、一辺の長さ/厚さ=2/1
〜8/1程度の角板状のインダクタチップを想定してい
るが、ディメンジョンはこれに限定されず、また円板状
等の形状でもかまわない。さらに、以上の図は、本発明
の構造の例を示したもので、本発明はこれに限定される
ものではなく、これら以外の構造、あるいはこれらを一
部変更したり、これらを組み合わせたような構造であっ
てもかまわない。用いるフェライトおよびコンポジット
の形状は、かなり自由度を持たせることが可能であるか
ら、より複雑な形状を作ることも容易であり、磁性部材
AとBが磁路に直列に配されており、導体コイルが磁性
部材Aに埋め込まれている構造であれば特に制限はな
い。
【0031】次に、図3、図4と同様の構造を例にとっ
て、実施の形態をより詳しく説明する。図9はこの磁性
素子の組立を示す斜視図であり、図10はこの磁性素子
を組み立てた状態の断面図である。空芯コイル11はス
パイラル状に巻かれた、丸銅線、または平角銅線であ
り、表面は絶縁性樹脂で被覆されている。磁性部材Aと
なる未硬化のコンポジットシート12,13は、磁性材
料の粉末50〜70体積%と熱硬化性樹脂30〜50体
積%との混合物に、有機溶剤を混合してスラリー状態と
し、このスラリーをドクターブレード成形や押し出し成
形によりシート成形し、大部分の有機溶剤を蒸発乾燥さ
せたものである。
【0032】金型(図示省略)に、第1の磁性部材B2
1と、少なくとも1枚の未硬化コンポジットシート13
を設置する。この上に別の少なくとも1枚の未硬化コン
ポジットシート12の孔17にコイルの内周側端子15
を挿入した空芯コイル11を置く。さらに第2の磁性部
材B22のスリット23に折り曲げられた内周端子15
を収納する。
【0033】これらの部材を加圧しながら熱硬化性樹脂
の硬化に必要な時間だけ保持する。加熱加圧の工程で
は、未硬化コンポジットシート12,13は一旦低粘度
になるため、空芯コイル11の間隙およびスリット部2
3の間隙が埋められ、かつ、一体化したコンポジット磁
性体A14となる。内周端子15と外周端子16はそれ
ぞれ引き出し端子18に接続されて磁性素子が完成す
る。
【0034】コイルの形状は、丸線、平角線、箔状線な
ど、構造と用途、必要とされるインダクタンス値や抵抗
値に応じて選択すればよい。導体の材質は、低抵抗が望
ましいので、銅または銀が好ましく、通常は特に銅が好
ましい。またその表面は絶縁性樹脂で被覆されているこ
とが望ましい。
【0035】磁性部材Aは、金属磁性体粉末と熱硬化性
樹脂との混合物であるが、これに用いる磁性粉末は、高
透磁率で高飽和磁束密度が望ましい。具体的には、Fe
−Si−Al系合金やFe−Ni系合金等の金属粉末が
使用できる。粉末の粒子径としては5〜100μmが望
ましい。粒径が小さすぎると、樹脂との混合比を高くし
難く、また大きすぎると厚さの薄いものとした時の強度
が低下しやすいためである。金属粉末を用いるため、樹
脂との混合のみでは、絶縁性が十分ではない場合があ
る。その場合には、粉末表面に絶縁性皮膜を形成してお
くことが望ましい。この場合、Fe−Al−Si等のA
lを含む金属粉末を用いると、空気中で加熱処理するこ
とで、その表面に容易に酸化アルミニウムを主成分とす
る絶縁皮膜を形成できる。なお、この時の酸化皮膜の厚
さは、5nm〜100nmの範囲が好ましい。薄すぎる
と絶縁抵抗が低くなり、厚すぎると透磁率が低くなる。
【0036】熱硬化性樹脂としては、エポキシ樹脂、フ
ェノール樹脂などが使用できる。また、金属磁性粉体と
の分散性を改善するために、分散剤を微量添加してもよ
く、適宜、可塑剤や溶剤を添加してもよい。
【0037】これら磁性粉末と樹脂の混合比は、磁性粉
末が多くなるほど磁性部材Aの透磁率が高くなる。ま
た、飽和磁束密度は、金属磁性粉末自体が有する飽和磁
束密度に、その体積分率を掛けたものとなる。例えば、
飽和磁束密度が1テスラである、センダスト(Fe−A
l−Si)粉末を用い、その体積分率が50%である
と、得られる磁性部材の飽和磁束密度は0.5テスラと
なる。しかしながら、この効果は飽和し、逆に樹脂が少
なくなりすぎると、未硬化状態での成形性が低下し、導
