JPS59161417A

JPS59161417A - 塗装材料

Info

Publication number: JPS59161417A
Application number: JP3567783A
Authority: JP
Inventors: Kinji Iwasaki; 岩崎　金治; Tomio Ozaki; 富夫尾崎
Original assignee: Daicel Chemical Industries Ltd
Current assignee: Daicel Corp
Priority date: 1983-03-04
Filing date: 1983-03-04
Publication date: 1984-09-12
Also published as: JPH0525914B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は湿気の高い浴室などの用途にすぐれた塗装材料
に関する０従来アクリル系共重合体エマルジ四ンタイプ
の塗装材料は湿度の高い浴室などに使用されると変色、
密着不良などの問題が発生し、これを改善するべく各種
添加剤が加えられているが、まだ実用上充分な改良・は
なされていないのが現状である。

本発明者らは、これらの欠点を改良すべく鋭意検討の結
果、アクリル系共重合体エマルジョンにシリコーン樹脂
エマルジョンを配合した塗装利料を使用するととｋより
、高湿度の条件でも充分な実用性能が有ることを発見し
、本発明を完成するに至りた。以下本発明を詳述する。

即ち、（１）スチレン、メタクリル酸エステルから運ば
れた１種又は２種以上３０〜８８．９ｊｌ［４１％（２）　　アクリル酸エステル　１０〜５０　１（３）
架橋性単量体　　　　１〜１・０ｌ（４）　　重合性不
飽和カルボン酸　　０．１〜１０　１前記（１１〜（４
）を構成単位とする共重合体エマルジョンにシリコーン
樹脂エマルジョンを配合することを特徴とする塗装材料
〇本発明の共重合体エマルジョンは架橋性能を高めて塗膜
の耐久性を向上させるために架橋性単量体を共重合させ
ること、更に所期の架橋性能を達成するＫは重合性不飽
和カルボン酸も合わせて共重合さ−せることが必要であ
る。また、被着体への密着性、粘着性などをバランスよ
くするために硬質単量体と軟質単量体との特定の組合せ
が必要である。

一方、共重合体エマルシヨンに耐久性をより高めるため
にシリコン樹脂エマルシロンを配合することが必要であ
る。

そこで共重合体エマルシヨンの構成は、（１１硬質単量
体としてスチレン、メタクリル酸エステルから選ばれた
１種又は２種以上３０〜８８．９重量１ｇが必要で、３
Ｑ］ｉ景％未満では塗装材料に粘着があって汚れがつき
ゃすく、８８．９重量Ｘを越えると塗膜形成がしにくく
、密着性が低下するので好ましくない。メタクリル酸エ
ステルとしては、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エ
チル、メタクリル酸ブチルなどが挙げられる。

（２）軟質単量体としてアクリル酸エステル１０〜５０
重量％が必要で、ｌＯ重ｎ％未満ではｍ膜形成が充分で
な（、塗装材料の密層性が劣り、５０重量％を越えると
塗装材料に粘着性が発現し、汚れの原因となるので好ま
しくない。

アクリル酸エステルとしてはアクリル酸メチル、アクリ
ル酸メチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸２−エチル
ヘキシルなどが挙げられる。

（３１架橋性単葉体は１〜１０重景％が必要で、１重量
％未満では架橋性能が劣り、１０Ｍ量％を越えると塗膜
が硬くなりすぎて塗装材料の密着性が低下するので好ま
しくない＠架橋性単量体としてはメタクリル酸グリシジ
ルエステル、メタクリル酸ヒドロキシエチル、メタクリ
ル戚ヒドロキシプ四ビル、Ｎ−メチ日−ルアクリルアミ
ド、Ｎ−メチロールメタクリルアミド、Ｎ−アルコキシ
メチルアクリルアミド、°ジアセトンアクリルアミドな
どを挙げることができる。

（４）重合性不飽和カルボン酸は０．１〜１０１Ｌ量％
が必要で、０．１重ｆ＃％未満では前記（３）の架橋性
単量体の架橋反応を促進しに＜＜、且つ重合時の安定性
が低下するので好まし、くない。

