JP2001181605A - 無機質材用水性シーラー及びシーラー塗装無機質材の製造方法 - Google Patents

無機質材用水性シーラー及びシーラー塗装無機質材の製造方法

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JP2001181605A
JP2001181605A JP2000313231A JP2000313231A JP2001181605A JP 2001181605 A JP2001181605 A JP 2001181605A JP 2000313231 A JP2000313231 A JP 2000313231A JP 2000313231 A JP2000313231 A JP 2000313231A JP 2001181605 A JP2001181605 A JP 2001181605A
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政明 篠原
Hiromi Harakawa
浩美 原川
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千尋 長野
Seishi Okayama
誠史 岡山
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幸雄 嶋田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】耐透水性、耐透湿性、耐ブロッキング性、上塗
り付着性等に優れたシーラー被膜を形成できる無機質材
用水性シーラー及びシーラー塗装無機質材の製造方法を
提供すること。 【解決手段】ビニル系樹脂エマルションを含有する水性
シーラーであり、該エマルションで使用されるビニル系
樹脂が該樹脂を構成するモノマー成分として、芳香族系
ビニルモノマーを15〜80重量%含有することを特徴
とする無機質材用水性シーラー無機質材用水性シーラ
ー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無機質材用水性シ
ーラー及びシーラー塗装無機質材の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、建物の外壁材として、無機材料を
板状に成形した後、一次養生、オートクレーブ養生前シ
ーラー塗布、乾燥、オートクレーブ養生、切削加工、プ
レヒートを行った後、オートクレーブ養生後シーラー塗
装、次いで乾燥を行うことによりシーラー塗装板が製造
され、又上記オートクレ―ブ養生後シーラー塗装後、上
塗り塗装、乾燥を行うことにより上塗り塗装板が製造さ
れている。上記したオートクレーブ養生前シーラーに
は、耐エフロレッセンス性、オートクレーブ養生後シー
ラー塗膜との密着性等の性能が要求され、また、オート
クレーブ養生後シーラーには、耐透水性、耐透湿性、耐
ブロッキング性、オートクレーブ養生前シーラー及び上
塗り塗膜との付着性等の性能が要求される。
【0003】従来、上記したオートクレーブ養生後シー
ラーとしては、有機溶剤系シーラーが多く使用されてき
たが公害、安全性、衛生性等の面から水性シーラーに置
き換わってきている。この様な水性シーラーとしては、
アクリル酸モノマー等の酸モノマー、メチルメタクリレ
ートモノマー、スチレン等の硬質モノマー、n−ブチル
アクリレート等の軟質モノマーを、通常スチレンモノマ
ーを10重量%以下の範囲で配合したモノマー混合物と
し、これをラジカル共重合反応させてなる共重合体を水
に分散したものが一般的に使用されている。
【0004】しかしながら、上記した共重合体を使用し
た水性シーラーは、耐透水性、耐透湿性等の性能が悪
く、特にオートクレーブ養生後シーラーとして使用する
には不適なものであった。
【0005】また、従来の水性シーラーは、例えば共重
合体のガラス転移温度を低くすると被膜の耐ブロッキン
グ性が低下し、一方、共重合体のガラス転移温度を高く
すると被膜の耐ブロッキング性は向上するが造膜性が悪
くなって耐透水性、耐透湿性が低下し、両者の性能を共
に満足させるものが得られていないのが実情である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、水性
シーラーにおける上記従来の欠陥が解消され、耐透水
性、耐透湿性、耐ブロッキング性、上塗り付着性等に優
れたシーラー被膜を形成できる無機質材用水性シーラー
及びシーラー塗装無機質材の製造方法を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、鋭意研究の
結果、無機質材用水性シーラーとして、特定のビニル系
樹脂エマルションを主な樹脂成分として含有する水性シ
ーラーを使用することにより、目的を達成できることを
見出し、これに基づき本発明を完成するに至った。
【0008】即ち、本発明は、ビニル系樹脂エマルショ
ンを含有する水性シーラーであり、該エマルションで使
用されるビニル系樹脂が該樹脂を構成するモノマー成分
として、芳香族系ビニルモノマーを15〜80重量%含
有することを特徴とする無機質材用水性シーラーに係
る。
【0009】また、本発明は、無機質材にシーラーを塗
布し、次いでオートクレーブ養生をおこなった後、上記
した無機質材用水性シーラーを1回もしくは複数回ロー
ル塗装して水性シーラー塗膜を形成することを特徴とす
るシーラー塗装無機質材の製造方法にも係る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明で使用するビニル系樹脂エ
マルションは、ビニル系樹脂を主な樹脂成分として含有
するエマルションであり、ビニル系樹脂が該樹脂を構成
