JP3242713B2 - 艶消し塗料用樹脂の製造法 - Google Patents

艶消し塗料用樹脂の製造法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2段重合法によってシ
リコン系の艶消し塗料用の樹脂を製造する方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】艶消し塗料は、塗料に艶消し剤、例え
ば、微粉末シリカ、ポリエチレン微粉末などを添加し
て、塗膜表面にミクロの凹凸を発生せしめ、光の乱反射
により低光沢にするものである。しかし、かかる処法に
おいては艶消し剤の悪影響が出やすく、例えば、塗膜が
摩擦されると、その部分に艶が出て、外観がアンバラン
スになるなどの欠点がある。かかる欠点を解決すべく本
出願人は、先に、特別な重合方法を用いた艶消し塗料用
樹脂の製造法(特開平3−81371号公報及び特願平
4−109001号)を出願した。
【0003】これは、スチレンモノマーとアルキル基の
炭素数が5以上の(メタ)アクリル酸アルキルエステル
との共重合体とアルキル基の炭素数が1〜4の(メタ)
アクリル酸アルキルエステルを2段重合させて艶消し塗
料用樹脂を製造するというものでスチレンとアクリルを
主成分としたものであった。また、本出願人は、顔料分
散性に優れたシリコン系塗料用樹脂(アルコキシシリル
基を有するビニル系単量体を共重合した樹脂)の出願
(特開平3−265614号公報)も別途行った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
出願においては、耐候性の点でシリコン系塗料用樹脂よ
りも劣るという欠点を有し、また後者の出願は、艶消し
用塗料に関するものではなく、顔料分散性を向上させた
シリコン系塗料用樹脂に関するもので、艶消し効果は期
待しがたいのである。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者等は、
かかる課題を解決した艶消し塗料用樹脂組成物について
鋭意研究を行った結果、スチレン及び(メタ)アクリル
酸アルキルエステルから選ばれる少なくとも2種のエチ
レン性不飽和単量体を用いて、2段重合を行い艶消し塗
料用樹脂を製造するに当たり、1段目の重合率を70%
以上とし、かつアルコキシシリル基含有エチレン性不飽
和単量体を少なくともいずれかの重合段階で共存せしめ
ることにより、シリコン系の良好な艶消し塗料用樹脂が
得られることを見いだし、本発明を完成するに至った。
【0006】本発明の特徴は、上述のごとく、スチレン
及び(メタ)アクリル酸アルキルエステルから選ばれる
少なくとも2種のエチレン性不飽和単量体及びアルコキ
シシリル基含有エチレン性不飽和単量体の少なくとも3
成分を用いて2段重合を行う点にある。これにより、シ
リコン系の耐候性良好な艶消し塗料用樹脂が製造できる
のである。
【0007】以下に、本発明を詳細に説明する。本発明
に用いるスチレン及び(メタ)アクリル酸アルキルエス
テルとは、スチレン及び(メタ)アクリル酸メチル、
(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピ
ル、(メタ)アクリル酸イソプロピル、(メタ)アクリ
ル酸ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)
アクリル酸sec−ブチル、(メタ)アクリル酸t−ブ
チル、(メタ)アクリル酸アミル、(メタ)アクリル酸
ヘキシル、(メタ)アクリル酸ヘプチル、(メタ)アク
リル酸オクチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシ
ル、(メタ)アクリル酸デシル、(メタ)アクリル酸ラ
ウリル、(メタ)アクリル酸ステアリル等のエチレン性
不飽和単量体などが挙げられ、これらの中から少なくと
も2種選択され使用される。中でも、スチレン/(メ
タ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸メチル/
(メタ)アクリル酸エチル、スチレン/(メタ)アクリ
ル酸エチル等の組み合わせが好適に用いられる。
【0008】また、本発明に用いるアルコキシシリル基
含有エチレン性不飽和単量体とは、γ−メタクリロキシ
プロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロ
ピルトリエトキシシラン、γ−メタクリロキメチルジメ
トキシシラン、γ−アクリロキシトリメトキシシラン、
γ−アクリロキシトリエトキシシラン、ビニルトリメト
キシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリプ
ロポキシシラン、ビニルメチルジエトキシシラン、ビニ
ルトリ(エトキシメトキシ)シラン、アリルトリメトキ
シシラン、P−ビニルフェニルトリメトキシシラン等が
挙げられる。中でも、γ−メタクリロキシプロピルトリ
メトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリエト
キシシラン、ビニルトリエトキシシラン等が好適に用い
られる。
【0009】本発明の艶消し塗料用樹脂を構成する上記
成分において、スチレン及び(メタ)アクリル酸アルキ
ルエステルから選ばれる少なくとも2種のエチレン性不
飽和単量体とアルコキシシリル基含有エチレン性不飽和
単量体の配合重量比は、95.5〜50/0.5〜50
が好ましく、更に好ましくは、98〜70/2〜30で
ある。上記の配合重量比において、アルコキシシリル基
含有エチレン性不飽和単量体の配合量が増えると架橋密
度が高くなり過ぎて皮膜が硬くなる。逆に配合量が減る
とシロキサン結合による皮膜の耐候性向上が期待できな
くなる。
【0010】本発明の樹脂を製造するに際しては、通常
有機溶剤を用いた溶液重合が実施される。まず、所定量
のスチレン及び(メタ)アクリル酸アルキルエステルか
ら選ばれる少なくとも1種のエチレン性不飽和単量体あ
るいは、スチレン及び(メタ)アクリル酸アルキルエス
テルから選ばれる少なくとも1種のエチレン性不飽和単
量体とアルコキシシリル基含有エチレン性不飽和単量体
を有機溶剤に溶解し、ラジカル重合触媒を溶解した該単
量体に対して0.3〜3.5重量%程度添加して、該単
量体の単独重合または共重合(1段目)を行う。かかる
重合の重合率が70%以上に到達した後に2段目として
スチレン及び(メタ)アクリル酸アルキルエステルから
選ばれる少なくとも1種のエチレン性不飽和単量体ある
いは、スチレン及び(メタ)アクリル酸アルキルエステ
ルから選ばれる少なくとも1種のエチレン性不飽和単量
体とアルコキシシリル基含有エチレン性不飽和単量体を
添加すると同時に前記と同様に重合触媒を添加し、更に
重合(2段目)を進め、目的とする樹脂溶液を得る。
【0011】この場合、1段目の重合で用いたスチレン
及び(メタ)アクリル酸アルキルエステルから選ばれる
エチレン性不飽和単量体を、再度、2段目の重合に用い
るスチレン及び(メタ)アクリル酸アルキルエステルか
ら選ばれるエチレン性不飽和単量体として選択してもよ
い。重合率は、重合途中に樹脂溶液をサンプルリング
し、そのサンプル中の加熱残分と理論加熱残分との百分
率として測定する。上記の重合において、1段目の重合
率については、70%未満では、艶消し効果が不充分と
なり、本発明の目的を達し得ない。
【0012】本発明においては、上記のスチレン及び
(メタ)アクリル酸アルキルエステルから選ばれる少な
くとも2種のエチレン性不飽和単量体とアルコキシシリ
ル基含有エチレン性不飽和単量体以外に必要に応じて他
のモノマーを併用することもできる。その例としては、
(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)ア
クリル酸2−ヒドロキシプロピルなどのヒドロキシル基
含有(メタ)アクリル酸アルキル、(メタ)アクリルア
ミドなどの重合性アミド、酢酸ビニル、プロピオン酸ビ
ニルなどのビニル化合物、(メタ)アクリル酸、クロト
ン酸、イタコン酸、(無水)マレイン酸、フマル酸など