体コイルを埋め込みにくくなる、硬化後の強度が低下す
る等の欠点が生じる。このため、磁性体粉末50〜70
体積%と、熱硬化製樹脂50〜30体積%との混合物と
することが好ましい。
【0038】なお、ペーストを用いる製法を採用する場
合、溶剤を含むと硬化中に気孔が残りやすいので無溶剤
系とするほうがよい。また、スラリーを用いる製法を採
用する場合、シート成形するために若干の溶剤を含んで
いることが望ましい。この溶剤は、シート乾燥時に大部
分が蒸発し、残ったものも成型時に加圧すれば気孔発生
を抑制できる。
【0039】磁性部材Bには、透磁率が高く、飽和磁束
密度が大きく、かつ、高周波特性に優れた材料が好まし
い。実際に使用可能な材料としては、MnZnフェライ
ト、NiZnフェライト等のフェライト焼結体、Fe−
Si−Al系合金、Fe−Ni系合金等の金属磁性粉末
をシリコーン樹脂やガラス等の結着剤で固めて緻密化し
たダストコア(圧粉磁性体)が挙げられる。このうちフ
ェライト焼結体は、透磁率が高く、高周波特性に優れ、
低コストでもあるが、飽和磁束密度は低い。ダストコア
は飽和磁束密度が高く、高周波特性もある程度は確保で
きるが、透磁率は低い。これらの材料は用途に応じて選
択すればよいが、磁性部材Bはインダクタの外面を構成
することがあるために電気抵抗率が高いことが望まし
く、この点からはダストコアよりもフェライトが好まし
い。なお、1つのインダクタで、2種類以上の磁性部材
B、たとえばNiZnフェライト焼結体とダストコアと
を組み合わせて用いてもよい。
【0040】磁性部材A,Bの組み合わせについては、
両者の飽和磁束密度が共に高く、かつほぼ等しい値とな
ることが望ましい。これは、片方の飽和磁束密度が低い
と、その部材のみが先に磁気飽和してしまい、直流重畳
特性が劣化するためである。
【0041】図4の構造では、薄型化のために平面コイ
ルを用いるのでターン数を増やしにくい。このような場
合は、少ないターン数でインダクタンス値を大きくとる
ためには、実効透磁率を高めにする必要があり、より透
磁率の高い磁性部材B中の磁路長Lbを、透磁率の低い
磁性部材A中の磁路長Laよりも長くする必要がある。
この構造では、Laは2枚磁性部材Bの間隔で決定され
るため、この間隔は500μm以下、さらに300μm
以下が好ましい。このように狭い間隔に挟まれるコイル
導体は箔状体を用いることが好ましい。
【0042】以上のように、従来よりも高透磁率、高飽
和磁束密度な新材料を用いずに、得られるインダクタン
ス素子の特性を従来よりも改善できる。この理由は、
A、B2種の異なる特性の磁性部材を組み合わせ、かつ
用いる磁性体の種類を限定することによって、 (1)実効透磁率の最適化が可能である (2)磁性部材AとBの飽和磁束密度をほぼ等しい値と
することによって、どちらか一方の磁性体が先に飽和
し、特性劣化してしまうのを防いでいる (3)磁性部材A中に導体コイルが埋め込まれている点
が挙げられる。(1)と(2)によって、使用条件に合
わせた最適化がなされ、(3)によって、従来無駄とな
っていた、コイルと磁性部材との間隔が、磁性体として
使用され、これによって実質上磁路断面積が増加するこ
とになったからと考えられる。
【0043】
【実施例】以下に、本発明を実施例によりさらに詳細に
説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるもので
はない。
【0044】(実施例1)まず、磁性部材Aとなる未硬
化コンポジットシートの作製方法を述べる。センダスト
合金組成である、Fe85重量%、Si9重量%、Al
6重量%のアトマイズ粉(平均粒径25μm)とエポキ
シ樹脂を(表1)に従って秤量した。
【0045】 (表1) ―――――――――――――――――――――――――――― シート 磁性粉 エポキシ樹脂 磁性粉 記号 (wt%) (固形分:wt%) (vol.%) ―――――――――――――――――――――――――――― a 82.0 18.0 44 b 85.0 15.0 50 c 90.0 10.0 61 d 91.5 8.5 65 e 93.0 7.0 70 ――――――――――――――――――――――――――――