するモノマー成分として、芳香族系ビニルモノマーを1
5〜80重量%、好ましくは20〜70重量%含有する
エマルションである。また、該ビニル系樹脂は、構成モ
ノマーとして、その他のラジカル共重合性モノマーを8
5〜20重量%含有する。該芳香族系ビニルモノマーの
含有量が15重量%未満になると耐透水性、耐透湿性が
劣り、一方、80重量%を越えると造膜性、上塗付着性
が劣る。
【0011】該芳香族系ビニルモノマーとしては、例え
ば、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、
α−クロルスチレン等が挙げられる。また、上記した芳
香族系ビニルモノマーはその他のラジカル共重合性モノ
マーとラジカル共重合反応させられる。該その他のラジ
カル共重合性モノマーとしては、該芳香族系ビニルモノ
マーと実質的にラジカル共重合反応するものであれば、
特に制限なしに従来から公知のその他のラジカル共重合
性モノマーを使用することができる。具体的には、例え
ば、下記のモノマーを挙げることができる。
【0012】(a)カルボキシル基含有不飽和単量体:
例えば、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、フマ
ル酸、マレイン酸、無水マレイン酸などが挙げられる。
【0013】(b)アクリル酸またはメタクリル酸と炭
素数1〜20のモノアルコールとのエステル化物;アク
リル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−プロ
ピル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸ブチル(n
−,i−,t−)、アクリル酸ヘキシル、アクリル酸2
−エチルヘキシル、アクリル酸n−オクチル、アクリル
酸デシル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸ステアリ
ル、アクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸メチル、
メタクリル酸エチル、メタクリル酸n−プロピル、メタ
クリル酸イソプロピル、メタクリル酸ブチル(n−,i
−,tert−)、メタクリル酸ヘキシル、メタクリル
酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸オクチル、メタク
リル酸デシル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸ス
テアリル、メタクリル酸シクロヘキシル等のアクリル酸
又はメタクリル酸のアルキルエステル又はシクロアルキ
ルエステル:アクリル酸メトキシブチル、メタクリル酸
メトキシブチル、アクリル酸メトキシエチル、メタクリ
ル酸メトキシエチル、アクリル酸エトキシブチル、メタ
クリル酸エトキシブチル等が挙げられる。
【0014】(c)ビニルエステル:例えば酢酸ビニ
ル、プロピオン酸ビニル、バーサチック酸ビニルなどが
挙げられる。
【0015】(d)シアン化ビニル:例えばアクリロニ
トリル、メタクリロニトリルなどが挙げられる。
【0016】(e)ハロゲン化ビニル:例えば塩化ビニ
ル、塩化ビニリデン、フッ化ビニルなどが挙げられる。
【0017】(f)アミド系不飽和化合物:例えばアク
リルアミド、メタクリルアミド、ダイアセトンアクリル
アミド、ダイアセトンメタクリルアミド、N−メチロー
ルアクリルアミド、N−ブトキシメチルアクリルアミド
などが挙げられる。
【0018】(g)エポキシ不飽和化合物:例えばグリ
シジルアクリレート、グリシジルメタクリレートなどが
挙げられる。
【0019】(h)水酸基含有不飽和化合物:例えばヒ
ドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエチルメタク
リレート、ヒドロキシプロピルアクリレート、ヒドロキ
シプロピルメタクリレートなどが挙げられる。
【0020】(i)シリル基含有不飽和化合物:例えば
ビニルトリメトキシシラン、メタクリル酸3−トリメト
キシシリルプロピルなどが挙げられる。
【0021】上記したその他のラジカル共重合性モノマ
ーは1種もしくは2種以上組み合せて使用することがで
きる。
【0022】上記したビニル系樹脂エマルションは、公
知の方法にて得ることが出来る。例えば乳化剤の存在下
で、上記モノマー成分を乳化重合させることで容易に得
られる。乳化剤としては、アニオン性界面活性剤、ノニ
オン性界面活性剤などがあげられ、該乳化剤の1種又は
2種以上の存在下で重合開始剤を使用して乳化重合する
事が出来る。乳化重合以外にも公知の溶液重合方法や懸
濁重合方法により製造することができる。
【0023】また、上記ビニル系樹脂エマルションとし
て、特にコア・シェル型ビニル系樹脂エマルションを使
用することが好ましい。
【0024】該コア・シェル型ビニル系樹脂エマルショ
ンで使用するコア・シェル型ビニル系樹脂において、該
樹脂のコア部を構成するモノマー成分として、芳香族系
ビニルモノマーを15〜80重量%含有し、かつシェル
部を構成するモノマー成分として、芳香族系ビニルモノ
マーを含まない樹脂か、もしくは該樹脂としてコア部及
びシェル部を構成するモノマー成分として、芳香族系ビ
ニルモノマーを含有する場合には、コア部を構成する芳
香族系ビニルモノマーがシェル部を構成する芳香族系ビ
ニルモノマーよりも多く含まれ、且つコア部及びシェル
部の両者に含まれる芳香族系ビニルモノマーが15〜8
0重量%の範囲である樹脂が使用される。
【0025】また、シェル部とコア部との配合割合は、
この両成分の合計重量を基準に、シェル部は0.05〜
50重量%、特に0.5〜35重量%、コア部は99.
