JP2007208121A - 電波吸収体用ゴム組成物、その配合方法及び製造方法、並びに電波吸収シート - Google Patents

電波吸収体用ゴム組成物、その配合方法及び製造方法、並びに電波吸収シート Download PDF

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Abstract

【課題】
薄い厚さで優れた電波吸収性能を示し、しかも柔軟性、加工性にも優れた電波吸収シートを形成することができる電波吸収体用ゴム組成物を提供すること。
【解決手段】
ゴム成分、及び下記式(1):300≦y≦160.1・x+2.2(1)[但し、yが、ゴム成分100質量部に対して磁性粉の含有量を表し、そしてxが、磁性粉の比重を表し、且つ4.0≦x≦9.0を満足する。]で表される条件を満足する含有量(y)を有する磁性粉を含む電波吸収体用ゴム組成物。
【選択図】 図4

Description

本発明は電波吸収体用ゴム組成物及び電波吸収シートに関し、特に、薄いシート厚で優れた電波吸収性能を示す電波吸収シートを提供し得る電波吸収体用ゴム組成物、電波吸収体用ゴム組成物の配合方法及び製造方法に関し、さらに及びこの電波吸収体用ゴム組成物を用いた電波吸収シートに関する。
近年、ETC(Electronic Toll Collection system)、OA機器や通信機器等の普及にともない、これらの機器から発生する電磁波が問題視されるようになっている。即ち、電磁波の人体への影響が懸念され、また、電磁波による精密機器の誤作動等が問題となっている。
そこで、各種の電子機器に関して、外部への電磁波の放出を防ぎ、また外部からの電磁波を吸収し、相互の干渉を防止するため、種々の電波吸収材料が開発されている。それらの多くは、フェライトや、パーマロイ、センダスト等の磁性材料の粉末を、ゴム又は合成樹脂のマトリクス中に分散させ、適宜の形状に成形して得られるものである。その形状としては、一般的には使用に便利なシート状とされている。このような電波吸収シートにおいては、より薄いシートでより優れた電波吸収能を示すことが望まれる。また、複雑な形状の機器や大型機器にも容易に適用することができ、破壊し難く、耐久性の高いものとするために、柔軟性に優れていることが望まれる。
電波を吸収する能力は、通常、電波吸収量等を用いて表される。この電波吸収量を大きくするためには、基本的には、電波経路における磁性材料の存在量を大きくすることが必要である。しかし、薄いシートにより多くの磁性材料を存在させること、即ち、シートの成形材料に磁性材料の粉末を高濃度で含有させることは、シートの柔軟性を大きく損なう結果となる。逆に、磁性材料の含有量を小さくした場合、所望の電波吸収性能を得るために、シートを厚くする必要がある。
例えば、特許文献1(特開2000−138492号公報)には、軟磁性金属を塩素化ポリエチレンに分散させた電磁波吸収体が開示されている。
特開2000−138492号公報
特許文献1の電磁波吸収体は、電波吸収性は良好と言えるものであるが、マトリックスとして塩素化ポリエチレンを使用しているため、吸収体の硬度が高く、柔軟性に乏しいものであることが明らかとなった。
さらに、本発明者の検討によると、薄いシート厚で優れた電波吸収性能を示し、しかも柔軟性、加工性にも優れた電波吸収シートを得るには、使用する磁性粉の種類によりゴム成分の量を変化させる必要があることが明らかとなった。
従って、本発明は、薄いシート厚で優れた電波吸収性能を示し、しかも柔軟性、加工性にも優れた電波吸収シートを形成することができる電波吸収体用ゴム組成物を提供する。
また、本発明は、薄いシート厚で優れた電波吸収性能を示し、しかも柔軟性、加工性にも優れた電波吸収シートを形成することができる電波吸収体用ゴム組成物を有利に得ることができる電波吸収体用ゴム組成物の配合方法を提供する。
さらに、本発明は、薄いシート厚で優れた電波吸収性能を示し、しかも柔軟性、加工性にも優れた電波吸収シートを形成することができる電波吸収体用ゴム組成物を有利に得ることができる電波吸収体用ゴム組成物の製造方法を提供する。