【0046】エポキシ樹脂は、ビスフェノールA型樹脂
をメチルエチルケトンを溶媒として固形分が70重量%
の溶液としたものを用い、粘度を調整するためメチルエ
チルケトンを加えた。表1にはセンダスト合金の比重を
6.9とし、エポキシの比重を1.2としたときの磁性
粉体の体積%を併せて示した。秤量した磁性粉体とエポ
キシ樹脂溶液をポリエチレン容器に入れ、容器が自公転
する混合器内で5分間混合してスラリーを作製した。得
られたスラリーを、表面をシリコーン離形処理したポリ
エチレンテレフタレートフィルム上にドクターブレード
を用いてシート成形し、50〜100℃で乾燥させ、未
硬化コンポジットシートとした。磁性粉体の体積%を7
0%超とすると粘度が高く、シート成形できなかった。
【0047】このシートを一辺が12mmの正方形に切断
した。2枚のシートの一方には、パンチングにより直径
1.5mmの孔を開けた。
【0048】(表1)のd組成のコンポジットシートを
リング状に切り出し、室温で加圧して成形し、150℃
で1時間硬化させた試料と、150℃で15分間加熱加
圧し、さらにプレスから取り出し後150℃で1時間熱
処理した試料を作製し、それぞれトロイダルコイルにし
て比透磁率を測定した。室温で加圧した試料の比透磁率
は15であり、加熱加圧した試料では22となった。
【0049】一方、コイルとして、直径0.85mmの銅
線を角形スパイラル状に4.5ターン巻いたものを準備
した。コイルは、外形の一辺が約10mm、隣接する銅線
が密着しないよう形成した。このコイルの直流抵抗は約
3mΩであった。
【0050】次に、一辺が12mmの正方形板形状を有す
る第1の磁性部材と、同形で開口部を設けた第2の磁性
部材とを準備した。これらの磁性部材は、センダスト合
金にシリコーン樹脂を3重量%添加し加熱加圧により得
られたダストコア、あるいは49Fe23−30ZnO
−10NiO−11CuOで表される組成のフェライト
焼結体とした。
【0051】図11に示すように、下金型34の底部に
第1の磁性部材21を置き、その上に未硬化コンポジッ
トシート、空芯コイル11、別の未硬化コンポジットシ
ートの順に重ねて置いた。図11では、未硬化コンポジ
ットシートは図示を省略している。なお、空芯コイルの
内周端子は上方の未硬化コンポジットシートのパンチ孔
に通した後、外周端子と反対方向に折り曲げ、中金型3
2の空間33に設置した。
【0052】さらに、第2の磁性部材22をこれらの上
に重ねる。このとき、曲げ加工された内周端子は第2の
磁性部材に開けられたスリットに収納する。その後、上
金型31、中金型32および下金型34間に設置した上
記各部材を、150℃、500kg/cm2の条件で1
5分間加熱加圧することにより、未硬化コンポジットシ
ートを流動化させ、空芯コイルの間隙、コイルと第1お
よび第2の磁性部材との間隙、スリット部と内周端子の
間隙に流れ込ませ、かつ、両磁性体を接着して全体を一
体とした。金型から取り出した後、150℃で1時間熱
処理を行い、エポキシ樹脂の熱硬化を充分進行させた。
さらに、外周端子と内周端子はそれぞれ引き出し端子に
接続して、チョークコイルとした。
【0053】作製したチョークコイルの平板状磁性体の
材質と厚み、および得られたチョークコイルのインダク
タンス(L)を100kHzにて測定した。また、直流
重畳電流の変化率を0Aおよび16Aの直流重畳電流下
にて測定した。結果を(表2)に示す。
【0054】 (表2) ―――――――――――――――――――――――――――――――― 磁性部材B 厚さ L 直流重畳 No. シート記号 変化 材質 厚さ(mm) (mm) (μH) (%) ―――――――――――――――――――――――――――――――― 1 a ダストコア 0.9 3.1 0.65 −28 2 b ダストコア 0.9 3.1 1.3 −34 3 c ダストコア 0.9 3.1 1.5 −33 4 d ダストコア 0.9 3.1 1.6 −36 5 d ダストコア 0.65 2.5 1.2 −36 6 d ダストコア 0.5 2.3 0.92 −34 7 d ダストコア 0.3 2.0 0.84 −34 8 e ダストコア 0.9 3.1 1.4 −33 9 d フェライト 0.5 2.5 1.8 −49 ――――――――――――――――――――――――――――――――