の不飽和カルボン酸、ジメチルアミノエチルアクリレー
ト、ジエチルアミノエチルメタクリレートなどの塩基性
モノマー等である。
【0013】本発明の塗料用樹脂は、有機溶剤を用いた
溶液重合法で製造されるのが好ましいことは、前記した
通りであるが、有機溶剤としてはトルエン、キシレンな
どの芳香族炭化水素、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエ
ステル、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン
などのケトン、イソプロピルアルコール、n−ブタノー
ルなどの脂肪族アルコール、エチレングリコールモノメ
チルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル
などが挙げられ、単独又は2種以上併用される。
【0014】重合触媒としては、公知のラジカル重合触
媒、例えばアゾビスイソブチロニトリル、ベンゾイルパ
ーオキサイド、ジターシャリーブチルパーオキサイド、
クメンハイドロパーオキサイドなどが用いられる。重合
時の温度は60〜150℃が適当であり、又重合時間は
6〜20時間程度が実用的である。この時の1段目の重
合時間は、触媒の添加量や仕込んだエチレン性不飽和単
量体成分の種類やその配合割合によって異なるが、通常
は、3〜15時間程度である。本発明の塗料用樹脂は、
前記の如く重合時に用いた有機溶剤がそのまま溶剤とな
った状態で、塗料用樹脂として実用に供せられるが、必
要であれば、それを任意の溶剤に置換して用いても差し
支えない。
【0015】また、本発明の塗料用樹脂を使用して塗料
を調製する時には、塗料の安定性を考慮して脱水剤やア
ルキル基の炭素数1〜10のアルキルアルコールを添加
する必要がある。この場合の脱水剤としては、オルトギ
酸トリメチル、オルトプロピオン酸トリメチル、オルト
プロピオン酸トリエチル、オルトイソプロピオン酸トリ
メチル、オルトイソプロピオン酸トリエチル等のオルト
ギ酸エステルやオルト酪酸トリメチル、オルト酪酸トリ
エチル、オルトイソ酪酸トリメチル、オルトイソ酪酸ト
リエチル等のオルト酪酸エステルが用いられ、添加量と
しては、塗料用樹脂100重量部に対して0.5〜30
重量部である。更に、塗料に使用する顔料としては、酸
化チタン、炭酸カルシウム、タルク、リトボン、硫酸バ
リウム、硫酸カルシウム、アルミナ、クレーなどの白顔
料、カーボンブラック、鉄黒などの黒顔料、フタロシア
ニンブルー、紺青、群青などの青顔料、レーキイエロ
ー、黄鉛、オーカイエロー、ハンザイエローなどの黄顔
料、ベンガラ、レーキレッドなどの赤顔料、クロムバー
ミリオンなどの橙顔料、フタロシアニングリーン、酸化
クロムなどの緑顔料などが挙げられる。
【0016】そのほか必要に応じて可塑剤、タレ防止
剤、沈澱防止剤、消泡剤などが適宜配合される。塗料の
調製には通常使用されるサンドミル、ディスパー、ボー
ルミルなど使用される。得られた塗料の塗装方法として
は、コテ塗り、刷毛塗り、ローラー塗り、スプレー塗装
などの方法が採用される。この塗料は、コンクリート、
モルタル建築物、瓦、サイデングボードなどの外装材の
上塗り塗料として、更に建築物の内装、床用の塗料とし
て用いることができ、特に、外装用途では、耐候性に優
れた艶消し塗料として利用することができる。
【0017】
【作用】本発明では、スチレン及び(メタ)アクリル酸
アルキルエステルから選ばれる少なくとも2種のエチレ
ン性不飽和単量体とアルコキシシリル基含有エチレン性
不飽和単量体の少なくとも3成分を用いて2段重合を行
っているため耐候性に優れたシリコン系の艶消し塗料用
樹脂が得られる。
【0018】
【実施例】次に、実施例によって本発明を更に詳しく説
明する。尚、実施例中、「%」、「部」とあるのは、特
に断りのない限り、重量基準を意味する。 実施例1 撹拌機、温度計、コンデンサーの付いた4l容量の四つ
口フラスコに、スチレン260部、アクリル酸−2−エ
チルヘキシル260部、γ−メタクリロキシプロピルト
