JPH0525914B2 - - Google Patents

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JPH0525914B2
JPH0525914B2 JP58035677A JP3567783A JPH0525914B2 JP H0525914 B2 JPH0525914 B2 JP H0525914B2 JP 58035677 A JP58035677 A JP 58035677A JP 3567783 A JP3567783 A JP 3567783A JP H0525914 B2 JPH0525914 B2 JP H0525914B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parts
weight
coating material
silicone resin
emulsion
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP58035677A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59161417A (ja
Inventor
Kinji Iwasaki
Tomio Ozaki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Daicel Chemical Industries Ltd filed Critical Daicel Chemical Industries Ltd
Priority to JP3567783A priority Critical patent/JPS59161417A/ja
Publication of JPS59161417A publication Critical patent/JPS59161417A/ja
Publication of JPH0525914B2 publication Critical patent/JPH0525914B2/ja
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  • Paints Or Removers (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は湿気の高い浴室などの用途にすぐれた
塗装材料に関する。従来アクリル系共重合体エマ
ルジヨンタイプの塗装材料は湿度の高い浴室など
に使用されると変色、密着不良などの問題が発生
し、これを改善するべく各種添加剤が加えられて
いるが、まだ実用上充分な改良はなされていない
のが現状である。 本発明者らは、これらの欠点を改良すべく鋭意
検討の結果、アクリル系共重合体エマルジヨンに
シリコーン樹脂エマルジヨンを配合した塗装材料
を使用することにより、高湿度の条件でも充分な
実用性能が有ることを発見し、本発明を完成する
に至つた。以下本発明を詳述する。 即ち、 (1) スチレン、メタクリル酸エステルから選ばれ
た1種又は2種以上の単量体 30〜88.9重量% (2) アクリル酸エステル 10〜50 〃 (3) グリシジル基を有する単量体 1〜10 〃 (4) 重合性不飽和カルボン酸 0.1〜10 〃 前記(1)〜(4)を構成単位とする共重合体エマルジ
ヨンの固形分100重量部に対してシリコーン樹脂
エマルジヨンを固形分として4〜25重量部配合す
ることを特徴とする塗装材料。 本発明の共重合体エマルジヨンは架橋性能を高
めて塗膜の耐久性を向上させるためにグリシジル
基を有する単量体を共重合させること、更に所期
の架橋性能を達成するには重合性不飽和カルボン
酸も合わせて共重合させることが必要である。ま
た、被着体への密着性、粘着性などをバランスよ
くするために硬質単量体と軟質単量体との特定の
組合せが必要である。 一方、共重合体エマルジヨンに耐久性をより高
めるためにシリコーン樹脂エマルジヨンを配合す
ることが必要である。 そこで共重合体エマルジヨンの構成は、 (1) 硬質単量体としてスチレン、メタクリル酸エ
ステルから選ばれた1種又は2種以上の単量体
30〜88.9重量%が必要で、30重量%未満では塗
装材料に粘着があつて汚れがつきやすく、88.9
重量%を越えると塗膜形成がしにくく、密着性
が低下するので好ましくない。メタクリル酸エ
ステルとしては、メタクリル酸メチル、メタク
リル酸エチル、メタクリル酸ブチルなどが挙げ
られる。 (2) 軟質単量体としてアクリル酸エスエル10〜50
重量%が必要で、10重量%未満では塗膜形成が
充分でなく、塗装材料の密着性が劣り、50重量
%を越えると塗装材料に粘着性が発現し、汚れ
の原因となるので好ましくない。 アクリル酸エステルとしてはアクリル酸メチ
ル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、ア
クリル酸2−エチルヘキシルなどが挙げられ
る。 (3) グリシジル基を有する単量体は1〜10重量%
が必要で、1重量%未満では架橋性能が劣り、
10重量%を越えると塗膜が硬くなりすぎて塗装
材料の密着性が低下するので好ましくない。グ
リシジル基を有する単量体としてはメタクリル
酸グリシジルエステルなどを挙げることができ
る。 (4) 重合性不飽和カルボン酸は0.1〜10重量%が
必要で、0.1重量%未満では前記(3)の架橋性単
量体の架橋反応を促進しにくく、且つ重合時の
安定性が低下するので好ましくない。 また、10重量%を越えると前記(3)のグリシジ
ル基を有する単量体の架橋反応に寄与しないも
ののため、塗装材料塗膜の耐水性が低下するの
で好ましくない。 共重合体エマルジヨンは通常の乳化重合により
得られるものである。 シリコーン樹脂エマルジヨンはシリコーン樹脂
を有機溶剤に溶解させたものを水及び乳化剤の存
在下にエマルジヨン化させたものである。 シリコーン樹脂としてはポリオルガノシロキサ
ン系、ポリオルガノシロキサンエポキシ系、ポリ
オルガノシロキサンウレタン系、ポリオルガノシ
ロキサンアミド系などが挙げられる。シリコーン
樹脂エマルジヨンの使用量は共重合体エマルジヨ