95〜50重量%、特に99.5〜65重量%の範囲内
が適している。
【0026】また、コア・シェル型ビニル系樹脂エマル
ションにおいてコア部のガラス転移温度が−20〜10
5℃、特に0〜80℃、シェル部のガラス転移温度が−
20〜105℃、特に0〜85℃の範囲内にあることが
好ましい。
【0027】コア・シェル型エマルションにおいて、コ
ア部のガラス転移温度が−20℃より低くなると形成塗
膜がブロッキングしやすくなり、一方、105℃より高
くなると造膜性や低温物性(凍結融解試験)などが低下
する。シェル部のガラス転移温度が−20℃より低くな
ると形成塗膜がブロッキングしやすくなり、さらに10
5℃を超えると造膜性や低温物性(凍結融解試験)など
が低下するので、いずれも好ましくない。
【0028】本明細書において、重合体のガラス転移温
度(℃)は、下記式によって算出することができる。
【0029】1/Tg(゜K)=(W1/T1)+(W
2/T2)+・・ Tg(℃)=Tg(゜K)−273 各式中、W1、W2、・・は共重合に使用されたモノマ
ーのそれぞれの重量%、T1、T2、・・はそれぞれ単
量体のホモポリマ−のTg(゜K)を表わす。なお、T
1、T2、・・は、Polymer Hand Book(Scond Editio
n,J.Brandup・E.H.Immergut 編)による値である。ま
た、モノマーのホモポリマーのTgが明確でない場合の
ガラス転移温度(℃)は、単離塗膜をバイブロン動的粘
弾性装置DAYNAMIC VISCO ELASTOMETER MODEL VIBRON D
DV−IIEA型(TOYO BACDWIN CO. Ltd)を用いて、周波数
110ヘルツ、昇温速度3℃/分において動的ガラス転
移温度(℃)で測定した。試料はポリプロピレン板に塗
装後、単離した塗膜で測定した。
【0030】コア部及びシェル部を構成するモノマー
は、該コア部及びシェル部が上記した性質を有するよう
に適宜、上記芳香族系ビニルモノマーとその他のモノマ
ー(a)〜(i)から適宜選択して使用される。
【0031】本発明水性シーラーは、上記したビニル系
樹脂エマルションをそのまま水性シーラーとして使用す
ることもできるが、通常は必要に応じて着色顔料、体質
顔料、有機溶剤、水溶性樹脂、コロイダルディスパージ
ョン、可塑剤、消泡剤、分散剤、増粘剤、表面張力調整
剤、沈降防止剤、造膜助剤、防腐剤、コロイダルシリ
カ、加水分解性シラン基及び/又はヒドロキシシラン基
含有化合物などを配合して使用する。
【0032】上記した着色顔料としては、チタン白、赤
錆、オーカー、カーボンブラック等を挙げることがで
き、又体質顔料としては、硫酸バリウム、不定形板状顔
料(タルク等)、タンカル、マイカ等を挙げることがで
きる。これらの顔料を配合する場合の配合量としては、
通常、ビニル系樹脂エマルションの固形分100重量部
に対して、着色顔料は0.01〜100重量部程度、体
質顔料は1〜150重量部程度であるのが適当である。
【0033】また、上記した体質顔料において、不定形
板状顔料はシーラー塗膜の耐透水性が向上するのでこの
ものを使用することが好ましい。
【0034】更に、該不定形板状顔料としては、特に平
均粒子径が0.5〜30μm、特に1〜15μmの不定
形板状顔料をエマルションの樹脂固形分100重量部に
対して1〜150重量部、特に2〜100重量部含有す
ることが好ましい。平均粒子径が上記した範囲をはずれ
ると塗膜の耐透水性が低下するので好ましくない。ま
た、含有量が1重量部未満になると塗膜中に占める該顔
料の充填割合が少なく、水に対する十分な迂回効果が得
られないため耐透水性が低下し、一方、150重量部を
超えると塗装時に欠陥部ができやすく、このために塗膜
の耐透水性が確保できないといった欠点がある。
【0035】上記した不定形板状顔料以外の着色顔料や
体質顔料成分の含有量は、ビニル系樹脂エマルションの
固形分100重量部に対して0〜200重量部、好まし
くは1〜150重量部の範囲で配合することが好まし
い。
【0036】上記した造膜助剤としては、沸点(BP)
が100〜270℃のアルコール成分から選ばれた1種