【0055】(表2)から明らかなように、磁性粉の含
有量の少ないaシートを用いた場合のみ、L値が小さか
ったが、それ以外では薄型のチョークコイルが得られる
ことが示された。
【0056】(実施例2)(表1)のc組成となるよう
センダスト合金粉末とエポキシ樹脂を秤量して混錬し、
コンポジットペーストを作製した。次に実施例1と同様
の方法で、コンポジットシートのかわりにペーストを用
い、素子の全厚が3.0mmとなるように、金型中に、
第1の磁性部材、適量のコンポジットペースト、コイ
ル、適量のコンポジットペースト、第2の磁性部材の順
で入れ、そのまま無加圧で125℃で30分間加熱し
た。金型から取り出し、引き出し端子を接続して、チョ
ークコイルとした。完成したチョークコイルのL値は
1.2μHで、直流重畳低下率は−31%であり、L値
が(表2)のものより若干低かったが、ほぼ同等のもの
が得られた。
【0057】(実施例3)実施例1と同様に、センダス
ト組成のアトマイズ粉末(平均粒径30μm)を用意
し、これを空気中で750℃で1時間熱処理して、その
表面に絶縁酸化皮膜を形成した。この粉末に、実施例1
と同じ比率により、ビスフェノールA型エポキシ樹脂
と、硬化剤少量とを加え、混合器内で5分間混合して、
磁性粉末含有ペーストを作製した。
【0058】次にドラム状のNiZnフェライトコアを
磁性部材として用意した。このコアは、上下の円板を円
柱でつなぐ構造をとっており、円板の直径8mm、厚さ
0.8mm、円柱の直径2.5mm、全体の厚さ3mm
である。このコアに、0.5mm径の被覆銅線を用いて
巻き線を5ターン施した。
【0059】次に、このドラムコアを、側面にペースト
注入用の小穴の開いた、ほぼ同一直径の円筒形容器に入
れ、ペースト注入穴より、磁性粉末含有ペーストを注入
し、150℃で15分間加熱することによって、ペース
トを硬化させ、コンボジット磁性体とした。
【0060】比較のため、コンポジット磁性体を用いな
い、ドラムコアに巻き線を施しただけの素子も作製し
た。得られたインダクタのL値を、100kHzにて、
直流重畳電流0A、および4Aで測定したところ、本発
明のインダクタでは、それぞれ2.2μH、1.7μH
であったのに対し、比較例のインダクタでは、1.3μ
H、1.2μHと小さかった。なお、上記コンポジット
磁性体における磁性体粉末の体積分率は約57%であっ
た(以下の実施例においても同様)。
【0061】(実施例4)図12に示すように、平角導
体をソレノイド状に巻き、絶縁被覆処理を施したエッジ
ワイズコイル43を用意した。このコイルは外径11m
m、内径6mm、高さ2mmで、ターン数は5とした。
また、磁性部材Bとして、このコイルが丁度収納できる
ようにリング状の空間を設けたMnZnフェライトコア
42を用意した。コアは外形が12×12×3mmで、
中心柱は5mm径、底部の厚さは0.7mmとした。コ
イル43をコア42に挿入した後、残りの空隙を、実施
例1と同じ磁性粉末ペーストで充填した。この時、コイ
ルの上面は、完全に磁性粉末ペースト中に埋没されて、
見えない状態とし、コイルの足部は、図12のコア右側
の切り欠き部44より外部へ取り出した。
【0062】このコイルと磁性ペーストを充填したコア
を160℃で加熱して、ペーストを硬化させて磁性部材
Aとし、図2と同様の構造を有する12×12×3mm
のインダクタとした。比較のため、磁性粉末を含まない
ペーストを用いて、同様のものを作製した。得られたイ
ンダクタのL値を、100KHzにて、直流重畳電流0
A、および14Aで測定したところ、本発明のインダク
タでは、それぞれ1.5μH、1.2μHであったのに
対し、比較例のインダクタでは、0.5μH、0.4μ
Hと小さかった。
【0063】(実施例5)実施例1と同様の方法で、セ
ンダスト組成のアトマイズ粉末(平均粒径10μm)を
用意した。この粉末に、ビスフェノールA型エポキシ樹
脂と、溶媒として少量のメチルエチルケトンを加え、混
合器内で5分間混合して、磁性粉末含有ペーストを作製