リメトキシシラン65部、キシレン320部、ベンゾイ
ルパーオキサイド4部を仕込み、温度90℃で重合を開
始し、途中ベンゾイルパーオキサイドを追加し、重合開
始から6時間後に重合率が90%に到達したので、2段
目としてメタクリル酸メチル650部及びγ−メタクリ
ロキシプロピルトリメトキシシラン65部を仕込み、更
に、ベンゾイルパーオキサイドを8部投入し、更に4時
間反応を継続した後、キシレンを追加し冷却して、固形
分濃度45%、粘度3000cps/25℃の樹脂溶液
(A−1)を得た。(A−1)の樹脂組成は、スチレン
20%、アクリル酸−2−エチルヘキシル20%、メタ
クリル酸メチル50%、γ−メタクリロキシプロピルト
リメトキシシラン10%であった。
【0019】かかる樹脂溶液(A−1)をバーコーター
#60でガラス板に塗布乾燥した後、光沢計で60°鏡
面反射光沢を測定したところ、光沢値は10であった。
また、樹脂溶液(A−1)100部に、オルトギ酸トリ
メチルを5部加えた樹脂溶液(B−1)に、更に500
ppmの水を加えた後、密封下50℃で1ケ月放置後の
粘度上昇率は130%(放置後の粘度/放置前の粘度×
100,測定温度は、いずれも25℃)であった。ま
た、ゲル化は、認められなかった。更に、樹脂溶液(B
−1)35部、TiO33部、キシレン20部及びガ
ラスビーズ100部を250mlのガラスビンに入れ、
約1時間ペイントコンディショナーで分散させた。これ
に、樹脂溶液(B−1)を更に65部追加し、更に、ペ
イントコンディショナーで約15分間分散させて白色の
樹脂塗料液(C−1)を得た。かかる樹脂塗料液(C−
1)をバーコーター#60でガラス板に塗布乾燥した
後、ディーパネル光コントロールウェザーメーター(ス
ガ試験機株式会社製DPW−5型)で3000時間促進
耐候性試験を行った結果、光沢保持率は、96%であっ
た。
【0020】実施例2〜14 表1に示すスチレン及び(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステルから選ばれる少なくとも2種のエチレン性不飽和
単量体(I)とアルコキシシリル基含有エチレン性不飽
和単量体(II)成分を用いて、実施例1に準じて樹脂溶
液(A−2〜14)を得て、同様に光沢値(A−2〜1
4)、粘度保持率(B−2〜14)及び光沢保持率(C
−2〜14)を測定した。
【0021】比較例1 実施例1において1段目の重合率を60%にして、その
他は実施例1と同様に反応を行って樹脂溶液(a−1)
を得た。実施例1と同様に光沢値(a−1)、粘度保持
率(b−1)及び光沢保持率(c−1)を測定した。 比較例2〜5 表3に示す(I)、(II)成分を用いて、実施例1に準じ
て比較例2〜5の樹脂溶液(a−2〜5)を得て、同様
に光沢値(a−2〜5)、粘度保持率(b−2〜5)及
び光沢保持率(c−2〜5)を測定した。なお、比較例
2においては、1段目のみの重合を行った。実施例及び
比較例の光沢値、粘度保持率及び光沢保持率を表4及び
表5に示す。
【0022】
【表1】 1 段 目 2 段 目 1段目 (I) (II) (I) (II) 重合率 量(%) 量(%) 量(%) 量(%) (%) 実施例1 St 2EHA S1 MMA −− S1 90 20 20 5 50 5 〃 2 EMA 2EHA S2 MMA −− −− 95 20 20 10 50 〃 3 St MMA −− EMA −− S1 80 20 20 50 10 〃 4 MMA −− S2 St EMA S2 85 30 5 25 25 15 〃 5 MMA −− S1 St 2EHA −− 80 25 20 10 45 〃 6 2EHA −− −− EMA LA S2 90 35 30 20 15 〃 7 St −− S1 MMA −− S1 85 30 5 50 5 表1〜3の略号は以下の通り 注)MMA;メタクリル酸メチル EMA;メタクリル酸エチル 2EHA;アクリル酸−2−エチルヘキシル iBMA:メタクリル酸イソブチル nBMA;メタクリル酸n−ブチル LA;アクリル酸ラウリル EA;アクリル酸エチル S1;γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン S2;γ−メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン S3;ビニルエトキシシラン