もしくは2種以上が使用できる。かかるアルコール成分
として、具体的には、エチレングリコールモノブチルエ
ーテル(ブチルセロソルブ、分子量118、BP171
℃)、ジエチレングリコールモノブチルエーテル(ブチ
ルカルビトール、分子量162、BP230℃)、ジエ
チレングリコールモノブチルエーテルアセテート(ブチ
ルカルビトールアセテート、分子量206、BP246
℃)、プロピレングリコールモノメチルエーテル(分子
量90、BP120℃)、プロピレングリコールモノブ
チルエーテル(分子量190、BP229℃)などがあ
げられる。さらに、2,2,4−トリメチル1,3−ペ
ンタンジオールモノイソブチレート(テキサノール、分
子量216、BP248℃)も造膜助剤として有効であ
る。
【0037】アルコール成分の沸点が100℃より低く
なると塗膜の形成性(造膜性)が十分でなく、また沸点
が270℃より高くなると塗膜中に残存しやすくなり耐
水性、耐湿性などが低下するので好ましくない。
【0038】造膜助剤の含有量は、特に制限されない
が、エマルションの樹脂固形分100重量部あたり、
0.1〜25重量部、好ましくは1〜20重量部の範囲
内である。
【0039】本発明水性シーラーにおいて、カルボニル
基含有不飽和化合物を共重合している場合、ポリヒドラ
ジド化合物架橋剤を配合することにより架橋塗膜を形成
することができる。
【0040】上記ポリヒドラジド化合物は、1分子中に
ヒドラジド基(−CO−NH−NH 2)を2個以上含有
する上記カルボニル基と反応して架橋構造を作る化合物
である。
【0041】ポリヒドラジド化合物の代表的な具体例と
しては、例えば、カルボジヒドラジド等のジヒドラジ
ド、蓚酸ジヒドラジド、マロン酸ジヒドラジド、コハク
酸ジヒドラジド、グルタル酸ジヒドラジド、アジピン酸
ジヒドラジド、セバシン酸ジヒドラジド、エイコ酸二酸
ジヒドラジドなどのC2〜40個の脂肪族カルボン酸ジ
ヒドラジド、フタル酸ジヒドラジド、テレフタル酸ジヒ
ドラジド、イソフタル酸ジヒドラジド、ピロメリット酸
ジヒドラジド、ピロメリト酸トリヒドラジド、ピロメリ
ット酸テトラヒドラジドなどの芳香族ポリヒドラジド、
及びマレイン酸ジヒドラジド、フマル酸ジヒドラジド、
イタコン酸ジヒドラジドなどのモノオレフィン性不飽和
ジヒドラジド、ビスセミカルバジド、ポリアクリル酸ポ
リヒドラジド、1,3−ビス(ヒドラジ/カルボエチ
ル)−5−イソプロピルヒダントインなどのその他のポ
リヒドラジドなどが挙げられる。ポリヒドラジド化合物
の配合割合は、樹脂の有するカルボニル基に対して0〜
2当量、好ましくは0〜1当量の範囲である。
【0042】また、本発明の水性シーラーは、セメント
を主成分とし、これにパルプやロックウールなどの補強
繊維、珪砂等の珪酸質材料、さらには無機質充填剤を配
合した組成物を、抄造法あるいはプレス成形などの手段
により成形して水硬化させてなる無機質硬化材(例え
ば、珪酸カルシウム板、石綿セメント板、木片セメント
板、パルプセメント板、軽量気泡コンクリート板)など
の無機質材に塗装することができる。
【0043】本発明の水性シーラーは,無機質材の養生
後に塗装する養生後シーラーとして使用することが好ま
しい。無機質材の養生としてはオートクレーブ養生を行
う場合と行わない場合があるが、オートクレーブ養生を
行わない場合は、1次養生の後、オートクレーブ養生を
行う場合にはオートクレーブ養生の後に塗装するのが望
ましい。オートクレーブ養生は、特に制限なしに窯業系
基材で採用されている条件で行うことができる。オート
クレーブ養生を行わない場合には、下地処理としてアク
リルエマルション、エポキシエマルションなどを塗布し
た後に本発明のシーラーを塗装してもよい。オートクレ
ーブ養生を行う場合は、通常オートクレーブ養生時のエ
フロ発生を抑制するためにオートクレーブ前シーラーが
塗布されるので、オートクレーブ養生後、オートクレー
ブ前シーラー塗膜の上に本発明のシーラーが塗布される
ことになる。オートクレーブ養生前シーラーは従来から
公知のものを使用することができる。具体的には、例え