した。
【0064】厚さ50μmの銅箔よりなり、外径8m
m、内径6mmの1ターンの平面コイルを用意した。ま
た磁性部材Bとして、10mm角で厚さ0.8mmの板
状NiZnフェライトコアを2枚用意した。このフェラ
イト板の1枚の片面に、磁性粉末含有ペーストを薄く塗
り、その上に平面コイルを置き、その上から、もう1枚
のフェライト板を置いて、2枚のフェライト板の間に、
平面コイルとペーストが挟まれる形とした。この状態
で、50kg/cm2の圧力で加圧しながら、160℃で
加熱して、ペーストを硬化させて磁性部材Aとし、図4
と同様の構造を有するインダクタとした。比較のため、
磁性粉末を含まないペーストを用いて、同様のものを作
製した。得られたインダクタのL値を、100kHzに
て、直流重畳電流0Aおよび4Aで測定したところ、本
発明のインダクタでは、それぞれ1.2μH、1.0μ
Hであったのに対し、比較例のインダクタでは、0.4
μH、0.4μHと小さかった。
【0065】(実施例6)実施例1と同様の方法で、セ
ンダスト組成のアトマイズ粉末を含む約0.3mm厚の
未硬化コンポジットシートを作製し、7×7mmのサイ
ズに切断した。次に、磁性部材Bとして、パーマロイ
(Fe−Ni)組成のダストコアを用意し、これを5×
7×1.5mmのサイズに切断した。このコアの周囲
に、表面を絶縁被覆した直径0.5mmの銅線を、角形ソ
レノイド状に10ターン巻いた。また第2の磁性部材と
して、7×7×0.7mmの板状NiZnフェライト焼
結体を用意した。
【0066】次に、一辺7mmの正方形の開口部と、巻
き線取り出しのための2ヶ所の開口部を有する金型内
に、フェライト焼結体を入れ、その上に、未硬化コンポ
ジットシートを1枚敷き、その上に巻き線を施した磁性
部材を置き、その上に未硬化シートを3枚敷いた。この
状態で、150℃、200kg/cm2の温度、圧力条件
で15分間加熱圧縮した。この時、エポキシ樹脂は温度
が上がるとともに一旦粘度低下し、加熱しながら加圧す
ることにより、未硬化シート中の気孔が排出され磁性体
粉の充填密度が高くなると共に、磁性粉体とエポキシ樹
脂の混合物が流動化してコイルの間隙を埋める。この工
程の後半にはエポキシ樹脂が熱硬化してコンポジット磁
性体となり、2種類の磁性部材とコイルとコンポジット
磁性体(磁性部材A)が一体成形される。金型から取り
出した後、150℃で1時間熱処理を行い、エポキシ樹
脂の熱硬化を充分進行させ、7×7×3.5mmサイズ
のインダクタとした。
【0067】比較のため、磁性粉末を含まないペースト
を用いて、同様のものを作製した。得られたインダクタ
のL値を、100KHzにて、直流重畳電流0A、およ
び4Aで測定したところ、本発明のインダクタでは、そ
れぞれ4.3μH、3.5μHであったのに対し、比較
例のインダクタでは、1.7μH、1.7μHと小さか
った。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
金属磁性体粉末50〜70体積%および熱硬化性樹脂5
0〜30体積%を含むコンポジット磁性部材Aと、フェ
ライト焼結体または金属磁性粉末の圧粉磁性体である磁
性部材Bと、コイルとを含み、このコイルの配置によっ
て決定される磁路が、磁性部材Aと磁性部材Bとを直列
に経由し、かつコイルが磁性部材A中に埋設された素子
とすることにより、各種電子機器の大電流用途に適する
インダクタ、チョークコイル、トランス等の磁性素子を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の磁性素子の一形態の断面図である。
【図2】 本発明の磁性素子の別の一形態の断面図であ
る。
【図3】 本発明の磁性素子のまた別の一形態の断面図
である。
【図4】 本発明の磁性素子のまた別の一形態の断面図
である。
【図5】 本発明の磁性素子のまた別の一形態の断面図
である。
【図6】 本発明の磁性素子のまた別の一形態の断面図
である。
【図7】 本発明の磁性素子のまた別の一形態の断面図
である。
【図8】 本発明の磁性素子のまた別の一形態の断面図
である。
【図9】 本発明の磁性素子の一形態の分解斜視図であ