ンの固形分100重量部に対して固形分として4〜
25重量部、好ましくは6〜23重量部程度である。
4重量部未満では塗装材料の耐久性が劣り、25重
量部を越えると塗装材料の密着性が低下するので
好ましくない。 本発明の塗装材料には、塗装配合原料として、
造膜助剤のエチレングリコールモノブチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、
ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエ
チレングリコールモノブチルエーテルアセテート
など、 顔料の酸化チタン、クレー、タルク、弁柄、酸
化クロムなど、 消泡剤、増粘剤、紫外線吸収剤、可塑剤などを
添加できる。塗装材料は通常の方法、例えば刷毛
塗り、ローラー刷毛塗り、スプレー塗装等が可能
であり、塗装量は約10〜200g/m2(不揮発分換
算)が好ましい。被着体としてはスレート、木、
セメントコンクリート、モルタル、シツクイ、レ
ンガ、金属、ALC、合成樹脂などに使用される。
以下に実施例を挙げて説明する。 尚、部・%は重量基準を示す。 実施例 1 スチレン36部、アクリル酸エチル12部、メタク
リル酸2.4部、メタクリル酸グリシジルエステル
1部の混合液をアルキル硫酸ナトリウム4部、水
44.6部中に過硫酸カリウム存在下80℃、3時間逐
次添加して乳化重合を行い、得られた共重合体エ
マルジヨン(固形分50%)100部にシリコーン樹
脂エマルジヨン40.8部〔ポリオルガノシロキサン
樹脂70部、トルエン30部の混合液30部に水67部、
ポリオキシエチレンノニルフエニルエーテル(ポ
リオキシエチレン付加モル数10)3部を添加し、
撹拌混合したもの〕を配合し、塗装材料を得た。 実施例 2 メタクリル酸メチル24部、アクリル酸エチル25
部、アクリル酸0.2部、メタクリル酸グリシジル
エステル1.6部の混合液をアルキル硫酸ナトリウ
ム4部、水45.2部中に過硫酸カリウム存在下80
℃、3時間逐次添加して乳化重合を行い、得られ
た共重合体エマルジヨン(固形分50%)100部に
シリコーン樹脂エマルジヨン(実施例1と同一)
20部を配合し、塗装材料を得た。 実施例 3 メタクリル酸メチル40部、アクリル酸エチル7
部、メタクリル酸グリシジルエステル1.5部、ア
クリル酸0.2部の混合液をアルキル硫酸ナトリウ
ム4部、水47.2部中に過硫酸カリウム存在下80
℃、3時間かけて逐次添加して乳化重合を行い、
得られた共重合体エマルジヨン(固形分49%)
100部にシリコーン樹脂エマルジヨン15部(実施
例1と同一のもの)を配合し、塗装材料を得た。 比較例 1 実施例1でメタクリル酸グリシジルエステルを
除外した場合の共重合体エマルジヨンに実施例1
と同一のシリコーン樹脂エマルジヨンを配合した
塗装材料。 実施例 4 スチレン16部、アクリル酸ブチル24部、アクリ
ル酸5部、メタクリル酸グリシジルエステル5部
の混合液をアルキル硫酸ナトリウム4部、水46部
中に過硫酸カリウム存在下80℃、3時間逐次添加
して乳化重合を行い、得られた共重合体エマルジ
ヨン(固形分50%)100部にシリコーン樹脂エマ
ルジヨン40.8部〔ポリオルガノシロキサン樹脂70
部、トルエン30部の混合液30部に水67部、ポリオ
キシエチレンノニルフエニルエーテル(ポリオキ
シエチレン付加モル数10)3部を添加し、撹拌混
合したもの〕を配合し、塗装材料を得た。 実施例 5 実施例4で記載されているものと同一の共重合
体エマルジヨン100部に実施例4と同一のシリコ
ーン樹脂エマルジヨンを55部配合し、塗装材料を
得た。 比較例 2 メタクリル酸メチル10部、アクリル酸エチル35
部、アクリル酸2.5部、メタクリル酸グリシジル
エステル2.5部の混合液をアルキル硫酸ナトリウ
ム4部、水46部中に過硫酸カリウム存在下80℃、
3時間逐次添加して乳化重合を行い、得られた共
重合体エマルジヨン(固形分50%)100部にシリ
コーン樹脂エマルジヨン(実施例1と同一)10部
を配合し、塗装材料を得た。 比較例 3 実施例1でシリコーン樹脂エマルジヨンを配合
しない場合の塗装材料である。 比較例 4 実施例1でシリコン樹脂エマルジヨンを5部配
合した場合の塗装材料である。 これらの塗装材料の性状を第1表にまとめて示
す。
【表】
【表】 第1表より本発明の塗装材料が耐湿性、密着性、
非粘着性、耐久性において極めて優れていること
がわかる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (1) スチレン、メタクリル酸エステルから選
    ばれた1種又は2種以上の単量体
    30〜88.9重量% (2) アクリル酸エステル 10〜50重量% (3) グリシジル基を有する単量体 1〜10重量% (4) 重合性不飽和カルボン酸 0.1〜10重量% 前記(1)〜(4)を構成単位とする共重合体エマルジ
    ヨンの固形分100重量部に対して、シリコーン樹
    脂エマルジヨンを固形分として4〜25重量部配合
    したことを特徴とする塗装材料。
JP3567783A 1983-03-04 1983-03-04 塗装材料 Granted JPS59161417A (ja)

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JP3567783A JPS59161417A (ja) 1983-03-04 1983-03-04 塗装材料

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JP3567783A JPS59161417A (ja) 1983-03-04 1983-03-04 塗装材料

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JPS59161417A JPS59161417A (ja) 1984-09-12
JPH0525914B2 true JPH0525914B2 (ja) 1993-04-14

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