また、本発明は、薄いシート厚で優れた電波吸収性能を示し、しかも柔軟性、加工性にも優れた電波吸収シートを提供する。
上記のような本発明の電波吸収シートは、比較的低硬度で柔軟性にも著しく優れ、従って、加工性が良好で、破壊し難く、耐久性にも優れるという効果が奏される。
従って、本発明は、
ゴム成分、及び下記式(1):
300≦y≦160.1・x+2.2 (1)
[但し、yが、ゴム成分100質量部に対して磁性粉の含有量を表し、そして
xが、磁性粉の比重を表し、且つ4.0≦x≦9.0を満足する。]
で表される条件を満足する含有量(y)を有する磁性粉を含む電波吸収体用ゴム組成物にある。
本発明の電波吸収体用ゴム組成物の好適体用を以下に列記する。
(1)ゴム成分が、天然ゴム、スチレンブタジエンゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、ブチルゴム、クロロプレンゴム、エチレンプロピレンゴム、エチレンプロピレンジエンゴム、アクリロニトリルブタジエンゴム、塩素化ブチルゴム、臭素化ブチルゴム及びクロロスルホン化ポリエチレンゴムから選択される少なくとも1種である。
(2)耐光性、耐候性を向上させるために、
天然ゴム、スチレンブタジエンゴム、イソプレンゴム、及びブタジエンゴムよりなる群から選ばれる1種又は2種以上の柔軟性のあるゴム成分と、
ブチルゴム、クロロプレンゴム、エチレンプロピレンゴム、エチレンプロピレンジエンゴム、アクリロニトリルブタジエンゴム、塩素化ブチルゴム、臭素化ブチルゴム及びクロロスルホン化ポリエチレンゴムよりなる群から選ばれる1種又は2種以上との耐候性に優れたゴム成分の組合せが好ましい。配合割合は前者80〜20質量部に対して後者を20〜80質量部の割合が好ましい。特に、ゴム成分が、天然ゴム又は天然ゴムとエチレンプロピレンゴムの混合物であることが好ましい。
(3)磁性粉が、センダスト、ソフトフェライト、カルボニル鉄、M型フェライト、微細還元鉄粉及びパーマロイから選択される少なくとも1種である。用途に従い、適宜選択して使用される。
(4)さらにカーボンブラックを、ゴム成分100質量部に対して1〜10質量部含んでいる。これにより、耐光性、耐候性をより一層向上させることができる。
(5)磁性粉の平均粒径が、1〜100μmである。
また、本発明は、ゴム成分、に磁性粉を配合する際、磁性粉を下記式(1):
300≦y≦160.1・x+2.2 (1)
[但し、yが、ゴム成分100質量部に対して磁性粉の含有量を表し、そして
xが、磁性粉の比重を表し、且つ4.0≦x≦9.0を満足する。]
で表される条件を満足する含有量(y)を有するように配合することを特徴とする電波吸収体用ゴム組成物の配合方法にもある。前記電波吸収体用ゴム組成物の好適態様をここでも適用することができる。
さらに、前記本発明の電波吸収体用ゴム組成物は、ゴム成分に、磁性粉以外の配合成分を加えて混練した後、この混合物に磁性粉を複数回に分けて加えて混練する工程を含む方法により有利に製造することができる。
特に、天然ゴム等の汎用ゴムとエチレンプロピレンゴム等の耐候性ゴムとのブレンド系配合においては、充填剤を高配合すると、分散性が低下する場合がある。しかしながら、上記のように、エチレンプロピレンゴム等の耐候性ゴムに予め磁性粉等の充填材を添加混練し、その後天然ゴム等の汎用ゴムを添加混練することにより、この問題を解消することができる。
本発明は、上記の電波吸収体用ゴム組成物を含む電波吸収シートにもある。
上記電波吸収シートは、JIS−K−6253(タイプA)による硬度が80度以下であることが好ましい。またETC用としては、厚み5mm以下(好ましくは厚み3mm以下)における5.8GHz電波吸収量が15dB以上となるように設計されることが好ましい。
本発明の電波吸収シートは、薄いシート厚で優れた電波吸収性能を示し、しかも柔軟性にも優れたシートである。即ち、本発明では、使用する磁性粉の種類(比重)の相違によりゴム成分の量を変化させて、特定の範囲の磁性粉の量を使用しているため、厚さが小さくても優れた電波吸収性能を示し、しかも柔軟性にも優れたシートとすることができる。本発明の電波吸収体用ゴム組成物は、このようなシートの作製に有用である。