また、１０重重量を越えると前記（３）の架橋性単葉体
の架橋反応に寄与、しないもののため、塗装材料塗膜の
耐水性が低下するので好ましくな〜１０共重合体エマルシヨンは通常の乳化重合により得られる
ものである。

シリコーン樹脂エマルションはシリコーン樹脂を有機溶
剤に溶解させたものを水及び乳化剤の存在下にエマルジ
箇ン化させたものである。

シリコーン樹脂としてはポリオルガノシーキサン系、ポ
リオルガノシシキサンエボキシ系、ポリオルガノシロキ
サンウレタン系、ポリオルガノシロキサンアミド系など
が挙げられる。

シリコーン樹脂エマルションの使用敏は共重合体エマル
ジ冒ン１ｏｏ重量部に対して１０〜６゜３１部部、好ま
しくは１５〜５０１ｊ　前部である。

１０重量部未満では塗装材料の耐久性が劣り、６０重警
部を越えると塗装材料の密着性が低下するので好ましく
ない。

本発明の塗装材料に塗装配合原料として造膜助剤のエチ
レングリコールモツプチルエーテル、ジエチレンクリコ
ールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモツプ
チルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテ
ルアセテートなど。

顔料の酸化チタン、クレー、タルク、弁柄、酸化クロム
など。

消泡剤、増粘剤、紫外線吸収剤、可塑剤などを添加でき
る。塗装材料は通常の方法、例えば刷毛塗り、ローラー
刷毛塗り、スプレー塗装等が可能であり、塗装置は約１
０〜２００９／イ（不揮発分換算）が好ましい０被着体
としてはスレート、木、セメントコンクリート、モルタ
ル、シラクイ、レンガ、金属、ＡＬＣ，合成樹脂など忙
使用される。以下に実施例を挙げて説明する。

尚、部・％は重量基準を示す。

実施例１゜スチレン３６部、アクリル酸エチル１２部、メタクリル
酸２．４部、メタクリル酸グリシジルエステル１部の混
合液をアルキル硫酸ナトリウム４部、水４４．６部中に
過硫酸カリウム存在下８０℃、３時間遅次添加して乳化
重合を行い、得られた共重合体エマルシヨン（固形分５
０％）１００部にシリコーン樹脂エマルジ四ン４０．８
部〔ポリオルガノシロキサン樹脂７０部、トルエン３０
部の混合液３０部に水６７部、ポリオキシエチレンノニ
ルフェニルエーテル（ホリオキシエチレン付加モル数１
０）３部を添加し、攪拌混合したもの〕を配合し、塗装
材料を得た。

実施例２゜メタクリル酸メチル２４部、アクリル酸エチル２５部、
アクリル酸０．２部、メタクリル酸グリシジルエステル
１．６部の混合液をアルキル硫酸ナトリウム４部、水４
５．２部中に過硫酸カリウム存在下８０℃、３時間遅次
添加して乳化重合を行い、得られた共重合体エマルジョ
ン（固形分５０％）１００部にシリコーン樹脂エマルジ
ョン（実施例１と同一）２０部を配合し、塗装材料を得
た。

実施例３゜メタクリル酸メチル４０部、アクリル酸エチル７部、メ
タクリル酸グリシジルエステル１．５部、アクリルＩ’
ｌ！０．２部の混合液をアルキル硫酸ナトリウム４部、
水４７．２部中忙過ｆＣ哨カリウム存在下８０℃、３時
間かけて逐次添加して乳化重合を行い、得られた共重合
体エマルジョン（固形分４９％）１００部にシリコーン
樹脂エマルジョン１５部（実施例１と同一のもの）を配
合し、塗装材料を得た。