ば、アクリル系樹脂、ビニル系樹脂、エポキシ系樹脂、
天然もしくは合成ゴム系、シリコン系樹脂、弗素系樹
脂、ポリエステル系樹脂、及びこれらの変性樹脂を有機
溶剤もしくは水に溶解又は分散させたものが使用でき
る。また、該オートクレーブ養生前シーラーはラッカー
タイプ、架橋タイプのいずれのタイプであっても構わな
い。
【0044】本発明の水性シーラーの塗装固形分は1〜
50重量%、好ましくは3〜45重量%の濃度で使用さ
れる。固形分が1重量%未満になると塗装膜厚を確保す
るために塗装回数が多くなるので塗装作業性が悪くな
り、一方50重量%を越えると基材に対する浸透性が劣
るため基材(オートクレーブ前シーラーが塗布されてい
る場合はオートクレーブ前シーラー)との付着性が悪く
なる。
【0045】本発明のシーラーの塗布量(固形分換算)
は、1〜200g/m2、好ましくは5〜150g/m2
の範囲である。塗布量が1g/m2未満になると耐透水
性、耐透湿性が低下し、一方200g/m2を越えると
耐ブロッキング性等が低下するので好ましくない。
【0046】次いで、本発明のシーラーの塗装方法は、
特に制限なしに従来から公知の塗装方法、例えば、ロー
ラー、刷毛、スプレー、浸漬、フローコーター(カーテ
ンフローコーターなど)等の方法で行うことができる。
【0047】本発明において、上記無機質材用水性シー
ラーを用いてシーラー塗装無機質材を製造する方法とし
ては、特に無機質材にシーラーを塗布し、次いでオート
クレーブ養生をおこなった後、上記の無機質材用水性シ
ーラーを1回もしくは複数回ロール塗装して水性シーラ
ー塗膜を形成する方法が好ましい。
【0048】該ロール塗装は、スプレー塗装やフローコ
ーター塗装に比べ少ない塗布量で耐透水性に優れたシー
ラー塗膜を形成するといった効果があり、また経済的に
も安価であるといった効果がある。
【0049】また、ロール塗装において、不定形板状顔
料を配合した水性シーラーを使用した場合にローラーに
より該不定形板状体質顔料の平面部が塗装基板と平行に
なるように塗装されるために、水、湿気などの腐食因子
が塗膜内部や塗装基板に進入し難くなるので塗膜の耐透
水性が優れるといった効果がある。
【0050】更に、ロール塗装は、無機質材の基板にロ
ーラーを押し当てて塗装するので該基板を成形する際に
発生する巣穴等の基材欠陥部にシーラー塗膜が補填され
たシーラー塗装基板が製造されるので、該基板の耐透水
性が向上するといった効果もある。
【0051】ローラー塗装の回数は、1回でも効果的で
あるが好ましくは2回以上がより効果的である。また、
複数回塗布する方法としては、例えば、シーラーを基板
表面にローラー塗装して1回目のシーラー塗膜を形成さ
せた後、該シーラー塗膜が乾燥する前(ウエットの状
態)に、次いで同じシーラーをローラー塗装して2回目
のシーラー塗膜を形成させ、必要に応じてこの塗装を繰
り返して塗装する、即ち連続でロール塗装することがで
きるウエットオンウエット塗装方式や、またシーラーを
基板表面にロール塗装して1回目のシーラー塗膜を形成
させた後、該シーラー塗膜を乾燥させ、次いで同じシー
ラーをローラー塗装して2回目のシーラー塗膜を形成さ
せ、次いで必要に応じてこの乾燥、塗装を繰り返してシ
ーラー塗膜を形成させるドライオンウェット塗装方式な
どが挙げられる。
【0052】ロール塗装での塗布量は1回の塗装で固形
分換算で5〜35g/m2、特に10〜30g/m2が適
している。5g/m2より少ないと欠陥部を補填でき
ず、又35g/m2より多いと凹部へたれこみ等が発生
し、たれこみ部が発泡等の塗膜欠陥が発生し耐透水性が
低下する。
【0053】さらに、シーラー塗装無機質材の耐透水性
を向上させるにはロール塗装後にスプレーまたはフロー
コーター塗装により塗膜厚を確保することで可能とな
る。
【0054】上記ロール塗装に使用される無機質材用水
性シーラーは、塗装時における粘度がB型回転粘度計で
No.3ローターを用いて、測定温度20℃で60rp
mの時の粘度で500〜1,000mPa、好ましくは
600〜900mPaの範囲が好適である。粘度が50
0mPa未満になると基材凹部の角部の傾斜部での膜厚