【0023】
【表2】 1 段 目 2 段 目 1段目 (I) (II) (I) (II) 重合率 量(%) 量(%) 量(%) 量(%) (%) 〃 8 MMA −− S3 2EHA −− −− 80 45 15 40 〃 9 EMA −− −− 2EHA −− S2 95 45 45 10 〃 10 St MMA S3 2EHA EMA S3 80 20 20 5 20 20 5 〃 11 2EHA LA S1 St MMA −− 85 30 10 15 25 20 〃 12 2EHA MMA −− iBMA EA S1 75 25 20 25 20 10 〃 13 St 2EHA S1 MMA 2EHA S1 90 20 20 5 35 15 5 〃 14 EMA nBMA S1 MMA nBMA S1 90 20 20 5 35 15 5
【0024】
【表3】 (略号は、表1と同様) 1 段 目 2 段 目 1段目 (I) (II) (I) (II) 重合率 量(%) 量(%) 量(%) 量(%) (%) 比較例1 St 2EHA S1 MMA −− S1 60 20 20 5 50 5 〃 2 St 2EHA S1 −− −− −− 90 45 45 10 〃 3 St −− S1 −− −− S1 90 90 5 5 〃 4 MMA −− S1 −− −− S1 90 90 5 5 〃 5 St 2EHA S1 −− −− S1 90 45 45 5 5
【0025】
【表4】 光 沢 値 粘度保持率 光沢保持率 (%) (%) 実施例1 10 130 96 〃 2 12 125 98 〃 3 8 140 96 〃 4 16 128 96 〃 5 13 132 99 〃 6 21 115 97 〃 7 10 136 96 〃 8 9 120 98 〃 9 16 130 94 〃 10 12 127 98 〃 11 10 125 96 〃 12 12 142 95 〃 13 10 128 94 〃 14 11 132 95
【0026】
【表5】 光 沢 値 粘度保持率 光沢保持率 (%) (%) 比較例1 75* 140 75* 〃 2 89 130 70 〃 3 87 142 40 〃 4 92 125 72 〃 5 85 128 68 *比較例1の(a−1)及び(c−1)溶液は、2層に
分離していたので強制混合を行った後に塗膜を作製して
測定を行った。
【0027】
【発明の効果】本発明では、スチレン及び(メタ)アク
リル酸アルキルエステルから選ばれる少なくとも2種の
エチレン性不飽和単量体とアルコキシシリル基含有エチ
レン性不飽和単量体の少なくとも3成分を用いて2段重
合を行っているため、艶消し効果及び耐候性に優れたシ
リコン系の艶消し塗料用樹脂を製造し得ることができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08F 2/00 C09D 5/00 C09D 125/08 C09D 133/06 - 133/12 C09D 143/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スチレン及び(メタ)アクリル酸アルキ
    ルエステルから選ばれる少なくとも2種のエチレン性不
    飽和単量体を用いて、2段重合を行い艶消し塗料用樹脂
    を製造するに当たり、1段目の重合率を70%以上と
    し、かつアルコキシシリル基含有エチレン性不飽和単量
    体を少なくともいずれかの重合段階で共存せしめること
    を特徴とする艶消し塗料用樹脂の製造法。
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