特に、ゴム成分として、天然ゴムやスチレンブタジエンゴム等の汎用ゴムに、耐候性ゴムを(好適にはゴム成分100質量部中に5質量部以上の量で)添加することにより、耐オゾン性、耐候性、耐熱性等の耐環境性を改善することができ、電波吸収性能及び柔軟性に加えて上記特性を獲得することができる。
さらに、本発明の電波吸収体用ゴム組成物の配合方法によれば、使用する磁性粉の種類により、その比重を式(1)に導入することより、自動的にゴムに対する磁性粉の適正な配合量が得られる。このように配合することにより、自動的に、優れた電波吸収性能を示し、しかも柔軟性にも優れたシートを作製することができる電波吸収体用ゴム組成物の配合が得られる。
以下に本発明の電波吸収体用ゴム組成物及びこの組成物から得られる電波吸収シートの実施の形態を詳細に説明する。
本発明の電波吸収体用ゴム組成物は、ゴム成分及び磁性粉を基本成分として含んでおり、且つ磁性粉の含有量が、下記式(1):
300≦y≦160.1・x+2.2 (1)
[但し、yが、ゴム成分100質量部に対して磁性粉の含有量を表し、そして
xが、磁性粉の比重を表し、且つ4.0≦x≦9.0を満足する。]
で表される条件を満足する量(y)であることを特徴としている。
本発明の電波吸収体用ゴム組成物において使用されるゴム成分は、特に限定されるものではないが、例えば、天然ゴム、スチレンブタジエンゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、ブチルゴム、クロロプレンゴム、エチレンプロピレンゴム、エチレンプロピレンジエンゴム、アクリロニトリルブタジエンゴム、塩素化ブチルゴム、臭素化ブチルゴム及びクロロスルホン化ポリエチレンゴムを挙げることができる。これらは単独でも、2種以上組み合わせて使用することもできる。
耐光性、耐候性を向上させるために、天然ゴム、スチレンブタジエンゴム、イソプレンゴム、及びブタジエンゴムよりなる群から選ばれる1種又は2種以上の柔軟性のあるゴム成分と、ブチルゴム、クロロプレンゴム、エチレンプロピレンゴム、エチレンプロピレンジエンゴム、アクリロニトリルブタジエンゴム、塩素化ブチルゴム、臭素化ブチルゴム及びクロロスルホン化ポリエチレンゴムよりなる群から選ばれる1種又は2種以上との耐候性に優れたゴム成分を組合せることも好ましい。
特に、ゴム成分が、ゴム配合割合は前者80〜20質量部に対して後者を20〜80質量部の割合が好ましい。又は天然ゴムとエチレンプロピレンゴムの混合物であることが好ましい。
本発明では、ゴム成分として、必要な柔軟性や加工性を確保するため、天然ゴム、スチレンブタジエンゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム等の汎用ゴムを使用することが好ましい。特に天然ゴムが好ましい。しかしながら、耐光性、耐候性を向上させるために、上記のように耐候性ゴムを使用することも好ましい。
ゴム成分中の汎用ゴムと耐候性ゴムの配合割合は、電波吸収体用ゴム組成物の要求特性に応じて適宜決定され、汎用ゴム/耐候性ゴム=95/5〜5/95(質量比)、特に80/20〜55/45(質量比)の範囲において使用される。
本発明において、ゴム成分としては、上記ゴム成分以外の他のゴム、例えば、臭化(イソブチレン−4−メチルスチレン共重合体)、アクリルゴム、フッ素ゴムラテックス、シリコーンゴムラテックス、ウレタンゴムラテックス等の1種又は2種以上、更に、SBS(スチレン−ブタジエン−スチレン)、SEBS(スチレン−(エチレン−ブテン)−スチレン)等の熱可塑性エラストマー等の1種又は2種以上を併用しても良い。