が薄くなるために耐透水性が低下し、一方、1,000
mPaを超えると塗料のレベリングが低下しロール目を
生じ易くなり、そのために塗膜の薄い部分での耐透水性
が低下するので好ましくない。
【0055】また、無機質材用水性シーラーは、塗装時
におけるTI値(チクソトロピックインデックス)が2
〜5、特に2.5〜4.5の範囲であることが望まし
い。TI値が2より小さい場合は、基材の凹部へのたれ
こみが発生するので好ましくない。一方、TI値が5を
超えると塗料のレベリング悪くなり外観上の不具合がで
るので好ましくない。
【0056】本明細書において、TI値は、温度20
℃、ローター回転数6及び60rpmの条件でB型回転
粘度計を用いて測定した数値をmPasに換算し、(6
pmにおける見掛け粘度mPas)/(60rpmにお
ける見掛け粘度mPas)で算出した値である。
【0057】本発明のシーラーの乾燥は、例えば、通常
の乾燥炉、熱風乾燥炉、ジェットヒーターなどで、雰囲
気温度50℃〜200℃好ましくは70℃〜150℃で
10秒〜30分好ましくは20秒〜20分、さらに好ま
しくは30秒〜10分程度乾燥させるのがよい。無機質
材は本発明のシーラーなどのオートクレーブ養生後シー
ラーを塗装してシーラー塗装板として出荷される場合
と、さらに上塗まで塗装して上塗り塗装板として出荷さ
れる場合が有る。
【0058】上塗り塗料は従来から公知の上塗り塗料を
特に制限なしに使用することができる。上塗り塗料とし
ては、例えばアクリル樹脂系、ウレタン樹脂系、塩化ビ
ニル樹脂系、繊維素樹脂系、シリコーン樹脂系、ポリエ
ステル樹脂系、アルキド樹脂系、フッ素樹脂系及びこれ
らの2種以上の変性樹脂系やブレンド樹脂系等の塗料を
使用することができる。また、上塗り塗料はラッカータ
イプもしくは架橋タイプのいずれのものも使用すること
ができる。上塗としては上記樹脂系の塗料を顔料化した
塗料を塗布する場合と、さらにその上に顔料の入らない
クリア塗料を塗布する場合があるが、何れの場合でも本
発明のシーラーを下塗りとして使用することができる。
また、上塗り塗料は水性、有機溶剤系、無溶剤系のいず
れの塗料形態であっても構わない。
【0059】
【実施例】以下、製造例、実施例及び比較例を挙げて、
本発明をより一層具体的に説明する。尚、各例におい
て、「部」及び「%」は重量基準である。
【0060】製造例1 アクリル共重合体エマルション
1の製造 還流冷却器、撹拌機、温度計を装備した容量2リットル
の4つ口フラスコに脱イオン水300部、Newcol
707SF(日本乳化剤(株)製、アニオン性界面活
性剤、不揮発分30%)8部を加え、窒素置換後85℃
まで昇温した。この中に過硫酸アンモニウム0.8部と
下記組成をエマルション化してなるプレエマルションの
3.5%を添加し、添加20分後から該プレエマルショ
ンの残部を4時間掛けて滴下した。
【0061】プレエマルション組成 脱イオン水 522.1部 スチレン 572 部 n−ブチルアクリレート 180 部 2−エチルヘキシルアクリレート 40 部 メタクリル酸 8 部 30% Newcol 707SF 44.9部 過硫酸アンモニウム 1.6
部。
【0062】滴下終了後30分を経てから、過硫酸アン
モニウム0.8部を脱イオン水16部に溶解させた溶液
を30分かけて滴下し、更に2時間85℃に保持した。
その後40℃以下まで温度を下げ、アンモニア水でpH
7〜8に調整し、不揮発分47.3%のアクリル共重合
体エマルション1を得た。
【0063】製造例2及び3 アクリル共重合体エマル
ション2及び3の製造 後記表1のモノマー配合で上記アクリル共重合体エマル
ション1に記載した製造方法と同様の方法で製造してア
クリル共重合体エマルション2及び3を得た。
【0064】製造例4 アクリル共重合体エマルション
4の製造 還流冷却器、撹拌機、温度計を装備した容量2リットル
の4つ口フラスコに脱イオン水300部、Newcol
707SF8部を加え、窒素置換後85℃まで昇温し
た。この中に過硫酸アンモニウム0.8部と下記(A)
組成をエマルション化してなるプレエマルションの3.