る。
【図10】 図9に示した磁性素子の断面図である。
【図11】 本発明の磁性素子の製造方法の例の一工程
を説明するための斜視図である。
【図12】 本発明の磁性素子の製造方法の別の例の一
工程を説明するための斜視図である。
【符号の説明】
1 磁性部材A 2a,2b,2c 磁性部材B 3 コイル 11 空芯コイル 12,13 未硬化コンポジットシート 14 コンポジット磁性体 15 内周端子 16 外周端子 18 引き出し端子 21,22 磁性部材B 31,32,34 金型 42 MnZnフェライトコア 43 エッジワイズコイル
フロントページの続き (72)発明者 中谷 誠一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 朝日 俊行 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 平野 浩一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5E041 AA03 BB05 5E070 AA01 AB01 BA06 BA11 BA14 BB01 CA13 CA16

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属磁性体粉末50〜70体積%および
    熱硬化性樹脂50〜30体積%を含むコンポジット磁性
    部材Aと、フェライト焼結体または金属磁性粉末の圧粉
    磁性体である磁性部材Bと、コイルとを含み、前記コイ
    ルの配置によって決定される磁路が、前記磁性部材Aと
    前記磁性部材Bとを直列に経由しており、かつ前記コイ
    ルが前記磁性部材A中に埋設されていることを特徴とす
    る磁性素子。
  2. 【請求項2】 コイルの間隙が磁性部材Aで充填されて
    いる請求項1記載の磁性素子。
  3. 【請求項3】 コイルが磁性部材Bの周囲に巻かれてい
    る請求項1記載の磁性素子。
  4. 【請求項4】 コイルを埋設する磁性部材Aの外側に、
    磁性部材Bが配置されている請求項1記載の磁性素子。
  5. 【請求項5】 複数の板状の磁性部材Bを含み、前記複
    数の磁性部材Bが500μm以下の間隔で互いに配置さ
    れており、前記間隔にコイルを埋設した磁性部材Aが配
    置されており、前記コイルが平面状に巻かれた導体から
    なる請求項4記載の磁性素子。
  6. 【請求項6】 磁性部材Aに含まれる金属磁性体粉末の
    表面に、酸化物絶縁層が形成されている請求項1記載の
    磁性素子。
  7. 【請求項7】 磁性部材Aに含まれる金属磁性体粉末
    が、Feを主成分とし、さらにAlを含み、前記金属磁
    性体粉末の表面の酸化物絶縁層が、酸素存在下の熱処理
    によって形成された、酸化アルミニウムを主成分とする
    絶縁層である請求項6記載の磁性素子。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の磁性素子の製造方法で
    あって、 磁性体粉と熱硬化性樹脂とを含むペーストを作製する工
    程と、このペーストをコイルの周辺に充填する工程と、
    加熱を伴う処理により前記熱硬化性樹脂を硬化させて前
    記ペーストを磁性部材Aとする工程とを含むことを特徴
    とする磁性素子の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の磁性素子の製造方法で
    あって、 磁性体粉と熱硬化性樹脂とを含むスラリーを作製する工
    程と、このスラリーから未硬化コンポジットシートを作
    製する工程と、前記未硬化コンポジットシートをコイル
    の周辺に配置する工程と、加熱および加圧を伴う処理に
    より前記熱硬化性樹脂を硬化させて前記未硬化コンポジ
    ットシートを磁性部材Aとする工程とを含むことを特徴
    とする磁性素子の製造方法。
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