特に、ゴム成分として、天然ゴムとエチレンプロピレンゴム等の耐候性ゴムを併用した場合には、柔軟性、加工性に優れると共に耐環境性にも著しく優れた電波吸収体用ゴム組成物を得ることができる。この場合において、ゴム成分中の天然ゴムの割合が多く、エチレンプロピレンゴム等の耐候性ゴムの割合が少ないと、エチレンプロピレンゴム等の耐候性ゴムを用いたことによる耐オゾン性、耐候性、耐熱性等の耐環境性の改善効果を十分に得ることができず、逆に、天然ゴムの割合が少なく、エチレンプロピレンゴム等の耐候性ゴムの割合が多いと、天然ゴムによる柔軟性、加工性等の効果を十分に得ることができない。従って、ゴム成分中の天然ゴムとエチレンプロピレンゴム等の耐候性ゴムとの割合は天然ゴム/エチレンプロピレンゴム等の耐候性ゴム=95/5〜5/95(質量比)、80/20〜55/45(質量比)とすることが好ましい。
この場合、ゴム成分としては、天然ゴムとエチレンプロピレンゴム等の耐候性ゴムの他に、各種の合成ゴム、例えば、スチレンブタジエンゴム、ブタジエンゴム、イソプレンゴム、臭化(イソブチレン−4−メチルスチレン共重合体)、アクリルゴム、フッ素ゴムラテックス、シリコーンゴムラテックス、ウレタンゴムラテックス等の1種又は2種以上、更に、SBS(スチレン−ブタジエン−スチレン)、SEBS(スチレン−(エチレン−ブテン)−スチレン)等の熱可塑性エラストマー等を併用しても良い。ただし、ゴム成分として天然ゴムとエチレンプロピレンゴム等の耐候性ゴムとを用いることによる上記効果を十分に得るために、天然ゴムとエチレンプロピレンゴム等の耐候性ゴム以外の他のゴム成分の使用量は、全ゴム成分100質量部中に20質量部以下、特に10質量部以下とすることが好ましく、とりわけ、ゴム成分は天然ゴムとエチレンプロピレンゴム等の耐候性ゴムとで構成されることが好ましい。
本発明の磁性粉としては、前記(1)で規定された特定の比重を満足する限り、磁性を有する金属、合金又は金属化合物であればどのようなものでも使用することができる。例えば、Fe、Ni、Cr等の金属;センダスト、Fe−Cr−Al、Fe−Si−Cr等の鉄合金;ハードフェライト、ソフトフェライト等のフェライト系;M型フェライト、Y型フェライト、Z型フェライト等の六方晶フェライト;カルボニル鉄等の金属化合物;微細還元鉄粉及びパーマロイ等を挙げることができる。本発明の磁性粉は、磁性損失により電磁波を効率的に吸収するとともに、その導電性で電磁波を抵抗損失として吸収する優れた電波吸収性材料であることが好ましく、そのような材料としては、センダスト(例、商品名DT−10(同和鉄粉工業(株)製)の比重:7.2)、ソフトフェライト(例、商品名KNS−415(戸田工業(株)製)の比重:5.1)、M型フェライト(例、商品名EWA−1−V(日本弁柄工業(株)製)の比重:7.2)、カルボニル鉄((例、商品名S−1641(戸田工業(株)製)の比重:7.6)、微細還元鉄粉(例、商品名DSP−1000(同和鉄粉工業(株)製)の比重:7.7)を挙げることができる。センダストは、Fe−Si−Al(一般に、Si:9.5%、Al:5.5%)で表される合金であり、ソフトフェライトは、MO・Fe23(但し、Mは、Mn2+、Zn2+(低周波用)、又はNi2+、Cu2+(高周波用)である)で表される変性フェライトであり、カルボニル鉄粉は、有機金属間化合物であるカルボニル化鉄を熱分解して得られるものである。磁性粉の平均粒径は1〜100μmが好ましい。但し微細還元鉄粉の平均粒径は一般に5〜20μmである。ETC用電波吸収体としては、特に、M型フェライト、カルボニル鉄が好ましい。磁性粉は単独で用いても、混合して用いても良い。混合物を用いる場合は、混合物の比重が前記の特定の範囲であることが必要である。
本発明において、上記ゴム成分と磁性粉の配合比が特定の関係を有している。即ち、磁性粉の含有量が、下記式(1):
300≦y≦160.1・x+2.2 (1)
[但し、yが、ゴム成分100質量部に対して磁性粉の含有量を表し、そして
xが、磁性粉の比重を表し、且つ4.0≦x≦9.0を満足する。]
で表される条件を満足する量である。
上記式(1)より、本発明では、特定質量部以下の量でゴム成分に対して磁性粉が配合されている。例えば、磁性粉の比重が5の場合は、ゴム成分100質量部に対して、式(1)ではy=802.7となるので802.7質量部以下、300質量部以上で使用され、そして磁性粉の比重が8の場合は、ゴム成分100質量部に対して、式(1)ではy=1263となるので、1263質量部以下、300質量部以上で使用される。従って、磁性粉の比重が小さい場合、磁性粉の配合量の選択幅は小さく、比重が大きくなると磁性粉の配合量の選択幅は拡大することが分かる。このような条件で、ゴム成分と磁性粉を配合した場合に、適度な柔軟性(本発明では硬度で表される)を維持しながら、優れた電波吸収性能を示すことができる。