5%を添加し、添加20分後から該プレエマルションの
残部を170分掛けて滴下した。
【0065】 コア成分(A) 脱イオン水 365.5部 スチレン 392.4部 n−ブチルアクリレート 130 部 2−エチルヘキシルアクリレート 32 部 メタクリル酸 5.6部 30% Newcol 707SF 31.4部 過硫酸アンモニウム 1.12部。
【0066】滴下終了後1時間熟成してから、下記
(B)組成をエマルション化してなるプレエマルション
を70分掛けて滴下した。
【0067】 シェル成分(B) 脱イオン水 156.6部 n−ブチルアクリレート 50 部 2−エチルヘキシルアクリレート 50 部 メタクリル酸 2.4部 メチルメタクリレート 137.6 部 30% Newcol 707SF 13.5部 過硫酸アンモニウム 0.48部。
【0068】滴下終了後30分経てから、過硫酸アンモ
ニウム0.8部を脱イオン水16部に溶解させた溶液を
30分かけて滴下し、更に2時間85℃に保持した。そ
の後40℃以下まで温度を下げ、アンモニア水でpH7
〜8に調整し、不揮発分47.6%のアクリル共重合体
エマルション4を得た。
【0069】製造例5〜8 アクリル共重合体エマルシ
ョン5〜8の製造例 後記表1のモノマー配合で上記アクリル共重合体エマル
ション4に記載した製造方法と同様の方法で製造してア
クリル共重合体エマルション5〜8を得た。
【0070】
【表1】
【0071】実施例1〜8 水50部、チタン白(CR−97、商品名、石原産業
(株)製)50部、タルク(Sタルク、商品名、日本タ
ルク(株)製)50部、ノプコサントK(商品名、サン
ノプコ(株)製)2部、ノプコスパース44C(商品
名、サンノプコ(株)社製)2部をペイントシェーカー
で分散して顔料ペーストを製造した。上記エマルション
1〜8の200部にブチルセロソルブ15部、顔料ペー
スト150部を配合して実施例1〜8の水性シーラーを
得た。
【0072】実施例9〜18 窯業系無機質材(但し耐透湿性試験用の場合はブリキ
板)に、実施例1〜8で得た水性シーラーを、後記表2
に記載の塗装方法により塗装し、実施例9〜18のシー
ラー塗膜を形成した。
【0073】比較例1〜3 窯業系無機質材(但し耐透湿性試験用の場合はブリキ
板)に、実施例1〜3で得た水性シーラーを、後記表2
に記載の塗装方法により塗装し、比較例1〜3のシーラ
ー塗膜を形成した。
【0074】実施例9〜18および比較例1〜3のシー
ラー塗膜の性能試験として、耐透水性、耐透湿性、耐ブ
ロッキング性及び上塗付着性を、下記方法により試験し
た。
【0075】耐透水性:オートクレーブ養生前シーラー
を塗布した無機質材をオートクレーブ養生した後にロー
ル、またはレシプロスプレーにより塗装したものを試験
板として使用した。
【0076】耐透水性の試験方法は、枠置き透水試験で
実施した。300×300mm角の基材に200×20
0mmの枠を固定し、高さ20mmまで枠内に水を張っ
て24時間透水試験を行う。透水量の計算は下記式から
求めた。
【0077】[24時間後基材重量(g)−初期重量
(g)]÷[0.2m×0.2m] 透水性の評価基準は次の通りである。◎が透水量500
g/m2未満のものであって透水性が著しく良好のも
の、○が透水量500〜1,000g/m2のものであ
って透水性が良好のもの、△が透水量1,000g/m
2を超え、そして3,000g/m2以下のものであって
透水性が少し劣るもの、×が透水量3,000g/m2
を超えるものであって透水性が著しく劣るものとした。
【0078】耐透湿性:上記塗料をブリキ板に膜厚50
μmになるよう塗装したのち、アマルガムで塗膜をはが
してフリー塗膜を得た。このフリー塗膜を使用してJI
SZ0208の透湿試験を行った。評価基準は、透湿度
が50g/(m2・24時間)以下のものを○とし、5
1g〜200g/(m2・24時間)のものを△とし、
200g/(m2・24時間)を超えるものを×とし
た。
【0079】耐ブロッキング性:耐透水性試験と同様に
して作成した試験板の塗装面同士を接触させて40℃雰
囲気下、1kg/cm2の荷重をかけた。評価基準は、
全くブロッキングのなかったものを◎とし、やや抵抗が
あるが容易にはがれて跡が残らないものを○とし、抵抗
があってはがした後に跡が残るものを△とし、強くブロ
ッキングしてはがれないものを×とした。
【0080】上塗付着性:耐透水性試験と同様にして作
成した試験板に実施例及び比較例のシーラーを膜厚50
μmになるよう塗装した。この試験板にカッターナイフ
で4mm間隔に5×5マスの碁盤目状に切れ目を入れセ
ロテープを貼り付けて剥離した。評価基準は、剥離した
マス目のないものを◎とし、カッタ―ナイフの切れ目に
そって少し剥離が見られる程度のものを○とし、2マス
以下の剥離のものを△とし、3マス以上の剥離があるも
のを×とした。
【0081】実施例9〜18および比較例1〜3の水性
シーラーの塗装方法、並びに得られたシーラー塗膜の耐
透水性、耐透湿性、耐ブロッキング性及び上塗付着性の
試験結果を、表2に示した。
【0082】
【表2】
【0083】次に、実施例5の水性シーラーのTI値を
変動させた場合の塗装外観試験を行った。塗装はロール
塗装でおこなった。TI値は前記と同様の意味を示す。