比較？Ｉ１１゜実施例１でメタクリル酸グリシジルエステルを除外した
場合の共重合体エマルジョンに実施例１と同一のシリコ
ーン樹脂エマルジョンを配合した塗装材料。

実施例４゜スチレン１６部、アクリル酸ブチル２４部、アクリル酸
５部、メタクリル酸グリシジルエステル５部の混合液を
アルキル硫酸ナトリウム４部、水４６部巾計ｆ１ｍ酸カ
リウム存在下８０℃、３時間遅次添加して乳化重合を行
い、得られた共重合体エマルジョン（固形分５０％）１
００ＷＫシリコーン樹脂エマ〃ジヨン４０．８部［ポリ
オルガノシロキサン樹脂７０部、トルエン３０部の混合
液３０部に水６７部、ポリオキシエチレンノニルフェニ
ルエーテル（ポリオキシエチレン付加モル釘１０）３部
を添加し、攪拌混合したもの〕を配合し、塗装材料を得
た。

実施例５゜実施例４で記載されているものｌ　１ｆｆ−の共重合体
エマルジョン１００部に実楕例４と同一のシリコーン樹
脂エマルジョンを５５部配合し、塗装材料を得た。

比較例２゜メタクリル酸メチル１０ｍ、アクリル酸エチル３５部、
アクリル酸２．５部、メタクリル酸グリシジルエステル
２．５部の混合液をアルキル硫酸ナトリウム４部、水４
６部中に過硫酸カリウム存在下８０℃、３時間遅次添加
して乳化重合を行い、得られた共重合体エマルジョン（
固形分５０％）１００部にシリコーン樹脂エマルジョン
（実施例１と同一）ｌ゛０部を配合し、塗装材料を得た
〇比較例３゜実施例１でシリコーン納脂エマルジロンヲ６ｉｉ合しな
い場合の塗装材料である。

比較例４゜実施例１でシリコン樹脂エマルジョンを５部□　配合し
た場合の塗装材料である。

これらの塗装材料の性状を幀１表Ｋまとめて示す〇第　
１　表 ※注１：　耐湿性；　塗装材料をストレート板にへケに
て塗装し、７５℃４時間乾燥後５゜”ＣＩ　００％ＲＨ
で３日間放１＆シて塗膜の異常の程度を評価した。

○：異常なし、Δ；一部白化やフクレ発生、×；全面白
化、フクレ発生 ※注２＝　密着性；　注１の耐湿性と同様に、塗装後乾
燥し、室ｍ（２０℃６５ＸＲｕ）で＠　ｉｌｌ　Ｋ　１
　ｔａｌ＋巾のクロスカットを縦横に入れ、１００個の
マスを作る◇これにセロテープを貼合せて１８ｏ°方向
に急激に剃して剥離されない残りのマスの数を分子に、
マスの個数を分母に示す。

電性３：　粘着性；　注１の耐湿性と同様に塗装後、乾
燥し、４０℃で塗装面と塗装面を重ねて異常の有無を観
察するぢ ○；異常なし、Δ７；一部塗膜同志がブロッキングして
とれなくなる、Ｘ；全面の塗膜がブロッキングしてとれ
なくなる。

※注４：　注１の耐湿性と同様に塗装後乾燥し、ＷＯＭ
（促進耐候試験機、爾あり）Ｋて紫外線照射５００時間
終了後、塗膜にｌ間中のクロスカットを縦横に入れ１０
０個のマスを作る。これにセロテープを貼合せて１８０
°方向に急激に剥して剥離されない残りのマスの数を分
子にマスの個数を分母に示す〇第１表より本発明の塗装材料が耐湿性、密着性、粘着性
、耐久性において極めて優れていることがわかる。

特許出願人ダイセル化学工業株式会社

Claims

【特許請求の範囲】

（１）　　スチレン、メタクリル酸エステルから選ばれ
た１種又は２種以上　　３０〜８８．９重量％（２）ア
クリル酸エステル　　１０鵡５０　　Ｎ（３）架橋性単
量体　　　　　　１〜１０　　ｙ（４）重合性不飽和カ
ルボン酸　０．１〜１０１