上記式(1)で表される磁性粉の配合量は、図1及び図2の知見から得られるものである。即ち、図1及び図2は、後述する実施例において得られた結果から得られるもので、図1は磁性粉の含有量(phr)と硬度との関係を示すグラフ、図2は磁性粉の体積分率と硬度との関係を示すグラフを示している。
図1より、硬度と磁性粉の含有量の関係は、使用する磁性粉により大きく異なることが分かる。例えば、硬度80度以下のゴム状弾性体(シート)を得るために必要な含有量(phr)の上限値は、磁性粉の種類により異なる。また図2から、硬度80度を示す体積分率は約60%であり、硬度80度以下にするためには、体積分率を約60%以下にする必要がある。
図3に、磁性粉の含有量毎における、磁性粉の比重と体積分率の関係を示している。図3の作成に用いたデータを表1に示す。
Figure 2007208121
前記図3及び表1により、磁性粉の体積分率が60容量%となるような磁性粉の比重と質量部(ゴム100質量部に対する配合量)の関係を算出する。それを表2に示す。
Figure 2007208121
表2で得られた磁性粉の比重と質量部の関係を図4に示す。図4のプロットを最小二乗法で直線近似すると、磁性粉の比重と質量部の関係として、下記式(2)
y=160.1・x+2.2 (2)
の直線関係が得られる。
式(2)は、ゴム状弾性体(シート)を得るための添加し得る磁性粉の含有量の上限を示すものである。従って、前記硬度を満足するゴム状弾性体(シート)を得るためには、下記式(3)
y≦160.1・x+2.2 (3)
を満足しなければならない。そして、磁性粉が300質量部以下では十分な電波吸収特性が得られないので下記式(4)
300≦y (4)
を満足することが必要である。
そして、xについても、上記硬度、電波吸収特性を満たすのに好適な磁性粉があり、そのような磁性粉の比重は4.0〜9.0であり、これにより本発明の磁性粉の含有量(y)は、前記式(1)により規定されることになる。
前述した本発明の電波吸収シートの硬度(JIS−K−6253(タイプA)による)は80度以下が好ましい。
上記考え方に基づく本発明の式(1)を用いる配合方法により、磁性粉の比重に応じて適正な配合量を自動的に得ることができる。
300≦y≦160.1・x+2.2 (1)
上記式を用いることにより、電波吸収体用ゴム組成物を作成する際、使用する磁性粉の比重に基づいてゴム100質量部に対する磁性粉の質量部を自動的に得ることができ、配合を容易に行うことができる。
本発明の電波吸収体用ゴム組成物においては、更にカーボンブラックを配合することにより、カーボンブラックの紫外線吸収効果で、より一層の耐光性、耐候性の向上効果を得ることができる。カーボンブラックの配合量は、ゴム成分100質量部に対して1〜10質量部とすることが好ましい。この範囲よりもカーボンブラックが少ないと、カーボンブラックを併用することによる上記効果を十分に得ることができず、多過ぎると電波吸収性能に影響を与えるため好ましくない。
本発明の電波吸収体用ゴム組成物は、磁性粉、カーボンブラックの他、各種加硫剤、加硫助剤、その他必要に応じて、加硫促進助剤、軟化剤、老化防止剤、可塑剤、離型剤、硬化剤、発泡剤、着色剤等のゴム組成物に通常使用される各種の添加剤が必要に応じて配合添加される。
加硫剤としては、イオウ、有機含イオン化合物、金属酸化物(亜鉛華、マグネシア等)、有機過酸化物(ベンゾイルパーオキシド)等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
また、加硫促進剤としては次のようなものが挙げられるが、何らこれらに限定されるものではない。
[アルデヒド・アンモニア類]
AC:アセトアルデヒドアンモニア
ヘキサ:ヘキサメチレン・テトラミン
[アルデヒド・アミン類]