【0084】塗装外観の評価は、次の基準で評価した。
○は、塗膜を目視で観察して塗膜にふくれ、タマリ、ロ
ール目(スジ)などの塗装欠陥がなく良好なことを、×
は塗膜を目視で観察して塗膜にふくれ、タマリ、ロール
目(スジ)などの塗装欠陥が少なくとも1つ以上発生し
劣ることを、それぞれ示す。
【0085】試験結果を表3に示す。
【0086】
【表3】
【0087】
【発明の効果】本発明の水性シーラーは、上記した構成
を有することから特に耐透水性、耐透湿性、耐ブロッキ
ング性、上塗り付着性等の被膜性能に優れた効果を発揮
するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森本 和弘 神奈川県平塚市東八幡4丁目17番1号 関 西ペイント株式会社内 (72)発明者 篠原 政明 神奈川県平塚市東八幡4丁目17番1号 関 西ペイント株式会社内 (72)発明者 原川 浩美 神奈川県平塚市東八幡4丁目17番1号 関 西ペイント株式会社内 (72)発明者 長野 千尋 神奈川県平塚市東八幡4丁目17番1号 関 西ペイント株式会社内 (72)発明者 岡山 誠史 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 嶋田 幸雄 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 本田 英隆 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 藪中 康雄 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビニル系樹脂エマルションを含有する水性
    シーラーであり、該エマルションで使用されるビニル系
    樹脂が該樹脂を構成するモノマー成分として、芳香族系
    ビニルモノマーを15〜80重量%含有することを特徴
    とする無機質材用水性シーラー。
  2. 【請求項2】ビニル系樹脂エマルションがコア・シェル
    型ビニル系樹脂エマルションである請求項1に記載の無
    機質材用水性シーラー。
  3. 【請求項3】コア・シェル型ビニル系樹脂エマルション
    において、該コア・シェル型ビニル系樹脂がコア部を構
    成するモノマー成分として、芳香族系ビニルモノマーを
    15〜80重量%含有し、かつシェル部を構成するモノ
    マー成分として、芳香族系ビニルモノマーを含まない請
    求項2に記載の無機質材用水性シーラー。
  4. 【請求項4】コア・シェル型ビニル系樹脂エマルション
    において、該コア・シェル型ビニル系樹脂がコア部及び
    シェル部を構成するモノマー成分として、芳香族系ビニ
    ルモノマーを含有し、かつコア部を構成する芳香族系ビ
    ニルモノマーがシェル部を構成する芳香族系ビニルモノ
    マーよりも多く含まれる請求項2に記載の無機質材用水
    性シーラー。
  5. 【請求項5】無機質材用水性シーラーとして、造膜助剤
    をビニル系樹脂エマルションの樹脂固形分100重量部
    当たり0.1〜25重量部含有することを特徴とする請
    求項1乃至4のいずれか1項に記載の無機質材用水性シ
    ーラー。
  6. 【請求項6】無機質用水性シーラーとして、平均粒子径
    が1〜15μmの不定形板状顔料をビニル系樹脂エマル
    ションの樹脂固形分100重量部に対して1〜150重
    量部含有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれ
    かの1項に記載の無機質材用水性シーラー。
  7. 【請求項7】無機質材にシーラーを塗布し、次いでオー
    トクレーブ養生をおこなった後、請求項1乃至6の何れ
    か1項に記載の無機質材用水性シーラーを1回もしくは
    複数回ロール塗装して水性シーラー塗膜を形成すること
    を特徴とするシーラー塗装無機質材の製造方法。
  8. 【請求項8】無機質材にシーラーを塗布し、次いでオー
    トクレーブ養生をおこなった後、請求項1乃至6の何れ
    か1項に記載の無機質材用水性シーラーを1回もしくは
    複数回ロール塗装して第1段目の水性シーラー塗膜を形
    成させ、次いでその表面から前記と同様の無機質材用水
    性シーラーをスプレー塗装して第2段目の水性シーラー
    塗膜を形成することを特徴とする請求項7に記載の無機
    質材の製造方法。
  9. 【請求項9】上記ロール塗装に使用される無機質材用水
    性シーラーが、塗装時における粘度(B型回転粘度計で
    No.3ロ−タ−を用いて、測定温度20℃で60rp
    mの時の粘度)が500〜1,000mPaであること
    を特徴とする請求項7又は8に記載の無機質材の製造方
    法。
  10. 【請求項10】上記ロール塗装に使用される無機質材用
    水性シーラーが、TI値(チクソトロピックインデック
    ス)が2〜5であることを特徴とする請求項7乃至9の
    いずれか1項に記載の無機質材の製造方法。
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