K:アセトアルデヒド・アニリン
8:ブチルアルデヒド・アニリン
[グアニジン類]
D(DPG):ジフェニル・グアニジン
DT(DOTG):ジ−o−トリル・グアニジン
BG:o−トリル・バイグアナイド
[チアゾール類]
M:2−メルカプト・ベンゾチアゾール
DM:ジベンゾチアジル・ジ・スルフィド
MZ:2−メルカプト・ベンゾチアゾールの亜鉛塩
CZ:N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド
NOBS:N−オキシジエチレン−2−ベンゾチアジルスルフェンアミド
[チウラム類]
TT:テトラメチル・チウラム・ジ・スルフィド
TS:テトラメチル・チウラム・モノ・スルフィド
[ジチオ・カーバメート類]
P:ピペコリン・メチルペンタメチレン・ジ−チオカーバメート
PZ:ジメチル・ジチオカーバミン酸亜鉛
EZ:ジエチル・ジチオカーバミン酸亜鉛
BZ:ジブチル・ジチオカーバミン酸亜鉛
PX:エチル・フェニルジチオカーバミン酸亜鉛
SDC:ジエチル・ジチオカーバミン酸ナトリウム
TP:ジブチル・ジチオカーバミン酸ナトリウム
本発明の電波吸収体用ゴム組成物において、通常の場合、加硫剤はゴム成分100質量部に対して0.1〜10質量部、特に1〜5質量部、加硫促進剤はゴム成分100質量部に対して0.1〜10質量部、特に1〜5質量部となるように配合することが好ましい。
このような本発明の電波吸収体用ゴム組成物、例えばゴム成分として汎用ゴムを含む電波吸収体用ゴム組成物を調製するには、汎用ゴムに、磁性粉等の充填材(カーボンブラックを用いる場合はカーボンブラックも充填材に含まれる。)を添加混練することにより得られるが、充填材の一部を後で添加しても良い。これによりゴムマトリクス中に微粉状の磁性粉等の充填材を均一に分散させて、電波吸収性能の均一性、加工性に優れた電波吸収体用ゴム組成物を得る上で好ましい。また特にゴム成分として汎用ゴムと耐候性ゴムとを含む電波吸収体用ゴム組成物を調製する場合は、予め、エチレンプロピレンゴム等の耐候性ゴムに、磁性粉等の充填材(カーボンブラックを用いる場合はカーボンブラックも充填材に含まれる。)を添加混練した後、天然ゴム等の汎用ゴムを添加混練することが、ゴムマトリクス中に微粉状の磁性粉等の充填材を均一に分散させて、電波吸収性能の均一性、加工性に優れた電波吸収体用ゴム組成物を得る上で好ましい。また、この場合において、磁性粉を2回以上の複数回に分けて添加混練しても良い。
本発明の電波吸収シートは、例えば、このような本発明の電波吸収体用ゴム組成物をシート状に加硫成形することにより得ることができるが、本発明の電波吸収シートは、特に、JIS−K−6253(タイプA)による硬度が80度以下が好ましい。またETC用としては、厚み5mm以下(好ましくは厚み3mm以下)における5.8GHz電波吸収量が15dB以上となるように設計されることが好ましく、また、JIS−K−6259により測定した耐オゾン性において、100時間後にクラックが発生しないものが望ましい。
このような本発明の電波吸収シートは、他の構成の電波吸収シートと積層されて使用されても良く、また、必要に応じて、裏面側に接着層や粘着層を形成したり、表面側に意匠層を形成したりして、実用に供される。
以下に実施例及び比較例を挙げて本発明をより具体的に説明する。
[実施例1〜3及び比較例1〜4]
表3に示すゴム配合で電波吸収体用ゴム組成物を調製し、この電波吸収体用ゴム組成物を加硫成形することにより、表3に示す厚さの電波吸収シートを得た。
各電波吸収体用ゴム組成物及び電波吸収シートについて以下の評価を行い、結果を表3に示した。
(1)作業性:
一定時間の分散作業により目視により評価し、磁性粉が均一に分散し、分散性の良い状態を「○」、磁性粉が若干凝集して分散性にやや劣る状態を「△」、磁性粉が凝集して分散性の悪い状態を「×」とした。分散性が悪いことは、作業性が悪いことを意味する。
(2)硬度:
JIS K6253(タイプA)により電波吸収シートの硬度を測定した。
(3)電波吸収性能:
電波吸収シートの5.8GHz電波吸収量を反射電力法により測定した。
Figure 2007208121
表3より次のことが明らかである。
比較例1及び2、及び実施例1において、磁性粉としてM型フェライトを用いた場合の特性が示されている。比較例1は、磁性粉の充填量(含有量)が小さいため、硬度は小さいが、電波吸収特性が低く、シート(試料)の厚さも大きい。比較例2では、磁性粉の充填量を過度に増やしたため、試料厚さは小さくなったが、硬度が上昇して柔軟性が損なわれている。一方、実施例1で得られるシート(試料)は、磁性粉であるM型フェライトの充填量(x)が本発明の式(1)で規定される範囲にあり、柔軟で、且つ電波吸収特性も良好であることが分かる。
比較例3及び4、及び実施例2及び3においては、カルボニル鉄の配合量による特性が示されている。比較例3では、磁性粉の充填量(含有量)が小さいため、硬度は小さいが、電波吸収特性が不足している。比較例4は、磁性粉の充填量を過度に増やしたため、柔軟性が劣る。一方、実施例2及び3で得られるシート(試料)は、磁性粉であるカルボニル鉄の充填量(x)が本発明の式(1)で規定される範囲にあり、柔軟性と電波吸収特性共に良好であることが分かる。
磁性粉の含有量(phr)と硬度との関係を示すグラフ。 磁性粉の体積分率と硬度との関係を示すグラフが得られる。 磁性粉の含有量毎における、磁性粉の比重と体積分率の関係を示すグラフである。 磁性粉の体積分率が60容量%となるような、磁性粉の比重と含有量(ゴム100質量部に対する配合量)の関係を示す。

Claims (10)

  1. ゴム成分、及び下記式(1):
    300≦y≦160.1・x+2.2 (1)
    [但し、yが、ゴム成分100質量部に対して磁性粉の含有量を表し、そして
    xが、磁性粉の比重を表し、且つ4.0≦x≦9.0を満足する。]
    で表される条件を満足する含有量(y)を有する磁性粉を含む電波吸収体用ゴム組成物。
  2. ゴム成分が、天然ゴム、スチレンブタジエンゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、ブチルゴム、クロロプレンゴム、エチレンプロピレンゴム、エチレンプロピレンジエンゴム、アクリロニトリルブタジエンゴム、塩素化ブチルゴム、臭素化ブチルゴム及びクロロスルホン化ポリエチレンゴムから選択される少なくとも1種である請求項1に記載の電波吸収体用ゴム組成物。
  3. ゴム成分が、天然ゴム又は天然ゴムとエチレンプロピレンゴムの混合物である請求項1又は2に記載の電波吸収体用ゴム組成物。
  4. 磁性粉が、センダスト、ソフトフェライト、カルボニル鉄、M型フェライト、微細還元鉄粉及びパーマロイから選択される少なくとも1種である請求項1〜3のいずれか1項に記載の電波吸収体用ゴム組成物。
  5. さらにカーボンブラックを、ゴム成分100質量部に対して1〜10質量部含んでいる請求項1〜4のいずれか1項に記載の電波吸収体用ゴム組成物。
  6. 磁性粉の平均粒径が、1〜100μmである請求項1〜5のいずれか1項に記載の電波吸収体用ゴム組成物。
  7. ゴム成分に磁性粉を配合する際、磁性粉を下記式(1):
    300≦y≦160.1・x+2.2 (1)
    [但し、yが、ゴム成分100質量部に対して磁性粉の含有量を表し、そして
    xが、磁性粉の比重を表し、且つ4.0≦x≦9.0を満足する。]
    で表される条件を満足する含有量(y)で配合することを特徴とする電波吸収体用ゴム組成物の配合方法。
  8. ゴム成分に、磁性粉以外の配合成分を加えて混練した後、この混合物に磁性粉を複数回に分けて加えて混練する工程を含む請求項1〜6のいずれか1項に記載の電波吸収体用ゴム組成物を製造する方法。
  9. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の電波吸収体用ゴム組成物を含む電波吸収シート。
  10. JIS−K−6253(タイプA)による硬度が80度以下である請求項9に記載の電波吸収シート。
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